JPS63258121A - 送信回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は無線分野での高周波帯の送信回路に関するもの
である。

従来の技術 高周波帯の送信機として従来、多用されている送信回路
構成を第３図に示す。

同図において、変調器１は高周波信号を搬送波としてＦ
Ｍ等の変調信号を前記搬送波に重畳した信号を出力し、
その出力信号は緩衝増幅器２を介して分配器３によって
分岐され、２つに分岐された信号で１つは増幅器４を経
て所定の分周比で分局する分周器５に入力される。その
分周出力は水晶発振器などによる基準発振源６の信号と
で比較器７で位相比較され、その位相差分に対応した直
流電圧を出力し、その直流電圧はループフィルタ８によ
って整流化された後、変調器１に帰還され、位相同期の
動作がとられる。又、分波器３により、分岐されたもう
一方の信号は、その出力と局部発振器９の出力信号とで
周波数混合器１０に入力される。その混合器１０の出力
信号は濾波器１１によって不要な信号を減衰後、増幅器
１２によってアンテナ１３によって所定の受信機へ送出
される。

発明が解決しようとする問題点 上記従来の送信回路構成において、回路部品の簡素化、
回路の小型化、さらには省電力化は無線分野に於いては
重要な課題であるが、回路の簡素化の点ではとシわけ変
調器１及び混合器１０あるいは局部発振器９はそれぞれ
能動素子（一般にトランジスタ）を非線形で動作させて
いるため、高調波並びにスプリアスが発生しやすい状態
にあり、通常、各回路間の必要なアイソレーションの確
保、さらに混合器の入力段には変調器、局部発振器の２
つの異る周波数成分の戸波回路が設置され、回路部品数
は多くを必要とする。

又、上述した様に回路間の空間的迷結合を防ぐため、す
なわち距離間隔によるアイソレーションを確保するため
実装突変を高めることには限度があシ、小形化も望めな
い。

さらに回路の省電力化についても電流を削減すれば出力
の低下、混合器では変換利得の低下を招くため必要レベ
ルを確保するためには電流の削減にも限度がある。

本発明は上記従来技術に鑑み、回路部品の削減、回路の
小型化、さらには省電力化を計った送信回路を提供する
ものである。

問題点を解決するための手段 本発明は、位相同期回路を用いた変調器で源発振器の電
圧制御発振器を混合器の回路内に構成し、前記混合器の
能動素子で変調器の発振を励振させると共に周波数変換
を行ない、かつ前記混合器に入力される局部発振器と前
記混合器の出力段に戸波器と増幅器とを設けたものであ
る。

作　　　　用 本発明は上記構成により、混合器の能動素子で前記変調
器の発振動作と本来の周波数変換動作の２つの動作をさ
せ、混合出力として変調器の周波数成分及び局部発振器
の周波数成分、そして前記２つの周波数成分の混合した
周波数成分が出力させるものである。

そのそれぞれの周波数成分は分配器等を介し位相同期側
と濾波器、増幅器側に分岐させ、位相同期側には変調器
の周波数成分を増幅する増幅器を、又一方には前記２つ
の合成した周波数成分を増幅する増幅器を設け、その後
濾波器で所要の信号をとり出し増幅する構成にすること
により、回路を安定に動作させ、少なくても従来に比べ
回路の簡素化、小形化、省電力化を図ることが可能とな
る。

すなわち、従来より送信機の構成に於いて、一般に変調
器用の能動素子としてはトランジスタを用いたＬＣ発振
回路が多く用いられる。その能動素子であるトランジス
タは動作として非線形の動作をしており、又混合器も２
つの異なる周波数成分で周波数変換作用を行なうためト
ランジスタを前記変調器と同様、非線形の動作状態で使
用している。

本発明はこの変調器及び混合器の２つのトランジスタが
同じ非線形動作をしていることに着目し、発振動作と周
波数変換動作の２つの動作を１つのトランジスタで実現
するもので、混合器によシ非線形動作をしているトラン
ジスタにトランジスタの３端子で１端は高周波接地され
、その前記接地端子を除く端子に局部発振器の入力端子
を設け、並びに変調器の周波数成分で励振させるインダ
クティプ素子からなる共振回路、及びトランジスタには
発振用の帰還容量を備えることにより混合器の出力信号
として前記インダクティプ素子と、帰還容量から励振さ
れる変調器の周波数成分と混合器に入力される局部発振
器の周波数成分、そして前記２つの混合された周波数成
分を発生する。

この基本的に３つの要素からなる周波数成分を分配器等
で分岐後、位相同期側に変調器の周波数成分に整合ある
いは同調した増幅器を設け、一方の戸波器、増幅器側に
は変調器と局部発振器の合成された周波数成分に整合あ
るいは同調した増幅器を設け、分岐後この２つの増幅器
で周波数成分の分離を図ることになる。さらに、変調器
と局部発振器の合成した周波数成分の信号出力は前記増
幅後、ｐ波器を介して増幅器を経てアンテナより送出さ
れる。

実施例 まず、第２図を用いて本発明の一実施例における送信回
路の要部である混合器について説明する。

第２図はその混合器の回路図である。伺、バイアス回路
は省略している＠混合器１４はトランジスタ１５の高周
波接地用容量１６によってコレクタが変調器の周波数及
び合成周波数の帯域で高周波接地させている。またペー
ス端子には変調器の周波数で発振させるべくインダクテ
ィプ素子１７が結合容量１８を介して接続され、さらに
局部発振器の入力端子１９がフィルタ２０を介して接続
されている。

さらにトランジスタ１５の端子間ペース、エミッタ間に
は容量帰還容量２１が設げられており、またエミッタ、
接地間には固定容量２２と電圧可変容量素子２３で直列
回路を形成した帰還容量が設けられており、位相同期か
らの端子２４から直流電圧で制御される。固定容量２５
、電圧可変容量素子２６の直列回路は変調用のもので、
端子２７より変調信号が入力される。

次に本発明の送信回路について説明する・第１図は本発
明の一実施例における送信回路のブロック結線図である
。

第１図に示すように１局部発振器９の出力信号は第２図
に示した混合器１４に入力され、その混合器１４の出力
は混合器１４に設げられているインダクティプ素子１７
等によって励振される変調器の周波数成分と局部発振器
９０周波数成分、そして変調器と局部発振器の合成され
た周波数成分を出力し、分配器３に入力され位相同期側
と戸波器１１、増幅器１２側に分岐される。なお、位相
同期側には変調器の周波数成分に整合あるいは同調した
増幅器２８を設け、又戸波回路１１側への出力には合成
された周波数成分の信号に整合あるいは同調した増幅器
２９を設けておシ、増幅器２９の出力は戸波器１１に入
力され、その後増幅器１２によって増幅され、アンテナ
１３より所定の受信機に信号が送出される。

なお、増幅器２８以降の分周器５．基準発振源６、比較
器７、ループフィルタ８の動作は第３図を用いて説明し
たものと同じであり、その動作は割愛する。

発明の効果 以上の様に本発明は、従来の送信回路に比べ変調器を混
合器の回路内に組み入れ、かつその２つの回路の動作を
１つの能動素子で行なわせるもので、送信回路を構成す
る回路を少なくても１回路削減することができ、これに
より回路の小型化をも実現される。又、送信機の省電力
化の点に於いても少なくても従来の変調器の消費電流分
は削減でき、さらに混合器に入力する局部発振器の出力
レベルとしても従来の入力レベルに比べはるかに小さい
入力レベルで混合器の変換利得を確保でき、本発明を使
用することにより経済的効果は極めて犬である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例における送信回路のブロック
結線図、第２図は同送信回路の要部である混合器の回路
図、第３図は従来の位相同期の変調器を用いた送信回路
のブロック結線図である・３・・分配器、５・・・分周
器、６・・・基準発振器、７・・・位相比較器、８・・
・ループフィルタ、９・・・局部発振器、１１・・・戸
波器、１２・・・増幅器・代理人の氏名　弁理士　中　
尾　敏　男　ほか１名第１図 第２図 第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 位相同期回路を用いた変調器で源発振器の電圧制御発振
   器を混合器の回路内に構成し、前記混合器の能動素子で
   変調器の発振を励振させると共に周波数変換を行ない、
   かつ前記混合器に入力される局部発振器と前記混合器の
   出力段に濾波器と増幅器とを設けた送信回路。