JPS63257534A - 超音波診断装置 - Google Patents

超音波診断装置

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JPS63257534A
JPS63257534A JP9090487A JP9090487A JPS63257534A JP S63257534 A JPS63257534 A JP S63257534A JP 9090487 A JP9090487 A JP 9090487A JP 9090487 A JP9090487 A JP 9090487A JP S63257534 A JPS63257534 A JP S63257534A
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blood flow
ultrasonic
signal
doppler signal
circuit
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聡 玉野
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、超音波のドプラ効果を利用して被検体の診断
部位について血流像を二次元に表示する超音波診断装置
に関し、特に低速血流成分をも感度良く検出できると共
に高フレームレートの血流像を得ることができる超音波
診断装置に関する。
〔従来の技術〕
従来のこの種の超音波診断装置は、超音波を被検体内に
打ち出すと共にその反射波を受信する探触子と、この探
触子を制御して超音波を発生させると共に受信した反射
波の信号を増幅する超音波送受波回路と、この超音波送
受波回路で得られたドプラ信号をディジタル化するA/
D変換器と、このディジタル化されたドプラ信号を入力
して被検体内の不要低周波信号を除去する移動目標検出
フィルタと、この不要低周波信号が除去されたドプラ信
号を入力して被検体内の血流諸元を演算する血流像演算
回路と、この演算結果を血流情報として記憶すると共に
読み出す血流像用ディジタルスキャンコンバータと、上
記超音波送受波回路で得られたエコー信号をディジタル
化して白黒の断層像を記憶すると共に読み出す白黒像用
ディジタルスキャンコンバータと、上記各々のディジタ
ルスキャンコンバータから読み出した血流情報データま
たは断層像データをアナログ信号に変換して血流像また
は断層像を表示する表示回路系とから成っていた。
そして、上記移動目標検出フィルタは、診断部位として
の例えば心臓の血流を検査する際に心臓壁等の動きの遅
い成分(低周波信号成分)を除去して血流成分のみを検
出するもので、第6図に示すように記憶装置2と加減算
器3とからなる一次消去フィルタ1、または、第7図に
示すように第一の記憶装置5と第一の加減算器6と第二
の記憶装置7と第二の加減算器8とからなる二次消去フ
ィルタ4、あるいは、第8図に示すように第一の加減算
器]、Oと第一の記憶装置11と第二の加減算器12と
第三の加減算器13と第二の記憶装置14と第四の加減
算器15とを有し係数に、、 K2でフィードバック制
御する帰還付二重消去フィルタ9が用いられていた。
上記−次消去フィルタ1は、−回目の超音波ビームの打
ち出しによるドプラ信号を記憶装置2に蓄えておき、二
回目の超音波ビームによるドプラ信号はそのまま加減算
器3へ入力され、これと同時に上記記憶装置2に蓄えら
れた二回目のドプラ信号が読み出され、上記加減算器3
により二回目のドプラ信号と二回目のドプラ信号との間
で引算が行われ、これにより心臓壁等の動きの遅い成分
を除去するものである。また、第7図に示す二次消去フ
ィルタ4は、第一の記憶装置5と第一の加減算器6とで
上記−次消去フィルタ1と全く同じ動作をし、第一の加
減算器6から出力される二回目と二回目のドプラ信号の
減算結果を第二の記憶装置7に蓄えておき1次に出力さ
れる二回目と三回目のドプラ信号の減算結果はそのまま
第二の加減算器8へ入力され、これと同時に上記第二の
記憶装置7に蓄えられた二回目と二回目のドプラ信号の
減算結果が読み出され、上記第二の加減算器8により二
回目と二回目のドプラ信号の減算結果と、二回目と三回
目のドプラ信号の減算結果との間で引算が行われ、これ
により心臓壁等の動きの遅い成分を除去するものである
。さらに、第8図に示す帰還付二重消去フィルタ9は、
第一の記憶装置11と第二の加減算器12と第二の記憶
装置14と第四の加減算器15とで上記二次消去フィ□ ルタ4と同様の動作をし、第二の記憶表@14からの出
力信号の一部を係数に工を乗じて入力側の第一の加減算
器10へ戻すと共に、これとは別に係数に2を乗じて第
三の加減算器13へ戻して、フィードバッグ制御をする
ことにより心l!l壁等の動きの遅い成分を除去するも
のである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、このような従来の超音波診断装置においては、
移動目標検出フィルタとして第6図に示す一次消去フィ
ルタ1や第7図に示す二次消去フィルタ4を用いた場合
は、それらのフィルタの特性は概ね第9図に示すように
、超音波の繰り返し周波数PRFの(n+1/2)倍(
nは整数)の成分が強調され、PRFのn倍の成分が除
去されるようになる。この結果、PRF=O付近で心臓
壁等の動きの遅い成分を除去することはできるが、それ
ぞ九加減算器3または二つの加減算器6,8により前回
の超音波ビームによるドプラ信号と今回の超音波ビーム
によるドプラ信号との間で引算をするので、前回のドプ
ラ信号と今回のドプラ信号との差が小さい低周波成分を
も除去して、低速血流成分まで除去してしまうものであ
った。従って、検査対象たる診断部位について低速血流
成分を感度良く検出することができず、異常血流等に対
して有効な診断情報が得られないことがあった。
また、第8図に示す帰還付二重消去フィルタ9を用いた
場合は、上記二次消去フィルタ4の欠点を解消して低速
血流成分まで感度良く検出することができるが、そのフ
ィルタの特性が収束するまでの時間が長くかかるもので
あった。これは、フィードバック制御の係数に1.に2
にもよるが、例えば十六回目の超音波ビームの打ち出し
時になってやっと収束する程度である。従って、心臓壁
等の成分を除去した一枚の血流像を構成するまでに時間
がかかり、画像構成のフレームレートが低くなるもので
あった。このことから、検査対象たる診断部位について
血流像をリアルタイムで観察することができず、良好な
診断情報が得られないことがあった。
そこで、本発明は、このような問題点を解決することが
できる超音波診断装置を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の問題点を解決する本発明の手段は、超音波を被検
体内に打ち出すと共にその反射波を受信する探触子と、
この探触子を制御して超音波を発生させると共に受信し
た反射波の信号を増幅する超音波送受波回路と、この超
音波送受波回路で得られたドプラ信号をディジタル化す
るA/D変換器と、このディジタル化されたドプラ信号
を入力して被検体内の不要低周波信号を除去する移動目
標検出フィルタと、この不要低周波信号が除去されたド
プラ信号を入力して被検体内の血流諸元を演算する血流
像演算回路と、この演算結果を血流情報として記憶する
と共に読み出す血流像用ディジタルスキャンコンバータ
と、上記超音波送受波回路で得られたエコー信号をディ
ジタル化して白黒の断層像を記憶すると共に読み出す白
黒像用ディジタルスキャンコンバータと、上記各々のデ
ィジタルスキャンコンバータから読み出した血流情報デ
ータまたは断層像データを、アナログ信号に変換して血
流像または断層像を表示する表示回路系とから成る超音
波診断装置において、上記移動目標検出フィルタを、A
/D変換器からのドプラ信号を入力して不要低周波信号
を除去する消去フィルタに対して前送り制御を行う前送
り制御回路を組み合わせて構成した超音波診断装置によ
ってなされる。
〔作 用〕
このように構成された超音波診断装置は、不要低周波信
号を除去する移動目標検出フィルタとして、従来から用
いられている一次消去フィルタまたは二次消去フィルタ
等に対して前送り制御を行う前送り制御回路を組み合わ
せ、その前送り制御量を適宜に選択することにより、低
速血流成分をも感度良く検出できると共に高フレームレ
ートの血流像を得るようにするものである。
〔実施例〕 以下1本発明の実施例を添付図面に基づいて詳細に説明
する。
第1図は本発明による超音波診断装置の実施例を示すブ
ロック図である。この超音波診断装置は、超音波のドプ
ラ効果を利用して被検体の診断部位について血流像を二
次元に表示するもので、探触子16と、超音波送受波回
路17と、A/D変換器18と、移動目標検出フィルタ
19と、血流像演算回路20と、血流像用ディジタルス
キャンコンバータ(以下「血流像用DSCJという)2
1と、白黒像用ディジタルスキャンコンバータ(以下白
黒像用DSCJという)22と、表示回路系23とから
成る。
上記探触子16は、超音波を被検体の診断部位に向けて
打ち出すと共にその反射波を受信するもので、図示省略
したがその中には超音波の発生源であると共に反射波を
受信する振動子が内蔵されている。超音波送受波回路1
7は、上記探触子16を制御して超音波を発生させると
共に受信した反射波の信号を増幅してドプラ信号S1及
びエコー信号S2を得るもので、図示省略したがその内
部には制御回路及びパルス発生器並びに受信増幅器等を
有している。A/D変換器18は、上記超音波送受波回
路17で得られたドプラ信号S1を入力してディジタル
信号に変換するものである。
移動目標検出フィルタ19は、上記A/D変換器18で
ディジタル化されたドプラ信号を入力して被検体内の不
要低周波信号を除去するものである。
血流像演算回路20は、上記移動目標検出フィルタ19
により不要低周波信号が除去されたドプラ信号を入力し
て被検体の診断部位の血流速度、速度分散、反射強度等
の血流諸元を演算するものである。血流像用DSC21
は、上記血流像演算回路2oで演算した結果の血流諸元
を取り込み、血流情報として記憶すると共に読み出すも
ので、内部には上記血流速度、速度分散、反射強度等に
対応してそれぞれのメモリを有している。また、白黒像
用DSC22は、上記超音波送受波回路17で得られた
エコー信号S2をディジタル化して白黒の断層像として
記憶すると共に読み出すもので、内部には適宜のデータ
容量の画像メモリを有している。さらに、表示回路系2
3は、上記血流像用DSC21及び白黒像用DSC22
から読み出した血流情報データまたは断層像データをア
ナログ信・号に変換しての血流像または白黒の断層像を
表示するもので、D/A変換器やその他などからなる表
示回路24と、CRTなどからなるモニタ25とを有し
、白黒の断層像だけの表示、または血流像だけの表示、
あるいは白黒の断層像と血流像を重ね合わせた表示など
を行うようになっている。
ここで、本発明においては、上記移動目標検出フィルタ
19は、A/D変換器18からのディジタル化されたド
プラ信号を入力して不要低周波信号を除去する消去フィ
ルタに対して、前送り制御(Feed Forward
 Control)を行う前送り制御回路を組み合わせ
て構成されている。すなわち、第2図に示すように、適
宜の前送り制御量を与えるROM (読み出し専用メモ
リ)26と、ドプラ信号のデータを交互に格納すると共
に読み出す第一のRAM (随時書き込み読み出しメモ
リ)27a及び第二のRAM27bと、入力する二つの
データの加減算を行う第一の加減算器28aと、第三の
RAM27c及び第四のRAM27dと、第二の加減算
器28bと、第五のRAM27e及び第六(7)RAM
27fと、第三の加減算器28cとから成る。そして、
上記のROM26と、第一のRAM 27 a及び第二
のRAM27bと、第一の加減算器28aとで前送り制
御回路29を形成すると共に、第三のRAM27c及び
第四のRAM27dと、第二の加減算器28bと、第五
のRAM27e及び第六のRAM27fと、第三の加減
算器28cとで従来から用いられている二次消去フィル
タ30を形成している。これにより、前送り制御回路2
9に二次消去フィルタ30を直列に接続した移動目標検
出フィルタ19が構成される。なお、第2図において、
符号31a、31b、32a 、 32 b 、 ・=
 −3G a 、 36 bは、第一のRAM27a〜
第六のRAM27 fへのデータの書き込み及び読み出
しを制御するスイッチである。
次に、このように構成された超音波診断装置の動作につ
いて説明する。まず、超音波送受波回路17の制御にて
、探触子16により被検体の診断部位、例えば心臓に向
けて超音波ビームを打ち出す。上記診断部位からの反射
波は探触子16により受信され、その反射波の受信信号
は超音波送受波回路17で増幅される。次に、この超音
波送受波回路17で得られたエコー信号S2は、白黒像
用DSC22へ入力する。すると、この白黒像用DSC
22は、上記エコー信号S2をディジタル化して白黒の
断層像として記憶する。一方、上記超音波送受波回路1
7で得られたドプラ信号s1は、A、/D変換器18へ
入力し、ディジタル信号に変換される。そして、このデ
ィジタル化されたドプラ信号は、次の移動目標検出フィ
ルタ19へ入力し、心ria壁等の動きの遅い成分であ
る不要低周波信号が除去される。
ここで、上記移動目標検出フィルタ19による被検体内
の不要低周波信号の除去動作について、第2図及び第3
図を参照して説明する。Bモードの血流像を得ようとす
る場合、超音波ビームの打ち出し方向が変わった直後の
一回目の超音波ビームによるドプラ信号のが入力すると
、第2図に示すスイッチ31aを介して第一のRAM2
7aに書き込まれる。これを第3図において「■/WJ
と書いて示す。この立ち上がりの状態においては、各R
AM27a〜27fに設けられたそれぞれのスイッチ3
1a〜36bのオン、オフは、第2図に示す状態となっ
ている。次に、二回目の超音波ビームによるドプラ信号
■が入力すると、このときはスイッチ31aがオフとな
ると共にスイッチ31bがオンとなり、スイッチ32a
がオンとなると共にスイッチ32bがオフとなる。以後
、各回の超音波ビームによるドプラ信号が入力する度に
、上記各スイッチ31a〜32bは交互にオン、オフを
繰り返す。そして、上記ドプラ信号■は、スイッチ32
aを介して第二のRAM27bに書き込まれる。これを
第3図において「■/WJと書いて示す。これと同時に
、上記第一のRAM27aからは前回書き込まれた一回
目の超音波ビームによるドプラ信号■がスイッチ31b
を介して読み出される。これを第3図において「■/R
Jと書いて示す。このとき、上記二回目のドプラ信号■
は、適宜の前送り制御量が設定されたROM26にも入
力し、入力したドプラ信号■の定数m倍の出力m×■が
上記ROM26から出力される。
次に、上記第一のRAM27aから読み出された一回目
のドプラ信号■と、上記ROM26から出力された信号
m■は、それぞれ第一の加減算器28aへ入力し、加算
される。そして、この第一の加減算器28aから、その
加算結果として■+m■が出力される。この第一の加減
算器28aからの出力は、前送り制御回路29からの出
力となり、ROM26に設定された前送り制御量を与え
る定数mが′0″より大きく例えば“1”である場合の
信号特性は、第4図に示すように、超音波の繰り返し周
波数PRFのn倍(nは整数)の成分が強調され、PR
Fの(n+1/2)倍の成分が除去されるようになる。
次に、上記第一の加減算器28aからの出力は、第2図
に示すスイッチ33aを介して第三のRAM 27 c
に書き込まれる。これを第3図において「■+m■/W
Jと書いて示す。次のタイミングでは、三回目の超音波
ビームによるドプラ信号■が入力して第一のRA M 
27 aに書き込まれる(■/W)と共に、第二のRA
M27bから二回目のドプラ信号■が読み出される(■
/R)。そして、第一の加減算器28aには、上記二回
目のドプラ信号■とROM26からの出力信号m■が入
力して加算され、その加算結果として■+m■が出力さ
れる。この出力信号は、第2図に示すスイッチ34aを
介して第四のRAM27dに書き込まれる。これを第3
図において「■+m■/WJと書いて示す。これと同時
に、上記第三のRAM27cからは前回書き込まれた信
号■+m■がスイッチ33bを介して読み出される(■
+m■/R)と共に、第二の加減算器28bへ入力され
る。
このとき、上記第一の加減算器28aから出力された信
号■+m■も第二の加減算器28bへ入力し、両者が減
算される。そして、この第二の加減算器28bから、そ
の減算結果として(■+m■)−(■+m■)が出力さ
れる。
次に、上記第二の加減算器28bからの出力は。
第2図に示すスイッチ35aを介して第五のRAM 2
7 eに書き込まれる。これを第3図において「(■+
m■)−(■+m■)/W」と書いて示す。次のタイミ
ングでは、四回口の超音波ビームによるドプラ信号■が
入力して第二のRAM27bに書き込まれる(■/W)
と共に、第一のRAM 27 aから三回目のドプラ信
号■が読み出される(■/R)。そして、第一の加減算
器28aには、上記三回目のドプラ信号■とROM26
からの出力信号m■が入力して加算され、その加算結果
として■+m■が出力される。この出力信号は。
第2図に示すスイッチ33aを介して第三のRAM 2
7 cに書き込まれる(■+m■/W)。これと同時に
、上記第四のRAM27dからは前回書き込まれた信号
■+m■がスイッチ34bを介して読み出される(■+
m■/R)と共に、第二の加減算器28bへ入力される
。このとき、上記第一の加減算器28aから出力された
信号■+m■も第二の加減算器28bへ入力し、両者が
減算される。そして、この第二の加減算器28bから、
その減算結果として(■+m■)−(■+m■)が出力
される。
次に、上記第二の加減算器28bからの出力は、第2図
に示すスイッチ36aを介して第六のRAM27fに書
き込まれる。これを第3図において「(■+m■)−(
■+m■)/W」と書いて示す。これと同時に、上記第
五のRA M 27 eからは前回書き込まれた信号(
■+m■)−(■+m■)がスイッチ35bを介して読
み出されると共に、第三の加減算器28cへ入力される
。このとき、上記第二の加減算器28bから出力された
信号(■+m■)−(■+m■)も第三の加減算器28
cへ入力し、両者が減算される。そして、この第三の加
減算器28cから、その減算結果として((■+m■)
−(■+m■))−((■+m■)−(■+m■))が
出力される。この第三の加減算器28cからの出力が、
第2図に示す移動目標検出フィルタ19からの出力とな
り、前送り制御回路29に二次消去フィルタ30を直列
に接続して組み合わせたフィルタとしての特性は、第5
図に実線のカーブaで示すように、第4図に示すような
前送り制御回路29の特性と、第9図に示すと同様の二
次消去フィルタ30の特性とを組み合わせたものとなる
。すなわち、超音波の繰り返し周波数PRFの(n+1
/2)倍(nは整数)付近の成分が強調され、PRFの
n倍の成分が除去されるようになる。この結果、PRF
=O付近で心臓壁等の動きの遅い成分を除去することが
できる。なお、第5図において破線のカーブbは、第9
図に示す従来の二次消去フィルタ4・の特性を比較のた
めに示したものである。この第5図の特性曲線aから明
らかなように、本発明に係る移動目標検出フィルタ19
においては、低速血流成分を従来の二次消去フィルタ4
に比して感度良く検出することができる。また、第3図
に示す動作順からも明らかなように、四回目の超音波ビ
ームの打ち出し時から上記移動目標検出フィルタ19の
特性は収束することとなる。以後、第3図に示す動作順
と同様にして、それぞれのRAM27a〜27fが書き
込み読み出しの動作を交互に繰り返していく。
次に、このようにして移動目標検出フィルタ19により
被検体内の不要低周波信号が除去され、たドプラ信号の
データは、血流像演算回路20へ入力し、血球によりド
プラシフトを受けた成分の血流速度、速度分散、反射強
度等の血流諸元が演算される。この演算結果は、血流像
用DS(1,21に取り込まれると共に読み出され、表
示回路24に入力する。このとき、前記白黒像用DSC
22からは白黒の断層像のデータが読み出され、同じく
表示回路24へ入力する。そして、この表示回路24は
、白黒の断層像だけの表示、または血流像だけの表示、
あるいは上記両画像を重ね合わせた表示等の処理をして
、それぞれの画像がモニタ25に表示される。
なお、第2図においては、移動目標検出フィルタ19は
、前送り制御回路29に二次消去フィルタ30を直列に
接続したものとして示したが、本発明はこれに限らず、
第五及び第六のRAM27e、27fを省略するか、あ
るいはその出力をII OIIとすることにより、上記
前送り制御回路29に一次消去フィルタを直列に接続し
たものとしてもよい。また、第三の加減算器28cの後
に第七及び第へのRAMを設けることにより、前送り制
御回路29に三次消去フィルタを直列に接続してもよい
し、更に高次の消去フィルタを接続してもよい。さらに
、前送り制御回路29のROM26に設定する前送り制
御量をII O71未満(マイナスの値)とすることに
より、第6図及び第7図に示す従来の一次消去フィルタ
1または二次消去フィルタ4を用いた移動目標検出フィ
ルタに比して、より低速血流成分の除去能力を大きくす
ることもできる。この場合は、高速血流成分のみを検出
するのに有効である。また、上記前送り制御回路29の
第−及び第二のRAM27a、27bの出力をO′″と
すると共に、ROM26に設定する前送り制御量を11
1 IIとすることにより、前送り制御回路29が組み
合わされない状態の従来と同様の一次消去フィルタまた
は二次消去フィルタからなる移動目標検出フィルタ19
とすることもできる。
〔発明の効果〕
本発明は以上のように植成されたので、移動目標検出フ
ィルタ19の前送り制御回路29の前送り制御量を適宜
に選択することにより、第5図に示すようなフィルタの
特性(カーブa参照)を得ることができ、第6図及び第
7図に示す従来の一次消去フィルタ1または二次消去フ
ィルタ4に比して低速血流成分を感度良く検゛出するこ
とがモきる。従って、検査対象たる被検体の診断部位に
ついて異常血流等の検出に関して有効な診断情報を得る
ことができる。また、第2図に示す前送り制御回路29
に二次消去フィルタ30を直列に接続した移動目標検出
フィルタ19においては、第3図に示すように、四回口
の超音波ビームの打ち出し時からフィルタの特性が収束
し、第8図に示す従来の帰還付二重消去フィルタ9に比
して短時間でフィルタの特性が収束する。従って、例え
ば心臓壁等の低速血流成分を除去した一枚の血流像を短
時間で構成することができ、画像構成のフレームレート
を高くすることができる。このことから、検査対象たる
診断部位について血流像をリアルタイムでamすること
ができ、良好な診断情報を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による超音波診断装置の実施例を示すブ
ロック図、第2図は移動目標検出フィルタの内部構成を
示すブロック図、第3図は移動目標検出フィルタによる
不要低周波信号の除去動作を示す説明図、第4図は移動
目標検出フィルタ内の前送り制御回路からの出力信号の
特性を示すグラフ、第5図は第2図に示す移動目標検出
フィルタの特性を示すグラフ、第6図は従来例の一次消
去フィルタを示すブロック図、第7図は従来例の二次消
去フィルタを示すブロック図、第8図は従来例の帰還付
二重消去フィルタを示すブロック図、第9図は従来例の
一次消去フィルタまたは二次消去フィルタの特性を示す
グラフである。 16・・・探触子、 17・・・超音波送受波回路、1
8・・・A/D変換器、  19・・・移動目標検出フ
ィルタ、 20・・・血流像演算回路、 21・・・血
流偉用DSC122・・・白黒像用DSC123・・・
表示回路系、 29・・・前送り制御回路、 30・・
・二次消去フィルタ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 超音波を被検体内に打ち出すと共にその反射波を受信す
    る探触子と、この探触子を制御して超音波を発生させる
    と共に受信した反射波の信号を増幅する超音波送受波回
    路と、この超音波送受波回路で得られたドプラ信号をデ
    ィジタル化するA/D変換器と、このディジタル化され
    たドプラ信号を入力して被検体内の不要低周波信号を除
    去する移動目標検出フィルタと、この不要低周波信号が
    除去されたドプラ信号を入力して被検体内の血流諸元を
    演算する血流像演算回路と、この演算結果を血流情報と
    して記憶すると共に読み出す血流像用ディジタルスキャ
    ンコンバータと、上記超音波送受波回路で得られたエコ
    ー信号をディジタル化して白黒の断層像を記憶すると共
    に読み出す白黒像用ディジタルスキャンコンバータと、
    上記各々のディジタルスキャンコンバータから読み出し
    た血流情報データまたは断層像データをアナログ信号に
    変換して血流像または断層像を表示する表示回路系とか
    ら成る超音波診断装置において、上記移動目標検出フィ
    ルタを、A/D変換器からのドプラ信号を入力して不要
    低周波信号を除去する消去フィルタに対して前送り制御
    を行う前送り制御回路を組み合わせて構成したことを特
    徴とする超音波診断装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02119850A (ja) * 1988-10-28 1990-05-07 Yokogawa Medical Syst Ltd 超音波血流イメージング装置
JPH02159267A (ja) * 1988-12-14 1990-06-19 Yokogawa Medical Syst Ltd 超音波血流イメージング装置

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JPH0520097B2 (ja) * 1988-10-28 1993-03-18 Yokokawa Medeikaru Shisutemu Kk
JPH02159267A (ja) * 1988-12-14 1990-06-19 Yokogawa Medical Syst Ltd 超音波血流イメージング装置

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