JPS6325726Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6325726Y2
JPS6325726Y2 JP14834081U JP14834081U JPS6325726Y2 JP S6325726 Y2 JPS6325726 Y2 JP S6325726Y2 JP 14834081 U JP14834081 U JP 14834081U JP 14834081 U JP14834081 U JP 14834081U JP S6325726 Y2 JPS6325726 Y2 JP S6325726Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
stator
trimmer
capacitor
terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP14834081U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5853125U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP14834081U priority Critical patent/JPS5853125U/ja
Publication of JPS5853125U publication Critical patent/JPS5853125U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6325726Y2 publication Critical patent/JPS6325726Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は可変コンデンサに係り、コンデンサ本
体の外側に保持したトリマステータ端子板を他の
端子と共に外方へ突出させることにより、構成が
強固でしかも他のプリント基板への組付けが容易
であり信頼性を向上しうる可変コンデンサを提供
することを目的とする。
従来の可変コンデンサとして、コンデンサ基板
及び押板間にステータ板群を支持するステータ支
柱を固着し且つロータ板群を支持するロータ軸を
軸承し、しかもコンデンサ基板及び押板の何れか
一方の外面にトリマコンデンサを設けたもので
は、上記ステータ板群の電気的接続はステータ支
柱の突出部を他のプリント基板に挿通しステータ
電位用プリントに半田付けして行なつているが、
該ステータ板群と導通するトリマコンデンサのト
リマステータ板も電気的安定度を増すために更に
ラグを設けて上記ステータ電位用プリントに接続
している。
しかるに、上記従来例によれば、トリマステー
タ板のラグとプリントとの接続はラグが短寸法の
ときは他のリード線を使用して接続しなければな
らず面倒であり組立工数がアツプするという欠点
があり、又ラグが長寸法のときはこれをプリント
基板方向へ折曲して該プリント基板に挿通させ直
接半田付けしているが、ラグが長寸法で不安定ゆ
え同様に作業が面倒であると共にコンデンサ本体
との間の浮遊容量が変動し性能的にも問題がある
という欠点があつた。
本考案は上記欠点を除去したものであり、以下
図面と共にその各実施例につき説明する。
第1図A〜Cは夫々本考案になる可変コンデン
サの1実施例のケースを除いた正面図、左側面図
及び右側面図、第2図は上記可変コンデンサの分
解斜視図である。各図中、可変コンデンサ1は大
略下方コンデンサ基板2及び上方押板3間にステ
ータ板群4−1〜4−4を支持するステータ支柱
5を固着し且つロータ板群6−1〜6−4を支持
するロータ軸7を軸承し、しかも押板3上面にト
リマコンデンサ8−1〜8−4を設け、全体にケ
ース9を取付けてなる。
コンデンサ基板2は樹脂より略四角形板状に成
型され、厚さtを有する基板本体2aに軸受孔2
b、半円形ストツパー凹部2c、端子導出凹部2
d−1,2d−2を設け、更に四隅に異なる高さ
の4個の突起部10a〜10d(夫々基板本体2
a上面よりの高さl1〜l4でl4>l1>l2>l3である)
を有し突起部10a〜10dは夫々ステータ支柱
嵌挿用孔2eを有する。又基板2一辺の突起部1
0a,10c間は突起部10cと同一高さの凸条
10eにより連結され該凸条10eに1対のステ
ータ板支持ピン部10fが一体的に立設される。
同様に基板2の上記一辺に対向する辺に凸条10
g及び1対のピン部10hが設けられる。又突起
部10a,10bは夫々その高さのまま前方へ突
出された側方突部11a,11bを有し突部11
a,11bは夫々上下方向に断面偏平四角形の孔
2fが設けられる。又基板2の上記対向辺以外の
他の対向辺の突起部10a,10b間及び10
c,10d間に夫々略コ字形の係合凹部2gが設
けられる。
4本のステータ支柱5−1〜5−4は夫々基板
2の下方より4本の突起部10a〜10dの各孔
2eにその鍔部5aが基板2下面の凹部(図示せ
ず)に収納当接するまで挿通され基板2上方へ突
出する。
ステータ板群4−1,4−3は、夫々同一のス
テータ板12を複数枚分ワツシヤ(図示せず)を
介して積層してなり、ステータ板12はステータ
支柱挿通用孔12a、1対のピン部挿通用孔12
b、切欠部12c、長孔12d、補強部12eを
有し、表面及び裏面に夫々誘電フイルム16を接
着される。表裏面の誘電フイルム16はステータ
板12の外形近傍及び長孔12d内において互い
にフイルムどうし接着されて接着強度を保持され
る。又補強部12eは通常のステータ板では削除
されているが、この場合は1対の孔14b嵌合部
分間の強度を高めており、ステータ板12の主要
部が回動するロータ板と噛合して上下に微少変位
する際にこれを確実に保持する。
ステータ板群4−1は、基板2に対し第1図A
〜C,第2図に示す如く孔12aをステータ支柱
5−3に嵌合し且つ各孔12bを夫々各ピン部1
0fに嵌合して突起部10c及び凸条10eの共
通上面に載置され、更に樹脂製スペーサ13がピ
ン部10fに嵌合して上記ステータ板群4−1上
面に載置された後、ステータ板群4−3が同様に
ステータ支柱5−1、1対のピン部10fに嵌合
して上記スペーサ13及び突起部10aの共通上
面に載置される。
他のステータ板群4−2,4−4は、同様に
夫々同一のステータ板14(ステータ支柱挿通用
孔14a、1対のピン部挿通用孔14b、切欠部
14c、長孔14d、補強部14e、誘電フイル
ム16を有する)を複数枚分積層してなり、ステ
ータ板群4−2がステータ支柱5−2、1対のピ
ン部10hに嵌合され突起部10b及び凸条10
gの共通上面に載置され、更にスペーサ15が嵌
合載置された後、残りのステータ板群4−4がス
テータ支柱5−4、各ピン部10hに嵌合されス
ペーサ15及び突起部10dの共通上面に載置さ
れる。
ロータ軸7は回転駆動部7a、鍔部7b、円板
部7c、小判形部7d、小判形軸部7e、ピン部
7fを有し、基板2の孔2bに下方より鍔部7b
が基板2下面に当接するまで嵌挿され、基板2上
方に突出した円板部7c、小判形部7dに夫々ア
ース端子板21、ストツパー板22が嵌合され
る。アース端子板21は端子部21aが導出凹部
2d−1より基板2下方へ突出し又ストツパー板
22はストツパー凹部2c内に収納される。
ロータ板群6−1,6−2,6−3,6−4は
夫々ロータ板23〜26をワツシヤを介して複数
枚分積層固着してなり、夫々順次ロータ軸7の軸
部7eに一体回動可能に嵌合され軸部7e上端に
ワツシヤ27が嵌合されめられる。このときロ
ータ板群6−1〜6−4は夫々ステータ板群4−
1〜4−4と噛合してコンデンサ部28−1〜2
8−4を形成する。尚ロータ板23〜26は夫々
一端にロータ板整列用孔23a〜26aを有して
いる。これはロータ板23〜26がロータ軸7の
軸部7eに嵌合されたときロータ板23〜26の
嵌合孔は円形ゆえ周方向の位置が決まらないた
め、各ロータ板群6−1〜6−4において夫々上
記整列用孔23a〜26aにピンを挿通して積層
したロータ板どうしの周方向同一位置合せを行な
う。又コンデンサ部28−1〜28−4は夫々順
次FMバンド及びAMバンドの発振回路用、AM
バンド及びFMバンドのアンテナ同調回路用であ
り、特に信号周波数の高いFMバンドの発振回路
用コンデンサ部28−1を後述するプリント基板
44に近接させ、両者28−1,44間の配線を
短くして電気的特性を向上させている。
押板3はコンデンサ基板2と同様に樹脂より略
四角形板状に成型され、押板本体3aに軸受孔3
b、端子導出凹部3c及び上記コンデンサ基板2
と同様に四隅に異なる高さの4個の突起部29a
〜29d(夫々ステータ支柱挿通用孔3dを有し、
高さについては29c>29b>29a>29
d)、突起部29a,29cを連結し突起部29
aと同一高さの凸条29e(図示しない1対のピ
ン部10f受け孔を有する)、突起部29b,2
9dを連結し突起部29dと同一高さの凸条29
f(図示しない1対のピン部10h受け孔を有す
る)、及び1対の側方突部30a,30b(夫々上
下方向孔3eを有する)、突起部29a,29b
間及び29c,29d間の各係合凹部3fが設け
られ更に該係合凹部3f内方の押板本体3a下面
に係合段部3gが設けられる。
トリマコンデンサ8−1〜8−4は夫々トリマ
ステータ板31−1〜31−4と同一のトリマロ
ータ32(夫々トリマロータ軸33及びトリマロ
ータ板34よりなる)とよりなり、トリマステー
タ板31−1〜31−4は夫々押板3上面の四隅
に対し押板3の規制凸部3h,3iにより位置決
め規制して載置され、夫々ステータ支柱挿通用孔
31aが押板3の孔3dと連通する。尚トリマス
テータ板31−1はトリマステータ板31−3,
31−4の一部分に延在部31bを一体的に延在
形成したものに相当し、該延在部31bを突部3
0a上面に対応させその偏平四角形孔31cを孔
3eに連通させたものである。同様にトリマステ
ータ板31−2はトリマステータ板31−3,3
1−4の他の部分に延在部31bを形成したもの
に相当し、延在部31bは突部30b上面に対応
しその四角孔31cが孔3eに連通する。
トリマロータ32は夫々押板3上面にトリマロ
ータ軸33をワツシヤ(図示せず)を介して押板
3に嵌挿させて軸承され、トリマロータ板34は
夫々トリマステータ板31−1〜31−4に離間
対向する。尚各トリマロータ軸33の押板3下面
側突出部は夫々一枚のアース端子板35を挿通し
た後められ該アース端子板35に導通する。ア
ース端子板35は一の側方へ突出するアース端子
部35aを有し、該端子部35aは下方へ折曲さ
れる。
41−1,41−2は比較的大なる剛性を有す
るトリマステータ端子板で、夫々互いに同一長を
有し且つ互いに異なる高さ位置に規制凸部41a
を有する。トリマステータ端子板41−1,41
−2は夫々その上端が押板3の突部30a,30
bの各孔3e,31cにその下方より規制凸部4
1aが突部30a,30b下端に当接するまで案
内的に嵌入される。すると端子板41−1,41
−2の各上端は夫々トリマステータ板31−1,
31−2上面より上方へ互いに同一寸法分突出す
るため、これらに夫々ワツシヤ42が嵌合され
められる。これによりトリマステータ端子板41
−1,41−2は夫々押板3に強固に保持される
と共にワツシヤ42を介して夫々トリマステータ
板31−1,31−2に導通される。
また、トリマステータ端子板41−1,41−
2の押板3への取付作業は、上記のように突部3
0a,30bの下方より各孔3e,31cに嵌入
するだけの簡単な作業であり、またトリマステー
タ端子板41−1,41−2は剛性が大であるた
め嵌入に際し変形するようなこともなく容易に取
付けすることができる。更に、トリマステータ端
子板41−1,41−2と各ステータ板31−
1,31−2との導通は、各ステータ板31−
1,31−2が夫々突部30a,30bに向け延
出する延出部31bを形成しており、かつ、延出
部31bには突部30a,30bに形成された孔
3eと連通する四角孔31cが形成されているた
め、トリマステータ端子板41−1,41−2を
孔3e,31cに嵌入し、ワツシヤ42を嵌合し
めるだけの簡単な作業で導通させることができ
る。
次に上記押板3はコンデンサ基板2上面に対
し、各孔3dを夫々ステータ支柱5−1〜5−4
を嵌合させ、各突起部29a〜29d下面を第1
図A〜Cに示す如く、夫々各突起部10a〜10
dに対応させつつステータ板群4−3,4−2,
4−1,4−4を当接させて載置される。このと
き基板2の各ピン部10f,10h上端が夫々凸
条29e,29gの各ピン部受け孔に嵌入され
る。次いでステータ支柱5−1〜5−4の各トリ
マステータ板31−1〜31−4より上方へ突出
した部分に夫々ワツシヤ43が嵌合されめ固着
される。従つて、ステータ板群4−1〜4−4は
夫々トリマステータ板31−4,31−2,31
−1,31−3と個別に導通し且つトリマステー
タ板31−1,31−2は夫々更にトリマステー
タ端子板41−1,41−2と更に導通する。又
このときロータ軸7の上端ピン部7fが押板3の
孔3bに嵌入して軸承され、又1対のトリマステ
ータ端子板41−1,41−2は夫々基板2の突
部11a,11bの各孔2fを嵌挿して下方へ突
出し、又アース端子板35の端子部35aが基板
2の導出凹部2d−2に係合して下方へ突出す
る。尚各貫通孔2f,3eは切欠き等の他の案内
保持形状に変えてもよい。
ケース9は透明樹脂製で、上板部9a(4個の
孔9bを有する)及び両側板部9cの断面略コ字
形をなし、側板部9c内面の所定高さ位置に夫々
1対の係合凸部9dを夫々有する。ケース9は上
記基板2及び押板3に対し、各側板部9cを夫々
係合凹部3f,2gに係合させ且つ上板部9a下
面を各凸部3h,3iに当接させて嵌合され、各
側板部9cの係合凸部9dが押板本体3a下面の
係合段部3gに弾性的に係合して係止される。尚
孔9bは夫々トリマコンデンサ8−1〜8−4の
各トリマロータ軸33に遊嵌し、該孔9bを介し
てドライバによりロータ軸33を回動調整させ容
量微調整を行ないうる。又第2図中ケース9はそ
の単体時に側板部9cが上板部9aに直交してい
るが予め内方斜め下方に延在する構成としておけ
ば、上記押板3、基板2への取付時に外方へ弾性
変形されることになり、上記係止を一層確実に行
ないうる。
かくして完成した可変コンデンサ1は第1図A
〜Cに示す如く、各端子板21,35,41−
1,41−2の下端及びステータ支柱5−1〜5
−5の下端を夫々同時にプリント基板44に挿通
させ且つ基板2下面をプリント基板44に当接さ
せて載置され、各端子板下端が半田デイツプによ
りプリントに半田付け接続される。これによれば
トリマステータ板31−1,31−2用の端子接
続を可変コンデンサ1の取付けと同時に行ないう
るため、特別にトリマステータ板の端子接続を行
なう必要なく工数を低減しうると共に、トリマス
テータ端子板41−1,41−2はそれ自体比較
的大なる剛性を有する上に、トリマステータ板3
1−1,31−2に特に設けた延在部31bによ
り接続を行ない突部11a,11b,30a,3
0bに案内保持しているため、各突部11a,1
1b,30a,30bにトリマステータ端子板4
1−1,41−2を容易に取付けることができ、
またトリマステータ端子板41−1,41−2と
延在部31bの電気的接続を容易に行ない得るこ
とができるため、組立て作業性を向上させること
ができる。加えて、構成が極めて堅牢であると共
に、トリマステータ端子板41−1,41−2は
コンデンサ基板2に形成された突部11a,11
b及び押板3に形成された突部30a,30bに
夫々保持されるためふらつかずコンデンサ部28
との間の浮遊容量に変動を生ずることなく性能を
向上しうる。
上記可変コンデンサ1によれば、基板2の左右
1対の対向辺の各辺に夫々ステータ板群を基板2
外形に一杯に沿つて配し(ステータ板群4−1,
4−3と4−2,4−4とが対向している)しか
も基板2の前後1対の対向辺に夫々設けた係合凹
部2g,3fにケース9のコ字形両側板部9cを
沈ませて係合させているため、基板2左右方向に
はケースの左右側板部厚さ寸法を低減し且つ基板
2前後方向には上記沈み係合により同じくケース
の前後側板部厚さ寸法を低減しえ全体を小型化し
うる。又ステータ板群4−1,4−3と4−2,
4−4との間に基板2前後に開口して形成される
間隙は両側板部9cにより密閉され、チリ,ホコ
リは進入しえない。又ケース9は1対の側板部9
cを有するのみでよいため材料コストを低減しう
る。
又基板2及び押板3は夫々四隅に互いに異なる
高さの突部10a〜10d、29a〜29dを且
つ対向辺に凸条10e,10g,29e,29f
を夫々設けて、これらにより互いに異なる高さ位
置のステータ板群4−1〜4−4を夫々上下方向
より圧接挾持しているため、ステータ板群4−1
〜4−4の支持が安定化し不要な振動を生じな
い。又凸条10e,10g,29e,29fを基
板2、押板3に一体形成しているため、該凸条1
0e,10g,29e,29fの代わりに別部材
のスペーサを介装していたものに比して部品点数
を低減しうる。
又上下に対向するステータ板群4−1,4−3
は夫々その外側部を切欠部12cにより削除して
いるためこの間の浮遊容量の発生を極力少なくし
うる。ステータ板群4−2,4−4についても同
様である。
又コンデンサ部28−1〜28−4は夫々順次
上記の如くFM及びAMの発振回路用、AM及び
FMのアンテナ同調回路用であるが、ステータ板
群4−1,4−4の枚数を同一とし、且つステー
タ板群4−2,4−3の枚数を同一としておけば
可変コンデンサ1を後述する第4図A〜Cの可変
コンデンサ61の如く上下逆にプリント基板に取
付けたとき(但し各端子は予めトリマコンデンサ
側に突出させておく)、コンデンサ部28−4,
28−3,28−2,28−1が夫々そのまま順
次FM及びAMの発振回路用、AM及びFMのアン
テナ同調回路用として使用しうる。
第3図A〜Cは本考案可変コンデンサの他の実
施例を示し、各図中第1図A〜Cと同一部分には
同一符号を附す。同図中、可変コンデンサ51
は、コンデンサ基板2の下面に4個の脚部2hを
一体形成すると共に、各端子板21′,35′,4
1′−1,41′−2及びステータ支柱5′−1〜
5′−4は上記可変コンデンサ1のものより全長
を大とされ、基板2下方突出長を大とされる。従
つて可変コンデンサ51はプリント基板44に対
し各脚部2hがプリント基板44に当接し且つ各
端子がプリント基板44下面に挿通突出して半田
付けされる。これによれば各端子板21′,3
5′,41′−1,41′−2、支柱5′−1〜5′
−4の基板2下面より下方部分の長さが大となり
しかも空間部により毛管現象を遮断されるため、
半田付時に上昇するフラツクスはコンデンサ51
本体内まで至ることなく導通不良を生じない。
第4図A〜Cは本考案可変コンデンサの更に他
の実施例を示し、各図中第1図A〜Cと同一部分
には同一符号を附す。同図中可変コンデンサ61
は、アース端子板21″,35″の各長寸法端子部
及び短寸法端子部を夫々上方へ折曲され、又ステ
ータ支柱5″−1〜5″−4は鍔部5a下方部分を
除去し且つ上方部分を延在して端子部としたもの
であり、又トリマステータ端子板41″−1〜4
1″−2は夫々第2図の端子板41−1,41−
2の各規制凸部41a下方部分を除去し且つ上方
部分を延在して端子部としたものである。尚各ス
テータ支柱5″−1,5″−4の上方固着用ワツシ
ヤ43′は上記ワツシヤ43より大なる厚さを有
する。
従つて、可変コンデンサ61はプリント基板4
4に対しワツシヤ43′がプリント基板44に当
接し且つ上記各端子部がプリント基板44に挿通
突出して半田付けされる。尚第4図A〜Cのコン
デンサ61は第1図,第3図との対照上図示の方
向に描かれているが、実際は勿論第4図A〜Cの
上下逆の関係でプリント基板44に取付けられ半
田デイツプされる。この場合上記の如くコンデン
サ部28−4,28−3が夫々FM及びAMの発
振回路用、コンデンサ部28−2,28−1が
AM及びFMのアンテナ同調回路用となる。
上述の如く、本考案になる可変コンデンサによ
れば、トリマコンデンサのトリマステータ板を押
板上で案内保持部材に延出形成すると共に、各案
内保持部材にトリマステータ板を含めて連通する
孔を形成し、この孔に比較的大なる剛性を有する
トリマステータ端子板を嵌挿して上記押板上でト
リマステータ板を導通させたことにより、案内保
持部材に対するトリマステータ端子板の取付け作
業及びトリマステータ板とトリマステータ端子板
との接続作業を容易に行ない得、組立て作業性の
向上を図ることができ、またトリマステータ端子
板はそれ自体比較的大なる剛性を有する上にコン
デンサ基板及び押板に夫々形成された案内保持部
材に保持されるため、構成は極めて堅牢となり、
トリマステータ端子板がふらついたり変形するよ
うなことはなく、よつて他の構成部品のとの間の
浮遊容量に変動を生ずることもなく性能向上を図
り得、また、トリマステータ端子板は予めコンデ
ンサに組付けられているため、他のリード線及び
長寸法ラグを使用して接続する等の面倒且つ不安
定な作業が不要となり組立工数を低減し信頼性も
向上しえ、又トリマステータ端子板とコンデンサ
本体との間の寸法は変動せず浮遊容量の変動を抑
えて性能を向上しえ、又上記トリマステータ端子
板を他の端子と共に同一方向へ突出させているた
め、一度の半田デイツプにより全ての端子の半田
付けを行ないえ一層工数を低減しうる等の特長を
有する。
【図面の簡単な説明】
第1図A〜Cは夫々本考案になる可変コンデン
サの1実施例のケースを除いた正面図、左側面図
及び右側面図、第2図は上記可変コンデンサの分
解斜視図、第3図A〜Cは夫々上記可変コンデン
サの他の実施例のケースを除いた正面図、左側面
図及び右側面図、第4図A〜Cは夫々上記可変コ
ンデンサの更に他の実施例のケースを除いた正面
図、左側面図及び右側面図である。 1,51,61……可変コンデンサ、2……コ
ンデンサ基板、2f,3e……孔、2g,3f…
…係合凹部、2h……脚部、3……押板、3g…
…係合段部、4−1〜4−4……ステータ板群、
5−1〜5−5,5′−1〜5′−4,5″−1〜
5″−4……ステータ支柱、6−1〜6−4……
ロータ板群、7……ロータ軸、8−1〜8−4…
…トリマコンデンサ、9……ケース、9d……係
合凸部、10a〜10d,29a〜29d……突
起部、10e,10g,29e,29f……凸
条、10f,10h……ピン部、11a,11
b,30a,30b……突部、12,14……ス
テータ板、13,15……スペーサ、16……誘
電フイルム、21,21′,21″,35,35′,
35″……アース端子板、22……ストツパー板、
23〜26……ロータ板、28−1〜28−4…
…コンデンサ部、31−1〜31−4……トリマ
ステータ板、31b……トリマステータ板延在
部、32……トリマロータ、33……トリマロー
タ軸、34……トリマロータ板、41−1,41
−2,41′−1,41′−2,41″−1,4
1″−2……トリマステータ端子板、44……プ
リント基板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 対向するコンデンサ基板及び押板間にステータ
    板群を支持するステータ支柱を有し且つロータ板
    群を支持するロータ軸を軸承し、しかも該コンデ
    ンサ基板及び押板の何れか一方の外面にトリマコ
    ンデンサを設けてなる可変コンデンサにおいて、
    該コンデンサ基板及び押板の外側部近傍に略軸方
    向の案内保持部を設け、上記トリマコンデンサの
    トリマステータ板を該押板上で該案内保持部上に
    延出形成すると共に、該各案内保持部に該トリマ
    ステータ板を含めて連通する孔を形成し、該孔に
    比較的大なる剛性を有するトリマステータ端子板
    を嵌挿して該押板上で該トリマステータ板と導通
    させると共に該トリマステータ端子板を該案内保
    持部に保持せしめ他の端子と共に該コンデンサ基
    板又は押板の外面より略軸方向外方へ突出させた
    構成としてなる可変コンデンサ。
JP14834081U 1981-10-06 1981-10-06 可変コンデンサ Granted JPS5853125U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14834081U JPS5853125U (ja) 1981-10-06 1981-10-06 可変コンデンサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14834081U JPS5853125U (ja) 1981-10-06 1981-10-06 可変コンデンサ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5853125U JPS5853125U (ja) 1983-04-11
JPS6325726Y2 true JPS6325726Y2 (ja) 1988-07-13

Family

ID=29941163

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14834081U Granted JPS5853125U (ja) 1981-10-06 1981-10-06 可変コンデンサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5853125U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5853125U (ja) 1983-04-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5434747A (en) Photoelectric transducer
US4234865A (en) Transformer framing structure
US6115259A (en) Vibrationally isolated tuner
JPS6325726Y2 (ja)
JPS638118Y2 (ja)
JPS638119Y2 (ja)
JPH0142379Y2 (ja)
JPS5927610Y2 (ja) 可変コンデンサ
JPH0316295Y2 (ja)
CN215862549U (zh) 一种显示屏安装组件及显示装置
JPH0218627Y2 (ja)
JPH0138909Y2 (ja)
JP2593276Y2 (ja) リモコン受光モジュール
JPH0220818Y2 (ja)
JPS5853775Y2 (ja) 基板取付け構造
JPS6328591Y2 (ja)
JPS5832289Y2 (ja) チユ−ナ
JPS6220991Y2 (ja)
JPS6246334Y2 (ja)
JPH04113486U (ja) 基板固定構造
JPH0236273Y2 (ja)
JPS6025892Y2 (ja) 小型可変コンデンサの端子板構造
JPH0432747Y2 (ja)
JPH0753428Y2 (ja) 電子機器のケーシング
JPH0230927Y2 (ja)