JPS6325678Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6325678Y2
JPS6325678Y2 JP1981049778U JP4977881U JPS6325678Y2 JP S6325678 Y2 JPS6325678 Y2 JP S6325678Y2 JP 1981049778 U JP1981049778 U JP 1981049778U JP 4977881 U JP4977881 U JP 4977881U JP S6325678 Y2 JPS6325678 Y2 JP S6325678Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resistors
circuit
transistor
voltage
voltage dividing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1981049778U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS57161898U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1981049778U priority Critical patent/JPS6325678Y2/ja
Publication of JPS57161898U publication Critical patent/JPS57161898U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6325678Y2 publication Critical patent/JPS6325678Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Circuit Arrangements For Discharge Lamps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
本考案は蛍光放電管の電子スタータに関する。 従来の蛍光灯放電管の起動方式は、グロースタ
ート方式とラピツドスタート方式が主流になつて
いたが、グロースタート方式では始動時間が2〜
8秒以上と遅く、その上グロースタータを頻繁に
交換しなければならない欠点があり、一方のラピ
ツドスタート方式では大形の安定器を必要とする
から重量が重く高価につき、その上消費電力が多
いという欠点があつた。 本考案者は、上記諸欠点を解消して起動時間が
非常に短かく、軽量小型であつて、使用中に部品
交換の必要がない電子回路による起動装置を特願
昭55−131009号としてすでに提案している。 この先願発明は、交流電源に放電管と誘導性安
定器(チヨークコイル)を直列接続してなる放電
管の起動回路として、フイラメント電極に交流電
源の半サイクルだけ予熱電流を送り、かつ、放電
管の点灯により当該回路がオフとなる第1の電子
回路と、上記半サイクルの間の他方の半サイクル
において上記誘導性安定器の電流を急速に断つて
急峻なパルス電圧を発生させ、かつ、放電管の点
灯により当該回路がオフとなる第2の電子回路と
を並列接続してなり、上記第1の電子回路による
予熱電流と上記第2の電子回路によるパルス電圧
をフイラメント電極へ交互に与えることを特徴と
している。 また、本考案者は、特願昭55−13985号により
電界効果型トランジスタを用いてスイツチングト
ランジスタを制御する電子開閉装置を提案してい
る。 本考案は、これらの先願発明に関連して為され
たもので、起動特性を更に一段と改善し、特に、
低温時、又は、低電圧時における起動特性が良好
な電子スタータを提案することを目的としてい
る。 以下、本考案を実施例の図面に基いて説明す
る。 第1図に本考案の一実施例の回路図を示す。 商用交流電源1に接続するための両端子0,
0′間に電源スイツチ2、蛍光放電管3の一対の
フイラメント電極4,4′の一端、及びチヨーク
コイル5Aが直列接続され、フイラメント電極
4,4′の他端間T,T′に第1の起動回路6が接
続されている。 チヨークコイル5Aには中間タツプUが設けて
あり、全巻数をN、交流電源側端Vと中間タツプ
Uの間の巻数をnとする。この中間タツプUとフ
イラメント電極4の他端Tの間に第2の起動回路
7が接続されている。 第1の起動回路6はサイリスタ8とダイオード
9の直列接続により構成されている。このサイリ
スタ8として双方向性二端子サイリスタ(SSS)
または、逆阻止二端子サイリスタ(PNPN型)
が適している。ダイオード9は、チヨークコイル
5Aが接続されている電極端子T′から他方の電
極端子Tへ電流が流れる向きを順方向としてい
る。 第2の起動回路7は次のように構成されてい
る。チヨークコイル5Aの接続されていない電極
端子Tから電流が流入する向きを順方向とするダ
イオード10を介して当該回路の正極側11が設
けられ、当該回路の負極側12が前述した通りチ
ヨークコイル5Aの中間タツプUに接続されてい
る。正極側11と負極側12の間に抵抗13,1
4の直列接続からなる分圧回路が接続され、その
分圧点Pからダイオード15を介して、抵抗1
6,17の直列接続からなる分圧回路とPNP型
トランジスタ18のエミツタ・コレクタが並列接
続され、このトランジスタ18のベースと抵抗1
6,17の分圧点Qの間にNチヤネル型電界効果
トランジスタ19が接続されている。また、必要
によりトランジスタ18のエミツタ・コレクタ回
路に、ダイオード20、抵抗21,22が接続さ
れる。電界効果トランジスタ19のゲートは抵抗
17の負極に接続され、さらに抵抗23を介して
当該起動回路の負極12に接続される。抵抗17
と抵抗23の接続点Rはスイツチングトランジス
タ24のベースに導入され、このトランジスタ2
4のコレクタ・エミツタは、抵抗25,26を介
して当該起動回路の正極側11及び負極側12に
接続されている。 次に作用を説明する。 交流電源のスイツチ2を投入すると、交流電圧
eがチヨークコイル5A、蛍光灯放電管3の両フ
イラメント4,4′を経て電子スタータ回路の入
力端子T,T′に印加される。 入力電圧eが端子Tが正、端子T′が負の半サ
イクル(これを説明の都合上、正の半サイクルと
する)の時にはダイオード9の逆流阻止作用によ
り第1の起動回路6は動作しない。入力電圧e
が、端子T′が正、端子Tが負の半サイクル(こ
れを負の半サイクルとする)に入つてその電圧値
がサイリスタ8の動作電圧VBOに達するとサイリ
スタ8が導通する。その結果、第2図ロに示す電
流ifが、電源端子O′→Oの向きに、チヨークコイ
ル5A、フイラメント4′,4を経由して流れ、
フイラメント4′,4が加熱される。このときの
フイラメント加熱電流ifはチヨークコイル5Aの
インダクタンスにより、入力電圧eに対し位相が
90゜近く遅れる。フイラメント加熱電流ifが減少
し、20mA程度以下になると、サイリスタ8は非
導通になる。この時、電源電圧eはすでに正の半
サイクルに入つている。 電源電圧eが正の半サイクルに入ると、ダイオ
ード10を経て正極側11、負極側12に印加さ
れる。このときの電流もチヨークコイル5Aの一
部分U−V間を通るが、第2の起動回路7の抵抗
成分が大きいため電流の位相遅れは前述したフイ
ラメント加熱電流ifに比べて格段に小さい。 抵抗13,14を通る電流がP点からダイオー
ド15,20を経てトランジスタ18のエミツ
タ・コレクタ間にも分流し、更にごくわずかでは
あるが抵抗16,17の回路にも分流してQ点に
分圧電圧を与える。電源電圧eの上昇とともに、
上記各分流電流が増大し、PNPトランジスタ1
8のエミツタ・ベース、電界効果トランジスタ1
9のドレイン・ソース間、及び抵抗17,23を
通る回路に電流が急速に流れる。なお抵抗16は
電界効果型トランジスタ19の内部抵抗よりも充
分高く設定してあるので、電流の大半は電界効果
型トランジスタ19を通る回路に流れてトランジ
スタ18がすぐに導通状態になる。このためR点
の電位が上昇し、トランジスタ18,24で更に
この電流が増幅され、トランジスタ24のコレク
タ・エミツタ間にパルス電流ipが急速に流れる。 この間の状況を更に詳細に説明する。 電界効果型トランジスタ19を流れる電流は、
時間の経過とともに第3図に曲線Zで示す動作特
性に従つて流れる。その電流により電界効果型ト
ランジスタ19のゲート・ソース間の負電位が急
速に高まり、電界効果トランジスタ19がピンチ
オフに近づく。 このような状態になると、PNPトランジスタ
18のベースには電流が殆んど流れなくなり、
PNPトランジスタ18は非導通状態に近づき、
分圧点Pからダイオード15を経てきた電流の大
半は、抵抗16,17を通る回路に移行する。そ
の結果、電界効果型トランジスタ19のゲート・
ソース間の負電位が瞬時にしてピンチオフ電圧を
こえ、電界効果トランジスタ19のドレイン・ソ
ース間には全く電流が流れなくなる(第3図C点
→D点)。従つて、PNPトランジスタ18及び出
力用トランジスタ24はともに完全な非導通状態
となる。 このような過程を経て出力用トランジスタ24
がオンになつたのち瞬時にしてオフに反転し、こ
のときパルス電流ipが急速に零になるから、チヨ
ークコイル5Aのインダクタンスによりパルス電
圧VPが発生し、これが入力電圧eに重畳されて
第2図イに示すように、キツク電圧VKとなり、
蛍光放電管3の両フイラメント4,4′に印加さ
れる。出力用トランジスタ24により制御される
パルス電流ipはチヨークコイル5AのU−V間
(巻数n)を通るため、チヨークコイル5Aによ
り発生するパルス電圧VPは VP=−dip/dt・N/n ……(1) となる。ここに、Nはチヨークコイル5Aの全巻
線であり、dip/dtは立下りであつて負の値であるか らVPは正の値となる。部分巻数nが非常に少い
場合は磁束数が減少して(1)式通りにならないが、
nを適当に選ぶ場合はほぼN/nに比例して昇圧
されたパルス電圧VPを得ることができる。 このようにして、蛍光放電管3のフイラメント
4,4′には、フイラメント加熱電流ifが流れる
予熱サイクルHSと、キツク電圧VKが印加される
電圧印加サイクルVSとが交互に繰返され、フイ
ラメント4,4′は短時間で充分に加熱され、蛍
光放電管3は点灯状態へ移行する。 点灯後は、蛍光放電管3の両フイラメント4,
4′間のランプ電圧が下り、サイリスタ8の動作
電圧VBO以下になるので、サイリスタ8が非導通
になり、第1の起動回路6は動作しなくなる。 一方、両フイラメント4,4′間のランプ電圧
が大幅に下り、ダイオード15の立上り電圧によ
り阻まれるのでトランジスタ18、電界効果型ト
ランジスタ19にも電流が流れなくなり、出力用
トランジスタ24が導通しなくなる。 実験によれば、20W,100V,60Hzにおいて、
N=1300回、n=650回のチヨークコイル5Aを
用いたところ、キツク電圧VK=940Vを測定する
ことができた。 ちなみに、上記実験と同じ装置を用いチヨーク
コイルのみ中間タツプを設けないものとし、第2
の起動回路7の負極側12をT′点に接続した回
路で同じ実験を行つたところ、キツク電圧VK′=
630Vであつた。 また、起動特性を試験した結果を表1に示す。
【表】 ** 微放電も行わない。
この起動特性試験は市販の通常の蛍光ランプA
と市販の省電力型の蛍光ランプBを用い、周囲温
度13℃と5℃、交流電源電圧94Vと100Vの各組
合せについて、本考案と従来例(特願昭55−
131009号に係る考案)を対比できる試験を行つ
た。試験結果から明らかなように、起動特性の劣
る省電力型蛍光ランプBを用い13℃,94V又は5
℃,94Vのとき、従来例によればいずれも点灯不
能であつたのに対し、同一試験条件で本考案によ
れば2.9秒又は3.2秒でそれぞれ点灯し、また、5
℃100Vのとき従来例によれば3.7秒を要していた
のに対し本考案によれば1.1秒に改善された。 また本考案によれば第2の起動回路7が電界効
果型トランジスタ、トランジスタ、ダイオード、
抵抗のみで構成されるので、集積回路化が容易で
あり、製造コストが低減する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の回路図である。第2図
イ,ロ及び第3図は本考案実施例の作用説明図で
ある。 1……交流電源、3……蛍光放電管、4,4′
……フイラメント電極、5A……中間タツプ付チ
ヨークコイル、6……第1の起動回路、7……第
2の起動回路。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 交流電源に放電管の一対のフイラメント電極の
    一端とチヨークコイルを直列接続し、上記の一対
    のフイラメント電極の他端間に起動装置を接続し
    てなる装置において、上記起動装置を、上記チヨ
    ークコイルの接続されている交流端子側が正の半
    サイクルのときにフイラメント電極へ予熱電流if
    を流す第1の起動回路と、上記半サイクルの間の
    他の半サイクルのときにオンからオフに切換わる
    スイツチング回路を内容とする第2の起動回路で
    構成し、 この第2の起動回路が、上記チヨークコイルの
    中間タツプUとそのチヨークコイルが設けられて
    いない側のフイラメント電極の他端間に2個の抵
    抗13,14とダイオード10を直列接続し、そ
    の2個の抵抗13,14の接続点Pと上記中間タ
    ツプUの間にダイオード15、2個の分圧抵抗1
    6,19並びに動作抵抗23の直列回路を接続す
    るとともに、上記2個の分圧抵抗16,19と並
    列にトランジスタ18のエミツタ・コレクタを接
    続し、そのトランジスタ18のベースと上記2個
    の分圧抵抗16,19の分圧点Qの間に電界効果
    型トランジスタ19のソース・ドレインを接続す
    るとともに、その電界効果トランジスタ19のゲ
    ートが上記2個の分圧抵抗16,19と上記動作
    抵抗23の接続点Rに接続され、その接続点Rが
    増幅用トランジスタ24のゲートに導入され、そ
    の増幅用トランジスタ24のコレクタおよびエミ
    ツタが上記ダイオード10と2個の抵抗13,1
    4の接続点S及び上記中間タツプUにそれぞれ接
    続されて、全体として端子回路網を構成し、この
    第2の起動回路がオフになつたとき上記一対のフ
    イラメント電極両端にパルス電圧が発生するよう
    構成された放電管の電子起動装置。
JP1981049778U 1981-04-06 1981-04-06 Expired JPS6325678Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1981049778U JPS6325678Y2 (ja) 1981-04-06 1981-04-06

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1981049778U JPS6325678Y2 (ja) 1981-04-06 1981-04-06

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57161898U JPS57161898U (ja) 1982-10-12
JPS6325678Y2 true JPS6325678Y2 (ja) 1988-07-13

Family

ID=29846495

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1981049778U Expired JPS6325678Y2 (ja) 1981-04-06 1981-04-06

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6325678Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS491111A (ja) * 1972-04-17 1974-01-08

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS491111A (ja) * 1972-04-17 1974-01-08

Also Published As

Publication number Publication date
JPS57161898U (ja) 1982-10-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS5916719B2 (ja) 放電灯始動装置
CA1184593A (en) Electronic fluorescent lamp ballast
JPH0533519B2 (ja)
US3396307A (en) Transistor inverter lamp ballasting circuit
JPS6325678Y2 (ja)
JPH0230159B2 (ja)
EP0034401B1 (en) Discharge lamp circuit
KR0169164B1 (ko) 순간점등형 형광램프 점등회로
JPS6230725Y2 (ja)
US6911778B1 (en) Ignition control circuit for gas discharge lamps
JPS6330752B2 (ja)
JPH055699Y2 (ja)
JP2606642Y2 (ja) 突入電流抑制回路
JPS5938016Y2 (ja) 電磁石の励磁装置
JPH0444000Y2 (ja)
JPS6158958B2 (ja)
SU415775A1 (ja)
KR0181385B1 (ko) 전자식 형광등 점등장치
KR790001851Y1 (ko) 내연기관 점화장치
SU1624709A1 (ru) Устройство дл зажигани люминесцентной лампы с подогревными электродами
JP3282185B2 (ja) ハロゲンランプ用電源装置
JPS6262439B2 (ja)
JPH0231478B2 (ja)
JPS587035B2 (ja) ホウデントウテントウカイロ
JPS62100016A (ja) タイマ回路