JPS63256061A - 撮影収録システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ビデオカメラによる撮影収録システムにかか
わり、特に撮影中に対象物と、その対象物が発１生する
音響を有効に収録することができるようにした撮影収録
システムに関するものである。

〔発明の概要〕

本発明は例えばマイクロホンに入力された音声を変調し
、さらに赤外線の光信号として空間に発射し、該光信号
を被写体の映像として捕捉することにより、撮影中の例
えば人物の音声と人物像を録画できるようにしたビデオ
カメラからなる撮影収録システムを提供するものである
。

〔従来の技術〕

従来一般に、ビデオ撮り時における録音は、ビデオカメ
ラに指向性のよいマイクロホンを取り付け、ビデオカメ
ラを被写体に向けることによりマイクロホンも目的の被
写体の方に向くようにし、その指向性により、他の方向
からの音源を抑制し、目的の音声をピックアップするも
のであった。

また、他の方法として、被写体の人物に異なる周波数の
ワイヤレスマイクを取り付け、それぞれのワイヤレスマ
イクからの周波数を、受信側で切り替えて個別に録音す
る。という方法が行われていた。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかし、従来の、前記マイクロホン指向性を利用する方
法では、指向性が良いといっても、音波はもともとそれ
ほど指向性が良くないものであり、他の無用な音声を抑
制して必要な音声だけをピックアップすることが困難な
場合が多い、という問題点があった。

また、別の、前記具なる周波数のワイヤレスマイクロホ
ンを利用する場合も、受信側で撮影しながらその都度ス
イッチを切り替えなければならないという操作性の点で
問題点があった。

また、この場合、音声信号で変調された電波を空中に発
射することになるから電波公害の発生という問題点をも
有するものであった。

本発明はこのような従来のビデオカメラの収録における
問題点を解決することを目的としてなされたものである
。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明の撮影収録システムは音響信号によって変調され
た赤外線を放出する小型な収音機器と、該収音機器から
出力される光信号、及び撮影対象物からの映像を同時に
撮影することができるビデオカメラを備え、前記ビデオ
カメラにおいて、受光した光信号を復調して録音すると
同時に撮影対象物を録画するように構成している。

〔作用〕

上記構成において、収音機器となるマイクロホンは入力
音声を音声電流に変換し、この音声によって赤外線の発
光源を変調して、光信号を形成する。したがって、前記
収音機器を撮影対象物である例えば人間に取り付けてお
くと、撮影中の人間の音声のみを収録して録画すること
ができる。

〔実施例〕

本発明の実施例について、以下図面にしたがって本発明
のシステムが実際上どのように具体化されるかを、その
作用とともに説明する。

第１図は本発明の一実施例を示すシステムのブロック図
で、ｌＯは収音マイク１１．ＦＭ変調器１２、搬送周波
数を出力する発振器１３、ドライブ１４及び赤外線発光
素子１５を備えている収音機器を示し、この収音機器に
よって音声信号で変調された赤外線を出力するものであ
る。

又、２０は光学系２１、受光素子２２．アンプｚ３、及
び異なった周波数を選択するバンドパスフィルタ２４Ａ
、２４Ｂ、２４Ｃ及び検波部２５Ａ、２５Ｂ、２５Ｃを
備えている検出部である。

この検出部２０は後述するようにビデオカメラの収音マ
イクとして使用されるもので、光学系２１から入射した
赤外線を受光素子２２によって電気信号に変換し、アン
プ２３で増幅したのち、周波数が例えばｆｌ　　＊ｆ２
　　、ｆ３に設定されているバンドパスフィルタ２４Ａ
、２４８，２４０に供給する。そして選択されたそれぞ
れの周波数の信号を変調している音声信号を、検波部２
５Ａ。

２５Ｂ　、２５Ｃによって検波し、この検波された音声
信号が映像信号を録画する磁気テープに記録されるよう
にしている。

収音機器１０の外観図は、例えば第２図に示すように小
型収音マイク１１（このマイクはマイク周辺の音場に対
して感度を有する近接型のマイクロホンが好ましい）と
、赤外線発光素子１５の発光窓部１６を備え、クリップ
１７によって１例えば人の服に取り付けることができる
ように構成されている。なお、１８は内蔵されている電
池のスイッチを示す。

第３図は本発明の撮影収録システムの説明図で、検出部
２０を備えたビデオカメラ３０の前に、若干離れて被写
体の４ＯＡ　、４０Ｂ　、４０Ｃの３人がそれぞれ異な
る周波数ｆｌ　　＋　ｆｚ　　＊　ｆ３に設定されてい
る収音機器１０Ａ、１０Ｂ、１０Ｃを胸のあたりの適宜
な位置に取り付けている。

ここで、適宜な位置とは、音声が入力しやすく、かつ赤
外線発光ダイオード１５の発する信号光が見えやすい位
置という意味であり、具体的には胸のあたりということ
になる。

この光を受信する検出部２０は、ビデオカメラ３０の上
部に固定されているので、同ビデオカメラ４０をその特
定の被写体、たとえば４０Ｂに向けると検出部２０も共
に４０Ｂの方を向き、したがって被写体４０Ｂの胸の付
近の周波数ｆｌを有する収音機器１０Ｂの光信号のみを
受信できる。

したがって、テレビカメラと離れている大勢のなかの一
人とインタビュウする場合など１周囲の音声を抑制して
目的の被写体の人の口の動きと一致する音声のみを赤外
線の光信号によって明瞭にピックアップすることができ
る。

第４図は検出部の他の実施例の説明図で、受光部は、ビ
デオカメラ３０本体の撮影用レンズ３１と撮像素子であ
るＣＣＤ３４の手前の、光の通路の途中にハーフミラ−
３２を取り付け、ビデオカメラ３０の画像の中に含まれ
ている赤外線の光信号を反射して受光素子３３に取り出
すように構成したのが特徴である。

こうしてハーフミラ−３２により取り出された光信号は
、ビデオカメラ３０本体上部に取り付けられた受光素子
３２（ホトトランジスタ）で光信号をもとのＦＭ変調電
流に戻される。そして第１図で示したようにアンプ２３
によって増幅され、周波数毎の選択はバンドパスフィル
タ２４Ａ。

２４Ｂ、２４Ｃに行われ、それぞれの収音機器からピッ
クアップされた音声信号は検波部２５Ａ。

２５Ｂ、２５Ｃによって検出される。この実施例の場合
は、収音機器１０からの信号と撮影対象物が完全に一致
するため、特に数人のグループの中でインタビュウを行
うときに好適である。

なお、複数個の収音機器における搬送周波数ｆｔ　　、
ｆ２　　、ｆ３・・・・・・は、全部具なる周波数に設
定する必要はなく、ビート妨害が発生しないような場合
は、同一の搬送周波数としてもよい。

第５図は、本発明の撮影収録システムの他の応用例を示
したもので、３０は前述した第４図の検出装置を備えて
いるビデオカメラ、４１は収音機器、４２は鳥の巣箱、
４３は撮影対象となる小鳥である。

この応用例では、あらかじめ巣箱４２に音響信号を変調
して赤外線で発光する収音機器４１を取り付けて置き、
この巣箱４２を撮影するビデオカメラ３０を設置してお
くことにより、巣箱４２に出入りする小鳥と、その小鳥
の鳴声のみを選択して収録することができる。

〔発明の効果〕

以上本発明によれば、収音機器として音によって変調さ
れた赤外線を発光するものを使用し、撮の撮影対象物の
発生する音声、又は極く限られた近傍の音のみが映像信
号と共に記録できるから。

撮影画面と音が一致し、必要な音のみを容易にかつ明瞭
に収録することができるという効果がある。

又、ビデオカメラのみの操作で画像と一致する音を収録
することができるので、撮影が簡単になり、電波公害等
もなくすることができるという利点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の構成を示すブａウク図、第
２図は同実施例の収音機器外観を示す斜視図、第３図は
同実施例の使用状態を示す説明図、第４図は受信部の他
の実施例を示す構造図、第５図は本発明の他の応用例を
示す説明図である。 図中、ｌＯは収音機器、２０は検出部、３０はビデオカ
メラ、４０Ａ　、４０Ｂ　、４０Ｃ、及び４３は撮影対
象物となる人物、及び小鳥をボす。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 音響信号によって変調された赤外線を放出する小型な収
   音機器と；前記収音機器から出力される光信号と、前記
   収音機器を設けた対象物からの映像とを同時に受光し、
   受光された前記光信号を復調した音響信号と前記映像を
   収録することができるビデオカメラからなることを特徴
   とする撮影収録システム。