JPS63255217A - 活性成分を経皮投与するための粘着性マトリックスおよびその製造方法 - Google Patents

活性成分を経皮投与するための粘着性マトリックスおよびその製造方法

Info

Publication number
JPS63255217A
JPS63255217A JP63069186A JP6918688A JPS63255217A JP S63255217 A JPS63255217 A JP S63255217A JP 63069186 A JP63069186 A JP 63069186A JP 6918688 A JP6918688 A JP 6918688A JP S63255217 A JPS63255217 A JP S63255217A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
parts
glycol
adhesive matrix
vinyl acetate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP63069186A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0780758B2 (ja
Inventor
アラン ギィーエメ
エリック テイヨー
フィリップ レギノー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
RABO DEIJIEN E DE DEIETETEIIKU
Original Assignee
RABO DEIJIEN E DE DEIETETEIIKU
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by RABO DEIJIEN E DE DEIETETEIIKU filed Critical RABO DEIJIEN E DE DEIETETEIIKU
Publication of JPS63255217A publication Critical patent/JPS63255217A/ja
Publication of JPH0780758B2 publication Critical patent/JPH0780758B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K9/00Medicinal preparations characterised by special physical form
    • A61K9/70Web, sheet or filament bases ; Films; Fibres of the matrix type containing drug
    • A61K9/7023Transdermal patches and similar drug-containing composite devices, e.g. cataplasms
    • A61K9/703Transdermal patches and similar drug-containing composite devices, e.g. cataplasms characterised by shape or structure; Details concerning release liner or backing; Refillable patches; User-activated patches
    • A61K9/7038Transdermal patches of the drug-in-adhesive type, i.e. comprising drug in the skin-adhesive layer
    • A61K9/7046Transdermal patches of the drug-in-adhesive type, i.e. comprising drug in the skin-adhesive layer the adhesive comprising macromolecular compounds
    • A61K9/7053Transdermal patches of the drug-in-adhesive type, i.e. comprising drug in the skin-adhesive layer the adhesive comprising macromolecular compounds obtained by reactions only involving carbon to carbon unsaturated bonds, e.g. polyvinyl, polyisobutylene, polystyrene

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 ″この発明は、活性成分を経皮投与するために用いる新
規なマトリックスに関する。
本明細書中で用いるマトリックスという言葉は、活性成
分の経皮投与を可能にする、成分の化学組成物を意味し
ている。また装置という言葉は、マトリックスとその支
持体とから成る全体を意味している。    ′ 〔従来の技術および発明が解決しようとする課題〕活性
成分の経皮投与用に、多くのシステムが、これまで提案
されてきた。特にトリニトログリセロールを経皮投与す
るためのシステムがいくつか、狭心症の治療用として知
られている。これらのシステムは、活性成分の入った容
器またはマトリックスとそれを支持する支持体とから成
っている。
これらのシステムには、皮膚に対する接着性が、時間が
たつにつれて急激に減少するという欠点がある。事実、
容器の場合では、活性成分が、活性成分を微孔性膜を通
して皮膚へ運ぶ働きをする溶媒の中に溶解される。また
、マトリックスの場合では1.ポリマー格子内に含まれ
ている活性成分が、同様に、キャリヤーとして働く溶媒
中に溶解される。容器もしくはマトリックスは、アルリ
ルタイプの通常の接着剤によって皮膚に保持されている
ので、溶媒が、接着剤のいくつかの成分を、一部溶解し
、そのため接着剤の効力が急速に失われるのである。
この欠点を克服するため、活性成分を含むマトリックス
に、皮膚に対する粘着性を付与させるという解決法が、
すでに欧州特許へ−015916号により提案されてい
る。このマトリックスは、活性成分を含有しており、水
溶性蛋白質、多価アルコール化合物、粘着付与剤および
油性物質から成っている。さらに詳しく述べれば、水溶
性蛋白質は、天然物もしくは合成物であってもよく、ま
た動物性もしくは植物性であってもよい0例えばゼラチ
ン、コラーゲン、カゼインまたは鳥もちなど。その比率
は5〜50%である。多価アルコール化合物は、グリコ
ール化合物であってもよく、例えばエチレングリコール
、プロピレングリコール、ブチレングリコールもしくは
ポリエチレングリコールなど。
また、トリオール化合物もしくはポリオール化合物でも
よい、その比率は5〜50%である。粘着付与剤は、セ
ルロースもしくはその誘導体でもよい。
例えばメチルセルロース、エチルセルロース、プロピル
セルロース、メチルプロピルセルロース、ヒドロキシメ
チルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロ
キシプロピルセルロースもしくはカルボキシメチルセル
ロースなど、また、多糖化合物、ポリビニルアルコール
もしくはポリビニルピロリドンでもよい、その比率は0
.1〜15%である。油性物質は、脂肪酸エステル、パ
ラフィン、ラノリンでもよく、またはオクチルドデシル
、パルミチル、ステアリルもしくはミリスチルの各アル
コールのような高級脂肪族モノアルコール化合物でもよ
く、またはシリコーン油であってもよい。その比率は、
0.1〜25%である。
〔課題を解決するための手段〕
ここに提案する新規な技術的解決法において用いる粘着
性マトリックスは、主成分の性質、主成分以外の成分の
比率および工業加工の容易さの点で、上記従来技術によ
る粘着性マトリックスと異なっている。
本発明による活性成分を経皮投与するための粘着性マト
リックスは、 a)40〜60重量部のエチレン/酢酸ビニル共重合体
、 b)40〜60重量部の高級脂肪族モノアルコール化合
物、 C)1〜20重量部のセルロース誘導体、d)0.1〜
8重量部の多価アルコール化合物、および a)0.01〜lO重量部の、経皮投与が可能な活性成
分から成り、重量比a + c / b + dが0.
7〜1゜3である。
、 エチレン/酢酸ビニル(EVA)共重合体としては
、酢酸ビニル単位の含量が、エチレン/酢酸ビニル共重
合体の重量に対して35〜55重量%、好ましくは約4
5重量%のものを用いるのが有利である。
高級脂肪族モノアルコール化合物という語は、12〜2
0個の炭素原子を有する飽和もしくは不飽和のモノアル
コール化合物を意味するものとして用いている0例えば
、2−オクチルドデカン−1−オール、パルミチルアル
コール、ステアリルアルコールまたはミリスチルアルコ
ールが挙げられる。
セルロース誘導体という語は、アルキルセルロース類を
指すものとして用いている0例えば、メチルセルロース
、エチルセルロース、プロピルセルロースもしくはメチ
ルプロピルセルロースなど。
また、この語はヒドロキシアルキルセルロース類を指す
ものとしても用いられている0例えば、ヒドロキシメチ
ルセルロース、ヒドロキシエチルセルロースもしくはヒ
ドロキシプロピルセルロースである。
多価アルコール化合物という語は、グリコール化合物類
を意味するものとして用いられている。
例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、
ブチレングリコール、トリエチレングリコール、ジエチ
レングリコール、ポリエチレングリコールまたはポリプ
ロピレングリコールである。
活性成分という語は、皮膚を通って吸収されることが可
能であって、多価アルコール化合物/高級脂肪族モノア
ルコール化合物の相に少なくとも一部分が可溶である固
体もしくは液体の生成物を意味している。好ましいのは
、ステロイド類であり、特にエストラジオールがよい、
中でも、β−エストラジオールやエストラジオール誘導
体がよく、誘導体としては、特にアセテート類、例えば
エストラジオール 17−アセテートもしくはニステラ
ジオール3,17−ジアセテートがよい、またプロゲス
テロンおよびその誘導体、テストステロンおよびその誘
導体、さらにコルチコステロイド類を用いるのも好まし
い。
実際上、全活性剤が、多価アルコール化合物/高級脂肪
族モノアルコール化合物の相に溶解するような活性剤含
量が好ましい、また、溶媒相(高級脂肪族モノアルコー
ル化合物/多価アルコール化合物)対ポリマー相(Ev
^/セルロース誘導体)の比率が約1になるような処方
が好ましい。
〔作用および実施例〕
本発明の好ましい実施例によると、活性成分の経皮投与
用粘着装置は、下記から成るマトリックスでコートされ
た支持体より成るものである。すなわち、このマトリッ
クスは、 a)40〜60重量部のエチレン/酢酸ビニル共重合体
、 b)40〜60重量部の2−オクチルドデカン−1−オ
ール、 c)1〜20重量部のエチルセルロース、d)0.1〜
8重量部のジプロピレングリコール、e)0.01〜1
0重量部のエストラジオール、から成り、重量比a +
 c / b + dは0.7〜1.3である。
この好ましい実施例についてより厳密に述べれば、酢酸
ビニル単位の含量が約45%の約45重量部のEVA、
約40〜45重量部の2−オクチルドデカン−1−オー
ル、2 ×10−”〜2 ×10−1Pa.3の粘度を
有する約5〜10重量部のエチルセルロース、約1〜5
重量部のジプロピレングリコール、および約3〜5重量
部のβ−エストラジオールを用いるのが有利である。
マトリックスを保持する支持体は、マトリックスの構成
要素に対して不浸透性を有し、かつ50〜500ミクロ
ンの厚さを有するものであればいずれの弾性支持体であ
ってもよい、好ましいのは、ポリマーの支持体である0
例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル類
、ポリエチレンフオーム類、中でも包帯の分野で特に知
られている微孔性のフオーム類の支持体である。
実際上の使用においてはマトリックスを、装置を使用す
る前にはがしとることができる保護フィルムで被覆して
もよい、またその装置自体を、例えばポリエチレン/ア
ルミニウム複合体のような耐漏洩形の保護体の内に包み
込んでもよい。
この発明による、活性成分を経皮投与するための粘着装
置は、皮膚に接触してすぐには粘着しないが、装置を患
者の皮膚上に置いて数分間たってから増大する漸増接着
力をもっている。装置またはマトリックスは、皮膚を落
屑させることなしに容易に取外すことができ、もう一度
取り付けても最初と全く同じ粘着力を発蓮する。これは
、患者が数日間に亘って身に付けていなければならない
この種の装置にとって利点である。なぜなら、患者は、
例えば入浴する際などに、この装置を一時的に取外すこ
とができるからである。
この発明の装置には、−これ以外にも面積や厚みを最小
まで減少させることができるという利点がある。
装置自体が粘着力を有するから、装置の活性部分の周縁
に粘着性化合物を塗布する必要がない。
装置の全表面が、活性的でかつ粘着性を有している。数
日間に亘って皮膚を通して必要量の活性成分を投与する
には、厚みが数百ミクロン(150〜250n)のマト
リックスで十分である。
この発明による経皮投与用粘着性マトリックスの製法と
しては、下記工程から成る製法が推奨できる。
1)a)の成分と、b)の成分の一部とを、撹拌しなが
ら110℃以上の温度で混合し、2)c)の成分を、撹
拌しながら110℃以上の温度で、1)の工程で得た混
合物に添加し、次いで均質化し、 3)b)の成分の残りを、2)の工程で得た混合物に、
撹拌しながら110℃以上の温度で添加し、4)このよ
うにして得られた混合物を、110℃以上の温度で均質
化し、次いで少なくとも8時間静置し、 5)このようにして得られた混合物を、50〜70℃の
温度、好ましくは60℃で、少なくとも15分間加熱し
、その後この同じ温度でd)の成分と、活性成分用の溶
媒(例えばエタノール)にとかした活性成分とを添加し
、 6)得られた混合物を、加熱することなく、少なくとも
30分間に亘り均質化し、 7)このようにして均質化して得た混合物を、約50〜
70℃の温度で、100〜300 g / rrrの割
合で一時的支持体、特にシリコーン樹脂で処理された紙
に置き、 8)前記の一時的支持体とマトリックスとからなる全体
を、約70〜90℃の温度に加熱し、活性成分用の溶媒
を蒸発させて、残留比率を5重量%未満にし、 9)得られた乾燥マトリックスを、適当な支持体の上に
移す。
この発明の装置は、活性成分を添加されたマトリックス
が展性を有し、かつこのマトリックスを所謂“融解”法
じfusion ’  technigne)で、すな
わち溶媒なしで融解させて支持体にコートさせることが
できるので、容易に工業生産することが可能である。ど
のコーティング技術を用いても(溶媒相法または“融解
”法)、広い面積をコートすることができ、このため装
置を所望の大きさに切断することができる。所望の大き
さは、単位面積当りに存在する活性成分の量と、患者に
対して所定の時間にわたって投与しようとする活性成分
の量とによって算定される。
面積を自在に切断するこの簡単な技術は、様々な大きさ
の、つまりは様々な量の活性成分の投与を可能にする装
置の商品化にとって、大きな利点である。事実、ある種
の活性成分、特にステロイドホルモン類については、治
療しようとする患者別の個体変異が非常に大きく、投与
量を各患者に適合させねばならないこと、これは周知の
事柄である。
この発明は、製造例、透過試験および臨床試験の結果に
関する下記記載から一層明瞭に理解されるであろう。
1575 g (7)LEVAPR[!N  450P
”  (酢酸ヒニル単位の含量が45%の[!VA、バ
イエル社市販)と980gのEtlTANOL  G”
  (2−オクチルドデカノール、ヘンケル社市販)と
を、51の練和機(malaxator)に入れる。温
度を140℃に上げ、350gのETHOCEL20”
  (粘度が2 ×10−”Pa、sのエチル*)Lt
O−ス)を、上記混合物に少量づつ添加する。得られた
基材を均質化した後、490gのEtlTANOL  
G”を加える。全体を30分間に亘って均質化し、次い
で24時間静置する。得られた組成物を、次に、60℃
で30分間加熱し、105gのジプロピレングリコール
(DPG)と175gの17−β−エストラジオールと
を875gの無水エタノールに溶かした溶液を、添加す
る。この全体を、加熱することなく1時間に亘って均質
化する。この組成物を、105m幅のシリコーン処理さ
れた紙片に、60℃の温度で、190±5 glrdの
割合でコートした。コートされたシリコーン処理紙を8
0℃に加熱してエタノールを3.5重量%以下の比率に
まで蒸発させた後、そのマトリックスを、ポリエチレン
支持体に移す、 20cdの、角が丸い長方形に切抜い
て、ヒートシールされたアルミニウム/ポリエチレンの
サツシュに包装する。
1575g(7)LEVAPREN  450P” 、
 1050g(DEUTANO105Oおよび175 
gのETllOC[!L 20”を、140℃で、製造
例■と同様の仕方で混合し、次いで525gのEIIT
ANOL  G”を添加する。  175gのジプロピ
レングリコールと175gの17−β−エストラジオー
ルとを875gの無水エタノールに溶かした溶液を60
℃で添加する。この後の手順は、製造例■で示したもの
と同様である。
1575g)LEVAPR[lN  450P” 、 
990 gのEUTANOLGIIおよび175 g 
)EUTHOCEL 20を、140℃で、製造例Iと
同じ仕方で混合し、次に497.5 gのEUTANO
L  G貢を添加する。  262.5 gのジプロピ
レングリコールと175gの17−β−エストラジオー
ルとを875gの無水エタノールに溶かした溶液を60
℃で添加する。この後の手順は、製造例Iのそれと同じ
であり、一枚のシリコーン処理された紙片を、200±
5g/m2の割合でコートし、エタノールの残存率が1
.5重量%を越えないようにする。
1610 g 17)LEVAPREN 450 P虞
、1070 g (7)EIITANOLGRおよび2
62.5 gのETHOCEL 20”を、140℃で
、製造例Iと同じ仕方で混合する0次いで540gのE
UTANOL  G”を添加する。 17.5gのジプ
ロピレングリコールと175gの17−β−エストラジ
オールとを875gの無水エタノールに溶かした溶液を
60℃で添加する。この後の手順は、製造例Iのそれと
同一であり、1枚のシリコーン処理紙を200±5g1
rdの比率でコートし、エタノールの残留率が1.5重
量%を越えないようにする。
l遣■ヱ z崖■立:いわゆる1融解”法(fusion”tec
hnique)によるコーティング 4639g ノLR1VAPREN 450 P寓を、
製造例■に記載したのと同様の仕方で、4330 gの
EIJTANOL  G”および1031 HのETH
OCEL 20”と、171の練和機中で混合する。得
られた混合物を、ゆるやかに撹拌しながら130℃で9
0分間加熱する。得られた組成物 −をさまし、室温で
24時間静置する0次いで練和機中で60℃に加熱する
。この組成物が軟かくなってのち、283gのジプロピ
レングリコールにとかした546gの17−β−エスト
ラジオールから成る懸濁液を入れる。60℃でさらに1
時間練和を続ける。
このようにして得られたポリマー組成物を、ホットメル
ト型のコーティング装置に入れて、100℃に加熱した
0次にこの組成物を厚さが35−で幅が100nのシリ
コーン処理をしたポリエステル支持体に、105℃で、
150±5 g/n(の割合で、コートした。このコー
ティングのあと、直ちにポリエチレン支持体へ移す、得
られた複合体を、オーブン内で60℃±5℃に加熱して
安定化させる。
透過運動の試験を、“フランツ”型の静止細胞中で、毛
なしマウスの皮膚で行った。このとき、溶出は、生理的
血清/エタノール/PI!G400の混合物(60/2
0/20、IOV/V/V)を用イテ37℃で行なった
。そして、CIBAGEIGY社が商品名ESTRAD
[lRM”  (登録商標〕で市販している製品と比較
した(添付図面の曲線3)、製造例■と■に従って製造
した15のサンプルから得られた平均値を第1図に示す
、この図は、放出されるエストラジオール(μg/aj
)の百分率を時間(h)の関数として示している(曲v
A1は7.5%のDPGを使用した場合、曲線2は0.
5%のDPGを使用した場合をそれぞれ示す)。
′透過運動の試験を、同じ方法でヒトの角皮膜について
行い、ESTRADERM” (曲、%16)と比較し
た。
第2図は、製造例■と■に従って製造した15のサンプ
ルから得られた平均値を示している(曲&l!4は7.
5%のDPGを使用した場合、曲vA5は0.5%のD
PGを用いた場合を示す)。
これらの結果から、次のことが明らかになる。
つまりこの発明の装置により得られたエストラジオール
の流量は、マウスの皮膚の場合には、ESTRADER
M■により得られた流量よりも著しく大きく、ヒトの角
皮膚の場合には、ESTRADERM”で得られた流量
と同等になる。
第3図は、製造例Iに従って製造した20alIの装置
を3日間着用した6名の経閉期の女性について得られた
血漿エストラジオール(plas鶴a estradi
ol)の平均レベルを示す、得られた平均値は、商品名
ESTRADERM”でCIBAG[!IGY社が市販
している装置により得られた値と同等であることが分か
る。
後者の値は、Journal of Controll
ed Re1ease、2(1985) 、 89〜9
7の95ページの第5図に示されている。しかし、この
発明の装置によれば、治療開始時に血漿ピーク(pla
ss+a peak)が起らないように思われる。この
研究においては、いかなるアレルギー症状もまったく認
められなかった。
【図面の簡単な説明】
第1図は、マウスの皮膚に対して行ったi3過運動試験
の結果を示すグラフ。 第2図は、人間の角皮膜に対して行った、透過運動試験
の結果を示すグラフ。 第3図は、6名の閉経期の女性について得られた血漿エ
ストラジオールの平均値を示すグラフ。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)a)40〜60重量部のエチレン/酢酸ビニル共
    重合体と、 b)40〜60重量部の高級脂肪族モノアルコール化合
    物と、 c)1〜20重量部のセルロース誘導体と、d)0.1
    〜8重量部の多価アルコール化合物と、e)0.01〜
    10重量部の、経皮投与が可能な活性成分とから成り、 重量比(a+c)/(b+d)が0.7〜1.3である
    活性成分を経皮投与するための粘着性マトリックス。
  2. (2)a)40〜60重量部のエチレン/酢酸ビニル共
    重合体と、 b)40〜60重量部の高級脂肪族モノアルコール化合
    物と、 c)1〜20重量部のセルロース誘導体と、d)0.1
    〜8重量部の多価アルコール化合物と、e)エストラジ
    オール、プロゲステロン、テストステロンおよびこれら
    の誘導体ならびにコルチコステロイド類からなるグルー
    プより選択した0.01〜10重量部のステロイドとか
    ら成り、 重量比(a+c)/(b+d)が0.7〜1.3である
    活性成分を経皮投与するための粘着性マトリックス。
  3. (3)エチレン/酢酸ビニル共重合体の有する酢酸ビニ
    ル単位の含量が、前記共重合体の重量に対して、35〜
    55重量%である請求項1または2のいずれかに記載の
    粘着性マトリックス。
  4. (4)エチレン/酢酸ビニル共重合体の有する酢酸ビニ
    ル単位の含量が、前記共重合体の重量に対して約45重
    量%である請求項3記載の粘着性マトリックス。
  5. (5)高級脂肪族モノアルコール化合物が、12〜20
    の炭素原子を有する飽和もしくは不飽和のモノアルコー
    ル化合物から成るグループより選択される請求項1また
    は2に記載の粘着性マトリックス。
  6. (6)セルロース誘導体が、アルキルセルロース類およ
    びヒドロキシアルキルセルロース類からなるグループよ
    り選択される請求項1または2に記載の粘着性マトリッ
    クス。
  7. (7)セルロース誘導体が、メチルセルロース、エチル
    セルロース、プロピルセルロース、メチルプロピルセル
    ロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシエチ
    ルセルロースおよびヒドロキシプロピルセルロースから
    なるグループより選択される請求項1記載の粘着性マト
    リックス。
  8. (8)多価アルコール化合物が、アルキレングリコール
    類からなるグループより選択されるグリコール化合物で
    ある請求項1または2に記載の粘着性マトリックス。
  9. (9)グリコール化合物が、エチレングリコール、プロ
    ピレングリコール、ブチレングリコール、トリエチレン
    グリコール、ジエチレングリコール、ポリエチレングリ
    コールおよびポリプロピレングリコールからなるグルー
    プより選択される請求項8記載の粘着性マトリックス。
  10. (10)a)40〜60重量部のエチレン/酢酸ビニル
    共重合体と、 b)40〜60重量部の2−オクチルドデカン−1−オ
    ールと、 c)1〜20重量部のエチルセルロースと、d)0.1
    〜8重量部のジプロピレングリコールと、e)0.01
    〜10重量部のエストラジオールとから成り、 重量比(a+c)/(b+d)が0.7〜1.3である
    請求項1または2に記載の粘着性マトリックス。
  11. (11)a)共重合体の重量に対して約45重量%の酢
    酸ビニル単位を含有する約45重量部のエチレン/酢酸
    ビニル共重合体と、 b)40〜45重量部の2−オクチルドデカン−1−オ
    ールと、 c)粘度が2×10^−^2〜2×10^−^1Pa.
    _3である5〜10重量部のエチルセルロースと、 d)1〜5重量部のジプロピレングリコールと、e)3
    〜5重量部のβ−エストラジオールとから成る請求項1
    または2に記載の粘着性マトリックス。
  12. (12)1)、a)の成分と、b)の成分の一部とを、
    110℃以上の温度で撹拌しながら混合し、2)、c)
    の成分を、1)の工程で得た混合物に、撹拌しながら1
    10℃以上の温度で添加し、次いで均質化し、 3)、b)の成分の残りを、2)の工程で得た混合物に
    、撹拌しながら110℃以上の温度で添加し、4)、こ
    のようにして得られた混合物を、110℃以上の温度で
    均質化し、次いで少なくとも8時間静置し、 5)、このようにして得られた混合物を、50〜70℃
    の温度、好ましくは60℃で少なくとも15分間加熱し
    、その後、d)の成分と活性成分用の溶媒にとかした活
    性成分とを前記の温度で添加し、 6)、得られた混合物を、加熱することなく、少なくと
    も30分間均質化し、 7)、このようにして均質化して得られた混合物を、一
    時的支持体、特にシリコーン樹脂で処理した紙片上に、
    約50〜70℃の温度で、100〜300g/m^2の
    割合で置き、 8)、前記一時的支持体とマトリックスとからなる全体
    を、約70〜90℃の温度に加熱して、残留比率が5重
    量%未満になるまで活性成分用の溶媒を蒸発させ、 9)、得られた乾燥マトリックスを適当な支持体に移す という各工程よりなる請求項1または2に記載の粘着性
    マトリックスを製造する方法。
JP63069186A 1987-03-25 1988-03-22 活性成分を経皮投与するための粘着性マトリックスおよびその製造方法 Expired - Fee Related JPH0780758B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR8704133A FR2612785A1 (fr) 1987-03-25 1987-03-25 Dispositif auto-adhesif d'administration d'un principe actif par voie percutanee
FR8704133 1987-03-25

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63255217A true JPS63255217A (ja) 1988-10-21
JPH0780758B2 JPH0780758B2 (ja) 1995-08-30

Family

ID=9349406

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63069186A Expired - Fee Related JPH0780758B2 (ja) 1987-03-25 1988-03-22 活性成分を経皮投与するための粘着性マトリックスおよびその製造方法

Country Status (9)

Country Link
US (1) US4842864A (ja)
EP (1) EP0288336B1 (ja)
JP (1) JPH0780758B2 (ja)
AT (1) ATE69724T1 (ja)
DE (1) DE3866408D1 (ja)
ES (1) ES2027773T3 (ja)
FR (1) FR2612785A1 (ja)
GR (1) GR3003887T3 (ja)
PT (1) PT87029B (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02300118A (ja) * 1989-05-12 1990-12-12 Nitto Denko Corp シート状経皮吸収デバイス
JP2006225319A (ja) * 2005-02-17 2006-08-31 Nitto Denko Corp 貼付製剤

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4814168A (en) * 1988-03-04 1989-03-21 Noven Pharmaceuticals, Inc. Transdermal multipolymer drug delivery system
FR2635979B1 (fr) * 1988-09-07 1992-05-29 Lhd Lab Hygiene Dietetique Dispositif auto-adhesif d'administration d'un principe actif par voie percutanee
IL92496A0 (en) * 1988-12-01 1990-08-31 Schering Corp Compositions for transdermal delivery of estradiol
IN172390B (ja) * 1989-07-18 1993-07-10 Ethicon Inc
WO1991005529A1 (en) * 1989-10-13 1991-05-02 Watson Laboratories, Inc. Drug delivery systems and matrix therefor
US5705185A (en) * 1991-09-25 1998-01-06 Beta Pharmaceuticals Co. Transdermal delivery of estradiol and process for manufacturing said device
US5518734A (en) * 1991-09-25 1996-05-21 Beta Pharmaceuticals Co. Transdermal delivery system for estradiol and process for manufacturing said device
US5827245A (en) * 1992-07-16 1998-10-27 Lts Lohmann Therapie-Systeme Gmbh & Co. Kg Transdermal therapeutic system comprising the active subtance 17-β-Estradiol (Anhydrous)
DE4237453C1 (ja) * 1992-11-06 1993-08-19 Lts Lohmann Therapie-Systeme Gmbh & Co Kg, 5450 Neuwied, De
DE4333595A1 (de) * 1993-10-01 1995-04-06 Labtec Gmbh Transdermales therapeutisches System zur Applikation von Arzneimitteln auf die Haut
FR2717688B1 (fr) * 1994-03-28 1996-07-05 Lhd Lab Hygiene Dietetique Système matriciel transdermique d'administration d'un oestrogène et/ou un progestatif à base d'EVA.
DE4416927C1 (de) * 1994-05-13 1995-08-31 Lohmann Therapie Syst Lts Vorrichtung zur Abgabe von Wirkstoffen aus Haftschmelzklebern, Verfahren zu ihrer Herstellung und ihre Verwendung
FR2732223B1 (fr) * 1995-03-30 1997-06-13 Sanofi Sa Composition pharmaceutique pour administration transdermique
FR2739032B1 (fr) * 1995-09-27 1997-11-21 Lhd Lab Hygiene Dietetique Systeme matriciel transdermique d'administration d'un oestrogene et/ou d'un progestatif a base d'eva, procede de preparation et utilisation en therapeutique
AU3104301A (en) 2000-01-20 2001-07-31 Noven Pharmaceuticals, Inc. Compositions and methods to effect the release profile in the transdermal administration of active agents
DE10303537A1 (de) * 2003-01-29 2004-08-05 Tesa Ag Selbstklebende, hochtransparente Schutzfolie für Automobilscheiben und andere empfindliche Oberflächen

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2542998B1 (fr) * 1983-03-24 1986-01-31 Rhone Poulenc Sante Nouvelle forme transdermale du dinitrate d'isosorbide
CA1248450A (en) * 1984-04-05 1989-01-10 Kazuo Kigasawa Soft patch
JPS615012A (ja) * 1984-06-11 1986-01-10 Dai Ichi Seiyaku Co Ltd 貼付剤
AU563054B2 (en) * 1984-10-24 1987-06-25 Sekisui Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha Percutaneous tape of isdn
US4615699A (en) * 1985-05-03 1986-10-07 Alza Corporation Transdermal delivery system for delivering nitroglycerin at high transdermal fluxes
DE3518707A1 (de) * 1985-05-24 1986-11-27 Beiersdorf Ag, 2000 Hamburg Nitro-pflaster
JPS61280426A (ja) * 1985-06-04 1986-12-11 Ikeda Mohandou:Kk 消炎鎮痛用貼付剤
JPH0747535B2 (ja) * 1985-11-26 1995-05-24 日東電工株式会社 消炎鎮痛用貼付剤
DE3617158C2 (de) * 1986-05-22 1994-10-06 Lohmann Therapie Syst Lts Transdermales Arzneimittel

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02300118A (ja) * 1989-05-12 1990-12-12 Nitto Denko Corp シート状経皮吸収デバイス
JP2006225319A (ja) * 2005-02-17 2006-08-31 Nitto Denko Corp 貼付製剤

Also Published As

Publication number Publication date
PT87029A (pt) 1988-04-01
PT87029B (pt) 1992-06-30
ES2027773T3 (es) 1992-06-16
GR3003887T3 (ja) 1993-03-16
DE3866408D1 (de) 1992-01-09
ATE69724T1 (de) 1991-12-15
EP0288336B1 (fr) 1991-11-27
JPH0780758B2 (ja) 1995-08-30
US4842864A (en) 1989-06-27
FR2612785A1 (fr) 1988-09-30
EP0288336A1 (fr) 1988-10-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS63255217A (ja) 活性成分を経皮投与するための粘着性マトリックスおよびその製造方法
JP2960832B2 (ja) エストラジオールの投与システム
US5676968A (en) Transdermal therapeutic systems with crystallization inhibitors
US4906169A (en) Transdermal estrogen/progestin dosage unit, system and process
JP3526864B2 (ja) 結晶化抑制剤を有する経皮治療系
CA2226425C (en) Drug delivery compositions for improved stability of steroids
US5023084A (en) Transdermal estrogen/progestin dosage unit, system and process
EP0275716A1 (en) Transdermal estrogen/progestin dosage unit, and fertility control kit comprising said dosage unit.
JP4132679B2 (ja) 経皮系のための作用物質含有ラミネート
JPH08509748A (ja) エストラジオール含有経皮治療システム
IE71048B1 (en) Solid matrix system for transdermal drug delivery
JPH09505554A (ja) 低フラックスで経皮的な活性薬剤の送達システム
WO1988001170A1 (en) Steroidal drug-containing preparation for external use
HUT77384A (hu) Több hatóanyag szimultán bejuttatására alkalmas transzdermális rendszer
CN1596105A (zh) 含有甾类激素和含有丙二醇单辛酸酯的透皮治疗系统
JP2005528356A (ja) 改善された粘着力を有する酢酸ビニル−ビニルピロリドン共重合体に基づく活性物質貯留部を備えた、ホルモン含有経皮治療システム
CZ283501B6 (cs) Transdermální terapeutický systém obsahující účinnou složku 17-beta-estradiol
KR20030072630A (ko) 테스토스테론을 함유하는 경피 치료 시스템 및 그 제조 방법
JP2644343B2 (ja) 薬剤有効成分の経皮投与用自動接着マトリックス
JP3525391B2 (ja) 皮膚塗布用の表面安定化された調合薬
JP2000511921A (ja) 2種類の活性成分を別個の区画に内容する経皮系、その製造法、および医薬としてのその用途
JP7399633B2 (ja) 経皮吸収型製剤の製造方法
JPH05148145A (ja) エストラジオール経皮吸収貼付剤
CN108606963B (zh) 含有屈螺酮和雌激素的复方避孕贴、制备方法及应用
JP3197102B2 (ja) 経皮吸収製剤及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees