JPS6325498A - 排ガス用排熱回収装置における伝熱管の洗浄方法 - Google Patents

排ガス用排熱回収装置における伝熱管の洗浄方法

Info

Publication number
JPS6325498A
JPS6325498A JP7703486A JP7703486A JPS6325498A JP S6325498 A JPS6325498 A JP S6325498A JP 7703486 A JP7703486 A JP 7703486A JP 7703486 A JP7703486 A JP 7703486A JP S6325498 A JPS6325498 A JP S6325498A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat
exhaust gas
heat transfer
tubes
heat exchanger
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7703486A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuichi Furuya
古谷 修一
Kikuo Hara
原 喜久男
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
Priority to JP7703486A priority Critical patent/JPS6325498A/ja
Publication of JPS6325498A publication Critical patent/JPS6325498A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野J 本発明は、廃棄物燃焼のための回収用ボイラーから排出
される排ガスから廃熱を回収する装置において、該装置
に設置されている伝熱管群を洗浄する方法に関するもの
である。
また本発明は、特に黒液と通称されるパルプ採取後の排
液(木材チップをアルカリ液で処理してパルプを取った
後の排液)を燃焼した排ガスの廃熱回収装置に適するも
のである。
「従来の技術」 伝熱管群が設置されたケーシング内に回収用ポイラーか
ら排出される排ガスを通過させながら、前記伝熱管群に
通水して排ガスから熱回収を行なう廃熱回収装置におい
て、排ガス中に残留するダストが付着した伝熱管群に通
常水を散水して洗浄し、伝熱管に4=J着したダストを
排除する技術は公知である。
「発明が解決しようとする問題点」 しかしながら、いわゆる黒液燃焼後の排ガス中にはto
o ppm程度の硫黄酸化物及び塩化水素が含まれてい
るので、ケーシング内の伝熱管に給水し散水洗浄を行な
うと、伝熱管表面の温度が低下し、拮ガス中の硫黄酸化
物や塩化水素が酸露点に達するので伝熱管を急速に腐食
させる欠点がある。
すなわち、伝熱管表面の温度が硫黄酸化物の耐雪げXで
ある90〜100℃になると、伝熱管がステンレス鋼管
やチタン管である場合、伝熱管は硫酸腐食を受け、また
、伝熱管が鉛合金クランド管である場合は、伝熱管表面
の温度が70℃程11になると伝熱管は11!酸腐食を
受け、いずれの場合も伝熱管の寿命は著しく短かいため
、回収費用が極めて高価になる。
本発明の目的は、前記のような欠点を解消して、伝熱管
が酸腐食を受けにくい伝熱管の洗浄方法を提供すること
にある。
「問題点を解決する手段」 伝熱管に、該伝熱管を腐食させない性質のアルカリ性塩
類を含む水溶液を散水して洗浄することである。
「作用」 伝熱管への散水や給水によって、伝熱管の表面温度が酸
露点以下に低下しても、アルカリ性水溶液よりなる洗浄
液により、排ガス中の酸が中和されて伝熱管の酸腐食が
抑制される。
「発明が適用される装置の概要」 第1図は本発明が適用される装置の概要を示すもので、
回収用ボイラー1による黒液の燃焼によって、第一次の
廃熱回収が行なわれた排ガスは、図示されていないブロ
ワ−により電気集塵機その他の集塵機2に供給してあら
かじめ除塵され、170°C前後の温度で排ガス用の廃
熱回収装置3を通過し、通過中に熱回収が行なわれ、1
20〜130℃1111後の温度で廃熱回収装置3から
排出され、煙突j1より大気中に排出される。
廃熱回収装置3は、排ガスが通過するに適する構造のケ
ーシング31と、該ケーシング31内に設置された伝熱
管群32から構成され、伝熱管群32には4ポ:・イ5
によって図示されていない軟水タンクより70−100
℃の水が低圧で給水され、給水された木は伝熱管群32
を通過中に85〜120℃に達し、脱気器6を介して更
にボイラー1へ給水される。
回収装置3のケーシング31内においては、伝熱管群3
2の上方へ、下面に一定間隔に多数の散水孔(図示しな
い)を有する適数の散水管7が配管され、この散水v7
よりアルカリ性水溶液が定期的に散水されることにより
、伝熱管群32が洗浄され、伝熱管に付着しているダス
トが排除され、ケーシング31に設けられている図示さ
れていないドレンより洗浄液とともに排出される。
使用に^するアルカリ性41類は、廃熱回収装置3に使
用する伝熱管の材質により異なり、テストによれば、ス
テンレス鋼管やチタン管を伝熱管とする場合は、水酸化
ナトリウムや水酸化カリウム゛が経済的であり、鉛合金
クラツド管を伝熱管とする場合には、リン酸ソーダや炭
酸ソーダが効果的であり、特に第三リン酸ソーダが最も
好ましい。
「実施例」 実施例−1 第1図の装置により、除塵後の約170℃の排ガスを廃
熱回収装置3へ供給し、装置3の伝熱管にステンレス鋼
管(材質SUS 318L、管径25.4mm、肉厚2
fflI11)を使用し、装置3への給水入口温度を1
00°C1出口温度を120℃になるように設定し、同
一条件のもとで毎日定時に一回(3分間)、通常水を散
水して伝熱管群32を洗浄したケース■と、1%の水酸
化ナトリウム水溶液を散水して伝熱管群32を洗浄した
ケース■とを比較したところ、次の結果を得た。
ケース■の結果 約6ケ月経過後排ガス出口側の伝熱管に水漏れが発生、
排ガス出口側の伝熱管は激しい腐食を受けてところどこ
ろに孔が開いており、また、他のほどんどの伝熱管は肉
厚0.5 ms+以下に減肉していて水漏れ寸前の状態
を呈した。
ケース■の結果 12ケ月経過後の伝熱管の状態は、減肉は排ガス出口側
でも最大0.3 rs■程度で良好であり、水漏れも発
生せず、以後相当の期間の使用が見込まれる状態を呈し
た。
アルカリ水溶液として、1%の水酸化カリウム水溶液を
用いた場合も、ケース■と略同様な結果であった。
実施例−2 第1図の装置により、除塵後の約170 ’C!の排ガ
スを廃熱回収装置3へ供給し、装置3の伝熱管として通
常のボイラー用鋼管に鉛合金をクラッドした二重管を使
用し1回収装置3への給水入口温度を70℃、出口温度
が80℃になるように設定し、同一条件のもとで毎日−
回定時に(5分間)、通常水を散水して伝熱管群32を
洗浄したケース■と、0.5%の第三リン酸ソーダ水溶
液を散水して伝熱管群32を洗浄したケース■とを比較
したところ、次の結果を得た。
ケース■ 約lOケ月経過後伝熱管に水漏れが発生、水漏れ発生で
はクラッドした鉛合金がなくなっており、う 内管であサボイラー用鋼管に貫通孔が認められ、伝熱管
の他の部分でも、肉厚2mmの鉛合金部分はほとんど半
分以下に減肉して激しい腐食を呈していた。
ケース■ 12ケ月経過後、伝熱管の鉛合金部分の減肉は腐食の最
も激しい部分で0.1mm程度であり、以後相当長期間
の使用が見込まれる状態であった。
また、アルカリ水溶液として、0.5%の炭酸ソーダ水
溶液を使用した場合は、前記ケース■に近い結果を得た
実施例−3 前記実施例−2のケース■と同様なケースであって、第
1図の装置3におけると略同容量の廃熱回収装置3のケ
ーシング31内を、略水平方向の隔壁33で三つのユニ
ツ)34,35.38に略均−に分割し、各ユニット3
4〜36に伝熱管群32を設け、伝熱管群の上方に散水
管7を設けるとともに、各ユニット34〜36の排ガス
入口側をダンパ37〜39で開閉自在に構成し、散水管
7よリアルカリ水溶液を散水する場合、−ユニットづつ
ダンパを閉じて洗浄したと。
その結果、全ユニットの伝熱管群32の洗浄に要する0
、5%の第三リン酸ソーダ水溶液の水量を、ケース■の
場合に比べ約三分の−でまかなうことができ、使用する
アルカリ性塩類の量を大幅に節約することができた。こ
れは、蒸発する水量が大幅に減少するためである。
また、第1図の回収装置3では、排ガス流によリガス入
口側下部の一部において、伝熱管表面のダストが除去で
きない場合もあったが、第2図の要領で洗浄することに
より、このようにダストが排除できない部分を生ずるこ
とが防止された。
「発明の効果」 本発明に係る伝熱管の洗浄方法によれば、伝熱管を腐食
させない性質のアルカリ性塩類を含む水溶液を散水して
伝熱管を洗浄するものであるから、廃熱回収装置の伝熱
管群への通水や洗浄により、伝熱管表面の温度が低下し
、排ガス中の硫酸や塩酸が酸露点に達しても、アルカリ
性水溶液によりこれ等の酸が中和されるので、伝熱管の
腐食を抑制ないし防止することができ、伝熱管の耐用年
数が長くなり、廃熱の回収コストを大幅に低減させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を適用する廃熱回収のための配管系の一
例を示すブロック図、第2図は本発明の第3実施例を説
明するための断面図である。 図中主要符号の説明 3は排ガスの廃熱回収装置、31はケーシング、32は
伝熱管群、33は隔壁、34〜38はケーシングのユニ
ット、37〜39はダンパである。 O 第1図 箒つ図 補正の内容 手続角#jiE書(自発) 昭和62年7月3日 特願昭61−77034号 2、発明の名称 排カス用排熱回収装置における伝熱管の洗浄装置 3、補止をする者 事件との関係 特許出願人 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 (529)古河電気工業株式会社 代表者 11部 悦 二 4、代理人 〒170 電話(982)9660東京都
豊島区東池袋1−48−10 25山京ビル613号 明細書の「発明の名称」、「特許請求の範囲」、及び「
発明の詳細な説明」とIIA面の簡単な説明」の一部。 て隔壁板により複数のユニットに分割し、各ユニ1.1
特許請求の範囲」を次のとおり訂正する。 (1)、伝熱管群が設けられたケーシンク内に回収用ボ
イラーから排出される排ガスを通過させながら、前記伝
熱管群に通水して排ガスから熱回収を行なう装置におい
て、前記伝熱管群に該伝熱管を腐食させない性質のアル
カリ性塩類を含む水溶液を散水して洗浄することを特徴
とした、排ガス用排熱回収装置における伝熱管の洗浄方
法。 (2)、前記伝熱管かステンレス鋼管又はチタン管であ
る場合において、前記アルカリ性塩類か水酸化ナトリウ
ム又は水酸化カリウムである、特許請求の範囲第1項に
記載の排ガス用排熱回収装置における伝熱管の洗浄方法
。 (3)、前記伝熱管か鉛合金をクラッドした管である場
合において、前記アルカリ性塩類かリン酸ソータ又は炭
酸ソータである。特許請求の範囲第1項に記載の排ガス
用排熱回収装置における伝熱管の洗浄方法。 (4)、ケーシンク内を排ガスの通過方向に沿っットを
順に閉めて伝熱管群を洗浄することを特徴とする特許請
求の範囲第1項、第2項又は第3項に記載の排ガス用鍍
熱回収装置における伝熱管の洗浄方法。 2.1発明の名称」を次のとおり訂正する。 [排ガス用排熱回収装置における伝熱管の洗浄方法」 3、明細書第2頁第12行及び第10頁第8行に、1廃
熱」とあるところを1排熱」とそれぞれ訂正する。 4、明細書第4頁第17行及び第1O頁第11行に、「
廃熱回収」とをあるところを1排熱回収Jとそれぞれ訂
正する。 5、明細書第2頁第17行から第18行、第3頁第3行
、第4頁第20行、第5頁第2行、同頁第4行、同頁第
19行、第6頁第9行、第7頁第14行、第8頁第19
行から第20行、第1O頁第3行、及び同頁第15行に
、1廃熱回収装置」とあるところを「排熱回収装置」と
それぞれ訂正する。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)、伝熱管群が設けられたケーシング内に回収用ボ
    イラーから排出される排ガスを通過させながら、前記伝
    熱管群に通水して排ガスから熱回収を行なう装置におい
    て、前記伝熱管群に該伝熱管を腐食させない性質のアル
    カリ性塩類を含む水溶液を散水して洗浄することを特徴
    とした、排ガス用廃熱回収装置における伝熱管の洗浄方
    法。
  2. (2)、前記伝熱管がステンレス鋼管又はチタン管であ
    る場合において、前記アルカリ性塩類が水酸化ナトリウ
    ム又は水酸化カリウムである、特許請求の範囲第1項に
    記載の排ガス用廃熱回収装置における伝熱管の洗浄方法
  3. (3)、前記伝熱管が鉛合金をクラッドした管である場
    合において、前記アルカリ性塩類がリン酸ソーダ又は炭
    酸ソーダである、特許請求の範囲第1項に記載の排ガス
    用廃熱回収装置における伝熱管の洗浄方法。
  4. (4)、ケーシング内を排ガスの通過方向に沿って隔壁
    板により複数のユニットに分割し、各ユニットを順に閉
    めて伝熱管群を洗浄することを特徴とする、特許請求の
    範囲第1項、第2項又は第3項に記載の排ガス用廃熱回
    収装置における伝熱管の洗浄方法。
JP7703486A 1986-04-03 1986-04-03 排ガス用排熱回収装置における伝熱管の洗浄方法 Pending JPS6325498A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7703486A JPS6325498A (ja) 1986-04-03 1986-04-03 排ガス用排熱回収装置における伝熱管の洗浄方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7703486A JPS6325498A (ja) 1986-04-03 1986-04-03 排ガス用排熱回収装置における伝熱管の洗浄方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS6325498A true JPS6325498A (ja) 1988-02-02

Family

ID=13622473

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7703486A Pending JPS6325498A (ja) 1986-04-03 1986-04-03 排ガス用排熱回収装置における伝熱管の洗浄方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6325498A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006336051A (ja) * 2005-05-31 2006-12-14 Parker Corp チタン材のスケール改質方法
JP2012184915A (ja) * 2011-02-14 2012-09-27 Ito Racing Service Co Ltd 暖房装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006336051A (ja) * 2005-05-31 2006-12-14 Parker Corp チタン材のスケール改質方法
JP2012184915A (ja) * 2011-02-14 2012-09-27 Ito Racing Service Co Ltd 暖房装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4681744A (en) Heat recovery device
EP0357572A1 (en) A process for cleaning tube type heat exchangers
CN108469036B (zh) 防腐防堵自清洁立式管式空气预热器
CN110848721B (zh) 氟塑钢低温烟气深度处理装置
CN107281820A (zh) 脱硫塔加热除雾装置
JPS6325498A (ja) 排ガス用排熱回収装置における伝熱管の洗浄方法
JP3792290B2 (ja) 排煙処理方法及び装置
CN102829463A (zh) 电站锅炉极低温烟气余热再用系统
Putman et al. Proper maintenance practices involving condenser cleaning and in-leakage inspection
JPH07280204A (ja) 脱硝装置付ボイラの熱回収装置
JPH10141890A (ja) 熱交換器の洗浄方法および排煙脱硫装置
CN211600750U (zh) 一种锅炉省煤器灰斗集灰装置
CN215892321U (zh) 回收烟气余热的低压水媒换热器及防堵防腐的系统
CN201983250U (zh) 一种锅炉湿法脱硫系统的烟气余热回收节能器
Bhagria et al. A review paper on downtime corrosion in boilers during lockdown due to COVID-19 in India
JPH10122761A (ja) 排ガスの熱回収システムおよび熱回収方法
KR101941162B1 (ko) 부식방지기능이 향상된 화력발전시설의 가스가스열교환기
SU789431A1 (ru) Растворитель накипи
CN117139269A (zh) 一种火电厂锅炉化学清洗中去除羟基磷灰石的方法
JPH0994429A (ja) 排ガス中のso3収集方法および収集装置
JP2024037670A (ja) 廃棄物処理設備
JPH0776786A (ja) 貫流型ボイラの防食方法
JP2000304496A (ja) ボイラ排煙処理設備のガスガスヒータ
JPS6144239B2 (ja)
JP2020169784A (ja) 熱交換器の伝熱管、熱交換器のフィン付き伝熱管、熱交換器、排煙処理システム、及びフィン付き伝熱管の製造方法