JPS63254154A - 樹脂組成物 - Google Patents

樹脂組成物

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JPS63254154A
JPS63254154A JP8773887A JP8773887A JPS63254154A JP S63254154 A JPS63254154 A JP S63254154A JP 8773887 A JP8773887 A JP 8773887A JP 8773887 A JP8773887 A JP 8773887A JP S63254154 A JPS63254154 A JP S63254154A
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JP
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monomer
copolymer
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weight
composition
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JP8773887A
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Masanori Kondo
近藤 正経
Kiyoshi Ogura
小倉 清
Koichi Kuramoto
興一 倉本
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Sumika Polycarbonate Ltd
Original Assignee
Sumika Polycarbonate Ltd
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、耐熱性、耐薬品性、機械的特性および成形加
工性ならびに発色性に優れ、かつ各種非極性ならびに有
極性材料との相溶性ないしは親和性の良好な樹脂組成物
に関するものである。
〈従来の技術〉 スチレン系樹脂あるいはメタクリル酸メチル系樹脂は優
れた成形加工性および外観を有しており、車輌部品、電
気部品、事務機器部品等として広く使用されている。し
かしながら、これらの樹脂は耐熱性に劣るという欠点が
あり、近年その耐熱性を改良する目的で、耐熱性付与成
分としてマレイミド系単量体、無水マレイン酸あるいは
メタクリル酸等を導入した樹脂の開発が活発に進められ
ている。
さらに、これらの耐熱性付与成分を導入した樹脂の衝撃
強度を改良する目的で、例えばスチレン−マレイミド系
共重合体とポリカーボネートとの組成物(特開昭5L−
129245) 、スチレンおよび/またはメタクリル
酸メチル−アクリロニトリル−マレイミド系共重合体、
ABS樹脂およびポリカーボネートからなる組成物(特
公昭61−50976 )、スチレン−マレイミド系共
重合体やスチレン−アクリロニトリル−マレイミド系共
重合体とポリフェニレンエーテルとの組成物(特開昭6
1−174249 )またはこれらと耐衝撃性ポリスチ
レンやスチレンーブタジエンブロック共重合体との組成
物(特公昭60−58257 )等が提案されている。
〈発明が解決しようとしている問題点〉しかしながら、
上記のようなマレイミド系単量体等を導入してなる樹脂
は極性が非常に大きいため、上記のポリフェニレンエー
テル、耐衝撃性ポリスチレン、スチレン−ブタジェンブ
ロック共重合体をはじめ、非極性ないしは極性の小さい
材料との相溶性が悪い。この傾向は樹脂中のマレイミド
系単量体等の耐熱性付与成分の含有量が多くなるほど著
しい。この結果、それぞれの樹脂が本来もっているとこ
ろの特性を有する樹脂組成物は得がたい。また、これら
の組成物に着色剤を配合した場合、発色性が不充分で、
望む色調に着色するには多量の着色剤を必要とするなど
の問題がある。
〈問題点を解決するだめの手段〉 本発明者らは上述の問題点を解決し、耐熱性をはじめ、
耐薬品性、機械的特性および成形加工性ならびに発色性
に優れ、かつ各種非極性ならびに有極性材料との相溶性
ないしは親和性の非常に良好な樹脂組成物を得るべく鋭
意検討した結果、特定の耐熱性付与成分および組成から
なる共重合体〔T〕、特定の組成分布を有する三元共重
合体組成物CII〕ならびに他の重合体とからなる樹脂
組成物を見出し、本発明に至った。
すなわち、本発明は、熱可塑性樹脂および/またはゴム
質重合体の存在下または非存在下、マレイミド系単量体
(A−1)および不飽和カルボン酸系単量体(A−2)
のいずれか1種または2種の単量体(A)と、芳香族ビ
ニル系単量体(B−1)、不飽和ニトリル系単量体(B
−2)および不飽和カルボン酸エステル系単量体(B−
3)の中から選ばれた1種または2種以上の単量体(B
)ならびにこれらと共重合可能な単量体(C)を重合し
てなる共重合体であって、その組成(熱可塑性樹脂およ
びゴム質重合体を除く。)が、式(1)および(2)で
表わされる共重合体〔I〕、熱可塑性樹脂および/また
はゴム質重合体の存在下または非存在下、芳香族ビニル
系単量体(B−1)、不飽和ニトリル系単量体(B−2
)および不飽和カルボン酸エステル系単量体(B−3)
ならびにこれらと゛共重合可能な単量体(C)を重合し
て得られる三元共重合体からなる組成物であって、その
平均組成(熱可塑性樹脂およびゴム質重合体を除く。)
が、式(3)および(4)で表わされる三元共重合体組
成物であり、かつ不飽和ニトリル系単量体(B−2)と
不飽和カルボン酸エステル系単量体(B−3>の合計含
有量が10重量%を超える三元共重合体03〜95重量
%および10重量%以下の三元共重合体097〜5重量
%からなる三元共重合体組成物〔■〕ならびに他の熱可
塑性樹脂および/またはゴム質・重合体〔III〕から
なる組成物であって、これらの配合比率が式(5)およ
び(6)で表わされる範囲内であることを特徴とする樹
脂組成物を提供するものである。
〇三元共重合体(1,1 〇三元共重合体組成物〔■〕 =3〜70重量% (3) =0〜50重量% (4) ○樹脂組成物 〔I〕 X100=1〜95重量% (5〕 CI)+ 〔m) 以下に本発明について詳細に説明する。
○共重合体CII 本発明の共重合体〔■〕を構成することのできる熱可塑
性樹脂および/またはゴム質重合体としては、例えば下
記のものが挙げられる。ポリエチレン、ポリプロピレン
、ポリブテン−1、エチレン−ブテン−1共重合体、プ
ロピレン−ブテン−1共重合体、プロピレン−エチレン
ブロック共重合体、エチレン−プロピレン系ゴム、無水
マレイン酸クラフトポリオレフィン、N−フェニルマレ
イミドグラフトポリオレフィン、塩素化ポリオレフィン
、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−ビニルア
ルコール共重合体、エチレン−(メタ)アクリル酸およ
びその金属塩共重合、エチレン−(メタ)アクリル酸メ
チル、エチル、プロピル、ブチル、グリシジル、2−ヒ
ドロキシエチル、ジメチルアミノエチルなどの(メタ)
アクリル酸エステル共重合体、エチレン−(メタ)アク
リル酸アルキルエステル−(メタ)アクリル酸共重合体
、エチレン−(メタ)アクリル酸アルキルエステル−無
水マレイン酸共重合体、ポリテトラフルオロエチレン、
エチレン−テトラフルオロエチレン共重合体、テトラフ
ルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル
共重合体、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプ
ロピレン共重合体、ポリクロロトリフルオロエチレン、
ポリビニルブチラール、ポリ塩化ビニル、ポリメタクリ
ル酸メチル、ポリスチレン、ゴム変性ポリスチレン、A
BS樹脂、AES樹脂、AC3樹脂、AΔS樹脂、アク
リロニトリル−スチレン共重合体、アクリロニトリル−
α−メチルスチレン共重合体、アクリロニトリル−パラ
メチルスチレン共重合体、メタクリロニトリルースチレ
ン共重合体、ブタジェンゴム、スチレンーブタジエンラ
ンダムマタはブロック共重合体、水素化スチレン−ブタ
ジェンランダムまたはブロック共重合体、アクリロニト
リル−ブタジェンゴム、イソブチレンゴム、アクリルゴ
ム、シリコーン樹脂、ポリカーボネート、ポリエステル
、ポリアミド、ポリアミドイミド、ポリエーテルイミド
、ポリエーテルエステル、ポリエーテルエステルアミド
、ポリエーテルアミド、ポリエーテルエーテルケトン、
ポリフェニレンサルファイド、ポリサルホン、ポリエー
テルサルホン、ポリフェニレンエーテル、スチレン−ゴ
ム変性ポリフェニレンエーテル、ポリオキシメチレン等
の1種または2種以上である。特にガラス転移温度が0
℃以下のものが好ましい。
マレイミド系単量体(A−1>としては、マレイミド、
N−メチルマレイミド、N−エチルマレイミド、N−イ
ソプロピルマレイミド、N−ブチルマレイミド、N−へ
キシルマレイミド、N−オクチルマレイミド、N−ラウ
リルマレイミド、N−シクロへキシルマレイミド、N−
フェニルマレイミド、N−2,3または4−メチルフェ
ニルマレイミド、N−2,3または4−エチルフェニル
マレイミド、N−2,3または4−ブチルフェニルマレ
イミド、N−2,6−シメチルフエニルマレイミド、N
−2,3またはく一クロロフェニルマレイミド、N−2
,3または4−ブロモフェニルマレイミド、N−2,5
−ジクロロフェニルマレイミド、N−3,4−ジクロロ
フェニルマレイミド、N−2,5−ジブロモフェニルマ
レイミド、N−3,4−ジブロモフェニルマレイミド、
N−2,4,6−)ジクロロフェニルマレイミド、N−
2,4,6−トIJブロモフエニルマレイミド、N−2
,3tたは4−ヒドロキシフェニルマレイミド、N−2
,3または4−メトキシフェニルマレイミド、N−2,
3または4−カルポキシフエニルマレイミド、N−4−
ニトロフェニルマレイミド、N−4−ジフェニルマレイ
ミド、N−1−ナフチルフェニルマレイミド、N−4−
シアノフェニルマレイミド、N−4−フェノキシフェニ
ルマレイミド、N−4−ベンジルフェニルマレイミド、
N−2〜メチル−5−クロロフェニルマレイミド、N−
2−メトキシ−5−クロロフェニルマレイミドなどが例
示され、1種または2種以上用いることができる。これ
らのうち、特にN−アリール置換マレイミドが好ましい
不飽和カルボン酸系単量体(A−2)としては、アクリ
ル酸、メタクリル酸、無水マレイン酸、無水イタコン酸
、無水シトラコン酸、無水ノ1イミ・ンク酸などが挙げ
られる。これらのうち、特にメタクリル酸および無水マ
レイン酸が好ましい。
上述のマレイミド系単量体(A−1)および不飽和カル
ボン酸系単量体(A−2)のいずれか1種または2種が
単量体(A)として共重合体〔■〕を構成する。
芳香族ビニル系単量体(B−1)としては、スチレン、
α−メチルスチレン、α−クロロスチレン、p−t−ブ
チルスチレン、p−メチルスチレン、0−クロロスチレ
ン、p−クロロスチレン、2.5−ジクロロスチレン、
3.4−ジクロロスチレン、p−ブロモスチレン、0−
ブロモスチレン、2−5−ジプロモスチレン、3.4−
ジプロモスチレン、シアノスチレン、2−インプロペニ
ルナフタレンなどが挙げられ、1種または2種以上用い
ることができる。これらのうち、通常はスチレンまたは
α−メチルスチレンが好ましい。
不飽和ニトリル系単量体(B−2)としては、アクリロ
ニトリル、メタクリロニトリル、マレオニ)IJル、フ
マロニトリルなどが挙げられ、1種または2種以上用い
ることができる。これらのうち、通常はアクリロニトリ
ルが好ましい。
不飽和カルボン酸エステル系単量体(B−3)としては
、(メタ)アクリル酸のメチル、エチル、プロピル、ブ
チル、ラウリル、シクロヘキシル、2−ヒドロキシエチ
ル、ボルニル、グリシジルおよびジメチルアミノエチル
などの(メタ)アクリル酸エステル系単量体、ならびに
マレイン酸、イタコン酸、シトラコン酸、ハイミック酸
などの不飽和ジカルボン酸のモノおよびジアルキルエス
テルなどが挙げられる。これらは1種または2種以上用
いることができる。これらのうち、通常はメタクリル酸
メチルが好ましい。
上述の芳香族ビニル系単量体(B−1)、不飽和二)I
Jル系単量体(B−2)および不飽和カルボン酸エステ
ル系単量体(B−3)の中から選ばれた1種または2種
以上が単量体(Bンとして共重合体〔■〕を構成する。
また、式(1)からも明らかなとおり、上述の単量体(
A)および(B)と共重合可能な単量体を単量体(C)
として用いることができる。
単量体(C)としては、エチレン、プロピレン、ブテン
−1、ペンテン−1,4−メチルペンテン−1、塩化ビ
ニル、塩化ビニリデン、テトラフオロエチレン、モノク
ロロトリフオロエチレン、ヘキサフルオロプロピレン、
ブタジェン、アクリルアミド、メタクリルアミド、酢酸
ビニル、ビニルピロリドン、ビニルピリジン、ビニルカ
ルバソール、ビニルエーテル、ビニルケトン、クマロン
、インデンおよびアセナフチレンなどが挙げられる。
共重合体〔I〕は前記の熱可塑性樹脂および/またはゴ
ム質重合体の存在下または非存在下、マレイミド系単量
体(A−1)および不飽和カルボン酸系単量体(A−2
)のいずれか1種または2種の単量体(A)と、芳香族
ビニル系単量体(B−1)、不飽和ニトリル系単量体(
B−2)および不飽和カルボン酸エステル系単量体(B
−3)の中から選ばれた1種または2種以上の単量体(
B)ならびにこれらと共重合可能な単量体(C)を重合
してなる共重合体であって、その組成(熱可塑性樹脂お
よびゴム質重合体を除く。)が式(1)および(2)で
表わされる共重合体である。
ここで、式(1)において単量体(A)の量が1重量%
未満では耐熱性の高い樹脂組成物が得がたく、一方、そ
の量が70重量%を超えると樹脂組成物の機械的強度お
よび加工性が低下する傾向があるので好ましくない。式
(1)における単量体(A)のより好ましい量は3〜6
0重量%である。
また、式(2)において単量体(C)の量が50重量%
を超えると耐候性に劣り好ましくない。単量体(C)の
好ましい量は0〜30重量%である。
式(1)および(2)に示される組成(熱可塑性樹脂お
よびゴム質重合体を除く。)は、共重合体(Ilの平均
組成を意味するものであり、単量体(A)の含有量の多
い共重合体と少ない共重合体との混合物を用いてもよい
が、三元共重合体組成物〔■〕との相溶性の面で、共重
合体〔I〕の製造過程において単重体(A)の添加比率
を段階的または連続的に変えてその組成分布を広げたも
のが好ましい。
また、共重合体〔■〕は熱可塑性樹脂および/またはゴ
ム質重合体の存在下または非存在下に前記の単重体を重
合して得られる共重合体であるが、1に の場合、共重合体〔■〕中に占める熱可塑性樹脂および
/またはゴム質重合体の上限量は80重量%であること
が好ましい。ここで、特にゴム質重合体の存在下に前記
の単量体を重合すると衝撃強度の高いグラフト共重合体
が得られる。このグラフト共重合体の構造には特に制限
はないが、グラフト共重合体の重量平均粒径が0.05
〜10μm1グラフト率が10〜150重量%のものが
好ましい。また、共重合体〔■〕の固有粘度は通常0.
2〜1.5di/gのものが好ましい。ここで、熱可塑
性樹脂および/またはゴム質重合体の存在下、前記の単
量体をグラフト重合した場合、一般には全単量体が熱可
塑性樹脂またはゴム質重合体にグラフト重合せず、単量
体の一部が遊離の共重合体を形成する。したがって、こ
の場合の共重合体の固有粘度は遊離の共重合体の固有粘
度を意味する。なお、固有粘度とはジメチルホルムアミ
ド溶液、30℃での測定値である。
なお、本発明で用いられる共重合体〔■〕は熱可塑性樹
脂および/またはゴム質重合体の非存在下に前記の単量
体を重合して得られる共重合体と、熱可塑性樹脂および
/またはゴム質重合体の存在下に前記の単量体を重合し
て得られる共重合体の混合物であってもよい。
共重合体〔I〕は各種の方法で製造することができる。
すなわち、塊状重合、懸濁重合、塊状−懸濁重合、乳化
重合、溶液重合およびこれらの組み合わせによって製造
することができる。また、共重合体〔1〕の構成成分の
一つであるマレイミド系単量体成分を含有する共重合体
は、マレイミド系単量体と共重合性単量体とを直接に共
重合して製造したものは勿論のこと、無水マレイン酸を
含有する共重合体を、アンモニア、第1級アミン、イソ
シアン酸エステル等と反応させてイミド化したものでも
よく、さらに、メタクリル酸やメタクリル酸メチルを含
有する共重合体を、アンモニア、第1級アミン等の存在
下または非存在下に熱処理し、無水グルタル酸基または
グルタルイミド基を含有する共重合体に変換したもので
あってもよい。
〇三元共重合体組成物CII) 本発明の三元共重合体組成物〔■〕を構成することので
きる熱可塑性樹脂および/またはゴム質重合体、芳香族
ビニル系単量体(B−1)、不飽和ニトリル系単量体(
B−2)および不飽和カルボン酸エステル系単量体(B
−3)さらには共重合可能な単量体(C)としては、前
記の共重合体11’l)の項で述べたものき同一のもの
が挙げられる。なお熱可塑性樹脂および/またはゴム質
重合体としては、特に、ガラス転移温度が0℃以下のも
のが好ましい。
本発明における三元共重合体組成物〔■〕は熱可塑性樹
脂および/またはゴム質重合体の存在下または非存在下
、芳香族ビニル系単量体、(B−1)、不飽和ニトリル
系単量体(B−2)および不飽和カルボン酸エステル系
単量体(B−3)ならびにこれらと共重合可能な単量体
(C)を重合して得られる三元共重合体からなる組成物
であって、その平均組成(熱可塑性樹脂およびゴム質重
合体を除く。)が式(3)および(4)で表わされる範
囲内であり、かつ不飽和ニトリル系単量体(B−2)と
不飽和カルボン酸エステル系単量体(B−3)の合計含
有量の異なる三元共重合体、すなわち、不飽和二) I
Jル系単量体(B−2)と不飽和カルボン酸エステル系
単量体(B−3)の合計含有量が10重量%を超える三
元共重合体03〜95重量%および10重量%以下の三
元共重合体097〜5重量%からなる共重合体組成物で
ある。
(B−1) +(B−2) + (B−3) + (C
)−3〜70重量% (3) 一方80重量% (4) 式(3)および(4)に示される単量体(B−2)、(
B−3)および(C)の含有量は、三元共重合体組成物
〔■〕全全体おける平均含有量である。
式(3)における不飽和ニトリル系単量体(B−2)と
不飽和カルボン酸エステル系単量体(B、−3)の合計
含有量が3重量%未満では耐薬品性に劣り、一方80重
量%を超すきポリスチレン、ポリオレフィン等との相溶
性に劣る。特に5〜60重量%が好ましい。さらに、発
色性の面より、(B−2)/(B−3)が5〜70重量
%/95〜30重量%であることが好ましい。
式(4)における共重合可能な他の単量体(C)の含有
量が50重量%を超すと耐候性に劣る。特に0〜30重
量%が好ましい。
また、上述のとおり三元共重合体組成物〔■〕は、不飽
和二) IJル系単量体(B−2>と不飽和カルボン酸
エステル系単量体(B−3)の合計含有量が10重量%
を超す三元共重合体03〜95重量%および10重量%
以下の三元共重合体097〜5重量%からなり、かかる
範囲外では相溶性および親和性ならびに耐薬品性のバラ
ンスに劣る。
また、三元共重合体組成物〔■〕は熱可塑性樹脂および
/またはゴム質重合体の存在下または非存在下に前記の
単量体を重合して得られる三元共重合体からなる組成物
であるが、この場合、三元共重合体組成物〔■〕中に占
める熱可塑性樹脂および/またはゴム質重合体の上限量
は80重量%であることが好ましい。ここで、特にゴム
質重合体の存在下に前記の単量体を重合すると衝眠強度
の高いグラフト共重合体が得られる。このグラフト共重
合体の構造には特に制限はないが、発色性および耐薬品
性の面より、不飽和ニトリル系単量体(B−2)と不飽
和カルボン酸エステル系単量体(B−3)の合計含有量
が20重量%を超す三元共重合体2〜80重量%、20
重量%以下の三元共重合体98〜20重量%からなる三
元共重合体組成物が好ましい。グラフト共重合体の重量
平均粒径が0.05〜10μm1グラフト率が10〜1
50重量%のものが好ましい。また、三元共重合体組成
物〔II’lの固有粘度は通常0.2〜1.5J/gの
ものが好ましい。
ここで、熱可塑性樹脂および/またはゴム質重合体の存
在下、前記の単量体をグラフト重合した場合、一般には
全単量体が熱可塑性樹脂またはゴム質重合体にグラフト
重合せず、単量体の一部が遊離の共重合体を形成する。
したがって、この場合の共重合体の固有粘度は遊離の共
重合体の固有粘度を意味する。なお、固有粘度とは、ジ
メチルホルムアミド溶液、30℃での測定値である。
なお、本発明で用いられる三元共重合体組成物〔■〕は
熱可塑性樹脂および/またはゴム質重合体の非存在下に
前記の単量体を重合して得られる三元共重合体と、熱可
塑性樹脂および/またはゴム質重合体の存在下に前記の
単量体を重合して得られる三元共重合体の混合物であっ
てもよい。
三元共重合体組成物〔■〕は各種の方法で製造すること
ができる。すなわち、塊状重合、懸濁重合、塊状−懸濁
重合、乳化重合、溶液重合およびこれらの組み合わせに
よって製造することができる。
ここで、三元共重合体組成物〔■〕は前記の構成要件を
満足すべく、前記のいずれかの製造法により、単量体(
・B−2)と(B−3)成分の合計含有量の異なる三元
共重合体、すなわち三元共重合体■および■をそれぞれ
個々に製造したものを混合してもよいが、特にその共重
合体の製造過程において、それぞれ前記の三元共重合体
組成物〔■〕の構成要件を満足するように単量体(B−
2)および(B−3>の添加比率を段階的または連続的
に変えて重合して得られる共重合体組成物が好ましい。
この場合、特に単量体(B−2)および(B−3)の添
加比率を連続的に変えて得られる三元共重合体組成物が
好適である。
○他の熱可塑性樹脂および/またはゴム質重合体〔■〕 本発明の樹脂組成物を構成する他の熱可塑性樹脂および
/またはゴム質重合体〔■〕は、前記共重合体CI)の
項で述べたものと同一のものが挙げられる。これらは1
種または2種以上用いることができる。特に熱変形温度
(1/4 〃、 66 psi、アニールなし)が50
℃以上のものが好ましい。
○樹脂組成物 本発明の樹脂組成物は前記の共重合体〔I〕および三元
共重合体組成物〔■〕ならびの他の熱可塑性樹脂および
/またはゴム質重合体〔■〕とからなり、これらの配合
比率が次式(5)および(6)で表わされる樹脂組成物
である。
〔■〕
共重合体〔■〕の量が式(5)で表わされる範囲内の親
和性ないしは相溶性の良好な樹脂組成物が得られる。式
(5)において、共重合体〔I〕のさらに好ましい量は
5〜90重量%である。
式(6)で表わされるとおり、他の熱可塑性樹脂および
/またはゴム質重合体〔I[IEの量は、〔T〕、CI
I〕および〔■〕の合計当り1〜99重量%であの特性
が生かされない。
本発明の樹脂組成物は、前記の共重合体〔■〕、三元共
重合体組成物〔■〕および他の熱可塑性樹脂および/ま
たはゴム質重合体(I[IEとからなり、それぞれ別個
に製造したものを混合することにより得られる。
○配合剤 本発明において、それぞれ必要に応じ、樹脂組成物の構
成成分として下記の着色剤、有機系安定剤、滑剤、充填
剤または補強剤、可塑剤、難燃剤、発泡剤、帯電防止剤
の中から選ばれた1種または2種以上の配合剤を添加す
ることができる。また、これらの各種配合剤はその使用
目的に応じ、樹脂組成物の製造工程中あるいはその後の
加工工程において添加することができる。
本発明の樹脂組成物に用いることのできる着色剤として
は、熱安定性の面から下記のものの中から選ばれた1種
または2種以上のものであることが好ましい。すなわち
、着色剤カラーインデックス〔The 5ociety
 of Dyers and colourists(
英国)およびThe American As5oci
ationof TextileChemists a
nd Co1oreist(米国)の表示による〕に記
載された名称または番号で表された着色剤であり、その
名称がピグメントレッド101、ピグメントレッド10
2、ピグメントレッド108、ピグメントレッド122
、ピグメントレッド149、ツルベントレッド111、
ソルベントレッド151、ソルベントレッド179、ピ
グメントオレンジ20、ソルベントオレンジ60、ピグ
メントイエロー37、ピグメントイエロー53、ピグメ
ントイエロー183、ソルベントイエロー33、ピグメ
ントブラウン6、ピグメントブラウン7、ピグメントブ
ラウン11、ピグメントブラウン24、ピグメントグリ
ーン14、ピグメントグリーン19、ピグメントグリー
ン36、ピグメントブルー15、ピグメントホワイト4
、ピグメントホワイト6、ピグメントホワイト7、ピグ
メントホワイト21、ピグメントブラック10、ディス
パースバイオレット26および番号が77500などが
好ましく使用される。
これらの着色剤のうち、特にピグメントホワイト4およ
び/またはピグメントホワイト7と、これら以外の着色
剤の1種または2種以上を組み合わせて用いると熱に対
してよりいっそう変色し難いものが得られる。
なお、着色剤の粒子径としては0.5μm以下の微粒子
が好ましい。
また、着色剤の添加量には制限はないが、通常樹脂組成
物100重量部に対し0.0001〜20重量部の範囲
が好ましい。これらによって種々の色調に着色すること
ができる。また、着色剤は粉末状、ペースト状、マスタ
ーバッチ、ドライカラー、潤性着色剤等種々の形態のも
のが使用できる。
本発明の樹脂組成物に配合することのできる有機系安定
剤の種類には特に制限はないが、フェノール系、イオウ
系、リン系、アミン系、ベンゾフェノン系、サルチレー
ト系、ベンゾトリアシー火祭、ヒドラジン系およびエポ
キシ系から選ばれた1種または2種以上のものが使用さ
れる。特にフェノール系、イオウ系およびリン系の1種
または2種以上と、アミン系、ベンゾフェノン系、サル
チレート系、ヒドラジン系およびベンゾトリアゾール系
の1種または2種以上を組み合わせて用いると熱および
光に対する効果が大である。なお、これらの添加量の合
計量は樹脂組成物の組成と成分によって異なるが、一般
に樹脂組成物100重量部あたり0.01〜3重量部で
ある。
滑剤としては次のものが好ましく使用される。
炭素数12〜70のパラフィンおよび分子量1.000
〜3、000の低分子量ポリエチレン、炭素数8〜30
の脂肪酸、炭素数8〜30の脂肪酸アミド、炭素数8〜
30の脂肪酸とメチレンジアミンやエチレンジアミンな
どのアルキレンジアミンから合成されるアルキレンビス
脂肪酸アミド、炭素数8〜30の脂肪酸と炭素数1〜2
0のアルコールとからなるエステル、炭素数8〜30の
脂肪酸の2〜4価の金属塩、炭素数8〜30の脂肪アル
コール、炭素数8〜30のナフテン酸およびその2〜4
価の金属塩、ポリエチレングリコール系、ポリグリセロ
ール系、シリコーン系滑剤が挙げられる。
最終樹脂組成物の物性バランスの面より、アルキレンビ
ス脂肪酸アミドおよび炭素数12〜30の脂肪酸の2価
の金属塩、およびシリコーン系滑剤が特に好ましい。こ
れらの滑剤は1種または2種以上用いることができる。
また、添加量は樹脂組成物100重量部に対し、通常は
0.01〜3重量部である。
充填剤または補強剤としては、アスベスト、アルミナ、
アクパルジャイト、カオリンクレー、けい酸、けい酸カ
ルシウム、けい藻土、スレート粉、セリサイト、石英粉
、ジルコニア、窒化ホウ素、窒化けい素、炭酸カルシウ
ム、炭酸マグネシウム、タルク、炭化ホウ素、炭化けい
素、チタン酸カリウム、長石粉、二硫化モリブテン、パ
ライト、蛭石、石膏、ロウ石クレー、ガラス粉、ガラス
球、ガラス繊維、ニッケルクロム、クロム合金、ステン
レススチール、タングステン合金、ベリリウム、モリブ
デン、アルミニウム、鉛、錫、銅、金、銀、白金および
これらの金属の合金(低融点合金を含む)などの塊状物
、粉末ならびに繊維、アルミナ繊維、炭素繊維などが例
示される。これらのうち、粉末状のものは一般に粒子径
0.01〜100μmのものが、または繊維状のものは
繊維径0,5〜30μmのものが使用される。さらにこ
れらは有機チタネートやアミノシラン化合物、エポキシ
シラン化合物あるいは前記の各種単量体のグラフトで表
面処理したものが好ましく使用される。これらの添加量
の上限量は樹脂組成物100重量部に対し、それらの比
重の差にもよるが、一般には200重量部である。
可塑剤としては、りん酸エステル、アジピン酸エステル
、セパチン酸エステル、アゼライン酸エステル、グリコ
ール酸エステル、トリメリット酸エステルなどが例示さ
れる。
難燃剤としては、りん酸エステル、含ハロゲンりん酸エ
ステル、各種ハロゲン置換有機化合物、三酸化アンチモ
ン、メタホウ酸バリウム、ホウ酸亜鉛、リン酸チタン、
酸化スズ、亜りん酸カルシウム、次亜リン酸カルシウム
、赤りんなどの無機系化合物;これらのほか、縮合りん
酸アミド、脂肪酸モノグリセライドホウ酸エステルなど
が例示される。
発泡剤としては、有機溶剤の蒸発型発泡剤、重炭酸アン
モニウム、重炭酸ナトリウム、ホウ化水素ナトリウムお
よび水などの無機発泡剤、アゾ系、ニトロン系、ヒドラ
ジド系等の有機系発泡剤が挙げられる。
帯電防止剤としては、第1級アルキルアミン塩、第3級
アルキルアミン塩、第4級アルキルアンモニウム塩など
の陽イオン活性剤;脂肪酸の1価の金属塩、脂肪アルコ
ールの硫酸エステル塩、脂肪酸エチルスルホン酸塩、ア
ルキルスルホン酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、
アルキルナフタレンスルホン酸塩、コハク酸エステルス
ルホン酸塩、りん酸エステル塩などのアニオン活性剤;
ポリオキシプロピレングリセリンエステルなどの多価ア
ルコールの部分脂肪酸エステル、脂肪アルコールのエチ
レンオキサイド付加物、脂肪酸のエチレンオキサイド付
加物、脂肪アミノまたはアミドのエチレンオキサイド付
加物、アルキルフェノールのエチレンオキサイド付加物
、多価アルコールの部分脂肪酸エステルのエチレンオキ
サイド付加物などの非イオン活性剤;ヒドロキシエチル
イミダシリン硫酸エステル、メチルステアリルジチオカ
ルバミン酸亜鉛、ポリオキシエチレンビスフェノールA
などが例示される。
本発明の樹脂組成物はその共重合体の製造方式に対応し
て、任意の方法で製造できる。例えば、ラテックス、サ
スペンション、溶液、粉末、ビーズ、ペレット等の状態
でブレンドすることができる。これらの組成物は粉末塗
料や発泡材料、その他の成形品として直接に成形加工す
ることができるが、一般にはバンバリーミキサ−、ニー
ダ−あるいは1軸や2軸押出機等の溶融混練機にて混練
し、均一な樹脂組成物とすることができる。
以下に、本発明を実施例でもって説明するが、本発明は
これによって限定されるものではない。
なお、実施例で示した部数および%はすべで重量に基ず
くものである。
共重合体〔■〕 撹拌翼および板バッフルを備えた20βの反応器に純水
70部、過硫酸カリウム0.02部およびドデシルベン
ゼンスルホン酸ナトリウム0.1 部を仕込み、反応器
内を窒素ガスで置換したのち撹拌下に昇温し、内温か7
0℃に達した時点でN−フェニルマレイミド20部、ス
チレン60部、アクリロニトリル20部およびt−ドデ
シルメルカプクン0.2部からなる混合溶液、ならびに
過硫酸カリウム0.1部、ドデシルベンゼンスルホン酸
ナトリウム0.5部および純水50部からなる水溶液を
それぞれ25部/時間および12.5部/時間の速度で
連続添加しつつ、30分かけて77℃に昇温しで重合を
行なった。これらの溶液の連続添加終了後、さらに77
℃で1時間保持した。得られた重合体ラテックスに塩化
カルシウム水溶液を加えて凝固処理し、共重合体を回収
した。
得られた共重合体の組成及び固有粘度〔η〕を第1表に
示す。
I −(2)〜■−(4) 共重合体l−11)の製造法に準拠して、それぞれ組成
の異なる共重合体I−(2)〜I −(4)を得た。
得られた共重合体の組成及び固有粘度〔η〕を第1表に
示す。
I −(5) 共重合体1− (1)の製造で用いた反応器に純水80
部、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム1部および
アルケニルコハク酸カリウム0.5部を仕込んだのち、
リン酸二水素カリウム−リン酸水素二ナトリウム水溶液
にて水相のPHを7.2 に調整した。次に反応器内を
窒素ガスで置換したのち、アクリロニトリル3部および
α−メチルスチレン50部を仕込み75℃に昇温した。
これにN−フェニルマレイミド15部、アクリロニトリ
ル10部、α−メチルスチレン18部およびt−ドデシ
ルメルカプタン0.3部からなる溶液ならびにドデシル
ベンゼンスルホン酸ナトリウム0.5 部、過硫酸カリ
ウム0.3部および純水50部からなる水溶液を5時間
かけて連続添加した。ついで、アクリロニトリル4部を
1時間かけて添加した。その後75℃で2時間保持した
得られたラテックスを塩化カルシウム水溶液で凝固処理
し、共重合体を回収した。共重合体の組成及び固有粘度
〔η〕を第1表に示す。
I −(6) 無水マレイン酸−スチレン共重合体(A RCO社製、
ダイラークR332、無水マレイン酸含有量14.2%
)を用いた。共重合体の組成及び固有粘度〔η〕を第1
表に示す。
I −(7) 共重合体I −(1)の製造で用いた反応器に純水30
部、硫酸第1鉄7水塩0.002部、ピロリン酸ナトリ
ウム0.1部およびデキストロース0.2部を添加し、
ついでスチレン−ブタジェン共重合体テラックス(ゴム
の重量平均粒子径0.47μm、ゲル分72%、スチレ
ン含有量24%、固形分42%、乳化剤ドデシルベンゼ
ンスルホン酸ナトリウム、PH5,7)60部(固形分
換算)を仕込んだのち、反応器内を窒素ガスで置換し、
撹拌下に70℃に昇温した。これに、それぞれN−フェ
ニルマレイミド5部、スチレン9部、アクリロニトリル
3部、メタクリル酸メチル23部およびt−ドデシルメ
ルカプタン0.3部からなる混合溶液、ならびにキニメ
ンハイドロパーオキサイド0.2部、ドデシルベンゼン
スルホン酸ナトリウム1.0部および純水30部からな
る水溶液を3時間かけて連続添加した。その後、75℃
に昇温しで2時間保持した。得られた重合体ラテックス
に硫酸マグネシウム水溶液を加えて凝固処1理し、グラ
フト率36%の共重合体を回収した。
得られた共重合体の組成及び固有粘度〔η〕を第1表に
示す。
I −(8) 共重合体I −(1)の製造で用いた反応器に純水70
部、過硫酸カリウム0.1部およびラウリル硫酸ナトリ
ウム0.2部を仕込み、反応器内を窒素ガスで置換した
のち撹拌下に70℃に昇温した。この反応器に下記の単
量体溶液(t−ドデシルメルカプタン含有)の(1)〜
(3)液を順次5時間かけて連続添加した。この単量体
溶液の添加開始と同時に下記の乳化剤および重合開始剤
水溶液を5時間かけて連続添加した。その後80℃に昇
温しで2時間保持し、重合率99.1%のラテックスを
得た。得られた重合体ラテックスに塩化カルシウム水溶
液を加えて凝固処理し、共重合体を回収した。
得られた共重合体の組成及び固有粘度〔η〕を第1表に
示す。又、共重合体の分析結果を第2表に示す。
アクリロニトリル    (%)  15 20 10
スチレン       (%)  45 60 85合
計添加量      (部)  30 30 400乳
化剤−重合開始剤溶液 純水          50部 ラウリル硫酸ナトリウム 1部 過硫酸カリウム    0.2部 共重合体I −(1)の製造法に準拠して、N−フェニ
ルマレイミド20部、メタクリル酸メチル48部および
スチレン32部を共重合し、第1表に示す共重合体を得
た。
共重合体(組成物)〔■〕 II −(1) 共重合体I −(1)の製造で用いた反応器に純水70
部、過硫酸カリウム0.1部、ドデシルベンゼンスルホ
ン酸ナトリウム0.2部およびアルケニルコハク酸カリ
ウム0.3部を仕込み、反応器を窒素ガスで置換したの
ち、撹拌下に70℃に昇温した。これに、アクリロニト
リル8部右よびメタクリル酸メチル32部からなる溶液
ならびにスチレン60部を用い、添加開始時および添加
終了時のアクリロニトリル−メタクリル酸メチル溶液/
スチレンの添加比率が、それぞれ80%/20%および
0%/ 100%となるように比率を変え、4時間かけ
て連続添加した。その後75℃に昇温しで2時間保持し
た。また、単量体の添加開始と同時に純水50部、過硫
酸カリウム0.2部、ドデシルベンゼンスルホン酸ナト
リウム0.2部およびアルケニルコハク酸カリウム0.
3部からなる水溶液を4時間かけて連続添加シタ。なお
、連鎖移動剤としてt−ドデシルメルカプタンを用いた
。得られた重合体ラテックスを硫酸マグネンウム水溶液
で凝固処理し、生成物を回収した。
重合結果および生成物の分析結果を第3表および第6表
に示す。
生成物は、アククロニトリルとメタクリル酸メチルの合
計含有量が10%を超す三元共重合体と90%と10%
以下の三元共重合体10%からなっていた。
n −(2) 共重合体I −(1)の製造で用いた反応器に純水70
部、過硫酸カリウム0.1部およびアルケニルコハク酸
カリウム0.5部を仕込み、器内を窒素ガスで置換した
のち、撹拌下に下記の単量体溶液の(1)液を仕込み、
70℃の昇温し、1時間重合した。ついで単量体溶液(
2)〜(5)液をMJT次4次間時間て連続添加した。
また、反応器内を70℃に昇温した時点から純水50部
、過硫酸カリウム0.3 部およびアルケニルコハク酸
カリウム0.5部からなる水溶液を5時間かけて連続添
加した。その後、75℃に昇温し、2時間保持した。な
お、連鎖移動剤としてターピルシンを用いた。得られた
ラテックスを硫酸マグネシウム水溶液で凝固処理し、生
成物を回収した。
重合結果および生成物の分析結果を第4表および第6表
に示す。
メタクリル酸メチル(%)65 40 20 10 3
スチレン     (%) 20 50 75 88 
96合計添加量    (部) 40 10 10 1
0 30生成物は、アクリロニトリルとメタクリル酸メ
チル合計含有量が10%を超す三元共重合体70%と1
0%以下の三元共重合体30%からなっていた。
II −(3) 共重合体I−(1)の製造で用いた反応器に純水70部
、過硫酸カリウム0.2部、ラウリル硫酸ナトリウム0
.3部およびアルケニルコハク酸カリウム0.7部を仕
込み、反応器内を窒素ガスで置換したのち、撹拌下にア
クリロニトリル2部、メタクリル酸メチル7部およびα
−メチルスチレン11部からなる溶液を仕込み70℃の
昇温し、3時間重合した。ついで、アクリロニトリル7
.2 部およびメタクリル酸メチル16.8部からなる
溶液およびスチレン56部を用い、添加開始時および添
加終了時のアクリロニトリル−ヌククリル酸メチル溶液
/スチレンの添加比率が60%/40%および0%/1
00%となるように比率を変え、4時間かけて連続添加
した。
その後75℃の昇温しで2時間保持した。また、単量体
の連続開始と同時に純水50部、過硫酸カリウム0゜2
部、ラウリル硫酸ナトリウム0.2部およびアルケニル
コハク酸カリウム0.3部からなる水溶液を4時間かけ
て連続添加した。なお、連鎖移動剤として、t−ドデシ
ルメルカプタンを用いた。
得られたラテックスを硫酸マグネシウムで凝固処理し、
生成物を回収した。
生成物の分析結果を第5表および第6表に示す。
生成物は、アクリロニトリルとメタクリル酸メチルの合
計含有量が10%を超す三元共重合体87%と10%以
下の三元共重合体13%からなっていた。
II −(4) アクリロニトリル20部、メタクリル酸メチル63部、
メタクリル酸グリシジル2部およびスチレン15部から
なる溶液を用い、そのうち先ず10部を添加して反応器
内の温度を70℃に昇温したのち、引続いて残部(90
部)の単量体溶液を4時間かけて連続添加した以外は、
n −(2)の製造法に準拠して生成物を得た。
生成物の分析結果を第6表に示す。
生成物は、アクリロニトリル、メタクリル酸メチルおよ
びメタクリル酸グリシジルの合計含有量10%を超す三
元共重合体のみからなっていた。
I[−(5) アクリロニトリル1部、メタクリル酸メチル3部および
スチレン97部からなる溶液を用い、そのうち先ず20
部を添加して反応器内の温度を70℃に昇温し、引続い
て残部(80部〉 の単量体溶液を6時間かけて連続添
加した以外は、]II−(2)の製造法に準拠して生成
物を得た。
生成物の分析結果を第6表に示す。
生成物は、アクリロニトリルとメタクリル酸メチルの合
計含有量10%を超す三元共重合体を含まず、10%以
下の三元共重合体のみからなっていた。
n −(6) 共重合体I−(1)の製造で用いた反応器に純水30部
、硫酸第1鉄7水塩0.002部ピロリン酸ナトリウム
0.1部およびデキストロース0.3部を添加し、つい
でポリブタジェンラテックス(ゴムの重量平均粒子径0
.42μm1ゲル分77%、固形分41%)60部(固
形分換算)を仕込んだのち、反応器内を窒素ガスで置換
し、撹拌下に70℃に昇温した。これに、t−ドデシル
メルカプタンを含有する下記の単量体溶液(1)〜(5
)液を4時間かけて順次連続添加して重合した。一方、
単量体溶液の添加開始と同時に、下記の乳化剤−重合開
始剤水溶液を4時間かけて連続添加した。その後、75
℃で2時間保持した。得られた重合体ラテックスを塩化
カルシウムにて凝固処理し、グラフト率37%の生成物
を回収した。
生成物の分析結果を第6表に示す。
生成物は、アクリロニトリルとメタクリル酸メチルの合
計含有量10%を超す三元共重合体70%と10%以下
の三元″共重合体30%からなっていた。
メタクリル酸メチル(%)65 40 20 10 3
スチレン     (%) 20 50 75 88 
96添加部数       16 4 4 4 120
乳化剤−重合開始剤水溶液    (部)純  水  
                    30デヒド
ロアビエチン酸ナトリウム  1.5t−ブチルノ\イ
ドロノく一オキサイド 0.3なお、第1表〜第6表中
の略号はそれぞれ下記のものを表わす。また、生成物の
組成はC,H。
NおよびO元素分析ならびに製造工程における物質収支
から求めた。
NPMI:N−フェニルマレイミド MAH:無水マレイン酸 MAH:メタクリル酸 S   :スチレン AMS  ’:α−メチルスチレン 八Nへ :アクリロニトリル MMA  :メタクリル酸メチル SBR:スチレンーブクジエン共重合体コムEMA  
:エチレンーアクリル酸メチルーメタクリル酸グリシジ
ル共重合体 BR:ポリブタジエンゴム ゝ       ゞ                
□〔η〕  ニジメチルホルムアミド溶液、30℃で測
定した値。単位a/g 他の熱可塑剤樹脂および/またはゴム質重合体〔■〕と
して、それぞれ下記のものを用いた。
I−(1)  AS  (下記において製造したもの)
I[f−(2)  ABS (”) I[I−(3)  AAS () III−(4)  MBS () I−(5)  AES () III−(6)  ポリスチレン(日本ポリスチレン社
製、ニスプレイド4) I −(7)  耐衝撃製ポリスチレンく日本ポリスチ
レン社製、ニスプレイド5003 B ”)III −
(8)  ポリカーボネート(音大化成社製、パンライ
トL−1250) III −(9)  ポリアミド(三菱化成社製、ツバ
ミツド■−〇〇 エチレン−メタクリル酸グリシジル共
重合体く住友化学社製、ボンドファースト2B) ■−〇D ポリエステル(東洋紡績社製、ペルプレンP
40H) ■−〇つ スチレン−ブタジェンブロック共重合体(シ
ェル化学社製、クレイトン1652 )下 るポリエチレン(210℃、2.16kg荷重化のメル
トインデックス2.4) III−(1)  A S 公知の懸濁重合法(特公昭49−37590に準拠)に
より、アクリロニトリル30部およびスチレン70部を
共重合し、アクリロニトリル含有量27%、固有粘度0
.61dn/gの共重合体を得た。
III −(2)  A B S 共重合体I −(1)の製造で用いた反応器に純水30
部、硫酸第1鉄7水塩0.002部、ピロリン酸ナトリ
ウム0.1部およびデキストロース0.3部を添加し、
ついでポリブタンジエンラテックス(ゴムの重量平均粒
径0.47μm1ゲル分79%、固形分42%)60部
(固形分換算)を仕込んだのち、反応器内を窒素ガスで
置換し、撹拌下に70℃に昇温した。これに、アクリロ
ニトリル15部、スチレン35部およびt−ドデシルメ
ルカプタン0.3部からなる混合液ならびに、アルケニ
ルコハク酸カリウム1.2部、t−ブチルハイドロパー
オキサイド0.3部および純水30部からなる水溶液を
3時間かけて連続添加した。その後、75℃で2時間保
持し、重合率99.1%のラテックスを得た。得られた
ラテックスを硫酸マグネシウムにて凝固処理し、グラフ
ト率42%、未グラフト共重合体の固有粘度0.47J
/gの共重合体を回収した。
I−(3)  A各S アクリル酸ブチルゴムラテックス(重量平均粒径0,3
μm、ゲル分79%、固形分42%)50部(固形分換
算)をゴム成分とし、またスチレン36部およびアクリ
ロニトリル14部を用いた以外は、前記の共重合体II
−(5)の製造法に準拠して重合し、重合率98,9%
、グラフト率47%、未グラフト共重合体の固有粘度0
.52a/gの共重合体を得た。
III −(4)  M B S 共重合体1−(1)の製造で用いた反応器に純水30部
、硫酸第1鉄7水塩0.002部、ピロリン酸ナトリウ
ム0.1部およびデキストロース0.3部を添加し、つ
いでスチレン−ブタジェンゴムラテックス(ゴムの重量
平均粒子径0.47μm1ゲル分77%、スチレン含有
量25%、固形分41%)50部(固形分換算)を仕込
んだのち、反応器内を窒素ガスで置換し、撹拌下に70
℃に昇温した。これに、t−ドデシルメルカプタンを含
有する下記の単量体溶液を4時間かけて連続添加して重
合した。一方、単量体溶液の添加開始と同時に、下記の
乳化剤−重合開始剤水溶液を4時間かけて連続添加した
。その後、75℃で2時間保持し、重合率98.9%の
ラテックスを得た。得られた重合体ラテックスを塩化カ
ルシウムにて凝固処理し、グラフト率45%、未グラフ
ト共重合体0.49J/gの共重合体を回収した。
○単量体溶液       (部) メタクリル酸メチル    30 スチレン         20 0乳化剤−重合開始剤水溶液    (部)純   水
                    30デヒド
ロアビエチン酸ナトリウム  1.5t−ブチルハイド
ロパーオキサイド 0.3l−(5)   A E S 公知の溶液重合法により、溶剤としてn−ヘキサンおよ
び2塩化エチレン、また、重合開始剤としてベンゾイル
パーオキサイドを用いエチレン−プロピレン−シクロペ
ンタジェンゴム(プロピレン含有量42%、ムーニー粘
度56、ヨウ素価15)50部、スチレン34部および
アクリロニトリル16部の混合物をグラフト重合し、グ
ラフト率50%、未グラフト共重合体の固有粘度0.5
5dff/g、ゴム含有量50.4%の共重合体を得た
実施例1〜2および比較例1〜5 前記で得られた■および■ならびに■を第7表に示した
割合でブレンドし、これらのブレンド物100部あたり
安定剤としてトリエチレングリコール−ビス〔3(3−
t−ブチル−5−メチル−4−ヒドロキシフェニル)プ
ロピオネート〕0.1、ジラウリル−3,3” −チオ
ジプロピオネート0.1部才よび(2,4−ジ−t−ブ
チルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイト0
2部ならびに滑剤としてエチレンビスステアロアミド0
3部およびシリコーンオイル0.1部を加え、ベント付
2軸押出機にて脱揮しながら250〜300℃で混練し
、ペレット化した。これらのペレット中の残留モノマー
の合計量はいずれも0.2%以下であった。
このペレットを射出成形にて250〜320℃で成形し
、試験片を作成し、物性を測定した。この結果を第7表
に示す。
なお、物性は下記の方法によって測定した。
○ノツチ付アイゾツト衝撃強度(NIと略記)ニスイン
チ厚み試験片、23℃での測定値。
○熱変形温度(HDTと略記): 2インチ厚み試験片、264psi荷重、アニールなし
の条件で測定した値。
○耐溶剤性: 試験片を30℃のガソリン中に24時間浸漬したのち、
表面の肌荒れ状態等を肉眼で観察した。
実施例3〜15および比較例6〜10 前記で得られた■および■ならびに■を第8表に示した
割合でブレンドし、また、いずれの組成物も下記の配合
剤(添加量は樹脂組成物100部に対する部数)を加え
てヘンシェルミキサーで混合したのち、前記の実施例1
の方法によってペレット化し、試験片を作成して物性を
測定した。この結果を第8表に示す。
○配合剤 1)2−t−ブチル−6−(3’−t−ブチル−5° 
−メチル−2′  ヒドロキシベンジル) −4−メチ
ルフェニルアクリレート ・・・・・0.2部 2))リスノニルフェニルホスファイト・・・・・0.
2部 3)2− (3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ
ベンジル)−2−n−ブチルマロン酸ビス(1,2,2
,6,6−ベンタメチルー4−ピペツジル)     
       ・・・・・0.1部4)エチレンビスス
テアロアミド・・・・0.2部5)ステアリン酸マグネ
シウム・・・・・ 0.3部6)ピグメントレッド12
2  ・・・・・・ 0.1部実施例16〜19および
比較例11〜14前記で得られた■、■ならびに■を第
9〜10表に示した割合でブレンドし、また、いずれの
組成物も下記の配合剤(添加量は樹脂組成物100部に
対する部数)を加えてヘンシェルミキサーで混合したの
ち、前記の実施例1の方法によってペレット化した。
その後、第9〜10表に示した着色剤を配合し、射出成
形機にてカラープレートを作成した。(実施例16〜1
9) 得られたカラープレートと同一の色調に着色するに必要
な着色剤量を求めた。実施例16〜19は比較例11〜
14にそれぞれ対応する。
これらの結果から本発明の樹脂組成物が発色性に優れて
いることが判る。
○オクタデシルー3− (3,5−ジ−t−ブチル−4
−ヒドロキシフェニル)プロピオネート・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・0.1部○トリエ
チレングリコールービス−(3−(3−t〜ブチル−5
−メチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート〕
    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・0.1
部○光安定剤(チバガイギー社、CG20−119 )
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・0
.3部○トリスノニルフェニルホスファイト ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・0
.2部○エチレンビスステアロアミド ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・0
.3部○ステアリン酸マグネシウム ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・0
.2部前記で得られた1、■ならびに■を第膣!イ表に
示した割合でブレンドし、実施例1の方法に準拠してつ
くり、それぞれ鋼板、アルミニウムおよびポリアミドと
の接着強度を下記の方法で測定した。この結果を第11
表に示す。
○鋼板との接着強度: 厚さ0.2mmの鋼板をトリクロルエタンで脱脂処理し
、ついで三酸化クロム、硫酸水溶液で処理したのち、こ
の処理鋼板の間に樹脂組成物を介在させ、プレス機にて
220℃で圧着して貼合せた。こ○アルミニウムとの接
着強度: 厚さ0.8mmのアルミニウム板をアセトンとトルエン
の混合溶剤で脱脂したのち、上記の鋼板の場合と同様に
して試験片を作成して試験した。
○ポリアミドとの接着強度: 厚さ0.8mmのナイロン−6(三菱化成、ツバミツド
5T−220)を用い上記と同様にして幅25mmの試
験片を作成して試験した。
〈発明の効果〉 酸物は、耐熱性、耐薬品性(耐溶剤性)、機械的強度等
に優れることは勿論のこと、発色性に優れるため、車輌
部品、船舶部品、航空機部品、電気・電子部品、建築材
料、電気工具、事務機器、農業用機械部品、包装材料、
家庭用品、スポーツ・レジャー用品等、多くの分野に広
く使用することができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 熱可塑性樹脂および/またはゴム質重合体の存在下また
    は非存在下、マイレミド系単量体(A−1)および不飽
    和カルボン酸系単量体(A−2)のいずれか1種または
    2種の単量体(A)と、芳香族ビニル系単量体(B−1
    )、不飽和ニトリル系単量体(B−2)および不飽和カ
    ルボン酸エステル系単量体(B−3)の中から選ばれた
    1種または2種以上の単量体(B)ならびにこれらと共
    重合可能な単量体(C)を重合してなる共重合体であっ
    て、その組成(熱可塑性樹脂およびゴム質重合体を除く
    。)が式(1)および(2)で表わされる共重合体〔
    I 〕、熱可塑性樹脂および/またはゴム質重合体の存在
    下または非存在下、芳香族ビニル系単量体(B−1)、
    不飽和ニトリル系単量体(B−2)および不飽和カルボ
    ン酸エステル系単量体(B−3)ならびにこれらと共重
    合可能な単量体(C)を重合して得られる三元共重合体
    からなる組成物であって、その平均組成(熱可塑性樹脂
    およびゴム質重合体を除く。)が、式(3)および(4
    )で表わされるミ元共重合体組成物であり、かつ不飽和
    ニトリル系単量体(B−2)と不飽和カルボン酸エステ
    ル系単量体(B−3)の合計含有量が10重量%を超え
    る三元共重合体[1]3〜95重量%および10重量%
    以下の三元共重合体[2]97〜5重量%からなる三元
    共重合体組成物〔II〕ならびに他の熱可塑性樹脂および
    /またはゴム質重合体〔III〕からなる組成物であって
    、これらの配合比率が式(5)および(6)で表わされ
    る範囲内であることを特徴とする樹脂組成物。 ○共重合体〔 I 〕 (A)/{(A)+(B)+(C)}×100=1〜7
    0重量%(1) (C)/{(A)+(B)+(C)}×100=0〜5
    0重量%(2) ○三元共重合体組成物〔II〕 {(B−2)+(B−3)}/{(B−1)+(B−2
    )+(B−3)+(C)}×100=3〜70重量%(
    3) (C)/{(B−1)+(B−2)+(B−3)+(C
    )}×100=0〜50重量%(4) ○樹脂組成物 〔 I 〕/{〔 I 〕+〔II〕}×100=1〜95重量
    %(5) 〔III〕/{〔 I 〕+〔II〕+〔III〕}×100=1
    〜99重量%(6)
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