JPS63253389A - 船舶搭載型操船訓練装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は操船訓練装置に関し、船舶に搭載した装置で
実際の船舶と異なる訓練船の挙動を実際の船舶に模擬さ
せて訓練できるようにしたものである。

〔従来の技術〕

現在運航され、あるいは運航が計画されている船舶は、
その使用目的により船種、船壁の異なるものが非常に多
い。

このような多種多様の船舶を安全かつ能率的に運航する
には、これらを操船する航海士等の乗組員の訓練は必要
不可欠になっている。

このため操船訓練装置を用いて訓練する場合も多い。

従来使用されている操船訓練装置は、陸上に設置され、
模擬船橋部、計算部および視界再現部で構成されており
、模擬船橋部の操舵スタンドおよび主機操縦スタンドか
らの操船信号に応じ、計算部で操船訓練に必要な時々刻
々変化する情報を演算し、船の動ぎを模擬船橋部の航海
計器や電子航法機器に表示するとともに、船橋からの視
界を視界再現部の画像パネルに再現するようにしている
。

〔発明が解決しようとする問題点〕

このような操船訓練装置では、操船にともなって変化す
る船橋からの視界変化に応じた画像を大型大容量の暗算
はを用いて作成し模擬しているためアニメーション的と
なり、操船判断のための視界情報の精度が低いという問
題がある。

また、船橋からの視界の画像の作成のためには、膨大な
情報と高度の専門技術を必要とするため多くの模擬視界
画像を作成することが難しく、操船訓練の種類および範
囲に制限があり、多種多様の船種船型の異なる船の操船
訓練を行なうことができないという問題がある。

この発明はかかる従来技術の問題点に鑑みてなされたも
ので、船舶に搭載する形式とすることにより大型大容量
の計算機を必要とせず、船種船型の異なる船の操船訓練
ができる船舶搭載型操船訓練装置を提供しようとするも
のである。

（問題点を解決するための手段） 上記問題点を解決するためこの発明の船舶搭載型操船訓
練装置は、船舶に搭載された当該船舶と異なる模型船の
操船を訓練するための操作盤と、この操作盤からの模擬
操船信号に基づき当該船舶に模型船を操船したのと同等
の挙動をさせるのに必要な操船信号を出力する操船信号
変換器と、この操船信号変換器からの操船信号で操船制
御された当該船舶の模型船と同一の状態を表示する表示
器とでなることをｖ１徴とするものである。

〔作　用〕

操船訓練装置を通常の船舶に搭載し、操船訓練用の操作
盤からの模擬操船信号を直接船舶に伝達せず操船信号変
換器に送って操船訓練用の模型船を操船したのど同等の
挙動をこの船舶に模擬させるのに必要な信号に変換し、
変換された操船信号によって操船するようにしており、
実際の船舶と異なる船舶の挙動を実際の船舶に模擬させ
、この船舶の視界や航海計器等の表示器の表示がそのま
ま模型船のものと同一になることからこれらを使用して
操船訓練を行なうことで、大型大容量の計算機を使用せ
ずに船種船型の異なる船舶の訓練ができるようにしてい
る。

〔実施例〕

以下、この発明の一実施例を図面に基づき詳細に説明す
る。

第１図はこの発明の船舶搭載型操船訓練装置の一実施例
にかかる概略構成図である。

この船舶搭載型操船訓練装置１０は、船舶に搭載される
操作５ｉ３１１．操作盤１１からの模擬操船信号を変換
して実際の操船信号に変換する操船信号変換器１２およ
び模型船の操船状態を表示する表示器１３で構成されて
おり、船舶に搭載されて使用されるが、この操船訓練装
置１０が搭載される船舶１には、操船を行なうため操舵
スタンド２および主機操縦スタンド３が設置され、制御
装置４を介して主機５および操舵装置６を制御するとと
もに、レーダー７や航海計器８および電子航法機器９等
の航行に必要な装置が搭載されている。

このような操船訓練装置１０の操作板１１としては、訓
練対象である模型船の操船に必要な操舵スタ゛ンド１４
および主機操縦スタンド１５が設置されており、それぞ
れから模擬操船信号としての舵角信号や主機回転数信号
が出力され、操船信号変換器１２に送られる。

次に、操船訓練装置１０の操船信号変換器１２は、訓練
対象である船種船型が箕なる模型船と全く同一の挙動を
船舶１に模擬させるための操船信号（実操船信号）を作
り出すためのものであり、操作！１１１からの模擬操船
信号、例えば模擬舵角信号および模擬主機操船信号が入
力される舵関数変換器１６おＪ：び主！ｉ閏数変換器１
７で構成され、予め記憶した模型船の操舵特性等や主機
特性等の関数モデルに基づきこの操船訓練Ｖｔ置１０が
搭載された実際の船舶１を模型船と同一の挙動とするた
めの操船信号に変換する。

例えば、小型船１を用いてマンモスタンカーを模型船と
して操船訓練を行なう場合には、船体の大きさが異なる
ことから旋回性等の操舵特性が違うが、この操舵特性を
関数モデルとして入力しておき、模型船の操作盤１１の
操舵スタンド１４で舵角をＸ度としたとき、この模擬舵
角信号をそのまま小型船１の操舵装置６に送ると、小型
船１の旋回が早すぎたり、旋回半径が小さくなり過ぎる
こと等になってしまうため、これを模型船の旋回と同じ
挙動に模擬する実操船信号としての舵角Ｙに変換するも
のであり、変換される舵角Ｙは一定値であったり、連続
的あるいは間欠的に変更される値である。なお、主機回
数信号も同様に変換される。

こうして変換された操船信号は通常の操船と訓練のため
の操船とを切替える切替スイッチ１８を介して船舶１の
制御装置４に入力されるようになっている。

また、操船訓練装置１０の表示器１３は、模型船の挙動
を表示するためのものであり、レーダー１９やジャイロ
レピータ、プロペラ回転計、船速ｔｌ、旋回角速度δ１
．舵角訓等の航海計器２０あるいは、ＮＮ５Ｓシスデム
、ロラン、デツカ、航跡記録器等の電子航法機器２１で
構成される。この表示器１３は制御Ｉｌ装置４に接続さ
れ、操船訓練に必要なレーダー１９の表示、航海計器２
０の指示および電子航法機器２１の表示がそれぞれ船舶
１に装備されているレーダー７、航海計器８および電子
航法１器２１から信号あるいは、操作盤１１で設定した
値を入力することで模型船の状態が再現されるようにな
っている。

また、模型船の視界の再現は、船舶１が模型船を操船し
たのと同等の挙動を示すよう操船信号変換器１２から操
船信号が制御装置２！４に送られて操船されるので、船
舶１の船橋からの視界がそのまま模型船の視界となり、
第１図中に示すように、操船訓練装置１０を使用せず、
切替スイッチ１８を通常の位置として操船した場合の視
ＷＡと異なる視界Ｂがそのまま模型船の視界として再現
されることになる。

したがって、通常操船用の船橋の階下に操船訓練用の船
橋を設けて操船訓練装置１０を設置するようにすれば、
操船訓練中の視界は、船橋の高さの相異に基づ（視野が
変わるだけで、同一方向の視界が現われることになる。

かように構成した船舶搭載型操船訓練装置による船舶訓
練は次のように行なわれる。

まず、操船訓練装置１０が搭載された船舶１を通常の操
船により訓練水域に移動する。

そして、操船訓練を行なうため操船訓練装置１０から模
型船に見立てた船舶１の操船ができるよう切替スイッチ
１８を切替えるとともに、操船信号変換器１２に訓練を
行なう模型船の関数モデルを選択設定する。

こうして準備が完了したのち、操舵スタンド１４および
主機操縦スタンド１５から操船を行なうと、これらから
出力される模擬操船信号が操船信号変換器１２に送られ
、船舶１を模型船を操作したのと同等の挙動をさせるの
に必要な操船信匈に変換される。

こうして変換された操船信号が通常の状態で船舶１の操
船を制御する制御装置４に送られて主機５や操舵装置６
の運転が制御され、模型船を操作したのと同等の挙動を
船舶１に模擬させる。　　′そして、レーダー１９．航
海計器２０および電子航法機器２１には、通常の船舶１
に装備されている同一機器からの信号あるいは、操作盤
１１で設定した信号を入力して表示および指示がおこな
われ、模型船を操船した場合と同等の表示および指示と
なる。

また、操船訓練用の船橋からの視界は、船舶１自体の動
きが模型船を操船したのと同等の動きとなっているので
、現実の視界がそのまま模型船での視界となる。

こうして、現実の視界およびレーダー１９の表示、航海
計器２０および電子航法機器２１の指示を見ながら操船
することで、実際の船舶１と船種・船壁の異なる船舶の
操船訓練ができる。

したがって、操船信号変換器１２の舵ＰＡ数変換器１６
および主機関数変換器１７に船種や船壁の異なる船舶の
関数変換モデルを入力しておくだけで、実際の船舶１と
異なる模型船の操船訓練が１隻の船舶１に模擬させて筒
中にできる。

〔発明の効果） 以上、一実施例とともに具体的に説明したようにこの発
明によれば、操作盤と操船信号変換器と表示器とで船舶
搭載型操船訓練装置を構成し、操作盤からの模擬操船信
号を操船信号信号変換器に送って操船訓練用の模型船を
操船したのと同等の挙動を実際の船舶に模擬さけるのに
必要な信号に変換し、変換された操船信号で操船するよ
うにしたので、こ、の船舶の視界や航海計器等の表示器
の表示がそのまま模擬船のものと同一になり、大型犬容
量の計算機を使用することなく模擬船の操船ｆｆｌ　Ｍ
が簡単にできる。

また、船舶搭載型操船訓練装置の操船信号変換器に異な
る関数モデル等の情報を入力しておくだけで訓練対象と
なる模擬船を多種多様に換えることができ、船種や船壁
の異なる船舶の訓練が簡単にできる。

さらに、装置の構成が簡単であり、既存の船舶を訓練船
とすることが容易である。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の船舶搭載型操船訓練装置の一実施例
にかかる概略構成図である。 １・・・船舶、４・・・ｉｌＪ　ＩＩＩ装置、５・・・
主機、６・・・操舵装置、１０−・・船舶搭載型操船訓
練装置、１１・・・操作盤、１２・・・操船信号変換器
、１３・・・表示器、１４・・・操舵スタンド、１５・
・・主機操縦スタンド、１６・・・舵関数変換器、１７
・・・主機関数変換器、１８・・・切替スイッチ、１９
・・・レーダー、２０・・・航海計器、２１・・・電子
航法機器。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 船舶に搭載され当該船舶と異なる模擬船の操船を訓練す
   るための操作盤と、この操作盤からの模擬操船信号に基
   づき当該船舶に模擬船を操船したのと同等の挙動をさせ
   るのに必要な操船信号を出力する操船信号変換器と、こ
   の操船信号変換器からの操船信号で操船信号制御された
   当該船舶の模擬船と同一の状態を表示する表示器とでな
   ることを特徴とする船舶搭載型操船訓練装置。