JPH0887233A - 操船シミュレータ - Google Patents

操船シミュレータ

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JPH0887233A
JPH0887233A JP22062394A JP22062394A JPH0887233A JP H0887233 A JPH0887233 A JP H0887233A JP 22062394 A JP22062394 A JP 22062394A JP 22062394 A JP22062394 A JP 22062394A JP H0887233 A JPH0887233 A JP H0887233A
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JP22062394A
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Masami Nojima
正美 野嶋
Jun Yoshizawa
潤 吉澤
Takeshi Nakanishi
毅 中西
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IHI Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型かつ安価で、しかも操船者一人により操
船できる操船シミュレータを提供する。 【構成】 本発明の操船シミュレータは、箱型の操船コ
ンソール2の前面側に、操舵装置3、主機遠隔操縦装置
4、汽笛吹鳴用押し釦5を取り付けており、操船者一人
によっても操縦できる。操船コンソール2には、タッチ
パネル式の操作パネル7が設けられており、操船者が、
操作パネル7上をタッチ操作することにより、各種の制
御や条件の設定・変更などを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は操船シミュレータに係
り、特に小型でかつ安価な操船シミュレータに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】陸上において実船に近い環境を作り出し
て操船を行わせる装置として、実船の船橋を模擬した実
物大の模擬船橋と、模擬船橋の前方に模擬視界を映し出
す表示装置とを備えた操船シミュレータが知られてい
る。
【0003】模擬船橋の内部には、実船と同じ主機遠隔
操縦装置、操舵装置、レーダレピータ、各種の航海計器
などが装備されている。模擬船橋に搭乗した複数の操船
者は、互いにコミュニケーションを保ちながら、航海計
器、レーダなどによる操船環境の判断、見張り、主機制
御や操舵などの作業を行い、操船訓練を行う。訓練の
際、模擬船橋の前方に設けた表示装置には、湾港風景や
他船など操船者からの模擬視界が映し出されると共に、
模擬船橋内の各所に設けたスピーカからは、エンジン
音、環境音、自船・他船の汽笛、霧笛などが発せられ、
操船者にあたかも海上を航行しているがごとき臨場感を
与える。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
操船シミュレータは、操船者のチーム訓練を目的として
実物大の模擬船橋を備えた、いわばフルサイズのシステ
ムである。このため、船長および航海士など実務経験者
によるチーム訓練には極めて有用であるが、学生などの
操船未経験者の体験的学習には、規模が大きすぎ、機
能、価格の面で好ましくない。すなわち、操船に関する
初等教育にて履修する項目を学生に体験的学習させるこ
とは、安全かつ有効に教育的効果をあげると言われてい
る。しかし、このような体験的学習では、例えば「船の
動き」などを体感させればよく、フルサイズのシミュレ
ータを用いるまでもない。しかも、従来の操船シミュレ
ータでは、操船者 (学生) 一人によっては訓練を行え
ず、初等教育用の教材として運用できないおそれもあ
る。
【0005】本発明の目的は、小型かつ安価で、しかも
操船者一人により操船できる操船シミュレータを提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、操船者に模擬視界を見せながら、主機遠隔
操縦装置と操舵装置を操作させて船の操縦を行わせる操
船シミュレータにおいて、箱型の操船コンソールに、上
記主機遠隔操縦装置および操舵装置と、上記模擬視界を
表示するための表示装置と、各種制御や条件変更を行う
ための入力装置とを設けると共に、操船コンソールの内
部に、計算・制御をつかさどる計算制御装置を設けたも
のである。
【0007】本発明において、上記計算制御装置は、模
擬視界を所定の視野角で生成する模擬視界映像生成部を
有することが好ましい。
【0008】また、上記入力装置に、水平方向 360度の
視界のうち所定方向の視界を選択するための選択操作部
を設け、この選択操作部の操作により選択された方向の
模擬視界を、上記模擬視界映像生成部により生成するこ
とが好ましい。
【0009】また、上記模擬視界映像生成部により生成
される模擬視界を、上記入力装置に設けたズーム操作部
の操作に応答してズームアップ・ダウンさせることも好
適である。
【0010】
【作用】本発明によれば、単一の操船コンソールに、操
船に必要な機器類、即ち主機遠隔操縦装置、操舵装置、
表示装置および計算制御装置を組み込んだので、コンパ
クトで安価な操船シミュレータを得ることができる。し
かも、操船コンソールには、各種の制御や条件変更を行
うための入力装置を設けることで、操船者により操船の
開始・停止、環境条件の変更などが行えるようになり、
操船者一人による操船が可能となる。
【0011】ここで、上記入力装置に、水平方向の任意
の方向の視界を選択するための選択操作部を設け、この
選択操作部により選択された方向の模擬視界を、模擬視
界映像生成部により生成するようにすれば、1画面で
も、操船者は、水平方向 360度の視界を見ることがで
き、操船を支障なく行える。
【0012】また、上記模擬視界映像生成部により生成
される模擬視界を、上記入力装置に設けたズーム操作部
の操作に応答してズームアップ・ダウンさせれば、操船
者の視界による状況判断を良好に行える。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
【0014】図1は、本実施例にかかる操船シミュレー
タAの全体構成図、図2はその外観図である。本実施例
の操船シミュレータAは、図1に示すように、操船に必
要な各種の機器を装備した操縦装置部9と、操縦される
船 (自船) からの模擬視界を表示する表示装置 (CR
T) 10と、シミュレータ全体の計算・制御をつかさど
る計算制御装置11と、各種の音響を模擬する模擬音響
発生装置12とを備えて構成されている。
【0015】操縦装置部9は、操船者一人によっても操
縦できるようにユニット化したもので、図2のように、
床面上に設置される箱型の操船コンソール2の前面側
に、操舵装置3、主機遠隔操縦装置4、汽笛吹鳴用押し
釦5を取り付けて構成されている。操船コンソール2の
操舵装置3の上方位置には、入力装置7と操作手段8が
設けられている。入力装置7は、タッチパネル式の操作
パネルであり、操船者によるタッチ操作により、各種機
器の制御や各種条件の変更などを行うためのものであ
る。また、操作手段8は、例えばマウスなどからなり、
CRT10に模擬視界以外の情報 (例えば、航海計器や
海図など) を表示するためのものである。
【0016】上記CRT10は、操船コンソール2の上
部に設置され、上記計算制御装置11および模擬音響発
生装置12は、操船コンソール2の内部に収容されてい
る。計算制御装置11は、シミュレータ全体の制御を行
う他、自船の位置計算、運動計算、他船の運動計算など
を行う。また、自船の操船者から見た模擬視界をイメー
ジジェネレータ (IG) により生成し、CRT10に表
示する。模擬音響発生装置12は、エンジン音、環境音
(風切り音、波の音など) 、自船および他船の汽笛、霧
笛などを再現し、CRT10の両側部に設けたスピーカ
6から合成して出力する。
【0017】図3は、上記の小型操船シミュレータに適
用される計算制御装置11の具体的構成を示した図であ
る。
【0018】図示するように、計算制御装置11は、主
計算制御部21、データベース22、模擬視界映像生成
部23、航海計器映像生成部25、模擬海図映像生成部
26、レーダ図映像生成部27、映像信号選択部28お
よび映像合成部29を備えている。
【0019】主計算制御部21は、データベース22を
制御してデータを取り込むと共に、操舵装置3からの操
舵信号aおよび主機遠隔操縦装置4からの速力設定信号
bを基に、自船の位置計算、運動計算などを行い、訓練
海域内における自船の位置、方位、速力、回頭角速度な
どの航行データをリアルタイムに計算する。また、デー
タベース22内の他船情報を基に、他船の航行データを
計算し、自船および他船の航行情報を模擬視界映像生成
部23に出力する。模擬視界映像生成部23は、主計算
制御部21からの自・他船の航行情報などを基に、自船
の操船者から見た模擬視界を所定の視野角 (例えば、水
平方向60度、垂直方向40度) で生成し、CRT10
に表示する。
【0020】主計算制御部21は、また、計算により得
られた自船の方位、速力、回頭角速度などの計器情報を
航海計器映像生成部25に出力すると共に、海図情報お
よび他船情報を模擬海図映像生成部26およびレーダ図
映像生成部27に出力する。航海計器映像生成部25
は、主計算制御部21からの計器情報を基に、舵角計、
船速計など航海計器の形を模擬した航海計器映像を生成
すると共に、所定のコンパス映像を生成する。模擬海図
映像生成部26およびレーダ図映像生成部27は、それ
ぞれ、主計算制御部21からの海図情報、他船情報を基
に、海図映像、レーダ図映像を生成する。
【0021】映像生成部25〜27からは、映像信号h
〜kが映像信号選択部28を介して映像合成部29に出
力され、模擬視界映像生成部23からの模擬視界映像信
号gに合成される。映像信号選択部28は、合成すべき
映像信号h〜kの選択を行うためのもので、その選択は
上記操作手段8の操作により行われる。映像合成部29
で合成された映像信号g〜kは,CRT10に送られて
表示される。
【0022】本実施例の主計算制御部21は、また、上
記操作パネル7に対するタッチ入力に応答してシミュレ
ータの実行制御、各種条件の設定や変更などを行う。
【0023】次に、操作パネル7の操作により行われる
各種制御、条件変更などについて述べる。
【0024】操作パネル7の上部および下部は、それぞ
れファンクションキーおよびテンキーに割り当ててあ
り、適当なファンクションキーのタッチ操作により、図
4〜図11に示される画面 100〜170 が操作パネル7の
中央部に選択・表示される。
【0025】図4に示す画面 100は、シミュレータの実
行制御、訓練結果の解析などを行うためのコントロール
画面である。操船に際し、画面 100の「Create」を操作
すると訓練シナリオや環境条件などの作成が行われる。
「Select」の操作により操船シナリオを選択した後、
「Play」「Initial 」を操作すると初期化が行われ、さ
らに「Start 」を操作すると各装置がシナリオに従って
作動してシミュレーションが開始される。シミュレーシ
ョンの終了は、「Halt」で中断した後、「Stop」の操作
により行われる。シミュレーション終了後、「Record」
を操作すると航跡記録が出力され、また、「Replay」を
操作すると操船中に表示された視界映像がCRT10上
に再現される。
【0026】図5に示す画面 110は、CRT10に表示
される視界映像を制御するための視界画面である。この
画面110 は、鳥かん図的な視界映像を得るための船形操
作部111、視界の方向を選択するための選択操作部 11
2、およびズーム操作部113a,113b を有する。選択操作
部 112は、上記操作部 111を囲んで環状に形成され、か
つ、表示される映像の水平視野角 (60度) に対応させ
て周方向に分割してある。選択操作部 112のいずれかの
分割領域が操作されると、対応する方向の模擬視界が模
擬視界映像生成部23により生成される。なお、本実施
例の選択操作部 112には、左舷・右舷側の視界映像を生
成するための「Left Side 」「Right Side」の領域をも
っている。ズーム操作部113a,113b は、視界映像をズー
ムアップ・ダウンするためのものである。ズーム操作部
113a,113b が操作されると、模擬視界映像生成部23で
は模擬視界が所定の視野角 (例えば、10度,120度) で生
成され、CRT10に表示される視界映像がズームアッ
プ・ダウンされる。
【0027】図6に示す画面 120は、風向風速、昼夜な
どの環境条件を変更するための環境条件変更画面であ
り、霧レベルを変更する霧レベル変更部 121、昼夜条件
を変更する昼夜条件変更部 122、流向・流速を変更する
潮流条件変更部 123、風向・風速を変更する風条件変更
部 124、波方向・波高・波周期を変更する波条件変更部
125を有する。なお、潮流、風、波条件の変更部 123〜1
25 をタッチ操作により選択した後は、数値入力可能と
なり、画面下部のテンキー (図示せず) により入力でき
る。
【0028】また、図7に示す画面 130は、離接岸訓練
に際し、タグボートを設定するためのタグボート設定画
面、図8に示す画面 140は、シーバースと自船との間の
距離などを表示するシーバース画面である。操船者は、
これら画面を交互に切り替えて、離接岸訓練を行う。
【0029】なお、図9の画面150 は、他船の汽笛や霧
笛など音響を変更するための音響変更画面、また、図1
0および図11の画面 160,170 は、それぞれ自船・他
船データの画面で、操船状況を確認するために用いられ
る。
【0030】次に、本実施例の作用について説明する。
【0031】コントロール画面 100において、所定のタ
ッチ操作により、各装置の初期化を行って、操船を開始
する。
【0032】操船が開始されると、主計算制御部21
(図3) および模擬視界映像生成部23が作動し、自船
からの模擬視界が生成されて、CRT10上に表示され
る。これと同時に、航海計器映像生成部25により風向
計、舵角計などの航海計器映像も生成され、CRT10
の模擬視界上に重ね合せて表示される。このとき、操作
パネル7に表示された各種画面 (図4〜図11) 上での
タッチ操作が行われる。
【0033】図12は、CRT10での表示例を示した
図である。CRT10上には自船の操船者から見た船首
部分、海上風景、他船などによる模擬視界40が表示さ
れ、その模擬視界40上に航海計器類41,42が重ね
合せて表示されている。
【0034】操船者は、CRT10に表示された模擬視
界40や航海計器類41,42を見ながら、操舵装置3
の操舵ハンドル3a (図3) や主機遠隔操縦装置4の主
機制御レバー4aを操作して自船の操縦を行い、「船の
動き」や「操縦技能」などを体験的学習する。
【0035】CRT10には、自船の船首方向の模擬視
界40が表示される。操船の間、操船者による状況判断
が必要となると、操船者は、操作パネル7上に視界画面
110(図5) を呼び出して操作部 112,113 のタッチ操
作により、CRT10に表示される視界を切り替えた
り、ズームアップ・ズームダウンを行う。例えば、左舷
側斜め前方にいる他船の動向を見ようとした場合、選択
操作部 112の「Left Front」をタッチ操作する。これに
より、模擬視界映像生成部23 (図3) では、自船の左
舷前方の模擬視界が生成されて、CRT10に表示され
ることになる。また、遠くにある漁船や浮標を見ようと
した場合には、ズーム操作部 113a または113bをタッチ
操作すれば、CRT10に表示されている模擬視界のズ
ームアップ・ダウンが行われる。
【0036】また、操船の間、自船の位置や他船との位
置関係などを確認したい場合は、操作手段8の操作によ
り映像信号選択部28のスイッチ28b〜28dを切替
制御する。いま、スイッチ28b,28dを閉じると、
航海計器映像生成部25からのコンパス映像信号iと海
図映像生成部26からの海図映像信号jとが、映像合成
部29に送られ、模擬視界映像信号g上に重合されてC
RT10に送られる。これにより、CRT10には、図
13に示すように、さらにジャイロコンパス42と海図
情報43が表示される。
【0037】以上のように、本実施例においては、単一
の操船コンソール2に、操船に必要な機器、即ち操舵装
置3や主機遠隔操縦装置4などを組み込んだので、実物
大の模擬船橋を用いるのと比べて、システムの大幅なコ
ンパクト化、コストダウンを図ることができる。しか
も、このように操縦装置部9を単一ユニットとして構成
したので、操船者一人でも操縦を行え、加えて、操船コ
ンソール2には、各種の制御や条件の変更を行うための
操作パネル7を取り付けているので、シミュレータの実
行制御、環境条件の変更なども操船者が操船コンソール
2上で行えるようになり、この点でも、操船者一人によ
る操船が行える。
【0038】したがって、本実施例によれば、小型、安
価でかつ操船者一人による操船が行えるシミュレータを
得ることができ、操船に関する教育の教材として有用な
操船シミュレータとなる。
【0039】また、本実施例においては、操作パネル7
に表示される視界画面 110 (図5)に、視界の方向を選
択するための選択操作部 112を形成し、選択操作部 112
の操作により選択された方向の模擬視界をCRT10に
表示するようにしたので、操船者は、選択操作部 112を
適当に操作すれば、水平方向 360度の視界を見ることが
でき、表示装置10が1台しかなくても、円滑な操船を
行うことができる。
【0040】しかも、CRT10に表示される模擬視界
は、操船者が操作パネル7を操作することにより選択す
るので、操船者の状況判断を向上させることができる。
すなわち、操船中、操船者は視界の方向を意識すること
なく状況判断を行っているが、本実施例のように視界の
方向を操船者自身により選択させれば、状況判断の際、
視界の方向を意識するようになり、判断能力の向上が図
れる。
【0041】また、本実施例では、CRT10に表示さ
れる模擬視界を所定の視野角にズームアップ・ダウンで
きるようにしたので、この点でも、状況判断能力の向上
を図ることができる。
【0042】また、本実施例では、上記操作パネル7と
してタッチパネル式の入力装置を用いたので、操船中で
も、操作パネル7の操作を極めて簡単に行え、操船者一
人による操船に有効である。
【0043】なお、上記実施例においては、シミュレー
タの実行制御や環境条件の変更などを、操船コンソール
2に設けた操作パネル7により行うようにしたが、図3
のように、教官卓32を増設して、教官卓32の制御パ
ネル33により行うようにしてもよい。このようにする
と、経験の積んだ教官による指導が行えるようになる。
なお、図3において、31は映像生成部23〜27から
の映像信号を教官卓32のモニタ34に分配する信号分
配器である。
【0044】図14は、上記構成のシミュレータを複数
台 (図では4台) 用いて、相互運航訓練を行うようにし
た操船シミュレータを示した図である。シミュレータA
〜Dは、互いにLANあるいはメモリ共有化システム5
1により接続されており、各々の操船シミュレータA〜
Dの有する操船データ (自船の位置、速力、方位など)
を互いに伝送し、共有できるようになっている。即ち、
各シミュレータA〜Dは、他の3台のシミュレータA〜
Dからの操船データを他船情報として登録し、CRT上
に表示できるようになっている。50は群分割切替スイ
ッチであり、操船シミュレータA〜Dを適当に組み合わ
せて訓練を行えるようにしたものである。
【0045】この操船シミュレータによれば、複数人数
の参加による訓練が行えるようになり、訓練の効率、内
容を充実させることができる。
【0046】なお、この操船シミュレータにおいては、
同種のシミュレータA〜Dを複数台接続したが、例え
ば、シミュレータDに代えて、従来のフルサイズの操船
シミュレータを使用してもよい。
【0047】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、次のごと
く優れた効果を発揮する。
【0048】(1) 請求項1によれば、操船コンソールに
操船に必要な機器、即ち操舵装置や主機遠隔操縦装置を
組み込んだので、システムのコンパクト化、コストダウ
ンを図ることができ、操船に関する初等教育に有用な操
船シミュレータを得ることができる。
【0049】(2) 請求項3によれば、水平方向 360度の
視界を所定の視野角ごとに選択して表示できるので、小
型の表示装置を用いても円滑な操船を行えると共に、操
船者の状況判断の向上を図ることができる。
【0050】(3) 請求項4によれば、操船者の意思によ
り模擬視界をズームアップ・ダウンできるので、操船者
の状況判断の向上を図ることができる。
【0051】(4) 請求項5によれば、複数人数の参加に
よる訓練が行えるようになり、訓練の効率、内容を充実
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の操船シミュレータの全体構成図であ
る。
【図2】本発明の操船シミュレータの外観図である。
【図3】操船シミュレータの一実施例を示すシステム構
成図である。
【図4】操作パネルに表示されるコントロール画面を示
した図である。
【図5】視界画面を示した図である。
【図6】環境条件変更画面を示した図である。
【図7】タグボート設定画面を示した図である。
【図8】シーバース表示画面を示した図である。
【図9】音響変更画面を示した図である。
【図10】自船データ表示画面である。
【図11】他船データ表示画面である。
【図12】表示装置に表示される映像の一例を示した図
である。
【図13】表示される映像の他の例を示した図である。
【図14】本発明の操船シミュレータの拡張例を示す図
である。
【符号の説明】
2 操船コンソール 3 操舵装置 4 主機遠隔操縦装置 7 入力装置 10 CRT (表示装置) 11 計算制御装置 21 主計算制御部 23 模擬視界映像生成部 40 模擬視界 50 群分割切替スイッチ 100 コントロール画面 110 視界画面 112 選択操作部 113a,113b ズーム操作部 A〜D 操船シミュレータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中西 毅 東京都江東区豊洲二丁目1番1号 石川島 播磨重工業株式会社東京第一工場内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操船者に模擬視界を見せながら、主機遠
    隔操縦装置と操舵装置を操作させて船の操縦を行わせる
    操船シミュレータにおいて、箱型の操船コンソールに、
    上記主機遠隔操縦装置および操舵装置と、上記模擬視界
    を表示するための表示装置と、各種制御や条件変更を行
    うための入力装置とを設けると共に、操船コンソールの
    内部に、計算・制御をつかさどる計算制御装置を設けた
    ことを特徴とする操船シミュレータ。
  2. 【請求項2】 上記計算制御装置は、上記模擬視界を所
    定の視野角で生成する模擬視界映像生成部を有する請求
    項1記載の操船シミュレータ。
  3. 【請求項3】 上記入力装置に、水平方向 360度の視界
    のうち所定方向の視界を選択するための選択操作部を設
    け、この選択操作部の操作により選択された方向の模擬
    視界を、上記模擬視界映像生成部により生成するように
    した請求項2記載の操船シミュレータ。
  4. 【請求項4】 上記模擬視界映像生成部により生成され
    る模擬視界を、上記入力装置に設けたズーム操作部の操
    作に応答してズームアップ・ダウンさせるようにした請
    求項2記載の操船シミュレータ。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の操船シミュレータを、他
    の操船シミュレータと互いに操船データを伝送・共有で
    きるように接続したことを特徴とする操船シミュレー
    タ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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