JPS63252713A - バリヤー性を有するプラスチックパイプの製造法 - Google Patents

バリヤー性を有するプラスチックパイプの製造法

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JPS63252713A
JPS63252713A JP63001789A JP178988A JPS63252713A JP S63252713 A JPS63252713 A JP S63252713A JP 63001789 A JP63001789 A JP 63001789A JP 178988 A JP178988 A JP 178988A JP S63252713 A JPS63252713 A JP S63252713A
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polyolefin
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incompatible polymer
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JP63001789A
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フランシス・ヘンリィ・ソーデン
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DuPont Canada Inc
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L23/00Compositions of homopolymers or copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L23/02Compositions of homopolymers or copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond; Compositions of derivatives of such polymers not modified by chemical after-treatment
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C48/00Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
    • B29C48/022Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor characterised by the choice of material
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C48/00Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
    • B29C48/03Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor characterised by the shape of the extruded material at extrusion
    • B29C48/09Articles with cross-sections having partially or fully enclosed cavities, e.g. pipes or channels
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29KINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES B29B, B29C OR B29D, RELATING TO MOULDING MATERIALS OR TO MATERIALS FOR MOULDS, REINFORCEMENTS, FILLERS OR PREFORMED PARTS, e.g. INSERTS
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、連続相のポリオレフィンおよび前記ポリオレ
フィンと不相溶性のポリマーの不均質ブレンドから作ら
れたプラスチックパイプに関し、前記不相溶性のポリマ
ーは不連続相においてコントロールされた特性を示し、
そして不相溶性のポリマーがバリヤー樹脂であるとき、
また、透過に対して改良されたバ1ツヤー性を示す。
ポリオレフィン、とくにポリエチレンのパイプは、商業
的に種々の最終用途、例えば、水のパイプとして、下水
パイプのリライニング(relin i g) 、鉱山
のティリング(tailing)のためのパイプとして
および天然ガスのパイプとして使用されている。しかし
ながら、炭化水素の液体はポリオレフィンを透過する傾
向があり、例えば、油パイプの管路のためのライナー材
料として、プラスチ・ンクパイプの使用を妨害する。
米国特許第3.373.224号[R,B、メスロビア
ン(Mesrobian)ら、1968年3月12日発
行]は、ポリオレフィン、ナイロン6および相溶化剤材
料、例えば、96モル%のエチレンおよび4モル%のメ
タクリル酸を含有するコポリマー、ここでメタクリル酸
はナトリウムイオンによって中和されている、の均質ブ
レンドを開示している。この特許は、3種類の溶融ポリ
マーを溶融した塊として一緒に混練することによって製
造された、このような均質なブレンドが、相溶化剤材料
を有さないブレンドに比較して、減少した透過性および
改良された機械的性質を示すことを開示している。
米国特許第4,410,482号[P、M、スブラマニ
アン(Subramanian)ら、1983年lO月
18日発行]は、ポリオレフィン、前記ポリオレフィン
と不相溶性の第2ポリマー、およびアルキルカルボキシ
ル置換ポリオレフィン相溶化剤(例えば、フマル酸を高
密度ポリエチレン」二に約0.9重量%の量でグラフト
化して得られた)の溶融した不均質ブレンドから製造さ
れた、層状造型物品を開示している。この物品は、溶融
した不均質ブレンドの物体を延伸し、そしてこの延伸し
た物体を最低の融点成分のポリマーの融点より低い温度
に冷却することによって作られる。ポリオレフィンおよ
び不相溶性のポリマーは、物品中に、多数の薄い、実質
的に2次元の平行な重なる材料の層として存在する。相
溶化剤は層の間に存在し、これらの層を一緒に接着する
ものと信じられる。
混合物がポリオレフィンの不相溶性のポリマーおよび相
溶化剤を混合することによってつくられる、ポリオレフ
ィン、前記ポリ第17フインと不相溶性の第2ポリマー
およびそれらのための相溶化剤の混合物からパイプを製
造するとき、第2ポリマーおよび相溶化剤の一部分を第
1混合工程において差し控え、そしてその部分を、低い
剪断のパイプ押出工程の直前に、低いブレディング工程
においてブレディングすることによって、不相溶性のポ
リマーのよりすぐれた、コントロールされた分散を得る
ことができることを、今回、発見した。
したがって、本発明によれば、ポリオレフィン、前記ポ
リオレフィンと不相溶性のポリマーおよび前記不相溶性
のポリマーおよび前記ポリマーのための相溶化剤のブレ
ンドからプラスチックパイプを製造する方法であって、
工程: (a)第1不相溶性ポリマーおよび有効量の第1相溶化
剤の均質混合物を形成し、ここで第1不相溶性ポリマー
対ポリオレフインの比は約1=40〜1:2であり、 (b)第2不相溶性ポリマーおよび有効量の第2相溶化
剤を前記均質混合物とブレディングし、ここで第2不相
溶性ポリマー対第1不相溶性ポリマーの比は約1=2〜
約2=1であり、そして不相溶性のポリマー十相溶化剤
対ポリオレフィンの比は約1:20〜1:1であり、 (c)f!)られた混合物の溶融した不均質なブレンド
を、パイプの形態のブレンド中の最高融点のポリマーの
融点より高い温度において、低いレベルの剪断を使用し
て押出し、そして (d)このようにして得られた押出パイプを取り出す、 を含んでなることを特徴とする前記方法、が提供される
本発明の方法の1つの実施jE様において、第1相溶化
剤および第2相溶化剤は、ポリオレフィンの主鎖それ自
体上または側鎖上に、結合したカルポギシル部分を有す
るポリオレフィン類から成る群より独立に選択されるア
ルキルカルボキシル置換ポリオレフィン類である。
本発明の方法の他の実施態様において、工程(b)にお
いて、ブレディングは乾式配合によって実施し、そして
均質混合物は前もって溶融配合した均質混合物からなる
本発明の方法のなお他の実施態様において、第1不相溶
性ポリマーおよび第1相溶化剤をブレディングして第1
予備配合物を生成した後、工程(a)においてポリオレ
フィンと混合する。別法としであるいは追加的に、第2
不相溶性ポリマーおよび第2相溶化剤をブレディングし
て第2予備配合物を生成した後、工程(b)において均
質混合物と混合する。第1予備配合物および第2予備配
合物のいずれか一方または双方は、乾式配合、溶融配合
、あるいは乾式配合および溶融配合の組み合わせによっ
て調製できる。乾式配合および溶融配合の組み合わせを
用いる方法において、予備配合物の相溶化剤の部分およ
び予備配合物の不相溶性のポリマー部分の約5〜15%
を、この分野において既知の方法によって、溶融配合し
、そして不相溶性のポリマーの残部を予備配合物の溶融
配合した部分と乾式配合して、部分的に溶融配合した予
備配合物を形成する。
ポリオレフィンは、ポリプロピレンまたはポリブチレン
であることができ、そして女子ましくはポリエチレンで
ある。ポリエチレンの好ましいタイプはエチレンおよび
4〜lO個の炭素原子を有する少なくとも1種のアルフ
ァーオレフィンのコポリマーである。
ポリエチレンを本発明による方法に従うプラスチックパ
イプの製造においてポリオレフィンとして使用するとき
、ポリオレフィンは好ましくは少なくとも0.935の
密度を有し、そして前述の密度を有し、そしてプラスチ
ックパイプの製造に適する、エチレンのホモポリマーま
たはエチレンおよび4〜10個の炭素原子をイ〕する少
なくとも1種のアルファーオレフィンのコポリマーのい
いずれであることもできる。好ましいポリエチレンは、
0.938〜0.944g/cm3の範囲の密度および
約0.40dg/分より少ないメル]・インデクスを有
する、エチレンおよびブテン−1のコポリマーである。
ポリオレフィンと不相溶性のポリマーは、ポリアミド、
しばしばナイロンと呼ばれる;ポリエステル、例えば、
ポリエチレンテレフタレーI・またはポリブチレンテレ
フタレート;ポリビニルアルコール;またはエチレン/
ビニルアルコールコポリマーであることができる。ここ
で使用するとき、用語「不相溶性」は「溶融状態でポリ
オレフィンと相互のpル和性な実質的にもたない」こと
を;d味する。不相溶性のポリマーの選択は、最終製品
に望むバリヤー性に基づくことができる。例えば、不相
溶性のポリマーとして使用するポリアミドは、天然ガス
の液体、凝縮物および原油を運搬するための油田のサー
ビスにおいて有用であることがある、炭化水素の輸送に
対して増大した抵抗を有する什1−げられたパイプを生
成する。
ポリアミドを本発明の方法において不相溶性のポリマー
として選択するとき、ポリマーは反復単位中に4〜12
個の炭素原子を有するポリアミドまたはコポリアミI・
であることができる。ポリアミドの例は、ボリペンタメ
チレンアジパミト、ポリへキサメチレンアジパミ1り、
ポリへキサメチレンセバカミドおよびポリカプロラクタ
ムを包含する。ポリへキザメチレンアジパミド(ナイロ
ン66)およびポリカプロラクタム(ナイロン6)は好
ましいポリアミドである。好ましいコポリアミドは、ヘ
キサメチレンアジパミド/カプロラクタJ・のコポリマ
ー(これはしばしばナイロン66/6と呼ばれる)、こ
とに10〜30重JJ1%のカプロラクタムを含有する
このようなコポリマーである。混合工程(a)において
使用する第1ポリアミドおよびd1合上程(b)におい
て使用する第2ポリアミドは、独立に、1−に列挙した
ポリアミドの範囲から選択5れる。例えば、物理的性質
、例えば、引張性質、の極限を望む場合、パイプに所望
の物理的性質なl、えるポリアミドを混合工程(a)に
おいて選択し、そして所望のバリヤー性を与える異なる
第2ポリアミドを混合工程(b)において選択すること
が好ましいことがある。しかしながら、一般に、第1ポ
リアミドおよび第2ポリアミドは好ましくは同一ポリマ
ーである。
不相溶性のポリマーを」二に列挙したポリアミドから選
択する場合、不相溶性のポリマー十和溶化剤の濃度は、
ポリオレフィンに関して、好ましくは約1=7〜1:3
、最も好ましくは約l:5である。不相溶性のポリマー
は2つの工程においてポリオレフィンに添加する;第1
不相溶性ポリマーは、第1工程において添加し、合計の
不相溶性のポリマーの1/3〜2/3を構成し、こうし
て第1不相溶性ポリマー対第2不相溶性ポリマーの比は
約1=2〜2:1、好ましくは約1=1である。
各−J二程の相溶化剤は、前記工程の不相溶性のポリマ
ーを溶融状態でポリオレフィンと相溶性とするために有
効な量であるが、混合工程(b)後ポリマーブレンドを
完全に均質にする量より少ない早で供給される。有利に
は、各工程の相溶化剤は、その工程の不相溶性のポリマ
ーの比が、約1:10〜1:1、好ましくは約1:5〜
1:3の範囲にあるように存在する;相溶化剤対不相溶
性のポリマーの比は、ポリマーの不均質ブレンドおよび
均質混合物において、この範囲内で、独立に変化するこ
とができるが、便利には両者において同一である。最終
混合物中の不相溶性のポリマーの比率が低いとき、例え
ば、第1不相溶性ポリマーおよび第2不相溶性ポリマー
の合計(合計の不相溶性のポリマー)対ポリオレフィン
に比が約l:40〜1:lOであるとき、合計の不相溶
性のポリマー対合計の相溶化剤の比は好ましくは4:1
〜l:1である。ポリマーブレンド中の不相溶性のポリ
マー濃度が低いとき、相溶化剤対不相溶性のポリマーに
比はより高いこととが必要であるように思われる。逆に
、合計の不相溶性のポリマー対ポリオレフィンの比が約
l:10より大きいとき、より少ない相溶化剤が必要で
あり、そして不相溶性のポリマー対相溶化剤の比は好ま
しくは約10:1〜4:l、最も好ましくは約5:1で
ある。
好ましくは、本発明において使用するポリオレフィンお
よびそれと不相溶性のポリマーのための相溶化剤は、ポ
リオレフィンの主鎖それ自体上または側鎖上に、結合し
たカルボキシル部分を有するポリオレフィンである。「
カルボキシル部分」とは、酸、エステル、無水物および
塩から成る群より選択されるカルボキシル基を意味する
。カルボキシル酸の塩は中和されたカルボン酸であり、
そしてカルボキシル部分としてカルボキシル塩を含む相
溶化剤は、通常、また、その塩のカルボン酸を包含する
;このような相溶化剤の例はイオノマーのポリマーであ
る。
相溶化剤は、直接合成により、あるいはグラフト化によ
って調製することができる。直接合成の例は、アルファ
ーオレフィンとカルボキシル部分を有するオレフィ系モ
ノマーとの重合である。グラフトの1例は、カルボキシ
ル部分を有するモノマーのポリオレフィン主鎖への付加
である。グラフト化によってつくられた相溶化剤におい
て、ポリオレフィンは、好ましくは、エチレンのホモポ
リマー、またはエチレンおよび3〜8個の炭素原子の少
なくとも1種の炭化水素のアルファーオレフィン、例え
ば、プロピレン、ブテン−1、ヘキセン−1−およびオ
クテン−1のコポリマー、または2〜8個の炭素原子の
少なくとも1種の炭化水素のアルファーオレフィンおよ
びジオレフィン、例えば、1,4−へキサジエンなどを
含むコポリマーである。ポリオレフィンは不飽和のカル
ボン酸、無水物、またはエステルのモノマーと反応させ
てグラフト化ポリマーを得る。代表的な酸、無水物およ
びエステルは、次のものを包含する:メタクリル酸;ア
クリル酸;エタクリル酸;グリシジルメタクリl/−ト
;2−ヒドロキシエチルアクリレート:2−ヒドロキシ
エチルメタクリレート;ジエチルマレエート;モノエチ
ルマレエート;ジ−n−ブチルマレエート;マレイン酸
無水物;マレイン耐;フマル酸;イタコン酸;このよう
なジカルボン酩のモノエステル;ドデシルコハク酸無水
物;5−ノルボルネン−2,3−無水物;ナジック(n
adic)無水物(3,6−エンドメチレン−1,2,
3,6−チトラヒドロフタル酸無水物)など。グラフト
ポリマーは、好ましくは約0.1〜約10重量%、より
好ましくは約0.2〜約5重量%のグラフトモノマーを
有するであろう。
直接合成によるつくられる相溶化剤において、ポリマー
材料は、2〜20個の炭素原子のアルファーオレフィン
および1または2つのカルボキシル部分を有するアルフ
ァ、ベーターエチレン系不飽和カルボン酸、エステル、
無水物または塩のコポリマーであることができる。直接
合成きれる相溶化剤は、少なくとも75モル%のオイフ
ィン成分および約0.2〜25モル%のカルボキシル部
分から構成することができる。
イオノマーの相溶化剤は、好ましくは、直接構成ごれた
相溶化剤からつくられ、そして、好ましくは、約90〜
99モル%のオレフィンおよび約1〜10モル%のカル
ボキシル部分を有するアルファ、ベーターエチレン系不
飽和千ツマ−から構成され、前記部分は酸等個物(ac
id  equvalent)と考えられ、そして1〜
3の原子価を有する金属イオンで中和され、ここでカル
ボン酸等価物はモノカルボキシルであり、そしてカルボ
ン酸等個物がジカルボキシルである場合1の原子価を有
する金属イオンで中和される。中和度をコントロールす
るために、金属イオンはカルボキシル部分の少なくとも
10%を中和するために十分な績で存在する。
本発明の方法によるプラスチックパイプの製造において
、各]工程の相溶化剤およびその工程の不相溶性のポリ
マーは、ポリオレフィンとのブレディング前に、 Kに
乾式配合することが好ましい。乾式ブレディングは、一
般に、ペレットの形態で実施する。相溶化剤の活性を増
大するためには、相溶化剤を不相溶性のポリマーの5〜
15重量%と溶融配合し、次いで溶融配合した混合物を
不相溶性のポリマーの残部と乾式配合することが望まし
いことがある。溶融配合工程は押出機内で高い剪断下に
実施することができ、混合物は、乾式配合前に、不相溶
性のポリマーの残部と再ペレット化される。
好ましくは、第1不相溶性ポリマーおよび第1相溶化剤
をポリオレフィンと溶融配合して均質混合物を生成し、
次いでこれをベレット化する。第2不相溶性ポリマーお
よび第2相溶化剤は、好ましくは、前記ペレッ]・化し
た均質混合物と乾式配合して、最終生成物の組成を有す
る乾式配合された混合物を生成する。
次いで、乾式配合した混合物を、好ましくはスクリュー
押出機で低い剪断下に、ブレンド中の最高融点のポリマ
ーの、融点より高く、好ましくは融点よりも1°C〜1
5°C高い溶融温度に加熱して、溶融した不均質ブレン
ドを形成し、これを適当なダイに通してパイプを成形す
る。好ましくは、好ましくは、押出機は、混合をできる
だけ低いレベルに減少するために、プレーカープレート
またはスクリーンをもたない。
押出機における低い剪断速度および不相溶性ポリマーの
一部分のポリマーブレンドへの添加の遅延のおかげで、
不相溶性のポリマーは押出されたパイプ中に不連続の別
の相として存在し、ここで前記相はパイプの壁区画の平
面において2つの細長い寸法を有する島または小板の形
状である。こうして不相溶性のポリマーの小板は、パイ
プの壁を通す望ましくない物質の透過に対するへリヤー
として作用する。
本発明によるプラスチックパイプの製造において、不相
溶性のポリマーのよりすぐれたコントロールされた分散
が得られる。これによって、(1)ポリオレフィン、お
よび第2ポリマーおよび相溶化剤の合計MLを溶融した
均質なブレンドに形成し、そして押出機において高いレ
ベルの剪断を使用してパイプに押出とき、あるいは(2
)ポリオレフィンおよび合計の第2ポリマーおよび相溶
化剤を溶融した不均質ブレンドに形成し、そして押出機
において低いレベルの剪断を使用してパイプに押出すと
きと比較して、第2ポリマーがすぐれたバリヤー性を有
する場合、ポリオレフィン、および第2ポリマーの一部
分および相溶化剤を均質の溶融配合し、その後均質な材
料および第2ポリマーの残部および相溶化剤を溶融した
不均質ブレンドに形成し、そして押出機において低いレ
ベルの剪断を使用してパイプに押出すとき、同等の機械
的性質およびよりすぐれた炭化水素の流体のバリヤー性
を1gることができる。
封■上 この実施例においては、本発明の方法に従うプラスチッ
クパイプは、ポリエチレン、ナイロンポリマー及びナイ
ロン−ポリエチレンのための相溶化剤から製造された(
実験1)。2つの比較実験(実験2及び実験3)も行っ
た。実験2においては、プラスチックパイプは同しポリ
エチレン、ナイロンポリマー及び相溶化剤から製造され
たが、本発明には従わなかった。実験3では、プラスチ
・ツクパイプはポリエチレンのみから製造された。
ポリエチレンは、デュポン・カナダ社(Du Pont
Canada Inc)から入手可能なスフレイア−(
SCLΔIR)*5l−35Bポリエチレンであった。
+I;は商標を表す。このようなポリエチレン樹脂は、
0゜938乃至0 、944 g / c m 3の範
囲の密度と約0.40dg/分より小さいメルl〜イン
デ・ンクスを持ったエチレンとブテン−1とのコポリマ
ーである。ポリエチレンの粒子は約4.5mmの直径と
1.8mmの長さを持ったディスク形状のペレットであ
った。
ナイロンポリマーは、約225℃の融点を持ったナイロ
ン66/6 (80・20)コポリマーであった。ナイ
ロン66/6コボリマー粒子は、3゜8mmの長さ、3
.4mmの幅及び高さ2.2mmを持ったボックス状ペ
レットであった。
アルキルカルボキシル置換ポリオレフィン相溶化剤は、
0.958g/cm3の密度と、ASTMD−1,23
8(条件E)に従って決定された約10dg/分のメル
トインデックスを持ったポリエチレンにフマル酸を溶融
グラフ1〜化させることにより得られた。フマル酸は、
1977年、5月31日発行のフレクスマン・ジエイア
ール(Flexman、 Jr)等の米国特許第4,0
26,967号の教示に従って、ポリマーの全重量を基
準として約1.0重量%の景でポリエチレンにグラフト
化された。相溶化剤の粒子は長軸2.5mm、短軸2゜
0mm及び長さ2.8mmを有する楕円柱の形態にあっ
た。
実験1の前に、相溶化剤2部をナイロン66/6コボリ
マー1部と溶融ブレンドし、得られる溶融ブレンドした
相溶化剤のペレットは、前記相溶化剤と同じ形状であり
、長軸3 m m 5.短軸2.1mm及び長さ2.4
mmを有していた。次いで、溶融ブレンドした相溶化剤
1部をナイロン66/6コボリマー3部とトライブレン
ドして、ナイロン66/6コボリマー83.3重量%と
相溶化剤16.7重量%より成る混合物を生成させた。
実験1では、高剪断下に234℃の溶融温度でスクリュ
ー押出機において、ポリエチレン9部をナイロン66/
6コボリマー83.3重量%と相溶化剤16.7重量%
より成る混合物1部と溶融ブレンドして、ポリエチレン
90重量%、ナイロン66/6コボリマー8.33重量
%及び相溶化剤1.67重量%を含有する均一混合物を
生成させた。次いでこの均一混合物を再ペレット化した
均一な再ペレット化した混合物は、長さ2.5mm及び
直径2.3mを持ったロッド形状であった。
再ペレット化した均一混合物9部を、ナイロン66/6
コボリマー83.3重量%と相溶化剤16゜7重量%よ
り成るトライブレンドした混合物1部とトライブレンド
した。
得られるブレンドした混合物は、ポリエチレン81.0
重i%、ナイロン66/6コボリマー15.83重量%
及び相溶化剤3.17重量%を含有していた。ブレンド
した混合物を、低剪断下にスクリュー押出機において2
27℃の溶融温度(ナイロン66/6コボリマーの融点
の約2℃上)に加熱して、溶融した実質的に不均一なブ
レンドを形成し、これを適当なダイを通して2インチ直
径のパイプとして押出した。混合をできる限り低いレベ
ルに減少させるために、押出機はブレーカ−プレー1・
又はスクリーンのどちらも備えていなかった。
実験2においては、ポリエチレン82部を、ナイロン6
6/6コボリマー83.3重量%と相溶化剤16.7重
量%より成るトライブレンドした混合物18部とトライ
ブレンドした。得られるブレンドした混合物は、ポリエ
チレン82,0重量%、ナイロン66/6コボリマー1
5.0重量%及び相溶化剤3.0重量%を含有していた
。ブレンドした混合物を、低剪断下(実験1と同様な)
にスクリュー押出機において232°Cの溶融温度(ナ
イロン66/6コボリマーの融点の約7℃上)に加熱し
て、実質的に不均一なフレンドを形成し、これを適当な
ダイを通して2インチ直径のパイプとして押出した。実
験1の場合と同様に、押出機はブレーカ−プレー1〜も
スクリーンも備えていなかった。実験2においては、不
均一ブレンドの前に、ポリエチレン、ナイロンポリマー
及び相溶化剤の溶融ブレンドした均一混合物は生成され
なかったので、実験2は本発明の範囲外であった。
実験3においては、ポリエチレンのみを低剪断下にスク
リュー押出機において227℃の溶融温度に加熱しそし
て、適当なダイを通して2インチ直径のパイプとして押
出した。
゛熱可塑性容器の透過性の決定′°と題したASTM−
D2684と同様な透過試験を、実験1、実験2、実験
3の各々において製造したプラスチ・ンクパイプの短い
試料で行った。試験は、この短いパイプ試料にキシレン
を充填し、パイプ端部をシ−ルし、60°Cの温度で3
0日間保持することより成っていた。30日の期間の終
わりに、グラム7日(g/d)で表した平均重量損失を
、試験の前後の充填されたパイプの重量差により計算し
た。
試料の肉厚及び表面積の変動を補償するために、” g
 / d 100”値を下記の如くして計算しな。
g/d100=g/dx (肉厚mm ) X 、01
c m2結果を表1に要約する。
透過性試験が終わると、各パイプのキシレン処理した試
料及び未処理(キシレン処理しない)試料を、5cm/
分のクロスヘッド速度でインストロン*引張試験機で引
張特性の試験に付した。*は商標を表す。
この結果も表1に要約する。
丑 記 儒 co     伽 」−記の結果は、本発明に従って製造されたパイプ(実
験1)は、比較法(実験2及び3)に従って製造された
2つのパイプより良好なバリヤー特性とこれら2つのパ
イプと少なくとも同じに良好な引張特性を有することを
示す9 実施例2 この実施例においては、本発明の方法に従うプラスチッ
クパイプは、ポリエチレン、ナイロンポリマー及びナイ
ロンーポリエチレンのための相溶化剤から製造された(
実@4)。3つの比較実験(実験5.6.7)も行った
。実験5及び6においては、プラスチックパイプは、実
験4で使用されたのと同じポリエチレン、ナイロンポリ
マー及び相溶化剤から製造された。しかしながら、実験
5及び6は、本発明の方法には従わなかった。実験7に
おいては、プラスチックパイプは、ナイロンポリマー又
は相溶化剤を加えないで実@4で使用したポリエチレン
から製造され、従って本発明には従わなかった。
ポリエチレンは、デュポン・カナダ社から入手可能なス
フレイア−(SCLAIR> 35 Bポリエチレン樹
脂であった。このようなポリエチレンは、約2゜2重量
%のカーボンブラックとブレンドしたエチレンとブテン
−1のコポリマーである。このブレンドは、0.949
乃至0 、954 g / c m 3の範囲の密度と
約0.25dg/分より小さいメルトインデックスを有
していた。
ナイロンポリマーは実施例1て使用したのと同じナイロ
ン66/6コボリマーであり。そして相溶化剤は実施例
1で使用したのと同じアルキルカルボキシル置換ポリオ
レフィン相溶化剤であった。
実施例1に記載の如くして製造した、ナイロン66/6
コボリマー83,3重量%と相溶化剤167重量%より
成るナイロンポリマーと相溶化剤のブレンドした混合物
をこの実施例でも使用しな。
実験4は、下記の(1)(2)を除いては実施例1の実
験lと同じ方法で且つ同じ条件下に行なわれた。(1)
ポリエチレン90重量%、ナイロン66/6コボリマー
8.33重量%及び相溶化剤1.67重量%を含有する
均一混合物を製造するための溶融ブレンド工程において
、溶融温度は234°Cの代わりに230℃であったこ
と、及び(2)ポリエチレン81.0重量%、ナイロン
66/6コボリマー15.83重1%及び相溶化剤3.
17重重景のブレンドした混合物を低剪断下に押出機で
加熱する工程において、到達した溶融温度は227°C
の代わりに233℃(ナイロン66/6コボリマーの融
点よりも約8℃高い)であったこと。
実験5は実施例1の実験2と同じ方法で且つ同じ条件で
行なわれた。
実験6においては、ポリエチレン(カーボンブラック約
2.2重量%を含有する)4部を、ナイロン66/6コ
ボリマー83.3重量%と相溶化剤16.7重量%より
成るトライブレンドした混合物1部と共にトライブレン
ドした。得られるブレンドした混合物は、高密度ポリエ
チレン80゜0重量%、ナイロン66/6コボリマー1
6.67重量%及び相溶化剤3.33重量%を含有して
いた。
トライブレンドした混合物を、高剪断下に231°C(
ナイロン66/6コボリマーの融点より約6°C高い〉
の溶融温度でスクリュー押出機で溶融ブレンドして、均
一なブレンドを形成し、これを適当なダイを通して2イ
ンチ直径のパイプとして押出した。押出機はブレーカ−
プレート及びスクリーンの両方共備えていた。ポリエチ
レン、ナイロンポリマー及び相溶化剤の不均一ブレンド
は実験6では製造されなかったので、実験6は本発明の
方法の範囲外にあった。
実験7においては、ポリエチレン(カーボンブラック約
2.2重量%を含有する)を、押出機で高剪断下に21
0℃の溶融温度に加熱し、そして適当なダイを通して2
インチ直径のパイプとして押出した。押出機はブレーカ
−プレー1〜もスクリーンも備えていた。
実験4,5.6及び7の各々において製造したプラスチ
ックパイプの試料について、実施例1に記載の如くして
、透過試験を行った。結果を表2に要約する。
透過試験が終わると、各パイプのキシレン処理した試料
及び未処理(キシレン処理しない)試料を、実施例1に
記載の如くして引張特性の試験に付した。
この結果も表2に要約する。
手続補正書 昭和63年2月25日 特許庁長官  小 川 邦 夫  殿 ■、事件の表示 昭和63年特許願第1789号 2、発明の名称 バリヤー性を有するプラスチックパイプの製造法3、補
正をする者 事件との関係  特許出願人 名称  デュポン・カナダ・インコーホレーテッド説明
の欄 7、補正の内容 別紙のとおり。(但し、補正の対象に記載した事項明細
書 ■、発明の名称 バリヤー性を有するプラスチックパイプの製造法 2、特許請求の範囲 1、ポリオレフィン、前記ポリオレフィンと不相溶性の
ポリマーおよび前記不相溶性のポリマーおよび前記ポリ
マーのための相溶化剤のブレンドからプラスチックパイ
プを製造する方法であって、工程: (a)第1不相溶性ポリマーおよび有効量の第1相溶化
剤と前記ポリオレフィンとの均質混合物を形成し、ここ
で第1不相溶性ポリマー対ポリオレフインの比は約1=
40〜1:2であり、(b)第2不相溶性ポリマーおよ
び有効量の第2相溶化剤を前記均質混合物とブレンディ
ングし、ここで第2不相溶性ポリマー対第1不相溶性ポ
リマーの比は約1=2〜約2:1であり、そして不相溶
性のポリマー十相溶化剤対ポリオレフィンの比は約1:
20〜Illであり、 (c)得られた混合物の溶融した不均質なブレンドを、
ブレンド中の最高融点のポリマーの融点より高い温度に
おいて、低いレベルの剪断を使用してパイプの形態に押
出し、そして (d)このようにして得られた押出パイプを取り出す、 を含んでなることを特徴とする前記方法。
2、第1相溶化剤および第2相溶化剤は、ポリオレフィ
ンの主鎖それ自体上または側鎖上に、結合したカルボキ
シル部分を有するポリオレフィン類から成る群より独立
に選択されるアルキルカルボキシル置換ポリオレフィン
類である特許請求の範囲第1項記載の方法。
3、第1相溶化剤および第2相溶化剤は同一である特許
請求の範囲第1または2項記載の方法。
4、第1相溶化剤および第2相溶化剤は異なる特許請求
の範囲第1または2項記載の方法。
5、均質混合物は前もって溶融配合された均質混合物か
らなり、そして、工程(b)において、配合は乾式配合
によって実施する特許請求の範囲第1〜3項のいずれか
に記載の方法。
6、第1不相溶性ポリマーおよび第1相溶化剤をブレン
ドして第1予備配合物を生成した後、工程(a)におい
てポリオレフィンと混合する特許請求の範囲第1〜4項
のいずれかに記載の方法。
7、第2不相溶性ポリマーおよび第2相溶化剤全ブレン
ドして第2予備配合物を生成した後、工程(b)におい
て均質混合物と混合する特許請求の範囲第1〜6項のい
ずれかに記載の方法。
8、ポリオレフィンはポリエチレンである特許請求の範
囲第1〜7項のいずれかに記載の方法。
9、ポリエチレンは0.938〜0.944g/cm3
の密度を有する特許請求の範囲第8項記載の方法。
lO1不相溶性のポリマーはポリアミド、ポリエステル
、ポリビニルアルコールおよびエヂレン/ヒニルアルコ
ールコポリマーから成る群より選択される特許請求の範
囲第1〜9項のいずれかに記載の方法。
11、不相溶性のポリマーは反復単位中に4〜12個の
炭素原子を有するポリアミドおよびコポリアミドから成
る群より選択されるポリアミドである特許請求の範囲第
1〜9項のいずれかに記載の方法。
3、発明の詳細な説明 本発明は、連続相のポリオレフィンおよび前記ポリオレ
フィンと不相溶性のポリマーの不均質ブレンドから作ら
れたプラスチックパイプに関し、前記不相溶性のポリマ
ーは不連続相においてコントロールされた分散特性を示
し、そして不相溶性のポリマーがバリヤー樹脂であると
き、また、透過に対して改良されたバリヤー性を示す。
ポリオレフィン、とくにポリエチレンのパイプは、商業
的に種々の最終用途、例えば、水のパイプとして、下水
パイプのリライニング(rel inig)、鉱山のテ
ィリング(tailing)のためのパイプとしておよ
び天然ノノスのパイプとして使用されている。しかしな
から、炭化水素の液体はポリオレフィンを透過する傾向
があり、例えば、油パイプの管路のためのライナー材料
として、ポリオレフィンパイプの使用を妨害する。
米国特許第3,373,224号[R,B、メスロヒア
ン(M esrobian)ら、1968年3月12日
発行]は、ポリオレフィン、ナイロン6および相溶化剤
材料、例えば、96モル%のエヂレンおよび4モル%の
メタクリル酸を含有するコポリマー、ここでメタクリル
酸は約38パーセントすl・リウムイオンによって中和
されている、の均質ブl−ンドを開示している。この特
許は、3種類の別々のポリマーを溶融した塊として一緒
に混練することによって製造された、このような均質な
ブレンドか、相溶化剤材料を有さないブレンドに比較し
て、減少した透過性および改良された機械的性質を示す
ことを開示している。
米国特許第4.410.482号[P−M、スブラマニ
アン(S ubramaniar+)ら、1983年1
0月18日発行]は、ポリオレフィン、前記ポリオレフ
ィンと不相溶性の第2ポリマー、およびアルキルカルボ
キンル置換ポリオレフィン相溶化剤(例えば、フマル酸
を高密度ポリエチレン」二に約0.91ii%の量でグ
ラフト化して得られた)の溶融した不均質ブレンドから
製造された、層状造型物品を開示している。この物品は
、溶融した不均質ブレンドの物体を延伸し、そしてこの
延伸した物体を最低の融点成分のポリマーの融点より低
い温度に冷却することによって作られる。ポリオレフィ
ンおよび不相溶性のポリマーは、物品中に、多数の薄い
、実質的に2次元の平行な重なる材料の層として存在す
る。相溶化剤は層の間に存在し、これらの層を一緒に接
着するものと信じられる。
混合物がポリオレフィンの不相溶性のポリマーおよび相
溶化剤を混合することによってつくられる、ポリオレフ
ィン、前記ポリオレフィンと不相溶性の第2ポリマーお
よびそれらのための相溶化剤の混合物からパイプを製造
するとき、第2ポリマーおよび相溶化剤の一部分を第1
混合工程において差し控え、そしてその部分を、低い剪
断のパイプ押出工程の直前に、低い剪断のブレンディン
グ工程においてブレンディングすることによって、不相
溶性のポリマーのよりすぐれた、コントロルされた分散
を得ることができることを、今回、発見した。
したかって、本発明によれば、ポリオレフィン、前記ポ
リオレフィンと不相溶性のポリマーおよび前記不相溶性
のポリマーおよび前記ポリマーのための相溶化剤のブレ
ンドからプラスチックパイプを製造する方法であって、
工程: (a)第1不相溶性ポリマーおよび有効量の第1相溶化
剤と前記ポリオレフィンとの均質混合物を形成し、ここ
で第1不相溶性ポリマー対ポリオレフインの比は約l:
40〜1:2であり、(b)第2不相溶性ポリマーおよ
び有効量の第2相溶化剤を前記均質混合物とブレンディ
ングし、ここで第2不相溶性ポリマー対第1不相溶性ポ
リマーの比は約l:2〜約2;lであり、そして不相溶
性のポリマー十相溶化剤対ポリオレフィンの比は約1:
20〜1:1であり、 (c)得られた混合物の溶融した不均質なブレンドを、
ブレンド中の最高融点のポリマーの融点より高い温度に
おいて、低いレベルの剪断を使用してパイプの形態に押
出し、そして (d)このようにして得られた押出パイプを取り出す、 を含んでなることを特徴とする前記方法、が提供される
ここに記載するすべての部及びパーセントは、特に指示
しない限り重量に基いている。
本発明の方法の1つの実施態様において、第1相溶化剤
および第2相溶化剤は、ポリオレフィンの主鎖それ自体
上または側鎖上に、結合したカルボキシル部分を有する
ポリオレフィン類から成る群より独立に選択されるアル
キルカルボキシル置換ポリオレフィン類である。
本発明の方法の他の実施態様において、工程(b)にお
いて、ブレンディングは乾式配合によって実施し、そし
て均質混合物は前もって溶融配合した均質混合物からな
る。
本発明の方法のなお他の実施態様において、第1不相溶
性ポリマーおよび第1相溶化剤をブレンドして第1予備
配合物を生成した後、工程(a)においてポリオレフィ
ンと混合する。別法としであるいは追加的に、第2不相
溶性ポリマーおよび第2相溶化剤をブレンドして第2予
備配合物を生成した後、工程(b)において均質混合物
と混合する。第1予備配合物および第2予備配合物のい
ずれか一方または双方は、乾式配合、溶融配合、あるい
は乾式配合および溶融配合の組み合わせによって調製で
きる。乾式配合および溶融配合の組み合わせを用いる方
法において、予備配合物の相溶化剤の部分および予備配
合物の不相溶性のポリマー部分の約5〜15%を、この
分野において既知の方法によって、溶融配合し、そして
不相溶性のポリマーの残部を予備配合物の溶融配合した
部分と乾式配合して、部分的に溶融配合した予備配合物
を形成する。
ポリオレフィンは、ポリエチレン、ポリプロピレンまた
はポリブチレンであることができ、そして好ましくはポ
リエチレンである。ポリエステルの好ましいタイプはエ
チレンおよび4〜10個の炭素原子を有する少なくとも
1種のアルファーオレフインのコポリマーである。
ポリエチレンを本発明による方法に従うプラスチックパ
イプの製造においてポリオレフィンとして使用するとき
、ポリオレフィンは好ましくは少なくとも0.935の
密度を有し、そして前述の密度を有し、そしてプラスチ
ックパイプの製造に適する、エチレンのホモポリマーま
たはエチレンおよび4〜10個の炭素原子を有する少な
くとも1種のアルファーオレフィンのコポリマーのいい
ずれであることもできる。好ましいポリエチレンは、0
.938−0.944 g/cm3の範囲の密度および
約0.40dg/分より少ないメルトインデクスを有す
る、エチレンおよびブテン−1のコポリマーである。
ポリオレフィンと不相溶性のポリマーは、ポリアミド、
しばしばナイロンと呼ばれる;ポリエステル、例えは、
ポリエチレンテレフタレートまたはポリブヂレンテレフ
タレート;ポリヒニルアルコール;またはエチレン/ビ
ニルアルコールコポリマーであることができる。ここで
使用すると−9〜 き、用語「不相溶性」は「溶融状態でポリオレフィンと
相互の混和性を実質的にもたない」ことを意味する。不
相溶性のポリマーの選択は、最終製品に望むバリヤー性
に基づくことができる。例えば、不相溶性のポリマーと
して使用するポリアミドは、天然ガスの液体、凝縮物お
よび原油を運搬するための油田のサービスにおいて有用
であることがある、炭化水素の輸送に対して増大した抵
抗を有する仕上げられたパイプを生成する。
ポリアミドを本発明の方法において不相溶性のポリマー
として選択するとき、ポリマーは反復単位中に4〜12
個の炭素原子を有するポリアミドまたはコポリアミドで
あることができる。ポリアミドの例は、ポリペンタメチ
レンアジパミド、ポリヘキサメチレンアジパミド、ポリ
へキザメチレンセバカミドおよびポリカプロラクタムを
包含する。ポリヘキサメチレンアジパミド(ナイロン6
6)およびポリカプロラクタム(ナイロン6)は好まし
いポリアミドである。好ましいコポリアミドは、ヘキザ
メチレンアシバミド/ノノプロラクタムのコポリマー(
これはしばしばナイロン66/6ど呼はれろ)、ことに
10〜30重量%のカプロラクタムを含有するこのよう
なコポリマーである。混合工程(a)において使用する
第1ポリアミドおよび混合工程(b)において使用する
第2ポリアミドは、独立に、上に列挙したポリアミドの
範囲から選択される。例えば、物理的性質、例えば、引
張強度、の極限を望む場合、バイブに所望の物理的性質
を与えるポリアミドを混合工程(a)において選択し、
そして所望のバリヤー性を与える異なる第2ポリアミド
を混合工程(b)において選択することか好ましいこと
がある。しかしなから、一般に、第1ポリアミドおよび
第2ポリアミドは好ましくは同一ポリマーである。
不相溶性のポリマーを」二に列挙したポリアミドから選
択する場合、不相溶性のポリマー対相溶化剤の濃度は、
ポリオレフィンに関して、好ましくは約lニア〜l:3
、最も好ましくは約1=5である。不相溶性のポリマー
は2つの工程においてポリオレフィンに添加する;第1
工程において添加する第1不相溶性ポリマーは、合計の
不相溶性のポリマーのl/3〜2/3を構成し、こうし
て第1不相溶性ポリマー対第2不相溶性ポリマーの比は
約l:2〜2:11好ましくは約1=1である。
各工程の相溶化剤は、前記工程の不相溶性のポリマーを
溶融状態でポリオレフィンと相溶性とするために有効な
量であるが、混合工程(b)後ポリマーブレンドを完全
に均質にする量より少ない量で供給される。有利には、
各工程の相溶化剤は、その工程の不相溶性のポリマーと
の比が、約1:10−1:I、好ましくは約1:5〜l
:3の範囲にあるように存在する;相溶化剤対不相溶性
のポリマーの比は、・ポリマーの不均質ブレンドおよび
均質混合物において、この範囲内で、独立に変化するこ
とができるか、便利には両者において同一である。最終
混合物中の不相溶性のポリマーの比率が低いとき、例え
は、第1不相溶性ポリマーおよび第2不相溶性ポリマー
の合計(合計の不相溶性のポリマー)対ポリオレフィン
の比が=12− 約1=40〜1:10であるとき、合計の不相溶性のポ
リマー対合計の相溶化剤の比は好ましくは4:1〜1:
1である。ポリマーブレンド中の不相溶性のポリマー濃
度が低いとき、相溶化剤対不相溶性のポリマーに比はよ
り高いこととが必要であるように思われる。逆に、合計
の不相溶性のポリマー対ポリオレフィンの比が約l:1
0より大きいとき、より少ない相溶化剤が一般に必要で
あり、そして不相溶性のポリマー対相溶化剤の比は好ま
しくは約]0:1〜4:1、最も好ましくは約5:1で
ある。
好ましくは、本発明において使用するポリオレフィンお
よびそれと不相溶性のポリマーのための相溶化剤は、ポ
リオレフィンの主鎖それ自体上または側鎖上に、結合し
たカルボキシル部分を有するポリオレフィンである。「
カルボキシル部分」とは、酸、エステル、無水物および
塩から成る群より選択されるカルボキシル基を意味する
。カルボキシル塩は中和されたカルボン酸であり、そし
てカルボキシル部分としてカルボキシル塩を含む一13
= 相溶化剤は、通常、また、その塩のカルボン酸を包含す
る;このような相溶化剤の例はイオノマーのポリマーで
ある。
相溶化剤は、直接合成により、あるいはグラフト化によ
って調製することができる。直接合成の例は、アルファ
ーオレフィンとカルボキシル部分を有するオレフィン糸
上ツマ−との重合である。
グラフトの1例は、カルボキシル部分を有するモノマー
のポリオレフィン主鎖への付加である。グラフト化によ
ってつくられた相溶化剤において、ポリオレフィンは、
好ましくは、エチレンのホモポリマー、またはエチレン
および3〜8個の炭素原子の少なくとも1種の炭化水素
のアルファーオレフィン、例えは、プロピレン、フテン
ー1、ヘキセン−1−およびオクテン−1のコポリマー
、または2〜8個の炭素原子の少なくとも1種の炭化水
素のアルファーオレフィンおよびジオレフィン、例えば
、l、4−へキサジエンなどを含むコポリマーである。
ポリオレフィンは不飽和のカルボン酸、無水物、または
エステルの七ツマ−と反応させてグラフト化ポリマーを
得る。代表的な酸、無水物およびエステルは、次のもの
を包含する:メタクリル酸ニアクリル酸:エタクリル酸
;グリシジルメタクリレート;2−ヒドロキシエチルア
クリレ−I・;2−ヒドロキシエチルメタクリレート;
ジエチルマレエート;モノエチルマレエート;ジ−n−
ブチルマレニー1・、マレイン酸無水物;マレイン酸;
フマル酸;イタコン酸;このようなジカルボン酸のモノ
エステル;ドデシルコハク酸無水物;5−ノルボルネン
−2,3−無水物;ナジック(nadic)無水物(3
,6−エンドメチレン−1,2,3,6−チトラヒドロ
フタル酸無水物)なと。グラフトポリマーは、好ましく
は約0.1〜約10重量%、より好ましくは約0.2〜
約5重量%のグラフトモノマーを有するであろう。
直接合成によるつくられる相溶化剤において、ポリマー
材料は、2〜20個の炭素原子のアルファーオレフィン
および1または2つのカルボキシル成分ヲ有スるアルフ
ァ、ベーターエチレン系不飽和カルボン酸、エステル、
無水物または塩のコポリマーであることかできる。直接
合成される相溶化剤は、少なくとも75モル%のオイフ
ィン成分および約0.2〜25モル%のカルボキシル部
分から構成することかできる。
イオノマーの相溶化剤は、好ましくは、直接合成された
相溶化剤からつくられ、そして、好ましくは、約90〜
99モル%のオレフィンおよび約1−10モル%のカル
ボキシル部分を有するアルファ、ベーターエチレン系不
飽和上ツマ−から構成され、前記部分は酸等何物(ac
id  equvalent)と考えられ、そして1〜
3の原子価を有する金属イオンで中和され、ここでカル
ボン酸等何物はモノカルボキシルであり、そしてカルボ
ン酸等価物かジカルボキシルである場合lの原子価を有
する金属イオンで中和される。中和度をコントロールす
るために、金属イオンはカルボキシル部分の少なくとも
10%を中和するために十分な量で存在する。
相溶化剤は好ましくは約0.5〜3.0重量%のカルボ
キシル成分を含む。
16一 本発明の方法によるプラスチックパイプの製造において
、各工程の相溶化剤およびその工程の不相溶性のポリマ
ーは、ポリオレフィンとのブレンディング前に、−緒に
乾式配合することが好ましい。乾式ブレンディングは、
一般に、ベレットの形態で実施する。相溶化剤の活性を
増大するためには、相溶化剤を不相溶性のポリマーの5
〜15重量%と溶融配合し、次いで溶融配合した混合物
を不相溶性のポリマーの残部と乾式配合することが望ま
しいことがある。溶融配合工程は押出機内で高い剪断下
に実施することができ、混合物は、不相溶性のポリマー
の残部との乾式配合前に、再ペレット化される。
好ましくは、第1不相溶性ポリマーおよび第1相溶化剤
をポリオレフィンと溶融配合して均質混合物を生成し、
次いでこれをペレット化する。第2不相溶性ポリマーお
よび第2相溶化剤は、好ましくは、前記ペレット化した
均質混合物と乾式配合して、最終生成物の組成を有する
乾式配合された混合物を生成する。
次いで、乾式配合した混合物を、好ましくはスクリュー
押出機で低い剪断下に、ブレンド中の最高融点のポリマ
ーの、融点より高く、好ましくは融点よりも100−1
5℃高い溶融温度に加熱して、溶融した不均質ブレンド
を形成し、これを適当なタイに通してパイプを成形する
。好ましくは、押出機は、混合をできるだけ低いレヘル
に減少するために、ブレーカ−プレートまたはスクリー
ンをもたない。
押出機における低い剪断速度および不相溶性ポリマーの
一部分のポリマーブレンドへの添加の遅延のおかげで、
不相溶性のポリマーは押出されたパイプ中に不連続の別
の相として存在し、ここで前記相はパイプの壁区画の平
面において2つの細長い寸法を有する島または小板の形
状である。こうして不相溶性のポリマーの小板は、パイ
プの壁を通ず望ましくない物質の透過に対するバリヤー
として作用する。
本発明によるプラスチックパイプの製造において、不相
溶性のポリマーのよりすぐれたコントロ−ルされた分散
か得られる。これによって、(1)ポリオレフィン、お
よび第2ポリマーおよび相溶化剤の合計量を溶融した均
質なブレンドに形成し、そして押出機において高いレベ
ルの剪断を使用してパイプに押出とき、あるいは(2)
ポリオレフィンおよび合計の第2ポリマーおよび相溶化
剤を溶融した不均質ブレンドに形成し、そして押出機に
おいて低いレベルの剪断を使用してノぐイブに押出すと
きと比較して、第2ポリマーがすぐれた)<リヤー性を
有する場合、ポリオレフィン、および第2ポリマーの一
部分および相溶化剤を均質の溶融配合し、その後均質な
材料および第2ポリマーの残部および相溶化剤を溶融し
た不均質ブレンドに形成し、そして押出機において低い
レベルの剪断を使用してパイプに押出すとき、同等の機
械的性質およびよりすぐれた炭化水素の流体のノくリヤ
ー性を得ることかできる。
実施例1 この実施例においては、本発明の方法に従うプラスチッ
クパイプは、ポリエチレン、ナイロンポリマー及びナイ
ロン−ポリエチレンのための相溶化剤から製造された(
実験1)。2つの比較実験(実験2及び実験3)も行っ
た。実験2においては、プラスチックパイプは同じポリ
エチレン、ナイロンポリマー及び相溶化剤から製造され
たが、本発明には従わなかった。実験3では、プラスチ
ックパイプはポリエチレンのみから製造された。
ポリエチレンは、デュポン・カナダ社(Du PonL
Canada Inc)から入手可能なスフレイア−(
SCLA IR)*5l−35Bポリエチレンであった
。木は商標を表す。このようなポリエチレン樹脂は、0
゜938乃至0.944 g/cm3の範囲の密度と約
0゜40dg/分より小さいメルトインデックスを持っ
たエチレンとブテン−1とのコポリマーである。
ポリエチレンの粒子は約4.5mmの直径と1.8mm
の長さを持ったディスク形状のペレットであった。
ナイロンポリマーは、約225°Cの融点を持ったナイ
ロン66/6 (80: 20)コポリマーであった。
ナイロン66/6コポリマー粒子は、3゜3mmの長さ
、3.4mmの幅及び高さ2.2mmを持つ一2〇− たボックス状ベレットであった。
アルキルカルボキシル置換ポリオレフィン相溶化剤は、
0−958 g/cm3の密度と、ASTMD−123
8(条件E)に従って決定された約lOdg/分のメル
トインデックスを持ったポリエチレンにフマル酸を溶融
グラフト化させることにより得られた。フマル酸は、1
977年、5月31日発行の7レクスマン・ジエイアー
ル(Flexman。
Jr)等の米国特許第4.026,967号の教示に従
って、ポリマーの全重量を基準として約1.0重量%の
量でポリエチレンにグラフト化された。
相溶化剤の粒子は長軸2 、5 mm、短軸2.0mm
及び長さ2 、8 mmを有する楕円柱の形態にあった
実験lの前に、相溶化剤2部をナイロン66/6コボリ
マー1部と溶融ブレンドし再ペレット化し、得られる溶
融ブレンドした相溶化剤のペレットは、前記相溶化剤と
同じ形状であり、長軸3mm、短軸2 、 l mm及
び長さ2.4mmを有していた。次いで、溶融ブレンド
した相溶化剤1部をナイロン66/6コポリマー3部と
トライブレンドして、ナイロン66/6コポリマー83
.3重量%と相溶化剤16.7重量%より成る混合物を
生成させた。
実験lでは、高剪断下に234°Cの溶融温度でスクリ
ュー押出機において、ポリエチレン9部をナイロン66
/6コポリマー83.3重量%と相溶化剤16.7重量
%より成る混合物1部と溶融ブレンドして、ポリエチレ
ン90重量%、ナイロン66/6コポリマー8.33重
量%及び相溶化剤1.67重量%を含有する均一混合物
を生成させた。次いでこの均一混合物を再ペレット化し
た。
均一な再ペレット化した混合物は、長さ2.5mm及び
直径2.3mを持った口・ンド形状であった。再ペレッ
ト化した均一混合物9部を、ナイロン66/6コポリマ
ー83.3重量%と相溶化剤16.7重量%より成るト
ライブレンドした混合物1部とトライブレンドした。
得られるブレンドした混合物は、ポリエチレン81.0
重量%、ナイロン66/6コポリマー15.83重量%
及び相溶化剤3.17重量%を含有していた。ブレンド
した混合物を、低剪断下にスクリユー押出機において2
27°Cの溶融温度(ナイロン66/6コボリマーの融
点の約2°C上)に加熱して、溶融した実質的に不均一
なブレンドを形成し、これを適当なタイを通して2イン
チ直径のパイプとして押出した。混合をできる限り低い
レベルに減少させるために、押出機はブレーカ−プレー
1・又はスクリーンのどちらも備えていなかっlこ 。
実験2においては、ポリエチレン82部を、ナイロン6
6/6コボリマー83.3重量%と相溶化剤16.7重
量%より成るトライブレンドした混合物18部とトライ
ブレンドした。得られるブレンドした混合物は、ポリエ
チレン82.0重量%、ナイロン66/6コボリマ=1
5.0重量%及び相溶化剤3.0重量%を含有していた
。ブレンドした混合物を、低剪断下(実験Iと同様な)
にスクリュー押出機において232°Cの溶融温度(ナ
イロン66/6コボリマーの融点の約7°C上)に加熱
して、実質的に不均一なブレンドを形成し、これを適当
なタイを通して2インチ直径のパイプとして押出した。
実験1の場合と同様に、押出機はグレーカープレー1・
もスクリーンも備えていなかった。実験2においては、
不均一ブレンドの前に、ポリエチレン、ナイロンポリマ
ー及び相溶化剤の溶融ブレンドした均一混合物は生成さ
れなかったので、実験2は本発明の範囲外であった。
実験3においては、ポリエチレンのみを低剪断下にスク
リュー押出機において227°0の溶融温度に加熱しそ
して、適当なタイを通して2インチ直径のパイプとして
押出した。
パ熱可塑性容器の透過性の決定″と題したASTM−D
2684と同様な透過試験を、実験1、実験2、実験3
の各々において製造したプラスチックパイプの短い試料
で行った。試験は、この短いパイプ試料にキシレンを充
填し、パイプ端部をシールし、60°Cの温度で30日
間保持することより成っていた。30日の期間の終わり
に、グラム7日(g/d)で表した平均重量損失を、試
験の前後の充填されたパイプの重量差により計算した。
試料の肉厚及び表面積の変動を補償するために、−24
= “’g/dloO”値を下記の如くして計算した。
g/dloO=g/dX (肉厚mm) X 、01c
m2結果を表1に要約する。
透過性試験が終わるど、各パイプのキシレン処理した試
料及び未処理(キシレン処理しない)試料を、5cm/
分のクロスヘッド速度でインストロン*引張試験機で引
張特性の試験に付した。*は商標を表す。
この結果も表1に要約する。
飛 ■    七 隊″″  騨″″″″′  茎−甲 上記の結果は、本発明に従って製造されたパイプ(実験
l)は、比較法(実験2及び3)に従って製造された2
つのパイプより良好なバリヤー特性とこれら2つのパイ
プと少なくとも同じに良好な引張特性を有することを示
す。
実施例2 この実施例においては、本発明の方法に従うプラスチッ
クパイプは、ポリエチレン、ナイロンポリマー及びナイ
ロン−ポリエチレンのための相溶化剤から製造された(
実験4)。3つの比較実験(実験5.6.7)も行った
。実験5及び6においては、プラスチックパイプは、実
験4で使用されたのと同しポリエチレン、ナイロンポリ
マー及び相溶化剤から製造された。しかしながら、実験
5及び6は、本発明の方法には従わなかった。実験7に
おいては、プラスチックパイプは、ナイロンポリマー又
は相溶化剤を加えないで実験4で使用したポリエチレン
から製造され、従って本発明に(ま従わなかつに。
ポリエチレンは、デュポン・カナダ社から入手可能なス
フレイア−(SCLAIR)35 Bポリエチレン樹脂
であった。このようなポリエチレン樹脂は、約2,2重
量%のカーボンブラックとブレンドしたエチレンとブテ
ン−1のコポリマーである。このブレンドは、0.94
9乃至0.954 g/am3の範囲の密度と約0.2
5dg/分より小さいメルトインデックスを有していた
ナイロンポリマーは実施例1で使用したのと同じナイロ
ン66/6コボリマーであり。そして相溶化剤は実施例
1で使用したのと同しアルキルカルボキシル置換ポリオ
レフィン相溶化剤であった。
実施例1に記載の如くして製造した、ナイロン66/6
コボリマー83.3重量%と相溶化剤16゜7重量%よ
り成るナイロンポリマーと相溶化剤のブレンドした混合
物をこの実施例でも使用した。
実験4は、下記の(1)(2)を除いては実施例1の実
験1と同じ方法で且つ同じ条件下に行なわれた。(1)
ポリエチレン90重量%、ナイロン66/6コボリマー
8.33重量%及び相溶化剤1.67重量%を含有する
均一混合物を製造するだめの溶融ブレンド工程において
、溶融温度は234°Cの代わりに230°Cであった
こと、及び(2)ポリエチレン81.0重量%、ナイロ
ン66/6コポリマー15.83重量%及び相溶化剤3
.17重量%のブレンドした混合物を低剪断下に押出機
で加熱する工程において、到達した溶融温度は227°
Cの代わりに233°C(ナイロン66/6コポリマー
の融点よりも約8°C高い)であったこと。
実験5は実施例1の実験2と同じ方法で且つ同じ条件で
行なわれた。
実験6においては、ポリエチレン(カーボンブラック約
2.2重量%を含有する)4部を、ナイロン66/6コ
ポリマー83.3重量%と相溶化剤16.7重量%より
成るトライブレンドした混合物1部と共にトライブレン
ドした。得られるブレンドした混合物は、高密度ポリエ
チレン80゜0重量%、ナイロン66/6コポリマー1
6.67重量%及び相溶化剤3.33重量%を含有して
い lこ 。
トライブレンドした混合物を、高剪断下に23100(
ナイロン66/6コポリマーの融点より約6°C高い)
の溶融温度でスクリュー押出機で溶融ブレンドして、均
一なブレンドを形成し、これを適当なタイを通して2イ
ンチ直径のパイプとして押出した。押出機はブレーカ−
プレート及びスクリーンの両方共備えていた。ポリエチ
レン、ナイロンポリマー及び相溶化剤の不均一ブレンド
は実験6では製造されなかったので、実験6は本発明の
方法の範囲外にあった。
実験7においては、ポリエチレン(カーボンブラック約
2.2重量%を含有する)を、押出機で高剪断下に21
0°Cの溶融温度に加熱し、そして適当なダイな通して
2インチ直径のパイプとして押出した。押出機はブレー
カ−プレートもスクリーンも備えていた。
実験4.5.6及び7の各々において製造したプラスチ
ックパイプの試料について、実施例1に記載の如くして
、透過試験を行った。結果を表2に要約する。
一30= 透過試験が終わると、各パイプのキシレン処理した試料
及び未処理(キシレン処理しない)試料を、実施例1に
記載の如くして引張特性の試験に付した。
この結果も表2に要約する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ポリオレフィン、前記ポリオレフィンと不相溶性の
    ポリマーおよび前記不相溶性のポリマーおよび前記ポリ
    マーのための相溶化剤のブレンドからプラスチックパイ
    プを製造する方法であって、工程: (a)第1不相溶性ポリマーおよび有効量の第1相溶化
    剤の均質混合物を形成し、ここで第1不相溶性ポリマー
    対ポリオレフィンの比は約1:40〜1:2であり、 (b)第2不相溶性ポリマーおよび有効量の第2相溶化
    剤を前記均質混合物とブレディングし、ここで第2不相
    溶性ポリマー対第1不相溶性ポリマーの比は約1:2〜
    約2:1であり、そして不相溶性のポリマー+相溶化剤
    対ポリオレフィンの比は約1:20〜1:1であり、 (c)得られた混合物の溶融した不均質なブレンドを、
    パイプの形態のブレンド中の最高融点のポリマーの融点
    より高い温度において、低いレベルの剪断を使用して押
    出し、そして (d)このようにして得られた押出パイプを取り出す、 を含んでなることを特徴とする前記方法。 2、第1相溶化剤および第2相溶化剤は、ポリオレフィ
    ンの主鎖それ自体上または側鎖上に、結合したカルボキ
    シル部分を有するポリオレフィン類から成る群より独立
    に選択されるアルキルカルボキシル置換ポリオレフィン
    類である特許請求の範囲第1項記載の方法。 3、第1相溶化剤および第2相溶化剤は同一である特許
    請求の範囲第1または2項記載の方法。 4、第1相溶化剤および第2相溶化剤は異なる特許請求
    の範囲第1または2項記載の方法。 5、均質混合物は前もって溶融配合された均質混合物か
    らなり、そして、工程(b)において、配合は乾式配合
    によって実施する特許請求の範囲第1〜3項のいずれか
    に記載の方法。 6、第1不相溶性ポリマーおよび第1相溶化剤をブレデ
    ィングして第1予備配合物を生成した後、工程(a)に
    おいてポリオレフィンと混合する特許請求の範囲第1〜
    4項のいずれかに記載の方法。 7、第2不相溶性ポリマーおよび第2相溶化剤をブレデ
    ィングして第2予備配合物を生成した後、工程(b)に
    おいて均質混合物と混合する特許請求の範囲第1〜6項
    のいずれかに記載の方法。 8、ポリオレフィンはポリエチレンである特許請求の範
    囲第1〜7項のいずれかに記載の方法。 9、ポリエチレンは0.938〜0.944g/cm^
    3の密度を有する特許請求の範囲第8項記載の方法。 10、不相溶性のポリマーはポリアミド、ポリエステル
    、ポリビニルアルコールおよびエチレン/ビニルアルコ
    ールコポリマーから成る群より選択される特許請求の範
    囲第1〜9項のいずれかに記載の方法。 11、不相溶性のポリマーは反復単位中に4〜12個の
    炭素原子を有するポリアミドおよびコポリアミドから成
    る群より選択される特許請求の範囲第1〜9項のいずれ
    かに記載の方法。
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