JPS63250472A - 高耐食性を有する鋼材の製造方法 - Google Patents

高耐食性を有する鋼材の製造方法

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JPS63250472A
JPS63250472A JP8433687A JP8433687A JPS63250472A JP S63250472 A JPS63250472 A JP S63250472A JP 8433687 A JP8433687 A JP 8433687A JP 8433687 A JP8433687 A JP 8433687A JP S63250472 A JPS63250472 A JP S63250472A
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JP
Japan
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zinc
iron
blasting
stage
projection
Prior art date
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Pending
Application number
JP8433687A
Other languages
English (en)
Inventor
Chitose Shiotani
塩谷 千歳
Tetsuzo Arai
新井 哲三
Akihiro Yanai
昭博 八内
Shigeru Wakano
若野 茂
Shigeru Omori
茂 大森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DOWA TEPPUN KOGYO KK
Nippon Steel Corp
Original Assignee
DOWA TEPPUN KOGYO KK
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ブラスト用材を鋼材表面に投射することによ
り鋼材表面に耐食性被膜を形成させる方法に関する。
〔従来の技術〕
従来、鋼材表面の耐食性を向上させるため、鉄または鉄
合金を核としてこの核の周囲に鉄−亜鉛合金層を介して
亜鉛もしくは亜鉛合金を被着してなる独立した粒子の集
合体からなるブラスト用材(以下「2粒」という)を該
表面に投射して、該表面上に鉄−亜鉛合金被膜を形成さ
せる方法が知られている。
かかる2粒の投射装置としては従来周知のブラスト機が
使用可能であるが、2粒を投射する場合、被膜付着速度
は、例えばブラスト機1台で被膜厚さを20g/m”鋼
板上に付着させるには、通板速度は0.3 m/min
と遅く、生産性が劣る。
そこで従来、処理速度を向上させるため、同一能力のブ
ラスト機を直列に複数配列し、搬送される鋼材(鋼板等
)に2粒を連続的に投射する方法が行われている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、ブラスト機を使用して2粒を投射する場
合、その付着量と投射時間との関係は第4図に示すよう
に付着量は投射時間と共に増加するが、一定時間経過後
は投射を繰返しても付着量は殆ど増加しない。したがっ
て、同一能力のブラスト機を複数配置してブラスト処理
する従来法では生産性を向上させることができない。
そこで本発明は、以上の問題を解消し、2粒の投射によ
る鋼材の処理速度、生産性を向上させる処理方法を提供
することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記問題点を解消し、本発明の目的を達成するための手
段は、鉄または鉄合金を核とし、この核の周囲に亜鉛鉄
合金層を介して、亜鉛または亜鉛合金を被着してなる独
立粒子の集合体からなるブラスト用材を鋼材の表面に投
射して該表面に多孔質な鉄亜鉛合金被膜を形成させる方
法にあって、該ブラスト用材の鋼材表面から測る投射角
度を、30〜70°として先に行う第1段階と、55〜
90°として後に行う第2段階との2段階に分け、該第
2段階の投射角度を該第1段階の投射角度よりも大とし
て投射することを特徴とするものである。
〔作 用〕
ブラスト機により2粒を鋼板表面等に投射し、該表面に
被膜を形成させる際には、後述するように、表面の研掃
と被膜の付着が同時に生ずる。この研掃と付着の割合は
2粒の投射角度によって異なり、投射角度が小さいと付
着量が少なく研掃量が大きいのに対し、投射角度が大に
なると研掃量は小となるが、付着量が増大する。
本発明では、ブラスト投射における上述の性質を利用し
ている。すなわち、投射角度を2段階に分け、第1段階
では、投射角度を小さくして、表面の研掃による活性化
を図り、第2段階では投射角度をそれより大きくして付
着量を大とし、これにより全体として効率よく所定の被
膜を形成させ、生産性を向上させるものである。
〔発明の具体的構成〕
以下図面等に基づき本発明をさらに詳説する。
まず本発明の完成に至る過程を説明する。第4図はブラ
スト機により同一角度で投射を行った場合の投射時間と
付着量との関係を示している。ただし、使用した投射設
備は密閉型バッチ設備、投射量は120 kg/彌in
s投射角度は60°である。同図に見られるように、付
着量は時間と共に増加するが、一定時間経過後は投射を
続けても付着量は殆んど増加しない。この理由について
本発明者らは種々検討を行った結果、ブラスト機による
投射においては、研掃と付着が同時に生じ、一定時間後
では、研掃能力と付着能力がほぼ等しくなるからである
との結論を得た。従って、従来法のように同一能力のブ
ラスト機を複数配置し、生産性を向上させることは困難
であることになる。
次に、本発明者らはさらに検討を進め、ブラスト機によ
る投射角度と2粒の付着量との関係を調べた。
結果は第1表の如くなった。ここで投射時間は5分であ
り、投射角度とは第2図に示す角をいう。
また密着性の試験は第3図に示すように、鋼板1上に付
着形成された被膜2とボルト3を接着剤4により接着し
た後、ボルト3をねじり、被膜の密着状況を調べる。い
わゆるねじり密着力測定方法により行った。この密着力
測定法により破断箇所が被膜間にあればり、、tiI4
/被膜界面にあればBとして評価結果を示した。
第1表 さて、第1表から明らかなように、付着量は投射角度が
小さい場合は少ないが、投射角度が大になるにつれ、増
加する。これは、投射角度が小の場合は研掃が大きく働
くが、投射角度が大になるにつれ、研掃量が小さくなる
結果、付着量が増加するものと考えられる。
以上の検討結果をもとに本発明は完成されたものである
。すなわち、2粒の投射を投射角度の異なる2段階に分
けて行い、第1段階では投射角度を30〜70°とし、
鋼材の表面に鋼材と被膜の密着性向上のために鋼材の表
面を研掃により活性化しつつ、第1層もしくは数層(数
g/m”)の鉄亜鉛合金被膜を形成させ、次いで第2段
階では投射角度を55〜90°とし、第2段階は第1段
階よりも常に投射角度が大となるようにし、これにより
、研掃効果を小さくする一方、増膜効果を大きくして付
着の効率を高めるものである。
本発明法を実施する一具体的例としては第1図の装置が
ある。第1図においてホッパー5,5に貯溜された2粒
6,6を投射A、 Bにより鋼板1上に連続的に投射し
てブラスト処理を行う。投射は図のように2段で行い、
投射機Bによる投射の角度は投射機Aによる投射角度よ
りも大きくとる。
ところで、本発明で使用するブラスト用材(2粒)とし
ては、特公昭59−9312号公報に示された材料が好
ましい。この材料の製造法の一例は、溶融亜鉛法ともい
うべきもので、金属亜鉛の溶融体、または金属亜鉛に合
金成分としてアルミニウム(約3〜5%)、銅(約0.
2〜1%)を添加した溶融体Xと、所定粒度、好ましく
は10メツシユ篩を通過する粒度の鉄粒子(固体)Yと
を、望ましくはY/Xの重量比10〜90%で混合し、
反応温度400〜500℃、反応時間2〜10分程度で
反応させ、得られた反応生成物を冷却した後、機械的に
、好ましくは殻部分の亜鉛または鉄亜鉛の合金層の単離
する量が殻部分の量に対して30%以下となる程度に粉
砕する方法である。
他の例は浸透亜鉛法というべきもので、鉄もしくは鉄合
金の粒子(固体)と亜鉛粉末とを混合し、あるいはさら
にハロゲン化アンモンもしくは塩化物を0.5〜3%程
度添加し、この混合物を鉄製もしくは炭化ケイ素製の円
筒状容器に充填して密閉し、400〜700℃の温度で
3〜20分間の加熱処理によって亜鉛を拡散浸透せしめ
、鉄粒子の周囲に鉄亜鉛合金相および亜鉛の殻を形成さ
せるものである。
〔実施例〕
次に実施例を説明する。
第1図に示す装置を用いて鋼板のブラスト処理を行った
。鋼板進入側の投射機Aの投射角度■と、出口側の投射
機Bの投射角度■を各種変化させ、投射量= 60 k
g/min 7台で投射した場合の通板速度と付着量と
の関係は第2表の通りとなった。
第2表より、本発明法によれば付着効率が極めて良好で
あることがわかる。
〔発明の効果〕
以上の通り、本発明では鋼材表面のブラスト処理を極め
て効率よく行い、生産性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明法の実施例を示す概念図、第2図は投射
角度の説明図、第3図は密着力測定方法を示す図、第4
図は付着量と投射時間との関係を表わす図である。 1・・・鋼板、2・・・被膜、6・・・2粒、A、 B
・・・投射機。 第1図 第2図 殺J叶

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)鉄または鉄合金を核とし、この核の周囲に亜鉛鉄
    合金層を介して、亜鉛または亜鉛合金を被着してなる独
    立粒子の集合体からなるブラスト用材を鋼材の表面に投
    射して該表面に多孔質な鉄亜鉛合金被膜を形成させる方
    法にあって、該ブラスト用材の鋼材表面から測る投射角
    度を、30〜70°として先に行う第1段階と、55〜
    90°として後に行う第2段階との2段階に分け、該第
    2段階の投射角度を該第1段階の投射角度よりも大とし
    て投射することを特徴とする高耐食性を有する鋼材の製
    造方法。
JP8433687A 1987-04-06 1987-04-06 高耐食性を有する鋼材の製造方法 Pending JPS63250472A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0647505A1 (fr) * 1993-10-08 1995-04-12 Entrepose-Montalev Procédé et installation de traitement de pièces métalliques revêtues ou non
JPH11264060A (ja) * 1998-02-19 1999-09-28 Acheson Ind Inc 冷間乾式メッキ法
WO2001023639A1 (fr) * 1999-09-30 2001-04-05 Dacral Revetement et procede de traitement anticorrosion de pieces metalliques

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