JPS63249804A - 石英系光導波膜の製造方法 - Google Patents
石英系光導波膜の製造方法Info
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- JPS63249804A JPS63249804A JP8303987A JP8303987A JPS63249804A JP S63249804 A JPS63249804 A JP S63249804A JP 8303987 A JP8303987 A JP 8303987A JP 8303987 A JP8303987 A JP 8303987A JP S63249804 A JPS63249804 A JP S63249804A
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Landscapes
- Optical Integrated Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、導波形光部品の構成要素である石英系光導波
路の出発材料である石英系光導波膜及びその製造方法に
関する。
路の出発材料である石英系光導波膜及びその製造方法に
関する。
石英ガラス基板やシリコン基板上に形成可能な石英系光
導波路は、石英系光ファイバとの整合性が良いことから
実用的な導波形光部品の実現手段として期待されている
。第5図は、石英系光導波路の従来の製造方法を説明す
るための工程図である(河内正夫「石英系光導波路の微
細加工」応用物理学会光学懇話会 微小光学研究グルー
プ機関誌1984.47第14巻、第2号、第33〜3
8頁)。第5図において符号11はVリコン基板あるい
は石英ガラス基板、12aはバッファ用ガラス微粒子層
、12bはバッファ層、13aはコア用ガラス微粒子層
、13bはコア層、13cはコア路、14はクラッド層
ガラスを意味する。
導波路は、石英系光ファイバとの整合性が良いことから
実用的な導波形光部品の実現手段として期待されている
。第5図は、石英系光導波路の従来の製造方法を説明す
るための工程図である(河内正夫「石英系光導波路の微
細加工」応用物理学会光学懇話会 微小光学研究グルー
プ機関誌1984.47第14巻、第2号、第33〜3
8頁)。第5図において符号11はVリコン基板あるい
は石英ガラス基板、12aはバッファ用ガラス微粒子層
、12bはバッファ層、13aはコア用ガラス微粒子層
、13bはコア層、13cはコア路、14はクラッド層
ガラスを意味する。
以下、工程順に説明すると、(5L)基板11上に5i
CL4を主成分とするガラス形成原料ガスの火炎加水分
解反応によりパツファ用ガラス微粒子層12a、コア用
ガラス微粒子層13aを順次堆積する。(b)ガラス微
粒子膜を基板と共に電気炉中で加熱透明化して、バッフ
ァ層12b1コア層15bから成る石英系光導波膜とす
る。(c)コア層13bの不要部分を反応性シメンエツ
チング法により除去して、リッジ状のコア路15cを形
成する。(d)コア路13cを覆うようにバッファ層と
同等の屈折率値を有するクラッド層ガラス14を堆積す
る。クラッド層ガヲスの堆積には、再度、火炎加水分解
反応を利用する、又は810!板をターゲットとするス
パッタ法を利用する等の方法が用いられる。
CL4を主成分とするガラス形成原料ガスの火炎加水分
解反応によりパツファ用ガラス微粒子層12a、コア用
ガラス微粒子層13aを順次堆積する。(b)ガラス微
粒子膜を基板と共に電気炉中で加熱透明化して、バッフ
ァ層12b1コア層15bから成る石英系光導波膜とす
る。(c)コア層13bの不要部分を反応性シメンエツ
チング法により除去して、リッジ状のコア路15cを形
成する。(d)コア路13cを覆うようにバッファ層と
同等の屈折率値を有するクラッド層ガラス14を堆積す
る。クラッド層ガヲスの堆積には、再度、火炎加水分解
反応を利用する、又は810!板をターゲットとするス
パッタ法を利用する等の方法が用いられる。
第5図記載の方法により、CL 1 dB/mオーダー
の比較的低損失な石英系光導波路を得ることはできるが
、更にα1dB/a11以下のより高品質な石英系先導
波路を再現性良く央現することが困難であった。本発明
者らが、その理由を鋭意検討した結果、原因の大中は、
反応性イオンエツチングによるgk細加工前の石英系光
導波膜にあることが判明した。石英系光導波膜は、ガラ
ス微粒子膜を電気炉中で加熱透明化することにより得ら
れる膜厚数10μmの石英系ガラス厚膜であるが、透明
化が不十分であシ、わずかな「曇シ」が石英系先導波膜
に残っているのである。
の比較的低損失な石英系光導波路を得ることはできるが
、更にα1dB/a11以下のより高品質な石英系先導
波路を再現性良く央現することが困難であった。本発明
者らが、その理由を鋭意検討した結果、原因の大中は、
反応性イオンエツチングによるgk細加工前の石英系光
導波膜にあることが判明した。石英系光導波膜は、ガラ
ス微粒子膜を電気炉中で加熱透明化することにより得ら
れる膜厚数10μmの石英系ガラス厚膜であるが、透明
化が不十分であシ、わずかな「曇シ」が石英系先導波膜
に残っているのである。
このghシの無い完全に透明に石英系光導波膜を得るに
は、加熱透明化時の最終到達温度を充分高温に設定する
ことが有効であるが、従来、基板材質に起因する次のよ
うな問題点があった。
は、加熱透明化時の最終到達温度を充分高温に設定する
ことが有効であるが、従来、基板材質に起因する次のよ
うな問題点があった。
すなわち、石英ガラス基板では、加熱透明化温度が約1
250℃を越えると、基板の軟化が生じ、基板のそシや
ゆがみ等の塑性変形が生じ、その後のフォトリソグツフ
ィ一工程等の微細加工による光導波路の形成に支障が生
じ、実際には、1350℃を越える透明化温度を設定す
ることは不可能であった。
250℃を越えると、基板の軟化が生じ、基板のそシや
ゆがみ等の塑性変形が生じ、その後のフォトリソグツフ
ィ一工程等の微細加工による光導波路の形成に支障が生
じ、実際には、1350℃を越える透明化温度を設定す
ることは不可能であった。
yyコン基板の場合には、石英ガラス基板に見られた塑
性変形を生ずるととな(14000近くまで透明化温度
を上げることができるが、クリコン基板の融点が141
2℃であることから、1400℃を越えて透明化温度を
設定することは危険であシ、不可能であった。
性変形を生ずるととな(14000近くまで透明化温度
を上げることができるが、クリコン基板の融点が141
2℃であることから、1400℃を越えて透明化温度を
設定することは危険であシ、不可能であった。
このように、従来、透明化温度は実質的に1000℃〜
1400℃を上限とされていた丸め、完全に透明な石英
系光導波膜が得られなかったのである。この事情は、基
板による制約が無く、2000℃に近い高温に加熱され
た状態で線引きファイバ化される低損失石英系光ファイ
バと対照的である。
1400℃を上限とされていた丸め、完全に透明な石英
系光導波膜が得られなかったのである。この事情は、基
板による制約が無く、2000℃に近い高温に加熱され
た状態で線引きファイバ化される低損失石英系光ファイ
バと対照的である。
本発明の目的は、基板材質に起因する上記の問題点を解
決した高品質な石英系光導波膜及びその製造方法を提供
することにある。
決した高品質な石英系光導波膜及びその製造方法を提供
することにある。
本発明を概説すれば、本発明の第1の発明は石英系光導
波膜に関する発明であって、高融点酸化物単結晶基板と
、該基板上で高温で焼結された、コア層を含む石英系ガ
ラス厚膜とを包含することを特徴とする。
波膜に関する発明であって、高融点酸化物単結晶基板と
、該基板上で高温で焼結された、コア層を含む石英系ガ
ラス厚膜とを包含することを特徴とする。
そして、本発明の第2の発明は石英系光導波膜の製造方
法に関する発明であって、高融点酸化物単結晶基板上に
、ガラス形成原料ガスの火炎加水分解反応により生成し
たガラス微粒子を吹付けて堆積させ、コア用ガラス微粒
子層1&むガラス微粒子膜とし、その後、基板ごと高温
に加熱し、該ガラス微粒子膜を透明ガラス化することを
特徴とする。
法に関する発明であって、高融点酸化物単結晶基板上に
、ガラス形成原料ガスの火炎加水分解反応により生成し
たガラス微粒子を吹付けて堆積させ、コア用ガラス微粒
子層1&むガラス微粒子膜とし、その後、基板ごと高温
に加熱し、該ガラス微粒子膜を透明ガラス化することを
特徴とする。
本発明は、石英系光導波膜の基板としてに融点酸化物単
結晶板を用い、高温、例えば1400℃以上の高温で、
更に望ましくは1500℃以上の高温でガラス微粒子膜
を加熱透明化することにより、完全透明な高品質石英系
光導波膜と2: することを最も主要な特徴とする。従来の技術とは、基
板の大幅な変形や溶解を伴うこと無く高品質石英系光導
波膜を提供できる点で大きく異なる。
結晶板を用い、高温、例えば1400℃以上の高温で、
更に望ましくは1500℃以上の高温でガラス微粒子膜
を加熱透明化することにより、完全透明な高品質石英系
光導波膜と2: することを最も主要な特徴とする。従来の技術とは、基
板の大幅な変形や溶解を伴うこと無く高品質石英系光導
波膜を提供できる点で大きく異なる。
高融点酸化物単結晶基板の融点は透明ガラス化温度よシ
も高い必要があることはもちろんであるが、更にアルカ
リ金属等の石英系ガラスの結晶化を招き易い構成元素を
含taいことが必要である。
も高い必要があることはもちろんであるが、更にアルカ
リ金属等の石英系ガラスの結晶化を招き易い構成元素を
含taいことが必要である。
更に透明ガラス化温度から室温までの間に結晶変態温度
などを含まないことが望ましい。
などを含まないことが望ましい。
また、実用土の観点からは、基板が比較的安価であるこ
とが望ましい。上記の観点から、本発明者らが選定した
高融点酸化物単結晶基板は、サファイア(AI4os単
結晶)基板である。サファイア基板の融点は2049℃
と高く、耐熱性や機械的強度が高く、また安価に入手す
ることができる。
とが望ましい。上記の観点から、本発明者らが選定した
高融点酸化物単結晶基板は、サファイア(AI4os単
結晶)基板である。サファイア基板の融点は2049℃
と高く、耐熱性や機械的強度が高く、また安価に入手す
ることができる。
以下、サファイア基板を用いた例について、本発明の実
施例を詳述するが、価格さえいとわなければ、本発明の
目的には、弛め高融点酸化物単結晶基板(YA()単結
晶板など)を用いることもできる。
施例を詳述するが、価格さえいとわなければ、本発明の
目的には、弛め高融点酸化物単結晶基板(YA()単結
晶板など)を用いることもできる。
また、後記の実施例における光導波膜は、基板上のバッ
ファ層、コア層とから成っているが、コア層の上部に更
にクラッド層を設は大構造も本発明に含まれることはい
うまでもない。また、コア層の厚みが数P輌〜IQp鯛
程度の単一モード用先導波喚ばかシでなく、5opvn
程度のコア層厚をもつ多毛−ド用光導波膜も本発明に含
まれることも、もちろんである。更に、このような石英
系光導波膜を加工して得られるチャネル状光導波路も、
本発明の応用例である。
ファ層、コア層とから成っているが、コア層の上部に更
にクラッド層を設は大構造も本発明に含まれることはい
うまでもない。また、コア層の厚みが数P輌〜IQp鯛
程度の単一モード用先導波喚ばかシでなく、5opvn
程度のコア層厚をもつ多毛−ド用光導波膜も本発明に含
まれることも、もちろんである。更に、このような石英
系光導波膜を加工して得られるチャネル状光導波路も、
本発明の応用例である。
サファイア基板上の石英系先導波膜には、室温状朗で、
膜側が凸になるわずかなそシが見られたが、従来の石英
ガラス基板を用いた場合と異なシ、そシは塑性変形によ
るものではなく、−?7アイア基板と石英系先導波膜の
熱膨張係数差に基づく弾性変形であ〕、真空ステ〒ジ上
で基板下部から真空吸引するとそシは完全に解消される
性質のものである。したがって、Vシスト塗付、露光等
のフォ)!ソグラフィ一工程による光導波膜の微細加工
には全く支障がない。
膜側が凸になるわずかなそシが見られたが、従来の石英
ガラス基板を用いた場合と異なシ、そシは塑性変形によ
るものではなく、−?7アイア基板と石英系先導波膜の
熱膨張係数差に基づく弾性変形であ〕、真空ステ〒ジ上
で基板下部から真空吸引するとそシは完全に解消される
性質のものである。したがって、Vシスト塗付、露光等
のフォ)!ソグラフィ一工程による光導波膜の微細加工
には全く支障がない。
同様の弾性変形そシは、Vリコン基板を用いた場合(但
し透明ガラス化温度は1350’C)にも観察されたが
、基板厚が同一の場合、七シはサファイア基板の場合の
方が小さかった。また、サファイア基板上ではVリコン
基板上と同様に石英系光導波膜には圧縮応力が作用する
が、石英系ガラスは、圧縮応力には強いため光導波膜に
ひび割れ等の発生は皆無であった。
し透明ガラス化温度は1350’C)にも観察されたが
、基板厚が同一の場合、七シはサファイア基板の場合の
方が小さかった。また、サファイア基板上ではVリコン
基板上と同様に石英系光導波膜には圧縮応力が作用する
が、石英系ガラスは、圧縮応力には強いため光導波膜に
ひび割れ等の発生は皆無であった。
以下、本発明を実施例により更に具体的に説明するが、
本発明はこれら実施例に限定されない。
本発明はこれら実施例に限定されない。
実施例1
第1図は本発明の石英系光導波11fi(単一モード用
)の一実施例の断面図であり、1は高融点酸化物単結晶
基板としてのサファイア(ATOs単結晶)基板、2は
石英系ガラスバッファ層、3は石英系ガラスコア層であ
る。
)の一実施例の断面図であり、1は高融点酸化物単結晶
基板としてのサファイア(ATOs単結晶)基板、2は
石英系ガラスバッファ層、3は石英系ガラスコア層であ
る。
サファイア基板1の直径は75m、厚みはa5■である
。「R面」でも「0面」でもよい。バッファ層2の厚み
は2011m、コア層3の厚みは8μmである。コア層
には、屈折率制御用ドーパ/、) トL/てTie、が
添加されておシ、コア・クラッド間の比屈折率差はΔ=
a25XKil!m節されている。バッファ層2及びコ
ア層3はサファイア基板IK堆積したガラス微粒子膜を
1500℃の高温で透明ガラス化することKよ〕形成し
た。
。「R面」でも「0面」でもよい。バッファ層2の厚み
は2011m、コア層3の厚みは8μmである。コア層
には、屈折率制御用ドーパ/、) トL/てTie、が
添加されておシ、コア・クラッド間の比屈折率差はΔ=
a25XKil!m節されている。バッファ層2及びコ
ア層3はサファイア基板IK堆積したガラス微粒子膜を
1500℃の高温で透明ガラス化することKよ〕形成し
た。
本実施例において、コア層3と基板1の間にバッファ層
2を設けた理由は次の通シである。
2を設けた理由は次の通シである。
すなわちサファイア基板の屈折率は石英系ガフスコア層
3の屈折率よ一シも大きく、バッファ層なしで杜、コア
層を伝搬する光は、基板側に移行し、光導波膜としての
機能を果さないためである。バッファ層2の厚さは、お
おむねコア層Sの厚さ程度以上あれば充分である。バッ
ファ層2の別の役割は、基板1とガラス層の間にわずか
に存在すると考えられる界面不整(基板の表面研磨きず
等)の影響がコア層に及ばないようにすることである。
3の屈折率よ一シも大きく、バッファ層なしで杜、コア
層を伝搬する光は、基板側に移行し、光導波膜としての
機能を果さないためである。バッファ層2の厚さは、お
おむねコア層Sの厚さ程度以上あれば充分である。バッ
ファ層2の別の役割は、基板1とガラス層の間にわずか
に存在すると考えられる界面不整(基板の表面研磨きず
等)の影響がコア層に及ばないようにすることである。
第2図は、サファイア基板上にガラス微粒子膜を堆積す
る装置の一構成例を示す模式図であり、21はターンテ
ーブル、1はターンテーブル上に配置されたサファイア
基板、23はテーブル駆動装置、24はガラス微粒子合
成トーチ、25はトーチ駆動装置、26は原料ガス供給
装置、27は排気管、28は排ガス処理装置、29は中
央制御装置である。これを動作させるには、原料ガス供
給装置26から、ガラス微粒子合成トーチ24にS i
C14を主成分とするガラス原料ガスと、酸・水緊ガ
ヌを供給し、トーチ先端の酸水素炎中でのガラス原料ガ
スの火炎加水分解反応によi、sto、を主成分とする
ガラス微粒子を合成し、これをターンテープ/I/21
上に配置されたサファイア基板1上に堆積する。
る装置の一構成例を示す模式図であり、21はターンテ
ーブル、1はターンテーブル上に配置されたサファイア
基板、23はテーブル駆動装置、24はガラス微粒子合
成トーチ、25はトーチ駆動装置、26は原料ガス供給
装置、27は排気管、28は排ガス処理装置、29は中
央制御装置である。これを動作させるには、原料ガス供
給装置26から、ガラス微粒子合成トーチ24にS i
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ヌを供給し、トーチ先端の酸水素炎中でのガラス原料ガ
スの火炎加水分解反応によi、sto、を主成分とする
ガラス微粒子を合成し、これをターンテープ/I/21
上に配置されたサファイア基板1上に堆積する。
堆積期間中にガラス形成原料ガス中の屈折率制御用ドー
バン) (TiC/4)の濃度を変化させることにより
、バッファ層とコア層を区別して形成することができる
。
バン) (TiC/4)の濃度を変化させることにより
、バッファ層とコア層を区別して形成することができる
。
以下、具体的な作製条件を示す。戻動直径1mのターン
テーブル上に直径75mのサファイア基板を複数枚前べ
て、まず次の条件でバッファ層を堆積した。
テーブル上に直径75mのサファイア基板を複数枚前べ
て、まず次の条件でバッファ層を堆積した。
テーブル回伝速度 10rpm
t−チ移動速度 5oak/分
原料ガス供給速度 SiC/4 100叫/分BCts
S羊/分 PC/4 51分 堆積時間 50分 続いて屈折率制御用ドーパントとしてTiC4を1cc
Z分の割合で原料ガスに追加して、更に20分間コア層
を堆積した。
S羊/分 PC/4 51分 堆積時間 50分 続いて屈折率制御用ドーパントとしてTiC4を1cc
Z分の割合で原料ガスに追加して、更に20分間コア層
を堆積した。
このようにして堆積したガラス微粒子膜を基板ごと電気
炉中に入れ、1500℃まで500℃/時のJ!+温速
変速度温度を上げ、1500℃で1時間保持することに
より、透明ガラス化した。その後、室温付近まで炉冷す
ることにより第1図の石英糸光導波襖とした。
炉中に入れ、1500℃まで500℃/時のJ!+温速
変速度温度を上げ、1500℃で1時間保持することに
より、透明ガラス化した。その後、室温付近まで炉冷す
ることにより第1図の石英糸光導波襖とした。
上記の工程を経て作製された第1図の構造の石英系光導
波膜は、極めて透明であり、失透(結晶化)等の望まし
くない現象は見られなかった。基板である人1403結
晶と石英系ガラス膜が直接、接して高温にまで加熱され
ているにもかかわらす失透現象が見られないのは驚異的
ともいえるが、石英系ガラス膜にわずかに添加されてい
るB、os酸成分P、 o、成分が失透“防止の役割を
果しているとも推察される。
波膜は、極めて透明であり、失透(結晶化)等の望まし
くない現象は見られなかった。基板である人1403結
晶と石英系ガラス膜が直接、接して高温にまで加熱され
ているにもかかわらす失透現象が見られないのは驚異的
ともいえるが、石英系ガラス膜にわずかに添加されてい
るB、os酸成分P、 o、成分が失透“防止の役割を
果しているとも推察される。
実施例2
第3図は、本発明の作用をより明確に説明するために、
透明ガラス化温度を故意に変化させて光導波膜を作製し
、光伝搬損失との相関を調べ九結果を透明ガラス化温度
(℃、横軸)と光伝搬損失(dB/am、縦軸)との関
係で示すグラフである。
透明ガラス化温度を故意に変化させて光導波膜を作製し
、光伝搬損失との相関を調べ九結果を透明ガラス化温度
(℃、横軸)と光伝搬損失(dB/am、縦軸)との関
係で示すグラフである。
本実施例に使用したサファイア基板は直径125+w、
厚さ1−のものであシ、光導波膜の形成条件は実施例1
と同等である。作製した透明ガラス化温度の異なる光導
波膜に反応性イオンエツチングによる微細加工を施し、
幅1諺、長さ11〜1051の直線状のテスト光導波路
をそれぞれ形成し、光伝搬損失を測定した。
厚さ1−のものであシ、光導波膜の形成条件は実施例1
と同等である。作製した透明ガラス化温度の異なる光導
波膜に反応性イオンエツチングによる微細加工を施し、
幅1諺、長さ11〜1051の直線状のテスト光導波路
をそれぞれ形成し、光伝搬損失を測定した。
測定波長は1.52μmである。
第5図から明らかなように、光伝搬損失は、透明ガラス
化温度の上昇と共に小さくなシ1350℃でα1dB/
a+を切シ、1550℃では101 dB/m程度にま
で低減されておシ、本発明の効果が良くわかる。第3図
よ、ij)、l105dB/、を目安とすると透明ガラ
ス化温度は1400℃以上であることが望ましい。本実
施例では、透明ガラス化温度は1650℃が上限となっ
ているが、これは用いた電気炉の能力により制約された
ものである。しかし、1700℃を越える温度では、石
英系ガラスの蒸発現象が発生するので、透明ガラス化温
度は1400℃〜1650℃の範囲に設定することが望
ましい。従来の石英ガラス基板、シリコン基板では、こ
のような透明ガラス化温度を設定することが事東上不可
能であることは、前述した通シである。
化温度の上昇と共に小さくなシ1350℃でα1dB/
a+を切シ、1550℃では101 dB/m程度にま
で低減されておシ、本発明の効果が良くわかる。第3図
よ、ij)、l105dB/、を目安とすると透明ガラ
ス化温度は1400℃以上であることが望ましい。本実
施例では、透明ガラス化温度は1650℃が上限となっ
ているが、これは用いた電気炉の能力により制約された
ものである。しかし、1700℃を越える温度では、石
英系ガラスの蒸発現象が発生するので、透明ガラス化温
度は1400℃〜1650℃の範囲に設定することが望
ましい。従来の石英ガラス基板、シリコン基板では、こ
のような透明ガラス化温度を設定することが事東上不可
能であることは、前述した通シである。
実施例5
第4図は、コア層とクラッド層の比屈折率差Δの異なる
光導波膜をサファイア基板上に作製(透明ガラス化温度
1550℃)シ、実施例2と同様の手法で光伝搬損失を
測定し、光伝搬損失と比屈折率差との相関を調べた結果
である。
光導波膜をサファイア基板上に作製(透明ガラス化温度
1550℃)シ、実施例2と同様の手法で光伝搬損失を
測定し、光伝搬損失と比屈折率差との相関を調べた結果
である。
比較のためにシリコン基板上に基板の融点以下の透明ガ
ラス化温度(1550℃)で光導波膜を作製した例につ
いても示した。
ラス化温度(1550℃)で光導波膜を作製した例につ
いても示した。
すなわち第4図は光伝搬損失特性を比屈折率差Δ(%、
横軸)と光伝搬損失(dB/ear、縦軸)との関係で
示すグラフである。
横軸)と光伝搬損失(dB/ear、縦軸)との関係で
示すグラフである。
なお、光導波膜のコア層の厚みhは、単一モード条件を
満たすよう、すなわち正規化周波数値が一定となるよう
、hi’7−の値を一定に保つよう設定した。すなわち
ノ=125%の際のh=8μmに対し、Δ=1%ではh
” 4 pmとした。
満たすよう、すなわち正規化周波数値が一定となるよう
、hi’7−の値を一定に保つよう設定した。すなわち
ノ=125%の際のh=8μmに対し、Δ=1%ではh
” 4 pmとした。
バッファ層の厚みはΔに依らず20pmとした。
シリコン基板の場合には、Aの増加、すなわちドーバン
)(?−こでは’1”10.)添加量の増加と共に光伝
搬損失が急増し、Δ=1%以上では、1dBZ−程度以
上に達してしまう。これは、シリコン基板上では、透明
ガラス化温度が低いため、ドーパン) Tie、 (高
融点)が、810.母体中に充分に拡散固溶せず、「曇
シ」が残っておシ、そのために光散乱損失の急増を招い
ているためと推定される。これに対し、透明ガラス化温
度を高く設定できたサファイア基板゛上では、ノ=2%
の領域までα16B/lx以下の低損失値が夾現されて
いる。
)(?−こでは’1”10.)添加量の増加と共に光伝
搬損失が急増し、Δ=1%以上では、1dBZ−程度以
上に達してしまう。これは、シリコン基板上では、透明
ガラス化温度が低いため、ドーパン) Tie、 (高
融点)が、810.母体中に充分に拡散固溶せず、「曇
シ」が残っておシ、そのために光散乱損失の急増を招い
ているためと推定される。これに対し、透明ガラス化温
度を高く設定できたサファイア基板゛上では、ノ=2%
の領域までα16B/lx以下の低損失値が夾現されて
いる。
石英系先導波膜を微細加工して最終的に単一モード光導
波路を作製した場合、許容される最小的がシ路半径は、
Aが大きい程小さいことが知られている。すなわち、高
Δ値光導波路は急激な曲がシに耐え、所望の光回路を小
さい占有面積で英現できる。本実施例よシ、サファイア
基板上の石英系先導波膜は、このような高l値先回路の
夾現に特に有利であることがわかる。
波路を作製した場合、許容される最小的がシ路半径は、
Aが大きい程小さいことが知られている。すなわち、高
Δ値光導波路は急激な曲がシに耐え、所望の光回路を小
さい占有面積で英現できる。本実施例よシ、サファイア
基板上の石英系先導波膜は、このような高l値先回路の
夾現に特に有利であることがわかる。
以上説明したように、本発明によれば、高融点酸化物単
結晶基板(特にサファイア基板)を用いるととKよル、
高温で石英系先導波膜を透明ガラス化できるので、導波
形光部品の挿入損失の低減等の性能向上に貢献するとこ
ろが大である。また上記の基板上に、更に必要に応じて
、受発光素子等の機能素子を搭載する等して、混成光集
積回路分野にも広範な応用を見出すことができる。
結晶基板(特にサファイア基板)を用いるととKよル、
高温で石英系先導波膜を透明ガラス化できるので、導波
形光部品の挿入損失の低減等の性能向上に貢献するとこ
ろが大である。また上記の基板上に、更に必要に応じて
、受発光素子等の機能素子を搭載する等して、混成光集
積回路分野にも広範な応用を見出すことができる。
第1図は本発明の石英系先導波膜の一実施例の断面図、
第2図は、本発明の石英系先導波膜作製工程で用いるが
ラス微粒子膜堆積装置の構成例を示す模式図、第3図及
び第4図は本発明の石英系光導波膜の光伝搬損失特性を
示すグラフ、第5図は従来の石英系光導波路作製の工程
図である。 1:サファイア基板、2:石英系ガラスパッツァ層、3
:石英系ガラスコア層、11:シリコン基板あるいは石
英ガラス基板、12a:バッファ用ガラス微粒子層、1
2b:バッファ層、13&:コア用ガラス徽粒子層、1
3b:コア層、13c:コアK、14:クラッド層ガラ
ス、21:ターンテーブル、23:テープ〃駆動装置、
24ニガラス微粒子合成F−チ、25:)−チ駆動装置
、26:原料ガス供給装置、27:排気管、28:排気
ガス処理装置、29:中央制御装置
第2図は、本発明の石英系先導波膜作製工程で用いるが
ラス微粒子膜堆積装置の構成例を示す模式図、第3図及
び第4図は本発明の石英系光導波膜の光伝搬損失特性を
示すグラフ、第5図は従来の石英系光導波路作製の工程
図である。 1:サファイア基板、2:石英系ガラスパッツァ層、3
:石英系ガラスコア層、11:シリコン基板あるいは石
英ガラス基板、12a:バッファ用ガラス微粒子層、1
2b:バッファ層、13&:コア用ガラス徽粒子層、1
3b:コア層、13c:コアK、14:クラッド層ガラ
ス、21:ターンテーブル、23:テープ〃駆動装置、
24ニガラス微粒子合成F−チ、25:)−チ駆動装置
、26:原料ガス供給装置、27:排気管、28:排気
ガス処理装置、29:中央制御装置
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、高融点酸化物単結晶基板と、該基板上で高温で焼結
された、コア層を含む石英系ガラス厚膜とを包含するこ
とを特徴とする石英系光導波膜。 2、該高融点酸化物単結晶基板が、サファイア基板であ
る特許請求の範囲第1項記載の石英系光導波膜。 3、高融点酸化物単結晶基板上に、ガラス形成原料ガス
の火炎加水分解反応により生成したガラス微粒子を吹付
けて堆積させ、コア用ガラス微粒子層を含むガラス微粒
子膜とし、その後、基板ごと高温に加熱し、該ガラス微
粒子膜を透明ガラス化することを特徴とする石英系光導
波膜の製造方法。 4、該透明ガラス化を、1400℃以上の高温に加熱す
ることにより行う特許請求の範囲第3項記載の石英系光
導波膜の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62083039A JP2588710B2 (ja) | 1987-04-06 | 1987-04-06 | 石英系光導波膜の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62083039A JP2588710B2 (ja) | 1987-04-06 | 1987-04-06 | 石英系光導波膜の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63249804A true JPS63249804A (ja) | 1988-10-17 |
JP2588710B2 JP2588710B2 (ja) | 1997-03-12 |
Family
ID=13791071
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62083039A Expired - Lifetime JP2588710B2 (ja) | 1987-04-06 | 1987-04-06 | 石英系光導波膜の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2588710B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07196334A (ja) * | 1993-02-17 | 1995-08-01 | Canada | 感光性を増大した光ファイバおよびその製造法 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57173814A (en) * | 1981-04-20 | 1982-10-26 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Optical waveguide branching device |
JPS58105111A (ja) * | 1981-12-18 | 1983-06-22 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | ガラス光導波膜の製造方法および製造装置 |
JPS5944004A (ja) * | 1982-09-06 | 1984-03-12 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 薄膜光回路用基板 |
-
1987
- 1987-04-06 JP JP62083039A patent/JP2588710B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57173814A (en) * | 1981-04-20 | 1982-10-26 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Optical waveguide branching device |
JPS58105111A (ja) * | 1981-12-18 | 1983-06-22 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | ガラス光導波膜の製造方法および製造装置 |
JPS5944004A (ja) * | 1982-09-06 | 1984-03-12 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 薄膜光回路用基板 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07196334A (ja) * | 1993-02-17 | 1995-08-01 | Canada | 感光性を増大した光ファイバおよびその製造法 |
JP3011308B2 (ja) * | 1993-02-17 | 2000-02-21 | カナダ | 感光性を増大した光ファイバの製造法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2588710B2 (ja) | 1997-03-12 |
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