JPS63248970A - 内燃機関用ノツキング制御装置 - Google Patents

内燃機関用ノツキング制御装置

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JPS63248970A
JPS63248970A JP8364387A JP8364387A JPS63248970A JP S63248970 A JPS63248970 A JP S63248970A JP 8364387 A JP8364387 A JP 8364387A JP 8364387 A JP8364387 A JP 8364387A JP S63248970 A JPS63248970 A JP S63248970A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は内燃機関に発生するノックを制御するためのノ
ック制御装置(ノックコントロールシステム)に関する
ものである。
〔従来の技術〕
従来のノックコントロールシステムでは、ノックの有無
を判定するためのノック判定レベルがエンジンやノック
センサのバラツキにより不適切に設定され、この問題を
解決するために、本発明者らは既に特開昭60−243
369号公報において、ノックセンサ信号の統計的な性
質を利用し、ノック判定レベルを適切な方向に自動修正
する方法及び装置を開示している。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このようなノック判定レベルを学習によ
り修正するシステムでは、システムの安全性確保が重要
な問題になってくる。すなわち何らかの原因により誤学
習が行なわれると、ノック音が大きくなったり、逆に、
誤遅角してエンジンの出力ダウンをひきおこす。このよ
うな誤学習の確率が充分小さくなるように学習制御の精
度を上げることはもらろん必要なことではあるが、万一
誤学習した場合にも最低限の安全性確保を考えておく必
要がある。すなわちノック判定レベルが低い方向に誤学
習され、誤遅角によりトルクダウンが発生する場合はま
だ良いのであるが、ノック判定レベルが高い方向に誤学
習され、ノック判定レベルが高くなりすぎて、ノック検
出不能になると、プレイグニツシヨンを誘発し、ひいて
はエンジン破1貝に至る場合も考えられ、安全上非常に
問題である。本発明はこれを解決しようとするものであ
る。
これについて第13図を用いて説明する。第13図(イ
)は従来の学習方式を表わしている。すなわち、ノック
判定レベルV refをVrat =Kx■、83、(
Kは比例定数、■□、はセンサ信号平均値)で作成し、
比例定数K(以下に値と呼ぶ)を初期テーブル値より±
Δにの範囲で学習するものである。このような従来方式
では上限ガード側に誤学習された場合には安全上問題に
なる。そこで本発明は第13図(ロ)のように、ノック
判定レベルを上げる方向(すなわちノック音が大きくな
る方向)への学習許可量ΔK upをノック判定レベル
を下げる方向(すなわちノック音が小さくなり、どちら
かと言えば安全側の方向)への学習許可量Δに、。□に
比べて小さくすることにより、安全性を確保しようとす
るものである。
〔問題点を解決するための手段〕
そのため本発明は第1図に示すごとく、内燃機関のノッ
クを検出するためのノックセンサと、このノックセンサ
の信号からノック強度値りを検出するノック強度値検出
手段と、ノック判定レベルV rerを作成する判定レ
ベル作成手段と、前記ノック強度値Vと前記ノック判定
レベル■r、fとの比較によりノックの有無を判定する
ノック判定手段と、この判定結果に応じて点火時期等の
ノック制御要因を制御する駆動手段と前記ノック判定レ
ベルの適否を判断してこのノック判定レベルを学習補正
する判定レベル学習補正手段と、この学習補正手段のノ
ック音が大きくなる方向への学習許可■を逆方向への学
習許可量より小さな値に制限する判定レヘル学習撥制御
手段とを備える内燃殿関用ノッキング制御装置を提供す
るものである。
〔作用〕
これにより、ノック判定レベルの適否を判断してこのノ
ック判定レベルを判定レベル学習補正手段により学習補
正すると共に、この学習補正手段のノック音が大きくな
る方向への学習許可量が判定レヘル学習星制限手段によ
って逆方向への学習許可量より小さな値に制限される。
〔実施例] 以下本発明を図に示す実施例により説明する。
第2図は本発明の一実施例を示す構成図である。
第2図において、■は4気筒4サイクルエンジン、2は
エアクリーナ、3はエンジン1の吸入空気量を検出し、
これに応じた信号を出力するエアフローメ゛−タ、4は
スロットル弁、5はエンジン1の基準クランク角度位置
(たとえば上死点)を検出するための基準角センサ5A
と、エンジン1の一定クランク角度毎に出力信号を発生
するクランク角センサ5Bを内蔵したディストリビュー
タである。6はエンジン1のノック現象に対応したエン
ジンブロックの振動を圧電素子式(ピエヅ素子式)、電
磁式(マグネット、コイル)等によって検出するための
ノックセンサで、エンジン1の側壁に固定されている。
7はノックセンサの出力を気筒毎にピークホールドする
ピークホールド回路部である。9はエンジンの冷却水温
に応じた信号を発生する水温センサ、12はスロットル
弁4が全閉状態であるときに信号を出すための全閉スイ
ッチ(アイドルスインチ)、13はスロットル弁・1が
ほぼ全開状態であるときに信号を出力するための全開ス
イッチ(パワースイッチ)14は排気ガスの空燃比(A
/F)が理論空燃比に比べて濃い(リッチ)か薄い(リ
ーン)かに応じて出力信号を発生する02センサである
8は前記各センサ及び各スイッチからの入出力信号状態
に応じてエンジンの点火時期及び空燃比を制御するため
の点火時期制御回路、10は制御回路8から出力される
点火時期制御信号を受けてイグニッションコイルへの通
電遮断を行うイグナイタ及びイグニッションコイルであ
る。イグニッションコイルで発生した高電圧はディスト
リビュータ5の配電部を通して適切な時期に所定の気筒
の点火プラグに印加される。11は制御回路8で決定さ
れた燃料噴射時間(τ)に基づいて吸気マニホルドに燃
料を噴射するためのインジェクターである。
次に第3図を用いてピークホールド回路部7の詳細構成
を説明する。第3図の701はノックセンサ6の出力信
号をノック周波数成分のみ選別して取り出すためのバン
ドパス、バイパス等のフィルタ、702は増幅器、70
3は制御回路8からの気筒切換信号を基に702より出
力されるノックセンサの信号を、例えばコンデンサ等に
よりピークホールドをするピークホールド回路である。
次に制御回路8の詳細構成及び動作を第4図に従って説
明する。第4図において8000は点火時期及び燃料噴
射量を演算するための中央処理ユニット(CPU)で8
ビツト構成のマイクロプロセンサを用いている。800
1は制御プログラム及び演算に必要な制御定数を記憶し
ておくための読み出し専用の記憶ユニット(ROM)、
8002はCPU8000がプログラムに従って動作中
演算データを一時記憶するための一時記憶ユニット(R
AM)である。8003は基準角センサ5Aの出力信号
を波形整形するための波形整形回路、8004は同じく
クランク角センサ5Bの出力信号を波形整形するための
波形整形回路である。
8005は外部あるいは内部信号によってCPU800
0に割り込み処理を行わせるための割込制御11部、8
006はCPU動作の基本周期となるクロック周期毎に
ひとつずつカウンタ値が上がるように構成された16ビ
ツトのタイマである。このタイマ8006と割込制御部
8005によってエンジン回転数、及びクランク角度位
置が次のようにして検出される。すなわち基準角センサ
5Aの出力信号により割り込みが発生するごとにCPU
000はタイマのカウント値を読み出す。タイマのカウ
ント値はクロック周3tII(例えばItls)毎に上
っていくため、今回の割込時のカウント値と先回の割込
時のカウント値との差を計算することにより、基準角セ
ンサ信号の時間間隔すなわちエンジン1回転に要する時
間が計測できる。こうしてエンジン回転数が求められる
。また、クランク角度位置は、クランク角センサ5Bの
信号が一定クランク角度(たとえば30°CA)毎に出
力されるので基準角センサ5Aの上死点信号を基準にし
てそのときのクランク角度を30°CA単位で知ること
ができる。この30°CA毎のクランク角度信号は点火
時期制御信号発生の基準点と、ピークホールド回路70
3の気筒切換信号に使用される。
8007は複数のアナログ信号を適時切り1桑えてアナ
ログ−デジタル変換器(A/D変換器)8008に導く
ためのマルチプレクサであり、切換時期は出力ポート8
010から出力される制御信号により制御される。本実
施例においては、アナログ信号としてノックセンサ信号
のピークホールド回路部7からの出力信号と、エアフロ
メータ3からの吸入空気量信号及び水温センサ9からの
水温信号が入力される。8008はアナログ信号をデジ
タル信号に変換するためのA/D変換器である。800
9はデジタル信号のための入力ボートであり、このボー
トには本実施例の場合アイドルスイッチ12からのアイ
ドル信号、パワースイッチ13からのパワー信号、0□
センサ14からのリッチ、リーン信号が入力される。8
010はデジタル信号を出力するための出力ポートであ
る。
この出力ポートからはイグナイタ10に対する点火時期
制御信号、インジェクタ11に対する燃料噴射信号、ピ
ークホールド回路7に対する気筒切換信号、マルチプレ
クサ11に対する制御信号が出力される。8011はC
PUバスであり、CPU8000はこのバス信号線に制
御信号及びデー夕信号を載せ、周辺回路の制御及びデー
タの送受を行う。
以上、本発明を実現するための装置の構成について説明
したので、第5図のフローチャートを用いて、ノックコ
ントロールの内容を説明する。
ステップ100からノックコントロールルーチンが始ま
ると、ステップ200でノック強度値Vを取り込む。こ
の強度値Vは、例えば、ノックセンサ信号の所定区間内
の最大ピーク値である。
ステップ300では、ノック判定レベルV rayを次
のように作成する。
V、−t = (Ko士ΔK)xV、。
ここで、KoはあらかじめROMに書き込まれた定数で
あり、エンジン回転数のテーブルになっている。このに
0はノック判定レベルの学習初期値となる。Δには判定
レベル補正用に値(すなわち学習量)であり、正負号を
持っている。従って最終に値(=に、+ΔK)は初期値
に0を中心にプラス方向とマイナス方向に動くことがで
きる。このΔにはエンジン条件領域毎(例えばエンジン
回転数や吸入空気ff1Q/N)に区分されたR A 
M fiI域にストアされ、バックアップされている。
ここで、Δにの初期値はOでも良いが、マイナス側(す
なわちノック音が小さくなる側)に設定しておいた方が
ノック音が小さい側から制御されて安全上さらに良い。
この初期値は製品出荷時のみに適用されて、その後はバ
ックアップRA Mに保存されたΔKがキースイッチO
N後の初期値として使用される。従って、Δにの初期値
は製品出荷時に1回限り適用されるだけでそれほど重要
な意味を持たないように思われるが、バッテリが外され
たりしてバックアップRAMの値が破壊された場合の再
セツト値として使用することができるため、このような
考慮も重要になる。■、。は■の分布の中央値であり、
気筒別にステップ500で作成される。
ステップ400では、ノック判定および遅角量の算出を
する。
ステップ500では、ノック状態検出用パラメータを更
新する。
ステップ600では、判定レベル補正条件が成立したか
の(II断をする。
ステップ700では、エンジン状態区分ごとに判定レベ
ルの学習補正を行う。
ステップ800では、ノック状態検出用パラメータを初
期化する。
ステップ900でノックコントロールルーチンが終了す
る。
第6図のフローチャートを用いて、第5図のステップ4
00を詳細に説明する。
ステップ4001からノック判定および遅角量算出のル
ーチンが始まると、ステップ4002でエンジンがノッ
クコントロール領域かを判断し、YESならばステップ
4003へ進む・。ステップ。
4003では、ノックがあったかをVと■、、、の大・
小関係から判断し、YES (V≧■r、f)ならば、
ステップ4004へ進む。ステップ4004では、遅角
量Rを所定量ΔRだけ増す。
ステップ4003でNOと判断された場合はステップ4
005へ進み、ノックなしが所定期間続いたかを判断し
、YESならばステップ4008へ、Noならばステッ
プ4007へ進む。ステップ4006では、遅角量Rを
所定量ΔRだけ減らす。ステップ4007では、遅角量
Rを所定範囲内へガードする。
ステップ4002でNoと判断された場合はステップ4
010へ進み、遅角量Rに初期値ROを設定する。
ステップ4011で本ルーチンが終了する。
第7図を用いて、第5図のステップ500を詳細に説明
する。
ステップ5001からノック状態検出用パラメータの更
新が始まると、ステップ5002で、今回取り込まれた
■が■、。より大きいか判断し、YESならばステップ
5003へ進む。ステップ5003では、レベルvhを
次のように作成する。
Vh= (A+D)XV、。
ここで、Aはステップ700で作成される気筒別の変数
である。Dはあらかじめ定められた定数であり、エンジ
ン回転数、Q/Nなどのテーブルとして種々の値を持つ
ようにしてもよい。
次のステップ5004ではvhを所定値以下にガードす
る。次にステップ5005へ進み、■≧vhの判断を行
い、YESならばステップ5006へ、Noならばステ
ップ5007へ進む。ステップ5006では、ノック状
態検出用カウンタCPHL (気筒別)をインクリメン
トする。次にステップ5007へ進み、■、。をDV5
゜たけ大きくする。
ステップ5002でNOと判断された場合はステップ5
008へ進み、■〈■5゜の判断を行う。
ここで、YESと判断された場合はステップ5009へ
進み、AXV≦■、。の判断を行う。ここで、YESと
判断された場合はステップ5010へ進み、ノック状態
検出用カウンタCPHLをデクリメントする。次にステ
ップ5011へ進み、■5゜をD■5゜たけ小さくする
。次にステップ5012へ進み、現在処理を行っている
気筒のAフラグをセットする。
ステップ5008および5009でNoと判断された場
合はステップ5013へ進む。
ステップ5013では、D V s。を次のように設定
する。
次にステップ5014へ進み、D V s。を所定範囲
内へガードする。ステップ5015で本ルーチンが終了
する。
次に、第8図のフローチャートを用いて、第5図のステ
ップ600を詳細に説明する。
ステップ6001から判定レベル補正条件成立の判断の
ルーチンが始まると、ステップ6002で、ノック判定
レベルの補正インターノ\ルが経過したかどうかを調べ
る。すなわち、ノック判定レベルの補正は所定の時間間
隔ごとに実行される。
Noの場合には第5図のステップ900へ分岐するが、
YESの場合には次のステップ6003へ進む。ステッ
プ6003ではエンジンが定常状態にあるかどうかをチ
ェックする。たとえばエンジン回転数N0の変化率ΔN
eが所定値以下のとき定常とみなすようにすれば良い。
このステップ6003において非定常とみなされた場合
には、ノック判定レベルの補正はしない(第9図のステ
ップ7007へ分岐)。定常とみなされた場合にはさら
にステップ6004で定常状態が所定時間継続したかど
うかをチェックする。ここでもし、所定時間継続してい
なければ、エンジン自体は定常に達してもノック判定レ
ベル適否判断のための統計計算値が未だ定常に達してい
ないと判断し、ノック判定レベルの修正は禁止する(ス
テップ7007へ分岐)。
第9図のフローチャートを用いて、第5図のステップ7
00を詳細に説明する。
ステップ7001から判定レベルの補正ルーチンが始ま
ると、ステップ7002へ進みノック状態が大きすぎる
かの判断を行う。例えばCP HL〉0またはA≧A□
8のときノック状態が大きすぎると判断する。そして、
YESの場合はステップ7003へ進み、判定レベルを
小さくするために、そのときのエンジン回転数領域に該
当するΔKを所定量DKだけ小さくする。
ステップ7002でNOと判断された場合はステップ7
004へ進み、ノック状態が小さすぎるかを判断する。
例えば、CPHL<Oのときノック状態が小さすぎると
判断する。そして、YESの場合はステップ7005へ
進み、判定レベルを大きくするために、そのときのエン
ジン回転数5■域に該当するΔKを所定量DKだけ大き
くする。
ステップ7006では判定レベルを所定範囲内ヘガード
する。
すなわち、K値の学習量ΔKを一Δに、。、≦Δに≦+
ΔK upの範囲にガードする。ここで、Δに、。□は
ノック判定レベルを小さくする方向・\の最大学習許可
量であり、ΔK upはノック判定レベルを大きくする
方向の最大学習許可量である。本実施例ではΔKup〈
ΔK downとすることにより、安全性を確保するも
のである。
なお、ΔK u p+  ΔK downはエンジン条
件毎に可変する方が望ましい。(例えば、第13図(ロ
)に示すごとくエンジン回転数のテーブルにする。)次
に、ステップ7007では、対象気筒のAフラグがセッ
トされているかを判断する。そして、YESならばステ
ップ7008へ、Noならば7007へ進む。ステップ
7008では、Aを所定星DAだけ大きくし、ステップ
7009では、Aを所定iDAだけ小さくする。次にス
テップ7010へ進み、Aを所定範囲内ヘガードする。
以上のステップ7002から7010までの操作を全気
筒に対して実行しステップ7011でこのルーチンが終
了する。
第10図を用いて、第5図のステップ800を詳細に説
明する。
ステップ8001からノック状態検出用パラーメクの初
期化ルーチンが始まると、ステップ8002へ進み、C
PHL、Aフラグをクリアーする。
次にステップ8003へ進み、全気筒の処理が終了した
かの判断を行う。Noの場合は次の気筒についてステッ
プ8002の処理を行う。YESの場合はステップ80
04で本ルーチンが終了する。
なお、上述した実施例では、すべてのエンジン回転数領
域でΔKup〈ΔKdo、、、、になるようにしたが、
ノック判定レベルが大きくなりすぎてエンジン損傷が心
配されるのは比較的高回転側であるから、第11図に示
すように高回転領域でのみΔK up〈Δに4゜□にす
ることも考えられる。(第11図中のCおよびd領域)
また、上述した実施例ではノック判定レベルを可変する
のに比例定数に値を用いているが、絶対レベルでダイレ
クトに学習することも考えられる。
この場合は、第12図に示すように、やはり上限ガード
を下限ガードに比べて初期値に近づけて設定すれば良い
また第9図において、ステップ7003.7005にお
ける学習補正量DKは同じ値でなくても、ステップ70
05における判定レベルを上げる側のDKの量をステッ
プ7003における判定レベルを下げる側のDKの量よ
り小さくしたり、判定レベルを上げる側のDKの変化速
度自体を判定レベルを下げる側のDKの変化速度より遅
くして、より安全性を向上するようにしてもよい。
また、上述した実施例ではノックセンサ信号の強度値の
統計的な処理から平均的なノック状態を検出し、これに
よってノック判定レベルの適否判断を行なったが、ノッ
ク判定レベルの適否判断には他の方式も考えられ(たと
えば、ノックコントロールによる点火時期の動き方や、
ノック判定頻度等の情報からも可能であろう)、ノック
判定レベルで学習制御するものすべてに本発明を適用す
ることができる。
〔発明の効果] 以上述べたように本発明においては、ノックが大きくな
る方向へのノック判定レベルの学習許可量が逆の方向へ
の学習許可量より小さな値に制限されるから、ノック判
定レベルの誤学習によるノック検出不能を防止して、エ
ンジンの破損を防止することができるという優れた効果
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明になる装置の構成を明示するための全体
構成図、第2図は本発明を実施するための装置の一実施
例を示す図、第3図は第2図中のピークホールド回路部
の構成図、第4図は第2図中の制御回路の詳細構成図、
第5図は本発明におけるノックコントロールの手順を示
すフローチャート、第6図〜第10図は第5図中の各ス
テップ400〜800の具体実施例を示すフローチャー
ト、第11図及び第12図は本発明装置の他の実施例に
おけるエンジン回転数−ノック判定レベル特性図、第1
3図(イ)、(ロ)は従来装置と本発明装置とにおける
エンジン回転数−ノック判定レベル特性図である。 1・・・エンジン、5・・・ディストリビュータ、6・
・・ノックセンサ、7・・・ピークホールド回路部、8
・・・制御回路、10・・・イグナイタおよびイグニッ
ションコイル、703・・・ピークホールド回路、80
00・・・中央処理ユニッl−,8001・・・ROM
、8002・・・RAM。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 内燃機関のノックを検出するためのノックセンサと、こ
    のノックセンサの信号からノック強度値りを検出するノ
    ック強度値検出手段と、ノック判定レベルV_r_e_
    fを作成する判定レベル作成手段と、前記ノック強度値
    Vと前記ノック判定レベルV_r_e_fとの比較によ
    りノックの有無を判定するノック判定手段と、この判定
    結果に応じて点火時期等のノック制御要因を制御する駆
    動手段と前記ノック判定レベルの適否を判断してこのノ
    ック判定レベルを学習補正する判定レベル学習補正手段
    と、この学習補正手段のノック音が大きくなる方向への
    学習許可量を逆方向への学習許可量より小さな値に制限
    する判定レベル学習量制限手段とを備える内燃機関用ノ
    ッキング制御装置。
JP8364387A 1987-04-03 1987-04-03 内燃機関用ノツキング制御装置 Expired - Fee Related JP2508701B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103016235A (zh) * 2011-09-22 2013-04-03 铃木株式会社 发动机的爆燃控制装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103016235A (zh) * 2011-09-22 2013-04-03 铃木株式会社 发动机的爆燃控制装置

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