JPS63248089A - 電子レンジ用導波管フイルタ - Google Patents

電子レンジ用導波管フイルタ

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JPS63248089A
JPS63248089A JP8201087A JP8201087A JPS63248089A JP S63248089 A JPS63248089 A JP S63248089A JP 8201087 A JP8201087 A JP 8201087A JP 8201087 A JP8201087 A JP 8201087A JP S63248089 A JPS63248089 A JP S63248089A
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JP
Japan
Prior art keywords
filter
waveguide
harmonic
microwave oven
fundamental wave
Prior art date
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Pending
Application number
JP8201087A
Other languages
English (en)
Inventor
一男 金子
岩淵 康司
明一 原田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Heating Appliances Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Heating Appliances Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Heating Appliances Co Ltd filed Critical Hitachi Heating Appliances Co Ltd
Priority to JP8201087A priority Critical patent/JPS63248089A/ja
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  • Constitution Of High-Frequency Heating (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は加熱室に収納した食品にマイクロ波を照射して
加熱する電子レンジに係り、特にマグネトロンより発生
した高調波雑音の加熱室外への輻射を阻止する電子レン
ジ用導波管フィルタに関するものである。
(従来の技術) 電子レンジに割当てられている周波数(基本波)は24
5GH2±50 MH2である。しかし、マグネトロン
からは極めて低レベルではあるが基本波のN(整数)倍
の周波数、すなわち高調波が発生している。N倍の周波
数を第N高調波と称するが、第2〜第7高調波ぐらいま
で発生していることが確認されている。
(発明が解決しようとする問題点) 従来、この種の高調波の外部漏洩を阻止するために、特
公昭52−17891号の公報に記載のようなフィルタ
が提案されている。しかし、この技術は第2及び第3高
調波に対しては有効であるが。
第4高調波以上の高次の高調波に対しては配慮されてい
なかった。
また、大電力の基本波がこのフィルタと導波管の間で放
電を起こす可能性があることについても配慮されていな
かった。
(問題点を解決するための手段) 本発明は上記に関してなされたものであり、内部を上、
下に二分割するフィルタを導波管内に設け、かつ、この
フィルタに管軸との平行及び直角方向に夫々周期的に並
んだ凹、凸を一体的に形成するとともに管軸と平行方向
に並ぶ凹凸の深さならびに間隔を順次変えたものとなし
、更に管軸と平行方向のフィルタの両端部に曲率半径の
大きな部分を形成したものである。
(作  用) このようにすることによってフィルタに形成した管軸方
向の凹凸によって第4高調波以上の進行を大幅に減衰さ
せて該高調波の加熱室への侵入を阻止し、かつ、管軸と
平行方向に形成されたフィルタの端部の曲率半径の大き
な部分によって該端部のインピーダンスを下げて基本波
電力による放電の発生を防ぐ。
(実 施 例) 以下2本発明の一実施例を第1図により説明する。
図において、1はマグネトロンで加熱室4外に設けてあ
り、このマグネトロ/1で発生した基本波は加熱室4の
外上部に設けた導波管3内のアンテナ2から放射され、
導波管3で導かれて加熱室4内に収納された食品を加熱
するようになっている。6は導波管3内に設けた導波管
フィルタe(以下フィルタと称す)であり、このフィル
タ6は基本波にはほとんど影響を与えないが、マグネト
ロン1で基本波と同時に発生した高調波を阻止し。
加熱室4内には放射されないようにするものである。
第2図は第1図のa−b断面を示している。図において
フィルタ6は上、下に周期的な凹凸のある形状に形成さ
れており、導波管3および加熱室天井面7とギャップG
を保って止めねじ9.10によって導波管3の側壁に固
定されている。
また、第3図は第2図のc−d断面図である。
なお、第2図は第3図のa−b断面図である。フィルタ
6の上、下の凹凸は導波管3の管軸方向に不揃いの櫛歯
形状にして階段状の構造となっている。11.12は止
めねじ用のねじ穴である。13゜14.1!、16,1
7.18はフィルタeに形成された各高調波の共振溝で
、共振溝13の深さは実質的に第2高調波の1/4波長
になっている。同様に夫々共振溝14の深さは第3高調
波の1/4波長。
16は第4高調波、  1(5は第6高調波、17は第
6高調波、18は第7高調波の1/4波長の深さとなる
如く不揃いの櫛歯状にして階段状の構造になっている。
ここで、共振溝13のみ直角に曲っているのは。
第2高調波は波長が長いために、他の共振溝14゜15
、16.17.18のごとく直線では後記表面電流19
を相殺する電流2oとなるには寸法が足りないからであ
る。
今仮に、第2高調波だけがマグネトロン1で発生して、
第3図の左側からやってきたものと仮定する。導波管3
が通常の大きさであれば、第2高調波はTElo r 
TR20+ TEol、 TMIIの4つのモードで伝
送可能である。フィルタ6の左端まで到来したこれらの
モードのうち’rEotとTM11モードはギャップG
が非常に狭いためにカットオフとなってこれ以上右側に
伝送できず1反射されてしまう。
残ったTRl0 * TR20モードだけが右側へ伝送
可能である。(図の上下2通りの通路を通って伝送する
が、ここでは上側についてのみ説明する。下側も全く同
様である。) これら2つのモードはその形から導波管3の管軸と平行
な表面電流成分を有している。TEl、モードは導波管
3の中央に、またTR2,モードは導波管3の側壁から
管幅の1/4の位置2個所にこのような表面電流が流れ
る。したがって、この表面電流は第3図19.20で示
すように一方は導波管3に。
他方は共振溝13の中を互に逆向きに流れる。この部分
は第4図のように等制約に平行二線で表わすことができ
、同図(a)のごとく、主線路21に長さ1/4波長の
ブランチ22が直列接続された形となり、結局は同図(
b)のように開放された線路となる。したがって、第2
高調波は共振溝13より右方向には伝送されずに左方向
に反射する。
第3高調波に対しては共振溝14が上に述べたのと全く
同じ働きをするためにその伝送を阻止し。
以下、順次第4.5.6.7高調波が共振溝16゜16
.17.18によって夫々伝送を阻止される。
即ち、フィルタ6を平行二線による等価回路で表わすと
、第6図のように第2高調波2foから。
第7高調波7foの各々の周波数の1/4波長のブラン
チが直列に接続された形となる。
その周波数特性は第6図に示すごとく各高調波の周波数
で大きな減衰量(L)が得られる非常に広帯域な性能が
得られる。(基本波foについては後述する) ここで重要なことは第2図に示したごとく、導波管3の
管軸と直角方向(図の左右の方向)に凹凸がフィルタ6
にあることで、一般に、導波管3内を伝送可能なTBm
oモードの最大次数(mの最大値)は導波管3の横幅で
決定されるが2mの最小モード、すなわちTEloモー
ドと2m最大のモードでは同じ周波数でもその管内波長
が大きく異なる。
先に共振溝の深さは高調波の174波長と述べたがモー
ド次数(mの値)によりてその値は大きくちがう。
しかし1本発明のととく導波管3の管軸方向と直角方向
に凹凸がフィルタ6に存在すると、導波管3の横幅が等
測的に非常に大きくなって、管内波長はモード次数には
ほぼ無関係に一定値となるために高調波の伝送を阻止す
る。
以上は高調波の伝送を阻止できる理由を述べたが、つぎ
に基本波がすみやかに伝送可能な理由を述べる。
第3図で、マグネトロン1側(図の左側)からやって来
た基本波はフィルタ6が存在するために。
(すなわち、不連続部が存在するために)一部は反射し
、残りは上下に分かれて右側に伝送される。
(周知のごとく、基本波はTEIGモードであるから伝
送可能であることは言うまでもない。)このとき、上下
の構造と寸法が等しいので等分割されて伝送する。共振
溝13,14,15,16,17゜18は基本波の波長
に比して比較的小さいのでは・とんど影響されずすみや
かに伝送される。
そして、フィルタ6の終端部で再び不連続部による反射
が起こり、残りは上下成分が合体して加熱室4の方向に
伝送される。
このままでは2個所の不連続部のために反射して、全エ
ネルギーをすみやかに伝送することはできないが、フィ
ルタ6の管軸方向の長さを基本波の管内波長の半波長の
整数倍に選ぶことにより。
両方連続部の反射が互に打消し合って、すみやかに伝送
するので、第6図に示す如く基本波fOにおける特性の
ようにほぼ無損失とする。
つぎに1本発明による基本波電力による放電を抑える理
由を説明する。
第3図で示す如くフィルタ6の管軸方向の両端に曲率半
径の大きなコーナ部23,24.2B、26を形成して
いる。この部分には凹凸がなく、かつコーナ部23,2
4,25.26からフィルタ6の内側に向って導波管3
と平行な部分Wが形成しである。
もし、コーナ部23,24.26.26が直角であれば
、ここに強電界が集中して放電を起こす可能性が非常に
高い。即ち、導波管3内のフィルタ6のない部分は導波
管3の高さ寸法が大きいために。
インピーダンスも大きくて電界強度も大きくなり。
その真只中に直角のコーナ部があれば導波管3の上、下
壁面との間で放電する可能性が大きい。これに対して同
様な直角部はフィルタ6の内側(共振溝13や14のコ
ーナ)にも多数あるが導波管3内のフィルタ6の内側で
はギャップGで示されるように、高さ寸法が小さいこと
から、電界強度も小さくなって放電は生じにくい。従っ
てフィルタ6の両端の放電を防止すれば放電の発生をか
なり抑制する。    ′ (発明の効果) 以上説明したごとく2本発明によればマグネトロンで発
生した第2及び第3高調波はもちろん。
第4高調波以上の高次の高調波をも導波管内に設けたフ
ィルタに形成した深さ並びに間隔を変えた凹凸でその伝
送を阻止できるので加熱室外への輻射を防止できると共
に、端部に形成した曲率部でインピーダンスの低下を計
り、基本波電力による該端での放電・を極力抑える電子
レンジ用導波管フィルタを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す電子レンジ用導波管フ
ィルタの概略の断面図、第2図および第3図は第1図の
要部を示す断面図、第4図および第6図は同フィルタの
動作を説明する等価回路図。 第6図は同フィルタの性能を示す周波数特性図である。 1・・・マグネトロン、3・・・導波管、6・・・フィ
ルタ。 23.24,25.26・・・曲率半径の大きな部分。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)マグネトロン(1)で発生したマイクロ波を加熱
    室(4)に導く導波管(5)内に該導波管(3)内を上
    、下に二分割するフィルタ(6)を設け、かつ、このフ
    ィルタ(6)の上面及び下面に導波管(3)の管軸との
    平行方向及び直角方向に夫々周期的に並んだ凹凸を一体
    的に形成したものにおいて、前記管軸と平行方向に並ぶ
    凹凸の深さならびに間隔を順次変えたことを特徴とする
    電子レンジ用導波管フィルタ。
  2. (2)前記フィルタ(6)は管軸方向の両端部に夫々曲
    率半径の大きな部分(23)、(24)、(25)、(
    26)を夫々形成したものであることを特徴とする特許
    請求の範囲第(1)項記載の電子レンジ用導波管フィル
    タ。
JP8201087A 1987-04-02 1987-04-02 電子レンジ用導波管フイルタ Pending JPS63248089A (ja)

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JPS63248089A true JPS63248089A (ja) 1988-10-14

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