JPS63247694A - チヤンネル着脱機の駆動装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明は、原子力発電プラントの燃料プールにおいて燃
料チャンネルの着脱を行うチャンネル着脱機の駆動装置
に関するものである。

（従来の技術） 原子力発電プラントにおいては、定検時の燃料検査や使
用済燃料の再処理のために燃料を原子力発電プラント外
へ搬出する時には、燃料とこれを保持するチャンネルと
の着脱作業を行っており、この着脱作業には燃料プール
内に設置されたチャンネル着脱機が用いられる。

従来のチャンネル着脱機は燃料チャンネルを積載する可
動台、可動台の上昇／下降をガイドするフレーム、可動
台を上昇／下降駆動する可動台巻上機、チェーン、およ
び作業員の乗る操作台より構成されている。

この場合、可動台を上昇／下降駆動するチェーンは一重
吊りであり、また特にバックアップ装置は設けられてい
ない。

従来のチャンネル着脱機の一例を第６図に示す。

第６図において、原子炉内より取り出された燃料チャン
ネル３は、定検時の燃料検査の場合は燃料交換機でチャ
ンネル着脱機２の可動台４に積載され、チャンネルを外
して可動台４上で種々の検査を受けた後再度チャンネル
を装着して燃料交換機で原子炉内に戻される６ また使用済燃料を搬出するときは、ｍ子炉内から取り出
した燃料チャンネル３は一旦燃料プール１内の燃料貯蔵
ラックに保管した後、燃料交換機でチャンネル着脱機２
の可動台４に積載し、燃料チャンネル３からチャンネル
を取り外して燃料を燃料プール１内の燃料貯蔵ラックに
一時保管し、ある程度まとまった本数になったとき再処
理工場に搬出する。

燃料チャンネル３から燃料を取り外す作業は次の手順で
行われる。

先ず燃料交換機で燃料チャンネル３をチャンネル着脱機
２の可動台４に積載する。この時可動台４はチャンネル
着脱機２の下端に位置する。

次に可動台４をチャンネル着脱機２の上端まで可動台巻
上機５で巻き上げる。この場合、作業員の被ばくを防止
するために必要な遮蔽水深を設けた位置を上端としてい
る。

次にチャンネル取扱具でチャンネルを保持し、可動台４
を下降させ、燃料の自重によってチャンネルと燃料とを
分離する。

可動台４をチャンネル着脱機２の下端まで下げると、燃
料は完全にチャンネルから外れ、チャンネルはチャンネ
ル取扱具で保持されたままチャンネル貯蔵ラックに保管
される。その後燃料は燃料交換機で可動台４から取り出
される。

第７図は従来のチャンネル着脱機２の可動台４および可
動台巻上機５の構成図である。

可動台４の駆動はチャンネル着脱機２の上部に取り付け
られた可動台巻上機５で行われ、動力の伝達には通常は
チェーン６が使用される６チエーン６はつるべ式となっ
ており、一端は可動台４に接続され、他端はチャンネル
着脱機２と燃料プール１の壁間の隙間に垂れ下っている
。

また荷重は常に可動台４側より受け、可動台巻上機５は
駆動源であるモータ７、減速機８．駆動軸１０およびチ
ェーンスプロ失ット９より構成されている。

（発明が解決しようとする問題点） しかしながら第６図に示す従来のチャンネル着脱機は、
可動台を一重のチェーンで吊下げており、またチェーン
の切断時に対するバックアップがないので、チェーンが
切断すると可動台が自由落下し、積載している燃料がｍ
’ｓにより損傷して燃料プール内で臨界に達したり、破
損した燃料棒の被覆が破れて放射性物質が飛散し、作業
員が原子炉建屋に近ずけずに破損燃料の回収ができない
などの問題が発生する恐れがある。

また可動台が落下すると、燃料プールの床と衝突し、燃
料プールの水密を保っているライニング板を破損して燃
料プール水の喪失による危険を招く恐れがある。

本発明は上記の問題点を考慮してなされたもので、チャ
ンネル着脱機の可動台をボールねじで支えることによっ
て、可動台の落下を防止して燃料損傷事故や燃料プール
ライニングの破損による事故を未然に防止できる信頼性
の高いチャンネル着脱機の駆動装置を提供することを目
的としている。

〔発明の構成〕

（問題点を解決するための手段と作用）本発明はチャン
ネル着脱機の可動台を上昇／下降させる駆動装置をボー
ルねじを用いて構成し、これによって可動台が自由落下
して燃料プール床に衝突し、積載している燃料の損傷や
燃料プールライニングの破損を招くのを防止して信頼性
を向上したものである。

（実施例） 本発明の一実施例を第１図に示す。

第１図において、２がチャンネル着脱機であり、可動台
４の上昇／下降は従来のチェーン駆動の代りにボールね
じ１２によって駆動されている。

すなわち可動台４の上昇／下降のガイドレールとなるフ
レーム１５と並行にボールねじ１２を設け。

その下端をチャンネル着脱機２に支持すると共に上端を
駆動部１１に結合している。

可動台４側にはボールナツトが取り付けてあり、ボール
ねじ１２の回転によってポールナツトが昇降し、これに
よって可動台４が上昇／下降する。可動台４の上昇／下
降はボールねじ１２の回転方向によって選択される。

第２図は本発明によるチャンネル着脱機の可動台４およ
び可動台駆動部１１の具体的な構成を示している。

可動台４の駆動は可動台駆動部１１内部に設けたモータ
７によって行われ、モータ７からの軸動力はギヤ１３を
介してボールねじ１２に伝達される。

なおギヤ１３を介さずにボールねじ１２に直接にモータ
を取付けて可動台を駆動することも可能であり、また速
度調整を周波数変換によって実施することも可能である
。

第３図は本発明における可動台４の正面図であり、可動
台４は、チャンネル着脱機２のフレーム１５にローラ１
６を介して接続され、フレーム１５をガイドレールにし
て上昇／下降する。

第４図は本発明における可動台４の上面図であり、可動
台４とフレーム１５との間にボールねじ１２を通し、こ
のボールねじ１２に可動台４に接続しているボールナツ
ト１４を組合わせ、ボールねじ１２の回転に応じて可動
台４が上昇／下降を行う構成となっている。

第５図は本発明における可動台４の側面図である。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明によれば、チャンネル着脱機
の可動台の駆動を従来のチェーン吊り下げ方式から、ボ
ールねじを使用した構成に変更しているので、チェーン
の切断による可動台の落下が全く無くなり、従って積載
している燃料の損傷や燃料プールライニングの破損を引
き起すことがなく、原子力発電所の事故を未然に防止で
きる。

また可動台の位置決め精度の向上もはかれるので、経年
変化によるチェーンの延びの調整も不用となり、燃料を
取り扱う燃料交換機との取り合いが支障無く出来る。

さらにチェーンの捩れや、からまりなどの不具合が発生
しないので、チャンネル着脱機の信頼性が向上する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるチャンネル着脱機の駆動装置の一
実施例を示す構成図、第２図は本発明によるチャンネル
着脱機の可動台および可動台駆動部の一例を示す構成図
、第３図は本発明によるチャンネル着脱機の可動台部分
の正面図、第４図は本発明によるチャンネル着脱機の可
動台部分の上面図、第５図は本発明によるチャンネル着
脱機の可動台部分の側面図、第６図は従来のチャンネル
着脱機の一例を示す構成図、第７図は従来のチャンネル
着脱機の可動台および可動台巻上機の一例を示す構成図
である。 １・・・燃料プール　　　２・・・チャンネル着脱機３
・・・燃料チャンネル　４用可動台 ５・・・可動台を上様　　６・・・チェーン７・・・モ
ータ　　　　　８用減速機 ９・・・チェーンスプロケット　　１ｏ・・・駆動軸１
１・・・可動台駆動部　　１２川ボールねじ１３・・・
ギヤ　　　　　　１４川ボールナツト１５・・・フレー
ム　　　　１６・・・ローラ代理人　弁理士猪股祥晃（
はが１名） 第１図 第３図 第　４　図 第５図 ＄６図 第７図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 原子力発電所の燃料プールの中で燃料チャンネルの着脱
   を行うチャンネル着脱装置において、燃料チャンネルを
   積載する可動台をボールねじに組合されたボールナット
   を介して支持し、ボールねじをモータで正転または逆転
   させることによって可動台を昇降させることを特徴とす
   るチャンネル着脱機の駆動装置。