JPS6324709B2 - - Google Patents

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JPS6324709B2
JPS6324709B2 JP2266484A JP2266484A JPS6324709B2 JP S6324709 B2 JPS6324709 B2 JP S6324709B2 JP 2266484 A JP2266484 A JP 2266484A JP 2266484 A JP2266484 A JP 2266484A JP S6324709 B2 JPS6324709 B2 JP S6324709B2
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JP
Japan
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movable blade
blade
spring
guide
piece
Prior art date
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Application number
JP2266484A
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English (en)
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JPS60165983A (ja
Inventor
Masakazu Kita
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Priority to JP2266484A priority Critical patent/JPS60165983A/ja
Publication of JPS60165983A publication Critical patent/JPS60165983A/ja
Publication of JPS6324709B2 publication Critical patent/JPS6324709B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 [技術分野] 本発明は電気かみそり、殊に櫛歯状の固定刃と
この固定刃に摺接する櫛歯状の可動刃とからなる
トリマー刃部を備えている電気かみそりに関する
ものである。
[背景技術] トリマー刃部においては固定刃と可動刃との間
の接触圧を保つために、押さえばねを用いてこれ
で可動刃を固定刃に向け押圧付勢する構造がとら
れているが、従来のものでは次のような問題点が
あつた。すなわち第19図に示すものでは第20
図に示すように前下方に向けて突出するばね片4
23と、後下方に向けて突出する支持片428と
を有している押さえばね42を用いて、基台とし
ての基板43から垂下されている可動刃40の往
復動のガイド用のガイドボス432を押さえばね
42の中央部に通すことにより押さえばね42を
支持し、可動刃40と固定刃41との間の接触圧
を押さえばね42で与えているのであるが、この
場合、可動刃40の往復動のガイドの中心から、
つまりはガイドボス432の中心から押さえばね
42のばね片423が可動刃40に接する点まで
の寸法Sがどうしても長くなり、可動刃40の往
復動につれて押さえばね42がこじれるという事
態を招きやすく、そして押さえばね42がこじれ
ると、ばね片423の変位量が大きくなつて可動
刃40と固定刃41との接触圧に変動が生じ、切
れ味が損なわれてしまうものであつた。第21図
に示すように押さえばね42をガイドボス432
に挿通されるコイルスプリングとしたものも提案
されているが、この場合には押さえばね42が可
動刃40を押圧する点の中心がガイドの中心に一
致することから、上記寸法Sが短く、従つて押さ
えばね42のこじれというような問題点がないも
のの、この時には可動刃40の刃先から押さえば
ね42が可動刃40に押圧力を加えている点との
間の寸法lが長くなつてしまい、この結果刃先に
伝えられる力が小さくなつてしまつて、毛を切断
するために必要な荷重を発生させるにあたつての
押さえばね42の効率が悪いものであつた。
[発明の目的] 本発明はこのような点に鑑み為されたものであ
り、その目的とするところは可動刃と固定刃との
接触圧が常に安定したものとなり、またこれゆえ
に安定した切れ味を発揮する電気かみそりを提供
するにある。
[発明の開示] しかして本発明は前縁が櫛歯状とされた固定刃
と、前縁が櫛歯状とされて固定刃に対して往復駆
動される可動刃と、固定刃に可動刃を押し付ける
押さえばねと、これらの部材が装着される基台と
からなるトリマーブロツクを備えた電気かみそり
において、後端が基台で支持された押さえばねの
前方に向け突出するばね片先端を、可動刃の刃先
及び可動刃の往復動のガイド位置の近傍位置で可
動刃に接触させたことに特徴を有しているもので
あつて、押さえばねが可動刃を押圧する点と、可
動刃の往復動のガイド点までの寸法が短く且つ上
記押圧点から可動刃の刃先までの寸法も短くなる
ようにしたものである。
以下本発明を図示の実施例の基づいて詳述す
る。ここで示す電気かみそりは、防水処理が施さ
れているいわゆる往復式のものであつて、外観的
には本体ハウジング1とこの本体ハウジング1の
下部に取り付けられた電池カバー3、本体ハウジ
ング1の上部に取り付けられた刃フレーム2とか
ら構成されており、本体ハウジング1の前面に設
けられている凹面部にはスイツチハンドル7が上
下に摺動自在に配されている。そして本体ハウジ
ング1の横幅が大きくなつている上部を除く部分
及び電池カバー3の両者は、上下に連続する外面
形状で共に水平断面が楕円形とされており、、本
体ハウジング1の上部に連続する外面形状とされ
ている刃フレーム2の上面には金属製の薄板状の
外刃21が取り付けられており、刃フレーム2の
前面上部にはトリマーブロツク4が装着されてい
る。
本体ハウジング1は上下に開口する筒状とされ
た合成樹脂成形品であつて、横幅が広くされてい
る上部内面の四隅には各々ねじ受けボスが設けら
れており、中央部前面には凹所12が形成され、
下部はやや細くされた筒部18となつている。上
記凹所12はその上端が本体ハウジング1の中央
を貫通する内部空間とは別に上方に開口してお
り、左右両側には夫々縦リブ(図示せず)が、中
央下部には二重の矩形リブ14で囲まれた窓15
が開口している。この窓15内には、三叉状に形
成され且つ両側片が接触片とされている接触ばね
91の基端が窓15の口縁に固定されることで配
設され、また二重の矩形リブ14間に周部が取り
付けられるスイツチパツキン38によつて窓15
が閉じられている。表面に滑り止めが設けられて
いるスイツチハンドル7は、ハンドル基板70を
介して本体ハウジング1に取り付けられるもので
あつて、水平断面が円弧状となつているハンドル
基板70はその両側端内面の上下に突設されてい
る係止突起を前記各縦リブの外面に係止すること
で本体ハウジング1に凹所12の前面を覆うよう
に固定され、水平断面が円弧状のスイツチハンド
ル7はハンドル基板70に対して上下に摺動自在
に取り付けられているものである。そしてハンド
ル基板70で前面が閉じられた凹所12における
両縦リブと矩形リブ14とで囲まれる空間には、
上下に摺動自在であり且つ凹所12の前記上端開
口を通じて本体ハウジング1の上部内に上端を突
出させるスライダー71が配されており、ハンド
ル基板70に設けられている縦長孔を通じてスイ
ツチハンドル7のピン(図示せず)がスライダー
71に連結されている。スイツチハンドル7とと
もにスライダー71も上下し、またこの時スライ
ダー71の弾性を有している両側片下端のクリツ
ク突部が前記縦リブの内側面下部に設けられてい
る上下2段のクリツク突起を乗り越えることで、
スイツチハンドル7の上下動に対して都合3段の
位置決めを行なうものである。ハンドル基板70
の中央に設けられている縦長孔74はスイツチハ
ンドル7の内面中央から突出するピン72の挿通
用であり、このピン72はスイツチハンドル7の
上動操作に伴ない、前記接触ばね91における上
部が前方へ突出するように屈曲された中央片をス
イツチパツキン38を介して押圧駆動して接触ば
ね91の両側接触片を後方へとたわませる。
電池カバー3は上面のみが開口する有底筒状で
あつて、内面の前後壁には上下に長い縦リブ31
が一体に設けられており、本体ハウジング1下部
の筒部18に被せた時、筒部18の前後面の縦溝
部に上下両端を係止して取り付けた連結ばね81
の中央部の突起が第6図に示すように縦リブ31
における切欠32に係合することで本体ハウジン
グ1に連結され、またこの時筒部18の上端部に
嵌めたOリング37によつて本体ハウジング1と
電池カバー3との接続部における防水処理がなさ
れる。電源としての2本の乾電池96は、本体ハ
ウジング1の筒部18内に下方から収納されるも
のであり、互いに平行とされた両乾電池96は電
池カバー3の底面に配された通電ばね95により
直列接続される。
モータ9は本体ハウジング1内に直接配される
のではなく、モータ基台5及びこのモータ基台5
と連結される取付台6あるいは駆動子10などと
ともに構成される駆動ブロツクとして本体ハウジ
ング1の上部内に収納される。合成樹脂成形品で
あるモータ基台5はその中央部から下部にかけて
の内部空間に背面開口からモータ9が納められる
ものであり、モータ9の出力軸に取着したバラン
サー付きの偏心軸99をモータ基台5における上
部に位置させる。
取付台6も合成樹脂成形品であつて、上面が中
央の丸孔を除いて閉じられ且つ下面が開口した筒
型をしており、また上記丸孔と下面開口とをつな
ぐ内部空間とは別に下方へと貫通してフランジ6
9下面で開口するねじ挿通孔が上面四隅に設けら
れており、中央部前面には両側及び下方が囲みリ
ブ67で囲まれた凹面部が形成され、下部にはや
や細くなつたスカート部65を有している。凹面
部は、後述するスライドレバー20が配される空
間であつて、内部空間とは別に上方に開口してい
る。更に上部片側には刃フレーム2の内面に係合
するフツクを備えて外側方へとばね付勢された開
閉釦86が取り付けられている。
前記モータ基台5とこの取付台6とは、モータ
基台5の上部に取付台6を被せてモータ基台5上
部を取付台6のスカート部65に係合させること
によつて連結されるのであるが、モータ基台5の
上部と取付台6とにより四方が囲まれた空間には
駆動子10が配設される。この駆動子10は正面
形状が逆U字型の本体100の両側から各々板ば
ね101を上方へ延設するとともに、中央から上
端面が開口した筒軸102を立設し、更に本体1
00の一方の側片の内面からアーム104を突設
したものであつて、合成樹脂の成形品として構成
されており、板ばね101は左右方向に容易にた
わむものの前後にはたわむことがなく、逆にアー
ム104は前後方向にたわみやすいものとされて
いる。そしてこの駆動子10は、各板ばね101
の上端の固定片103に形成されている取付孔1
09をモータ基台5の左右上端に結合する位置決
めされ、また固定片103がモータ基台5と取付
台6とにより上下から挟持されることによつて吊
下状態で固定されているものである。駆動子10
とモータ9に取り付けられた前記バランサー付き
偏心軸99との連結は、アーム104において行
なわれる。アーム104は平面形状がE字型をな
すものであつて、前後に位置する両側片が本体1
00の側片に一体につながり、中央片の先端部に
偏心軸99が接続される。偏心軸99の公転運動
を受けた駆動子10は、上記たわみ特性により、
左右方向の往復運動を行なう。
このように取り付けられた駆動子10は、取付
台6の上面の丸孔を通じて筒軸102を取付台6
の上方へと突出させる。筒軸102と丸孔との間
の空間は、内周部が筒軸102の基部周囲に接す
るとともに、外周部が押さえ板34によつて取付
台6上面の丸孔周部に押さえ付けられるダイアフ
ラム状パツキン35で閉じられる。押さえ板34
はその四隅に挿通され且つ取付台6も貫通して本
体ハウジング1にねじ込まれる取付ねじ(図示せ
ず)により、モータ基台5及びこれと連結されて
いる取付台6の本体ハウジング1への固定と同時
に取付台6上面に固着されるものである。つまり
はモータ基台5と取付台6及びこれらに取り付け
られたモータ9や駆動子10等々の部品は、1つ
のブロツクとして組み立てられた後、本体ハウジ
ング1に取り付けられるわけである。またこの本
体ハウジング1への取り付けに際して取付台6下
部のスカート部65が本体ハウジング1の上部内
に嵌まり込んでパツキン36によりこの嵌合部が
防水処理される。本体ハウジング1内におけるモ
ータ9や乾電池96等の電気部品の配設空間は、
その上方開口がパツキン35及びパツキン36
で、前面の窓15がスイツチパツキン38で、下
方開口が電池カバー3及びOリング37によつて
夫々閉じられて密閉されているわけである。尚、
スライダー71及びスライドレバー20はこの密
閉空間外に位置する。
さて刃フレーム2は、その前面に凹所25が形
成されるとともに背部に寄つたところで上方に開
口しているものであり、前後の内壁には複数個の
係止突起28が突設され、凹所25の底面ともな
る傾斜した前部壁にはその中央下部にここを貫通
する開口26が、また両側下部にもここを貫通す
る開口260が形成されている。この刃フレーム
2の上面に配される網状の屈曲自在な外刃21
は、補強板210が取り付けられている両端に形
成された係止孔211が上記係止突起28に係止
されることで刃フレーム2に取り付けられてい
る。この外刃21の内面に摺接する内刃ブレード
が上面に多数平行に設けられている内刃ブロツク
22は、前記駆動子10の筒軸102の上部に軸
24を中心として左右への傾きが自在となるよう
に取り付けられており、押し上げばね23で上方
へと付勢されている。本体ハウジング1と刃フレ
ーム2との連結は、刃フレーム2の片側内面に取
り付けられる軸84とこの軸84が上端部に挿通
される蝶番片83及び本体ハウジング1と取付台
6における片側内部との間の空間に配されて蝶番
片83を着脱自在に係止する止めばね82によつ
て、また前述の開閉釦86におけるフツクによつ
てなされており、軸84に取り付けたねじりコイ
ルばね85で軸84を中心に回転して開く方向に
付勢されている。開閉釦86を押し込めば、フツ
クが刃フレーム2からはずれてねじりコイルばね
85による付勢で刃フレーム2が開くものであ
る。また蝶番片83を止めばね82から抜くこと
により、刃フレーム2を本体ハウジング1から取
り外すこともできるようになつているものであ
る。
次に刃フレーム2前面の凹所25に配されるト
リマーブロツク4及びこのトリマーブロツク4と
このトリマーブロツク4における可動刃40の駆
動機構について説明する。まずトリマーブロツク
4から説明すると、これは前縁及び後縁が下方に
屈曲されて前縁に櫛歯状の刃先が設けられ両側に
上下に貫通するガイド孔401が設けられている
可動刃40と、前縁及び後縁が上方に屈曲されて
前縁に櫛歯状の刃先が設けられているとともに中
央に透孔410が、両側端に透孔411が設けら
れている固定刃41と、一対のばね片423が後
部片422より前下方に向けて突出してばね片4
23先端で可動刃40を固定刃41の上面に押し
付ける押さえばね42、これらをその下面に取り
付ける基板43及び以上の部材が上面に配される
取付基板44とから構成されている。基板43と
でトリマー刃部の刃基台を構成する取付基板44
は前面がややへこんだ垂下片と垂下片上部から後
方へと延びた上部片とからなるものであつて、両
側端からは後方に取付フツク442が延設され、
垂下片下面からは突条444が突出し、更に上面
中央に上部片を上下に貫通する逃げ孔440が、
上面両側に同じく上部片を上下に貫通する排出口
447とこの排出口447に連続する連結溝44
3が夫々形成されたものである。そして基板43
の両側端より垂下された一対の連結フツク431
を取付基板44の上部側端の上記各連結溝443
に係合させるとともに、基板43から垂下されて
いる2本のガイドボス432先端を押さえばね4
2と可動刃40及び固定刃41を通じて取付基板
44上面に差し込んで基板43と取付基板44と
を連結することにより、これら可動刃40と固定
刃41及び押さえばね42が基板43下面と取付
基板44上面との間に組み付けられるものであ
り、この時下面に下方に開口する係合座45が熱
かしめで固着されている可動刃40は、その左右
方向に長いガイド孔401を係合させているガイ
ドボス432により左右方向の往復動のガイドが
なされ、また係合座45が固定刃41中央の透孔
410を通じて取付基板44の上面中央の逃げ孔
440内に位置する。また固定刃41はガイドボ
ス432と嵌合することで位置決めされるととも
にガイドボス432の近傍で押し付け固定され
る。更にガイドボス432がばね片423に設け
られている開口を通る押さえばね42は、基板4
3の後部下面から垂下されている位置決め突起4
34が後部片422中央の位置決め孔421に嵌
め込まれ、また基板43の後壁下端から前方に向
けて突設された突起433により形成されたとこ
ろのアンダーカツト部435に押さえばね42の
後縁が位置すると同時に、取付基板44の上面後
端より突設した突起441及び上記アンダーカツ
ト部435に係合するフツク448と、基板43
の下面との間で後縁部が挟持されて確実に保持さ
れる。図中436は基板43に一体に設けられて
押さえばね42の後部片422の左右両端の前縁
に当接することで前後方向における位置決めを行
なう位置ずれ防止突起である。ここにおけるアン
ダーカツト部435を形成する突起433の存在
は、押さえばね42のばね片423が可動刃40
を押す際の反力で押さえばね42の後縁が基板4
3の下面から浮いてしまうことを防いでいるもの
である。
以上のようにブロツク化されているトリマーブ
ロツク4の刃フレーム2への取り付けは、取付基
板44下面の上記突条444を刃フレーム2の前
面凹所25の下面に形成された溝29に差し込
み、両側の取付フツク442を凹所25両側端の
係止凹部27に係止することによつて行なわれ、
トリマーブロツク4の清掃時などのために刃フレ
ーム2からトリマーブロツク4を簡単に取り外す
ことができるようにされている。そしてこのよう
に取り付けられたトリマーブロツク4における可
動刃40及び固定刃41は、湾曲した外刃21の
上端部に近接した位置に置かれるとともにその刃
先を前方斜め下方に向ける。このように刃先方向
が定められていることでトリマーブロツク4の前
後の厚みが薄くなり、トリマーブロツク4を含む
刃フレーム2の前後の厚みが薄くなつているもの
である。また基板43の前縁は傾斜面とされてお
り、固定刃41とこの固定刃41の上面に押さえ
ばね42のばね圧で接触する可動刃40との前縁
の刃先と基板43の前縁とが一直線に並ぶように
されている。
トリマーブロツク4の可動刃40を往復動させ
る駆動機構は、前記回転運動を往復運動に変換す
る駆動子10、この駆動子10に取り付けられる
継手49並びにトリマーブロツク4の取付基板4
4の垂下片背面に取り付けられるトリマー駆動杆
46で構成されている。取付基板44の垂下片の
背面中央から後方へと突設された軸445によつ
て上下方向中央部が支持されることで取付基板4
4の垂下片背面に配設されたトリマー駆動杆46
は、その上端に前記係合座45と係合する球状突
起47を、下端に下方に開口するとともにトリマ
ーブロツク4を刃フレーム2に装着した時に刃フ
レーム2の前面凹所25下部の開口26に臨む位
置にくる受け溝48を有するものであり、駆動子
10の動きを継手49を介して受けて揺動するこ
とによつて可動刃41を往復動させるものであ
る。継手49は駆動子10の筒軸102の両側面
から突出する軸105に軸孔490を嵌めること
によつて上下に回動自在となるように駆動子10
に取り付けられたものであり、前端には刃フレー
ム2の前記開口26及び外刃21の一端の切欠2
12内においてトリマー駆動杆46の受け溝48
に係合自在となる軸部491を有し、また軸孔4
90よりも後方に延びた弾性を有している各側片
の内面に突部492を備えていて、この突部49
2は継手49の回動に伴なつて、駆動子10の筒
軸102の後方やや下方の位置において両側方に
突出する一対の突起106を乗り越え、継手49
の回動にクリツクを与えるようにされている。
継手49の左右方向を軸としての上下の回動
は、スイツチハンドル7によるスイツチ操作に連
動して行なわれる。スイツチハンドル7と継手4
9とを連動させるのは前述のスライダー71とス
ライドレバー20である。取付台6の前面に上下
動自在に配されるとともに上端を取付台6の上面
に突出させるスライドレバー20は、スイツチハ
ンドル7の上動操作に伴なつて上動するスライダ
ー71により押し上げられるものであり、その後
方にやや屈曲した上部に前後に貫通する係合窓2
01が、下部にも同じく前後に貫通する開口20
2が形成されていて、開口202内に配されて上
端を取付台6のフランジ69下面に、下端を開口
202の下縁に当接させている復帰ばね205に
よつて下方へとばね付勢されており、上部の係合
窓201に継手49の軸部491が挿通されてい
る。
しかしてスイツチハンドル7を上動させればス
ライダー71を介してスライドレバー20も上動
し、スライドレバー20が継手49の軸部491
を押し上げてトリマー駆動杆46の受け溝48に
軸部491が係合するまで継手49を回動させる
ことから、駆動子10の動きをトリマーブロツク
4の可動刃40に伝達できる状態となるわけであ
るが、ここで前述のようにスイツチハンドル7の
上下動に対して与えられた都合3段のクリツクの
うち、最下段の位置ではスライダー71の上端と
スライドレバー20の下端との間には間隙があい
ていて、スイツチハンドル7を中段まで押し上げ
てピン72により接触ばね91をたわませてモー
タ9と乾電池96との間の回路を閉じることでモ
ータ9に通電した状態でも、スライドレバー20
はスライダー71により押し上げられることなく
復帰ばね205による付勢で下がつた位置にあ
り、モータ9の回転を駆動子10を介して受けて
内刃ブロツク22が往復駆動されるものの継手4
9がトリマー駆動杆46と係合しておらないこと
から、トリマーブロツク4の可動刃40は駆動さ
れない。しかし第1図に示すようにスイツチハン
ドル7を最上段まで押し上げれば、この時にはモ
ータ9への通電が継続されると同時にスイツチハ
ンドル7と一体に上動するスライダー71がスラ
イドレバー20を押し上げてスライドレバー20
の係合窓201に軸部491を挿通させている継
手49を回動させ、軸部491をトリマー駆動杆
46の受け溝48に係合させることから、駆動子
10の動作が継手49を介してトリマー駆動杆4
6に与えられ、そして球状突起47を可動刃40
に固着した係合座45に係合させているトリマー
駆動杆46の揺動で可動刃40が往復駆動される
ものである。またこのように継手49を回動させ
た際、継手49の突部492が駆動子10の突起
106を乗り越えて最終的には継手46が自らト
リマー駆動杆46との係合位置へと向かおうとす
る。このために継手49はその軸部491をトリ
マー駆動杆46に係合させた状態においてはトリ
マー駆動杆46との係合状態を自己保持するもの
である。
こうして可動刃40が駆動されるトリマーブロ
ツク4を使用することで毛剃りを行なう際、固定
刃41及び可動刃40の刃先と基板43の先端と
が一直線上に位置していることから、可動刃40
の刃先が基板43に邪魔されることなく肌に密着
するものであり、毛を短く剃ることができて外刃
21と内刃ブロツク22の内刃とによる仕上げ剃
りを行なう際に、外刃21における小さな導入孔
に誘い込める長さにすることができるものであつ
て、剃り残しをなくすことができるものである。
そしてここにおける押さえばね42は、その後縁
が基台により保持され、前下方に向けて突出して
いるばね片423の先端が可動刃40の上面を押
圧しているものであるとともに、可動刃40の往
復動のガイドを行なつているガイドボス432が
ばね片423に形成されている開口を通つている
ものであることから、押さえばね42が可動刃4
0を押圧している地点から可動刃40の刃先まで
の寸法lを短くすることができるとともに、上記
地点からガイドボス432による可動刃40のガ
イドの中心までの寸法Sも短くすることができる
ものであり、このために可動刃40と固定刃41
との両刃先の接触圧の効率が良く、また可動刃4
0の往復動によるところの押さえばね42のこじ
れもなく、安定したばね力が確保されるものであ
り、切れ味が安定したものとなつているものであ
る。尚、固定刃41に設けた透孔411及び取付
基板44に設けた排出口447と、刃フレーム2
に設けた開口260は、可動刃40と基板43と
の間の隙間からトリマーブロツク4の内部に侵入
した毛くずを洗い流すための通路を構成している
ものであつて、このように毛くずの排出を容易な
ものとすることにより、基板43下面と可動刃4
0上面との間を通つて後方へと送られた毛くずが
トリマーブロツク4内部に溜まつて可動刃40の
動きを阻害することがないようにしているもので
ある。
スイツチハンドル7を引き下げると、スライド
レバー20は復帰ばね205の力によつて下方へ
と移動し、軸部491を下げる方向に継手49を
回動させることから、継手49とトリマー駆動杆
46との係合が解除され、元の状態に復帰する。
第8図及び第9図に他の実施例を示す。ここに
おける押さえばね42は、その後部片422に形
成した固定孔425に基板43から垂下した固定
ボス438を通してヒートシールすることで基板
43に固着するものとしてあるとともに、前下方
に向けて突出する一対のばね片423の各先端を
下方に向けて折曲してガイド片424を形成して
ある。また可動刃40には細長いスリツト状のガ
イド孔401を設けて、押さえばね42のガイド
片424が入るようにしてある。すなわち、押さ
えばね42による可動刃40の押圧は、押さえば
ね42のガイド片424と係合することで可動刃
40のガイドがなされるガイド孔401の孔縁で
行なつて、前記寸法Sを略0とすると同時に、押
圧点から可動刃40の刃先までの寸法lが小さく
なるようにしているものである。
第10図及び第11図に示す実施例は、可動刃
40の往復動のガイドを取付基板44側から行な
うようにしたものであつて、取付基板44の上部
片から固定刃41を貫通して固定刃41の上方に
突出するガイド突起448を突設し、可動刃40
の前部下面には下方に開口するガイドレール40
3を設けたものである。このガイドレール403
とガイド突起448とで可動刃40の往復動のガ
イドを行なうわけであり、そしてガイドレール4
03の位置を押さえばね42による可動刃40の
押圧点の他面とすることで、可動刃40のガイド
中心と押圧点との間の寸法Sを小さくしていると
同時に、押圧点と可動刃40刃先との間の寸法l
を小さくしているものである。
第12図及び第13図は、押さえばね42の基
台への取付構造の他例を示すものである。すなわ
ち、取付基板44から突設されて基板43下面と
の間で押さえばね42を挟持するフツク448の
先端部を中空の弾性に富んだものとし、合成樹脂
の成形品として形成されることから、フツク44
8の突出寸法に誤差が生じることを避けられない
わけであるが、中空で弾性に富んだものとなつて
いることから、寸法誤差があつても確実に押さえ
ばね42の後端を基板43との間で挟持固定する
ことができるようにしているものである。特に図
示例のもののようにトリマーブロツク4が網状外
刃21とこれの内面に往復駆動されて摺接する内
刃とからなる主刃部に隣接させて設けたものにお
いてはトリマーブロツク4全体の厚みを薄くする
必要があるわけであるが、このような時にも押さ
えばね42の固定のために占有するスペースが少
なくてしかも確実な固定とすることができるもの
である。
また第14図から第16図に示しているのは、
前述のように可動刃40を肉厚の薄いものとする
とともにこの可動刃40を肌側に配置すること
で、毛を短く切断することができるようにしたも
のにおいては、トリマー駆動杆46の球状突起4
7と係合する係合座45の固着部分、つまりは動
力を受ける部分の剛性が低くなりやすく、可動刃
40が変形をきたすおそれを有している。この点
に鑑み、可動刃40の係合座45の固着部分の前
後に往復動方向に長い補強用のリブ403を設け
ているものである。第17図及び第18図に示す
ように、合成樹脂にて形成されている係合座45
から可動刃40のガイド孔401の前後の下面に
当接する補強片451を一体に延設してもよい。
可動刃40のたわみ変形が少なくなることから、
可動刃40への動力伝達が確実になされ、切れ味
の良いものとすることができるものである。
[発明の効果] 以上のように本発明においては押さえばねが可
動刃を押圧する点と、可動刃がその往復動につい
てガイドされる点との間の寸法が短く、また上記
押圧点から可動刃の刃先までの寸法が短くされて
いることから、押さえばねにこじれが生じてしま
うことがなくて押圧力の変化が少ないために、そ
して押さえばねからの力が確実に可動刃と固定刃
との互いに摺接する刃先に伝わるために、可動刃
と固定刃との接触圧が常時一定に保たれて切れ味
が安定するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明一実施例の縦断面図、第2図乃
至第4図は同上の分解斜視図、第5図は同上の基
板の下面を示す斜視図、第6図は同上の基板と押
さえばねとの破断斜視図、第7図は同上の断面
図、第8図は他の実施例の分解斜視図、第9図は
同上の断面図、第10図は更に他の実施例の分解
斜視図、第11図は同上の断面図、第12図は取
付基板の他例の斜視図、第13図は同上の断面
図、第14図は可動刃の他例を示す断面図、第1
5図は同上の可動刃の破断斜視図、第16図は同
上の可動刃及びトリマー駆動杆の破断斜視図、第
17図は更に他例の可動刃を示す斜視図、第18
図は同上の可動刃とトリマー駆動杆の破断斜視
図、第19図は従来例の断面図、第20図は同上
の押さえばねの斜視図、第21図は他の従来例の
断面図であつて、4はトリマーブロツク、40は
可動刃、41は固定刃、42は押さえばね、43
は基板、44は取付基板、403はガイドレー
ル、423はばね片、424はガイド片を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 前縁が櫛歯状とされた固定刃と、前縁が櫛歯
    状とされて固定刃に対して往復駆動される可動刃
    と、固定刃に可動刃を押し付ける押さえばねと、
    これらの部材が装着される基台とからなるトリマ
    ーブロツクを備えた電気かみそりにおいて、後端
    が基台で支持された押さえばねの前方に向け突出
    するばね片先端が、可動刃の刃先及び可動刃の往
    復動のガイド位置の近傍位置で可動刃に接触して
    いることを特徴とする電気かみそり。 2 押さえばねのばね片は開口を有しているもの
    であつて、基台から突設されて可動刃のガイド孔
    と係合して可動刃の往復動のガイドを行なうガイ
    ド部材がばね片の開口に挿通されていることを特
    徴とする特許請求の範囲第1項記載の電気かみそ
    り。 3 基台から突設されて固定刃を貫通するガイド
    部材と係合して可動刃の往復動のガイドを行なう
    ガイドレールが、可動刃における押さえばねの接
    触点の他面に設けられていることを特徴とする特
    許請求の範囲第1項記載の電気かみそり。 4 押さえばねのばね片先端からガイド片が突設
    されており、可動刃に設けられたスリツト状ガイ
    ド孔にガイド片が係合するとともにガイド孔の孔
    縁にばね片が接触していることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載の電気かみそり。
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