JPS63246309A - エアゾ−ル組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は化粧料、さらに詳しくは、水仕事などによる乳
あれ（主に手あれ）から皮膚を保護する皮膚化粧料に関
する。

［従来の技術］ 従来、水仕事などによる肌あれから皮膚を保護するため
にはハンドクリームが汎用されてきた。

ハンドクリームは水仕事などにより失われた皮脂を補給
し、さらに保湿剤や水の配合により皮膚に柔軟性を付与
している。

［発明が解決しようとする問題点］ しかしながら、ハンドクリームは水洗によって容易に洗
い流されてしまうので皮膚保護効果は必ずしも満足でき
るものではない。

現に、主婦のなかには炊事、洗濯などの変型なる水仕事
による手あれに悩んでいる人は多い。

手洗い回数の多い歯科医などでは治療器具や患者に付着
してはならないのでハンドクリームを使用することもで
きず手あれがすすみ、ひどい場合には不快な皮膚炎症に
まで至ることが多い。

また、理容師などのなかにも手洗いによる肌あれに加え
て染毛剤、パーマ液による炎症を訴える人が少なくない
。

［問題点を解決するための手段］ 本発明者等は、このような事情に鑑み、水仕事から効果
的に皮膚を保護（特に水洗を繰返しても保護効果が失わ
れない）シ、且つさっばりした使用感を有していて接触
物への付着が少なく、塗布むらがなく簡単に均一に塗布
できる皮膚化粧料を得ることを目的に鋭意研究をおこな
った結果、高分子量シリコーンをもちい、これをフロン
ガス、ＬＰＧ等の液化ガスに溶解し、エアゾールとする
ことにより皮膚上に均一に塗布することが容易であり、
ベタつきを感じず長時間にわたって皮膚を保護し、水洗
などによって容易に洗い流されない事を見出し、この知
見にもとすいて本発明を完成するに至った。すなわち本
発明は、 一般式 （Ｒ１はメチル基または一部がフェニル基を表し、Ｒ２
はメチル基または水酸基を表す。また、ｎは３．０００
〜２０．０００の整数を表す。）で表される高分子量シ
リコーンの一種または二種以上と、フロンガス及び／又
は液化石油ガスを含有する事を特徴とするエアゾール組
成物を提供するものである。

以下本発明の構成について詳述する。

本発明の高分子量シリコーンは一般式 （Ｒ１はメチル基または一部がフェニル基を表し、Ｒ２
はメチル基または水酸基を表す。声だ、ｎ　ハ３．００
０〜２０．０００（７）整数を表す。）で表されるもの
で、式中のｎの値は３．０００〜２０．０００である。

分子量でいうと、約２２万〜１５０万程度であり、性状
は常温で軟質ブム状を呈している。

具体的な構造を化学名で示せば、ジメチルポリシロキサ
ン、メチルフェニルポリシロキサン、末端水酸基含有ジ
メチルポリシロキサン、末端水酸基含有メチルフェニル
ポリシロキサンなどが挙げられる。

従来、重合度が３〜６５０の範囲のジメチルポリシロキ
サンは化粧料成分として使用されているが、本発明のご
とき高分子量のシリコーンを化粧料に配合した例は全く
みられない。

本発明における高分子量シリコーンの配合量は化粧料全
量中の２〜５０重量％、好ましくは２〜３０重量％であ
る。２％未満では十分な効果が得られず、５０％を超え
ると溶解しにくくなる。

本発明において用いられる噴射剤は通常エアゾール製品
に用いられる噴射剤を用いることが出来る。具体例をあ
げるとフロン１１、フロン１２、フロン２１、フロン１
１３、フロン１１４等のフロンガス、プロパン、イソブ
タン、ノルマルブタンおよびその混合物である液化石油
ガス（以下ＬＰＧと略す）等の液化ガスである。これら
の噴射剤に加えてジメチルエーテル、炭酸ガス、窒素ガ
スを用いてもよい。これらのガスは単独でもまた２種以
上を混合して用いることも出来る。

配合量は５〜９０重量％であり、５％未満では良好な噴
射状態が得られない。

本発明のエアゾール組成物には上記の必須構成成分に加
えて、水性成分および適切な界面活性剤を配合し、乳化
技術を駆使することによって耐水性を失わない範囲で油
中水型又は水中油型の乳化組成物とすることも可能であ
る。

乳化系の場合は、高分子量シリコーンを含む油相をノニ
オン界面活性剤、カチオン界面活性剤、アニオン界面活
性剤あるいはそれらの混合物で乳化して用いるのが一般
的であるが、その際に、あらかじめ界面活性剤と水溶性
多価アルコールとの混合物を調整し、ついで油相と混合
して乳化組成物を得る方法が好ましい。

水溶性多価アルコールは、分子内に２個以上の水酸基を
有する多価アルコールであり、具体例を挙げればエチレ
ングリコール、プロピレングリコール、１，３−ブチレ
ングリコール、１，４−ブチレングリコール、ジプロピ
レングリコール、グリセリン、ポリグリセリン（ジグリ
セリン、トリグリセリン、テトラグリセリン、デカグリ
セリンなど）、グルコース、マルトース、マルチトール
、ショ糖、フラクトース、キシリトール、ソルビトール
、マルトトリオース、スレイトール、エリスリトール、
デンプン分解還元アルコールなどであり、これらのうち
から一種または二種以上が任意に選択されて用いられる
。

乳化型原液の油相を構成する油としては、つぎのような
油を挙げることができる。

即ち、オリーブ油、ヤシ油、サフラワー油、ヒマシ油、
綿実油などの油脂類、ラノリン、ホホバ油、カルナバロ
ウなどのロウ類、流動パラフィン、スクワラン、ワセリ
ン、揮発性イソパラフィンなどの炭化水素油、脂肪酸類
、アルコール類、オクタン酸セチル、ミリスチン酸イソ
プロピルなどのエステル油、ジメチルポリシロキサン、
メチルフェニルポリシロキサンなどのシリコーン油など
、化粧料で一般に用いられる油である。

上記成分の一般的な配合量は、界面活性剤が皮膚化粧料
全量中の０．５〜１０重量％、有機シリコーン樹脂を含
む油相が２０〜８０重量％であり、あらかじめ界面活性
剤と水溶性多価アルコールとの混合物を調製して油相と
混合して乳化組成物を得る方法の場合は、界面活性剤が
１〜２０重量％、有機シリコーン樹脂を含む油相が１０
〜７０重量％、水溶性多価アルコールが化粧料全量中の
５〜３０重量％で界面活性剤に体して５０〜９９重量％
程度にするのが好ましい。

本発明の皮膚化粧料には上記の必須構成成分の他に、目
的に応じて本発明の効果をそこなわない量的質的範囲内
で、紫外線吸収剤、酸化防止剤、防腐剤、消炎剤、ビタ
ミン、ホルモンなどの薬剤、香料などの通常化粧料に配
合される他の成分を配合することは可能である。

［実施例］ 以下、実施例により本発明をさらに詳細に説明する。本
発明は、これらによって限定されるものではない。配合
量は全て重量％である。

実施例１ １：流動パラフィン　　　　　　　　　　２．０％２：
オクタン酸ゼチル　　　　　　　　　８．０３＝　ジメ
チルポリシロキサン （Ｒ１およびＲ２はメチル基、 ｎ　＝７，０００　　　　　　　　　　３５．０４：　
トリクロロフルオロメタン （フロン１１　）　　　　　３５．０ ５＝　ジクロロジフルオロメタン （フロン１２　）　　　　　２０．０ １〜３を７０〜８０℃で撹拌溶解後、エアゾール缶に充
填しバルブ装着後クリンプ、４および５のガスの充填を
行い、エアゾール化粧料を得た。

実施例１は皮膚上に均一良好な薄膜を形成し撥水性良好
で長時間皮膚を保護する作用を有していた。又、実施例
１を塗布した手で金属などにふれても成分が付着するこ
とはなかった。

実施例２ １：　ジメチルポリシロキサン　５ＣＳ　　　１５．０
％２：　クリセリルトリイソステアレート５．０３：　
メチルフェニルポリシロキサン （ｒｔｘの１０％がフェニル基で残りはメチル基、Ｒ２
はメチル基、 ｎ　＝１５，０００　）　　　　　　　　　　　５．０
４：　流動パラフィン　　　　　　　　　　２．０５＝
　ミリスチン酸イソプロピル　　　　　３．０６＝　ジ
クロロテトラフルオロエタン （フロン１１４　）　　　　１０．０ ７：　ジクロロジフルオロメタン （フロン１２　）　　　　　６０．０ １〜５を５０〜６０℃で撹拌溶解のち、エアゾール缶に
充填、バルブ装着後クリンプ、６および７のガス充填を
行ない、エアゾール化粧料を得た。

実施例２は、皮膚上に均一良好な薄膜を形成し撥水性良
好で、長時間皮膚を保護する作用を有していた。

実施例８ １：　流動パラフィン　　　　　　　　　１５．０％２
：　固形パラフィン　　　　　　　　　　２．０３二　
３マイクロクリタリンワツクス　　　３．０４：　末端
水酸基含有ジメチルボリシ ロキサン　（Ｒｔはメチル基、 Ｒ２は水酸基　ｎ　＝５，０００　）　　　　　３０．
０５二　ミリスチン酸イソプロピル　　　　１０．０６
＝　香料　　　　　　　　　　　　　　適量７：　ビタ
ミンＥアセテート３！ｉ量 ８：　窒素ガス　　　　　　　　　　　　　１０．０９
：　　ＬＰＧ　　　　　　　　　　　　　　　３０．０
１〜７を７０〜８０℃で撹拌溶解し、エアゾール缶に充
填、バルブ装着後クリンプし、８および９のガス充填を
行ないエアゾール組成物を得た。

実施例３はさっばりとした使用感で、長時間皮膚を保護
する作用を有していた。また、実施例３を塗布した手で
コツプなどを以ても成分の付着はみられなかった。

さらに実施例３は耐水性に優れており、石鹸で５回洗浄
した後でも良好な撥水性を有していた。

実施例４ １：　流動パラフィン　　　　　　　　　　５・０％２
：　末端水酸基含有メチルポリシロキサン　（Ｒ１の５
％がフェニル基で 残りはメチル基、Ｒ２は水酸基、 ｎ　＝２０，０００　　）　　　　　　　　　　　２０
．０３：　ソルビタンモノオレート３．０ ４　：　　ＰＯＥ（５０）硬化ヒマシ油誘導体　　　　
２．０５＝　防腐剤　　　　　　　　　　　　　適量６
：　ジプロピレングリコール　　　　　　５．０７：　
イオン交換水　　　　　　　　　　２０．０８：　ジメ
チルエーテル　　　　　　　　　１０．０９：　ジクロ
ロテトラフルオロエタン （フロン１１４）　　　　５．０ １０：　ジクロロジフルオロメタン （フロン１２　）　　　３０．０ １〜４を７０〜８０℃で撹拌溶解し、これに５，６を７
に溶解したものを添加して乳化し、これをエアゾール缶
に充填しバルブを取り付はクリンプし、８．９，１０の
ガスを充填し振盪してエアゾール組成物を得た。

実施例４は、撥水性が高く、長時間皮膚を保護する作用
を有していた。

［発明の効果］ 本発明のエアゾール組成物は、塗布が容易で皮膚上に均
一なシリコーン薄膜を形成し、長時間にわたって皮膚を
保護し、水洗などによっても容易に洗い流されることが
ない。さらに、塗布した手などで触れても対象物に対す
る付着が少ない・皮膚化粧料である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ （Ｒ＿１はメチル基または一部がフェニル基を表し、Ｒ
   ＿２はメチル基または水酸基を表す。また、ｎは３，０
   ００〜２０，０００の整数を表す。）で表される高分子
   量シリコーンの一種または二種以上と、フロンガス及び
   ／又は液化石油ガスを含有する事を特徴とするエアゾー
   ル組成物。