JPS63246301A - 交信撹乱による害虫防除方法 - Google Patents
交信撹乱による害虫防除方法Info
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- JPS63246301A JPS63246301A JP62078943A JP7894387A JPS63246301A JP S63246301 A JPS63246301 A JP S63246301A JP 62078943 A JP62078943 A JP 62078943A JP 7894387 A JP7894387 A JP 7894387A JP S63246301 A JPS63246301 A JP S63246301A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、性フェロモンを利用し害虫の交信を撹乱させ
て害虫防除をする方法に関するものである。
て害虫防除をする方法に関するものである。
性フェロモンを利用した交信攪乱法による害虫防除は、
ワタアカミムシ、チャハマキ、ナシヒメシンクイガ等多
くの害虫に対して試みられ、ある程度の効果を挙げてき
た。この方法がlOOヘクタール以上の広範囲な圃場で
実施される時にはそれ程問題はないが、比較的小さい圃
場で実施する時には幾つかの問題点が提起されている。
ワタアカミムシ、チャハマキ、ナシヒメシンクイガ等多
くの害虫に対して試みられ、ある程度の効果を挙げてき
た。この方法がlOOヘクタール以上の広範囲な圃場で
実施される時にはそれ程問題はないが、比較的小さい圃
場で実施する時には幾つかの問題点が提起されている。
その一つは風の影響である。一般に風の強い圃場では、
境界面で効果が乏しい点である。此の事は、周辺部分で
は充分なフェロモン濃度を維持出来ないことに由来する
と思われる。これらの対策として、周辺部分にフェロモ
ン源(ディスペンサ)を多く設置することが知られ一般
に行なわれている。
境界面で効果が乏しい点である。此の事は、周辺部分で
は充分なフェロモン濃度を維持出来ないことに由来する
と思われる。これらの対策として、周辺部分にフェロモ
ン源(ディスペンサ)を多く設置することが知られ一般
に行なわれている。
しかし、更に大きな問題としてフェロモンを設置した周
辺の圃場で、逆に害虫の濃度が増加するという現象が認
められ、その対策が必要となってきた。
辺の圃場で、逆に害虫の濃度が増加するという現象が認
められ、その対策が必要となってきた。
〔問題点を解決するための手段とその作用〕本発明者ら
は、これらの点に鑑みて種々検討の結果、害虫の交信攪
乱をするため誘引性を有する性フェロモンだけを使用す
るのではなく、誘引性を認められない性フェロモンを構
成する成分の一部を利用する方法を見出した。すなわち
性フェロモンのプレカーサ物質もしくは誘引を阻害する
物質な植種的にこれらに添加することにより著しい効果
が得られる。
は、これらの点に鑑みて種々検討の結果、害虫の交信攪
乱をするため誘引性を有する性フェロモンだけを使用す
るのではなく、誘引性を認められない性フェロモンを構
成する成分の一部を利用する方法を見出した。すなわち
性フェロモンのプレカーサ物質もしくは誘引を阻害する
物質な植種的にこれらに添加することにより著しい効果
が得られる。
か〜る知見に基きなされた本発明の交信攪乱による害虫
防除方法は、性フェロモンに性フェロモンのプレカーサ
物質や誘引阻害物質を配合した性フェロモン組成物を放
散させるものである。
防除方法は、性フェロモンに性フェロモンのプレカーサ
物質や誘引阻害物質を配合した性フェロモン組成物を放
散させるものである。
以下これについて詳述する。
本発明の防除方法で使用される性フェロモンのプレカー
サ物質は、通常、昆虫の雌の分泌腺に存在し、それが酵
素によりエステル化、酸化又は脱水素化等の反応を受け
て性フェロモン物質となり、大気中に放出される。プレ
カーサ物質としては、性フェロモンが不飽和脂肪族アセ
テートの場合、その同じアセテートをケン化することに
よって生成する不飽和脂肪族アルコールもしくはそれが
水素化された飽和脂肪族アルコールである場合が良く知
られている。又、不飽和脂肪族アルデヒドを性フェロモ
ンとする場合は、それを還元して生成する不飽和脂肪族
アルコールもしくはそのアセテートがプレカーサ物質と
して知られている。
サ物質は、通常、昆虫の雌の分泌腺に存在し、それが酵
素によりエステル化、酸化又は脱水素化等の反応を受け
て性フェロモン物質となり、大気中に放出される。プレ
カーサ物質としては、性フェロモンが不飽和脂肪族アセ
テートの場合、その同じアセテートをケン化することに
よって生成する不飽和脂肪族アルコールもしくはそれが
水素化された飽和脂肪族アルコールである場合が良く知
られている。又、不飽和脂肪族アルデヒドを性フェロモ
ンとする場合は、それを還元して生成する不飽和脂肪族
アルコールもしくはそのアセテートがプレカーサ物質と
して知られている。
これらの性フェロモンのプレカーサ物質を性フェロモン
と一緒に用いて雄に対する誘引活性テストを行うと、多
くの場合、誘引阻害物質として働く、完全な誘引阻害物
質として働かないまでも、誘引活性に影響を及ぼすもの
が多い。
と一緒に用いて雄に対する誘引活性テストを行うと、多
くの場合、誘引阻害物質として働く、完全な誘引阻害物
質として働かないまでも、誘引活性に影響を及ぼすもの
が多い。
本発明の防除方法で使用されるもう一つの物質である性
フェロモンの誘引阻害物質は、前記した性フェロモンの
プレカーサ物質と一致する場合が多い、しかし性フェロ
モンのプレカーサ物質として知られていない場合もある
。性フェロモンが前記したアセテート系でもアルデヒド
系でも、やはり不飽和脂肪族アルコールが誘引阻害物質
として良く知られている。これらの性フェロモンのプレ
カーサ物質や誘引阻害物質を性フェロモンに対して0.
5〜20%添加してこれを使用して交信攪乱を行うと、
性フェロモン単独で行うよりもより優れた効果を得るこ
とが出来る。
フェロモンの誘引阻害物質は、前記した性フェロモンの
プレカーサ物質と一致する場合が多い、しかし性フェロ
モンのプレカーサ物質として知られていない場合もある
。性フェロモンが前記したアセテート系でもアルデヒド
系でも、やはり不飽和脂肪族アルコールが誘引阻害物質
として良く知られている。これらの性フェロモンのプレ
カーサ物質や誘引阻害物質を性フェロモンに対して0.
5〜20%添加してこれを使用して交信攪乱を行うと、
性フェロモン単独で行うよりもより優れた効果を得るこ
とが出来る。
代表的な例であるアルコール類の場合について、以下そ
の詳細をチャノコカクモンハマキについて説明する。チ
ャノコカクモンハマキの性フェロモンの構成成分はZ−
11−テトラデセニルアセテ − ト (Z−11−T
DA) 31%、Z−9−TDA 83$、E−
11−TDA4z、10−メチルドデシルアセテート(
10−MeDDA) 2%である。この組成物を交信攪
乱剤として使用する場合に、は1周辺部に問題が生じる
ことが知られている。その為それ対応するZ−11−テ
トラデセニルアルコール(Z−11−TOOL)、 Z
−9−テトラデセニルアルコール(Z−9−TOOL)
を0.5〜20%添加する時、周辺部での問題も解決す
ることが知られた。アルコールの添加量として、0.5
%以下では添加効果ない、20%以上ではその添加効果
が強められないばかりでなく、有効成分が減少するため
か、中心部での交尾阻害効果も減少することが知られた
。最も好ましい添加量は、0.8〜10%である。この
効果は、誘引阻害物質によるものか、アルコール類の交
尾阻害効果に影響するものかは必ずしも明解ではない。
の詳細をチャノコカクモンハマキについて説明する。チ
ャノコカクモンハマキの性フェロモンの構成成分はZ−
11−テトラデセニルアセテ − ト (Z−11−T
DA) 31%、Z−9−TDA 83$、E−
11−TDA4z、10−メチルドデシルアセテート(
10−MeDDA) 2%である。この組成物を交信攪
乱剤として使用する場合に、は1周辺部に問題が生じる
ことが知られている。その為それ対応するZ−11−テ
トラデセニルアルコール(Z−11−TOOL)、 Z
−9−テトラデセニルアルコール(Z−9−TOOL)
を0.5〜20%添加する時、周辺部での問題も解決す
ることが知られた。アルコールの添加量として、0.5
%以下では添加効果ない、20%以上ではその添加効果
が強められないばかりでなく、有効成分が減少するため
か、中心部での交尾阻害効果も減少することが知られた
。最も好ましい添加量は、0.8〜10%である。この
効果は、誘引阻害物質によるものか、アルコール類の交
尾阻害効果に影響するものかは必ずしも明解ではない。
対象の害虫によってアルコールは異るが、チャハマキの
場合は、 Z−11−TOOL、Z−9−DDOL又は
11−ドデセニルアルコール(11−DDOL)、及び
それらの混合物を性フェロモンに対して0.5〜20%
添加して使用すると同様の効果が得られる。同様にワタ
アカミムシに対しZZ/ZE−7、11−へキサデカジ
ェニルアルコール(ZZ/ZE−7,11−HDDOL
)が適当である。またコナガに対しZ−11−ヘキサデ
セニルアルコール(z−t t−unot)又はZ−9
−TIIOL、及びコレラノ混合物が適当である。
場合は、 Z−11−TOOL、Z−9−DDOL又は
11−ドデセニルアルコール(11−DDOL)、及び
それらの混合物を性フェロモンに対して0.5〜20%
添加して使用すると同様の効果が得られる。同様にワタ
アカミムシに対しZZ/ZE−7、11−へキサデカジ
ェニルアルコール(ZZ/ZE−7,11−HDDOL
)が適当である。またコナガに対しZ−11−ヘキサデ
セニルアルコール(z−t t−unot)又はZ−9
−TIIOL、及びコレラノ混合物が適当である。
性フェロモン組成物を交信攪乱剤として使用する場合、
これを制御して放散させ、圃場で長期間連続的に放散さ
せる必要がある。放散制御用製剤の材質及び形態として
は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ホリエチレンー酢
酸ヒニルコーボリマ、塩化ビニル等のプラスチック膜で
包みこんだ細管、ラミネートフィルム製の袋、カプセル
等が例示できる。
これを制御して放散させ、圃場で長期間連続的に放散さ
せる必要がある。放散制御用製剤の材質及び形態として
は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ホリエチレンー酢
酸ヒニルコーボリマ、塩化ビニル等のプラスチック膜で
包みこんだ細管、ラミネートフィルム製の袋、カプセル
等が例示できる。
本発明の交信攪乱による害虫防除方法によれば、性フェ
ロモンに性フェロモンのプレカーサ物質や誘引阻害物質
を配合した性ブエロモン組成物が放散されるから、性フ
ェロモン単独の場合と比較して圃場の周辺部における害
虫濃度が確実に減少する。それのみならず、交尾阻害効
果も強く、より効果的に害虫防除がなされる。
ロモンに性フェロモンのプレカーサ物質や誘引阻害物質
を配合した性ブエロモン組成物が放散されるから、性フ
ェロモン単独の場合と比較して圃場の周辺部における害
虫濃度が確実に減少する。それのみならず、交尾阻害効
果も強く、より効果的に害虫防除がなされる。
以下本発明の各実施例を詳細に説明する。しかし本発明
はこれらの実施例によ、り特定されるものではない。
はこれらの実施例によ、り特定されるものではない。
実施例1
チャノコカクモンハマキの性フェロモンとそれに対して
1重量%の対応アルコールを添加した時の圃場周辺部の
誘引数と、中心部での交尾率を測定した結果を第1表に
示す、試験した圃場の広さは20アールで000本の茶
の樹にディスペンサを均一に設置し性フェロモン組成物
を放散させた。ディスペンサはポリエチレン製L1.
(有効成分、Ac11ve Ingredient)4
0mgを含有しており、有効成分は性フェロモンとこれ
にアルコールを添加したものである。
1重量%の対応アルコールを添加した時の圃場周辺部の
誘引数と、中心部での交尾率を測定した結果を第1表に
示す、試験した圃場の広さは20アールで000本の茶
の樹にディスペンサを均一に設置し性フェロモン組成物
を放散させた。ディスペンサはポリエチレン製L1.
(有効成分、Ac11ve Ingredient)4
0mgを含有しており、有効成分は性フェロモンとこれ
にアルコールを添加したものである。
比較例1は性フェロモンだけを設置して放散させた圃場
、比較例2は性フェロモンを全く設置しない圃場で同じ
測定をする。
、比較例2は性フェロモンを全く設置しない圃場で同じ
測定をする。
その結果、第1表に示すように実施例1による圃場では
、周辺部トラップへの誘引数が少なくなり、中心部の交
尾率も減少し、周辺圃場へ悪影響を及ぼすことなく、性
フェロモンの交信攪乱による優れた防除効果が認められ
た。
、周辺部トラップへの誘引数が少なくなり、中心部の交
尾率も減少し、周辺圃場へ悪影響を及ぼすことなく、性
フェロモンの交信攪乱による優れた防除効果が認められ
た。
尚、誘引数の測定は圃場周辺に設置されたトラップ内で
誘殺された数を調べる。交尾率の測定は、処女雌の翅を
細い糸で縛ってつなぎ、逃げないようにして圃場中央部
へ置き、その雌の交尾率を測定する。
誘殺された数を調べる。交尾率の測定は、処女雌の翅を
細い糸で縛ってつなぎ、逃げないようにして圃場中央部
へ置き、その雌の交尾率を測定する。
実施例2〜5
チャハマキの交信攪乱テストについて、周辺部への虫の
飛来をテストする目的で、lOアールの圃場に第2表に
示す各種性フェロモン組成物をポリエチレン製ディスペ
ンサに50mg充填し、300本設置した。試験結果を
同じく第2表に示す、尚、性フェロモン組成物中のナチ
ュラル成分は、 Z−11−TDA88L Z−9−ド
デセニル7 セテ−ト(Z−9−ODA) 9111−
ドデセニルアセテート(11−ODA) 3%、の混合
物である。比較例3はナチュラル成分のみ放散した圃場
、比較例4は性フェロモンを一切放散しない圃場である
。
飛来をテストする目的で、lOアールの圃場に第2表に
示す各種性フェロモン組成物をポリエチレン製ディスペ
ンサに50mg充填し、300本設置した。試験結果を
同じく第2表に示す、尚、性フェロモン組成物中のナチ
ュラル成分は、 Z−11−TDA88L Z−9−ド
デセニル7 セテ−ト(Z−9−ODA) 9111−
ドデセニルアセテート(11−ODA) 3%、の混合
物である。比較例3はナチュラル成分のみ放散した圃場
、比較例4は性フェロモンを一切放散しない圃場である
。
実施例6〜7
10アールのキャベツ畑4区を使い、コナガの交信攪乱
テストを行った。ナチュラル成分はZ−11−ヘキサデ
セニルアルデヒド(Z−11−HDAL) 50%及び
Z−11−ヘ+ サデセ= ルア セテ−) (Z−1
1−ODA) 50%の混合物である。比較例5はナチ
ュラル成分のみを放散した圃場、比較例6は性フェロモ
ンを一切放散しない圃場である。尚、フェロモンディス
ペンサは、A、1.2.5.を含有する長さ10脂のポ
リエチレン製ディスペンサを、キャベツの株上30cm
の所へ張ることによって設置した。
テストを行った。ナチュラル成分はZ−11−ヘキサデ
セニルアルデヒド(Z−11−HDAL) 50%及び
Z−11−ヘ+ サデセ= ルア セテ−) (Z−1
1−ODA) 50%の混合物である。比較例5はナチ
ュラル成分のみを放散した圃場、比較例6は性フェロモ
ンを一切放散しない圃場である。尚、フェロモンディス
ペンサは、A、1.2.5.を含有する長さ10脂のポ
リエチレン製ディスペンサを、キャベツの株上30cm
の所へ張ることによって設置した。
第1表
(以下余白)
第2表
(以下余白)
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、性フェロモン100重量部と、性フェロモンのプレ
カーサ物質もしくは誘引阻害物質0.5〜20重量部と
を含む性フェロモン組成物を放散させることを特徴とす
る交信攪乱による害虫防除方法。 2、前記性フェロモン組成物のプレカーサ物質もしくは
誘引阻害物質がアルコール類である特許請求の範囲第1
項記載の交信攪乱による害虫防除方法。 3、前記アルコール類が性フェロモン組成中のアセテー
トの鹸化により生成するアルコール類である特許請求の
範囲第2項記載の交信攪乱による害虫防除方法。 4、前記アルコール類がチャハマキに対しZ−11−テ
トラデセニルアルコール、Z−9−ドデセニアルアルコ
ール、11−ドデセニアルアルコールから選ばれる1又
は2以上の混合物である特許請求の範囲第3項記載の交
信攪乱による害虫防除方法。 5、前記アルコール類がワタアンカミムシに対しZZ/
ZE−7,11−ヘキサデカンエニルアルコールである
特許請求の範囲第3項記載の交信攪乱による害虫防除方
法。 6、前記アルコール類がコカクモンハマキに対しZ−1
1−テトラデセニアルアルコール又はZ−9−テトラデ
セニアルアルコールである特許請求の範囲第3項記載の
交信攪乱による害虫防除方法。 7、前記アルコール類がコナガに対しZ−11−ヘキサ
デセニルアルコール又はZ−9−テトラデセニルアルコ
ール、及びそれらの混合物である特許請求の範囲第項記
載の交信攪乱による害虫防除方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62078943A JPH0637363B2 (ja) | 1987-03-31 | 1987-03-31 | 交信撹乱による害虫防除方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP62078943A JPH0637363B2 (ja) | 1987-03-31 | 1987-03-31 | 交信撹乱による害虫防除方法 |
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JPS63246301A true JPS63246301A (ja) | 1988-10-13 |
JPH0637363B2 JPH0637363B2 (ja) | 1994-05-18 |
Family
ID=13675967
Family Applications (1)
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JP62078943A Expired - Lifetime JPH0637363B2 (ja) | 1987-03-31 | 1987-03-31 | 交信撹乱による害虫防除方法 |
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JP (1) | JPH0637363B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006213622A (ja) * | 2005-02-02 | 2006-08-17 | Gifu Univ | カキノヘタムシガの交信攪乱剤、及びカキノヘタムシガの交信攪乱方法 |
JP2010047564A (ja) * | 2008-07-24 | 2010-03-04 | Shin-Etsu Chemical Co Ltd | アセテートを含む交信撹乱剤及びこれを用いた交信撹乱方法 |
JP2011162541A (ja) * | 2010-01-12 | 2011-08-25 | Shin-Etsu Chemical Co Ltd | チャノホソガの交信撹乱剤 |
JP2013014585A (ja) * | 2011-06-09 | 2013-01-24 | Shin-Etsu Chemical Co Ltd | アセテートを含む交信撹乱剤を用いた交信撹乱方法 |
CN113940345A (zh) * | 2021-11-19 | 2022-01-18 | 中捷四方生物科技股份有限公司 | 昆虫性信息素反-8-十二碳烯乙酸酯类似物在使昆虫对性信息素产生拮抗反应中的应用 |
-
1987
- 1987-03-31 JP JP62078943A patent/JPH0637363B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010047564A (ja) * | 2008-07-24 | 2010-03-04 | Shin-Etsu Chemical Co Ltd | アセテートを含む交信撹乱剤及びこれを用いた交信撹乱方法 |
EP2191717A2 (en) | 2008-07-24 | 2010-06-02 | Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. | Acetate-containing mating disruptant and mating distruption method using the same |
EP2191717A3 (en) * | 2008-07-24 | 2013-05-01 | Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. | Acetate-containing mating disruptant and mating distruption method using the same |
EP2932847A1 (en) | 2008-07-24 | 2015-10-21 | Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. | Acetate-containing mating disruptant and mating disruption method using the same |
EP2932846A1 (en) | 2008-07-24 | 2015-10-21 | Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. | Acetate-containing mating disruptant and mating disruption method using the same |
EP2932845A1 (en) | 2008-07-24 | 2015-10-21 | Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. | Acetate-containing mating disruptant and mating disruption method using the same |
JP2011162541A (ja) * | 2010-01-12 | 2011-08-25 | Shin-Etsu Chemical Co Ltd | チャノホソガの交信撹乱剤 |
JP2013014585A (ja) * | 2011-06-09 | 2013-01-24 | Shin-Etsu Chemical Co Ltd | アセテートを含む交信撹乱剤を用いた交信撹乱方法 |
CN113940345A (zh) * | 2021-11-19 | 2022-01-18 | 中捷四方生物科技股份有限公司 | 昆虫性信息素反-8-十二碳烯乙酸酯类似物在使昆虫对性信息素产生拮抗反应中的应用 |
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Publication number | Publication date |
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JPH0637363B2 (ja) | 1994-05-18 |
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