JPS632461Y2 - - Google Patents

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JPS632461Y2
JPS632461Y2 JP18544282U JP18544282U JPS632461Y2 JP S632461 Y2 JPS632461 Y2 JP S632461Y2 JP 18544282 U JP18544282 U JP 18544282U JP 18544282 U JP18544282 U JP 18544282U JP S632461 Y2 JPS632461 Y2 JP S632461Y2
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【考案の詳細な説明】 (1) 考案の技術分野 本考案は、断片織機例えば流体噴射式織機のよ
こ入れ装置に関し、特に過渡的な運転状態でのよ
こ糸の飛走期間を定常時における飛走期間と等し
くなるように制御するための測置に係る。
(2) 背景技術 織機のよこ入れ運動は、織機の回転と正確に同
期していなければならない。このため、よこ入れ
装置特によこ糸把持用のクランパおよびよこ入れ
手段例えば流体噴射用ノズルの流体制御弁は、織
機の主軸と連動して所定の回転角で動作するよう
にしてある。ところが織機の過渡的な運転時例え
ば起動時に、織機の回転数は、すぐに定常な回転
数に達せず、過渡的な期間の後にはじめて定常回
転数となる。この結果、起動時において、クラン
パのよこ糸に対する開放期間およびノズルの流体
噴射期間が定常運転時にそれらの期間よりも長く
なり、したがつてよこ糸の飛走期間は、定常時の
飛走期間よりも長くなる。このため、よこ入れ運
動は、極めて不安定な状態となる。
(3) 従来技術 そこで例えば特公昭57−38699号「ジエツト織
機」の特許公報は、織機の回転数との関連で、よ
こ入れ用の流体量を制御する技術を開示してい
る。しかしその発明では、織機の起動時のよこ糸
の飛走状態が定常回転時と異なるため、よこ入れ
の不安定さは、依然として解決されていない。
(4) 考案の目的 したがつて本考案の目的は、織機の過渡的な回
転状態主として起動時におけるよこ糸の飛走期間
を定常回転時における飛走期間と同じとなるよう
に制御し、よこ入れ運動の安定化を図り、同時に
織布の品質の均一化を実現することである。
(5) 解決手段 上記目的のもとに本考案は、織機の起動時など
の過渡的な回転数から所定の遅れ時間を決定し、
クランパの開放回転角の時点から所定の遅れ時間
の後にそのクランパを開放状態とし、その時点か
らよこ糸の飛走を開始させることにより、過渡的
な回転数のもとでも、よこ糸の飛走期間を常に一
定に保つようにしている。
(6) よこ入れ装置の構成 以下、本考案の構成を図の各実施例にもとづい
て具体的に説明する。
まず第1図は、本考案のよこ入れ装置1の全体
的な構成を示している。よこ糸2は、給糸体3か
ら測長装置4によつて連続的に繰り出され、よこ
入れ時に必要な長さだけ貯留装置5に貯えられて
から、クランパ6を経てノズルなどのよこ入れ手
段7に導かれている。上記クランパ6は、例えば
電磁式の操作器8によつて駆動される。この操作
器8は、制御装置9によつて制御される関係にあ
る。一方、空気または水などのよこ入れ用の流体
10は、供給路11によつて例えば電磁式の噴射
制御弁13を経てよこ入れ手段7に達している。
この噴射制御弁13の操作器12は、操作器8と
同様に制御装置9により操作されるが、これらの
操作器8,12は、織機の運動と同期し、よこ入
れ開始タイミングtSから終了タイミングtEに至る
間で、クランパ6および噴射制御弁13を開放状
態とする。したがつて流体10は、この噴射制御
弁13を通過するとき、供給路11を経てよこ入
れ手段7から噴射し、よこ糸2をひ道中に搬送す
る。
また、織機の主軸15にエンコーダ14が連動
手段16によつて連結されているが、上記制御装
置9は、エンコーダ14の回転角θの運転を入力
情報とし、織機の過渡的な運転状態のときに、織
機の過渡的な回転を入力情報とし、よこ入れ開始
タイミングtSから必要な遅れ時間ΔTを算出し、
この遅れ時間ΔTに対応する遅れタイミングtD
正規の終了タイミングtEとの期間にわたつて、上
記クランパ6および噴射制御弁13を開放し、ま
た織機の定常回転状態のときには、正規の開始タ
イミングtSから終了タイミングtEの区間にわたつ
てクランパ6によつてよこ糸2の把持および開放
を制御させるように働く。
(7) 制御装置の実施例1の構成 第2図は、上記制御装置9の具体例を示してい
る。すなわちこの制御装置9は、エンコーダ14
に開始タイミング検出回路19、回転数検出回路
20および一致回路21をそれぞれ接続し、また
上記回転数検出回路20を回転数比較回路22お
よび優先回路23に順次接続するとともに、遅れ
タイミング算出回路24および上記の一致回路2
1に順次接続し、さらに一致回路21の出力端を
上記優先回路23、アンドゲート回路17および
増幅回路25を経てクランパ6の操作器8および
噴射制御弁13の操作器12にそれぞれ接続して
ある。また上記回転数比較回路22および遅れタ
イミング算出回路24には、定常回転数設定器2
6が接続してあり、また遅れタイミング算出回路
24に開始回転角設定器27および終了回転角設
定器28がそれぞれ接続してある。また開始回転
角設定器27は、開始タイミング検出回路19
に、またこの開始タイミング検出回路19は、回
転数検出回路20にそれぞれ接続してある。さら
に上記エンコーダ14、開始回転角設定器27お
よび終了回転角設定器28は、それぞれ比較回路
18を経てアンドゲート回路17に接続してあ
る。
(8) よこ入れ装置の動作 次に第3図を参照しながら上記よこ入れ装置1
の動作を説明する。第3図は、織機の起動から定
常運転状態での時間tまたは回転角θに対する織
機の回転数N、クランパ6および噴射制御弁13
の開閉状態をそれぞれ示している。織機の回転数
Nは、既に述べたように、起動時点tpから過渡時
間τを経た後に、定常回転数Npに達する。第3
図のグラフは、この過渡時間τの間に、よこ入れ
が2度行なわれることを想定して描かれている。
さて、エンコーダ14は、織機の回転を検出
し、回転角θの出力信号を比較回路18の一方の
入力端に送り込んでいる。また開始回転角設定器
27および終了回転角設定器28は、回転角θS
θEの信号を比較回路18の他方の入力端に出力し
ている。そこで比較回路18は、開始の回転角θS
≦エンコーダ14の出力信号≦終了の回転角θE
条件を満足するとき、“H”レベルの出力信号A
を発生し、これをアンドゲート回路17の一方の
入力端に送り込む。
もし、“H”レベルの出力信号Aがそのまま操
作器8,12の駆動信号として用いられると、ク
ランパ6および噴射制御弁13は、過渡時間τで
は、その過渡的な低い回転数Nに逆比例して、定
常時の開放期間Tよりも長い開放期間T1,T2
開放状態となる。すなわち定常状態での開放期間
Tは、よこ糸開放の開始タイミングtSから終了タ
イミングtEの間で一定であるが、過渡時間τでの
開放期間T1,T2は、過渡的な低い回転数Nの関
数であり、不定で必ず開放期間Tよりも長くなつ
ている。この出力信号Aについての開放期間T1
T2は、遅れ時間ΔT1,ΔT2を用いて下記のよう
に表わされる。この関係は、噴射制御弁13につ
いても、同様である。
T1=T+ΔT1 T2=T+ΔT2 そして定常時の開放期間Tは、開始タイミング
tSおよび終了タイミングtEに織機の回転角θS,θE
をそれぞれ対応させると、下記式で表わせる。
θE−θS/360=T/60/No ∴T=θE−θS/6No〔sec〕 また過渡時間τでの遅れ時間ΔTi(i=1,2)
および回転角θi(i=1,2)は、その時点での
過渡的な低回転数をNi(i=1,2)として、上
記式の関係から下記のように求められる。
T+ΔTi=θE−θS/6Ni ∴ΔTi=θE−θS/6(1/Ni−1/No) θi=6Ni・ΔTi+θS =(θE−θS)(1−Ni/No)+θS ところで上記開始タイミングtS、終了タイミン
グtEつまり織機の1回転中での回転角θS,θEおよ
び定常回転数Noは、予め設定されているから、
遅れ時間ΔTiは、その時点での過渡状態での過渡
的な回転数Niを求めることにより算出できるこ
とになる。
一方、エンコーダ14は、織機の1回転毎にそ
の回転角θを検出し、回転角θに対応する信号を
発生し、開始タイミング検出回路19に送つてい
る。そこで開始タイミング検出回路19は、回転
角θの信号と開始回転角設定器27からの回転角
θSの信号との一致を検出し、それらの一致時に回
転数検出回路20を作動させる。ここで回転数検
出回路20は、エンコーダ18の回路角θの信号
から過渡状態でのその時点の回転数Niの信号を
発生する。また遅れタイミング算出回路24は、
前記式に基づいて、開始タイミングtS、終了タイ
ミングtEに対応する回転角θS,θE、過渡的な回転
数Niの信号および定常回転数Noの信号を入力
し、遅れ時間ΔTiに対応する回転角θiの信号を一
致回路21に送り込む。そこで一致回路21は、
織機の回転角θの信号と回転角θiの信号とを比較
し、両者の一致時に優先回路23を経てアンドゲ
ート回路17の他方の入力端に“H”レベルの出
力信号Bを送り込む。そこでアンドゲート回路1
7は、両入力端の“H”レベル区間について
“H”レベルの駆動信号を発生し、増幅回路25
を経て通電時開放型の操作器8,12を駆動す
る。したがつてよこ糸2は、回転角θSの時点から
遅れ時間ΔT1,ΔT2後の遅れタイミングtD1,tD2
の時点から飛走を開始し、また正規の終了タイミ
ングtEと対応する回転角θEの時点で、よこ糸2の
把持および流体10の噴射を完了することにな
る。したがつて過渡状態の期間でも、よこ糸2の
飛走期間(T1−ΔT1),(T2−ΔT2)は、実質的
に定常時と同じ開放期間Tとなり、その飛走状態
は、定常時と変わらない。このよこ入れでは、終
了タイミングtEでの回転角θEが織機の運動に対し
て常に一定であるから、よこ糸2の反給糸側での
到達時点は、定常状態ではもちろん、過渡状態で
も定常一定となつている。
さて、織機の過渡的な回転数Nが定常回転数
Noになつたとき、回転数比較回路22は、それ
を検出し、優先回路23の出力を常に“H”レベ
ルに設定する。このため織機が定常状態になつた
後では、操作器8,12は、実質的に出力信号A
によつて制御されることになる。
(9) 制御装置の実施例2の構成 次に第4図は、制御装置9のデジタル的な回路
例を示している。この制御装置9は、開始タイミ
ングtSおよび終了タイミングtEに対応する回転角
θS,θEの検出器29,30、識別回路31、遅れ
時間設定回路32,33、スイツチング回路34
および優先回路35を主要部として構成してあ
る。上記の検出器29,30は、それぞれアンド
ゲート36,37の一方の入力端に接続してあ
り、またこれらのアンドゲート36,37の出力
端は、それぞれ識別回路31としてのカウンタ3
1aのクロツク入力端および優先回路35として
のフリツプ・フロツプ35aのリセツト入力端に
それぞれ接続してある。このフリツプ・フロツプ
35aのセツト入力端は、検出器29に接続して
ある。またカウンタ31aの「1」および「2」
の出力端は、それぞれ単安定マルチバイブレータ
などの遅れ時間設定回路32,33およびオアゲ
ート回路38を経てスイツチング回路34のエク
スクリユースイブオアゲート回路39の一方の入
力端に接続してある。またカウンタ31aの
「2」の出力端は、ノツト回路40を経てアンド
ゲート回路36,37の他の入力端にそれぞれ接
続してある。上記フリツプ・フロツプ35aの出
力端は、スイツチング回路34のエクスクリユー
スイブオアゲート回路39の他方の入力端に接続
してある。一方、停止信号Cの入力端子41は、
カウンタ31aおよびフリツプ・フロツプ35a
のクリア端子およびスイツチング回路34のノア
ゲート回路42の一方の入力端に接続してある。
このノアゲート回路42の他方の入力端は、エク
スクリユースイブオアゲート回路39の出力端に
接続してあり、またその出力端は、スイツチング
素子例えばトランジスタ43の制御端つまりベー
スに接続してある。このトランジスタ43は、操
作器8,12とともに、電源端子44とアース4
5との間に直列に接続されている。また、比較回
路18の出力端は、ノツト回路46を介してトラ
ンジスタ47のベースに接続されている。このト
ランジスタ47は、他のトランジスタ43に対し
て並列に接続されている。なお、この実施例での
操作器8,12は、通電時にクランパ6および噴
射制御弁13を閉じる。
(10) 制御装置の実施例2の動作 次に第5図を参照しながら上記制御装置9の動
作を説明する。比較回路18は、前記実施例と同
様に出力信号Aを発生しているが、この出力信号
Aは、ノツト回路46で反転し、トランジスタ4
7のベースに達する。出力信号Aが“H”レベル
のとき、トランジスタ47がオフ状態となるの
で、操作器8,12は、クランパ6および噴射制
御弁13を開放して、よこ入れを行える状態にあ
る。このよこ入れのための開放期間T1,T2は、
定常時の開放期間Tよりも長い。
そこで他のトランジスタ43は、その長い分の
時間つまり遅れ時間ΔT1,ΔT2の区間でもオン状
態となつて、操作器8,12を通電状態とし、ク
ランパ6および噴射制御弁13の開放を遅らせ
る。すなわちまず織機の停止時には、入力端子4
1に“H”レベルの停止信号Aが現われており、
これによつてカウンタ31aおよびフリツプ・フ
ロツプ35aは、初期状態に戻されている。織機
が起動時点tpで始動するとき、停止信号Cは、
“H”レベルから“L”レベルに変化する。この
ときノアゲート回路42は、双方に“L”レベル
の入力信号を受けるため、“H”レベルの出力信
号B2を出し、トランジスタ43をオンとし、操
作器8,12を通電状態とする。これによつてク
ランパ6および噴射制御弁13は、引き続き閉じ
た状態にある。エンコーダ14の回転角θの信号
が回転角θSとなつたとき、検出器29は、“H”
レベルの角度信号θSをフリツプ・フロツプ35a
のセツト入力端に印加し、その出力信号Qを
“H”レベルに変え、同時にアンドゲート回路3
6の一方の入力端に送り込む。アンドゲート回路
36は、他方に“H”レベルの信号を受けている
ため、その“H”レベルの角度信号θSをカウンタ
31aのクロツク入力端に送り込む。ここでカウ
ンタ31aは、第1回目のよこ入れに対応する
「1」を計数し、その出力で遅れ時間設定回路3
2を作動させ、“H”レベルの遅れ時間信号M1
発生させて、オアゲート回路38を介してスイツ
チング回路34のエクスクリユースイブオアゲー
ト回路39に送り込む。この遅れ時間信号M1
パルス幅は、前記遅れ時間ΔT1と対応している。
エクスクリユースイブオアゲート回路39は、両
入力端に“H”レベルの信号を受けているとき、
“L”レベルの出力信号B1を発生しているため、
ノアゲート回路42は、引き続き“H”レベルの
信号を発生し続ける。このためクランパ6は、閉
じたままの状態となつている。ところが遅れ時間
ΔT1の経過後に、遅れ時間信号M1が“H”レベ
ルから“L”レベルに変化するため、エクスクリ
ユースイブオアゲート回路39の出力信号B1は、
“L”レベルから“H”レベルに、またノアゲー
ト回路42の出力信号B2は、逆に“H”レベル
から“L”レベルに変化するから、スイツチング
用のトランジスタ43は、遮断状態となり、した
がつてクランパ6は、その時点ではじめて開放状
態に変化する。続いて最初の終了タイミングtE
くると、検出器30が“H”レベルの角度信号θE
を発生し、アンドゲート回路37からフリツプ・
フロツプ35aのリセツト入力端に送るため、そ
の出力信号Qは、“H”レベルから“L”レベル
に変化する。このため、エクスクリユースイブオ
アゲート回路39の出力信号B1は、“H”レベル
から“L”レベルに、またノアゲート回路42の
出力信号B2は、“L”レベルから“H”レベルに
それぞれ変化する。このため、スイツチング用の
トランジスタ43は、導通状態となり、クランパ
6および噴射制御弁13は、その時点で閉じるこ
とになる。既に述べたように、前記トランジスタ
47は、回転角θSの時点で、既にオフ状態となつ
ているが、スイツチング回路34のトランジスタ
43が遅れ時間ΔT1の後にはじめて導通状態にな
るため、よこ糸2の把持解除および飛走は、定常
な回転状態と同様に正規の飛走期間Tの間にのみ
行なわれることになる。
続く2番目の開始タイミングtSに対応して角度
信号θSが入力されると、フリツプ・フロツプ35
aは、再びセツトされ、かつカウンタ31aは、
「2」を計数し、2番目の遅れ時間設定回路33
を作動させる。そこで遅れ時間設定回路33は、
遅れ時間ΔT2に対応するパルス幅の“H”レベル
の遅れ時間信号M2を発生し、オアゲート回路3
8からエクスクリユースイブオアゲート回路39
に送り込む。ここでも1回目と同様に、クランパ
6および噴射制御弁13は、遅れ時間ΔT2の後に
開放状態となるため、よこ入れは、実質的に遅れ
時間tD1,tD2の時点から開始され、正規の飛走期
間Tにわたつて行なわれる。
この過渡時間τに2回の噴射が行なわれると、
織機は、定常な回転状態に入るため、その後の制
御は、不要となる。そこでカウンタ31aの
「2」の出力は、ノツト回路40を経てアンドゲ
ート回路36,37に“L”レベルの信号として
入力され、その後の角度信号θS,θEの入力を禁止
する。したがつてフリツプ・フロツプ35aの出
力信号Qは、その後“H”レベルのままとなり、
したがつてエクスクリユースイブオアゲート回路
39の出力信号B1は、“H”レベルで、ノアゲー
ト回路42の出力信号B2は、“L”レベルとなつ
たままになる。このため、一方のトランジスタ4
3は、遮断状態となる。このようにして定常運転
状態では、よこ糸2の把持および開放は、他方の
トランジスタ47のオン・オフによつてのみ制御
されることになる。
なお、上記実施例は、起動時から定常運転に入
るまでの過渡時間τの間に、2回のよこ入れ動作
があることを想定して、カウンタ31aの最大計
数値を「2」とし、これに対応して2つの遅れ時
間設定回路32,33を設けているが、これらは
過渡状態でのよこ入れ回数と対応して1つまたは
3つ以上必要に応じて設けられる。また論理回路
は、一例であるから、この論理以外の組合せによ
つても、所期の目的は達成できる。
(11) 噴射制御弁の他の操作手段 上記各実施例は、制御の同一性に着目し、制御
装置9によつてクランパ6のほか、噴射制御弁1
3をも同時に制御している。しかしこの噴射制御
弁13の操作は、機械式とし、織機の回転と同期
するカム装置によつて行なつてもよい。
(12) 考案の効果 本考案では、織機が定常回転数よりも低い過渡
的な回転状態でも、よこ糸の開放期間が定常時の
その期間と同じに制御されるから、よこ糸の不安
定なよこ入れがなくなり、また織機の回転数に関
係なく、よこ糸の飛走期間が一定となり、しかも
よこ糸の反ノズル側への到達時点も安定化するた
め、高品質の織物が製織できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る流体噴射式織機のよこ入
れ装置の線図、第2図は制御装置のブロツク線
図、第3図は動作時のタイムチヤート図、第4図
は他の制御装置のブロツク線図、第5図は動作時
のタイミングチヤート図である。 1……断片織機のよこ入れ装置、2……よこ
糸、4……測長装置、5……貯留装置、6……ク
ランパ、7……よこ入れ手段としてのノズル、8
……操作器、9……制御装置、14……エンコー
ダ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 所定の長さのよこ糸を貯留する貯留装置と、上
    記よこ糸を飛走させるよこ入れ手段と、上記の貯
    留装置とよこ入れ手段との間にあつて織機の回転
    と同期してよこ入れ時に上記よこ糸の把持を開放
    するクランパと、織機の過渡的な回転状態のとき
    にはその回転から所定の遅れ時間を決定し、上記
    クランパの開放回転角の時点から遅れ時間の経過
    後によこ糸の把持を開放させ、また織機の定常回
    転状態のときには正規の開放回転角から終了回転
    角の区間で上記クランパを開放状態とする制御装
    置とを具備することを特徴とする断片織機のよこ
    入れ装置。
JP18544282U 1982-10-28 1982-12-08 断片織機のよこ入れ装置 Granted JPS5988486U (ja)

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