JPS6324582A - 融雪用加熱装置 - Google Patents

融雪用加熱装置

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JPS6324582A
JPS6324582A JP16763186A JP16763186A JPS6324582A JP S6324582 A JPS6324582 A JP S6324582A JP 16763186 A JP16763186 A JP 16763186A JP 16763186 A JP16763186 A JP 16763186A JP S6324582 A JPS6324582 A JP S6324582A
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JP
Japan
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heating device
fibers
snow
heating element
electrically insulating
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Application number
JP16763186A
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Inventor
黒川 義則
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、融雪に使用する加熱装置に関するものである
〔従来技術〕
降雪地帯における雪下ろしは、壮健な青年男子にとって
も極めて労苦の多いうえ、危険な作業である。まして、
婦女子、老人、病弱者、身体の不自由な者にとっては、
その苦労は図りしれない。
雪下ろしができないため、家が押し潰される悲劇もよく
耳にするところである・。
屋上の積雪を取り除くには、屋根の勾配を急にする、井
戸水、水道水、あるいは熱水、温水などを流す方法が知
られている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし乍ら、このような従来方法では莫大な費用や手間
が掛かり、容易に実施できるものでない。
そこで本発明は、電気絶縁性の合成樹脂で被覆された炭
素繊維を加熱素子とし、この加熱素子を通常の繊維と織
った帯状体の複数本に、防水可能に電極部を設けた加熱
装置を形成し、これを屋根上に取付けることにより、容
易に且つ安価に融雪ができる融雪用加熱装置を提供する
ことを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するための本発明の構成は、電気絶縁性
の合成樹脂で被覆された炭素繊維の可撓性紐状物を加熱
素子とし、この加熱素子を長手方向に配置し1通常の繊
維で織った帯状体の複数本を所定間隔に並列配列し、上
記加熱素子の両端部が電気絶縁材で被覆された電極部に
通電可能に接続されてなることをその要旨とするもので
ある。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図において、加熱素子1は電気絶縁性の合成樹脂2
を被覆した炭素繊維3からなる可撓性の紐状物である。
第2図、第3図はこの加熱素子1を長手方向に配置し通
常の繊維4で織って形成された帯状体Tである。第4図
は帯状体Tの複数本を所定間隔に並列配列し、帯状体T
の加熱素子1の両端部を電気絶縁材5で被覆した電極部
6を設けて構成された本発明の一実施例の融雪用加熱装
置である。
本発明に用いる炭素繊維3はポリアクリロニトリル系、
レーヨン系、ピッチ系の何れであってもよく、また炭素
質であっても黒鉛質であってもよい、そのような炭素繊
維3の形態は直径3〜15μ程度の繊維の連続繊維束で
、織物やフェルト、マットなどのシート形態に加工され
るもので、可撓性を有し機械的強度が大きく・電気比抵
抗値が10−2〜10″″3Ω国の性質を有している。
なお、本発明の融雪用加熱装置に適用される炭素繊維3
の電気抵抗値は10〜100Ω/mがよく、これは炭素
繊維3の繊維束の本数を調節して行われる。
このような炭素繊維3は好ましくは出発原料繊維として
ポリアクリロニトリルを少なくとも95重量%含有する
ポリアクリロニトリル系繊維から得られたものがよく、
これは原料繊維を200〜350℃の酸化性雰囲気中で
耐炎化繊維に転換せしめた後、窒素等の不活性雰囲気中
で1200〜2100℃の範囲内の最高温度で炭素化処
理する公知の方法によって得られるものである。
この炭素繊維3は電気絶縁性の合成樹脂2で被覆され強
固に接着されている。この合成樹脂2には熱硬化性また
は熱可塑性樹脂が使用され、これには例えば、エポキシ
、フェノール、ポリイミド、ポリエステル、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリカーボネート、ポリスルホン
、ポリ塩化ビニル等の樹脂が挙げられる。本発明では好
ましくはエポキシ樹脂がよく、炭素繊維3に電気的絶縁
性を付与すると共に、接着力が優れ、可撓性のある紐状
の加熱素子1となすことができるのでよい(第1図)。
この加熱素子1を長手方向にし、通常の繊維4で織って
帯状体Tとする(第2図)、(第3図)。本発明では加
熱素子1を帯状体Tの長手方向に単数配置して、通常の
繊維4でタテ、ヨコに織ってもよいが(第2図)、複数
本を配置して帯状体Tとなすこともできる(第3図)。
通常の繊維4は柔軟性のある繊維であるなら何れであっ
てもよく、天然繊維、合成繊維あるいは金属繊維など何
れでもよい。
かくして得られた帯状体Tを融雪する屋根上に設ける所
定間隔に複数本を並列配列し、この帯状体Tの加熱素子
1の両端部は電気絶縁材5で被覆した電極部6に通電可
能に接続され本発明の加熱装置が構成される(第4図、
第5図)。この電気絶縁材5は電気を絶縁する材料なら
ば何れであってもよいが、例えば、熱硬化性または熱可
塑性樹脂などが使用される。これには前記電気絶縁性の
合成樹脂2などが例示できる。
〔発明の作用〕 このように構成された本発明の融雪用加熱装置は屋根上
の融雪用などに使用して適度な発熱温度になる電気抵抗
の炭素繊維3に電気絶縁性の合成樹脂2を被覆して加熱
素子1とし、この加熱素子1を通常の繊維4で帯状体T
に形成したものを。
複数本を並列配列して加熱素子1の両端部が電気絶縁材
5で被覆された電極部6に通電可能に接続されているの
で構造が簡単であり軽量である。そして電気絶縁性の合
成樹脂2が炭素繊維3に強固に接着され可撓性があるの
で、降雪する雪の荷重あるいは外力によって合成樹脂2
が剥離したり帯状体Tが切断することがなく、自由に巻
いたり折り畳んで運搬、保管ができ取扱いが便利である
また、帯状体Tの加熱素子1から直接に雪に接触し加熱
するので極めて熱効率がよく早く融雪することができる
。更に、微細な加熱温度にコントロールするための特別
にセンサーや温度コントローラを装着することも勿論可
能で降雪状況に応じてコントロールできる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明の加熱装置は、屋根上の雪を
効率良く融雪することができ、加熱素子、電極部が強固
に接着された電気絶縁性の合成樹脂で被覆されているの
で安全に使用できると共に非常に軽量なので容易に屋根
上に取り付けることができる。
また、本発明の加熱装置は従来のように高温になるヒー
タと異なり100℃未満の低温で雪を融雪するので安全
であり電力を多く消費しない。従って降雪地方の融雪に
広く利用できるものであり多、大な貢献をもたらすもの
である。
以下、実施例に基づき更に説明を加える。
〔実施例〕
スミエポキシE L M−120(エポキシ価120.
生麦化学社製)100重量部に対し、 4.4 ’−ジ
アミノジフェニルスルホン52重量部を混合し、固形物
含量60重量%のメチルエチルケトン溶液を作製する。
この作製した樹脂溶液に電気抵抗20Ω/mに調節され
た炭素繊維(トレカ、東し社製)を通し含浸しつつ、シ
リコン剥離紙を巻き付けたドラム上に巻き取る。樹脂溶
液の被覆付着量はノズル中を通すことによって調節した
ドラムから剥離紙に巻き取られた炭素繊維は、熱風乾燥
機中で120℃〜10分間乾燥し、次に電気乾燥機で1
80℃〜2時間硬化させて、本発明に使用する加熱素子
を得た。
この加熱素子を長手方向に配するようポリエステル繊維
で織って巾2aI+の連続帯状体を得た。これを長さ5
mに切断した10本の帯状体を30■間隔に並列配列し
、それぞれの帯状体の加熱素子の両端部を電極板で挟み
付は表面にポリ塩化ビニルのペースト樹脂を塗布し、熱
処理して被覆して本発明の融雪用加熱装置を得た。
この加熱装置の電極部から100■電源から通電し、融
雪に使用したところ効率良く融雪することができた。
【図面の簡単な説明】
第1図は加熱素子の要部斜視図、第2図、第3図は加熱
素子と通常の繊維で織った帯状体の要部拡大図、第4図
は本発明の融雪用加熱装置の平面図、第5図は第4図の
要部断面図を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)電気絶縁性の合成樹脂で被覆された炭素繊維の可撓
    性紐状物を加熱素子とし、この加熱素子を長手方向に配
    置し、通常の繊維で織った帯状体の複数本を所定間隔に
    並列配列し、上記加熱素子の両端部が電気絶縁材で被覆
    された電極部に通電可能に接続されてなることを特徴と
    する融雪用加熱装置。 2)電気絶縁性の合成樹脂がエポキシ樹脂であることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載の融雪用加熱装置
    。 3)炭素繊維がポリアクリロニトリル系の原料繊維から
    得られたことを特徴とする特許請求の範囲第1項、第2
    項記載の融雪用加熱装置。 4)炭素繊維の電気比抵抗値が10^−^2〜10^−
    ^3Ωcmあることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    ないし第3項記載の融雪用加熱装置。
JP16763186A 1986-07-16 1986-07-16 融雪用加熱装置 Pending JPS6324582A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01211887A (ja) * 1988-02-19 1989-08-25 Hanawa Netsuden Kinzoku Kk 炭素繊維/炭素コンポジット製面発熱体
JPH03185257A (ja) * 1989-05-26 1991-08-13 Daimler Benz Ag 少なくとも一つの吸気管を持った内燃機関の吸気ないし混合気を加熱するための装置
EP2112860A2 (en) 2008-03-31 2009-10-28 Nichias Corporation Tape heater and method for manufacturing the same
JP2011243397A (ja) * 2010-05-18 2011-12-01 Toyota Boshoku Corp 布材
JP2011243313A (ja) * 2010-05-14 2011-12-01 Toyota Boshoku Corp 布材
JP2011243312A (ja) * 2010-05-14 2011-12-01 Toyota Boshoku Corp 布材

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