JPS63245363A - 倣い研削装置 - Google Patents

倣い研削装置

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Publication number
JPS63245363A
JPS63245363A JP8015087A JP8015087A JPS63245363A JP S63245363 A JPS63245363 A JP S63245363A JP 8015087 A JP8015087 A JP 8015087A JP 8015087 A JP8015087 A JP 8015087A JP S63245363 A JPS63245363 A JP S63245363A
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JP
Japan
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grinding
torque
axial
feedback system
main shaft
Prior art date
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Pending
Application number
JP8015087A
Other languages
English (en)
Inventor
Shiro Murai
史朗 村井
Kikuo Koma
喜久夫 小間
Muneaki Kaga
加賀 宗明
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippei Toyama Corp
Original Assignee
Nippei Toyama Corp
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Publication date
Application filed by Nippei Toyama Corp filed Critical Nippei Toyama Corp
Priority to JP8015087A priority Critical patent/JPS63245363A/ja
Publication of JPS63245363A publication Critical patent/JPS63245363A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)
  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、例えばNCフライス盤等の主軸ヘッドに装着
され砥石軸を支持した回転主軸を、回転駆動手段により
回転駆動させながら、ワークの加工面に倣って自動的に
研削を行う倣い研削装置に関する。
(従来の技術) 例えば、金型加工等において、フライス加工や放電加工
などで加工された金型の加工面の仕上研削やみがきには
、熟練者の手作業が不可欠となっていたが、近年この作
業を自動化する方法が考えられてきた。
一般的には、第4図のように砥石1を支持する回転主軸
2をNCフライス盤などの主軸ヘッド3に回転自在に装
着し、この回転主軸2をエアータービン等によって回転
駆動させながら、例えば圧力センサ5によって加工面4
に対する軸方向の押圧力Fが一定となるように、NC装
置6を介して主軸ヘッド3の送り装置7を自動制御する
ことにより、移動テーブル上のワークの加工面4に対す
る軸方向の押圧力Fを一定に維持した、いわゆる定圧力
倣い方式がとられている。
(発明が解決しようとする問題点) 3次元的に複雑な自由曲面状のワーク加工面4に対し倣
い研削を行う場合、例えば第4図のような略半球状の砥
石面を形成した倣い研削用砥石1が一般に用いられる。
この砥石1が自由曲面状の加工面4に対し、例えばA点
を研削する場合とB点を研削する場合とでは、第5図(
a)(b)で示すように砥石1とワーク表面との接触角
θが異なる。
このため、従来の定圧力倣い方式のように、加工面4に
対し軸方向の押圧力Fを一定にした場合、その加圧方向
が一定であるため、上記接触角θの変化によって、加工
面4に対する法線方向の押圧力Gが変化し、加工中の砥
石1に作用する接線研削抵抗すなわち研削トルクTが変
化してしまう。
つまり、砥石1の研削面を半径rの略球面と考えた場合
、砥石回転中心1JjlLと球中心Oから各研削点A、
Bを結ぶ線とのなす角(接触角θ)をA点でG1、B点
で02とし、軸方向の押圧力なF(一定)、法線方向の
押圧力をA点で61、B点でG2、かつ砥石1とワーク
表面との摩擦係数なμとした場合、A点での研削トルク
T1およびB点での研削トルクT2は、0〈G2くθ3
≦舌の範囲において、次のようになる。
T;=μrsinθB G、=μr Fsinθ1− 
cosθ1”l” 1= μrSinθ2 ’  G2
= u r  Fsinθ2°cos(92そして、こ
の2式を比較してみる。
I−T− =4zrF(sinθ1− cosθ1−sinθQ 
−cosθ2)=ll r F −5in(θ3−θ2
) ・cos(θ1+θ→ここで、μr F>0 かつ、5in(θニーθユ)>O(’、−0<θニーθ
ユ〈匹)さらに、−1<cos(θ1+θ二)〈1より
、ル θ1+θニく丁のとぎは、 cos (θ汁θ2)〉0
であるため、  T、−T、>0  となり、また、で
あるため、 T1−T2くOとなる。
したがって、接触角θの異なる例えばA点とB点とでは
それぞれ研削トルクTが変化することは明らかである。
倣い研削加工では、通常、制御の容易性や研削面の均一
性を目的として、工具の合成送り速度(工具の加工面に
対する接線速度)をワーク形状によるNCプログラム等
によって一定にすることが行われている。この条件のも
とで、加工中の工具に作用する上記研削トルクTと研削
深さとが比例関係にあることに基づき、各研削点での単
位時間当りの研削量は上記研削トルクTに略比例する。
つまり、研削トルクTの変化に応じて単位時間当りの研
削量も変化する。
このように、従来の定圧力研削方法では、研削点によっ
て単位時間当りの研削量が異なるたのに、研削面が不均
一となり、精緻な倣い研削ができなかった。
そこで、本発明は、工具の合成送り速度を一定とした条
件のもとに、研削トルクTが一定になるように制御する
ことにより、研削面の不均一化を防止し、上記問題点を
解決しようとするものである。
(問題点を解決するための手段) 研削トルクTを一定に制御するには、回転主軸2のトル
ク測定手段として例えばトルク検出器を設け、この検出
値に基いて単純にトルクフィードバックをかけ、回転主
軸2の軸方向送りを制御すればよいわけであるが、実際
には回転主軸2の慣性モーメントのために、回転主軸2
を介して検出されるトルク値には必ず遅れが発生する。
このため、トルクフィードバックだけでは制御系の応答
性が低く、砥石1が加工面4の形状に正確に追従するこ
とができない。
つまり、第6図で示すように、トルクフィードバックだ
け゛によって倣い研削を行った場合、その研削面は第6
図一点鎖線で示すように、加工面4の上り勾配(研削ト
ルクTが増加する方向)4aにおいては、回転主軸2の
上昇送りが遅れて研削トルクTの減少に遅れが生じるた
め、研削深さすなわち研削量が希望値(第6図点線で示
す)よりも過大となり、また、加工面4の下り勾配(研
削トルクTが減少する方向)4bにおいては、回転主軸
2の下降送りが遅れて研削トルクTの増加に遅れが生じ
るため、研削量さすなわち研削量が希望値(第6図点線
で示す)よりも不足することになる。
また特に、高速研削送り時や、加工面4上の急激な起伏
に対しては、急激なトルク変化のために加工面4の形状
に追従できず、砥石1が加工面4から離れてしまったり
、逆に切込過ぎたりするなどの不具合が発生してしまう
そこで、本発明は、主軸ヘッドの軸方向送り制御に上記
のようなトルクフィードバック系に加えて、回転主軸の
軸方向の押圧力を一定に制御する圧力フィードバック系
も併用することにより、トルクフィードバック系による
軸送りの制御の遅れを補正し、応答性を向上させて、高
精度な定トルク倣い研削が行え、これにより、単位時間
当りの研削量を常に一定にすることができ、非常に精緻
な倣い研削が行えるとともに、急激なトルク変化に対し
ても砥石が加工面から離れたり、或は切込み過ぎたりず
ようなことも防止できるようにしたものである。
すなわち、本発明は、主軸ヘッドに回転自在にかつ軸方
向に弾性的に装着された研削用砥石の回転主軸を、回転
駆動手段により回転させながら、上記主軸ヘッドとワー
クを一定の合成送り速度で相対送りさせ、上記研削用砥
石がワークの加工面に倣って自動的に研削加工する倣い
研削装置において、上記主軸ヘッドを軸方向に送り駆動
する軸方向送り装置と、主軸ヘッド側に設けられ上記回
転主軸の研削トルクを測定するトルク測定手段と、主軸
ヘッド側に設けられ上記回転主軸の加工面に対する軸方
向の押圧力を測定する圧力測定手段と、上記トルク測定
手段で測定された測定トルク値が予め設定された設定ト
ルク値と一致するように上記軸方向送り装置を制御する
トルクフィードバック系および上記圧力測定手段で測定
された測定圧力値が予め設定された設定圧力値と一致す
るように上記軸方向送り装置を制御する圧力フィードバ
ック系を有する軸方向送り制御回路とで構成してなるも
のである。
(実施例) 以下、本発明の具体的な構成を説明する。
まず、第1図は、回転駆動手段としてエアータービン1
5を用い、エアー駆動で回転主軸12を高速回転させな
がら倣い研削を行うようにした本発明装置の一実施例を
示す。
通常、連続回転する工具主軸のトルクを逐一検知するこ
とは困難であり、特にエアータービン15で高速回転す
る回転主軸12の上記研削トルクTを逐−知ることはさ
らに困難である。
そこで、例えばエアータービン15への供給空気流量Q
+ を一定にした場合に、回転主軸12の回転数N1は
、研削量に比例する研削トルクTの大きさに応じて変化
することに着目し、さらにこの回転主軸12の回転数N
、を知ることは容易であるが故に、この回転数N1を一
定にするように、回転主軸12を軸方向に送り制御する
ことにより、研削トルクTt一定にすることが可能とな
る。
すなわち、エアータービン15への供給空気流量Qと回
転主軸12の空回報時の回転数Nは、第7図のように比
例関係にある。例えば砥石11が加工面Waに接しない
状態でエアータービン15に一定空気流量Q1を供給す
ると回転主軸12はある回転数N1で空回転する。この
まま砥石11が加工面Waに接し研削を始めると回転主
軸12に対し研削トルクTが働き、回転主軸12の回転
数N+は低下していく。
ここで、例えば加工中における回転主軸12の回転数N
、を第7図により見た場合、この回転数N1に相当する
空回報時の必要空気流量?よQ、となる。すなわち、こ
のQ:とQ の差ΔQ=Qよ−Q1が実際の研削の動力
として消費される。
この研削動力ΔQは上記研削トルクTに比例するため、
この研削動力ΔQを一定にすることにより、上記研削ト
ルクTを一定にすることができる。
つまり供給空気流m Q l を一定のもとに上記回転
主軸12の回転数\ を常に一定に制御すればよいこと
になる。
このように、研削加工時、回転主軸12に供給する供給
空気流量Q1を一定とした状態で、回転主軸12の回転
数N1をある設定値に一定に保つように回転主軸12を
軸方向に送り制御し、上記研削動力ΔQを一定とするこ
とで、どの研削点においても研削トルクTを常に一定に
することができる。
そこで、本実施例では、トルク測定手段として、回転計
26を用い、回転主軸12への供給流体流flQユを一
定にした条件のもとで、回転主軸12の回転数を測定し
、この測定回転数N1がある設定値に一定となるように
主軸ヘッド19を軸方向に送り制御するトルクフィード
バック系35を設けて、上記研削トルクTt−一定にす
るようにした。
第1図において、11は研削用砥石、12はこの砥石1
1の中心軸を支持した回転主軸である。
上記砥石11は、先端を丸くした砥石面を有する回転体
に形成され、自由曲面状の加工面Waに対し倣い研削か
可能な形状となっている。
上記回転主軸12は、ラジアル軸受13.13を介して
軸受筒14内に回転自在に支持され、上端部外周にエア
ータービン15が形成されている。
このエアータービン15を囲うように上記軸受筒14に
は複数個のエアー噴射ノズル16が設けられ、コンプレ
ッサ17から給気管18を介して送り込まれたエアーを
上記エアータービン15へ噴射し、回転主軸12を高速
回転駆動するように回転駆動手段が構成されている。
また、上記軸受筒14は、主軸ヘッドとしてのハウジン
グ19内に圧力測定手段としての軸方向の圧力センサ2
0を介して軸方向に弾性的に支持され、かつハウジング
19に対する軸方向の許容変位量はハウジング19側に
形成した上下係止面19a、19bによって規制されて
いる。また、この軸受筒14はハウジング19に対し回
り止めキー21によって回転方向に固定されている。
上記ハウジング19は、軸方向送り装置22によって上
記回転主軸12の軸方向(Z方向)に送り駆動される。
この軸方向送り装置22は、サーボモータ23と、この
サーボモータ23により回動される送りねじ24と、こ
の送りねじ24と螺合され上記ハウジング19と一体の
ナツト部25とにより構成されている。
また、上記軸受筒14内において、回転主軸12の上端
面の偏心位置に対向させて光センサ或は電磁センサ等の
非接触センサを用いたトルク測定手段としての回転計2
6が取付けられている。
この回転計26は、この回転計26に対向して回転主軸
12の上端面に施した検知用のマーク27′!:読み取
ることで、回転主軸12の回転数を測定するものである
。そして、この回転計26で測定された測定トルク値に
対応する測定回転数N1は軸方向送り制御回路28中の
比較器29のプラス端子側へ送られる。
この比較器29では、図示しない設定器から予め入力さ
れた設定トルク値に対応する設定回転数N2と上記回転
計26からの測定回転数N1 とが比較され、その偏差
量の信号が増幅器30を介して後述する比較器31のプ
ラス端子側へ送られ、さらに増幅器32を介して上記送
り制御回路28中のサーボアンプ33に送られる。
このサーボアンプ33では、上記サーボモータ23に設
けたタコジェネレータ34からのモータ回転数のデータ
をもとに、サーボモータ23へ送る電圧を加減し、サー
ボモータ23の回転方向および回転速度を変化させて上
記ハウジング19を軸方向に送り制御するようになって
いる。
このように、上記送り制御回路28には、上記回転計2
6から比較器29、増幅器30、比較器31、増幅器3
2およびサーボアンプ33を介してサーボモータ23に
通じるトルクフィードバック系35が形成されている。
つまり、” N 、 > N二″の場合、サーボモータ
23へは「+、の電圧がかかり、回転主軸12の測定回
転数Nlが設定回転数N2まで下がるようにハウジ、ン
グ19を軸方向に前進移動(第1図では下降)させ、ワ
ークWの加工面Waに対する砥石1]の軸方向の押圧力
Fを増す方向に制御される。
また、”N、<N、”の場合、サーボモータ23へは1
−」の電圧がかかり、回転主軸12の測定回転数N1が
設定回転数N2まで上がるように、ハウジング19を軸
方向に後退移動(第1図では上昇)させ、加工面Waに
対する砥石11の軸方向の押圧力Fを減らす方向に制御
される。
しかし、このトルクフィードバック系35だけでは、回
転主軸12の慣性モーメントによって回転数NIの変動
に常に遅れが生じるため、制御系の応答性が低い。
そこで、上記圧力センサー20によって回転主軸12の
軸方向の押圧力Fを測定し、この圧力値Fl のフィー
ドバックを上記回転数N1のフィードバックと併用する
ことにより、軸送りの制御系の応答性を向上させた。
すなわち、上記ハウジング19の上部には、ワークWと
の接触による回転主軸】2の軸方向の押圧力Fを測定す
る圧力測定手段としての上記圧力センサー20が取付け
られている。そして、この圧力センサー20によって測
定された測定圧力値F1は、上記比較器31のマイナス
端子側へ送られる。
この比較器31では、図示しない設定器からプラス端子
側へ予め入力された設定圧力値F C,と上記圧力セン
サー20からの測定圧力値F1 とが比較され、その偏
差m(Fo−Fl)の信号が上記回転数の偏差量(N2
  Nl)の信号に加えられ、一つの電圧信号となって
増幅器32を介してサーボアンプ33に送られ、サーボ
モータ23の回転方向および回転速度を変化させて上記
ハウジング19を軸方向に送り制御するようになってい
る。
このように、軸方向送り制御回路28には、上記圧力セ
ンサー20から、上記トルクフィードバック系35と、
比較器31、増幅器32およびサーボアンプ33を共有
してサーボモータ23に通じる圧力フィードバック系3
6が形成されている。
つまり、N、=N2としたとき、”Ft>F5.”の場
合、サーボモータ23へは1−」の電圧がががり、回転
主軸12の測定圧力値F+ が設定圧力値Foまで下が
るようにハウジング19を軸方向に後退移動(第1図で
は上昇)させ、また、′F。
<F、’の場合、回転主軸12の測定圧力値F+が設定
圧力値Foまで上がるように、ハウジング19を軸方向
に前進移動(第1図では下降)させ、測定圧力値F1を
設定圧力値F。に近付ける方向に送り制御される。
(実施例の作用) 加工時、ワークWをのせた加工テーブル87に送りを与
えながら、かつハウジング19に軸方向の送りを与えて
、ワークWの加工面Waの形状に応じて互いに相対送り
させながら倣い研削加工が進められるが、このときの合
成送り速度は、NC制御により常に一定に保たれる。
この条件のもとで、かつ上記噴射ノズル16からエアー
タービン15へ供給される空気流量Q。
を一定にした条件のもとで、回転主軸12を回転駆動さ
せる。
砥石11が加工面Waに接触しないうちは、回転主軸1
2の測定回転数N1は、第4図で示す空回転数N、(N
l>N二)に等しいため、ハウジング19と一体に回転
主軸12は前進移動され、砥石11は加工面Waに接触
される。このとき、回転主軸12は、ハウジング19に
対し圧力センサー20を介して軸方向に弾力的にスライ
ドし、加工面Waに押圧力Fがかけられる。
加工面Waとの接触後、圧力フィードバック系36によ
り設定圧力値FOに近い押圧力Fが保たれつつ、トルク
フィードバック系35により、測定回転数Nlが設定回
転数N2と一致するまで、ハウジング19が軸方向に移
動され、回転主軸12の加工面Waに対する軸方向の押
圧力Fを調整して、回転数N、がN2になったところで
、NCプログラム等によりワークWの加工面Waに治っ
た倣い研削が開始される。
このように、測定回転数N2 と設定回転数\ことを比
較し、その偏差量の信号を軸方向送り装置22にフィー
ドバックさせながら自動研削を行う。
前述したようにトルクフィードバック系35だけの送り
制御では、第6図で示すように、ワーク加工面上の上り
勾配4aと下り勾配4bζこおける倣いには、砥石11
の軸方向の送りに遅れが見られる。
つまり、上り勾配4aにおいては、軸方向の押圧力F+
 が常に増加しているのに、これに伴う回転数N+ の
低下が回転主軸12の慣性モーメントのために遅れる結
果、送りねじ24の駆動も遅れ、削り過ぎになってしま
う。そこで、トルクフィードバック系35からの回転数
N+ が上がる方向に送りねじ24を駆動するための電
圧に加え、圧力センサー20は、押圧力Fの増加をすば
やく検出し、この押圧力Fが軽減される方向に送りねじ
24を駆動するような電圧を出すことにより、回転数N
1の低下の遅れを極めて小さくすることができる。
また、下り勾配4bにおいては、軸方向の押圧力Fが常
に減少しているのに、これに伴う回転数\ の増加が回
転主軸12の慣性モーメントのために遅れる結果、送り
ねじ24の駆動も遅れ、削り不足になってしまう。そこ
で、トルクフィードバック系35からの回転数が上がる
方向に送りねじ24を駆動するための電圧に加え、圧力
センサー20は、押圧力Fの減少をすばやく検出し、こ
の押圧力Fが増加する方向に送りねじ24を駆動するよ
うな電圧を出すことにより、回転数N1の増加の遅れを
極めて小さくすることができ、第6図点線で示すように
、常に研削深さの一定した研削面が得られる。
しかも、砥石11が加工面Waに急激に当ったときなど
に、トルクフィードバック系35或は圧力フィードバッ
ク系36から当然出る後退送り命令により、ハウジング
19が後退送りされ、これにより、軸方向の押圧力Fが
設定値まで低減されても、回転主軸12の回転数N、が
設定回転数Nごまで立ち上がるには遅れが生じ、トルク
フィードバック系35からはさらに継続して過剰な後退
送り命令が出される。これによって、測定圧力値F1が
設定圧力値F5.より低下してしまうため、圧力フィー
ドバック系36からすばやく前進命令が呂され、過剰な
後退送りから砥石11が加工面W aから離れてしまう
ことが防止される。
すなわち、圧力フィードバック系36は、トルクフィー
ドバック系35における制御の遅れを補正し、より正確
な定トルク倣い研削を保証する手段となっている。
このように、砥石11が0点、D点等いかなる位置にあ
っても、回転主軸12の回転数N+が常に設定回転数N
2と等しくなり、第7図よりわかるように、研削動力Δ
Q”Qz  QI はQI  Q2となって一定値とな
る。したがって、どの研削点においても研削トルクTが
一定となる。すなわち、単位時間当りの研削量が一定と
なり、ワークWの研削加工面が均一化される。
(変形例) なお、上記回転主軸]2は上記軸受筒14に対し、空気
軸受にて支持してもよい。
また、圧力測定手段としては、上記圧力センサー20の
代りに、第2図のように、ハウジング19と軸受筒14
間に軸方向の緩衝用ばね38を介在させ、かつ例えば軸
受筒14の上面に対向させてハウジング19側に変位セ
ンサー39を設け、回転主軸12の軸方向の変位量を測
定することにより、この変位量に比例する軸方向の押圧
力Fを知ることができるため、この測定値に基いて、同
様に圧力フィードバック系36を形成することもできる
また、回転駆動手段としては、上記エアータービンのよ
うなエアー駆動手段に限らず、他の流体例えば水や油等
による駆動手段でもよく、さらに、第3図のように例え
ば電動モータ40等を用いてカップリング41を介して
回転主軸12を回転駆動するようにしたものにおいても
、ハウジング19側に上記圧力センサー20および回転
主軸12に対する回転計26を設けて、同様に両側定値
によるフィードバック制御を併用することにより、上記
実施例と同様な効果が発揮できる。
(発明の効果) 本発明の方法によれば、回転主軸の研削トルク一定制御
により、砥石の軸方向自動送りを行いながら倣い研削を
行うため、トルクフィードバックをとることにより制御
が非常に容易であり、例え複雑な形試の加工面に対して
も、どの研削点においても研削トルクを一定にすること
ができるため、単位時間当りの研削量を常に一定に維持
でき、したがって研削面を均一化でき、非常に精緻な自
動倣い研削が行える。
特に、本発明は、回転主軸を介して研削トルクを測定し
、この測定トルク値を一定にするトルクフィードバック
系のほかに、軸方向の押圧力を測定し、この測定圧力値
を一定にする圧力フィードバック系も併用したので、回
転主軸の慣性モーメントによるトルク変動の遅れを補正
することができ、砥石の加工面に対する追従性が向上さ
れ、非常に正確な定トルク倣い研削が行える。また、例
えば急激な送り動作時などに制御の遅れによって砥石が
加工面から離れてしまうようなことが防止され、また、
砥石が加工面上の突起等に衝突して砥石に衝撃がかかっ
た場合、すぐに圧力変化を感知して主軸ヘッドを逃げる
方向に送ることができるので、砥石や主軸ヘッド等が破
壊されるのを防ぐことができ、非常に安定した、また安
全な倣い研削が行える。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す装置の垂直断面図、第
2図および第3図はそれぞれ本発明の変形例を示す垂直
断面図、第4図は従来の装置を示す正面図、第5図は各
研削点A、Bにおける砥石との接触状態を示す図、第6
図はトルクフィードバックだけによる倣い研削の状態を
示す図、第7図はエアータービンの回転特性を示すグラ
フである。 11・・・研削用砥石、12・・・回転主軸、14・・
・軸受筒、15.16・・・回転駆動手段を構成するエ
アータービンと噴射ノズル、19・・・主軸ヘッドとし
てのハウジング、20・・・圧力測定手段としての圧力
センサー、22・・・軸方向送り装置、26・・・トル
ク測定手段としての回転計、28・・・軸方向送り制御
回路、35・・・トルクフィードバック系、36・・・
圧力フィードバック系、39・・・圧力測定手段として
の変位センサー、4o・・・回転駆動手段としての電動
モータ、N1・・・測定トルク値に対応する測定回転数
、N:・・・設定トルク値に対応する設定回転数、Ql
・・・供給空気流量、F、・・・測定圧力値、Fu・・
・設定圧力値、Wa・・・加工面。 特許出願人  株式会社 日平トヤマ 第1図 第4図 (a)    第5図 (b) 第6図 第7図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)主軸ヘッドに回転自在にかつ軸方向に弾性的に装
    着された研削用砥石の回転主軸を、回転駆動手段により
    回転させながら、上記主軸ヘッドとワークを一定の合成
    送り速度で相対送りさせ、上記研削用砥石がワークの加
    工面に倣つて自動的に研削加工する倣い研削装置におい
    て、上記主軸ヘッドを軸方向に送り駆動する軸方向送り
    装置と、主軸ヘッド側に設けられ上記回転主軸の研削ト
    ルクを測定するトルク測定手段と、主軸ヘッド側に設け
    られ上記回転主軸の加工面に対する軸方向の押圧力を測
    定する圧力測定手段と、上記トルク測定手段で測定され
    た測定トルク値が予め設定された設定トルク値と一致す
    るように上記軸方向送り装置を制御するトルクフィード
    バック系および上記圧力測定手段で測定された測定圧力
    値が予め設定された設定圧力値と一致するように上記軸
    方向送り装置を制御する圧力フィードバック系を有する
    軸方向送り制御回路とを具備したことを特徴とする倣い
    研削装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01281861A (ja) * 1988-04-30 1989-11-13 Nippei Toyama Corp 加工装置
CN108637905A (zh) * 2018-04-19 2018-10-12 广州大学 一种柔性打磨控制系统及方法

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