JPS63244605A - 高耐電圧コンデンサ - Google Patents

高耐電圧コンデンサ

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JPS63244605A
JPS63244605A JP7582187A JP7582187A JPS63244605A JP S63244605 A JPS63244605 A JP S63244605A JP 7582187 A JP7582187 A JP 7582187A JP 7582187 A JP7582187 A JP 7582187A JP S63244605 A JPS63244605 A JP S63244605A
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JP
Japan
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capacitor
titanate
stannate
capacitors
thermoplastic resin
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JP7582187A
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正樹 安達
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、各種コンデンサに係り、特に熱可塑性樹脂を
使用した大容量、高耐電圧性にすぐれた高耐電圧コンデ
ンサに関する。
(従来の技術) 近年、家庭用電気製品やOA機器の小形化が進み、それ
に対応して電子部品の小形化が急速に進展している。こ
のためコンデンサも小形化の必要があり、そのため従来
のコンデンサよりも容量が大きいコンデンサの開発を望
まれている。それに対して従来の樹脂使用によるコンデ
ンサは、誘電体として用いられる樹脂の誘電率の低さか
ら、大容量を必要とするところで使用されるコンデンサ
は、電極間距離を小さくするか、電極面積を大きくする
かして、コンデンサを大容量化に対応させていた。また
、単にコンデンサを大容量化するためだけなら、その形
状を大きくす−るのが一般であった。
(発明が解決しようとする問題点) 近頃の電気製品の小形化に対して、コンデンサを大形化
することによって大容量化する方法は、その内部の限ら
れた空間に各装置等を収納するため実用的ではない。ま
た、電子調理機に用いられるマグネトロンに用いられる
コンデンサ等が電子調理機の小形化に対応しきれず、容
量の不足からハーモニクスやローノイズ等が発生し、問
題になっていること等から、コンデンサの形状をできる
だけ大きくすることなく、その容量を大きくする必要が
ある。また、コンデンサの成型性を考えて、樹脂使用に
よる射出成形可能なコンデンサが最適と考えられる。
従来の樹脂使用のコンデンサの一実施例としては、第4
図に示したような形状をしたマグネトロン用のコンデン
サがある。しかし、上記のマグネトロン用のコンデンサ
は、第5図に示すような製造工程によって製造され、射
出成形のみによって製造されるコンデンサと比べ、製造
工程が複雑であり、製造時間の長時間化、コスト高等の
問題があった。また、このコンデンサでは、その容量が
259Pと小さいのでマグネトロンに使用した場合には
、ハーモニクスやローノイズが発生する不具合が生じて
いた。
また、このようなコンデンサの電極間距離を小さくして
大容量を得る方法もあるが、射出成形性の問題から、電
極間距離を小さくするのにも限界があつた。
[発明の構成] (問題点を解決するための手段及び作用)上述のような
問題点を解決するために、以下のような樹脂を使用した
高耐電圧コンデンサを提供する。
高誘電性無機物であるセラミックス部材(チタン酸バリ
ウム(Ba710 s ) 、スズ酸バリウム(BaS
nOa ) 、ジルコン酸バリウム(BaZrOa )
 、ジルコン酸カルシウム(CaZrO3) 、スズ酸
カルシウム(Ca1n Oa ) 、チタン酸ストロン
チウム(SrTiO3)、チタン酸鉛(PbT103”
) 、チタン酸ランタン(LaOψ2 (T102 )
 、酸化セシウム(Ce02)、チタン酸カルシウム(
CaT103)、チタン駿マグネシウム(MgTIO3
) 、スズ酸ビスマス(B1  (TIOa ) a 
) 、スズ酸ニッケル(N15nO)、ジルコン酸マグ
ネシウム(MgZr0 a )、スズ酸マグネシウム(
MgSnOa ) )を焼成後もしくは、焼成前に平均
粒子径が1μm乃至10μmになるまでジェットミル法
および振動ミル法等で粉末化する。また、焼成前に粉末
化されたセラミックス部材は焼成しないで使用しても良
い。このときの粉末の平均粒子はコンデンサの使用状態
での温度により異なる。例えば、マグネトロン用とする
場合には、使用時の平均温度が120℃前後のため、第
6図のグラフかられかるように10μm程度の粒子径が
最適である。また、10μmより粒子径を大きくすると
、熱可塑性樹脂に混合した場合に、熱可塑性樹脂の特性
を利用した射出成形が不可能になる危険性がでてくる。
さらに、セラミックス部材を粉末状に粉砕する方法は粒
子径の分散率が少なく、平均して粉砕できる方法ならば
、ジェットミル法および振動ミル法のみに限定するもの
ではない。
上記のように粒子径を有する粉末状に粉砕されたセラミ
ックス部材を、ポリエチレンテレフタレ−ト(PET)
、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、ポ
リカーボネート(P C)、ポリアクリレート(PMM
A) 、ポリアミド(PA)、ポリブチレンテレフタレ
ート(PBT)、ポリフッ化ビニリデン(PVDF) 
、ポリスルフォン(PSF)、ポリフェニレンサルファ
イド(P P S)等の少なくとも一種以上からなる熱
可塑性樹脂に、10重量%乃至50重量%の割合いで十
分に分散するよう2軸押比機、カレンダーロール式混線
機およびミキサー等を併用して混合する。
これは第7図に示した混合比と誘電率、引張力の関係か
らセラミックス部材が全重量の45重量%以上混合する
と引張力が急激に弱くなるため、コンデンサとしての使
用強度を保つためには50重量%が限界である。また、
誘電率を高めるためには、10重量%は最低必要になる
上述の割合いで混合した熱可塑性樹脂を誘電体として貫
通形コンデンサ、単板形コンデンサ、または積層形コン
デンサを構成することにより、高い誘電率を持つ高耐電
圧コンデンサを可能にする。
さらに、熱可塑性樹脂を使用することによりこれまで複
雑な工程であつた貫通形の高耐電圧コンデンサを射出成
形により簡単に製造することができ、大幅な作業工程の
短縮及びコストの低下が計れるものである。
(実施例) 以下に上述のように構成された高耐電圧コンデンサの実
施例をいくつか示す。
実施例 1 高誘電体無機物としてチタン酸バリウム(BaTiO 
)を使用する。チタン酸バリウム(BaTiO g )
は第2図のように常温(20℃)で誘電率ε−300、
キュリ一点(120℃)で誘電率ε−3000である。
このチタン酸バリウム(BaT 10 g )を130
0℃の高温で3時間焼成したものと、焼成しなかったも
のとを、ジェットミル法により平均粒子径1μmと平均
粒子径IOμmに粉砕したものを2種類製造した。これ
をポリブチレンテレフタレートに30重量%の割合いと
45重量%の割合いで混線機によ7て十分分散するまで
混合したものと、ポリアミド(PA)に45重量%の割
合いで混線機によって十分分散するまで混合したものと
を8種類製造した。
このような8種類の高耐電体熱可塑性樹脂を用いて第1
図に示したような貫通形コンデンサ、単板形コンデンサ
、及び積層形コンデンサに形成した。このとき、貫通形
コンデンサは射出成形機の加熱シリンダ内で260℃で
軟化し、第1図に示した形状の内側及び外側の電極を挿
入した金型内に射出して形成した。このコンデンサの製
造方法を第3図に示す。これらの高耐電体熱可塑性樹脂
の誘電率及びコンデンサの電気容量を測定したところ、
表1に示すように良好な結果であった。ただし、これら
コンデンサに使用する高耐電体熱可塑性樹脂の容量は貫
通形コンデンサが2.8C113であり、その電極間距
離は1.1關、単板形コンデンサが0.60−であり、
その電極間距離はII■、積層形コンデンサがり、0c
m3であり、その電極間距離は1關であるQ 山、・2
″、、−Jノ実施例 2 高誘電体無機物としてチタン酸ストロンチウム(5rT
i Oa )を使用する。チタン酸ストロンチウム(5
rT10 a )は常温(20℃)で誘電率ε−200
0、キュリ一点(120℃)で誘電率ε−10000で
ある。
このチタン酸ストロンチウム(5rT10 a )を1
300℃の高温で3時間焼成したものと、焼成しなかっ
たものとを、ジェットミル法により平均1μmと平均1
0μmに粉砕したものを2種類製造した。これをポリブ
チレンテレフタレート(PBT)に30重量%の割合い
と45重量%の割合いで混線機によって十分分散するま
で混合したものを6種類製造した。
このような6種類の高耐電体熱可塑性樹脂を用いて貫通
形コンデンサ、単板形コンデンサ、及び積層形コンデン
サに形成した。このとき、貫通形コンデンサは第3図に
示した製造工程で、射出成形機の加熱シリンダ内で26
0℃で軟化し、内側及び外側の電極を挿入した金型内に
射出して形成した。これらの高耐電体熱可塑性樹脂の誘
電率及びコンデンサの電気容量を測定したところ、表2
に示すように良好な結果であった。ただし、これらコン
デンサに使用する高耐電体熱可塑性樹脂の容量は貫通形
コンデンサが2.8cm3であり、その電極間距離は1
.1mm、単板形コンデンサが0.8co+”であり、
その電極間距離は1mm、積層形コンデンサが1.0c
m3であり、その電極間距離は1 mmである。
(以下余白) 表2 上述の貫通形コンデンサを電子調理機用のマグネトロン
に使用したところ、従来の問題点であったハーモニクス
及びローノイズ等の発生を解消できた。
なお、本実施例ではチタン酸バリウム(BaTiO3)
及びチタン酸ストロンチウム(SrTiOa)を上げた
が、他のセラミックス部材に体してもほぼ同様な効果を
得られる。また、特許請求の範囲第3項に記載された他
の熱可塑性樹脂を使用しても同様である。
[発明の効果) 以上の述べてきたような本発明のコンデンサは、従来の
熱可塑性樹脂を使用したコンデンサと比べ、高誘電率を
示す高誘電率熱可塑性樹脂を使用することで、小形で大
容量、かつ高耐電圧性に優れたコンデンサの製造を可能
にしたものである。
また、熱可塑性樹脂による射出成形が可能なので、製造
工程を簡略化でき、特に貫通形コンデンサの歩留りを著
しく向上させ、家庭用電機製品やOA機器に好適な小型
で大容量、高耐電圧性に優れたコンデンサを提供できる
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に於ける一実施例の構成を示す一部断面
図、第2図はチタン酸バリウム(BaTl03)の誘電
率の温度変化のグラフ、第3図は同じく製造工程を示し
たフローチャート、第4図は従来の大容量貫通形コンデ
ンサの構成を示す断面図、第5図は従来の大容量貫通形
コンデンサの製造工程を示すフローチャート、第6図は
チタン酸バリウム(BaT! Oa )の粒子径が1μ
m及び10μmのときの温度変化のグラフ、第7図は高
誘電体無機物と熱化塑性樹脂の混合比による誘電率と引
張力の関係を示したグラフである。 工・・・ 貫通形コンデンサ 2・・・ 単板形コンデンサ 3・・・ 積層形コンデンサ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)高誘電体無機物の平均粒子径1μm乃至10μm
    の粉末と、熱可塑性樹脂とを高誘電体無機物粉末を10
    重量%乃至50重量%の割合いで混合した高誘電体熱可
    塑性樹脂を誘電体として有していることを特徴とした高
    耐電圧コンデンサ。
  2. (2)高誘電体無機物が、チタン酸バリウム(BaTi
    O_3)、スズ酸バリウム(BaSnO_3)、ジルコ
    ン酸バリウム(BaZrO_3)、ジルコン酸カルシウ
    ム(CaZrO_3)、スズ酸カルシウム(CaSnO
    _3)、チタン酸ストロンチウム(SrTiO_3)、
    チタン酸鉛(PbTiO_3)、チタン酸ランタン(L
    aO_3・2(TiO_2)、酸化セシウム(CeO_
    2)、チタン酸カルシウム(CaTiO_3)、チタン
    酸マグネシウム(MgTiO_3)、スズ酸ビスマス(
    Bi_2(TiO_3)_3)、スズ酸ニッケル(Ni
    SnO_3)、ジルコン酸マグネシウム(MgZrO_
    3)、スズ酸マグネシウム(MgSnO_3)のうち少
    なくとも一種類以上からなる特許請求の範囲第1項の高
    耐電圧コンデンサ。
  3. (3)熱可塑性樹脂が、ポリエチレンテレフタレート(
    PET)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(P
    E)、ポリカーボネート(PC)、ポリアクリレート(
    PMMA)、ポリアミド(PA)、ポリブチレンテレフ
    タレート(PBT)、ポリフッ化ビニリデン(PVDF
    )、ポリスルフォン(PSF)、ポリフェニレンサルフ
    ァイド(PPS)等のうち少なくとも一種類以上からな
    る特許請求の範囲第1項記載の高耐電圧コンデンサ。
  4. (4)コンデンサが、貫通形である特許請求の範囲第1
    項の高耐電圧コンデンサ。
  5. (5)コンデンサが、単板形である特許請求の範囲第1
    項の高耐電圧コンデンサ。
  6. (6)コンデンサが、積層形である特許請求の範囲第1
    項の高耐電圧コンデンサ。
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