JPS63243403A - 蒸気タ−ビンの制御装置 - Google Patents

蒸気タ−ビンの制御装置

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JPS63243403A
JPS63243403A JP7707387A JP7707387A JPS63243403A JP S63243403 A JPS63243403 A JP S63243403A JP 7707387 A JP7707387 A JP 7707387A JP 7707387 A JP7707387 A JP 7707387A JP S63243403 A JPS63243403 A JP S63243403A
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valve
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steam turbine
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昭 片山
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は蒸気タービンの回転速度がこの回転速度の設定
値以上になっても蒸気加減弁入口蒸気圧力を所定値以下
となるように制御するとともに、蒸気タービンの過回転
を可及的に防止する蒸気タービンの制御装置に関する。
(従来の技術) 第9図に原子カプラントにおける蒸気タービンプラント
の主蒸気系統を示す。原子炉1で発生した蒸気は蒸気加
減弁2を経て高圧タービン3aに流入し1、仕事をした
後排気される。そしてこの高圧タービン3aの排気蒸気
は湿分分離器4、インタセプト弁5を経て低圧タービン
3bに流入し、さらに仕事をした後復水器8に流れ込む
。また原子炉1で発生した蒸気の一部は蒸気タービン3
すなわち蒸気加減弁2に流入しないで直接復水器8にバ
イパスされ、このバイパスされた蒸気量をバイパス弁7
によって加減することにより蒸気加減弁2の入口蒸気圧
力(主蒸気圧力とも称す)が調整される。
第10図に原子炉発電所における蒸気タービン3の従来
の制御装置をブロックで示す。この従来の制御装置は蒸
気加減弁2、インタセプト弁5、およびバイパス弁7の
弁開度をそれぞれ制御する蒸気加減弁制御系、インタセ
プト弁制御系、およびバイパス弁制御系を有している。
上記蒸気加減弁制御系は蒸気タービン3の回転速度設定
器11の設定値S。と蒸気タービン3の回転速度検出器
12の検出値Sとの偏差ΔSを加算器13によって演算
し、この偏差ΔSに速度調定率によって決まる定数K。
■を掛け、その積を比例回路15の出力とする。次にこ
の比例回路15の出力と蒸気タービンプラントの負荷設
定器16の設定値りとを加算器17によって加算する。
この和Q1は蒸気タービン3に掛っている外部負荷と釣
り合うに必要な蒸気タービン3に流入する蒸気量を表し
ている。この加算器17の出力Q1と、後述するバイパ
ス弁制御系によって演算される原子炉1の全発生蒸気f
f1Q。とが低値優先回路(LVG)18によって比較
され、QoとQlのうち小さい方の値を蒸気加減弁2の
流量要求値(弁開度要求値)2aとする。そして蒸気加
減弁2の通過蒸気量が流量要求値2aとなるように図示
していない弁開度制御装置によって蒸気加減弁2の弁開
度を制御する。
一部バイパス弁制御系は主蒸気圧力の検出器21の検出
値と圧力設定器22の設定値P。との偏差ΔP (−P
−Po)を加算器23によって演算し、この偏差ΔPに
圧力調定率によって決まる定数K を掛け、その積を比
例回路24の出力Q とする。この出力Q。は原子炉1
で発生する蒸気口を表している。次にこの出力Q。と蒸
気加減弁制御系で演算された蒸気加減弁2の流量要求値
2aとの差(−Q o  2 a )を加算器25によ
って演算し、この差(= Q o  2 a )をバイ
パス弁の流量要求値(弁開度要求値)7aとする。そし
てバイパス弁7の通過蒸気量が流量要求値(弁開度要求
値)7aとなるように図示していない弁開度制御装置に
よってバイパス弁7の弁開度を制御する。
また、インタセプト弁制御系は加算器13の出力ΔSに
調定率によって決まる定数KIVを掛け、その積を比例
回路32の出力とする。−力負荷設定器16の設定値し
に定数(= K Iv/ K cv)を掛け、その積を
比例回路33の出力とする。次に比例回路32の出力お
よび比例回路33の出力ならびにインタセプト弁5の閉
じ始め時期を決定するバイアス回路34の出力よりlと
を加算器35によって加算し、その和をインタセプト弁
5の流量要求値(弁開度要求値)5aとする。そしてイ
ンタセプト弁5の通過蒸気量が流量要求値5aとなるよ
うに図示していない弁開度制御装置によってインタセプ
ト弁5の弁開度を制御する。
このような従来の蒸気タービンの制御装置によって制御
される蒸気加減弁2、およびバイパス弁7およびインタ
セプト弁5の弁開度特性を第11図に示す。第11図は
蒸気タービン3が定格回転速度S。で1009gの負荷
運転を行ない、負荷設定値りを一定にして回転速度Sを
変化させたときの弁開度特性を示す線図である。
今、蒸気タービン3の回転速度(系統周波数)Sが回転
速ゲの設定値S。に等しいとすると加算器13の出力す
なわち偏差ΔSは零となる。したがって蒸気加減弁2の
流星要求値2aを決定する低値優先回路(LVG)18
への一方の入力はQ  −Lとなり、他方の入力はQ。
−Kp弓Pとなるが、これらの値のうち低い方の値が低
値優先回路18から出力される。原子カプラントにおい
ては主蒸気圧力制御が主として行われるためQ、<Q、
となるように負荷設定値りが選択される。説明を簡単に
するためQ。−QlすなわちL〜100%とする。する
と蒸気加減弁2の流量要求値(弁開度要求値)2aは2
a−Q。
(−100%)となり、バイパス弁7の流量要求値(弁
開度要求値)7aは7a−Qo−Qo−0となる。この
時、インタセプト弁5の流量要求値5aは5 a −’
L −K 、v/Kc■+ I B、となるが、設定回
転速度S からある回転速度S (〉So)までインタ
セプト弁の弁開度を全開のまま保持するように定数1 
、およびK[Vが選択されているため流星要求値(弁開
度要求値)5aは100%を超えt−値となる。
次に蒸気タービン3の回転速度Sが上昇しまた場合(S
>So)を考える。このとき偏差Δ5(−8゜−8)は
負となるため加算器17の出力Q  (−L+Kcv・
ΔS)は当初の値し(= Q o −10096)より
小さくなる。したがって低値優先回路]8の出力である
蒸気加減弁2の流は要求値2aは2 a = Q  (
< Q o )となり、蒸気タービン30回転速度Sの
−I−昇とともに減少し、ある値S3で零となる。回転
速度Sがさらに上昇すると流星要求値2aは負となるが
、これに対応する実際の弁開度は全開以下にならないの
で、第11図において流星要求値2aが負となる部分を
破線で示しである。一方バイパス弁7の流量要求値7a
は7a=Q   2a−”CV’ΔSとなるから、正レ
ベルとなり回転速度の上昇とともに増加し、ある回転速
度S (くS3)で100%の流量要求値(弁開度は全
開)となる。
このとき回転速度S1での蒸気加減弁2の流量要求値2
aは、バイパス弁7の容量(弁開度が全開のときの許容
通過流量)が定格負荷(100%負荷)における原子炉
1の発生する蒸気ユの、例えば50%とすると50%(
−100%−50%)となる。さらに回転速度Sが上昇
すると流量要求値7aは100%を超えた値となるが実
際の弁開度は全開以上とならないので第11図において
100%を超える部分を破線に示しである。またインタ
セプト弁5の流量要求値5a(”K、■・ΔS + L
−に+v/ Kcv + I Bl)は回転速度Sの上
昇とともに減少し、回転速度S3で初めて100%とな
る。したがってインタセプト弁5の弁開度は回転速度8
3以下においては全開(10096)となる。さらに回
転速度Sが上昇すると(S>83)、インタセプト弁5
の流量要求値5aは減少し、回転速度S  (>33)
で零となる。回転速度Sがさらに上昇して回転速度84
以上になると、インタセプト弁5の流量要求値5aは負
となるが、実際の弁開度は全開以下とならないので負と
なる部分を第11図において破線で示しである。
(発明が解決しようとする問題点) 第11図に示す弁開度特性となるように従来の制御装置
によって制御される蒸気タービンプラントにおいて、系
統事故等による回転速度が上昇した場合を想定する。こ
の場合においても前述したように負荷設定値りは一定と
仮定する。すると回転速度Sの、1−昇とともにバイパ
ス弁7の流量要求値7aは第11図に示すように増加す
る。バイパス弁7の容量(弁開度が全開のときの許容通
過流量)が原子炉1の定格出力(100%)時の蒸気発
生二の例えば5096とすると、第11図に示すように
回転速度S1においてバイパス弁7は全開となる。この
回転速度81以上に回転速度Sが上昇すると原子炉1で
発生する発生蒸気を吸収できず、主蒸気圧力が上昇し、
原子炉1がスクラムの状態となる。原子炉1の発生蒸気
量を吸収できるかどうか、すなわち原子炉1がスクラム
するかどうかは蒸気タービン3の回転速度の上ガ値Sと
バイパス弁7の容量に左右される。例えば系統事故時の
回転速度上昇値SがSl以下ならば、バイパス弁7は余
剰蒸気を吸収できる。なお実際の原子カプラントにおい
て、バイパス弁の容量が原子炉1の定格出力時の発生蒸
気はを吸収可能なように選定されて、すなわち全容量バ
イパスシステムとなっているため、原子炉1は回転速度
が83に達してもすなわち蒸気加減弁2が全開となって
もスクラムすることは無い。
このように実際の原子カプラントに用いられている全容
量バイパスシステムは、原子炉1の発生蒸気量を一定に
維持しながら系統外乱による周波数変動を吸収でき、か
つ復帰時においてもかなり急速に蒸気タービンの負荷」
二昇を行うことができることから優れたシステムである
。しかし全容量バイパスシステムを用いることは莫大な
建設費、設備費、保守費が必要であった。
本発明は小容量バイパスシステムををする蒸気タービン
プラントにおいて、主蒸気圧力が所定値以下となるよう
に制御することができ、かつ蒸気タービンの過回転を可
及的に防止することのできる蒸気タービンの制御装置を
提供することを目的とする。
〔発明の構成〕
(問題点を解決するための手段) 本発明による蒸気タービンの制御装置は蒸気発生設備と
、この蒸気発生設備の発生蒸気によって駆動され高圧部
および低圧部を存する蒸気タービンと、蒸気発生設備か
ら蒸気タービンの高圧部に流入する蒸気量を加減する蒸
気加減弁と、蒸気タービンの高圧部から低圧部に流入す
る湿分分離された蒸気の量を加減するインタセプト弁と
、蒸気発生設備から蒸気タービンに流入する蒸気の一部
を復水器にバイパスし、このバイパスされた蒸気の二を
加減することにより蒸気加減弁入口蒸気圧力を調整する
バイパス弁とを備えている蒸気タービンプラントにおい
て、バイパス弁の容量、および蒸気タービンの回転速度
の設定値と回転速度の実際値との偏差、ならびに蒸気タ
ービンプラントの負荷設定値に基づいて蒸気タービンの
回転速度がこの回転速度の設定値以上となっても蒸気加
減弁入口蒸気圧力が所定値以下となるような蒸気加減弁
の弁開度を演算する蒸気加減弁弁開度演算手段と、蒸気
加減弁人口蒸気圧力の実際値とその設定値との偏差、お
よび蒸気加減弁弁開度演算手段の出力に基づいてバイパ
ス弁の弁開度を演算するバイパス弁弁開度演算手段と、
蒸気タービンの回転速度の設定値と回転速度の実際値と
の偏差、および蒸気タービンプラントの負荷設定値に基
づいて蒸気タービンの過回転を可及的に防止するインタ
セプト弁の弁開度を演算するインタセプト弁弁開度演算
手段と、蒸気加減弁弁開度演算手段、バイパス弁弁開度
演算手段、およびインタセプト弁弁開度演算手段の出力
に基づいて蒸気加減弁、バイパス弁、およびインタセプ
ト弁の弁開度を制御する弁開度制御手段とを備えたこと
を特徴とする。
(作 用) このようにして構成された本発明による蒸気タービンの
制御装置において、バイパス弁の容量、および蒸気ター
ビンの回転速度の設定値と回転速度との実際値との偏差
、ならびに蒸気タービンプラントの負荷設定値に基づい
て蒸気タービンの回転速度がこの回転速度の設定以上と
なっても蒸気加減弁入口蒸気圧力が所定値以下となるよ
うな蒸気加減弁の弁開度が蒸気加減弁弁開度演算手段に
よって演算される。そして、蒸気加減弁入口蒸気圧力の
実際値とその設定値との偏差、および蒸気加減弁弁開度
演算手段の出力に基づいてバイパス弁の弁開度がバイパ
ス弁弁開度演算手段によって演算される。また、蒸気タ
ービンの回転速度の設定値と回転速度の実際値との偏差
、および蒸気タービンプラントの負荷設定値に基づいて
蒸気タービンの過回転を可及的に防止するインタセプト
弁の弁開度がインタセブト弁弁開度演算手段によって演
算される。これらの蒸気加減弁弁開度演算手段、および
バイパス弁弁開度演算手段、ならびにインタセプト弁弁
開度演算乎段のそれぞれの出力に基づいて蒸気加減弁、
およびバイパス弁、ならびにインタセプト弁の弁開度が
弁開度制御手段によって制御される。
これにより本発明によれば小容盆バイパスシステムを有
する蒸気タービンプラントにおいて、蒸気加減弁入口蒸
気圧力(以降主蒸気圧力と称す)が所定値以下となるよ
うに制御することができるとともに蒸気タービンの過回
転を可及的に防止することができることとなる。
(実施例) 第1図は第9図に示す原子カプラントに適用される本発
明による蒸気タービンの制御装置の第1の実施例の構成
を示すブロック図である。この実施例の蒸気タービンの
制御装置は蒸気加減弁弁開度演算装置10と、バイパス
弁弁開度演算装置20と、インタセプト弁弁開度演算装
置30aと、図示していない弁開度制御装置とを備えて
いる。
そして蒸気加減弁弁開度演算装置10は関数発生器14
と、比例回路15と、低値優先回路18とを有している
。またバイパス弁弁開度演算装置20は比例回路24と
、加′1A、125とを有しており、インタセプト弁弁
開度演算装置30は関数発生器31aと、比例回路32
と、比例回路33と、バイアス回路34と、加算器35
とを有している。
関数発生器14.31a以外は従来の蒸気タービンの制
御装置のところで説明済のため説明を省略する。
関数発生器(Fcv)14は、上記タービンの回転速度
設定器11の設定値S。と回転速度検出器12の検出値
Sとの偏差ΔSを演算する加算器】3の出力ΔSに応じ
た回転速度の偏差ΔSlを比例回路15に送出する。ま
た関数発生器(F、v)31aは加算器13の出力ΔS
に応じた回転速度の偏差ΔS2を比例回路32に送出す
る。
この関数発生器14の出力ΔS1を第3図aに示すよう
に設定する。すなわち、設定回転速度Soで蒸気タービ
ンが定格負荷(100%負荷)運転されているときに、
主蒸気圧力を一定にしたまま回転速度Sが上昇し、バイ
パス弁の弁開度が全開となる回転速度S1に対応する偏
差ΔS (−S  −S  )に対してΔS、l=@X
となる値を出力ロー する。この出力Xは、バイパス弁の容量(全開時の通過
流量)が原子炉の発生蒸気量(100%出力時)の、例
えば5096とすると、蒸気加減弁の流量要求値2a(
−x−Kcv+L)が50(−100−50)%となる
ように設定される。すなわちL−1(100%負荷設定
)、2a−0,5であるから0.5−x−Kc■+1を
満足するように設定される。そして回転速度81以下の
回転速度Sに対する偏差ΔS (−S。−8)に対応す
る関数発生器(FoV)14の出力をX・ΔS/(So
−81)とする。また回転速度Sが回転速度S と予め
設定された回転速度S2 (〉Sl)■ との間の領域にあるときの、この回転速度Sに対応する
偏差ΔSに対する関数発生器(FoV)14の出力をX
(一定)とする。さらに回転速度Sが上昇し、予め設定
された回転速度S3 (〉S2)になったとき、その偏
差ΔS (−3o−33)に対応する関数発生器14の
出力yは蒸気加減弁の流量要求値2a(−y−Kcv+
L)が零となるように選定される。そして回転速度82
以上の回転速度Sに対する偏差ΔS (−S。−8)に
対応する関数発生器14の出力をx+(y−x) ・(
(So−32)−ΔS)/(S3−82)となるように
選定する。
一方、関数発生器(F、■)31aの出力ΔS2も第3
図すに示すように設定する。すなわち蒸気タービンの回
転速度Sが設定回転速度S。より上昇し、回転速度S2
になったときの、この回転速度S2に対する偏差△S 
(−3゜−8)に対応する関数発生器(Fl■)31a
の出力Zはインタセプト弁の流量要求値5a (−Z−
KI■+L−に、■/Kov+IB、)が1(弁開度1
00%)となるように選定される。さらに回転速度Sが
上昇し、予め設定された回転速度S4 (〉S3)にな
ったときの、この回転速度S4に対応する関数発生器(
F、■)31gの出力Wはインタセプト弁の流量要求値
5aが零(弁開度0%)となるように選定される。そし
て回転速度Sが回転速度82以下のときの、この回転速
度Sに対する偏差ΔS <−5o−S)に対応する関数
発生器3 ]、 aの出力はZ・ΔS/(So−82)
となるように設定される。また回転速度Sが回転速度S
2以」二のときの、この回転速度Sに対する偏差Δ5(
−S。−8)に対応する関数発生器31aの出力はZ+
(w−Z)・ f(S  −S  )−ΔS)/(S3
−82)となるように選定される。
このように設定された関数発生器14を宵する蒸気加減
弁弁開度演算装置10によって蒸気加減弁の流量要求値
2aが演算され、関数発生器31aを有するインタセプ
ト弁弁開度演算装置30aによってインタセプト弁の流
量要求値5aが演算される。また主蒸気圧力の圧力検出
器21の検出値Pと圧力設定器22の設定値P。との偏
差ΔP (−P−Po) 、および蒸気加減弁弁開度演
算装置10の出力に基づいてバイパス弁弁開度演算手段
20によってバイパス弁の流量要求値7aが演算される
そして蒸気加減弁、バイパス弁、およびインタセプト弁
の弁開度は、それぞれの通過流量が蒸気加減弁弁開度演
算装置10、バイパス弁弁開度演算装置20、およびイ
ンタセプト弁弁開度演算装置30aによって演算された
それぞれの流量要求値2a、7a1および5aとなるよ
うに図示していない弁開度制御装置によって制御される
このような本実施例の蒸気タービンの制御装置によって
制御される蒸気加減弁、バイパス弁、およびインタセプ
ト弁の、蒸気タービンの回転速度の上昇に対する弁開度
特性を第2図に示す。蒸気加減弁の弁開度2a(流量要
求値と同一の符号で示す)は設定回転速度S。で全開(
10096>であり回転速度の上昇とともに減少し、回
転速度S1で509〜6となる。さらに回転速度Sが上
昇して回転速度S2となるまでは弁開度は50%に保持
される。そしてさらに回転速度Sが」二昇するとまた減
少し、回転速度S3で全開(0%)となり、回転速度S
が83以−にとなっても全開のままである。流量要求値
2aは83以上の回転速度においては負(第2図におい
て破線で示しである)となる。
またバイパス弁の弁開度7a(流量要求値と同一の符号
で示す)は設定回転速度S。で全閉であり、回転速度の
上昇とともに増加し、回転速度S1で全開(100%)
となる。さらに回転速度Sが上昇すると流量要求値7a
は100%を超えた値となるが弁開度は全開のままとな
る。
そしてインタセプト弁の弁開度5a(流量要求値と同一
の符号で示す)は設定回転速度S。から設定回転速度S
2までの回転速度に対しては全開(100%)となり、
回転速度Sが設定回転速度S2を超えて一ヒ昇すると減
少し、設定回転速度S4で零となる。
これにより系統事故等により蒸気タービンの回転速度S
が−1−昇し、バイパス弁が全開となる回転速度S1以
上となっても、蒸気加減弁の弁開度が予め設定された回
転速度S2まで一定に保持されるため主蒸気圧は上昇し
ないこととなる。
第2図に示す弁開度特性を有する本実施例の蒸気タービ
ンの制御装置によって制御される蒸気加減弁、インタセ
プト弁、およびバイパス弁の系統周波数上昇(回転速度
上昇)時における挙動を第4図に示す。この第4図にお
いて本実施例による挙動を実線、従来の技術による挙動
を破線で示しである。時刻T。に系統外乱が発生し、回
転速度Sが設定回転速度S。より徐々に上昇すると回転
速度偏差ΔSが変化するため関数発生器(F cv)1
4の出力が変化し、これにより第2図に示すように蒸気
加減弁2の流量要求値2aが蒸気加減弁2の弁開度を絞
り込むように減少する。一方、負荷設定値しは一定であ
るため原子炉の発生蒸気量は一定であり、したがってバ
イパス弁7の流量要求値7aは蒸気加減弁と逆に増加し
、その弁開度は増加する。
さらに回転速度が−L昇し1、時刻T1に設定回転速度
S1に到達すると蒸気加減弁2の弁開度2aは5096
、バイパス弁7の弁開度7aは全開となる。このとき従
来の技術によれば、回転速度Sが設定回転速度S1以上
となると第11図に示すように蒸気加減弁の弁開度2a
はさらに絞り込まれるがバイパス弁の弁開度7aが変化
しないため1蒸気圧が高くなり原子炉をスクラムさせか
つ蒸気タービンをトリップさせるような状況におかれる
ことになる。このため第4図において蒸気加減弁2およ
びインタセプト弁5が急閉し、かつ系統と切り離された
ために回転速度が急上昇している。
これに対して本実施例では時刻T1以後の回転速度に昇
に対しても回転速度l−昇が設定回転速度S 以下なら
ば関数発生器(Fo、)14の値は変化しない。したが
って流量要求値2aも変化しないことにより蒸気加減弁
2の弁開度2aは50%のまま維持され、バイパス弁7
の弁開度7aは全開であるため主蒸気圧は」二昇せず原
子炉1がスクラムする最悪の状態が避けられる。これに
より時刻T2に再び系統周波数が落ちつき始めると、こ
れにともない蒸気加減弁2は通常状態へ復帰しようとす
る。
一方、関数発生器(Fl■)31aの設置効果は次のよ
うに説明される。もともとインタセプト弁5の設置目的
は負荷遮断時のオーバスピード抑制にある。したがって
関数発生器(F、v)31aの特性を第11図に示すよ
うな特性、すなわち設定回転速度83時にインタセブI
・弁5の流量要求値5aが1.00%となり回転速度S
の」二昇とともに減少する特性とした場合は系統周波数
」−昼時の負荷遮断過程において非常に高いオーバスピ
ードを呈してしまうこととなる。
関数発生器(F +v) 31 aが何る場合と無い場
合の回転速度上昇の様子を第5図に示す。第5図におい
て関数発生器31aが有る場合を実線で、無い場合を破
線で示している。時刻T。に系統外乱が発生し、時刻T
1oに回転速度S、に到達したとする。このとき系統の
負荷遮断が発生すると関数発生器3 ]、 aが無い場
合、蒸気加減弁2は流量要求値2aがさらに減少するた
め遅れることな(閉動作を開始する。そして、インタセ
プト弁5の流は要求値5aは回転速度が上昇して設定回
転速度S3に到達するまで1.0096以上の値とな7
ており、弁開度は全開のままである。このため負荷遮断
時のオーバスピード値は非常に高くなることがr想され
る。
これに対し7て関数発生器31 aがaる場合、時〕I
T  に回転速度Sが設定回転速度S2に到達する時点
においてインタセプト弁5は閉じ始めるため、そのオー
バスピード値は実線にて示すように低い値に抑制するこ
とが可能となる。
なお関数発生器(F、)31aの特性を第6図に吊すよ
うに設定(5ても良い(符号31bは第6図に示す特性
を有する関数発生器を示す)。すなわち、回転速度S1
の時、インタセプト弁7の流量要求値が10086とな
るような関数発生器3 ]、 bの出力を g(g−K  +L−に、■/Kc■+lB1−1)、
回V 転速度S30時インタセプト弁7の流量要求値が909
6となるような関数発生器′31bの出力をm(rn−
K  +L−に、■/Kc〜、+IB、−0.9)、1
■ および回転速度S4の時インタセプト弁7の流量要求値
が0%となるような関数発生器31bの出力をn(n−
K  +L−に、■/Kcv+T、−0)1〜” とし、回転速度Sが設定回転速度S。とSlとの間にあ
る場合の偏差ΔS (−S。−6)に対応する関数発生
器31bの出力を g・ΔS/ (So−81’)とする。そして回転速度
Sが設定回転速度S1と83との間にある場合の偏差Δ
s c−s、−s)に対応する関数発生器31、 bの
出力を 1+(m−1)・ f (So−5l)−ΔS)/′(
S3−S、)とし−1回転速度Sが設定回転速度S3以
りのときの偏差ΔS (−5o−3)に対応する関数発
生器31bの出力をm、+(n −m) ・+(S  
−3)−ΔS+ / (S4−S3)とする。このよう
な特性を有する関数発生器31bを第1図に示す関数発
生631aの代わりに用いた場合の蒸気加減弁2、イン
タセプト弁5、およびバイパス弁7の回転速度」−昇に
対するそれぞれの弁開度特性を第7図に示す。蒸気加減
弁2およびバイパス弁7のそれぞれの弁開度2aおよび
7aは第2図に示す弁開度特性と同一のため説明を省略
する。インタセプト弁5の弁開度5aは回転速度S1で
閉じ始め、回転速度Sの上昇とともに減少し、回転速度
S3で9006の弁開度となる。そしてさらに回転速度
Sか−L昇すると、減少速度を早め、回転速度S4で全
開となる。したがって、このような弁開度特性を有する
蒸気タービンの制御装置において系統の11故等により
回転速度が上昇し、設定同転速度S1に到達すると同時
に負荷遮断が発生してもインタセブト弁を閉方向に導く
ことが可能となる。
第8図に本発明による蒸気タービンの制御装置の第2の
実施例の構成をブロックで示す。この第2の実施例は蒸
気加減弁弁開度演算装置10と、バイパス弁弁開度演算
装置20と、インタセプト弁弁開度演算装置30cと、
図示していない弁開度制御装置とを備えている。この第
2の実施例は第1図に示す第1の実施例とはインタセプ
ト弁弁開度演算装置30cのみが異なっている。この第
2の実施例のインタセプト弁弁開度演算手段30cは関
数発生2W31cと、比例回路32および33と、加算
器35とを有している。回転速度偏差ΔS (−S  
−S)に定数KICを掛は比例口路32と出力とする。
そして負荷設定値しに定数KIC”’CVを掛は比例回
路33の出力とする。また回転速度偏差Δ5C−S。−
8)に基づいて関数発生器31cによってインタセプト
弁5の流量要求値5aを変化させる。これらの比例回路
32および比例回路33ならびに関数発生器31. C
の各出力を加算器35によって加算し、この和をインタ
セプト弁5の流m要求値5aとする。したがって、関数
発生器31eの特性を適当に設定することにより第2図
に示すようなインタセプト弁の流m要求値5a、(弁開
度)を得ることができる。
〔発明の効果〕
本発明によれば小容量バイパスシステムを何する蒸気タ
ービンプラントにおいて、主蒸気圧力が所定値以下とな
るように制御することができ、かつ蒸気タービンの過回
転を可及的に防止することのできる蒸気タービンの制御
装置を提0・(することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による蒸気タービンの制御装置の第1の
実施例の構成を示すブロック図、第2図は第1図に示す
第1の実施例によって制御される蒸気加減弁、バイパス
弁、およびインタセプト弁の、蒸気タービンの回転速度
のI−昇に対する弁開度特性を示す線図、第3図(a)
、  (b)は本発明にかかる関数発生器の特性を示す
線図、第4図は第2図に示す弁開度特性をr了する蒸気
タービンの制御装置によって制御される蒸気加減弁、イ
ンタセプト弁、およびバイパス弁の回転上昇に対する挙
動を示す線図、第5図は本発明にかかる関数発生器F1
vが有る場合と無い場合の回転速度上昇の様子を示す線
図、第6図は本発明にかかる関数発生器FIVの他の特
性を示す線図、第7図は第6図に示す特性を有する関数
発生器F1■を用いた場合の弁開度特性を示す線図、第
8図は本発明による蒸気タービンの制御装置の第2の実
施例の構成を示すブロック図、第9図は原子カプラント
における蒸気タービンプラントの主蒸気系統を示す系統
図、第10図は従来の蒸気タービンの制御装置を示すブ
ロック図、第11図は従来の蒸気タービンの制御装置に
よって制御される蒸気加減弁、バイパス弁、およびイン
タセプト弁の弁開度特性を示す線図である。 10・・・蒸気加減弁弁開度演算装置、11・・・回転
速度設定器、12・・・回転速度検出器、13.17・
・・加算器、14・・・関数発生器、15・・・比例回
路、16・・・負荷設定器、18・・・低値優先回路、
20・・・バイパス弁弁開度演算装置、21・・・主蒸
気圧力検出器、22・・・圧力設定器、24・・・比例
回路、=25−・・加算器、30a、30c・・・イン
タセプト弁弁開度演算装置、31a、31c・・・関数
発生器、32゜33・・・比例回路、34・・・バイア
ス回路、35・・・加  −算器、2a・・・蒸気加減
弁の流ユ要求値、5a・・・インタセプト弁の流量要求
値、7a・・・/くイノくス弁の流量要求値。 出願人代理人  佐  藤  −雄 躬1図 筋2図 C\ ト o        o          ロC%JO
ト 斥証招

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 蒸気発生設備と、この蒸気発生設備の発生蒸気によって
    駆動され高圧部および低圧部を有する蒸気タービンと、
    前記蒸気発生設備から前記蒸気タービンの高圧部に流入
    する蒸気量を加減する蒸気加減弁と、前記蒸気タービン
    の高圧部から低圧部に流入する湿分分離された蒸気の量
    を加減するインタセプト弁と、前記蒸気発生設備から前
    記蒸気タービンに流入する蒸気の一部を復水器にバイパ
    スし、このバイパスされた蒸気の量を加減することによ
    り前記蒸気加減弁入口蒸気圧力を調整するバイパス弁と
    を備えている蒸気タービンプラントにおいて、 前記バイパス弁の容量、および前記蒸気タービンの回転
    速度の設定値と前記回転速度の実際値との偏差、ならび
    に前記蒸気タービンプラントの負荷設定値に基づいて前
    記蒸気タービンの回転速度がこの回転速度の設定値以上
    となっても前記蒸気加減弁入口蒸気圧力が所定値以下と
    なるような前記蒸気加減弁の弁開度を演算する蒸気加減
    弁弁開度演算手段と、 前記蒸気加減弁入口蒸気圧力の実際値とその設定値との
    偏差、および前記蒸気加減弁弁開度演算手段の出力に基
    づいて前記バイパス弁の弁開度を演算するバイパス弁弁
    開度演算手段と、 前記蒸気タービンの回転速度の設定値と前記回転速度の
    実際値との偏差、および前記蒸気タービンプラントの負
    荷設定値に基づいて前記蒸気タービンの過回転を可及的
    に防止する前記インタセプト弁の弁開度を演算するイン
    タセプト弁弁開度演算手段と、 前記蒸気加減弁弁開度演算手段、バイパス弁弁開度演算
    手段、およびインタセプト弁弁開度演算手段の出力に基
    づいて前記蒸気加減弁、バイパス弁、およびインタセプ
    ト弁の弁開度を制御する弁開度制御手段と を備えたことを特徴とする蒸気タービンの制御装置。
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