JPS63242315A - 濾過エレメント - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は内燃機関などに装着されるエアクリーナの濾
過エレメントに関する。

（従来の技術） 内燃機関などに装着されるエアクリーナの濾過エレメン
トとしてさきに本出願人が出願した実願昭６０−１８４
３４４子に記載されたようなものがある。第４図に示す
濾過エレメントｌがそれである。−過エレメント１は放
射状にひだ折りしたＰ材でなる笠形の濾過体２を支持体
３の傾斜した支持ｌｌ上に載置し、支持体上部の窓孔１
２ａを有する筒状部１２上端と濾過体２の内周端面１５
の上縁１５ａとの間に上部シールパツキン４を設け、濾
過体２の外周端面１６の下縁１６ａと支持体の下部支持
輪１３との間に下部シールパツキン５を設折られたＦ材
でなり、内周端面１５近傍では谷線１８に近い谷底部分
が密着させられており、外周端面１６近傍では白線１７
に近い山頂部分が内側に密着させられている。かくして
端面１５．１６はその上縁１５ａ　、下縁１６ａをシー
ルすることにより流体の硫路として利用可能になってい
る。

（発明が解決しようとする間ツ点） 上記のような従来の濾過エレメントにあっては上部シー
ルパツキン４４−週体内周端面の上縁１５ａ　と支持体
の筒状部１２の上端との間にまたがり、その中間は宙に
浮いた状態となり脆弱であってシール性が損なわれる傾
向がある。これは濾過体の端面１５が傾斜していること
と、成形の便宜上筒状部１２を外方にせり出させること
が困難であることによる。また下部シールパツキン５は
第５図に示すように成形時にふくれ部５ａを生成させて
端面１６の濾過面積を減少させる。

下部シールパツキン５はその形状をした金型を当該位置
に当てはめて発泡性ウレタン原液を注入し発泡成形させ
るのが通例であるが、第５図に示すように上下割りの金
型１９の上型１９ａ　と濾過体外周端面１６の傾斜面の
間に隙間が生じており、この部分が発泡時の原液の逃げ
となってふ（れ部５ａが生成される。この隙間のない金
型とするには膚移動する割り型を組み合わせねばならず
型が複雑となる。

（間ツを解決するための手段） この発明の濾過エレメントは支持体の支柱の上席の垂直
部を半径方向に口扁平な形状として、濾過体の内周端面
のひだ間に挿入したものである。従って垂直部上端と頂
板の環状溝は濾過体内周端面の上縁に近接し隙間がなく
なっている。

また支持体下端の下部支持輪には伏樋状の環状凹部を設
けたので、その背面が濾過体外周端面の下方に位置して
上下割りとなる金型の上型と濾過体端面との隙間に介在
する。従って下部シールパツキンを成形する際原液は環
状凹部１こ流入するが、そこから上方へのふくれ上がり
は阻止される。

（作用） この発明の濾過エレメントは上記のように上部シールパ
ツキンは支持体と濾過体の上端部にまたがって形成され
その中間部分に宙１こ浮いた部分が生じないので強度が
上がりシール性も向上する。また下部シールパツキンは
ふくれ上って濾過体の端面を塞ぎ一過面積を減少させる
ことがない。

（実施例） 実施例を第１図に示す。この発明の濾過エレメント２０
は濾過体２と支持体２１（第２図）と上部シールパツキ
ン２２と下部シールパツキン２３とでなる。濾過体２は
第３図に示す従来のものと同じである。支持体２１は半
径方向に偏平な断面を有する垂直部２４ａ　と截頭円錐
面に沿って下方へ伸びる傾斜部２４ｂとでなる支柱２４
と下部支持輪２５とそして頂板２６とでなる。頂板２６
は周縁に環状Ｒ２６ａを備え中央寄りに取付は用のセン
ターボルト孔２６ｂが設けられ垂直部２４ａと接続して
いる。支柱２４の下端に接続して下部支持輪２５が設け
られ下部支持輪２５には伏樋状に下方へ開いた環状凹部
２５ａが設られる。支持体の環状溝２６ａと濾過体２の
内周端面の上縁１５ａとにまたがって発泡性ウレタンで
なる上部シールパツキン２２が設けられる。垂直部２４
ａは濾過体の端面１５のひだの間に挿入されており頂板
２６の外周縁と端面の外周上縁１５ａ　と′接近してい
る。下部シールパツキン２３が下部支持輪２５と濾過体
の外周端面下縁１６ａ　とをつないで設けられる。下部
シールパツキン２３は上部シールパツキン２２と同様発
泡性ウレタンを発泡成形させてなるものである。

第１図に点線で示すような成形金型の上型２７ａ。

下型２７ｂの間に原液が注入され、下部支持輪２５の先
端と下面を披い濾過体外周端面１６の下縁１６ａにまた
がって成形される。下部支持輪の環状凹部２５ａの背面
が端面１６の下方に位置しているので、原液は発泡膨張
して下部シールパツキン２３が成形されるとき環状凹部
２５に充満するが上方へふくれ上がることはない。従っ
て端面１６ノ濾過面積が支障され減少することはない。

第２図に示す支持体２１の平面図において下部支持輪２
５の周縁に設けた複数の凹所２５ｃは下部シールパツキ
ン２３の原液が成形時に濾過体下縁へ十分にまわり込み
、成形が完全に行なわれて下部支持輪２５と下部シール
パツキン２３の密着ヲよくするためのものである。また
突起２５ｄはＰ過エレメントがエアクリーナに組み込ま
れるときの位置決め用突起である。この支持体２１は合
成樹脂により一体成形されるがオーバーハングさせた部
分がないので上下割りの金型により簡単に製作できる。

（発明の効果ン この発明の濾過エレメントは支持体の上方の垂直部を濾
過体のひだ内に挿入できるようにして垂直部および頂板
を濾過体内周端面の上縁に接近させたので、上部パツキ
ンが強固なものとなり、シール性が向上する。また下部
パツキンは支持体の下部支持輪の環状凹溝により成形時
のふくれが防止され、濾過面積の減少がない。

ｉ４　Ｍ相まって寿命の長い濾過エレメントが得られる
ものである。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の実施例の断面図、第２図は支持体の
平面図、第３図は濾過体の部分斜視図、第４図は従来の
濾過エレメントの断面図、第５図は従来の下部シールパ
ツキンの成形状態を示す図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 上部は半径方向に偏平で上下に伸びる垂直部をなし、下
   部は截頭円錐面に沿って下方へ伸びる傾斜部をなす複数
   の支柱と、周縁に環状溝を有し前記垂直部上端をつない
   で蓋をする頂板と、そして前記傾斜部の下端をつなぎ伏
   樋状に下方が開いた環状凹部を有する下部支持輪とを備
   えた支持体の前記傾斜部上に、放射状にひだ折り線が配
   列された笠形の濾過体を配設し、該濾過体の内周端面の
   上縁と前記環状溝とにまたがる環状の上部シールパッキ
   ンを設け、さらに前記濾過体の外周端面の下縁と前記下
   部支持輪とにまたがる環状の下部シールパッキンを設け
   てなる濾過エレメント。