JPS63242153A - 磁気軸受モ−タ - Google Patents

磁気軸受モ−タ

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Publication number
JPS63242153A
JPS63242153A JP62073652A JP7365287A JPS63242153A JP S63242153 A JPS63242153 A JP S63242153A JP 62073652 A JP62073652 A JP 62073652A JP 7365287 A JP7365287 A JP 7365287A JP S63242153 A JPS63242153 A JP S63242153A
Authority
JP
Japan
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rotor
pole piece
teeth
magnetic bearing
sets
Prior art date
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Pending
Application number
JP62073652A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiromasa Fukuyama
寛正 福山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by NSK Ltd filed Critical NSK Ltd
Priority to JP62073652A priority Critical patent/JPS63242153A/ja
Publication of JPS63242153A publication Critical patent/JPS63242153A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C32/00Bearings not otherwise provided for
    • F16C32/04Bearings not otherwise provided for using magnetic or electric supporting means
    • F16C32/0406Magnetic bearings
    • F16C32/044Active magnetic bearings
    • F16C32/0474Active magnetic bearings for rotary movement
    • F16C32/0493Active magnetic bearings for rotary movement integrated in an electrodynamic machine, e.g. self-bearing motor
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C2380/00Electrical apparatus
    • F16C2380/26Dynamo-electric machines or combinations therewith, e.g. electro-motors and generators

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Magnetic Bearings And Hydrostatic Bearings (AREA)
  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、ロータを磁気軸受部の磁気力により非接触
状態で回転自在に支持するようにした磁気軸受モータに
関するものである。
〔従来の技術〕
従来の磁気軸受モータとしては、例えば第14図に示す
構成のものが知られている。
この図に示す磁気軸受モータのモータ本体は、中空円柱
状の枠体2と、この枠体2内に同軸的に配設されたロー
タ4と、このロータ4を非接触で支持するラジアル磁気
軸受6及びアキシアル磁気軸受8と、ロータ4を回転駆
動するステータ10とを有している。ここで、12.1
4はロータ4のラジアル方向の変位を各々検出するラジ
アル方向変位センサであり、16はアキシアル方向の変
位を検出するアキシアル方向変位センサである。
前記ロータ4は、その中心の軸4Aと、この軸4Aの上
端部に設けられた円盤4Bと、当該軸4Aの中間部に各
々所定間隔を置いて図示の如く設けられた円盤4C,4
Dとにより構成されている。
また、前記ラジアル磁気軸受6は、上部ラジアル磁気軸
受6Uと下部ラジアル磁気軸受6Lとにより構成されて
いる。この内、上部ラジアル磁気軸受6Uは、前記枠体
2の内側周面に配設され前記円盤4Cの周側面に対向す
る複数のヨーク18と、このヨーク18に各々巻装され
た励磁コイル6Cとにより構成されている。これと同様
にして、前記下部ラジアル磁気軸受6Lも、前記円盤4
Dの周側面に対向するように構成されている。
また、前記アキシアル磁気軸受8は、ここでは環状の励
磁コイル8Cを有する電磁石により構成され、この電磁
石が前記円盤4Bに対向する枠体2の上部所定位置に配
設されている。
一方、前記ステータ10は、前記ヨーク18゜・・・、
18と、この各ヨーク18のより枠体2側に各々巻装さ
れた励磁コイルIOCとにより構成されている。
そして、図示しない制御装置は、各励磁コイル6C,・
・・、6G、8C110C1・・・、10Cに励磁電流
を供給し、これにより、ロータ4を非接触で保持し且つ
回転駆動させるようになっている。
また、制御装置は、各センサ12,14.16からの検
出信号に基づいて位置決め制御を行うようになっている
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、前述した従来技術にあっては、ロータ4
の回転に寄与する励磁コイルIOCのラジアル方向の吸
引力と、ラジアル方向の位置制御に寄与する励磁コイル
6Cのラジアル方向の吸引力とが重畳される構成である
ため、励磁コイル6Cにより位置制御された回転軸中心
は、励磁コイル10Cの影響によって振れ回り、これが
ため、円滑な回転を得ることができないばかりか、回転
磁界を強くすることができないため、大きな回転トルク
を得ることができないという問題点があった。
この発明は、このような従来技術の問題点に着目してな
されたもので、とくに、ロータを回転させるための駆動
力が磁気軸受支持されたロータの位置を乱す影響を略完
全に排除し、ロータのラジアル方向の位置決めをより精
度よく行ことができ、円滑且つ高速な回転をさせること
ができると共に微細な位置決めも可能な磁気軸受モータ
を提供することを、その目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで、上記目的を達成するために、この発明は、同心
的に配設された環状のロータ及びステータと、該ステー
タのロータに対向する側であって前記ロータに対して対
称となる等間隔位置に各々設けられた複数組の極片と、
該各極片に各々設けられた磁気軸受用電磁石とを備え、
前記ロータを前記ステータに対して非接触で回転可能に
支承するようにした磁気軸受モータにおいて、前記ステ
ータの各極片に対向する前記ロータの側部には所定ピッ
チの突出歯を均一に形成し、前記ロータの突出歯に対向
する前記極片の面には前記突出歯とは異なるピッチの極
片歯からなる極片歯列を各々設け、この複数組の極片歯
列の内、一の組は隣接する他方の組に対し所定位相のず
れをもって配設するとともに、前記複数組の極片歯列の
極片歯に対し、隣接する極片歯同士が相互に逆極性に励
磁されるよう回転駆動用励磁コイルを各々巻装し、この
複数組の回転駆動用励磁コイルの内、ロータに対して対
称的な各組励磁コイルに同時に励磁電流を供給する回転
駆動制御部を備えている。
〔作用〕
この発明では、回転駆動制御部から複数組の回転駆動用
励磁コイルに対して各組毎に順次、励磁電流が供給され
ると、各極片歯列の極片歯では、互いに隣接する同士が
反対方向に励磁される。このため、この励磁による磁力
線は、磁気軸受用電磁石からの磁力線から強められるも
のと、反対に弱められるものとが生じる。このとき、磁
力線が強められる極片歯にかかる電磁石は、近接してい
るロータの突出歯を吸引する。そして、これが複数組で
順次実行されるため、ロータは、ステータに対し非接触
で支承された状態で回転する。
〔実施例〕
以下、この発明の第1実施例を第1図乃至第11図に基
づいて説明する。
磁気軸受モータは、本第1実施例では、ポリゴンミラー
等の負荷に連結されこれを回転させるモータ本体28と
、このモータ本体、28の回転及びその磁気軸受を制御
する制御装置30とからなっている。
そして、モータ本体28は、第1.2図に示すように、
円柱状のステータ28Aと、このステータ28A内にあ
って磁力により非接触で所定方向に回転可能に支承され
た略カップ状のロータ28Bと、このロータ28Bのラ
ジアル方向の変位を検出するX方向変位センサ32X、
32X及びY方向変位センサ32Y、32Yと、当該ロ
ータ28Bのアキシアル方向の変位を検出するアキシア
ル方向変位センサ34とを備えて構成されている。
ここでは、ロータ本体28の軸方向をアキシアル(Z軸
)方向とし、これに垂直な平面を含む方向をラジアル(
X軸、Y軸)方向としている。
この内、ステータ28Aは、円柱状のステータ枠体36
と、前記ロータ2BBを磁力によりそのラジアル方向に
支承する磁気軸受用電磁石としてのラジアル方向支承用
電磁石3B(38a、・・・。
38h)及び39  (39a、 ・・・、39h) 
、当該ロータ28Bを磁力によりそのアキシアル方向に
支承する磁気軸受用電磁石としてのアキシアル方向支承
用電磁石40と、当該ロータ28Bを磁力により回転さ
せる回転駆動用電磁石42 (42a。
・、42h)及び43 (43a、−,43h)とによ
り構成されている。
また、前記ステータ枠体36は、一端部にフランジ44
Aを有する中空状の内円筒44と、この内円筒44のフ
ランジ44Aに一方が図示の如く載設されポル)blに
より固着された環状の外円筒46と、この外円筒46の
他方の端部にねじS゛  1により固着されその中心部
に貫孔48Aを形成された蓋体48とにより構成されて
いる。そして、ステータ枠体36の内部には、第1図に
示すように、当該ステータ36をその軸方向に貫通する
貫通穴A及び縦断面逆回形状の空間部Bが形成されてい
る。
また、前記ロータ28Bは、下面開放型でカップ状に形
成された回転体50と、この回転体50に一体的に設け
られ回転負荷に連結される回転軸52とにより構成され
ている。そして、回転体50の中央内側に設けられスリ
ーブ50Aに回転軸52が図示の如く嵌挿され、この回
転軸のフランジ52Aと当該スリーブ50Aとを接続す
る肩部50Bがボルトb2により一体的に固着されてい
る。そして、回転軸52は、前記ステータ28Aの貫通
路Aに遊挿されるとともに、その回転体50は、前記空
間部B内にあって回転可能に遊挿されている。
また、回転体50の側部50Cの内外両側面には、所定
長さで所定ピッチの突出歯53.・・・、53がその全
周囲にわたって形成されている。更に、側部50Cの下
端には、環状の鍔部50Dが一体に形成されている。
ところで、前記ラジアル方向支承用電磁石38a、 −
”、  38 h、39a、−,39h及び回転駆動用
電磁石42a、・・・、42h143a、・・・、43
hは、各々、モータ本体28の軸方向に対して図示のよ
うに上下2段に設けられている。これを詳述すると、前
記内円筒44の軸部44B及び前記蓋体48の軸部48
Bには、前記回転体50の側面部50Cの突出歯53.
・・・、53に対し僅かの空隙を残して突出した外側鉄
心54.54及び内側鉄心56.56が、各々上下2段
に渡って装着されている。この鉄心54.54及び56
.56は、所定形状の珪素鋼板を積層したものが使用さ
れている。
そして、外側鉄心54.54の各々は、第2図に示すよ
うに、ドーナッツ状のリング部54Aと、このリング部
54Aの円周方向に沿う等間隔をもって内側に突出させ
た熊手状の8個の極片54B。
・・・54Bとにより形成されている。この内、各極片
54Bの前記回転体50側には、各々、8本の所定ピッ
チの極片歯a、・・・、hから成る極片歯列54Cが形
成されている。また、内側鉄心56も、上述と同様に、
リング部56A、極片56B、・・・56Bとにより構
成され、各極片歯56Bの回転体50側には、各々、8
本の所定ピッチの極片歯a′、・・・ l /から成る
極片歯列56Cが形成されている。これによづて、各々
、極片歯54C(即ち、極片歯a、・・・、h)と極片
歯56C(即ち、極片歯a′、・・・、h′)とが回転
体50の側面部50Gを内外に僅かな空間を介して同位
相で各々対向するようになっている。
ここで、極片歯a、・・・、h及びa l、・・・、h
′のピッチは、突出歯53.・・・、53のピッチに対
して1/2ピッチ大きく設定され、また極片歯列54C
2・・・、54C及び56C2・・・、56Cの内、隣
接するもの同士は1/4ピツチずれた位相をもって配設
されている。このため、本実施例では、対向する一対の
極片歯列54C,56Cにより1組の極片歯列が形成さ
れ、この組の極片歯列とこれに隣接する一方の組の極片
歯列との二組により基本グループが形成されている。そ
して、この基本グループが各段に4個づつ形成されてい
る。
さらに、前記極片54B、・・・、54B及び5゛6B
、・・・、56Bの根幹部分には、図示のようにラジア
ル方向の支承のための軸受用励磁コイル58a、 ・・
・、  513 h及び6−Oa、 −、60hが各別
に巻装されて、これにより、ラジアル方向支承用電磁石
38a、−,38h及び3−9 a、 ・・・、  3
9 hが構成されている。そして、ロータ2BBの内外
の対向する電磁石の対(例えば38aと39a)により
一組が形成され、全体で各段に8組が設けられている。
また、極片歯列54C1・・・、54C及び56C2・
・・、56Cには、後述するようにロータ2BB全体を
所定方向に回転させるための回転駆動用励磁コイル62
a、 ・、62h及び54a、 ・・・、64hが各段
で各々巻装され、これにより、回転駆動用電磁石42a
、−,42h及び43 a、 ・・・、  43hが構
成されている。そして、ロータ2BBの内外の対向する
電磁石の対(例えば、42aと433)により一組が形
成され、隣接する組同士(例えば42aと43a及び4
2bと43b)によリーグループが形成されており、全
体で各段の4グループが配設されている。また、各極片
歯列54C及び56Cにおいて、互いに隣接する極片歯
a、・・・、h及びa 1.・・・、h′は互いに逆向
き極性を有して励磁されるように、駆動用励磁コイル6
2a、 ・・・、62h及び54a、 ・・・、64h
が巻装されている。
更に、前記アキシアル方向支承用電磁石40は、前記蓋
体48内にあって前記回転体50の肩部50Bに対向す
□る所定位置に装備された環状の軸受用励磁コイル66
と、前記内円筒44内にあって前記回転体50の鍔部5
0Dに対向する所定位置に装備された環状の軸受用励磁
コイル68とを有して構成されている。
一方、X方向変位センサ32X、32X及びY方向変位
センサ32Y、32Yは、ともに第1図に示すように、
前記回転体50の肩部50B及び鍔部50Dに近接する
所定位置に装備され、当該回転体50.即ちロータ28
BのX方向及びY方向の変位を検出しこれに応じた検出
信号dx及びd)yを制御装置30に供給する。ここで
、センサ32X、32X、32Y、32Yが軸方向の上
下段に配設されているのは、ロータ2BBの傾きを検出
するためである。
また、前記アキシアル方向センサ34は、回転体50の
肩部50Bに近接する所定位置に装備され、ロータ28
Bのアキシアル方向の変位を検出し、これに応じた検出
信号dzを制御部30に供給する。
ここで、各センサ32X、32X、32Y、32Y、3
4は、ロータ28Bが予め定められた回転のための基準
位置にある場合には、所定基準値の検出信号を出力し、
この基準位置からセンサ位置までの距離が大または小に
なるよう変位する場合には、基準値より小又は大の検出
信号を出力するようになっている。
次に、制御装置30の構成について説明する。
制御装置30は、第3図に示すように、上段及び下段の
X方向変位信号dxを入力し、これに基づいて上段及び
下段のX方向の位置決めを行う上段及び下段X方向位置
決め部30XU及び30XDと、上段及び下段のY方向
変位信号dyを入力し、これに基づいて上段及び下段の
Y方向の位置決めを行う上段及び下段Y方向位置決め部
30YU及び30YDと、アキシアル方向の変位信号d
2を入力し、これに基づいてアキシアル方向の位置決め
を行うアキシアル方向位置決め部30Zと、ロータ28
Bの回転駆動を制御する回転駆動制御部30Rとから構
成されている。
この内、上段X方向位置決め部30XU及び上段Y方向
位置決め部30YUは、第4図に示すように構成されて
いる。これを詳述すると、上段X方向位置決め部30X
Uは、上段のX方向変位センサ32Xから出力されるX
方向変位信号dxに基づきX方向の基準位置からの変位
量及び変位方向を演算しこれに応じた変位差信号Δdx
を算出するX方向変位差演算手段72と、このX方向変
位差演算手段72からの変位差信号Δdxに基づいて後
述する位置決め信号を出力するX方向磁気軸受制御手段
74と、このX方向磁気軸受制御手段74からの位置決
め信号を増幅しく増幅率α)前記軸受用励磁コイル58
a、58’b、58e。
58f、60a、60b、60e、60fに励磁電流を
各々出力するパワーアンプ76A、76Bとにより構成
されている。
また、これと同様にして、上段Y方向位置決め部30’
YUは、上段のY方向変位センサ32Yから出力される
Y方向変位信号dyに基づきY方向の基準位置からの変
位量及び変位方向を演算しこれに応じた変位差信号Δa
yを算出するY方向変位差演算手段78と、このY方向
変位差演算手段78からの変位差信号Δdyに基づいて
後述する位置決め信号を出力するY方向磁気軸受制御手
段80と、このY方向磁気軸受制御手段80からの位置
決め信号を増幅しく増幅率α)前記軸受用励磁コイル5
8c、58d、58g、58h、60c、  60 d
、  60 g、  60 hに励磁電流を各々出力す
るパワーアンプ82A、82Bとにより構成されている
この内、X方向変位差演算手段72は、入力するX方向
変位信号dxに対してノイズ除去を行うローパスフィル
タ84と、このローパスフィルタ84の出力の位相を補
償する位相補償回路86と1、この位相補償回路86の
出力とX方向の基準位置に相当する基準信号v1゜えと
を比較し変位差信号Δdx=V、。、−dxを演算する
比較回路88とを有している。
また、X方向磁気軸受制御手段74は、入力するX方向
の変位差信号Δdxに対してPI演算及びID演算を施
すPID回路90 (比例回路90p、積分回路90i
、微分回路90dから成る)と、このPID回路90か
らのPI演算出力信号及びID演算出力信号を加算して
加算信号Vixを得る加算回路92とを備え、さらに、
加算信号Viとバイアス信号V□8とを加算して位置決
め信号rVs+x+VtJを出力する加算回路94と、
バイアス信号vs□から加算信号Vixを引算して位置
決め信号r VIIX  VixJを出力する引算回路
95とを有して構成されている。
そして、加算回路94の出力側は、パワーアンプ76A
を介してモータ本体28の軸受用励磁コイルr58a+
58bJおよび「5Qe+6゜f」を並列に介してアー
スに至る。また減算回路95の出力側は、パワーアンプ
76Bを介してモータ本体28の軸受用励磁コイルr6
0a+60b」およびr58e+58fJを並列に介し
てアースに至る。
一方、前記Y方向変位差演算手段78は、前述したX方
向の場合と同様に、ローパスフィルタ96、位相補償回
路98.比較回路100を有して構成され、Y方向の基
準位置に相当する基準信号V、。、と、変位信号dyと
の比較により変位量及びその方向に応じた変位差信号Δ
dyを出力する。
また、Y方向磁気軸受制御手段80は、前述したX方向
の場合と同様に、PID演算回路102゜加算回路10
4.加算回路106.減算回路108を有して構成され
、入力する変位差信号Δdyを処理して位置決め信号r
 VIIF ” VJFJ及びrVs+y−VtyJを
パワーアンプ82AjJLび82B(増幅率α)に各別
に出力するように設定されている。この内、パワーアン
プ82Aの出力側は、軸受用励磁コイルr58g+58
hJと「60C+5QdJとを並列に介してアースに至
る。また、パワーアンプ82Bの出力側は、軸受用コイ
ルr60g+60hJとr58c+58dJとを並列に
介してアースに至る。
ここで、下段X方向位置決め部30XD及び下段Y方向
位置決め部30YDは、前述した上段X方向位置決め部
30XU及び上段Y方向位置決め部30YUと同様に構
成されている。
また、アキシアル方向位置決め部30Zは、入力するZ
方向変位信号dzに基づきZ方向の基準位置からの変位
量及びその方向を演算しこれに応じた変位差信号Δdz
を演算するZ方向変位差演算手段110と、この2方向
度位差演算手段11Oからの変位差信号Δdzに基づい
て後述する位置決め信号を出力するZ方向磁気軸受制御
手段1′12と、このZ方向磁気軸受制御手段112か
らの位置決め信号を増幅しく増幅率α)前記軸受用励磁
コイル66.68に励磁電流を出力するパワーアンプ1
14A、114B (増幅率α)とにより構成されてい
る。
そして、2方向度位差演算手段110は、前述した各X
方向、Y方向の場合と同様に、ローパスフィルタ116
9位相補償回路11B、比較回路120を有して構成さ
れ、比較回路120は、前述の基準位置に相当する基準
信号V、。、と変位信号dzとの比較を行うようになっ
ている。また、Z方向磁気軸受制御手段112は、前述
したものと同様に、PID演算回路122.加算回路1
24、加算回路126.減算回路127を有して構成さ
れ、入力する変位差信号Δdyを処理して位置決め信号
r V slz +V tgJ及びrv、□−■。
2」をパワーアンプ114A及び114Bに各別に出力
するようになっている。パワーアンプ114A及び11
4Bの出力側は、各々、軸受用励磁コイル66及び68
に各別に接続されている。
更に、回転駆動制御部30Rは、方形波を発振する発振
器128と、この発振器128の出力である方形波列か
ら所定タイミング毎に方形波を抽出し、これを第1〜第
4番目の回転駆動信号V。
〜■4として並列に出力するタイミング回路130と、
このタイミング回路130の出力の内、第3.4番目の
出力v3、v4に対しては、その信号を反転させる反転
回路132.134と、これらの第1〜第4番目の回転
駆動信号■、〜V、を各別に増幅するパワーアンプ13
6A〜136D(増幅率α)とを備えて構成されている
。ここで、各回転駆動信号V、〜v4は、各々、前の信
号の立ち下がり又ルよ立ち上がりに同期して、次の信号
がアースレベルから所定レベルまで順次立ち上がり又は
立ち下がるようになっている。
そして、パワーアンプ136A、136Gの出力側が各
々、駆動用励磁コイル62b、64b、62d、64d
、62f、64f、62h、64hを並列に介してアー
スに至り、閉回路が形成されている。また、パワーアン
プ136B、136Dの出力側が各々、駆動用励磁コイ
ル62a、64a、62c、64c、62e、64e、
62g。
64gを並列に介してアースに至り、閉回路が形成され
ている。
次に、本実施例の動作を説明する。
本装置の電源が投入されると、各電気回路がオンとなり
、磁気軸受動作及び回転駆動動作が開始される。
まず、磁気軸受けの動作について説明する。
モータ本体28に装備されているX方向変位センサ32
X、32X、、Y方向センサ32Y、32Y、及びアキ
シアル方向変位センサ34は、それぞれの方向成分の変
位位置に応じてアナログ直流電圧の変位信号dx、dy
、及びdzを検出し、これを各方向の変位差演算手段?
2,72.78゜78、及び110に出力する。
ここで、上段におけるX方向の場合について説明する。
X方向変位信号dxは、X方向変位差演算手段72によ
り、前述したように、ロータ28Bがその基準位置から
変位していた方向及びその量に応じて正または負の値の
変位差信)Δdxに変換され、X方向磁気軸受制御手段
74に出力される。そして、変位差信号Δdxは、X方
向磁気軸受制御手段74において前述したように処理さ
れ、位置決め信号r View + VtxJ r J
v自+x −V、XJがパワーアンプ76A、76Bに
各々出力される。これらの位置決め信号r V s r
 x + V 4 XJ及び「V□−−’VtxJ−は
、各々、パワーアンプ76A及び76Bでα倍され、軸
受用励磁コイルr58a+58bJとr60e+60f
J及びr60a+60bJとr58e+58fJに各列
に印加され、回転体50を介する左側及び右側のコイル
に対しては、磁力の強弱が反対になる。
例えば、ロータ2BBがその基準位置より第2゜4図に
おける右側に変位していた場合には、変位信号dxが基
準信号v1゜8より小さくなり、ΔdX及びVl、が正
の値となる。このため、α(V、。
+1 +V ix)が基準位置における値より大きくな
り、反対にα(View−V=x)が基準位置における
値より小さくなる。従って、左側のコイル「58a+5
8bJとr60e+60fJでは、ロータ28Bに対す
る吸引力が強められ、右側のコイルr60a+60bJ
とr58e+58fJでは、その吸引力が弱められ、結
局、ロータ28Bは、第2.4図台ける左側に戻される
これとは反対に、ロータ28Bがその基準位置より第2
.4図における左側に変位していた場合には、変位信号
dxが基準信号v5゜8より大きくなり、Δdx及びV
 i xが負の値となる。このため、α(View +
V+x)が基準位置における値より小さくなり、反対に
α(Vs+XVAX)が基準位置における値より大きく
なり、上述とは反対に作用して、ロータ2BBは右側に
戻される。
このようにして、ロータ28Bは、このロータ28Bに
対する吸引力が均衡する位置、即ち基準位置に保持され
る。そして、基準位置に位置決めされると、変位信号d
x=基準信号V Sel!であるから、変位信号dxか
ら求められる値viXは零となる。このため、左右の軸
受用励磁コイル「58a+58bJ、r60e+60f
J及び「60a+60bJ、r58e+58fJに各列
に印加される位置決め信号は、ともに相等しいαvsI
Xとなり、ロータ28Bはそのまま基準位置に保持され
る。
ところで、上述の基準位置での保持状態における外側の
軸受用励磁コイル58a、58bおよび内側の軸受用励
磁コイル60a、60bにかかるラジアル方向支承用電
磁石38a、38b及び39a、39bによる磁気回路
を、第7図に示す。
このラジアル方向支承用電磁石38a、38b及び39
a、39bは、同図に示すように、交互に反対極性とな
るよう励磁される。このとき、例えば電磁石38aのN
極から出た磁力線(同図中の点線参照)は、鉄心54を
介して両隣の電磁石38b、38hのS極に入る。そし
て、電磁石38b、38hのN極から出た磁力線は、各
々、極片歯a、・・・、h、空隙、突出歯53.・・・
、53、回転体50の側部50C1再び、突出歯53.
・・・。
53、空隙、及び極片歯a、・・・、hを順次介して、
電磁石38a (及び38 c、  38 g)のS極
にもどり、これによって閉磁路が形成される。
また、上記電磁石38a、38bに対向するロータ内側
の電磁石39a、39bは、電磁石38a、38bに反
発する向きに各々励磁される。このときの磁路も、上述
と同様にして、図中の点線矢印で示す閉ループになる。
このとき、前述したように、各極片歯列54C9・・・
、54C及び56C1・・・、56Cは、突出歯53、
・・・、53に対して、その位相が1/2ピツチ又は(
1/2) +(1/4)ピッチずれているため、例えば
第7図に示す位置(電磁石38b、39bの各々の極片
歯す、d、f、gと二個おき毎の突出歯53.・・・、
53の位相が合致する位置)°に静止している。このよ
うにして、各々対向する電磁石38a、39a及び38
b、39b同士による吸引力が均衡しく他の電磁石の組
でも同様)ロータ28Bが非接触で保持されている。
一方、前述したX方向の位置制御は、モータ本体28に
おける下段側の経路でも独立して同様に実行される。こ
のため、ロータ2BBのX−Z平面内での傾きも合わせ
て是正される。
また、Y方向の磁気軸受の動作も上述と同様にして行わ
れる。つまり、ロータ28BのY方向の変位量及び変位
方向に応じて検出されたY方向変位信号dyに基づいて
、当該変位を是正する量の位置決め信号α(■□y+V
iy)、α(V□、−Vty)が形成される。そして、
この信号により、ロータ28BのY方向の変位が前述の
場合と同様にして是正され基準位置に戻される。このと
き、この位置決めがその上、下段で行われるため、Y−
2平面内での傾きも是正される。
従って、前述したX方向、Y方向の位置決めにより、ロ
ータ28BはX−Y平面に対して垂直に非接触で支承さ
れる。
更にまた、Z方向の磁気軸受の動作も上述と同様にして
行われる。つまり、ロータ28BのZ方向の変位量及び
変位方向に応じて検出されたZ方向変位信号dzに基づ
いて、バイアス信号V 31 z、Vstzにより位置
決め信号α(Vstz + Vig) 。
a Cvstw−Vtg)が形成され、スf−タ28A
上下の環状の軸受用励磁コイル66.68に供給される
。これにより、コイル66.68は、ロータ28Bの回
転体50を相互に吸引する磁力を発生するため、ロータ
28Bは、ステータ28Aに対してアキシアル方向に基
準位置で非接触で保持される。基準位置では、ロータ2
BBが上下方向にαVSl1g+ αvs、に対する吸
引力で引き合われる。そして、αv、18とαVstl
+による吸引力の差がロータ28Bの自重と釣り合うこ
ととなる。
以上の動作により、ロータ28Bが、ラジアル方向であ
るX、Y方向及びアキシアル方向であるZ方向に対して
非接触で支承され、しかも予め定められた基準位置に的
確に位置決めされる。
そして、後述する回転駆動等において、負荷変動等の外
乱によりロータ28Bの回転軸がその回転基準位置から
ずれた場合には、この変位状況が各センサ32X、32
X、32Y、32Y、及び34により直ちに検出され、
これに基づき前述したと同様の位置修正動作が実行され
る。したがって、ロータ28Bは、直ちに元の基準位置
に復帰・する・ 次に、回転駆動動作を第8図乃至第11図に基づいて説
明する。これらの図は、前述した基本グループの一つで
ある回転駆動用電磁石42a、42bの組及び43a、
43bの組について示す。
まず、前述した第7図に示す状態において、回転駆動制
御部30Rから回転駆動信号V、が回転励磁用コイル6
2b及び64bの入力端子INのみに同時に供給される
と、第8図の如く励磁電流が流れる。このとき、電磁石
42b及び43bのす、d、f、hの極片歯では、電磁
石38bによる磁力線と電磁石42bによる磁力線ケ同
−向きであるので強められ、またa、C,e、gの極片
歯では、磁力線が反対向きであるので相殺又は弱められ
る。このとき、電磁石42a、43aは非励磁の状態で
あり、突出歯の53.・・・、53の内の第8図におけ
る任意の歯■、■′に着目すると、この歯■、■′は極
片歯e、e’に対して、1/4ピツチの距離にあり、一
番近接している。
上述の状態から、第9図の如く、回転駆動信号v1の立
ち下がりに同期して回転駆動信号■2がコイル62a、
64aの入力端子INのみに同時に印加される。これに
より、電磁石42a及び43aのa、  c、  e、
  g及びaZ  C′、”+  g′の極片歯では、
各々、電磁石38a及び39aによって磁力線が強めら
れ、またす、d、f、h及びb’、d’、f’、h’の
極片歯では、磁力線が相殺又は弱められる。このため、
前述した歯■、■′が各々極片歯e、e’に吸引され、
該極片歯e、e’の位置に到達する。即ち、ロータ28
B全体が反時計方向に1/4ピツチだけ回転することと
なる。このとき、突出歯の53.・・・、53の内の第
9図における任意の他の歯■、■′に着目すると、この
歯■、■′は、電磁石42b。
43bの極片歯a、a’に対して、一番近接し1/4ピ
ツチの距離にある。
さらに、上述の状態から、第10図の如く、回転駆動信
号v2の立ち下がりに同期して回転駆動信号v3がコイ
ル62b、64bの入力端子INのみに同時に印加され
る。これにより、電磁石42b、43bは前述した第8
図と反対に励磁される。このため、前述した歯■、■′
が磁気力により極、片面 、aZの位置まで吸引される
。即ち、ロータ28B全体が更に反時計方向に1/4ピ
ツチだけ回転する。このとき、電磁石42a、43a側
では、■、■′の前の歯■、■′が極片歯f。
f′に各々1/4ピツチの距離にあり一番接近している
。      。
さらに、上述の状態から、第11図に示す如く、回転駆
動信号■、の立ち上がりに同期して回転駆動信号v4が
コイル62a、64aのINのみに同時に印加される。
これにより、電磁石42a。
43aは前述した第9図と反対に励磁される。このため
、前述した歯■、■′が磁気力により極片歯f、f’の
位置まで吸引される。即°ち、ロータ28B全体が更に
反時計方向に1/4ピツチだけ回転する。
このようにして、回転駆動信号■1〜v4の繰り返し入
力により前述した第8図乃至第11図の回転動作が繰り
返され、しかもこの動作は他の3グループ(6組)の電
磁石42C,43C,・・・。
42h、43hでも同様にして行われるから、ロータ2
BBは反時計方向に加えられた信号に比例する量だけ連
続的に回転する。このとき、その回転に伴うラジアル方
向の吸引力は、ロータ28Bの内外で各組毎に相殺され
るので、前述した磁気軸受には何ら影響を及ぼさないこ
ととなる。また回転駆動信号V I” V’ 4の繰り
返し周期を短くすることにより、より高速で回転させる
ことができる。
本実施例は以上のようであるから、種々の利点を有する
。まず、ロータ2BBを介して対向する内外の対向位置
において磁気吸引力による回転力をロータ28Bに作用
させているため、そのラジアル方向の回転力成分が相殺
され、磁気軸受位置に対し回転に伴う偏心等の影響を及
ぼさないことから、ロータ2BBのラジアル方向の位置
決めをより高精度に行うことができ、高速回転させるこ
とができる。これとともに、ロータ28B全周囲の内外
で吸引駆動していることから、その一方のみの場合に比
較してより大きな回転トルクを得ることができる。また
、ロータ2BBの突出歯とステータ28Aの極片歯との
間では、常に、それらの位相が合致する歯が、円周方向
において常に平均して分布するようになっているため、
その合致する歯が局所的なものに比較して、ロータ28
Bの歪をより小さくさせることができ、これによって、
ロータ28Bの高精度な位置制御及び高速回転を促進さ
せることができる。
また、回転駆動用励磁コイル62a、・・・、62h及
び64a、=・、64hは、極片54B、−。
54B及び56B、・・・、56Bに各々設けた極片歯
a、・・・、h及びa′、・・・、h′に巻装させてい
るため、軸受用励磁コイル58a、・・・、58h及び
60a、・・・、60hによる閉磁路とは異なった閉磁
路を形成することから、これらの磁路を共通とする場合
のように、回転駆動信号v1〜■4によって軸受用励磁
コイル58a、・・・、58h及び60a、・・・、6
0hに逆起電力を生じさせ磁気軸受を乱すということが
なく、従って、当該信号V1〜v4の繰り返し周期をよ
り短くして、高速回転させることができる。
さらに、ステータ28A側の極片歯a、・・・、h及び
a′、・・・、h′を単なる磁路とぜず、これに回転駆
動用励磁コイル62a、・・・、62h及び64a、・
・・、64hを巻き、積極的に利用していることから、
極片歯a、・・・、h及びa 1.・・・、h′とは別
の位置に当該コイル62a、・・・、62h及び64a
、・・・、64hを巻装する場合に比較して、モータ本
体28全体をより小型化できるという利点も有している
なお、上述した実施例においては、ロータ28Bの内外
で回転駆動用電磁石42a、・・・、42h°及び43
a、・・・、43hを対向させるとしたが、これは、ロ
ータ28Bの回転軸に対して、対称位置であり磁気軸受
用及び回転用の磁気力のラジアル方向成分が、外側又は
内側同士で相殺されるならば、ロータ28Bの外側のみ
、又は内側のみであってもよい。
次に、本発明のその他の実施例を説明する。
まず、第2実施例は、前述した第1実施例において、回
転開始時に、軸受用励磁コイル58a。
・・・、58h及び60a、・・・、60hに対しても
、回転駆動信号VI〜V、(共に正又は負のパルス信号
)を軸受用信号に重畳させて印加させるという構成を付
加したものである。これによれば、その作用効果は前述
した実施例のものと同等になるほか、回転開始トルクを
大きくすることができるという利点を有する。
また、第3実施例としては、前述した第1実施例におい
て、磁気軸受用電磁石に永久磁石を使用し、回転駆動用
コイル62a、・・・、62h及び64a、・・・、6
4hは極力、インダクタンスが小さいコイルとしたもの
である。これによれば、その作用効果は前述した第1実
施例と同等になるほか、回転駆動信号V、〜v4の立ち
上がり又は立ち下がりにおいて、回転駆動コイルに生じ
る自己誘導逆起電力が小さくなり、より剛性を高めるこ
とができる。
更に、第4実施例を、第12図に示す。即ち、この第1
2図では、ステータ140の内側には、円柱状のロータ
142が第1実施例と同様にして磁気軸受されるととも
に、ロータ142を回転させる回転駆動用電磁石144
a、・・・、144h(145a、・・・、145hは
回転駆動用励磁コイル)がロータ142の中心軸を介す
る対向位置に配設された極片140Aの極片歯a、・・
・、dに設けられている。そして、ロータ142の周囲
全体に沿って設けられている突出歯142Aのピッチ(
これを1ピツチとする)に対して、各極片歯a。
・・・、dのピッチは1.5倍であり、しかも、一方の
組の電磁石144a、144c、144e、144gの
各極片歯a、・・・、dは、他方の組の電磁石144b
、144d、144f、144hの各極片歯a、・・・
、dに対して、各々、1/4ピツチずれた対称位置に設
けられている。ここで、146a、・・・、146hは
、磁気軸受用コイルである。
このように構成し、前述した第1実施例における回転駆
動用信号V、−V4を、第1実施例と同様にして、前記
駆動用励磁コイル145a、145c、145e、14
5g及び145b、145d、145f、145hに供
給することにより、第1実施例と同様に作動する。これ
により、第1実施例と略同等の効果を得ることができる
他、その構成が簡単化されるという利点がある。
なお、この第4実施例においては、4つの磁気回路を磁
気軸受モータのラジアル方向に形成させるとしたが、ア
キシアル(軸)方向に形成させるとしてもよく、その場
合に、磁気回路を少なくとも上下二段に渡って形成させ
る構成とし、ロータ142のアキシアル方向の傾きも併
せて制御するとようにしてもよい。
更にまた、第5実施例を、第13図に示す。この第13
図では、前述した第4実施例と同様の構成を有している
が、等角度をもって配設された12個の磁気軸受用の電
磁石147a、・・・、1471及びこれに対応した回
転駆動用の電磁石144a、・・・、144!とを有し
て構成されている。しかも、回転駆動用電磁石144a
、・・・、1444!の各々の極片歯a、・・・、dは
、電磁石144a。
144b、144e、144f、144i、144jで
は同一の位相をもって配設され、一方、電磁石144c
、144d、144g、144h。
144に、144/では同一の位相をもって配設され、
これらの内、前者の電磁石の各極片歯a。
・・・、dは、後者のそれに対して1/4ピツチだけ図
示のようにずれて配設されている。また、電磁石144
aの励磁コイル145aと電磁石144bの励磁コイル
145bとが接続され、電磁石144Cの励磁コイル1
45Cと電磁石144dの励磁コイル145dとが接続
され、以下、電磁石144e、・・・、144Jにおい
てもこれと同様に接続されている。その他の構成は第1
2図と同様になっている。
そして、このため、磁気軸受用電磁石147a。
・、1471の励磁コイル146a、 ・、1461に
図示の如く励磁電流を供給した状態において、回転駆動
用の励磁コイルr145a+145bJ、r145e+
145fJ、及びr145i+145jJを一方の組と
し、励磁コイルr145c+145dJ、r145g+
145hJ、及び「145に+14!M!Jを他方の組
として、前述した各実施例と同様にして回転駆動用信号
V I”” V aを供給することにより、ロータ14
2が所定方向に回転する。この場合、回転駆動に伴うラ
ジアル方向成分は、各信号v1〜V4の印加の度に、第
13図中の点線で示すように120度づつ位相がずれた
三方向に作用するが、この三方向の成分の合力は全体と
して零になってバランスする。
従って、この第5実施例においても第4実施例と同様に
作用し、その効果も同等のものが得られる他、全体の磁
気軸受源及び回転駆動源が多くなっている分だけ安定し
た磁気軸受及び回転駆動をさせ得る。
なお、前記各実施例では、三相電源を用いるときには、
隣接する極片歯列相互は1/6ピッチずれた位相をもっ
て配設する構成とし、前述の各実施例と同様に動作させ
ればよい。
また、前述した各実施例では、回転駆動用電磁石のグル
ープ数、突出歯、極片歯のピッチ、及び極片歯の位相の
ずれは、必ずしも前述したものに・限定されない。
〔発明の効果〕
以上説明してきたように、この発明によれば、ロータを
非接触で支承した状態で、当該ロータを介する対称位置
から回転駆動のための磁気力を同時に同量だけ当該ロー
タに作用させ、これを複数の組で繰り返すことにより当
該ロータを回転させることとしたため、ロータに作用す
る回転駆動力のラジアル方向成分が相殺される回転駆動
により、磁気軸受の制御が乱されるという事態を排除で
き、ロータのラジアル方向の位置決めをより精度よく行
うことができる。一方、磁気軸受用の閉磁路と回転駆動
用の閉磁路とが重畳しない構成になっているため、回転
駆動用の励磁電流によって磁気軸受の磁路を乱すという
事態を回避でき、これがため、複数組の回転駆動用励磁
コイルに対する切換をより高速で行うことができること
から、従来技術に比較して、より円滑で高剛性の磁気軸
受モータを得ることができるという優れた効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の第1実施例にかかるモータ本体を示
す縦断面図、第2図は第1図のn−n線に沿った横断面
図、第3図は第1実施例の制御装置を示すブロック図、
第4図は第3図の制御装置の内のラジアル方向としての
X方向、Y方向位置決め部のブロック図、−第5図は第
3図の制御装置の内のアキシアル方向位置決め部のブロ
ック図、第6図は第3図の制御装置の内の回転駆動制御
部のブロック図、第7図は磁気軸受状態の磁気経路の一
部分を示す説明図、第8図乃至第11図は回転動作を説
明するための説明図、第12図及び第13図はこの発明
のその他の実施例(第4及び第5実施例)を示す概略図
、第14図は従来例を示す概略図である。 図中、28Aはステータ、28Bはロータ、30Rは回
転駆動制御部、38 (38a、 ・、38h) 、3
9 (39a、=z  39h)はラジアル方向支承用
電磁石、40はアキシアル方向支承用電磁石、53.・
・・、53は突出歯、54B、・・・、54B、56B
、・・・、56Bは極片、54C1・・・。 54C156C,−,56Cは極片歯列、62a。 ・・・、62h、64a、・・・、64hは回転駆動用
励磁コイル、a、・・・、hSa’、、・・・、h′は
極片歯・  である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)同心的に配設された環状のロータ及びステータと
    、該ステータのロータに対向する側であって前記ロータ
    に対して対称となる等間隔位置に各々設けられた複数組
    の極片と、該各極片に各々設けられた磁気軸受用電磁石
    とを備え、前記ロータを前記ステータに対して非接触で
    回転可能に支承するようにした磁気軸受モータにおいて
    、 前記ステータの各極片に対向する前記ロータの側部には
    所定ピッチの突出歯を均一に形成し、前記ロータの突出
    歯に対向する前記極片の面には前記突出歯とは異なるピ
    ッチの極片歯からなる極片歯列を各々設け、 この複数組の極片歯列の内、一の組は隣接する他方の組
    に対し所定位相のずれをもって配設するとともに、 前記複数組の極片歯列の極片歯に対し、隣接する極片歯
    同士が相互に逆極性に励磁されるよう回転駆動用励磁コ
    イルを各々巻装し、 この複数組の回転駆動用励磁コイルの内、ロータに対し
    て対称的な各組励磁コイルに同時に励磁電流を供給する
    回転駆動制御部を備えたことを特徴とする磁気軸受モー
    タ。
  2. (2)前記ロータは円筒状に形成され、前記複数組の極
    片歯列の各々は該円筒状ロータを挟んで対向する複数組
    の対称位置に配設された極片歯で構成されていることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載の磁気軸受モータ
  3. (3)前記ロータは円筒状に形成され、前記複数組の極
    片歯列の各々は該円筒状ロータを介する3点の点対称位
    置に配設された極片歯で構成されていることを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項記載の磁気軸受モータ。
  4. (4)前記ロータはカップ状に形成され、且つ、前記ス
    テータは当該ロータの内外に位置するよう形成され、前
    記複数組の極片歯列の各々は当該カップ状ロータの内外
    に対向する対称位置に配設された極片歯で構成されてい
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の磁気軸
    受モータ。
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