JPS6324199B2 - - Google Patents

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JPS6324199B2
JPS6324199B2 JP58012418A JP1241883A JPS6324199B2 JP S6324199 B2 JPS6324199 B2 JP S6324199B2 JP 58012418 A JP58012418 A JP 58012418A JP 1241883 A JP1241883 A JP 1241883A JP S6324199 B2 JPS6324199 B2 JP S6324199B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nipple
hose
rubber
layer
connection structure
Prior art date
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Expired
Application number
JP58012418A
Other languages
English (en)
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JPS59137697A (ja
Inventor
Takashi Koketsu
Kyoichi Yamamoto
Masanori Nakato
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Riko Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Riko Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Riko Co Ltd filed Critical Sumitomo Riko Co Ltd
Priority to JP1241883A priority Critical patent/JPS59137697A/ja
Publication of JPS59137697A publication Critical patent/JPS59137697A/ja
Publication of JPS6324199B2 publication Critical patent/JPS6324199B2/ja
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  • Joints That Cut Off Fluids, And Hose Joints (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本発明は、最内層がアクリロニトリル−ブタジ
エン共重合体(以下、「NBR」と記す)系ゴムに
て形成されたゴムホースとニツプルとの接続構造
に関する。 本発明のニツプル接続構造は、高圧シール性が
要求される自動車の燃料油配管等に好適に用いら
れる。 (従来技術) 従来、ゴムホースの材質、とりわけ最内層の材
質は、目的、用途に応じ適宜選択されて用いられ
ているが、上記の用途においては、一部の特殊用
途で、高価なフツ素ゴム(FKM)が用いられる
ケースもあるが、通常は、安価で且つ耐燃料油性
等に優れるNBR系ゴムが汎用されている。 そして、このようなゴムホースとニツプルとを
接続する場合、ニツプルの外周面に接着剤層を形
成せしめてホース端部をニツプルに固着せる構造
をとりうることが公知である。 かかる接着剤としては、加硫ゴムホースとニツ
プル(金属製)とを接着させるという点から、エ
ポキシ樹脂、ウレタン樹脂等の常温乃至加熱硬化
性樹脂系接着剤や、あるいはホース最内層と同種
の材質のゴム系接着剤(例えば、ホース最内層が
NBRの場合には、NBRのゴム溶液を用いる。)
が用いられる。 (発明が解決しようとする問題点) しかしながら、上記従来のニツプル接続構造に
おいては以下に述べる欠点がある。 即ち、硬化性樹脂系接着剤を用いて形成された
接続構造では、接着剤層が柔軟性に欠けるため自
動車の振動により接着剤層に亀裂が生じ、締結力
の低下とともに流体洩れが発生するという問題が
ある。一方、ホース最内層と同種の材質のゴム系
接着剤を用いて形成された接続構造では、かかる
接着剤が未加硫ゴムに対しては良好な接着性を示
すものの、加硫ゴム(ホース)に対しては接着性
が悪いことから、ホース内周面と接着剤層との界
面のシール性が劣るという問題がある。 最近の自動車の省燃費化、長寿命化指向に対す
るエンジンルームのコンパクト化、エンジンルー
ム内への高圧ポンプ等各種装置の取付け、エンジ
ンのターボ化等の対策によつて惹起されるエンジ
ンルーム内の高温化、あるいはホース内圧の高圧
化という使用条件の過酷化に伴ない、上記問題点
の解決が急務になつている。 本発明はかかる事情に基づいて発明されたもの
であつて、高温高圧化という過酷な使用条件下に
おいても長期にわたつて優れたシール性を発揮し
うるニツプル接続構造を提供することを目的とす
るものである。 (問題点を解決するための手段) 本発明は、最内層がアクリロニトリル−ブタジ
エン共重合体系ゴムにて形成されたゴムホースの
一端内側に、それ自身の外周面に金属用プライマ
ー層を有し且つ該金属用プライマー層の外周面に
弾性コーテイング層を有してなるニツプルを挿入
して接続部を形成すると共に、該接続部の外側か
らゴムホースを緊締してなるニツプル接続構造に
おいて、 上記弾性コーテイング層が、エポキシ化合物を
含有したアクリロニトリル−ブタジエン共重合体
ゴムの組成物にて形成されているニツプル接続構
造を要旨とする。 本発明において、NBR系ゴムとは、NBRはも
ちろん、部分水素化NBR、アクリロニトリル−
ブタジエン−アクリレート三元共重合体ゴム、カ
ルボキシル基含有NBR及びこれら相互のブレン
ド体、あるいは上記ゴムと塩化ビニル樹脂
(PVC)とのブレンド体、あるいは上記ゴムとフ
ツ素ゴム等とのブレンド体も含まれる。 本発明における金属用プライマー層は、フエノ
ール樹脂系等の樹脂系プライマーを用いて形成さ
れる。 本発明における弾性コーテイング層は、エポキ
シ化合物を含有したNBRの組成物によつて形成
される。 このNBRとしては、接続するホースに適用さ
れたNBRのアクリロニトリル含有量(ACN含有
量)に応じて適宜選択されるが、通常は、ほぼ同
等のACN含有量をもつ、アクリロニトリル−ブ
タジエン二元共重合体ゴムが好ましい。 エポキシ化合物としては、ビスフエノールAと
エピクロルヒドリンとの反応縮合物として得られ
る、エピコート828(商品名)で代表されるエポキ
シ樹脂が用いられ、上記アクリロニトリル−ブタ
ジエンゴム100重量部に対して、0.5〜10重量部の
割合で用いられる。 本発明においては、コーテイング層を形成する
上記組成物として、さらに好ましくは、シリカ系
充填剤や金属酸化物を、アクリロニトリル−ブタ
ジエンゴム100重量部に対して、各々5〜100重量
部、0.5〜30重量部の割合で添加することもでき
る。 シリカ系充填剤としては、ニツプシールVN−
3(商品名)、カープレツクス#1120(商品名)な
どが用いられるが、好ましくは塩基性のもの(カ
ープレツクス#1120)がよい。 金属酸化物としては、酸化マグネシウムが用い
られる。 さらに、上記組成物には、通常用いられる加硫
剤、加硫促進剤、補強剤、老化防止剤、加工助
剤、軟化剤(可塑剤)等が必要に応じ添加されて
用いられる。 そして、これら組成物は有機溶剤にて溶解さ
れ、使用状態においては液状を呈しており、通
常、作業性等を鑑み、固形分濃度は5〜25重量%
のものが用いられ、コーテイング層の厚みとして
20〜150μの厚さに塗布される。 そして、前記プライマー層と共に140〜160℃の
温度にて所定時間熱処理(焼付)することによつ
てコーテイング層が形成される。この熱処理によ
り各層とも良好な耐燃料油性、耐潤滑油性等が得
られるだけでなく、ホース挿入時に各層のはくり
や破損がなくなる。 次に、実施例に基づいて本発明をさらに詳説す
るが、本発明は以下の実施例で限定されるもので
はない。 実施例 1〜5 ニツプル外周面にフエノール樹脂系プライマー
を塗布し乾燥した後、下記表−1に示す如き配合
物をロール混練し、これをトルエン/メタノール
=80/20(容量比)混合溶剤にて溶解して得た固
形分濃度20重量%のコーテイング溶液組成物と
し、これをプライマー層の外周面に厚さが50μと
なるように塗布した。その後150℃×30分熱処理
を行ないプライマー層及びコーテイング層を形成
した。 そして、最内層がアクリロニトリル−ブタジエ
ンゴム(ACN含有量41wt%)にて構成されたホ
ースの端部を、挿入助剤中に浸潰し、その端部内
周面に挿入助剤を塗布せしめた後、このホース端
部の内側に前記プライマー層及びコーテイング層
の形成されたニツプルを挿入する。さらに、この
ホース端部の外周面にスリーブを配置し、スリー
ブ外周面をかしめ率20%で緊締せしめて、ニツプ
ル接続構造を製作した。 このようにして製作したニツプル接続構造につ
いて、シール性試験を行なつた。その結果を併せ
て表−1に示す。 尚、シール性試験とは、上記各ニツプル接続構
造において、ホース挿入側と反対側のニツプル開
口端を密閉し、ホース開口端側からガソリンを封
入し、窒素ガスで加圧し、接続部よりガソリンが
洩れ出す圧力を測定する試験である。この測定を
熱老化前(ブランク)と熱老化後(120℃×336時
間老化)の各々について行なつた。 比較例 1 実施例1〜5に用いたのと同じニツプルとホー
スを用いて、ニツプル外周面に直接ホースを挿入
し、その後、実施例1〜5に用いたのと同じスリ
ーブをホース端部の外周面に配置し、これを実施
例1〜5と同じかしめ率でかしめてニツプル接続
構造を製作し、同様のシール性試験を行なつた。
その結果を表−1に示す。 比較例 2 ニツプル外周面にプライマー層を施こさないこ
と以外は、すべて実施例2と同様にしてニツプル
接続構造を製作し、同様のシール性試験を行なつ
た。その結果を表−1に示す。 比較例 3 ニツプル外周面に施すコーテイング層として、
表−1に示す配合物を用いる以外は、すべて実施
例1〜5と同様にしてニツプル接続構造を製作
し、同様のシール性試験を行なつた。その結果を
表−1に示す。 比較例 4 ニツプル外周面に施すコーテイング層として、
表−2に示す配合物を用いる以外は、すべて実施
例1〜5と同様にしてニツプル接続構造を製作
し、同様のシール性試験を行なつた。その結果を
表−2に示す。但し、配合物の溶解に用いた溶剤
はメチルエチルケトンである。 実施例 6〜9 実施例4のニツプルに施したのと同じ処理をニ
ツプルに施し、最内層が表−3に示すホースを用
いて実施例4と同様にしてニツプル接続構造を製
作し、シール性試験を行なつた。その結果を表−
3に示す。
【表】
【表】
【表】
【表】 上記のシール性試験結果から明らかなように、
実施例のニツプル接続構造は、使用の初期はもち
ろんのこと、長期の熱老化を受けた後においても
優れたシール性を有することがわかる。即ち、実
施例においては、ニツプル外周面に設けるコーテ
イング層を、エポキシ化合物を含有する特殊な
NBRの組成物によつて形成しているため、弾性
に富み、そのうえ加硫ゴム(NBR系の加硫ゴム)
に対しては、加熱により接着する性質を有してお
り、従つて、本接続構造の使用初期(ホースにま
だヘタリが生じていない時点)においては、本コ
ーテイング層の弾性効果と緊締力によつてシール
性が確保され、その後の使用においては、その使
用中に受ける熱により本コーテイング層がホース
最内層と接着することとなり、ホースにヘタリが
生じたとしても優れたシール性が確保されること
となる。 従つて、本発明のニツプル接続構造の製造に際
しては、ニツプルにホースを挿入した後、コーテ
イング層とホースとの接着を完成するための熱処
理は必ずしも必要ではないのである。 (発明の効果) 以上説明したように、本発明のニツプル接続構
造は、ニツプル外周面にエポキシ化合物を含有し
た特殊なNBR組成物によつて弾性コーテイング
層が形成されているため、高温高圧という過酷な
使用条件下においても長期にわたつて優れたシー
ル性を有している。 また、本発明によれば、従来のように接続構造
の製造時に、ニツプルとホースとの接着を完成さ
せるための熱処理を省くことができ、製造工程の
簡略化とコスト低減が果せる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 最内層がアクリロニトリル−ブタジエン共重
    合体系ゴムにて形成されたゴムホースの一端内側
    に、それ自身の外周面に金属用プライマー層を有
    し且つ該金属用プライマー層の外周面に弾性コー
    テイング層を有してなるニツプルを挿入して接続
    部を形成すると共に、該接続部の外側からゴムホ
    ースを緊締してなるニツプル接続構造において、 上記弾性コーテイング層が、エポキシ化合物を
    含有したアクリロニトリル−ブタジエン共重合体
    ゴムの組成物にて形成されていることを特徴とす
    るニツプル接続構造。
JP1241883A 1983-01-27 1983-01-27 ニツプル接続構造 Granted JPS59137697A (ja)

Priority Applications (1)

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JP1241883A JPS59137697A (ja) 1983-01-27 1983-01-27 ニツプル接続構造

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JP1241883A JPS59137697A (ja) 1983-01-27 1983-01-27 ニツプル接続構造

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Publication Number Publication Date
JPS59137697A JPS59137697A (ja) 1984-08-07
JPS6324199B2 true JPS6324199B2 (ja) 1988-05-19

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ID=11804716

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JP1241883A Granted JPS59137697A (ja) 1983-01-27 1983-01-27 ニツプル接続構造

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55149487A (en) * 1979-05-09 1980-11-20 Toyoda Gosei Kk Hose coupling

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5771927U (ja) * 1980-10-17 1982-05-01

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55149487A (en) * 1979-05-09 1980-11-20 Toyoda Gosei Kk Hose coupling

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