JPS63240597A - 電子楽器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、電子楽器に係り、特に限られた発音チャンネ
ルに対して楽音を割り当てることにより楽音を発生する
、キーアサイナ方式の電子楽器に関するものである。

従来の技術 近年、電子楽器は限られた発音チャンネルを有し、該チ
ャンネルに楽音の発生を割り当てるようにしたキーアサ
イナ方式が多く用いられている。

この様な電子楽器のチャンネルが特開昭６８−８８７９
０号公報に示されている。

以下、図面を参照しながら上述の電子楽器について説明
する。

第４図は従来の電子楽器の構成を示すものである。第４
図において、１１はエンベロープ発生部、１２は波形発
生部、１３は制御部、１４は乗算部である。以上のよう
に構成された電子楽器について、以下動作全説明する。

キー・オン／キー・オフの鍵盤入力に従って、制御部１
３は波形発生及びエンベロープ発生を指示する信号をそ
れぞれ波形発生部１２及びエンベロープ発生部１１へ出
力する。

ここで、エンベロープ発生部１１は予めメモリに入力さ
れたエンベロープ波形をキー・オンによって立ち上がり
部より順次読みだし、キー・オフによって減衰（以下リ
リースと呼ぶ）部のエンベロープ波形を１［次読み出す
ようになっている。

次に乗算部１４Ｆｉ波形発生部１２が発生する波形デー
タとエンベロープ発生部１１が発生するエンベロープデ
ータの乗算を行い、楽音波形として出力する。

発明が解決しようとする問題点 しかしながら、上記のような構成では、リリース状態で
楽音を発生しているときに新たな楽音の割当があった場
合、第５図に示すようにエンベロープデータが直ちに零
まで下がり、クリック音が発生する場合がある。この対
策として、新たなキーオン信号の指示により、発音中の
音量の減衰を加速（以下、ファスト・ダンプと呼ぶ）シ
、発音中の音量が所定値以下になるのを検知して発音を
停止し、新たなキーオン信号に基づく発音を開始する手
段が考えられるが、この手段ではＮ個の発音チャンネル
を有する電子楽器において、Ｎチャンネル発音中にＮ＋
１個めのチャンネルを新たに発音しようとする時に強制
的に１チヤンネルの楽音を停止して空きチャンネルを準
備し新たなチャンネルをアサインするものではあるが、
特にキーオフ後直ちに新たなキーオンを指示する場合に
おいては、一定の所定値を検知するまでの待ち時間が必
要となり、実際の演奏上新たなキーオンによる楽音の発
音開始時間が遅れるという問題がある。

本発明は上記問題点に鑑み、演奏状態に影響される事な
く限られた発音チャンネルを効率良く使うことのできる
電子楽器を提供するものである。

問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために、本発明の電子楽器は、エ
ンベロープデータを発生するエンベロープ発生部と、波
形データを発生する波形発生部と、鍵盤入力の信号に従
って前記エンベロープ発生部及び前記波形発生部にそれ
ぞれエンベロープデータ及び波形データを発生させるた
めの発生指示信号を出力する制御部と、前記エンベロー
プ発生部から出力されたエンベロープデータと前記波形
発生部から出力された波形データとを乗算し、その結果
を楽音波形として出力する乗算部と、前記出力されたエ
ンベロープデータの終了を指示する友めの閾値を設定す
るレベル設定部と、前記出力されたエンベロープデータ
と前記設定された閾値とを比較し、前記出力されたエン
ベロープデータが前記閾値以下になるのを検出して前記
出力されたエンベロープデータの終了を示す信号を前記
制御部に出力するレベル条出部によって構成される。

作用 本発明は上記した構成によって、制御部の発生指示によ
り、波形発生部及びエンベロープ発生部よりそれぞれ波
形データ及びエンベロープデータが出力される。

乗算部は波形データとエンベロープデータとを乗算し、
その結果を楽音波形として出力する。一方、エンベロー
プデータがレベル設定部によって設定されたエンベロー
プの終了を示す閾値以下になった場合、レベル検出部は
エンベロープの終了を示す信号を制御部に出力する。エ
ンベロープの終了を示す信号が出力されると制御部はそ
の発音チャンネルを空きチャンネルと見なし、次の発生
指示を行う。

以上の動作を繰り返すことによってキーオン中であって
も有効に発音チャンネルを使用しながら楽音を得ること
となる。

実施例 以下、本発明の一実施例について図面を参照しながら説
明する。

第１図は本発明の一実施例における電子楽器のブロック
図を示すものである。

第１図において、１６はエンベロープデータの終了を指
示するための閾値を設定するレベル設定部、１６はエン
ベロープデータと設定された閾値とを比較し、エンベロ
ープデータが閾値以下になるのを検出してエンベロープ
データの終了を示す信号を出力するレベル検出部、１７
は鍵盤入力の信号に従ってエンベロープ発生部１１及び
波形発生部１２にそれぞれエンベロープデータ及び波形
データを発生させるための発生指示信号を出力する制御
部である。尚、１１はエンベロープ発生部、１２は波形
発生部、１４は乗算器で、これらは従来の構成と同じも
のである。

以上のように構成された電子楽器について、以下その動
作について説明する。

まず、鍵盤が押鍵されると楽音の音高２強弱及びキーオ
ンに関する情報が鍵盤入力として制御部１７に入力され
る。次に制御部１７は入力された鍵盤入力に従い波形デ
ータ及びエンベロープデータの出力を開始するための出
力指示信号をそｎぞ汎波形発生部１２、及びエンベロー
プ発生部１１へ出力する。出力指示信号が入力されると
波形発生部１２は、予めメモリに記憶しておいた波形デ
ータを順次読みだし、乗算部１４へ送出する。更に出力
指示信号を入力したエンベロープ発生部１１は、予めメ
モリに記憶しておいた楽音の立ち上がす部に関するエン
ベロープデータを順次読みだし、乗算部１４へ送出する
（第２図ム）０乗算部１４は順次出力される波形データ
とエンベロープデータとを乗算し、その結果を楽音波形
として出力する０ 又、レベル検出部１６はエンベロープ発生部１１から順
次出力されるエンベロープデータを入力し、そのエンベ
ロープデータとレベル設定部１５から送られるエンベロ
ープの終了を指示する閾値とを順次比較して、もしエン
ベロープデータが閾値以下であればエンベロープの終了
を示すエンベロープ終了信号を制御部１７へ送出する。

一方、鍵盤入力にキーオフが指示されると制御部１７は
、エンベロープ発生部１１ヘリリース状態の開始を指示
する出力指示信号を送出する。リリースの開始を指示さ
ｎｆｃエンベロープ発生部１１はＩＪ　ＩＪ−ス部のエ
ンベロープデータを順次読み出し、乗算部１４へ送出す
る（第２図Ｂ）。

ここで、再びキーオンが指示されると制御部１７は、リ
リース状態で発音中のチャンネルを空けるためにファス
ト・ダンプの開始を指示する出力指示信号をエンベロー
プ発生部１１へ送出し、エンベロープ発生部１１からフ
ァスト・ダンプ時のエンベロープデータが順次出力され
る（第２図Ｃ）ｏ尚、７アスト・ダンプはクリック音が
聞こえない程度にすべきで、２．５ｍ８程度の減衰時定
数が適当だと考えられる。ファスト・ダンプはレベル検
出部１６からエンベロープ終了信号が出力されるまで行
われ、エンベロープ終了信号が制御部１７に送られると
制御部１７は新たなキー・オンによる鍵盤入力に従って
波形データ、及びエンベロープデータの出力開始を指示
するための出力指示信号を送出する（第２図Ｄ）。

又、キー・オンの指示がされたままでも減衰するピアノ
の様な楽音の場合、ファースト・ダンプが実行中でない
場合であってもエンベロープ終了信号の発生をもって楽
音波形の出力を停止することが出来る（第３図）。

又、通常キーオフを指示した発音チャンネルに直ちにキ
ーオフを指示するという場合は他の発音チャンネルが楽
音波形を既に発生している場合であるので仮に小さなり
リック音が出ていたとしても他の楽音波形によるマスキ
ング効果によって殆ど聞こえないため、エンベロープ終
了信号発生のための閾値としては、発音チャンネルが８
チヤンネルある場合で−ｓ＋ｄＢ程度に設定しておけば
十分である。又、減衰音等を単音で出力する場合はクリ
ック音が聞こえ易いため一６０ｄＢ程度が望ましい。

尚、本実施例では波形データ、及びエンベロープデータ
を予め記憶しておき順次読み出すいわゆる波形読み出し
方式について説明したが高調波合成方式、或は発信器を
用いても構わない。

発明の効果 本発明に、エンベロープの終了を示す閾値を任意に設定
し、エンベロープデータと閾値との比較によってエンベ
ロープの終了を判定するため、閾値を使い分けることが
できるので、速かに楽音の出力状態に応じて新たなキー
オンに対応した楽音を発音開始する事ができ、従って発
音チャンネルを有効に使用することができるため、高速
で複数の発音チャンネルを処理する必要のあるＬＳＩへ
の負担も軽減される。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例における電子楽器のブロック
図、第２図、第３図は第１図に示す電子楽器において発
生されるエンベロープデータの波形図、第４図は従来技
術における電子楽器のブロック図、第５図は従来例にお
ける電子楽器のエンベロープデータの波形図である。 １１・・・・・・エンベロープ発生部、１２・・・・・
・波形発生部、１３・・・・・・制御部、１４・・・・
・・乗算部、１６・・・・・・レベル設定部、１６・・
・・・・レベル検出部。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第２
図 第３図 饅７ム刀　　↑−−ノ 区　　　　　　　　　　　　　　　　　　の−派

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. エンベロープデータを発生するエンベロープ発生部と、
   波形データを発生する波形発生部と、鍵盤入力の信号に
   従って前記エンベロープ発生部及び前記波形発生部にそ
   れぞれエンベロープデータ及び波形データを発生させる
   ための発生指示信号を出力する制御部と、前記エンベロ
   ープ発生部から出力されたエンベロープデータと前記波
   形発生部から出力された波形データとを乗算し、その結
   果を楽音波形として出力する乗算部と、前記出力された
   エンベロープデータの終了を指示するための閾値を設定
   するレベル設定部と、前記出力されたエンベロープデー
   タと前記設定された閾値とを比較し、前記出力されたエ
   ンベロープデータが前記閾値以下になるのを検出して前
   記出力されたエンベロープデータの終了を示す信号を前
   記制御部に出力するレベル検出部とを備えた電子楽器。