JPS63237739A - コ−ヒ−抽出液の濃縮製造法 - Google Patents

コ−ヒ−抽出液の濃縮製造法

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JPS63237739A
JPS63237739A JP7079687A JP7079687A JPS63237739A JP S63237739 A JPS63237739 A JP S63237739A JP 7079687 A JP7079687 A JP 7079687A JP 7079687 A JP7079687 A JP 7079687A JP S63237739 A JPS63237739 A JP S63237739A
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JP
Japan
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reverse osmosis
coffee
coffee extract
salt retention
membrane
Prior art date
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Pending
Application number
JP7079687A
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English (en)
Inventor
Keiji Ota
太田 敬二
Shozo Fujii
祥造 藤井
Tetsuo Kanematsu
兼松 哲夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KIMURA KOOHIITEN KK
Daicel Corp
Key Coffee Inc
Original Assignee
KIMURA KOOHIITEN KK
Key Coffee Inc
Daicel Chemical Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、無加熱濃縮技術として知られる逆浸透膜によ
る膜分離技術を用い、コーヒー抽出液を濃縮製造する方
法に関づるものである。
〔従来の技術〕
従来から行われているコーヒー抽出液の濃縮法としては
、熱によって水分を取り除く方法、コーヒー抽出液で繰
り返しコーヒーを抽出する方法、凍結し水分を除去する
方法、MFxの高い逆浸透膜(食塩保持率98%あるい
は99%などのグレードの膜)と限外濾過膜を併用して
高圧をか(jて濃縮する方法等がある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで、コーヒーの抽出液を濃縮するに際しては、そ
のフレーバーを保持しコーヒー自体にダメージを与えな
いようにすることが不可欠である。
そして、このためにはできるだけ短時間で、かつ低圧低
温で処理する必要がある。
しかし、上記従来の方法では、これを満足させることが
できず、希釈飲用時にフレーバーの点から、原液に近い
ような濃縮液が得られていない。
また、従来の逆浸透膜を利用する方法も、高圧で長時間
を要するため、同様である。
本発明はかかる実情に鑑み、コーヒーのフレーバーであ
る低分子物質を外に逃がすことなく濃縮液内に保持し、
良好な濃縮液を得ることのできるコーヒー抽出液の濃縮
!1!造法を提供することを目的としたちのである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は上記目的を達成するため、コーヒー抽出液にサ
イクロデキストリンを0.01〜1重山%添加したもの
を、圧力10〜30気圧、温度5〜40℃の条件下で、
食塩保持率10〜80%の逆浸透膜を用いて4時間以内
で逆浸透処理することを特徴とするものである。
このように、コーヒー抽出液にサイクロデキストリンを
微量添加することで、コーヒーのフレーバーである低分
子物質を外に逃がすことなく濃縮液内に保持することが
でき、また、低圧低温の条件下で食塩保持率10〜80
%の逆浸透膜を用い、4時間以内で逆浸透処理すること
で、コーヒー自体にダメージを与えることなり、濃縮倍
率5〜20倍の濃縮液を得ることができる。
前記逆浸透膜としては、前記条件及びその時使用する抽
出液の原液からの濃縮率に合せて、食塩保持率10〜8
0%の範囲でいずれかの膜を用いる。この逆浸透膜とし
ては、例えば酢酸セルロース膜やポリスルホン系複合膜
が挙げられる。そして、このうち酢酸セルロース膜にお
いて食塩保持率97%、78%、60%、44%、38
%、29%および10%、ポリスルホン系複合膜におい
てm塩保持率40%のものを夫々用い、圧力30気圧(
kMd) 、72度25℃の条件下で、コーヒー抽出液
の処理能力について測定したところ、第1図に示すグラ
フの如くになった。このグラフから明らかなように、こ
れらの膜のうち、特にポリスルホン系複合膜食塩保持率
40%のものや、酢酸セルロース脱fii塩保持率38
%のものは、分離特性に優れた値を示した。そして、こ
のうちコーヒー抽出液3r i x30のときの処理速
度(J/h・ゴ)を表にすると、以下の表1の如くにな
り、やはり上記の2者は処理能力に優れていることがわ
かる。
次に、濃縮前のコーヒー抽出液に添加するサイクロデキ
ストリン(CD)としては、市販されているα−CD、
β−CD及び7−CDの混合物が用いられる。
圧力に関しては、高い方が分離速度が大となるが、膜寿
命への影響などからみて10気圧以上20気圧以下、最
大でも30気圧が望ましい。10気圧未満では分離速度
が遅くなり、時間がかがりすぎる。
逆浸透処理中の循環温度はコーヒーの味に大きく影響す
るが、テスl−1,た範囲では40℃を超えると劣化が
著しくなり、また低すぎると膜の分離能力が低rする。
かかる事情を考慮すると、5〜40℃の範囲がよい。温
度が40℃を超える場合は冷却が必要となる。
濃縮時間(逆浸透処理時間)はできるだけ短い方が味、
香りの点から望ましいが、最大でも4時間以内の処理で
なければダメージが大きく、コーヒーの劣化が大となる
。望ましくは3時間以内がよい。
〔発明の効果〕
本発明は、以上のように、コーヒー抽出液にサイクロデ
キストリンを0.01〜1重量%添加したものを、圧力
10〜30気圧、温度5〜40℃の条fi下で、食塩保
持′$10〜80%の逆浸透膜を用いて4時間以内で逆
浸透処理するようにしたので、コーヒーのフレーバーで
ある低分子物質を外に逃がすことなく濃縮液内に保持し
、かつコーヒーにダメージを与えることなく良好な濃縮
液を得ることができる。
〔実施例〕
以下、本発明の好適な実施例を示す。
実施例1 コーヒー抽出原液濃度Bri’X5,0度のものを用い
、ダイセル化学工業(株)製の食塩保持率40%の逆浸
透膜DRΔ(40)(ポリスルホン系複合膜、食塩保持
′$40%のもの)を使用して日rix30.0度まで
にa縮するに際し、コーヒー抽出原液冷却後サイクロデ
キストリン0,05%を添加し、圧力20気圧、循環温
度MAX25℃の条件下で2時間35分逆浸透処理して
良好な濃縮液を19だ。
この濃縮液の還元量をサンプルAとし、サイクロデキス
トリンを添加せず伯の条件をサンプルAと同じくして得
られた濃縮液の還元量をサンプルBとした場合に、抽出
したでのコーヒーを基準として、コーヒーの専門パネラ
−10人による官能試験(二点比較試験)を行なったと
ころ、第2図及び第3図の通りの結束を得た。
このうち第2図はホットコーヒーについて、第3図はア
イスコーヒーについてのものであり、縦軸の「3」は草
茎となる抽出したてのコーヒーの官能1nを示している
この第2図及び第3図からも明らかなように、本実施例
によって17られた濃縮液の還元量サンプルへは、サイ
クロデキストリンを添加しないでL’?られた濃縮液の
還元量サンプルBよりも香り及び味において、抽出した
てのコーヒーに近い官能値を示した。但し、アイスコー
ヒーの場合、苦味についてのみ、サンプルBの方が抽出
したてのコーヒーに近い値を示した。しかしながら、総
合的に評価した場合、濃縮液の還元量ながら、本実施例
によるサンプルAはかなり抽出したてのコーヒーに近い
値を示し、良好であることが解った。尚、以下に示す実
施例2〜5も略同様の官能記験結果が冑られた。
実施例2 実施例1の繰り返しテスト。原液Br i xl、72
度のものを用い、ダイセル化学工業(株)製の食塩保持
率40%の逆浸透膜DRA (40)(ポリスルホン系
複合膜、f:i塩保持率40%のもの)を使用して濃縮
する。この際、コーヒー抽出原液にサイクロデキストリ
ン0.1%を添加し、圧力25気圧、循環温度MAX3
5℃の条件下で、3時間25分逆浸透処理したところ、
3rix2Q。
0度の良好な濃縮液を得た。
実施例3 実施例1の繰り返しテスト。原液3rix5゜0度のも
のを用い、ダイセル化学工業(株)製の食塩保持率29
%の逆浸透膜DR8(29)(酢酸セルロースg1食塩
保持率29%のもの)を使用して濃縮する。この際、コ
ーヒー抽出原液にサイクロデキストリン0.17%添加
し、圧力25気圧、循環調度MAX30℃の条件下で、
2時間38分逆浸透処理したところ、3rix30.7
度の良好な濃縮液を得た。
実施例4 実施例1の繰り返しテスト。原液Br1x2゜8度のコ
ーヒー抽出液を用い、ダイセル化学工業(株)製の食塩
保持率60%の逆浸透膜DR3(60)(酢酸セルロー
ス膜、食塩保持率60%のもの)を使用し濃縮する。そ
の際、コーヒー抽出原液にサイクロデキストリン0.0
95%添加し、圧力20気圧、循環温度MΔX28℃、
所要時間3時間17分でBr1x28.5度の良好な濃
縮液を19だ。
実施例5 実施例1の繰り返しテスト。原液Br1x5゜6度のコ
ーヒー抽出液を用い、ダイセル化学工業(株)製の食塩
保持率10%の逆浸透膜DR8(10)(酢酸セルロー
ス膜、!塩保持率10%のもの)を使用し濃縮する。そ
の際、コーヒー抽出原液にサイクロデキストリン0.1
8%添加し、圧力30気圧、循環温度MAX40℃、所
要時間2時間23分で3rix25.6度の良好な濃縮
液を[た。
比較例1 実施例1の繰り返しテスト。原液Br1X2゜8度のコ
ーヒー抽出液を用い、ダイセル化学工業(株)製の食塩
保持率97%の逆浸透glDR8(97)(酢酸セルロ
ース膜、食塩保持率97%のもの)を使用し濃縮する。
その際、コーヒー抽出原液にサイクロデキストリン0.
095%添加し、圧力30気圧、循環温度MAX25℃
、所要時間4時間OO分子sr ix5.3rfI迄の
a縮液(1,9倍濃縮液)しか出来なかった。
【図面の簡単な説明】
第1図は食塩保持率の異なる逆浸透膜におけるコーヒー
抽出液の3rix(1度)とFlux(処理速度)との
関係を示すグラフ図、第2図及び第3図は実施例1によ
って得られた濃縮液の還元量のコーヒー専門パネラ−1
0人による官能試験の結果を示すもので、第2図はホッ
トコーヒーの場合のグラフ図、第3図はアイスコーヒー
の場合のグラフ図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、コーヒー抽出液を逆浸透膜を用いて濃縮するコーヒ
    ー抽出液の濃縮製造法において、前記濃縮前のコーヒー
    抽出液にサイクロデキストリンを0.01〜1重量%添
    加するとともに、前記逆浸透膜として食塩保持率10〜
    80%の逆浸透膜を用い、かつ圧力を10〜30気圧、
    温度を5〜40℃の条件下で4時間以内で逆浸透処理す
    ることを特徴とするコーヒー抽出液の濃縮製造法。
JP7079687A 1987-03-25 1987-03-25 コ−ヒ−抽出液の濃縮製造法 Pending JPS63237739A (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0391442A (ja) * 1989-09-01 1991-04-17 Ajinomoto General Foods Inc コーヒー抽出液の透明度を向上させる方法及び透明度が向上したコーヒー抽出液
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