JPS63236903A - 走査型トンネル顕微鏡 - Google Patents

走査型トンネル顕微鏡

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JPS63236903A
JPS63236903A JP7108687A JP7108687A JPS63236903A JP S63236903 A JPS63236903 A JP S63236903A JP 7108687 A JP7108687 A JP 7108687A JP 7108687 A JP7108687 A JP 7108687A JP S63236903 A JPS63236903 A JP S63236903A
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JP
Japan
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sample
probe
movement mechanism
tunnel current
tunneling microscope
Prior art date
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Pending
Application number
JP7108687A
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English (en)
Inventor
Masatoshi Ono
雅敏 小野
Kazuyoshi Sugihara
和佳 杉原
Yoshiaki Akama
赤間 善昭
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
Original Assignee
Agency of Industrial Science and Technology
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Agency of Industrial Science and Technology, Toshiba Corp filed Critical Agency of Industrial Science and Technology
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  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、走査型トンネル顕微鏡に係わり、特にトンネ
ル電流が流れる以前から被検査試料とSTMの原理と構
成を簡単に説明する。第3図はSTMの基本構成を示す
斜視図であり、図中11は被検査試料、12は金属の探
針、20はX。
Y、Zの圧電素子21.22.23からなる微動機構で
ある。導電性物質からなる試料11と金属の探針12と
の間に電圧を加えてIn1程度の距離まで近付けると、
これらの間にトンネル電流が流れる。この電流は、両者
の距離変化に敏感で、例えば0.101の距離変化に対
してトンネル電流が1桁変わる。微動機構20を用いて
トンネル電流を一定に保ちながら、探針12を試料11
の表面に沿って走査する。探針12が試料11の白部分
にくるとトンネル電流が増えるので元の電流になる位置
まで探針12を上げ、凹部分では逆に探針12を下げる
。探針12の上下の動きが表面の凹凸に対応する。この
操作を繰返し、微動機構20に加えた電圧変化を取出し
て画像化すれば、被検査試料11の表面構造を原子のス
ケールで観測することができる。
ところで、STMにおいては、探針のX−Y走査及びト
ンネル電流を一定に保つための2方向移動を行う上記し
た微動機構と共に、被検査試料を原子のスケールに比べ
てずつと大きいマクロな距離で動かすための粗動機構が
必要となる。この粗動機構は、探針を原子尺度で3次元
的に微動・走査する微動機構との連続性が求められるの
で、1ステツプの精度はi ns程度必要となる。さら
に、粗動機構で被測定試料を動かした後は、被測定試料
と探針との間隔が原子スケールの精度で動かないように
保持・固定する必要がある。
第4図は拡大てこ及び縮小てこを利用して被検査試料を
移動させる粗動機構の一例を示す側面図である。被検査
試料11は試料台51上に載置されており、試料台51
は軸受52で案内されて回転自在となっている、軸受5
2を支持している脚体53の上方には、ナイフェツジ5
4及び探針12を微動移動するための微動機構20が取
付けられている。この際に、探針12の先端(下端)は
ナイフェツジ54の先端(下端)よりも僅かに後退して
取付けられている。脚体53が設置されている基台55
には、脚体53に近接してマイクロメータヘッド56が
取付けられている。マイクロメータヘッド56の先端は
試料台51の下面に当接している。
上記構成の粗動機構においては、試料台51を図中点線
で示す位置にした状態で、試料11を交換する。試料1
1を探針12に近付けるには、マイクロメータヘッド5
6を動かし、その先端を上方に移動させる。これにより
、試料台51は軸受52を中心に回転する。この際の試
料11の探針12への接近量d1は、マイクロメータヘ
ッド56の先端の移動層をdとすると、 dx −dX (L2 /11 ) となる。即ち、試料台51は拡大でこの働きをする。ま
た、試料11がナイフェツジ54に接触した後も、マイ
クロメータヘッド56を動かすと試料11は移動するが
、このときの試料11の探針への接近量d2は、 d2−dX (L:l /L2 ) となる。つまり、試料台51が弓なりに僅かに弾性変形
することで、縮小でことして動作する。このようにして
試料11の表面を探針12から数r++nまで近付ける
ことが可能となる。
しかしながら、この種の粗動機構を用いたSTMにあっ
ては次のような問題があった。即ち、粗動機構の構成上
、試料11を交換する際にも試料11を十分に探針12
から離すことができず、試料11の交換が面倒である。
各試料11毎に探針12とナイフェツジ54との位置関
係を調整しなければならない。さらに、ナイフェツジ5
4と探針12とが同一線上に並んでいるのでL3を小さ
くするにしても限界があり、試料台51を弾性変形させ
るため大きく変形させるとマイクロメータヘッド56が
反力を受け、試料11と探針12との間を同一距離に保
持固定することができないことがある。また、試料11
と探針12との間にトンネル電流が流れるまでは両者間
距離を推定することができず、従って試料11と探針1
2とを微動機構による検査範囲内まで近付ける際に、両
者が衝突する危険性がある。そして、試料11と探針1
2との衝突は、探針12の変形や破壊等を招くので、絶
対に避けなければならない問題である。
(発明が解決しようとする問題点) このように従来、被検査試料を探針に接近させる(或い
は探針を被検査試料に接近させる)粗動機構においては
、被検査試料と探針とを近付ける際に、これらの衝突を
招く虞れがあった。このため、粗動の操作に熟練を要し
、これが走査型トンネル顕微鏡を用いた検査工程の煩雑
化を招く要因となっていた。
本発明は上記事情を考慮してなされたもので、その目的
とするところは、トンネル電流が流れる以前から探針と
試料表面との距離を測定することができ、粗動機構によ
り探針を試料表面り近付ける際にもこれらの衝突を未然
に防止することができ、検査の容易化をはかり得る走査
型トンネル顕微鏡を提供することにある。
[発明の構成J (問題点を解決するための手段) 本発明の骨子は、探針と試料とを静電容量型変位計の電
極として利用して、両者間の静電容量を検出することに
より、両者間距離を非接触でトンネル電流が流れる以前
から測定することにある。
即ち本発明は、被検査試料の表面に探針を近接させると
共に該試料と探針との間に所定の電圧を印加し、これら
の間に流れるトンネル電流に基づいて試料表面を検査す
る走査型トンネル顕微鏡において、前記探針と試料表面
とを静電容量型変位計の電極として使用し、両者間の静
電容量を検出する静電容量検出部を設けるようにしたも
のである。
(作用) 本発明によれば、探針と試料表面との間の静電容量を検
出することにより、トンネル電流が流れる以前から両者
間の距離を測定することができる。従って、この距離に
応じて粗動機構による探針の移動を制御することにより
、探針と試料表面との衝突を確実に防止することが可能
となる。ここで、試料表面と探針との衝突が生じた場合
、探針の信頼性低下を招き、原子レベルでの検査を行う
ことは不可能となる。本発明では、これを解決して信頼
性の高い検査を行うことを可能としている。
(実施例) 以下、本発明の詳細を図示の実施例によって説明する。
第1図は本発明の一実施例に係わる走査型トンネル顕微
鏡を示す概略構成図である。図中11は被検査試料であ
り、この試料11の表面に金属の探針12が近接配置さ
れる。探針12はX、Y。
Z方向の微小移動を可能とする圧電素子(アクチュエー
タ)21.22.23からなる微動機構20に取付けら
れており、この微動11i120は図示しない粗動機構
に取付けられている。なお、粗動機構は探針12を取付
けた微動機構20を移動し、探針12を試料11の表面
に十分に近付けるものであり、例えば前記第4図に示す
如き構造のものでよい。
X、Yの圧電素子21.22は、計算機31により制御
されたX−Y駆動回路32により駆動され、この駆動に
より探針12は試料表面の面内方向に走査される。2の
圧電素子23は、計算機31により制御されたZ駆動回
路33により駆動され、この駆動により探針12は上下
動するものとなっている。試n11と探針12とは、ス
イッチ13.14を介してトンネル電流検出回路34或
いは後述する静電容量検出部40に選択的に接続される
。スイッチ14とトンネル電流検出回路34との間には
、直流電+1i15が挿入されている。
トンネル電流検出回路34はスイッチ13.14を介し
て試料11と探針12との間に所定の電圧を印加し、こ
れらの間に流れるトンネル電流を検出するものであり、
その検出電流は計算II!131に供給される。また、
計算機31には探針12の移動量等を記憶するメモリ3
4及びその記憶情報を画像表示する表示器35等が接続
されている。
ここまでの構成はSTM本体であり、このSTM本体は
次のように動作する。即ち、粗動機構により探針12を
試料11の表面に1 nm程度まで近接させた状態で、
試料11と探針12との間に流れるトンネル2S!iを
検出する。そして、このトンネル電流が所定の値となる
ように2の圧電素子23を駆動して探針12を位置決め
する。この状態からX、Yの圧電素子21.22を駆動
して探針12を試料表面の面内方向に走査すると共に、
各走査位置でのトンネル電流が一定となるように2の圧
電素子23を駆動する。そして、このときの圧電素子2
3への印加電圧をX、Y走査位置と共にメモリ34に記
憶する。この操作を繰返し、各走査位置に対応した圧電
素子23の電圧変化を表示B35に表示することにより
、試料表面の原子レベルでの変化を画像情報として表示
する。これにより、通常のSTMと同様に試料表面の検
査を行うことができる。
一方、前記静電容量検出部40は、発振器41゜自動周
波数制御回路(AFC>42.バラクタダイオード43
.デテクタ44及びトランスミッションライン45等か
ら構成される。静電容量変位測定の原理は、中央のトラ
ンスミッションライン。
フライリード、試料11の抵抗9回路のハウジング、バ
ラクタダイオード43及びカップリング牟ヤバシタ等か
ら構成される共振回路の共振周波数と、探針−試料間の
容l変化ΔC9dとの関係よりなる。例えば、第2図に
示すように、発振器からの915MHzの信号はりゾネ
ータトランスミッションラインを通じてデテクタートラ
ンスミッションラインとカップルし、デテクタ44によ
り電圧信号として検出される。ここで、共振回路の共振
周波数曲線は第2図に示す如くつり鐘形であり、試料−
探針間の客層、つまりこれらの距離により水平方向にシ
フトする。従って、試料−探針間の距離によりデテクタ
出力が変化することになり、デテクタ出力から距離を測
定することが可能である。
なお、より高精度の測定を行うために、予め、試料−探
針間の設定距離(トンネル電流が検知できる距離)にお
いて、共振周波数のピークから6dBダウンの場所が9
15M−HzとなるようにAFC42で共振回路の共振
周波数を調整しておく。この状態では、試料−探針間距
離の変化に対応して共振周波数曲線は水平方向に移動し
、共振曲線の915MH2での電圧を示すデテクタ出力
は、探針−試料間の距離に応じて変化する。そして、距
離の変化に対するデテクタ出力の変化層は、試料−探針
間距離が設定距離に近い程大きくなる。
従って、デテクタ44の出力信号を読取ることで、探針
−試料間距離を精度良く測定できる。なお、この検出で
は、試料面に対して垂直方向で数nl程度の分解能があ
る。
このような構成であれば、通常のSTMと同様にトンネ
ル電流に基づく試料表面の検査を行い得るのは勿論のこ
と、次のような効果が得られる。
即ち、トンネル電流検出による。実際の測定の前に、粗
動機構により探針を試料表面に近付ける際に、静電容量
検出部40の検出出力から、試料11の表面と探針12
との距離を測定することができる。
つまり、試料表面と探針との距離を非接触で、且つトン
ネル電流が流れる以前から測定することができる。従っ
て、試料11の表面と探針12との衝突を招くことなく
、これらを微動機構20の検査範囲である1nm程度ま
で近付けることができる。
このため、トンネル電流検出による表面検査の容易化を
はかり得、その有用性は絶大である。また、試料11の
表面と探針12との衝突を確実に防止できることから、
探針12の変形を招くことなく、信頼性の高い検査を行
うことができる。
なお、本発明は上述した実施例に限定されるものではな
い。例えば、前記静電容量検出部の構成は第1図に何等
限定されるものではなく、試料−探針間の静電容量の変
化、つまりこれらの間の距離を検出できるものであれば
よい。但し、試料−探針間の距離をトンネル電流が流れ
る以前から数nl程度の分解能で測定できる性能が要求
される。
また、微動機構や粗動機構の構成についても実施例に何
等限定されるものではなく、仕様に応じて適宜変更可能
である。その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種
々変形して実施することができる。
[発明の効果] 以上詳述したように本発明によれば、探針と試料との間
隔を非接触で測定することが可能となり、両者を衝突さ
せることなしに、トンネル電流の流れる1 nm程度ま
で確実に接近させることができる。このため、信頼性の
轟いSTMII察を実現することができ、且つその検査
工程の容易化をはかることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係わる走査型トンネル顕微
鏡を示す概略構成図、第2図は静電容量検出の原理を説
明するための模式図、第3図及び第4図は従来装置を説
明するためのもので第3図はSTMの微動機構を示す斜
視図、第4図は粗動機構を示す側面図である。 11・・・試料、12・・・探針、13.14・・・ス
イッチ、15・・・直流電源、20・・・微動II構、
21.〜。 23・・・圧電素子、31・・・計算機、32・・・X
−Y駆動回路、33・・・Z駆動回路、34・・・メモ
リ、35・・・表示器、40・・・静電容量検出部、4
1・・・発娠器、42・・・自動周波数制御回路、43
・・・バラクタダイオード、44・・・デテクタ、45
・・・トランスミッションライン。 出願人復代理人 弁理士 鈴江武彦 第1図 第2図

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)被検査試料の表面に探針を近接させると共に該試
    料と探針との間に所定の電圧を印加し、これらの間に流
    れるトンネル電流に基づいて試料表面を検査する走査型
    トンネル顕微鏡において、前記探針と試料表面とを静電
    容量型変位計の電極として使用し、両者間の静電容量を
    検出する静電容量検出部を設けてなることを特徴とする
    走査型トンネル顕微鏡。
  2. (2)前記静電容量検出部は、前記試料表面と探針との
    間の静電容量に応じて共振周波数が変化する共振回路と
    、この共振回路に誘導結合して所定の周波数の高周波信
    号を印加する発振器と、上記共振回路に誘起される電圧
    を検出する電圧検出器とからなるものであることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載の走査型トンネル顕微
    鏡。
  3. (3)前記探針は微動機構及び粗動機構により移動され
    るものであり、微動機構はトンネル電流検出の際に駆動
    され、粗動機構はトンネル電流検出の前段階として前記
    探針を上記微動機構による検査可能範囲まで試料表面に
    近付ける際に駆動されることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載の走査型トンネル顕微鏡。
  4. (4)前記粗動機構は、静電容量検出部の検出信号に基
    づいて駆動制御されるものであることを特徴とする特許
    請求の範囲第3項記載の走査型トンネル顕微鏡。
  5. (5)前記試料及び探針は、スイッチ回路を介してトン
    ネル電流検出部或いは前記静電容量検出部に選択的に接
    続されるものであることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載の走査型トンネル顕微鏡。
JP7108687A 1987-03-25 1987-03-25 走査型トンネル顕微鏡 Pending JPS63236903A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6415601A (en) * 1987-07-10 1989-01-19 Hitachi Ltd Scan-type tunnel electron microscope
JPH02281125A (ja) * 1989-04-21 1990-11-16 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 表面硬度装置

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US4343993A (en) * 1979-09-20 1982-08-10 International Business Machines Corporation Scanning tunneling microscope
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