JPS63236732A - ガラスのイオン交換処理方法 - Google Patents

ガラスのイオン交換処理方法

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JPS63236732A
JPS63236732A JP62070031A JP7003187A JPS63236732A JP S63236732 A JPS63236732 A JP S63236732A JP 62070031 A JP62070031 A JP 62070031A JP 7003187 A JP7003187 A JP 7003187A JP S63236732 A JPS63236732 A JP S63236732A
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ion exchange
slurry
glass body
porous layer
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Ryoichi Kaite
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    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C21/00Treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by diffusing ions or metals in the surface
    • C03C21/001Treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by diffusing ions or metals in the surface in liquid phase, e.g. molten salts, solutions

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、一般にイオン濃度分布を有するガラス体を製
造する技術に関し、特に大口径の屈折率分布型レンズを
製造する場合に有用なイオン交換処理方法に関する。
〔従来の技術〕
一般に、外部からガラス体内部に特定のイオンを拡散侵
入させてこのイオン分布によってガラス体の性質改変を
行なう技術は、屈折率分布型レンズ、光導波路、化学強
化ガラス等の製造に用いられている。
上記のようにガラス体内部にイオンを拡散侵入させる方
法としては、−価陽イオンを含む溶融塩等の媒質をガラ
ス表面に接触させて、ガラス中の一価陽イオンと上記媒
質中の陽イオンとを交換させるイオン交換処理法が最も
簡単である。
例えば、TJ、Os、Li等のイオン交換可能な陽イオ
ンを含む比較的高屈折率のガラスで円柱状のレンズ母材
を製作し、このレンズ母材ガラスヲla。
Kなどガラスの屈折率減少に寄与するイオンを含む溶融
塩に浸漬し、溶酸塩中の上記イオンとガラス中のイオン
とを交換させることによって、断面内で屈折率が中心か
ら外周に向けて漸減する分布をもった屈折率分布型レン
ズを製造することができる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
前述のようなイオン交換処理においては、ガラス中での
一価陽イオンの拡散が律速となっており、通常これらの
イオンの拡散速度は非常に遅く、例えば/ xts稈度
のイオン交換層を得るのに70日前後と長時間の処理が
必要であり、この方法の最大の欠点となっている。
三方、イオンの拡f+一度は温度とともに指数関数的に
上昇するので、イオン交換処理湿度を高めてやれば短時
間でガラス体表面から深い位置までイオン交換すること
が可能となる。
しかしながら、処理温度が高くなるとガラスの粘性が低
下し変形を招くことになるため、従来方法テは/(71
0〜1O1lポアズよりも低粘性になる温度以上ではイ
オン交換処理を行なうことができなかった。
このため、イオン交換法により製造されている屈折率分
布型レンズは最大でも3朋程度の小径のものであり、従
来方法では大口径の屈折率分布型レンズを安価に量産す
ることが極めて困難であるという問題があった。
〔問題点を解決するための手段〕
イオン交換処理すべきガラス体の要部表面を、粘土分を
3重T%以上含む無機質流動体を乾燥・焼成して形成し
た多孔質層で被覆し、上記多孔層を介してイオン交換を
行なわせるようにした。
上記の流動体としては、粘土に必要に応じてシルト、細
砂、無機質微粉体及び無機質繊維材のうち一種又は二種
以上を混合し、これに適量の水を加えて混練したスラリ
ーないしはペーストを好適に使用することができる。
ここで「粘土」とは、粒子の大きさが約23m以下で、
適量の水とともに混合したとき可塑性を示し、加熱した
とき又は水で湿したものを乾かすとき固まる性質を呈す
るものをいう。
また「シルト」及び「細砂」は、粒子の大きさがそれぞ
れ2〜20μmと20〜200μmの鉱物粒子をいい、
「無機質微粉体」は人工的に加工、または合成された5
102 *AA’203 #AJ (OH)3 +Tl
O2やタルク(滑石)などの無機化合物の微粉体をいう
本発明方法で、多孔質層により被処理ガラス体表面を被
覆する方法としては、スラリー又はペースト状態にある
被覆材を被処理ガラス材表面にスプレー吹き付け、コテ
塗り、液中浸漬等で塗布した後、乾燥・焼成する方法、
あるいは被処理ガラス体を強度の大な多孔質材(例えば
高アルミナ質の電解隔膜)で成形した容器中に収容し、
両者間の空隙部に被覆材スラリーを充填した後乾燥・焼
成する方法が好適である。
また、被覆材スラリーを石膏型などに流し込み、乾燥・
焼成して予め容器をつくり、この容器に設けた被処理ガ
ラス体とほぼ同形寸法の空間部に上記ガラス体を入れる
ようにしてもよい。
本発明方法で多孔質被覆層を形成する際の焼成温度は重
要な要素の1つである。  、すなわち、上記焼成湿度
があまり低いと粘土中に含まれる結合水の除去が不完全
となって、その後のイオン交換処理時に該結合水が水蒸
気となってガラス体表面に圧力を加え、その結果、ガラ
ス体表面に凹凸や泡などの欠点が発生する虞れがある。
また焼成温度があまり高いと、ガラス体と多孔質層とが
融着し、充分な徐冷を行なってもガラス体の表面が剥離
したり、あるいはガラス体に多数の割れが発生する虞れ
がある。
以上の理由から、上記焼成温度は500〜1000°C
の範囲が望ましく、さらにjjO〜り00℃の範囲がよ
り好ましい。
本発明方法で焼成により多孔質層を形成する被覆材とし
て粘土は必須成分であり、重量%で3%以上、好ましく
は5%以上含有させることにより、スラリーまたはペー
ストを乾燥させたとき適正な弘1度を保ち、焼成時には
多孔質体を形成する粒子同士を適度に結合させる。粘土
を含むスラリーあるいはペーストを前述した望ましい焼
成温度範囲で焼成して得られる多孔質層は、充分な保形
強度を有しており、且つガラス体との間に実質的に融着
を生じない。
これは、ガラス体表面がこれに接する多孔質層構成粒子
と融着しても、粒子同士の結合強度がそれほど高くない
ため、ガラス体が冷却される過程、おそらく屈伏点と転
移点に相当する温度範囲で、ガラス体に付着した多孔質
層表面粒子が多孔質層から離脱し、さらにガラス体が冷
却されると彫張係数の差によって上記の付着粒子がガラ
ス体表面から離脱するためと考えられる。上記の現象は
、高温の媒質中でのイオン交換処理時にもガラスと外孔
質層との間に生じていると推測される。作業上を考慮す
ると多孔質層の保形強度は大きい方が望ましく、多孔質
層を構成する粒子同士の結合強度を増すことなく゛且つ
全体の保形強度を高めるKは、被覆材のスラリーまたは
ペースト中に無機質の繊維材を混入するのが有効である
あるいはガラス体表面にスラリーまたはペーストを塗布
した後、その表面に上記繊維材をさらに塗布するように
してもよい。
また、スラリーまたはペーストの粘性を調整するため、
または風乾後の多孔質層の強度を増すために、小麦粉や
カルボキシメチルセルローズ等の有機物、またはアルミ
ナゾルや水ガラスなどの無機物を混合することが可能で
ある。
さらに1ガラス体にスラリー又はペーストを塗布した後
の乾燥、焼成時に、多孔質層中に含まれろ水分の除去を
促進するため、減圧あるいは除湿した空気をキャリヤー
ガスとして流す方法も好適である。
〔作 用〕
本発明によれば、多孔質am層によって被処理ガラス体
を被覆保持した状卯でイオン交換を行なうため、従来方
法ではガラス体に変形を生じてしまうような高温でイオ
ン交換処理を行なってもガラス体に変形を生じることが
なく、シかもガラス体と多孔質層との間に融着を生じ難
い。このため従来に比べてイオン交換処理温度を大幅に
高めることができ、したがってイオン交換処理時間を大
きく短縮でき、従来得られなかった大口径の屈折率分布
型レンズも容易に製造することが可能になる。
通常、溶融性の優れた屈折率分布型レンズ用のガラスの
屈伏点はおよそj20−t≠o″C程度のものが多く、
従来のイオン交換法では屈伏点がイオン交換処理温度の
上限とされており、事実この温度以上ではガラスに変形
を生じ、実用的なレンズを作ることができない。これに
対して本発明方法によれば、りOO〜1000″Cとい
った従来法よりも4too℃も高い温度でのイオン交換
も可能となり、これは通常の一価陽イオンの拡散速度の
温度依存性より推定すると拡散速度はおよそ1000倍
も大きくなることを意味する。これをイオン交換処理時
間に置き換えるとおよそ//1000 に短縮できるこ
とになる。゛ なおガラス体を保持する多孔質層は、例えば、5iCl
+を火炎加水分解して5i02 *粒子として堆積させ
たものを充分な保形強度を示すまで加熱焼結した後孔明
けする方法でも形成することができるが、かかる方法で
つくった多孔質層では粒子の場合強度が非常に大きいた
め、かなり高温になると前述したようにガラス体と多孔
質層との間で融着を生じてしまい、イオン交換処理が不
可能になる。
これに対して本発明方法は上記方法に比べてもさらに、
300″C稈度高い温度でイオン交換処理を行なうこと
が可能になり、拡散速度は約700倍も大きくでき、イ
オン交換処理時間を約/// 00に短縮できる。
〔実 施 例〕
以下本発明を図面に示した実施例につき詳細に説明する
第1Iilffにおいて/は被処理ガラス体、例えばガ
ラスレッドであり、まずこのガラス体/の上端面を残し
て側周および下端面にスラリーないしはペースト状の被
覆材2を一定厚みで塗布する。
この被覆材コは、粘土または粘土にシルト、細砂あるい
は無機質微粉体を加えたもの、これらを適当な割合で混
合したものにamの水を加えて混練したもの、上記スラ
リーまたはペーストに無機質繊維体を混合したもの、あ
るいは寥e機質繊維体に上記スラリーを含浸させるか、
ペーストを塗布したもの等が使用できる。
次に、ガラスロッド表面に塗布した上記の被覆材コを2
00〜1000℃の温度で焼成して、多孔質被覆J!f
Jとする。
次に、一端を残して多孔質層3で表面が被覆された上記
ガラスロッド/を、イオン交換媒質、例えば高温に保持
された溶融塩弘中に浸漬してイオン交換処理を行なう。
この処理の過程で、溶融塩μ中に含まれる一価の陽イオ
ンよ、例えば塩弘が硫酸カリウムであればにイオンが、
多孔質層3の連通気孔を通ってガラスロッド/の表面に
接触し、ガラス中に含有される1価陽イオ>’4との交
換によってガラスロッドlの周表面から内部に拡散侵入
する。
一定時間の処理後、ガラス中の上記イオンの濃度は中心
で最大で外周に向けて次第に沙少する分布となるととも
に、外部から侵入したイオンの濃度分布は表面で最大で
中心に向けて次第に減少する分布となり、これらイオン
の濃度分布によってガラスロッドlの屈折率は、断面内
で中心から外周に向けて次第に減少又は増大する分布と
なる。
上記のイオン交換処理の過程で、多孔質層3の剛性によ
ってガラスロッド/の軟化変形が阻止され、したがって
多孔質層3を設けないでイオン交換処理を行なう場合に
比べて処理温度をより高くすることができ、イオンの拡
散速度が速くなるため処理時間を短縮できる。多孔質層
3で被覆したガラスレッドlを溶W$!#1p中に浸漬
する方法の他の例を第2図に示す。
第2図では、白金メッシユのバスケット7中に多孔質層
被覆ガラスロッドlを多数収容して溶融塩グ中に浸漬す
る方法であり、ガラスロッド/が長尺である場合に適し
ている。この場合、ガラスレッド1表面に被覆材を塗布
した後バスケット7に多数本人れ、バスケット7を運搬
具として被覆材の焼成作業及び溶融塩への浸漬作業を行
なうことができる。
第3図に多孔質層形成の別の方法を示す。
本例では、連通気孔をもつ多孔質材料でイオン交換用容
器tを成形し、この容器を中に被覆材コのスラリーを充
填し、このスラリー中にガラスロッドlを容器tの内壁
から間隔をおいて、またロッド間にも間隔をおいて浸漬
配置する。充填の際、ロッドlの全体を覆ってしまうと
イオン交換処理の過程で多孔質層とガラス表面との間に
発生する気泡が脱けなくなってガラス表面に悪影響を及
ぼすおそれがあるので、ロッドlの上端面が露出する分
量とする。
本実施例方法で使用する多孔性容#♂は、被処理ガラス
と接触せずガラスとの融着について配慮する必要がない
ので、粒子結合強度の充分に高い機−加工性に優れた多
孔性材料、例えば市販の電解隔膜等を用いる゛ことがで
きる。
次いで全体を夕oo−tooo″Cの温度で加熱し、充
填被覆材2を焼成して多孔質層3とした後、溶r*弘中
に浸漬してイオン交換処理を行なう。
以下に本発明の具体的数値例を示す。
実施例1 粘土(日豊珪砂工業株式会社川端工場製)!00りとタ
ルク5ootyをミキサー内に投入し、さらにjt09
の水を投入し、これらを均一に混合してペーストをつく
りだ。
このペーストを、第1表に示した組成のガラスで直径λ
O0Q簡、長さ!0朋のガラスロッドの一端を除く全面
に約コ朋の厚みで塗布した。
第   /   表 塗布後17時間風乾した後、室温から≠夕Q℃まで7時
間かけて昇温し、さらに≠zo”cで2≠時間保持して
塗布スラリー中の水分を除去した。
その後、粘土中及びタルク中に含まれる結合水の除去と
、これらの混合物を適度に固化させるために焼成を行な
った。焼成は前述の乾燥に続いて行ない、4tJ′O″
Cからり00℃までの昇温に7時間、りQグCでの保持
に2弘時間かけた。
一方、%ル%で表わして、K2SO41J″%+ Z 
nS O4≠3%から成る溶融塩を別途の容器で溶解し
、この溶融塩を上記ガラス試料の入っている容器内に注
入し、200″CK保って7時間イオン交換処理を行な
った。
上記処理でガラス体中に含まれるタリウム及びナトリウ
ムと溶@塩中に含まれるカリウムが多孔質被覆層を通し
てイオン交換される。所定時間のイオン交換処理の後、
容器から多孔5R被覆層付きガラスロッドを取り出し、
水洗してからロッド表面の多孔質被覆層を取り除き、ガ
ラスロッドの表面を観察したところ、剥離や割れなどの
欠点は全く認められなかった。またガラスロッドの直径
は20.0朋であり、乾燥・焼成およびイオン交換の過
程で全長にわた゛り変形が生じなかったことを確認した
。またガラスロッド断面の半径方向の一価陽イオン濃度
分布をXiマイクロアナライザー(XMA )で測定し
たところ、J、JP のカリウムイオンの侵入が確認で
きた。
比較例として、5iC14を酸水素ガスで火炎加水分解
せしめ、5i02We粒子として堆積させたものを/3
00″Cで06タ時間加熱して石英ガラス質多孔質体と
し、これに直径20.0mmの穴を機械加工により設け
て保持容器とし、この穴の中に1実施例と同じガラスを
直径lり、 ft1m 、長さjOrtmに加工したロ
ッド試料を入れて実施例と同じ溶融塩を用いて同一条件
でイオン交換処理した。
処理後のガラスをF察したところ、多孔質体との融着を
生じており、ガラス表面は剥離し、さらにガラス全体に
割れが多数入っていた。
また、従来から行なわれているガラスの屈伏点における
イオン交換処理を用いた場合、屈伏点に相当する120
°Cで7時間の処理ではカリウムの侵入距離は僅かo、
o2rtrtm であった。
実施例d 実施例/と陣fじ粘土≠θOりと、試薬特級のTi0.
2粉末1,009を均一に混合し、これにアルミナゾル
を2重ij%含む水をjλor)加えてペーストをつく
った。このペーストを実施例1と同じガラスで同一形状
のガラスロッドの一端を除く全てに約2闘の厚みで塗布
し、室温から≠J′θ℃で、2≠時間乾燥し、続いてり
50℃から7 j O”Cで2’A時間焼成を行なった
。その後、実施例/と同じ溶融塩を用いて7jtO″C
で7時間イオン交換処理した。処理後、ロッド表面の多
孔質被覆層を取り除き、ガラスロッド表面の状態をおべ
たが欠陥は認められなかった。
またカリウムの侵入距離なXMAで調べたところ2.2
り闘であった。
実施例3 重f%で表わして、市販のカオリン(白陶土)りQり1
、化学用の水酸化マグネシウムiioりを均一に混合し
、これに水ガラス7重i%、カルボキシメチルセル四−
ズ!重量%含む水を10乙り加えてペーストを作った。
このペーストを実施例/と同じガラスで同−形′状のロ
ッドの一端を除く全表面lc #l、2 amの厚みで
塗布し、室温からt o o′cで2弘時間乾燥し、さ
らにzoo−too″Cで2≠時間焼成した。その後実
施例1と同じ溶融塩を用いて100°Cで7時間イオン
交換処理した。処理後、多孔質被覆を取り除き、ガラス
ロッド表面を観察したが欠点はなかった。またカリウム
の侵入距離をXMAで調べたところ一、lr7 mであ
った。
実施例弘 粘土(日豊砕砂工業■湯)根工場製)り0”Oり。
シルト1000り、細砂6009をミキサー内に投入し
、さらに/IAOOりの水を加えて均一に混合してスラ
リーを作った。
このスラリーを、市販の高アルミナ質電解隔膜容器(日
本化学陶業製)に流し込み、この中に第1表の組成のガ
ラスで直径lO闘、長さjQnv+のロッドを挿入した
。容器を減圧炉に入れて/X#74Paに減圧しながら
乾燥、焼成を行なった。
焼成後溶融塩中に浸漬してイオン交換処理を行なった。
イオン交換処理は実施例1と同じ溶融塩を用いてすOO
″Cで7時間の処理を行なった。処理後ガラスロッドを
取り出して観察したが欠点はなかった。
またカリウムの侵入距離な父MAで調べたところλ、り
Q *tnであった。
実施例! 実施例/と同じ粘土1009、試薬−級のアルミナ粉末
lりOO9に/300りの水を加えてスラリーとした。
これ以外は実施例1と全く同じ条件で処理したカラスロ
ッドも欠点は全くなく、カリウムの侵入距離もコ、りO
闘であった。
実施例6 実施例グと同じ粘土2007、市販のカオリンizoo
g 、試薬−級のアルミナ粉末300りと水i3oog
をミキサーに投入して均一に混合し、得られたスラリー
を石膏型に流し込み、10.Qmvrφ×!O喘長の収
納空間を持つ容器に成形した。この容器を乾燥させた後
、第1表に示すガラスを直径り、り關、長さjQmに加
工して上記容器の収納空間に挿入した。この゛状態で焼
成を行なってから、実施例1と同じ溶融塩を用いて♂o
 o”cで7時間のイオン交換処理を行なった。処理後
、ガラスの直径は全長に亘って10.0vrssであり
、表面には全く欠点がなく 、XMAでカリウムの侵入
距離を測定したところ2.りQmaであった。
実施例7 市販のカオリン!−にrKfの水を加えてスラリーを作
った。これを、第1表に示す組成のガラスで直径7m、
長さJOOtmsに成形したガラス棒にスプレーガンを
用いて約o、zwaaの厚みに吹きつけ塗布した。風乾
後、白金製メツシュのバスケット内に入れて乾燥、焼成
を行ない、実施例1と同じ溶融塩を用いて700″Cで
コタ時間イオン交換処理した。処理後のガラスには表面
剥離や割れなどの欠点が全く見られず、このロッドを4
Avasの長さに切断し、両端面を研磨したところ屈絣
率分布レンズになっていることが確認された。
これに対して、通常のイオン交換処理方法で上記と同じ
径のレンズを得ようとすると、1loo時間(約弘を日
間)強の処理時間を必要とする。
実施例? 実施例/と同じ粘土roog、試薬特級の水酸化アルミ
ニラムコOoりの混合物にtiooりの水を加えてスラ
リーを作り、この中にセラミック7アイ/< シー )
 (商品名:カオウールエースペーパー)を浸漬して前
記スラリーを含浸させた。このシートを第1表に示す組
成のガラステ、j 0IIIIRxj o@@角で厚味
が7IuIのガラス板の一端を除く全面に貼付け、風乾
後、白金極メッシェのバスケット内に入れて乾燥、焼成
を行なった。
その彼、実施例1と同じ溶融塩を用いて、700°Cで
コタ時間のイオン交換処理を行なった。
処理後のガラス板には剥離や割れなどの欠点はなく、ガ
ラス板の周囲を切断、研磨したところ、屈折率が板厚方
向に中心で最大で両表面に向けて漸減するスラブレンズ
になっていた。
実施例り 粘土(松山珪砂中に含まれる粘土) 3oog、試薬/
p!の酸化アルミニウム粉末tりQ9と繊維径10μm
1平均長さ/ jstmのシリカ7アイパー09をミキ
サーに投入し、さらにjt09の水を加えてペーストを
作った。このペーストを、モル%で表わして5i026
0%、Zn020%、Na2010%とTA’2010
%(i1iI澄剤として5b2o3をo、を重量%含む
)から成る直径コQ 、Qym 、長さjQmのカラス
ロッドの一端を除く全ての面にフチな用いて塗布した。
風乾〜乾燥、焼成を行なった後、実施例/と同じ溶融塩
を用いて730″Cで2仏時間のイオン交換処理をした
。その後多孔質被覆材きのガラスロッドを徐冷炉に移し
徐冷を行なった。
多孔質被覆を取り除いたガラスロッド表面な観察したが
、剥離や割れなどの欠点はなかった。
またXMAで調べたところカリウムの侵入距離は3.ざ
0闘に達していた。
〔発明の効果〕
本発明によれば、ガラスの粘度が107^108ポアズ
となる温度よりもさらに高い温度でイオン交換処理を行
なっても、多孔質被覆層で保持されているため、被処理
ガラスに変形を生じることがないと同時に、ガラスと多
孔買被M層とが実質的に融着することがなく、処理後の
ガラス体表面が剥離したりあるいはガラスが割れるとい
うことがない。
従ってイオン交換温度を大帽に高めて処理することが可
能となり、イオン交換処理時間を著しく短縮できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を段階的に示す断面図、第2
図はイオン交換媒体中への浸漬方法の他の例を示す断面
図、第3図は本発明の他の実施例を段階的に示す断面図
である。 °/・・・・・・被処理ガラス体 λ・・・・・・スラリー又はペースト状の被覆材3・・
・・・・多孔質層 偉・・・・・溶融塩 1.+・・・
・・・イオン7・・・・・・メツシュバスケット ?・
・・・・・多孔質容i第1図 第2図 第3図 7 補正の内容 手  続  補  正  書 昭和tコ年十月15日

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ガラス体と一価陽イオンを含む媒質とを接触させ
    て、該イオンとガラス体中に含まれる一価陽イオンとを
    交換させるイオン交換処理方法において、前記ガラス体
    の要部表面を、粘土分を3重量%以上含むスラリーまた
    はペーストを乾燥、焼成して形成した無機質多孔質層で
    被覆し、前記多孔質層を通してイオン交換を行なわせる
    ことを特徴とするガラスのイオン交換処理方法。
  2. (2)特許請求の範囲第1項において、前記多孔質層は
    、スラリー又はペースト状態でガラス体表面に塗布し、
    しかる後乾燥・焼成して形成するガラスのイオン交換処
    理方法。
  3. (3)特許請求の範囲第1項において、前記多孔質層は
    、被処理ガラス体を収容する多孔質性容器と前記ガラス
    体との間の空隙部にスラリー又はペースト状態で充填し
    、しかる後乾燥・焼成して形成するガラスのイオン交換
    処理方法。
  4. (4)特許請求の範囲第1項ないし第3項において、前
    記焼成温度は500℃〜1000℃であるガラスのイオ
    ン交換処理方法。
  5. (5)特許請求の範囲第1項ないし第4項において、前
    記スラリー又はペースト中に粘土以外にシルト、細砂、
    無機質微粉体の少なくとも一種を混合したガラスのイオ
    ン交換処理方法。
  6. (6)特許請求の範囲第1項ないし第5項において、前
    記スラリー又はペースト中に無機質繊維材を混入したガ
    ラスのイオン交換処理方法。
JP62070031A 1987-03-24 1987-03-24 ガラスのイオン交換処理方法 Expired - Lifetime JPH0735270B2 (ja)

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