JPS63235589A - 絶乾坪量プロフイル測定点決定方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 く産業上の利用分野〉 本発明は、抄紙機のＩＩＪ　ｍシステムにおいて、操作
端であるスライスボルトの位置に対応する絶乾坪量プロ
フィル測定点の位置を決定する方法に関する。

〈従来技術〉 第５図は、抄紙プロセスの概要図である。原料パルプＰ
は種箱１２種口弁２を経て白水サイロ３からのリターン
原料と合流してポンプ４によりヘッドボックス５に供給
される。ヘッドボックス内の原料は、スライスリップ６
の間隙よりワイヤーパート８上にシート状に吐出され、
プレスパート９で搾水され、ドライパート１０で蒸気に
より加熱乾燥された後、カレカダー１１を経てリール１
２に巻き取られて製品となる。７はスライスリップの間
ｗａＷ＃度を操作するための複数（例えば４０本）のス
ライスボルトである。

１３は製品を紙幅方向にスキャンして紙の坪量（１ｍ２
の重さ）と水分率を測定するＢ　／’Ｍ　ｊｔであり、
この測定値に基づいて紙の絶乾坪量プロフィルが紙の横
幅方向を複数点、例えば６０点又は３６０点に分割して
計算される。

計算で求められた各点の絶乾坪ｍプロフィル測定値と設
定値の差を制御演算した操作出力により測定点に対応す
るスライスボルトのを操作してリップ開度を調節し、製
品の絶乾坪量プロフィルが設定絶乾坪量プロフィルに一
致するようなフィードバック制御が行われる。

〈発明が解決しようとする問題点〉 従来の絶乾坪量プロフィル制御システムでは、ヘッドボ
ックス５よりリップを介して吐出した原料は、第６図に
示す様にヘッドボックスよりまっすぐに飛び出し、ワイ
ヤー上でまっすぐ流れ、乾燥段階で一様に収縮するとし
て位置対応を合わ、せ、測定点に対応する位置のスライ
スボルトを操作して絶乾坪量プロフィルの制御を実行し
ている。

所が、実際には、原料はヘッドボックスからまっすぐに
吐出するとは限らないし、流れもまっすぐではない。又
、収縮率も紙端近傍のほうが中央部より大きい。このよ
うに、実際の測定点と操作端の位置対応のずれが大きい
と、絶乾坪量プロフィル制御において好ましくないプロ
フィルの鋸歯状波を生ずることがある。

本発明は、製品製造の開始前のテストにより各スライス
ボルトに対応するＢ／Ｍ計の測定点を決定する方法の提
供を目的とする。

く問題点を解決するための手段〉 本発明は、スライスボルト操作前の紙幅方向複数点の絶
乾坪量プロフィル測定点の基準値ＤＬ（０）を求め、Ｊ
番目のスライスポル１−を操作した後絶乾坪量プロフィ
ル変化が収束するまでのｎ回の絶乾坪量プロフィルの収
束値ＯＬ　（ｎ）と上記基準値との偏ｙΔｉ＝Ｄｉ　　
（ｎ）　　Ｄｉ　　（０）を降出すると共に、Δえのデ
ータのうち上記に番目のスライスボルトの操作方向と同
一方向のデータを抽出してその面積Ｓを計算し、Ｓ／２
となる測定点１を上記［５目のスライスボルトに対応す
る測定点と見なす点を特徴とする。

く作用〉 本発明によれば、まずスライスボルト操作前の絶乾坪量
プロフィルの基準値が求められ、次にあるスライスボル
トを操作しＩＣときに絶乾外聞プロフィルの測定値変化
が収束するまでの各測定点の収束値Ｄｉ　　（ｎ）と上
記基準値との偏差Δｉのデータのうち上記に番目のスラ
イスボルトの操作方向と同一方向のデータが抽出されて
その面積Ｓが計算され、Ｓ／２となる測定点ｉが上記ｋ
１％目のスライスボルトに対応する測定点と見なされる
。

く実施例〉 第１図に基いて本発明方法の手順を説明する。

ステップ■では、スライスボルト操作前の絶乾坪量プ９
フィルデータが複数スキャレ分測定され、ステップ■で
は、測定されたデータについて各測定点ごとに時系列平
均演算が実行されて各測定点の基準値ＤＬ　＜Ｏ）が求
められる。

次にステップ■でスライスボルトを１番より順次操作し
、各スライスボルト操作毎に絶乾坪量プロフィルの変化
が収束するまで複数スキャン分の絶乾外ｍプロフィル収
束値ＯＬ　（ｎ）が収集される。

絶乾坪量プロフィルの変化が収束した後、ステップ■で
幅方向各側定点ごとに上＆！基準値と収束値の偏差ΔＬ
がステップ■、■のデータにより計算される。

ステップ■では、ΔＬのデータのうち上記ｋｌ番目のス
ライスボルトの操作方向と同一方向のデータが抽出され
てその面Ｗ４Ｓが計算される。

ステップＯでは面積が８／２となる測定点ｉが禅出され
、ステップ■ではに番目のスライス位置が１に補正され
る。

第２図は、第１図の信号処理手順をプローチ１フートで
示したものであり、ステップ■〜ステップ■の処理がす
べてのスライスボルトについて実行される。

次に各ステップの処理内容の一例６０点の測定点で実施
した場合一ついてを説明する。第３図は、ステップ■に
おける絶乾外聞プロフィル入力データを示し、ｄ、、ｄ
２．ｄ３・・・ｄ、・・・（ｊｓｏは、６０点の測定点
の絶乾坪量プロフィル測定値である。

ステップ■ではこの測定値を複数スキャン分入力して、
各測定点につき時系列平均演算を実行する。例えば第１
回目のスキャン、第ｎ回目のスキセンが次のように収集
されたとする。

＜１）ｄ＋　　（１）、ｄ２　　（１）・・・ｄｔ　　
（１）・・・ｄ６゜（１） （ｉｉ）　ｄ　＋　　（ｎ　）　、　ｄ　２　　（ｎ　
＞　−ｄ　ｔ　　（ｎ　）・・・ｄｅｏ　　（ｎ） ここで各、測定点のｎスキャン分の平均値を、ｏｔ　　
＜ｏ＞−Ｅ’ｄｔ　　＜ｋ＞／ｎ−ｃ−求め、！ Ｄ＋　　（０）、Ｄ２　　（０）・・・Ｄｉ　　（０）
・・・Ｄｓｏ（０） と表す。なお、基準値は複数の時系列平均をｉらずに一
回のスキャンによる測定データ（Ｉｌ　（１）によって
決定してもよい。

次に、ステップ■でに番のスライスボルトを操作した後
絶乾坪」プロフィルの変化が収束するまでにｎスキャン
の絶乾坪量プロフィルの測定データが次のように収集さ
れたとする。

１）ｄ＋　−（１）、　ｄ２′（１）、・・・ｄＬ　′
（１）・・・ｄｓｏ′（１） （ｉｆ）ｄ＋　　−（ｎ＞、ｄ２′（ｎ）、−ｄｉ　′
（ｒｌ）・・・（ｊｔｏ　−（ｎ） 各測定点の収束値を平均値演算により、ル Ｄ＜　　（ｎ）−Σｄ（′（ｋ）／ｎ で求め、 Ｄ＋　　（ｎ＞、Ｄ２　　（ｎ＞、＝Ｄｉ　　（ｎ＞・
・・Ｏｓｏ＜ｎ） で表す。

ステップ■ではこの収束値データと基準値データ基いて
各測定点の差分Δ、を、 Δｔ　−ＤＬ　（ｎ）−Ｄｉ　　（０）で計痒する。。

次に、ΔＬのデータのうち操作スライスの操作方向と同
一方向のデータを抽出してステップ■で第４図に示すよ
うにその面積Ｓを計痒する。

次にステップＯにより上記面ＭＳを２分する測定点ｉを
算出する。この点ｉがスライス操作の影響を最大に受け
ている点であるから、操作したスライスに対応する測定
点であるｋｉ番目のプロフィル測定点と見なし、ステッ
プ■でに番目のスライスボルトの測定点が１に修正され
、この点をｉｌｌ　ＩＩＩ偏差計算の中心点とする補正
が実行される。

なお、測定点を２点にする制御を実行する場合は、Ｉ−
に−１！／６０の演捧を実行して対応関係を決定する。

この様な手順により、全スライスボルトについての対応
測定点の決定が終了した後に生産が開始される。

〈発明の効果〉 以上説明したように、本発明によれば操作端と測定点が
離れていて、しかもその途中で測定物の状態が変化する
抄紙プロセスにおける操作端と測定点の対応位置関係を
精度良く決定することが可能であり、位置関係のずれに
起因するプロフィルの鋸歯状波を抑制し、絶乾坪量プロ
フィル制御の１１Ｊ御性を著しく向上させることができ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図、＃Ｉ２図は、本発明方法の信号処理手順を示す
ブロック線図およびフローチャート図、第３図は絶乾坪
量プロフィルの測定データの一例を示す説明図、第４図
は面積計粋の動作説明図、第５図は抄紙プロセスの概要
図、第６図は操作端と測定点との関係を示す説明図であ
る。 １・・・種箱　　２・・・種口弁　　３・・・白水サイ
ロ４・・・ポンプ　　５・・・ヘッドボックス　　６・
・・スライスリップ　　７・・・スライスボルト　　８
・・・ワイヤーパート　　９・・・プレスパート　　１
０・・・ドライパート　　１１・・・カレンダー　　１
２・・・リール１３２図 第３図 篤４図 第６図 ＃”ｒ３−一

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　スライスボルト操作前の紙幅方向複数点の絶乾坪量プ
   ロフィル測定点の基準値Ｄ＿ｉ（０）を求め、ｋ番目の
   スライスボルトを操作した後絶乾坪量プロフィル変化が
   収束するまでのｎ回の絶乾坪量プロフィルの収束値Ｄ＿
   ｉ（ｎ）と上記基準値との偏差Δ＿ｉ＝Ｄ＿ｉ（ｎ）−
   Ｄ＿ｉ（０）を算出すると共に、Δ＿ｉのデータのうち
   上記ｋ番目のスライスボルトの操作方向と同一方向のデ
   ータを抽出してその面積Ｓを計算し、Ｓ／２となる測定
   点ｉを上記ｋ番目のスライスボルトに対応する測定点と
   見なすことを特徴とする絶乾坪量プロフィル測定点決定
   方法。