JPH04126887A - 抄紙機制御装置及びその制御方法 - Google Patents

抄紙機制御装置及びその制御方法

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JPH04126887A
JPH04126887A JP2194253A JP19425390A JPH04126887A JP H04126887 A JPH04126887 A JP H04126887A JP 2194253 A JP2194253 A JP 2194253A JP 19425390 A JP19425390 A JP 19425390A JP H04126887 A JPH04126887 A JP H04126887A
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Tetsuya Otani
哲也 大谷
Masako Negishi
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は紙を製造する抄紙機を制御する装置に係り、特
に均一な品質の紙を製造するのに好適な改良に関する。
〈従来の技術〉 抄紙機の制御装置は、例えば本出願人の提案に係る特開
昭63−75197号公報等で公知である。第14図は
抄紙機全体の梢成斜視図である。図において、ヘッドボ
ックス5から吐き出された原料は、ワイヤパート8を通
過することにより搾水され、プレスパー1−9で圧縮さ
れて所定の紙厚になり、ドライパート15を通過するこ
とによって乾燥され、カレンダ11を通過することによ
って紙の表面に光沢を付けられて、リール12に巻取ら
れる。
ヘッドボックス5には原料液を吐き出すスライスリップ
6と、このスライスリップ6の開度を調節するスライス
ボルト7が紙の幅方向に一定間隔で数十本設けられてい
る。白水サイ173はワイヤパ1〜3の搾水による白水
を受は取るもので、ポンプ4によりヘッドボックス5に
帰還されている。
ポンプ4の入り口においては、種口弁2により種箱1中
の原料(種)か注入される。
紙の坪量や水分率を測定するセンサ14は、カレンダ1
1とリール12の間に設置されたフレム13に添って往
復運動をして紙幅力・向の測定をしているもので、例え
ば水分率についてはUSP4.315,150 、4,
620,146に開示されたものか使用されている。そ
して、この紙幅方向のデータをプロフィルと呼ぶ。コン
トローラ16は、センサ14の測定した坪量プ17フイ
ルを入力して目標の坪量となるようにスライスボルト7
を操作して、スライスリップ6の開度を制御している。
尚、水分率については水分率プロフィルを入力して目標
の水分率となるようにドライバー1−15のスチーム量
を制御し、坪量平均値の目標値との事前は種L1弁2の
弁開度を制御して行なっている。
第15図は抄紙機制御装置の機能ブロック図である。図
において、プロフィル演算部32は、センサ14で測定
された測定プロフィル信号と予め定められた目標プロフ
ィルとの偏差を演算すると共に、位置対応部37′Iを
参照して測定プロフィル信号を実際に操作をするスライ
スに対応させるもので、これにより各スライス(k)毎
の制御偏差e(k)が求められる。測定プロフィルは、
例えは測定点の総数を幅方向に360点とし、これを隣
接する6点で平均を取って平滑化するとよい。目標プロ
フィルは例えば中央の坪量を若干大きくする一方で、両
端を若干少なくしてリール12で安定した巻取ができる
ようにする。位置対応部34は、測定プロフィル信号の
測定点とスライスの対応関係を記述したもので、理論式
や実験等で予め定めておく。スライス操作量演算部38
は今回の制御周期で操作するスライスと、その操作量の
変化量△1Jl(k)を求めるものであり、コントロー
ラ15の中核的部分である。出力制御部60はスライス
操作量演算部38で求めた各スライス毎の変化操作量△
IJl(k)を前回の操作量Tu(k)に加算して今回
の操作量″?lk)として出力するもので、例えばセン
サの走査周期の自然数倍に定めたり、抄紙機の時定数や
コントローラの演算能力を基準に定める。例えはセンサ
】。4の走査周期が30秒であれば、出力制御部60の
制御周期を2分毎と定める。
尚、スライス操作量演算部38は熟練したオベレタによ
るマニュアル操作か多くの製紙工場で採用されている。
第16図はコントローラー6に着目して表わした抄紙機
制御システムの構成ブロック図で、制御状態を詳細に説
明している。ここでは説明を簡略にするためスライスに
対応させた状態で表わしている。コントローラー6では
、目標値(設定値であり、ここてはy(に)と表わす)
とフィードバックされた坪量プロフィルy(K)との偏
差e(に)から操作量を求める。この操作量によりスラ
イスポルト7か調節され、その結果変化する坪量プロフ
ィルかフィードバックされる。そして偏差e(に)が0
に近付くように制御される。
このような制御系における操作量はスライスリップ開度
パターン(u  、、、、、uN)であり、制御 御量は坪量プロフィル(y  、11.、 yN )で
ある。
プラントは一次遅れと幅方向の干渉で近似できるが、こ
れをラプラス変換に於けるS領域で表わすと次のように
なる6 YfS)−1に/(1+Ts)AU(S)    (1
)ここで、Y(S)はベクトル:!/(1)のラプラス
変換、ソ(1)は行列「yl(↑)、、、、、yN (
t) ]の転置行列([y  (t)、、、、、yN(
t) ]■と表わす)、である。U(S)はベクl〜ル
アJl(t)のラプラス変換、’Ll/(t)は[u 
 (t)+−1,、uN(i) ]の転置行列、にはゲ
イン、rは時定数、Aは干渉行列(NXN)で、次の関
係を充足している。
そして、tは時間である。
従来の制御則は、干渉を考慮した演算と一次遅れを考慮
したPI(比例・積分)制御を組合せており、これを離
散時間、速度形で表わすと次の通りである。
△u/(k)  −K   M Δg  (k)  十
K   Me  (k)     f2)ここで、kは
離散時間、IJl(k)は離散時間スライスリップ開度
ベクトル、△1Jl(k)は差分、f (k>は離散時
間の制御偏差ベクトル、e(k)は制御偏差、△e (
k)は差分て、それぞれ次の関係を満たしている。
71(k) = [u 1 fk)、、、、、u N 
fk)戸△IJl (k )  == 71(k ) 
 −1Jl Fk−1)  、J <I! (k) = [e  (k)、、、、eN(k
) ]e−(k)=y、(k)−y   (k)  、
△e (k)=e fk)−e (k−1)そして、K
 は比例ゲイン、K1は積分ゲイン、Mは干渉を考慮し
たNXN行列である。
次に動作を説明する。加え合わせ点21で得られた目標
値と制御量の偏差(制御面差) e (k)に対して演
算器22で干渉を考慮した演算を施す。
この結果を次式で表わす。
■ e ’(k)= [e −(k)1.−、、 e −N
 (k) ]この場合、elk)とe(k)の間に次式
が成立する。
e ’(k)= M e (k)          
   (3)コン1〜ローラ25には、f’(k)と△
e ’ fk)カ入力される。差分△fMk)は、演算
器22の出力e(k−1)とバッファ23を介した演算
器の前回出力値e〜(に−1)との差を、加え合わせ点
24より得たもので、次式で表わされる。
、/l ’(k)=f ’(k)−f −(k−1)そ
して、コントローラ25は次式のようなP1演算を行な
う。
△’+Jl(k)= KP △くfビ °(1() +
1< 1 4二 ’(k)         (4)こ
の演算は次のようにベク)〜ルの要素ごとのスカラー演
算でも表わすことかできる。
△u(k)=K  △e−(k)+K e″、(k)I
    P   I    I  1(1=1〜N) 
   (5) 加算器26は、自身が保持している前回のスライスリッ
プ開度ベクトルに、コンl−o−ラ25からの出力△l
J/fk)を加算し、今回のスライスリップ開度ベクト
ル1Jl(k)として出力する。このスライスリップ開
度ベクトル[(k)は零次ボールド回路27を経て操作
量1JI(↑)としてプラン1〜28に加えられる。
プラント28の出力(坪量プロフィル)yft)はに時
間ごとにサンプリングを行うサンプラ29を介して取り
出され、前記加え合わせ点21にフィードバックされる
〈発明が解決しようとする課題〉 ところて、プラントは理想的には(1)式で表現される
が、実際には複雑な非線形特性を含んでいるため(2)
式のような線形制御では不−1−分であるという課題か
あった。
■ 第17図はスライス間鋸歯状波の説明図で(A、 
)は操作前、(B)は操作後を示している。
図において、横線は紙の幅方向を表しており、曲線は当
該位置における坪量プロフィルを表し、縦線(+)は当
該スライスの影響が最も顕著に現れる測定端の位置(位
置対応と呼ばれる)を表し、矢印(↓)は該当するスラ
イスの操作を表している。スライス間鋸歯状波を解消す
るなめに、間に一本のスライスをおいて両側のスライス
を操作する(第17図A)。しかし操作したスライスの
位置で坪量の谷か生じ、かえって鋸歯状波を増長させて
しまう場合があった(第17図B)。
■ プロセスか複雑なので、スライスの操作に対して坪
量プロフィルの応答か理想通りに現れないことが多い。
特に−度に何本ものスライスを操作すると、坪量プロフ
ィルか乱れて熟練した操作者の応援を必要とする場合が
ある。
■ 大幅な銘柄変更時や抄紙機の動作開始時のようにプ
ロセスが非常に乱れた状態では、製品と認められる品質
までプロフィルを収束させるのに非常に時間が掛り、損
紙か莫大な量になる。
■ スライスは過度の曲げに対して永久歪みを生ずるこ
とがあり、−旦永久歪みかできるとスライスボルトを操
作してもリップ開度か調節できなくなってしまう。そこ
で、隣接するスライスボルト間に開度差にリミットを付
けて操作量を規制する必要がある。しかし、従来装置に
よれば坪量が均一になっていてもスライスのリップ開度
パターンが乱れてしまい、この隣接リップ開度リミット
を逸脱してしまうことがあった。一定範囲内であれば、
原料出力の応力分布やスライスリップの形状などの影響
を保障していると考えられるが、過度の乱れはスライス
の保護上問題である。
上述した課題を解決する本発明の第1の目的は、熟練し
た操作者の手動操作手法を取り込んだファジィ制御手法
を採用して、鋸歯状波の坪量プロフィルを確実に平坦化
できる抄紙機制御装置を堤供するにある。本発明の第2
の目的は、プロセスか大rlJに乱れなときでも短時間
に製品レベルまでプロフィルを収束できる装置を提供す
るにある。
本発明の第3の目的は、スライスリップの開度を滑らか
に保ちながら坪量プロフィルを安定に制御できる装置を
提供するにある。
く課題を解決するための手段〉 上記第1及び第2の目的を達成する第1の発明は、紙の
原料の供給蔗を操作する当該紙の幅方向に複数配置され
たスライス(6,7>と、製造された紙の品質を当該紙
の幅方向に測定するセンサ(14)とを存する抄紙機に
対して、このセンサで検出した値が予め定められた目標
プロフィルに一致する方向に前記スライスを操作する抄
紙機制御装置において、次の構成としたものである。
即ち、前記センサの測定点が、前記スライスのいずれに
位置対応しているか定める位置対応部(34)と、前記
検出坪量プロフィルと目標プロフィルとの偏差を、当該
位置対応部の対応関係に従い、前記スライスについて演
算するプロフィル演算部(32)と、このプロフィル演
算部が前回1つ 及び今回の制御周期で求めた偏差プロフィルの差分を演
算する差分プロフィル演算部(37)を有している。
また、スライス演算部(70)として、偏差プロフィル
、差分プロフィル及び変化操作量に関する所定数のファ
ジィ関数のメンバシップ関数を有する評価関数部(74
)と、偏差プロフィルを目標値に一致させる方向に操作
する順操作ルール、面差プロフィルは目標値に略一致し
ているが差分プロフィルの影響を考慮して操作する逆操
作ルル、及び偏差プロフィルが[1標値と乖離し且つ差
分プ1コフィルの値が小さくないときは今回の操作を見
通る待ちルールを有する操作ルール部(76)と、前記
プロフィル演算部の出力する面差グロフィルと前記差分
プロフィル演算部の出力する差分プロフィルを入力し、
当該操作ルール部を参照して今回の操作ルールを定める
と共に評価関数部に従い今回の変化操作量を定めるファ
ジィ推論部(72)を有している。
そして、このファジィ推論部の出力する変化量作置によ
り操作量を変化させて前記スライスに当該制御量を送る
出力制御部(60)とを具備することを特徴とするもの
である。
上記第2及び第3の目的を達成する第2の発明は、上述
した抄紙機制御装置において、次の構成としたものであ
る。
即ち、前記センサの測定点が、前記スライスのいずれに
If1置装応しているか定める位置対応部(34)と、
前記検出坪量プロフィルと目標プロフィルとの面差を、
当該位置対応部の対応関係に従い、前記スライスについ
て演算するプロフィル演算部(32)と、このプロフィ
ル演算部の演算結果からgfQ定プロフィルをL]標プ
ロフィルに一致させるための各スライスに対する操作量
の変化量を演算するスライス操作量演算部(38)と、
このスライス操作量演算部で求めた操作量の変化量と出
力制御部からスライスに対して出力される前回の操作量
とを加算し、この加算された操作量を平滑化して当該出
力制御部に送る操作量補正部(80)ど、この操作量補
正部で平滑化された操作量を今回の操作量として各スラ
イスに送る出力制御部(60)とを具備することを特徴
とするものである。
〈作 用〉 本発明の各構成要素はつぎの作用をする。プロフィル演
・鼻部は今回の坪量プロフィルと目標値との偏差プ17
フイルe(10を求める。差分プロフィル演算部は前回
と今回の制御周期との間の差分プロフィル△<f? (
k)を求める。ファジィ推論部はこれらの値がら評価関
数部及び操作ルール部を参照して今回の変化操作量△7
u(k)を演算する。出力制御部はファジィ推論部の演
算した結果を基に新たな操作1石k)をスライスに出力
する。
好ましくは、操作量補正部を設けて出力制御部から操作
IJl(k)を出力する前に平滑化処理をすると、スラ
イスに損傷を与える虞かなく安定した制御ができる。
〈実施例〉 以下図面を用いて、本発明を説明する。
(実施例1) 第1図は本発明の一実施例を示す構成ブロック図である
。尚第1図において、前記第15図と同一作用をするも
のには同一符号をつけ説明を省略する。図において、差
分プロフィル演算部37は、プロフィル演算部32の演
算する前回と今回の制御周期に於ける偏差プ117フイ
ルe(k)の差分を求め、差分プロフィル△e[k)と
して出力する。スライス演算部70は、Mamdanj
の方法等のファジィ制御理論で公知の手法で推論を実行
するファジィ推論部72と、ファジィ変数とメンバシッ
プ関数を表わす評価関数部7/1及びルールデブルを格
納している操作ルール部76を有している。評価関数部
74は、偏差プロフィルlk)に対する関数部742、
差分プロフィル△e (k>に対する関数部744及び
変化操作量△1Jl(k)に対する関数部746を有し
ている。操作ルール部76は、偏差プロフィルを打消す
方向にスライスを操作する場合を規定する順操作ルール
部762と、偏差プロフィル11体の偏差は少ないが、
差分プロフィルの存在によって将来偏差プロフィルの行
過ぎか予illされる場合に、この予想される行過ぎを
打ち消す方向にスライスを操作する場合を規定する逆操
作ルール部764と、差分プロフィルの値が大きいため
に偏差プロフィルか安定するまでスライス操作を猶予す
る待ちルール部766及び゛差分プロフィルの値が大き
いために偏差プロフィルが発散する虞のある場合に発散
を防止する方向にスライスを操作する発散防止ルール部
768を有している。出力制御部60はファジィ推論部
72の出力する変化操作量△[(k)を従前の操作量に
加算してスライスリップ開度を調節する操作量71(k
)をスライスボルト7に送る。
第2図は評価関数部74の説明図で、(A)は偏差プロ
フィル関数部742、(B)は差分プロフィル関数部7
44、(C)は変化操作量関数部746を表わしている
。図において、ファジィ変数は7種類あり、N B (
negative big)は負で大、NM (neg
ative mediull)は負で中位、NS(ne
gative 5Ilall)は負で小、ZO(zer
o)は零位、P B(positive big)は正
で大、P M (positiveInedium )
は正で中位、P S (positive small
)は止で小である。
偏差プロフィル関数部742では、ファジィ変数が上記
7種類あり、メンバシップ関数は三角形になっている。
縦軸にはO〜1の適合度、横軸には−e  〜e、 の
範囲の偏差プロフィルeI+118X      1l
aX (スカシ)が記されている。各ファジィ変数NB〜PB
は図示したような順序で等間隔に配置され、各ファジィ
変数はIA接するファジィ変数と一部重畳している。差
分プロフィル関数部744では、ファジィ変数がNMと
PMを除く」1記5種類あり、メンバシップ関数は左右
非対称の三角形か含まれている。縦軸にはO〜1の適合
度、横軸には−△e  〜△einaxの範囲の差分プ
ロフィル△e111aX (スカシ)か記されている。各ファジィ変数NB〜PB
は図示したようなIli序で配置され、PSとPB(若
しくはNSとNB)の間隔PB2はzoとPS (NS
)の間開PB1に比べて広い不等間隔になっている。変
化操作量関数部746では、ファジィ変数が上記7種類
あり、メンバシップ関数は三角形になっている。縦軸に
はO〜1の適合度、横軸には一△U  〜△uima:
+;の範囲の変化操作ax 量Δui  (スカシ)か記されている。各ファジィ変
数NB〜P r3は図示したような順序で配置され、は
ZOとPS (NS)の間隔Pc1、psとPM(若し
くはNSとNM)の間隔P。2及びPMとPB(若しく
はNMとNB)の間隔F)C3は次の関係を充足する不
等間隔になっている。
Po1くPc2くPc3             (
6)この様に不等間隔にしたのは、偏差プロフィルe大
きいためにスライスを大きく操作すると(時定数十無駄
時間)か小さく、偏差プロフィルeか小さいためにスラ
イスを小さく操作すると(時定数+無駄時間)が大きく
なると言う動特性を抄紙機か有しているためである。変
化操作量△tlNk)は例えば、ZOで0.On+n 
、PS (NS)で0.1n+l′I、PM (NM)
で0.4m1M、PB (N B >で1.0nn L
=なっている。なお、各ファジィ変数のメンバシップ関
数のパラメータは、制御対象となるプラントに合わせて
調整する。例えは、e 1llaX、△e inax及
び△U □a8の値を調節し、通常はメンバシップ関数
の形状まで調節する必要はない。
第3図は操作ルール部76の概念を説明する図で、縦軸
が偏差プロフィルe、横軸か差分プロフィルムeになっ
ている。順操作ルール部762は差分プロフィルムeか
小さい領域であり、縦軸に沿って存在している。逆操作
ルール部764は偏差プロフィルeが小さい領域であり
、横軸に沿って存在している。中央部765は縦軸と横
軸の交差する原点付近であり、順操作ルール部762と
逆操作ルール部764が互いに影響を打消しあって変化
操作量か零となる領域ZOに相当している。
待ちルール部766は偏差プロフィルe及び差分プロフ
ィルムeか小さくない値を有する領域で、制御状態か安
定するまでスライス操作を待つ領域である。待ちルール
部766はプラントの動特性変動に対してロバスト性を
高めている。なお、発散防止ルール部768を待ちルー
ル部766の一部に設けて、制御状態か発散するのを防
止してもよい。
曲線OPI〜3は制御状態の位相図である。偏差プロフ
ィルeか大きい状態でスライスの操作をすると、測定プ
ロフィルが変化するので図のような半円形の曲線を描く
。一般に変化している途中では順操作ルール部762か
ら待ちルール部766に移動し、プロセスに応じて順操
作ルール部762に再び入ったり(曲線OF) 】−)
 、逆操作ルル部764をへて中央部765に移動した
り(曲線0P2)、或いは逆操作ルール部764を経て
順操作ルール部762に至るもの(曲線0P3)もある
第4図は操作ルール部′76の詳細を示す図で、第3図
に対応させである。順操作ルール部762には偏差プロ
フィルeの値に応じてPS〜PB(NS〜NB)か割当
てである。同様に逆操作ルル部764には差分プロフィ
ル△eの値に応じてPS、PB、NS及びNBか割当て
である。中央部765はZOが割当てである。待ちルー
ル部766は原則として何も割当てかなく、従って待ち
を表わしている。発散防止ルール部768は、待ちルー
ル部766の領域に4個設けられている。
位相面の座標を(e、△e)で表わすとき、これらが(
NB、NB)にはNB、(PB、PB)にはPB、(N
S、PB)にはPS、(PS、NB)にはNSとして割
り当てられている。前者二つは、偏差プロフィル及び差
分プロフィルの絶対値が大きな領域で、かつ符号か同じ
になっている。後者二つは、偏差プ17フイルの絶対値
が大きく、差分プロフィルの符号か偏差プロフィルの符
号と逆で絶対値のちいさな領域になっている。
第5図は本実施例による抄紙機運転状態の説明図で、(
A)は測定プロフィルの分散状態、(B)は操作量のト
レンドであり、横軸は時間になっている。ここでは、通
紙開始時から4時間後までを表わしている。操作量は時
間の経過と共に一定値に近付いていくのか了解される。
第6図は従来のP1制御での説明図で、本実施例の比較
のために用いている。何等かの外乱による同程度の大き
さの偏差プロフィルeに対して、本実施例ではP I制
御と比較して早めに大きく操作して旨く落ち着かぜてい
る。また、偏差プロフィルeの小さい時に、ハンチング
を起こさず制御されている。
ここでのファジィ演算は、偏差プロフィルffk)と差
分プロフィル△tE’(k)から変化操作量△1J1(
k)への非線形写像になっているので、抄紙機のように
非線形性を有するシステムの制御にはプロセスの特性に
合わせた調整が容易にできるという効果がある。
(実施例2) 続いて、スライス操作量を平滑化する本発明の実施例に
ついて説明する。第7図は本発明の第2実施例を説明す
る構成ブロック図である。尚第7図において、前記第1
5図と同一作用をするものには同一符号をつけ説明を省
略する。図において、スライス操作量演算部38は、プ
ロフィル演算部32の演算結果から測定プロフィルを目
標プロフィルに一致させるための各スライスに対する操
作量の変化量△11k)を演算する。操作量補正部80
は、ギャップ演算部81と袖丁量演算部82及び加算・
袖1「部83より構成されており、スライス操作景演算
部38で得られた変化操作量△1JJ(k)にスライス
リップ開度を滑らかに保つことを8慮した補正量5(k
)を加えるものである。補正量5(k)は、 ■ $(k) = [s 1(k)、−=、 S N (k
) ]で表わされ、操作量補正部80での演算を図式で
表わすと次の通りである。
ΔIJl (k) 十s fk)→ΔtJl(k)  
      (7)これは次のように要素ごとに書くこ
ともできる。
Δu(k)」−5(k)−+Δu(k)たたし、1・1
〜N 次に、操作量補正部80の各要素について詳細に説明す
る。第8図はギャップ演算部81の演算の説明図である
。ギャップ演算部81は、隣接するスライスのりラグ開
度とこの間に存在するスライスのリップ開度から、今回
の操作量出力前の中央のスライスのギャップU・  (
k)を計算する。
 −GAP この場合の演算は次式で与えられる。
u =aAp (k) −u  (k)(u+−1(k
) +ui→1 (k) )/2     (8)この
ように、5i(k)は隣接するスライスのリップ開度1
.、  u(k)、u(k)、u1+1 (k)+−−
−)から決定される。このリップ開度は前回の制御周期
で実施された開度に、今回の制御周期でスライス操作量
演算部38で演算された変化操作量Δ71(k)を加算
した値とするとよい。
第9図は補正量演算部82の関数の一例を示す説明図で
ある。補正量演算部82は、補正量5(k)はギャップ
演算部81の演算しなu(k)+−GAP をパラメータとする関数であり、次式で表わされる。
5(k) −−、f (u(k) )      (9
)+                 + −GAP
この開数Iは図示するような、単調非減少関数である。
なお、第9図における直線の傾きや、a点の値は現状に
合わせて適宜決定する。好ましくは、ギャップの絶対値
がある一定値以下であれば、補正量5(k)を零とする
不感帯を設けるとよい。
加算−補正部83は、前述した(7)式を原則として実
行する。例外的に、変化操作量△11.fk)に対して
補正JEtsi(k)の値が逆符号になり、かつ補正量
S・(k)の絶対値が変化操作量Δ″?Jlf)t)よ
りも大きくなる場合を考察すると、スライス操作量演算
部38で演算した本来の操作か全く行われないことが起
り得る。これを避ζフるなめ、補正回路では次のアリゴ
リスムを用いて補正する。
(a)O<a−Δu  (k) < −s  (k)ま
たは、−5(k)<α・Δulk)<Oのとき、次式を
実行する。
(1,−(2)−Δu(k)→Δu(k)(10)たた
し、αはOくαく1の範囲で適当な値とする。
(b)その他のときは、前述した(7)式を行う。
Δu(k)+5(k)−+Δu(k)    (7)こ
の様な操作量補正部80での補正により、スライス操作
量演算部38から出力されるスライスリップ開度パター
ンを、隣接のスライスリップ開度に応じて滑らかにして
出力制御部60に入力することができ、これにより操作
量7Jfk)も滑らかな曲線となりプラン1〜のスライ
スリップ開度を滑らかに保ちながら坪量プロフィールを
制御することができる。
(実施例3) 第10図は本発明の第3実施例を説明する構成ブロック
図で、第7図と比較すると操作量補正部80のみ変更し
である。図において、操作量補正部80はラフ操作量演
算部84、スプライン関数部85、モデルマツチング部
86及びスライス対応部87より構成されている。ラフ
操作量演算部84はスライス操作量演算部38で求めた
変化操作量△1Jl(k>と出力制御部60からスライ
スに対して出力された前回の操作量勤(k)を加算する
もので、今回の操作量1u(k)のおおまなか値を演算
する。この値が、滑らかにする前のスライスリップ開度
パターン(u、u、・・・、uNlである。
第11図はスライスの操作量1Jl(k>と正規化され
た座標との説明図である。スプライン関数部85は、ス
ライスの始端と終端の位置を考え、区間[0,1,]の
座標に正規化された各スライスに対応する正規化座標を
有する。次に、区間[0,1]内で、m階(m−1次)
であり、節点ξ1−I11.・・・ξn→mか次の関係
を充足する正規化B−スプライン関数1′3(×)(1
・1〜n + ■)を用意する。
0−ξ  =・・・・=ξoくξ1・・・くξ、くξ、
、1−m くξn+1−・・・=ξn+l−1(11)U′7Sり
し、ξI−□<ξ (+=1.2.−. n+rn )
を満足するものとする」 すなわち、 BiX) ただし、 M  、(X) J (ξ・−ξ −□)MIn(×) M の漸化式は次の通りである。
■ ((X−ξ  )M   、  (X)J−r   r
−1,J−1 第12図はB−スプライン関数部の一例を示す図である
。ここでは、4階(3次)、節点10(ξ −ξ −ξ
 =ξ −〇、ξ4=1./3ξ −2/3.ξ6−ξ
7−ξ8−ξ9−1)の6つの13−スプライン関数を
用意しである。
モデルマツチング部86は、ラフ操作量演算部84で求
めたラフ操作量71Fk)をスプライン関数部85のB
−スプライン関数の線形結合で近似する。線形結合は、
次式でり、えられる。
近似は最小二乗法としてパラメータc(i=1 、、。
04m)を解く。すなわち、 を最小化する。
−に記(14)式をパラメータC″′C″偏微分して次
の正規方程式を作る。
Ac=d                f15)た
たし、電−[c1119.、c、+lIl」従って、最
小二乗解は次式で表わされる。
c = (A” A ) −1A” d       
 (16)なお、この計算には係数行列Aが実は帯行列
であることを考慮してコレスキー法を用いて効果的に行
なうこともできる。
続いて、スライス対応部87は、上記(16)式で求め
られる係数C3を用いて上記(13)式より、滑らかに
したスライスリップ開度パターン(u 1・・・、uN
“)を、次のように表わす。
u   −8(×1)−Σc  B  (× )   
 (17)なお、スプライン関数部85で定めるスライ
スリップ開度パターンを展開する暴走式は、B−スプラ
イン関数の線形結合に限らず、その他のスプライン関数
、あるいは各種の関数の線形結合を用いてもよい。
また、上記ではモデルマツチング部86の近似のために
誤差の二乗和[(15)式〕の最小化を適用しなが、他
にも、誤差S fX  ) −u  (k=1.、、、
、N)k を総合的に評価する評価関数の最小化を適用してもよい
更に、現在のスライスリップ開度パターンから滑らかに
して得られた(U °、・・・、U ′ )にN 補正する場合、1回の平滑化処理でなく、数回平滑化処
理を続けた後に出力制御部に出力してもよい、また平滑
化は、全てのスライスについて行なわなくてもその一部
だけを実施するようにしてもよい。
第13図は実施例2及び3の曲の実施例を説明する流れ
図である。最初、スライスのリップ開度パターンfu 
 、・・・、uN)を評価する。この評価工程でリップ
開度パターンか乱れていると判断しなときは、平滑化さ
れたリップ開度パターンを演算により求める。この乱れ
たか否かの判断基準は、例えば第9図に設けた不感帯を
操作量補正部80から独立して取出し、スライス操作量
演算部38と操作量補正部80の間に設けるとよい。そ
して、スライスリップ開度か平滑化されたバタン(U 
°、・・・、U ゛)に一致するように操作N する。
また、前記評価工程により、スライスのリップ開度パタ
ーンか乱れていないと判断されたときは、当該パターン
(U  +・・・、 LAN lにスライスを一部 致するように操作する。
〈発明の効果〉 以上説明したように、本発明によれば次のような効果が
ある。
(1)実施例1によれば、坪量プロフィル制御にファジ
ィ制御を用いて順操作、逆操作及び操作待ちなど偏差プ
ロフィルf(k)及び差分プ1′:Iフィルムf (k
)の状態に応したきめAmかい操作量1JJ(k)の設
定か用油になり、抄紙機の特性に非線形性や不確かさな
どが含まれている場合にもこれを考慮した制御系が構成
され、即応性やロバス)〜安定性が向上でき、品質も安
定する。
(2)実施例2及び実施例3によれば、操作量補正部8
0を設けて出力制御部60の出力する操作量1JI(k
)をモ滑化してスライスを操作するようにしているので
、スライスのリップ開疫のばらつきか過度に大きくなる
ことか防止され、スライス操作の信頼性か高まると共に
坪量プロフィル制御も安定なものになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例を示す構成ブロック図、第
2図は評価関数部74の説明図、第3図及び第4図は操
作ルール部76の説明図、第5図及び第6図は抄紙機の
運転状態を説明するトレンド図である。 第7図は本発明の第2実施例を示す構成ブロック図、第
8図はギャップ演算部81の説明図、第3つ 9図は補正量演算部82の一例を示す図、第10図は本
発明の第3実施例の説明図、第11図及び第12図はス
プライン関数部85の説明図、第13図は他の実施例を
説明する流れ図である。 第14図は抄紙機全体の構成斜視図、第15図は抄紙機
制御装置の構成ブロック図、第16図は制御機能に注目
した構成ブロック図、第17図はスライス間鋸歯状波の
説明図である。 6・・・スライスボルト、7・・・スライスリップ、1
−4・・・センサ、32・・・プロフィル演算部、34
・・・位置対応部、37・・・差分プロフィル演算部、
38・・・スライス操作量演算部、60・・・出力制御
部、72・・・ファジィ推論部、74・・・評価関数部
、76・・・操θ や

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)紙の原料の供給量を操作する当該紙の幅方向に複
    数配置されたスライスと、製造された紙の品質を当該紙
    の幅方向に測定するセンサとを有する抄紙機に対して、
    このセンサで検出した値が予め定められた目標プロフィ
    ルに一致する方向に前記スライスを操作する抄紙機制御
    装置において、前記センサの測定点が、前記スライスの
    いずれに位置対応しているか定める位置対応部と、前記
    検出坪量プロフィルと目標プロフィルとの偏差を、当該
    位置対応部の対応関係に従い、前記スライスについて演
    算するプロフィル演算部と、このプロフィル演算部が前
    回及び今回の制御周期で求めた偏差プロフィルの差分を
    演算する差分プロフィル演算部と、 偏差プロフィル、差分プロフィル及び変化操作量に関す
    る所定数のファジィ関数のメンバシップ関数を有する評
    価関数部と、 偏差プロフィルを目標値に一致させる方向に操作する順
    操作ルール、偏差プロフィルは目標値に略一致している
    が差分プロフィルの影響を考慮して操作する逆操作ルー
    ル、及び偏差プロフィルが目標値と乖離し且つ差分プロ
    フィルの値が小さくないときは今回の操作を見送る待ち
    ルールを有する操作ルール部と、 前記プロフィル演算部の出力する偏差プロフィルと前記
    差分プロフィル演算部の出力する差分プロフィルを入力
    し、当該操作ルール部を参照して今回の操作ルールを定
    めると共に評価関数部に従い今回の変化操作量を定める
    ファジィ推論部と、このファジィ推論部の出力する変化
    操作量により操作量を変化させて前記スライスに当該制
    御量を送る出力制御部と、 を具備することを特徴とする抄紙機制御装置。 (2)前記評価関数部は、偏差プロフィルに関しては各
    ファジィ変数を等間隔に配置し、差分プロフィル及び変
    化操作量についてはゼロからの距離が大きなファジィ変
    数ほどゼロ側に隣接するファジィ変数との間隔を増大さ
    せたことを特徴とする請求項1記載の抄紙機制御装置。 (3)前記ファジィ変数は、NB(負で大)、NS(負
    で小)、ZO(零)、PS(正で小)及びPB(正で大
    )の少なくとも5個を有することを特徴とする請求項2
    記載の抄紙機制御装置。 (4)前記操作ルール部は、偏差プロフィル及び差分プ
    ロフィルの値が共に小さいときは変化操作量として零を
    有することを特徴とする請求項1記載の抄紙機制御装置
    。 (5)前記操作ルール部の順操作ルールは、偏差プロフ
    ィルの値が大きいときは変化操作量の大きな操作ルール
    であることを特徴とする請求項1記載の抄紙機制御装置
    。 (6)前記操作ルール部の逆操作ルールは、差分プロフ
    ィルの値が大きいときは変化操作量の大きな操作ルール
    であることを特徴とする請求項1記載の抄紙機制御装置
    。 (7)前記操作ルール部は、偏差プロフィルが目標値と
    乖離し且つ差分プロフィルの値が小さくない領域に、今
    回の操作を見送る待ちルールと一定の操作をして発散を
    防止する発散防止ルール部を有することを特徴とする請
    求項1記載の抄紙機制御装置。 (8)前記発散防止ルールは、偏差プロフィル及び差分
    プロフィルの絶対値が大きな領域に設けたことを特徴と
    する請求項7記載の抄紙機制御装置。 (9)発散防止ルール部は、偏差プロフィルの絶対値が
    大きく、差分プロフィルの符号が偏差プロフィルの符号
    と逆で絶対値の小さな領域に設けたことを特徴とする請
    求項7記載の抄紙機制御装置。 (10)紙の原料の供給量を操作する当該紙の幅方向に
    複数配置されたスライスと、製造された紙の品質を当該
    紙の幅方向に測定するセンサとを有する抄紙機に対して
    、このセンサで検出した値が予め定められた目標プロフ
    ィルに一致する方向に前記スライスを操作する抄紙機制
    御方法において、前記センサの測定点が、前記スライス
    のいずれに位置対応しているか定める位置対応工程と、
    前記検出坪量プロフィルと目標プロフィルとの偏差を、
    当該位置対応工程の対応関係に従い、前記スライスにつ
    いて演算するプロフィル演算工程と、 このプロフィル演算工程が前回及び今回の制御周期で求
    めた偏差プロフィルの差分を演算する差分プロフィル演
    算工程と、 偏差プロフィル、差分プロフィル及び変化操作量に関す
    る所定数のファジィ関数のメンバシップ関数を有する評
    価関数工程と、 偏差プロフィルを目標値に一致させる方向に操作する順
    操作ルール、偏差プロフィルは目標値に略一致している
    が差分プロフィルの影響を考慮して操作する逆操作ルー
    ル、及び偏差プロフィルが目標値と乖離し且つ差分プロ
    フィルの値が小さくないときは今回の操作を見送る待ち
    ルールを有する操作ルール工程と、 前記プロフィル演算工程の出力する偏差プロフィルと前
    記差分プロフィル演算工程の出力する差分プロフィルを
    入力し、当該操作ルール工程を参照して今回の操作ルー
    ルを定めると共に評価関数工程に従い今回の変化操作量
    を定めるファジィ推論工程と、 このファジィ推論工程の出力する変化操作量により操作
    量を変化させて前記スライスに当該制御量を送る出力制
    御工程と、 を具備することを特徴とする抄紙機制御方法。 (11)紙の原料の供給量を操作する当該紙の幅方向に
    複数配置されたスライスと、製造された紙の品質を当該
    紙の幅方向に測定するセンサとを有する抄紙機に対して
    、このセンサで検出した値が予め定められた目標プロフ
    ィルに一致する方向に前記スライスを操作する抄紙機制
    御装置において、前記センサの測定点が、前記スライス
    のいずれに位置対応しているか定める位置対応部と、前
    記検出坪量プロフィルと目標プロフィルとの偏差を、当
    該位置対応部の対応関係に従い、前記スライスについて
    演算するプロフィル演算部と、このプロフィル演算部の
    演算結果から測定プロフィルを目標プロフィルに一致さ
    せるための各スライスに対する操作量の変化量を演算す
    るスライス操作量演算部と、 このスライス操作量演算部で求めた操作量の変化量と出
    力制御部からスライスに対して出力される前回の操作量
    とを加算し、この加算された操作量を平滑化して当該出
    力制御部に送る操作量補正部と、 この操作量補正部で平滑化された操作量を今回の操作量
    として各スライスに送る出力制御部と、を具備すること
    を特徴とする抄紙機制御装置。 (12)前記操作量補正部は、 隣接するスライスのリップ開度と当該スライスのリップ
    開度から、今回の操作量出力前の当該スライスのギャッ
    プを求めるギャップ演算部と、このギャップ演算部の求
    めたギャップを変数として、単調非減少関数により当該
    ギャップに対する補正量を求める補正量演算部と、 この補正量演算部の求めた補正量と前記スライス操作量
    演算部の求めた操作量の変化量を加算して、前記出力制
    御部に今回の操作量の変化量として出力する加算・補正
    部と、 を有することを特徴とする請求項11記載の抄紙機制御
    装置。 (13)前記補正量演算部は、ギャップの絶対値がある
    一定値以下であれば、補正量を零とする単調非減少関数
    を有するすることを特徴とする請求項12記載の抄紙機
    制御装置。(14)前記加算・補正部は、スライス操作
    量演算部の求めた操作量の変化量に比較して補正量演算
    部の求めた補正量が大きいときは、0から1の値を有す
    る係数(α)を当該操作量の変化量に掛けて出力制御部
    に出力することを特徴とする請求項12記載の抄紙機制
    御装置。 (15)前記操作量補正部は、 このスライス操作量演算部で求めた操作量の変化量と出
    力制御部からスライスに対して出力される前回の操作量
    とを加算するラフ操作量演算部と、スライスの始端と終
    端を[0、1]として正規化された座標を有し、この区
    間内で正規化された複数個のスプライン関数を備える基
    定関数部と、この基定関数部のスプライン関数により、
    このラフ操作量演算部の演算した操作量を近似するモデ
    ルマッチング部と、 このモデルマッチング部で求めた各スライスに対応する
    座標でのスプライン関数値により、当該スライスの今回
    の操作量として出力制御部に出力するスライス対応部と
    、 を具備することを特徴とする請求項11記載の抄紙機制
    御装置。 (16)前記近似はラフ操作量演算部の演算した各スラ
    イスの操作量と、モデルマッチング部で求める各スライ
    スに対応する座標でのスプライン関数値との誤差を最小
    化することを特徴とする請求項15記載の抄紙機制御装
    置。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0590430A2 (de) * 1992-10-01 1994-04-06 Siemens Aktiengesellschaft Vorrichtung zur automatischen Führung einer verfahrenstechnischen Anlage durch Fuzzy-Steuerung des Prozessführungsraumes, mit bevorzugten Verwendungen
JP2004503693A (ja) * 2000-06-13 2004-02-05 エイビービー インコーポレイテッド シート製造における機械横断プロファイルの制御

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