JPS63234713A - 局部発振器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、自動微同調（以後ＡＦＴと称する）制御がな
される局部発振器に関するものである。

（従来の技術） ＴＶやＶＴＲ等の受信器のチューナにおいて、周囲温度
や電源電圧および受信周波数とその信号レベル等の変化
にかかわらず安定した受信を行うには、局部発振器の発
振周波数が設定された値に安定していなければならない
。そこで、一般的に発振周波数を微調整するためのＡＦ
Ｔ回路が局部発振器に備えられている。

第４図は、受信器のチューナ部と中間周波増幅部のブロ
ック回路図である。アンテナ１で受信されたＴＶ信号が
チューナ部２の高周波増幅回路３を介して混合回路４に
与えられ、局部発振器５から発振される局部発振信号と
混合され、中間周波信号に変換されて中間周波増幅部６
の映像検波回路７に与えられる。そして、この映像検波
回路７から中間周波信号のレベルに応じたＡＧＣ電圧が
高周波増幅回路３に与えられて利得制御がなされる。ま
た、中間周波信号の周波数ｆ１が基準周波数ｆ０からず
れると、第５図のごときＡＦＴ電圧が局部発振器５に与
えられ、中間周波信号の周波数ｆ、が基準周波数ｆ０に
一致するよう発振周波数の微調整がなされる。第５図に
おいて、±△ｆは基準周波数ｆ。に対する中間周波信号
の周波数ｆ１のずれであり、このずれに対応してＡＦＴ
電圧がＡＦＴ中心電圧Ｖ０　（例えば６．５Ｖ）を中心
として上下に変動する。

ここで、従来の局部発振器の一例の回路図を第６図に示
す。第６図において、選局用可変容量ダイオードＩＯの
アノードが接地され、カソードが給電抵抗１１を介して
内部抵抗１２を有する選局制御電源１３に接続されると
ともに、このカソードは結合容量１４と１５を直列に介
して図示しない局部発振用トランジスタに接続される。

また、ＡＦＴ用可変可変容量ダイオード１６ノードが接
地され、カソードが給電抵抗１７を介して内部抵抗１８
を有するＡＦＴ電源１９に接続される。この給電抵抗１
７とＡＦＴ電源１９の接続点は、高抵抗値（例えば数１
０ＯＫΩ〜数ＭΩ）の重畳用抵抗２０を介して選局用可
変容量ダイオードＩＯのカソードに接続される。さらに
、ＡＦＴ用可変可変容量ダイオード１６ソードは、他の
結合容［２１を介して結合容量１４と１５の接続点に接
続されるとともに、別の結合容量２２を介してハイバン
ドコイル２３とローバンドコイル２４の接続点に接続さ
れる。このハイバンドコイル２３の他端は結合容量１４
と１５の接続点に接続されるとともに、結合容量２５を
介して図示しない混合回路に接続される。さらに、ロー
バンドコイル２４は他端が接地されるとともにバンド切
換スイッチ２６が並列に接続される。

第７図は、上記した第６図の回路図の直流電圧に対する
等価回路図である。第７図において、ＡＦＴ電源１９が
内部抵抗１８と重畳用抵抗２０と給電抵抗１１および内
部抵抗１２を直列に順次弁して選局制御型ｒＡ１３に接
続される。また内部抵抗１８と重畳用抵抗２０の接続点
が、給電抵抗１７とＡＦＴ用可変可変容量ダイオード１
６して接地され、重畳用抵抗２０と給電抵抗１１の接続
点が選局用可変容量ダイオードｌＯを介して接地される
。

かかる構成において、例えば給電抵抗１１は２にΩ、内
部抵抗１２．１８は３０にΩ、給電抵抗１７は３０にΩ
、重畳用抵抗２０は２ＭΩにそれぞれに設定される。そ
して、ＡＦＴ電源１９のＡＦＴ電圧に、このＡＦＴ電圧
と選局制御電源１３の選局制御電圧との差電圧に応じた
電圧が重畳されてＡＦＴ用可変可変容量ダイオード１６
えられ、選局制御電圧に、上記差電圧に応じた電圧が重
畳されて選局用可変容量ダイオード１０に与えられる。

ここで、重畳用抵抗２０が、給電抵抗ＩＩおよび内部抵
抗１２゜１８に比較して高抵抗値であり、相互に重畳さ
れる上記差電圧に応じた電圧は僅かなものである。

ところで、選局用可変容量ダイオード１０に対して、選
局制御電圧にＡＦＴ電圧との差電圧に応じた電圧を重畳
して与えるのは、以下の理由からである。ＡＦＴ用可変
可変容量ダイオード１６小容量の結合容量２１が直列接
続されて合成容量が選局用可変容量ダイオードＩＯより
充分に小さなものとされる。そして、共振回路の合成容
量の最小容量が小さくなるようにして高い周波数まで発
振できるように形成される。このために、ＡＦＴ用可変
可変容量ダイオード１６量変化による共振回路の合成容
量の変化が小さく、充分なＡＦＴ制御が得られない。そ
こで、ＡＦＴ電圧と選局制御電圧の差電圧に応じた電圧
を選局用可変容量ダイオードＩＯに与え、ＡＦＴ電圧に
応じて選局用可変容量ダイオードＩＯの容量を調整して
充分なＡＦＴ制御が得られるよう構成される。

（発明が解決しようとする問題点） 上記した従来の局部発振器にあっては、第８図に破線で
示すごとく、局部発振信号の周波数ｆ１によってＡＦＴ
制御による周波数可変範囲が大きく変化するという問題
点がある。これは、高い周波数の局部発振信号が発振さ
れるさいは、選局用可変容量ダイオード１０に与えられ
る選局制御電圧が高く設定され、選局用可変容量ダイオ
ードｌＯの△Ｃ／△Ｖ（八〇は容量の変化分であり、△
Ｖは与えられる電圧の変化分である。）が小さいために
、ＡＴＴ電圧が変化しても、このＡＦＴ電圧の変化によ
る選局用可変容量ダイオードｌＯの容量変化が小さいた
めである。

また、選局制御電圧が高く設定されたさいは、ＡＦＴ電
源１９に流れ込む電流のため選局用可変容量ダイオード
１０に与えられる電圧は選局制御電圧より若干低いもの
となる。これと逆に、選局制御電圧が砥く設定されたさ
いは、ＡＦＴ電源１９から流れ込む電流のため選局用可
変容量ダイオード１０に与えられる電圧は選局制御電圧
より若干高いものとなる。したがって、選局制御電源１
３で設定される選局制御電圧の変化範囲より選局用可変
容量ダイオード１０に実際に与えられる電圧の変化範囲
が狭く、それだけ局部発振信号の周波数変化範囲か狭い
という問題点があった。

本発明の目的は、上記した従来の局部発振器の問題点を
解決するためになされたもので、局部発振信号の周波数
変化に対してＡＦＴ制御による周波数可変範囲がほぼ一
定で、しかも局部発振信号の周波数変化範囲が広くなる
ようにした局部発振器を提供することにある。

（問題点を解決するための手段） かかる目的を達成するために、本発明の局部発掘器は、
選局制御電圧を選局用可変容量ダイオードに与え、自動
微同調制御電圧を自動微同調制御用可変容量ダイオード
に与えるとともに、重畳用抵抗と順方向のスイッチ用ダ
イオードを直列に介して前記選局用可変容量ダイオード
に与えるように構成されている。

（作用） ＡＦＴ電圧を、重畳用抵抗と順方向のスイッチ用ダイオ
ードを直列に介して選局用可変容量ダイオードに与える
ので、選局制御部電圧が高く設定されたさいは、スイッ
チ用ダイオードが非導通となって選局用可変容量ダイオ
ードに選局制御電圧がそのまま与えられ、選局用電圧が
低く設定されたさいは、スイッチ用ダイオードが導通さ
れてＡＦＴ電圧と選局制御電圧の差電圧に応じた電圧が
選局制御電圧に重畳されて選局用可変容量ダイオードに
与えられる。

（実施例） 以下、本発明の実施例を第１図ないし第３図および第８
図を参照して説明する。第１図は、本発明の局部−発振
器の一実施例の回路図であり、第２図は、第１図の直流
電圧に対する等価回路図であり、第３図は、選局制御電
圧に対する局部発振信号の周波数を示す特性図であり、
第８図は、局部発振信号の周波数に対するＡ　Ｆ　Ｔ　
ｉ％制御による周波数可変範囲を示す特性図である。第
１図および第２図において、第６図および第７図と同一
回路素子には同一符号を付けて重複する説明を省略する
。

第１図において、第６図と相違するところは、ＡＦＴ電
源１９と給電抵抗１７の接続点が重畳用抵抗２０を介し
てスイッチ用ダイオード３０のアノードに接続され、こ
のスイッチ用ダイオード３０のカソードが選局用可変容
量ダイオードｌＯのカソードに接続されたことにある。

そこで、第２図において、ＡＦＴ電源１９が内部抵抗１
８と重畳用抵抗２０と順方向のスイッチ用ダイオード３
０と給電抵抗１１および内部抵抗１２を直列に順次弁し
て選局制御電源１３に接続される。また、スイッチ用ダ
イオード３０のカソードと給電抵抗１１の接続点が選局
用可変容量ダイオードｌＯを介して接地される。

かかる構成において、選局制御電圧がＡＦＴ電圧−〇、
８Ｖ（ここで０．８ｖは、スイッチ用ダイオード３０の
順方向降下電圧の一例である。）より高い電圧に設定さ
れれば、スイッチ用ダイオード３０は非導通となり、選
局用可変容量ダイオードＩＯには選局制御電圧がそのま
ま与えられてＡＦＴ電圧による影響を受けない。このた
め、第３図に実線で示すごとく、従来の局部発振器の破
線で示す特性に比較して局部発振信号の最高周波数が従
来より低い選局制御電圧で得られる。そして、ＡＦＴ電
圧によってＡＦＴ用可変可変容量ダイオード１６量のみ
が制御されるため、第８図に実線で示すごとく局部発振
信号の周波数変化に対してＡＦＴ制御による周波数可変
範囲がほぼ一定となり、その周波数可変範囲は従来の局
部発振器の破線で示す特性よりいく分狭くなる。

また、選局制御電圧がＡＦＴ電圧−〇、８ｖより低い電
圧に設定されれば、スイッチ用ダイオード３０は導通し
、従来の局部発振器と同様にＡＦＴ電圧と選局制御電圧
の差電圧に応じた電圧が選局制御電圧に重畳され、第８
図に実線で示すごとく、第８図に一点鎖線で示す選局用
可変容量ダイオード１０が選局用電圧のみが与えられる
特性に比較して、ＡＦＴ制御による周波数可変範囲が広
げられる。また、スイッチ用ダイオード３０の順方向降
下電圧およびスイッチ用ダイオード３０のインピーダン
スにより、選局用可変容量ダイオード１０に対するＡＦ
Ｔ電圧の影響が少なくなる。このため、第３図に実線で
示すごとく、従来の局部発振器の破線で示す特性に比較
して局部発振信号の最低周波数が従来のものより高い選
局制御電圧で得られる。

なお、上記実施例では、ＡＦＴ電源１９が重畳用抵抗２
０とスイッチ用ダイオード３０を直列に順次に介して選
局用可変容量ダイオードｌＯのカソードに接続されてい
るが、ＡＦＴ電源１９と選局用可変容量ダイオードＩＯ
のカソードの間に、重畳用抵抗２０とＡＦＴ電圧に対し
て順方向のスイッチ用ダイオード３０が順序を逆にして
直列に介装されても良いことは勿論である。

（発明の効果） 以上説明したように、本発明の局部発振器によれば、局
部発振信号の周波数変化に対してＡＦＴ制御による周波
数可変範囲がほぼ一定となり、しかも選局制御電圧変化
に対して局部発振信号の周波数変化範囲が拡大するとい
う優れた効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の局部発振器の一実施例の回路図であ
り、第２図は、第１図の直流電圧に対する等価回路図で
あり、第３図は、選局制御電圧に対する局部発振信号の
周波数を示す特性図であり、第４図は、受信器のチュー
ナ部と中間周波増幅部のブロック回路図であり、第５図
は、中間周波信号の周波数−の基準周波数からのずれに
対するＡＦＴ電圧の出力特性図であり、第６図は、従来
の局部発振器の一例の回路図であり、第７図は、第６図
の直流電圧に対する等価回路図であり、第８図は、局部
発振信号の周波数に対するＡＦＴ制御による周波数可変
範囲を示す特性図である。 １０：選局用可変容量ダイオード、 １３：選局制御電源、 １６：ＡＦＴ用可変可変容量ダイオー ド９：ＡＦＴ電源、２０：重畳用抵抗、３０：スイッチ
用ダイオード。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 選局制御電圧を選局用可変容量ダイオードに与え、自動
   微同調制御電圧を自動微同調制御用可変容量ダイオード
   に与えるとともに、重畳用抵抗と順方向のスイッチ用ダ
   イオードを直列に介して前記選局用可変容量ダイオード
   に与えることを特徴とする局部発振器。