JPS63233145A - 吊具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は天井中空構造の野縁の存在しないような如何な
る場所からでも、また人が入り込めないような狭い天井
中空構造からでも人が天井中空構造に手を入れることな
しに、天井下から簡単な治具によって自在に中、軽緻物
質から相当な重量の物質まで吊下げられ、しかも天井に
大きな穴をあけることがなく、天井の美観を損すること
なしに吊具をセット出来るようになしたもので本発明者
の先願発明特開昭６１−１０２９４１号の改良に関する
ものである。

〔従来の技術〕

従来天井に照明器具、広告用等の内装用ボーダー、吊下
げ用アンドン等多くの中、軽歓物乃至は相当な重量物を
取付ける場合は天井中空構造のＷｆｗ又は野縁受けなど
の天井板の取付構造体に対してのみ天井下からビス、ヒ
ートン等を用いて施工せねばならず、取付位置が限定さ
れ施工が相当高価につき、さらに施工が不可能な場合が
あるなど種々な欠点があったのを木発明者の上記先願発
明、特開昭６１−１０２９４１号によって、従来は施工
が不可能とされていた天井の中空構造内部空間における
大工事を必要とせず、天井中空構造に人が入り込む必要
がなく、天井下から天井の如何なる場所へでも簡単に人
の手が入る程度の穴を穿つだけで、紋穴から天井板が取
付けられている天井中空構造の左右又は前後の野縁に両
端を載置して取付けられた横杆を該横杆に被冠する１個
又は複数個の気孔を備えた受棒並びに該受棒に螺着する
一木又は複数本の表面に気孔の切られたボルト並びに天
井の穴を塞ぐ蓋よりなる吊具によって、天井空間構造の
高底や天井板の強度に関係なく、簡単に野縁の存在しな
い天井の如何なる場所にでも物品の取付け、吊下げを可
能ならしめた発明が完成された。

〔発明が解決しようとする問題点〕

前記本発明者の先願発明においては天井の野縁又は野縁
受けのない天井の中空構造の如何なる場所からでも相当
な重量物を吊具によって取付は可能な従来全く存在しな
かった新規な発明であるが、この場合天井に人の手が出
入する程度の大きな穴を穿つ必要があシ、そのため吊具
の仕上り時、天井の穴を塞ぐために天井の穴に相尚大き
い蓋が必要である。天井によってはその蓋が見苦しく美
観をやや損する恐れがあるため、出来る限り吊具の蓋の
部分を小さくしてほしいとの要望もあった。本発明はこ
の要望に応え、しかも人の手を天井中空構造に挿入する
ことなしに天井下から簡単な治具を使用して吊具を天井
の如何なる場所にでもセット可能にすることを目的とし
て、本発明者が引き続き鋭意研究を続けた結果、天井下
から著しく小さい穴を穿つのみで天井の如何なる場所に
でも中、軽量から相当の重量物まで野縁に回転自在な支
柱を結合した横杆の両端を載置する仁とによって構成さ
れた吊具を提供せんとするものである。

〔問題を解決するための手段〕

本発明は天井板が取付けられている野縁に両端を載置す
べき横杆（以下単に横杆という）に支柱を回転自在に結
合して一体となすか、又は横杆に継手を結合し、該継手
に支柱を取付けて一体となし、横杆には支柱又は継手が
結合する穴を横杆の長さの一方の端より少くとも１／２
程度迄の間に複数個穿つか、又は凹凸面を形成せしめ、
かり横杆の一方の端に紐を垂れ下げ、横杆と支柱との接
続個所は左右又は前後の天井内野縁との吊具の吊下げら
れる天井の位置関係によって、所望の吊下げ位置が自由
に選択され、天井の該吊下げ位置と横杆及び支柱又は横
杆、継手及び支柱が入る程度の大きさに穿たれた挿入穴
から天井中空構造へ横杆、支柱及び紐又は横杆、継手、
支柱及び紐を挿入して、紐と支柱との操作によって横行
を上記所望の位置において野縁に載置し、支柱を天井か
ら垂下して支柱下方の先端に取付けた蓋を該挿入穴に嵌
着せしめて挿入穴を塞ぎ、該蓋又は支柱下方先端に物品
吊下げ用治具を備えた吊具を提供するものである。

〔実施例〕

次に図面によって本発明を説明する。

第１図は本発明の一実施例の斜視図で、支柱（４）と継
手（５）とを結合して一体となし、継手（５）の両面に
突出片（７）を設け、横杆（２）と組合せ、横杆（２）
の継手部分を中心として支柱（４）は螺子によって上下
し、かつ継手を軸として横杆（２）と支柱（４）は自在
に回動し、横杆（２）には先端に紐（ｌ）を結び付けて
垂下げ、横杆（２）と支柱（４）とは回動して直線状に
組合わした後、天井穴（９）から天井中空構造へ投入す
る。横杆（２）に設けられた多くの穴（７）は野縁（１
０）と天井の穴（９）との関係で横杆（２）の所望の位
置に物品吊下げ用の継手を備えた支柱又は直接支柱を結
合させるだめの穴（７）である。支柱（４）の下方には
天井の穴を塞ぐための蓋（６）を備え、該蓋（６）は天
井の穴（９）に表金せしめるのである。第１図の場合、
支柱は継手に螺着して自由に上下するため吊下物の高さ
の寸法調整が可能で著しく便利である。

第２図囚は第１図に継手（５）と支柱（４）との螺着を
示す断面図、同（Ｂ）は同様に継手（５）の他の一実施
例である。

第３図は第１図の継手（５）と支柱（４）との斜視図で
ある。

第４図囚は支柱（４）の先端部分を直接横杆（３）に回
転自在に挿入したもので支柱（４）は作業終了後天井下
に表われた支柱部分を所望の長さに切断する必要はある
が、最も簡単な吊具を提供するものである。

第５図は第４図囚における横杆（２）に支柱（４）の結
合状態を示す断面図である。

第４図の）は継手（５）を使用し、支柱（４）を自在に
上下に作動する如く取付けた継手（５）を横杆（２）に
回動自在に固定したもので、この場合は支柱（４）は上
下に作動することが可能で第１図の場合の支柱（４）と
同様である。第４図（Ｑは第４図ＣＢ）の横杆（２）の
穴部（３）に突出片（））で回動自在に固定した場合の
斜視図、第６図は第４図（Ｂ）の横杆（２）、継手（５
）、支柱（４）の結合状態を示す断面図である。

第７図（４）、（Ｂ）、（Ｑ１第８図（５）、（Ｂ）、
第９図囚、ＣＢ）、（Ｃ）、第１０図（５）、（Ｂ）は
吊具のそれぞれ種々な形態の横杆（２）、支柱（４）、
継手（５）の結合構造を示す図で、第７図囚は下面に空
所を有する角形管状横杆（２）に回動自在の支柱（４）
を結合した継手（５）が該横杆（２）の所望の位置に嵌
挿された場合の図。同（Ｂ）は上下に凹所を有する横杆
（２）に回動自在の支柱（４）を結合した継手（５）を
該横杆（２）の凹所の所望の位置に嵌挿した場合の図、
同Ｃ）は断面三角形の横杆（２）に回動自在の支柱（４
）を結合した継手（５）を断面三角形の両側より挾持し
た場合の図である。

第８図囚、（Ｂ）は支柱（４）を回転自在に結合した弾
力性のある２片で構成された横杆の所望の位置で横杆に
内挿したり、横杆を挾持したりする継手（５）のそれぞ
れ異った形状を示す図で（５）は単に横杆を内挿又は挾
持する弾性体継手の形状、（Ｂ）は継手（５）の弾力性
の２片がそれぞれ縦方向に凹凸のある場合の図である。

上記第７図（５）は横杆（２）と継手（５）との結合を
示すそれぞれの一例で、横杆によって継手が挾持されて
おれば継手、横杆の形状は如何なる形態でもよい。同（
Ｂ）、（Ｃ）は逆に継手が横杆を挾持したもので、同様
に継手、横杆の形状は如何なるものでもよい。

かつ横杆は懸吊される物品の重量に耐えられるものであ
れば形状を問わないが、横杆と継手が相互に係着できれ
ばよい。

Ｍ９図囚は横杆（２）の長さの方向の少くともユに支柱
（４）を直接か又は支柱（４）を結合した継手（６）が
嵌合される突出片（７）を側面に設けた場合の図で、同
ＣＢ）は上部に囚に図示した横杆（２）の突出片（７）
に回転自在に嵌挿される穴（３）を有する支柱、同（Ｑ
は支柱（４）を上方に突出するように螺着した継手（６
）の穴が（５）に図示した横杆（２）の突出片（７）に
回転自在に嵌挿される継手（５）の図を示す。

第１０図（４）は少くとも長さのｉの所まで穴を有する
横杆（２）の斜視図、同（Ｂ）は上下に作動する支柱（
４）を螺着し、横杆の穴（３）に回転自在に嵌挿される
突出片（７）を有する継手（５）の図を示す。

本発明の横杆を野縁上に載置するには予め野縁と天井に
穿たれた穴（９）との間の寸法を下記の方法によって測
定し、横杆の一端よりその寸法の長さから算出された所
に設けられた穴（９）に横杆（２）と支柱（４）又は横
杆（２）、支柱（４）、継手（５）を一体となって直線
状にセットしたものを挿通する。

野縁と天井の穴との寸法は天井下から天井板の継ぎ目が
見える場合は目地（継ぎ目）から穴までの寸法を計って
算出される。継ぎ目が見えないクロス貼り天井の場合は
穿たれた穴にＬ型の針金付き物権の一片を挿入して天井
板に副わして回転することによって野縁の位置を探して
その寸法を測定する。

第１１図〜第１６図は本発明の吊具の設置方法を示すも
ので、天井に穴（９）をあける。（第１１図）ついで第
１２図に示す如く天井穴（９）に本考案のセットされた
吊具を挿入する０横杆（２）が天井の中空構造へ全体挿
入された後はバランスを失って継手部分を中心として倒
れる。

さらに支柱（４）を深く挿入すると同時に横杆（２）の
一方ノ端の紐（１）を引っばって横杆（２）のバランス
を取りながら紐ＣＩ＋と支柱（４）とを互に操作して横
杆（２）の両端が野縁（１０）の上に来るよう回転して
横杆（２）を野縁（ｌＯ）に載置する。（１３図、１４
図）横杆（２）が所望の位置に来たとき支柱（４）を引
き下げて垂れ下った紐を切断するか又は天井の中空構造
内に入れ、蓋（６）を支柱（４）にセットする。（第１
５図）ついで挿入口（９）に蓋（６）を嵌着して余分の
支柱（４）は適当な寸法になるように切断し、その蓋に
又は支柱下方に吊下げ用治具を備えることによって本発
明の吊具が完成される。（第１６図）〔発明の効果〕 本発明によって天井中空構造の野縁の存在しない如何な
る場所へも天井に横杆と支柱又は横杆と継手とを挿入し
得る小穴を穿つのみで、人手を要することなく、少量の
材料で取付時間が少なく、価格が著しく安価に１２かも
天井の美観を損うことなく簡単に吊具が取付けられる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の横杆に支柱を挿入し、紐を結合した吊
具の一実施例の斜視図、第２図（Ａ）、（Ｂ）は横杆に
セットすべき継手に支柱を螺着ｌ、た場合のそれぞれ一
面図、第８図は横杆にセットすべき継手に支柱を螺着し
た斜視図、第４図（４）は横杆の穴に直接支柱を回転自
在に結合した本発明の他の一実施例の斜視図、第４図［
Ｆ］）は支柱を螺着した継手を横杆に回転自在に止着し
た本発明の一実施例の部分的斜視図、第５図は第４図（
４）の横杆に支柱が回転自在に止着される断面図、第６
図は第４図（Ｂ）の横杆に継手が回転自在に止着される
断面図、第４図（Ｑは横杆に継手が突出片によって回転
自在に止着されていることを示す斜視図、第７図〜（Ｂ
）、Ｇ）は本発明の横杆、継手の異った形状のそれぞれ
一実施例の断面図で（ト）は下面に開口を有する角形管
状横杆に開口部より回転自在の支柱を結合した継手を角
形管状の内部に挿入固定した場合、同０３）は上下に凹
部を有する横杆の上下の凹部に継手を嵌挿固定した場合
、（０はは断面三角形の横杆に継手を断面三角形の両側
で挾持せしめて固定した場合の本発明のそれぞれ一実施
例を示す。第８図（ロ）、（Ｂ）は支柱を結合した弾性
体よりなる継手で、それぞれ横杆を挾持するか又は横杆
の形状によって弾性体部分を横杆に内挿して固定せしめ
る一実施例を示す。第９図（５）は横杆の少くとも１／
２程度まで側面に突出片を設け、同Ｑ３）に示すように
直接上部に穴を有する支柱を横杆の突出片に回転自在に
止着する場合。又は同（ｃｌに示す如く支柱を螺着した
継手に穴を穿ち、該継手の穴を横杆の゛突出片に回転自
在に嵌挿した本り発明の吊具のそれぞれ一実施例を示す
。第１０図（４）は少くとも一端から長さの１／２程度
まで穴を穿った横杆の斜視図で同（Ｂ）に示す支柱を螺
着した継手を横杆の紋穴に回転自在に底着せしめて本発
明の吊具を組立てるようならしめた本発明の一実施例を
示す。 第Ｕ、第１２．第１３．第１４．第１５．第１６図は本
発明の吊具を天井の穴の下方から野縁に紐を結合した横
杆を載置して支柱を天井下に固定して天井穴に蓋をして
吊具を完成する場合の順序を示す概略説明図である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、天井板が取付けられている野縁に両端を載置すべき
   横杆（以下単に横杆という）に支柱を回転自在に結合し
   て一体となすか、又は横杆に継手を結合して継手に支柱
   を取付けて一体となし、横杆には支柱又は継手が結合す
   る穴を横杆の長さの一方の端より少くとも１／２程度迄
   の間に複数個穿つか、又は凹凸面を形成せしめ、かつ横
   杆の一方の端に紐を垂れ下げ、横杆と支柱との接続個所
   は左右又は前後の天井内野縁と吊具が吊下げられる天井
   の位置関係によつて、所望の吊下げ位置が自由に選択さ
   れ、天井の該吊下げ位置と横杆及び支柱又は横杆、継手
   及び支柱が入る程度の大きさに穿たれた挿入穴から天井
   の中空構造の横杆、支柱及び紐又は横杆、継手、支柱及
   び紐を挿入して紐と支柱との操作によつて横杆を上記所
   望の位置において野縁に載置し、支柱を天井から垂下し
   て支柱下方の先端に取付けた蓋を該挿入穴に嵌着せしめ
   て挿入穴を塞ぎ、該蓋又は支柱の下方先端に物品吊下げ
   用治具を備えたことを特徴とする吊具。 ２、支柱が継手に自在に上下する如く螺着してなる特許
   請求の範囲第１項記載の吊具。 ３、横杆が懸吊される物品の重量に耐えられかつ、横杆
   及び継手の形状に関係なく横杆が継手によつて挾持され
   るか、又は逆に継手が横杆を挾持してなる特許請求の範
   囲第１項記載の吊具。 ４、横杆を下方に開口を有する角形管とし、支柱を下方
   に回転自在に結合した断面Ｔ字形継手を横杆の角形管内
   に該開口より嵌挿固定した特許請求の範囲第１項記載の
   吊具。 ５、上下に凹部を設けた横杆の凹部に回転自在の支柱を
   結合した継手を嵌挿して固定した特許請求の範囲第１項
   記載の吊具。 ６、横杆の断面を三角形状とし下方に回転自在に結合し
   た支柱を備えた継手を該三角形の両辺に外部より止着せ
   しめてなる特許請求の範囲第１項記載の吊具。 ７、下方に回転自在の支柱を備えた継手を弾性体として
   該継手の弾性体の両辺にて横杆を挾持するか、又は横杆
   が該弾性体に被冠して固着する特許請求の範囲第１項記
   載の吊具。 ８、横杆に一方の端より少くとも１／２程度に突出片を
   設け嵌挿される穴を上部に備えた支柱を該突出片に回転
   自在に嵌挿するか、又は支柱を備えた継手に該横杆の突
   出片に嵌挿される穴を備え、横杆の突出片を継手の穴に
   挿入してなる特許請求の範囲第１項記載の吊具。 ９、横杆の一方の先端から少くとも１／２程度に穴を穿
   ち、支柱を結合した継手に該横杆の穴に回転自在に嵌挿
   する突出片を設けた特許請求の範囲第１項記載の吊具。