JPS6323133Y2 - - Google Patents

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JPS6323133Y2
JPS6323133Y2 JP11918982U JP11918982U JPS6323133Y2 JP S6323133 Y2 JPS6323133 Y2 JP S6323133Y2 JP 11918982 U JP11918982 U JP 11918982U JP 11918982 U JP11918982 U JP 11918982U JP S6323133 Y2 JPS6323133 Y2 JP S6323133Y2
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movable table
cylinder
movable
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injection device
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JP11918982U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は射出成形機における射出装置旋回機構
に係り、特に、射出装置をその清掃、点検或はそ
の交換等のために旋回せしめ得るようにした機構
の改良に関するものである。
従来から、インラインスクリユ式射出成形機の
加熱筒やスクリユの交換或はそれらの清掃または
点検等のために、射出装置を移動テーブル上にお
いて旋回させる各種の手法が検討されてきている
が、一般に、(1)超小型機では、軽量であるところ
から、特別な装置は設けず、単に3点で支持され
た射出装置の1点を中心として、人力で引張り又
は押すことによつて旋回させる手法が採用されて
いるものの、この方法では装置の重量が軽い場合
に限られるという問題があつた。また、(2)小型、
中型機では、ねじ機構等の旋回のための装置を射
出装置に組み込んで、これを人力によつて回転さ
せ、装置を旋回させる手法が採用されるのである
が、この方法では旋回装置や工具が別に必要とな
るほか、いずれにしても人力に頼るものであると
ころから、旋回装置の費用と労力が必要となるの
である。更にまた、(3)大型機では、旋回のための
油圧シリンダを射出装置に組み込んで、これを作
動させて旋回せしめるのであるが、この方法では
特別の旋回用のシリンダとこれをコントロールす
る装置が必要となるのであつて、このためコスト
アツプが避けられず、また(4)実公昭50−32530号
公報におけるように、射出装置を進退させるシリ
ンダ、即ちシフトシリンダ(キヤリツジシリン
ダ)を旋回にも利用して、1個のシリンダを進退
と旋回とに兼用させる手法も考えられているが、
この方法では、旋回させるために余分なシリンダ
ストロークが必要とされ、そのため旋回量がシリ
ンダストロークの影響を受けて不充分となる場合
があり、またノズルの芯合わせが容易でない等の
問題が内在していたのである。
ここにおいて、本考案は、かかる事情に鑑みて
為されたものであつて、その目的とするところ
は、所定の射出装置を固定盤に対して近接、離間
させる移動シリンダを備えた射出成形機におい
て、加熱筒、スクリユ等の交換やその清掃などの
ために該射出装置を旋回せしめるに際して、その
旋回作動を、移動シリンダを兼用しつつ、そのス
トロークの有効利用を図つて、極めて簡単な操作
により容易に、確実に行ない得るようにした射出
装置旋回機構を提供することにある。
そして、かかる目的を達成せしめるために、本
考案の特徴とするところは、(a)固定盤に対して接
近、離隔移動可能な移動テーブルと、(b)該移動テ
ーブルに係合し、該移動テーブルを前記固定盤に
対して接近、離隔し得る方向にのみ案内するガイ
ド手段と、(c)所定の射出装置が取り付けられて前
記移動テーブルと共に固定盤に対して接近、離隔
移動せしめられる、該固定盤とは反対側の端部に
位置する回動軸を介して該移動テーブルに対して
回動可能に設けられ、且つ該移動テーブルよりも
端部が前記固定盤側に突出せしめられた旋回テー
ブルと、(d)前記固定盤と前記移動テーブルとの間
において、前記回動軸がシリンダ軸心線上に位置
しないように配置せしめられ、一端が該固定盤に
水平方向に首振り可能に取り付けられた移動シリ
ンダと、(e)該移動シリンダの他端に設けられ、前
記旋回テーブルの突出端部と前記移動テーブルの
固定盤側端部に対してそれぞれ脱着可能に取り付
けられると共に、前者に対する取付け位置が前記
移動シリンダの軸心方向において後者のそれに対
して固定盤側に位置するように構成された連結ブ
ラケツトとを、含むことにある。
かくして、かくの如き本考案に従えば、既設の
移動シリンダ(シフトシリンダ)を旋回用にも兼
用する為に、該シリンダに適切なブラケツトを取
付け、該ブラケツトを介して脱着可能に移動テー
ブル、旋回テーブルに連結し得るようにすると共
に、旋回テーブルへの取付け位置を移動テーブル
へのそれよりも固定盤側となるように構成したこ
とによつて、旋回のために特別な装置を設置する
ことなく、旋回を極めて容易と為すことができ、
しかもシリンダのストロークを有効に活用して、
旋回操作のためにそれを増大させるという必要性
を解消せしめ得ることとなり、以て旋回の操作性
の著しい向上が達成され得たのである。また、小
型機にも、大型機にも好適に適用され、僅かな改
造によつて優れた効果を奏し得るところに、本考
案は大きな特徴を有するのである。
以下、本考案に係る射出成形機における射出装
置旋回機構の一実施例を示す図面に基づいて詳細
に説明する。
先ず、第1図、第2図において、1は射出成形
機の機台であり、該機台1上に固定のスライドプ
レート2が設けられ、更にその上に移動テーブル
4が摺動可能に載置されている。そして、該移動
テーブル4上には、旋回テーブル6が、2個の上
下調整用ボルト8と1個の旋回用ピン10とを介
して、該ボルト8側の端部を該移動テーブル4の
端部よりも所定長さ延び出させた状態において、
取り付けられている。また、射出装置11は、公
知のようにスクリユを収容した加熱筒12や該ス
クリユを回転或は往復動せしめるための駆動モー
タ、シリンダなどの駆動機構13等を含み、それ
らが支持脚14によつて前記旋回テーブル6上に
取り付けられているのである。
なお、前記上下調整用ボルト8は、旋回テーブ
ル6の長手方向中心線の両側にほぼ対称位置に設
けられた2個の雌ねじ15,15に、頭部16を
下方に適切な長さ突出せしめた状態で螺合せしめ
られている。
そして、旋回用ピン10は、前記中心線上にあ
つて、旋回テーブル6の下面後方の凹部17と移
動テーブル4の上面後方の凹部18に回動可能に
嵌合させられ、且つ止めねじ20,22により旋
回テーブル6と移動テーブル4にそれぞれ螺着さ
れている。従つて、旋回テーブル6は旋回用ピン
10の回りに水平方向に回動し、また上下調整用
ボルト8の頭部16はその回動時に移動テーブル
4上を摺動し得るようになつているのである。
また、スライドプレート2を挾む両側には、移
動テーブル4をその摺動方向に案内するためのガ
イド25が設けられている。そしてまた、移動テ
ーブル4に立設されたノズル芯合わせ用のブラケ
ツト40に相対向するように、旋回テーブル6上
にはブラケツト42が配設され、且つ、ストツパ
ボルト44が該ブラケツト42に頼着されて他方
のブラケツト40に当接し、更に調整ボルト46
がブラケツト42に遊嵌され、該他方のブラケツ
ト40に頼着され得るようになつている。そし
て、これらストツパボルト44と調整ボルト46
の操作により、両テーブル4,6間の水平方向に
おける相互位置の設定、換言すればノズルの左右
方向の位置決めが可能となるのである。
一方、射出装置11の前方の機台1上には、所
定の金型が固定せしめられる固定盤26が脚部2
8を介して立設されており、また該固定盤26の
下部には移動シリンダ30の頭部がピン32によ
り左右に(水平方向に)首振り自在に取り付けら
れている。そして、該移動シリンダ30のピスト
ンロツド34の先端に、ボルト35にて首振り可
能に取り付けられたブラケツト(連結ブラケツ
ト)36は、第3図に示されるように、ボルト3
8により移動テーブル4の前方端面に螺着されて
いる。しかも、移動シリンダ30の軸心線Y−Y
は、前記射出装置11の金型にセツトされた位置
の中心線X−Xに略平行とされて、この中心線X
−Xから所定距離hだけ離隔されているのであ
る。そして、かかる移動シリンダ30の軸心線Y
−Y上には、前記旋回テーブル6の回動軸となる
旋回用ピン10が位置しないようになつている。
また、連結ブラケツト36は、旋回テーブル6
の固定盤26側突出端にも取り付けられ得るよう
になつており、これによつてその取付け位置が移
動テーブル4端部への取付け位置よりも固定盤2
6側に移動せしめられることとなるため、ここで
は前記ボルト38を螺脱した後、第3図において
二点鎖線で示されるように、移動シリンダ30を
所定長さSだけ収縮せしめ、次いでかかる連結ブ
ラケツト36を180度回動させて、旋回テーブル
6の前方突出端面に前記ボルト38を用いて螺着
せしめることによつて、その取付け位置の変換が
行なわれ得るようになつている。
従つて、このような構成の射出成形機における
通常の射出成形操作の際には、移動シリンダ30
のピストンロツド34はブラケツト36により移
動テーブル4の所定位置に取り付けられており、
これによつて該移動シリンダ30の伸縮により射
出装置11は金型に対して進退させられるととも
に、2個の上下調整用ボルト8のねじ調整によつ
てノズルの上下位置の調整が容易に可能となり、
更に、前記ストツパボルト44,調整ボルト46
の操作によつてノズルの左右の位置決めも容易に
可能となるのである。
そして、スクリユまたは加熱筒などの清掃、点
検或はその交換等のために射出装置11を旋回さ
せて、それらの作業における固定盤26の干渉を
避けようとする場合には、先ず移動シリンダ30
を伸長させて射出装置11を最も後方に後退させ
た後、ボルト38を取り外してブラケツト36を
フリーにし、次いで移動シリンダ30を所定距離
S(第3図)だけ収縮させた後、ブラケツト36
を180度回転させて、上方の旋回テーブル6の突
出した端部の所定位置にボルト38にて取り付け
るのである。その後、前記距離Sだけ移動シリン
ダ30を伸ばせば、移動シリンダ30の作用線Y
−Yが前記中心線X−Xに対して距離hだけ外れ
ているために、第4図に示されるように旋回テー
ブル6は旋回用ピン10の回りに容易に回動させ
られ、上下調整用ボルト8の頭部16は、移動テ
ーブル4上を滑動し、射出装置11の上部は所望
の角度に旋回させられることとなるのである。な
お、旋回開始の前に、旋回テーブル6を固定して
いる調整ボルト46をブラケツト40より螺脱し
ておくことが必要である。
以上詳述したように、本実施例に係る旋回機構
は、旋回用の特別な装置を置くことなく、既設の
移動シリンダを兼用し、且つ該シリンダの軸心線
Y−Yが旋回用ピン10に対して所定の距離hだ
け外されているために、射出装置の旋回を極めて
容易とし、且つその操作も簡単となり、しかも、
シリンダストロークを旋回操作のために増大せし
めることもないのであり、また、上下及び左右の
ノズルの芯合わせも、それぞれ確実に可能となつ
たのである。そして、小型機にも大型機にも容易
に適用され、僅かな部材の改造によつて、旋回と
芯合わせの操作性の向上が達成されたのである。
なお、本考案には、その趣旨を逸脱しない範囲
内において、当業者の知識にもとづいて種々なる
変更・改良などを加え得ることは言うまでもない
ところである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る射出装置旋回機構の一実
施例を示す射出成形機の一部断面要部正面図、第
2図は同じくその平面図、第3図は移動テーブ
ル、旋回テーブルに対する連結ブラケツトの取付
け形態を説明するための第1図の要部拡大図、第
4図は射出装置の旋回作動を示す第2図に相当す
る平面図である。 4……移動テーブル、6……旋回テーブル、1
1……射出装置、25……ガイド、26……固定
プレート、30……移動シリンダ、36……連結
ブラケツト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 固定盤に対して接近、離隔移動可能な移動テー
    ブルと、 該移動テーブルに係合し、該移動テーブルを前
    記固定盤に対して接近、離隔し得る方向にのみ案
    内するガイド手段と、 所定の射出装置が取り付けられて前記移動テー
    ブルと共に固定盤に対して接近、離隔移動せしめ
    られる、該固定盤とは反対側の端部に位置する回
    動軸を介して該移動テーブルに対して回動可能に
    設けられ、且つ該移動テーブルよりも端部が前記
    固定盤側に突出せしめられた旋回テーブルと、 前記固定盤と前記移動テーブルとの間におい
    て、前記回動軸がシリンダ軸心線上に位置しない
    ように配置せしめられ、一端が該固定盤に水平方
    向に首振り可能に取り付けられた移動シリンダ
    と、 該移動シリンダの他端に設けられ、前記旋回テ
    ーブルの突出端部と前記移動テーブルの固定盤側
    端部に対してそれぞれ脱着可能に取り付けられる
    と共に、前者に対する取付け位置が前記移動シリ
    ンダの軸心方向において後者のそれに対して固定
    盤側に位置するように構成された連結ブラケツト
    とを、 含むことを特徴とする射出成形機における射出装
    置旋回機構。
JP11918982U 1982-08-04 1982-08-04 射出成形機における射出装置旋回機構 Granted JPS5924316U (ja)

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JPS5924316U JPS5924316U (ja) 1984-02-15
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JPH01171918A (ja) * 1987-12-28 1989-07-06 Niigata Eng Co Ltd 射出成形機
JPH074900Y2 (ja) * 1989-08-03 1995-02-08 住友重機械工業株式会社 射出成形機の射出装置の旋回装置
JPH0614990Y2 (ja) * 1990-03-12 1994-04-20 株式会社名機製作所 射出装置の旋回機構

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JPS5924316U (ja) 1984-02-15

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