JPS63230908A - 蒸気タ−ビン - Google Patents

蒸気タ−ビン

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JPS63230908A
JPS63230908A JP6436087A JP6436087A JPS63230908A JP S63230908 A JPS63230908 A JP S63230908A JP 6436087 A JP6436087 A JP 6436087A JP 6436087 A JP6436087 A JP 6436087A JP S63230908 A JPS63230908 A JP S63230908A
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JP
Japan
Prior art keywords
steam
wall surface
blade
downstream
water droplets
Prior art date
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Pending
Application number
JP6436087A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichiro Nagao
長尾 進一郎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP6436087A priority Critical patent/JPS63230908A/ja
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  • Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は軸流型の蒸気タービンに係り、特に静翼から飛
散する水滴による動翼の浸食防止効果の向上を図った蒸
気タービンに関する。
(従来の技術) 一般に、火力発電用蒸気タービンの低圧段落の一部、あ
るいは原子力発電用タービンや地熱発電用タービンの段
落の大部分においては、作動流体である蒸気が多数の水
滴を含有する湿り蒸気となっている。このような湿り蒸
気によって運転される蒸気タービンの段落では、乾き蒸
気によって運転されるものに比べて性能が低下するに止
まらず、蒸気中の水滴によって動翼が浸食を受は易い。
特に、タービン最終段落では動翼が長く、先端部の周速
度も大きいため、水滴による浸食を受けやすく、タービ
ンの信頼性の面から問題となる。
第7図は従来の蒸気タービンの最終段落の形状を示し、
静翼1とその下流側で隣接する動12とによって段落が
形成されている。動翼2が浸食を受けるのはおよそ次の
ような理由によると考えられる。即ち、湿り蒸気中に含
まれる微小な水滴は通路中を蒸気とともに流動するが、
その水滴の一部は静W1で流れを転向される際に慣性力
によって静翼1の表面に付着する。付着した水滴は膜状
となって静翼1の表面に沿って下流方向へ移動し、静翼
1の出口端3に達すると、蒸気力によって飛散し、再び
水滴となって蒸気中に混入する。この水滴が直径0.1
〜0.5mと粗大であり、動翼2に衝突し、腐食の原因
となる。
第8図は静翼1の出口端3で発生した水滴の速度関係を
示ず。破線矢印が蒸気速度ベクトルを表し、実線矢印が
水滴の速度ベクトルを表している。
静翼1の出口端3から絶対速度a1で流出する蒸気は、
lHm2が周速度すで運動していることから、相対速度
a2をもって動翼2に流入する。一方、静翼1の出口端
3で蒸気中に混入した水滴の初速度は殆どゼロであり、
蒸気によって加速されるものの、質量が大きいため、速
度が十分大きくなる前に蒸気速度a1よりもかなり小さ
な絶対速度C1で動翼2に達する。このため、水滴は動
翼2に対して周速度すに近い大きな相対速mb2をもっ
て衝突することになり、これが動翼2の浸食に対し直接
的な原因となると考えられる。
従来行なわれている浸食防止対策としては、第7図に示
ずように、動翼2の先端に高硬度材料からなる浸食防止
片4を装着する手段、あるいは蒸気通路の外壁面5の静
YA1上流部分にドレン扱き孔6を形成し、水分が静翼
1に達する前に蒸気通路から排出する手段等がある。
(発明が解決しようとする問題点) しかし、前述した浸食防止片4を装着する手段では、あ
る程度浸食低減に役立っているが、蒸気の湿り麿が大き
かったり動翼2の周速が大きい場合などには浸食を防ぐ
のに十分とは言えない。
また、ドレン抜き゛孔6を形成する手段では、動翼2に
衝突する水滴の間を減少できるので、浸食防止の効果が
大きく、蒸気タービンに広く用いられている。しかしな
がら、蒸気中の水分はさまざまな経路を経て静翼1の出
口端3に達するため、静11の出口端3で発生する粗大
な水滴を完全に除去することは困難である。なお、ドレ
ン抜き孔6による水分排除機構では、ドレンと共に多少
の蒸気も同時に排出することが多いため、いたずらに多
数あるいは大形のドレン抜き孔6を設けることはタービ
ンの性能低下をもたらす。したがって、ある程1文の聞
の水分が粗大な水滴となって静翼1の出口端3より蒸気
中に混入することは避けることができない。
ところで、従来の蒸気タービンにおいては、静翼1の外
径よりもfJJI2の外径が大きく、通路外壁面5は下
流側に向って次第に大径となっている。
このため、静翼1の出口端3で発生した水滴の大半はそ
のまま下流に流れて動翼2に衝突し、これが浸食の原因
となっているものと考えられる。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、静翼
の出口端で発生した水滴のうち、動翼に衝突して浸食の
原因となる水分の量を大幅に減少させ、動翼の浸食を低
減し得る蒸気タービンを提供することを目的とする。
(発明の構成〕 (問題点を解決するための手段) 本発明は、静翼とその下流側で隣接する動翼とによって
形成されるタービン段落を有する軸流型の蒸気タービン
において、前記段落を形成する静翼の下流で、かつ動翼
の上流に位置する少なくとも一部の区間における蒸気通
路部の外壁面を下流に向かうに従ってタービン軸に近付
く傾斜を有する断面形状にするとともに、前記静翼の出
口端における外壁面部の直径よりも前記動Wの先端部の
直径を小さく設定したことを特徴とする。
(作用) 動翼の外径を静翼出目端より小さくしたうえに、動翼の
上流にて通路外壁面の径が徐々に小さくなるような区間
を設けたため、通路外壁面の近くの水滴がvIJ間で外
壁面上に捕獲され、下流側に層状に流動し、動翼への衝
突を免れる。したがって、動翼の浸食が著しく低減され
る。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を第1図〜第5図を参照して説
明する。
第1図は蒸気タービンの最終段落の断面構成を示す。
静翼11およびその下流側で隣接する動yJ12によっ
て1組のタービン段落を構成している。このものにおい
て、蒸気通路部外壁面13の断面形状を静K(11の下
流側で、かつ動′m12の上流側の少なくとも一部の区
間において、下流に向かいタービン軸17に近付く傾斜
部14を有するものとしている。また、静翼11の出口
端15と外壁面13とが交わる点13aの直径d1より
も動W12の先端16の直径d2を小さく設定している
第2図は静翼11から流出する蒸気等の速度成分を示し
ている。
第2図に示すように、蒸気タービンの静翼11の出口に
おいては、蒸気の絶対速a′21が軸方向(図中のX方
向)よりも周方向(図のy方向)に大きな速度成分を持
っている。静[11の出口端15において蒸気中に混入
する粗大な水滴の絶対速度22も、ベクトルの向きは蒸
気とほぼ同一で、周方向の速度成分が主体である。この
模様を軸方向より見たものが第3図である。静翼11の
出口端15においては、蒸気、水滴ともほぼ同方向に流
出するが、蒸気は環状の通路に沿って矢印23のように
流動するのに対し、水滴は蒸気に比べ質量が大きいため
、慣性力により直線的に運動しようとする結果、矢印2
4のような軌跡をたどる。
このため、水滴は次第に通路部の外壁面13に近付くこ
とになる。この傾向は本実施例および従来の蒸気・ター
ビンの双方に共通Jる現象であるが、本実施例では、こ
のような水滴の運動の特徴を利用して水滴を外壁面13
上に捕獲させるものである。
第4図は第1図に示した蒸気タービン段落での蒸気と水
滴の運動経路を、タービン軸17を中心に回転投影して
示したものである。静!11!1・1の出口端15の下
流において、蒸気はタービン軸17に平行に近い方向(
矢印25)に流れるのに対し、静!51!11の出口端
15で蒸気中に混入した粗大な水滴は、次第に半径方向
外側、即ち外壁面13に近付くよう、矢印26で示すよ
うな軌跡をたどる。
一方、外壁面13は静W11の下流で、かつ動翼12の
上流の傾斜部14により、タービン軸17に近付く形状
をなしており、この付近の蒸気は外壁面13に沿って向
きを転じて流動する。しかし、水滴は急速に運転方向を
変えることができず、外壁面13に接触、付着する。外
壁面13に付着した水滴の大部分は膜状となり外壁面上
を矢印18で示すように下流側に流動し、通路外部に排
出されるため、動翼12に衝突する水滴は減少するもの
である。
このような本実施例における水滴の運動によってfJJ
I112の浸食低減をもたらす理由について、第5図を
参照して考察する。
第5図(a)は従来の蒸気タービンの段落、同図(b)
は本実施例の蒸気タービンの段落について、タービン軸
を中心とする回転投影による水滴の軌跡およびそれらの
湿り変分布を示している。
なお、第5図(a)についても、便宜的に本実施例と共
通する符号を使用する。両図に示すように、静!111
の出口端15上の一点19は、そこから飛散する水滴が
動翼12に衝突する範囲と衝突しない範囲との区分点、
即ち衝突限界点を示す。この点19から飛散した水滴が
矢印27のように運動し、動翼12の直前で外壁面13
に到達したとすれば、点19よりも半径方向外側の静翼
11の出口端15、即ち点19と交点13aとの間から
飛散した水滴は、動1112に衝突することなく外壁面
13に到達、付着し、動翼12の浸食に対して害を与え
ないこととなる。点19と13aの距離1が大きいほど
動112の浸食に対して害が少ないことは明らかである
。特に、蒸気タービン最終段落付近では半径方向の湿り
変分布曲線Aの如く、水8N吊が半径方向外側に集中す
る傾向をもっているため、外壁付近において上述の作用
により距mオを大きくすることは、動翼12への総衝突
水ff1Bの減少痕合から持てみ明らかなように動翼浸
食を大幅に低減することが可能である。
以上の実施例によれば、外壁面13に付着した水滴の大
部分は膜状となり外壁面上に沿って次第に下流側に流動
し、通路外部に排出されるため、動翼12に衝突する水
滴を大幅に減少することができる。
なお、本発明は以上の実施例に限らず、第6図に示すよ
うに、外壁面13の傾斜部14の下流側にドレン抜き孔
20を設け、動11112の上流にて外壁面13に付着
した水を排除するようにしてもよい。このような構成に
すれば、ドレン抜が速やかに行なわれ、さらにl+!I
IF112への水滴衝突防止効果を向上できる。
〔発明の効果〕
以上のように、本発明に係る蒸気タービンによれば、静
翼下流かつB買上流の外壁面をタービン軸側に傾斜させ
るとともに、翼長に差を設けたことにより、静岡出口端
から蒸気中に混入する水滴の多くを外壁上に捕獲して下
流側−に流出させることができ、動翼への水滴の衝突防
止ひいては動翼の浸食低減効果の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る蒸気タービンの段落部分の断面図
、第2図および第3図は静饗出口における蒸気および水
滴の速度ベクトルを示す図、第4図は前記実施例におけ
る水滴の軌跡を示す図、第5図(a)、(b)は前記実
施例による水滴の運動と動翼の浸食との関連を従来例と
の対比で示す図、第6図は本発明の他の実施例を示す断
面図、第7図は従来の蒸気タービンの段落を示す断面図
、第8図は蒸気タービンの静翼出口における蒸気と水滴
の絶対速度および相対速度を示す第7図■−Vllil
断面図である。 11・・・静翼、12・・・動翼、13・・・外壁面、
13a・・・静翼出口端における外周部、14・・・傾
斜部、15・・・静翼出目端、16・・・動翼先端、1
7・・・タービン軸、20・・・ドレン抜き孔。 出願人代理人   波 多 野   久第4図 第5 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、静翼とその下流側で隣接する動翼とによつて形成さ
    れるタービン段落を有する軸流型の蒸気タービンにおい
    て、前記段落を形成する静翼の下流で、かつ動翼の上流
    に位置する少なくとも一部の区間における蒸気通路部の
    外壁面を下流に向かうに従つてタービン軸に近付く傾斜
    を有する断面形状にするとともに、前記静翼の出口端に
    おける外壁面部の直径よりも前記動翼の先端部の直径を
    小さく設定したことを特徴とする蒸気タービン。 2、蒸気通路外壁面の傾斜部分にドレン抜孔が形成され
    ている特許請求の範囲第1項記載の蒸気タービン。
JP6436087A 1987-03-20 1987-03-20 蒸気タ−ビン Pending JPS63230908A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6436087A JPS63230908A (ja) 1987-03-20 1987-03-20 蒸気タ−ビン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6436087A JPS63230908A (ja) 1987-03-20 1987-03-20 蒸気タ−ビン

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS63230908A true JPS63230908A (ja) 1988-09-27

Family

ID=13256014

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6436087A Pending JPS63230908A (ja) 1987-03-20 1987-03-20 蒸気タ−ビン

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JP (1) JPS63230908A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011007093A (ja) * 2009-06-25 2011-01-13 Hitachi Ltd タービン動翼

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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