JPS63230720A - 樹脂の製造方法 - Google Patents

樹脂の製造方法

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JPS63230720A
JPS63230720A JP62065505A JP6550587A JPS63230720A JP S63230720 A JPS63230720 A JP S63230720A JP 62065505 A JP62065505 A JP 62065505A JP 6550587 A JP6550587 A JP 6550587A JP S63230720 A JPS63230720 A JP S63230720A
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Japan
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resin
formula
compound
diisocyanate
present
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JP62065505A
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English (en)
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孝志 宇加地
松村 喜雄
ジョン.ティー.ヴァンドバーグ
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JSR Corp
DeSoto Inc
Original Assignee
Japan Synthetic Rubber Co Ltd
DeSoto Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ポリウレタン等の樹脂の製造方法に関し、詳
しくは、コーティング剤、バインダー、接着剤等として
有用であるポリウレタン等の樹脂の製造方法に関する。
〔従来の技術〕
ポリウレタン樹脂は、一般に、ウレタン結合同士の分子
間水素結合のために、他の樹脂、例えば、アクリル樹脂
、塩化ビニル−酢酸ビニル系共重合体、ポリエステル樹
脂等に比べ、靭性、耐摩耗性等の特性に優れているので
、各種のコーティング剤、バインダー、接着剤等として
用いられている。
汎用的なポリウレタン樹脂は、アジピン酸系またはポリ
カプロラクトン系のポリエステル系ジオール、またはポ
リプロピレングリコール、ポリテトラメチレングリコー
ル等のポリアルキレン系ジオールを長鎖ジオール成分と
し、低分子量のグリコール、アミノアルコール、ジアミ
ン等を鎖延長剤として、ポリイソシアネート化合物と反
応させて得られるものである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、従来のポリエステル系ジオールやポリエーテル
系ジオールを用いたポリウレタン樹脂は、耐湿熱性が劣
り、酸化劣化を受は易く、耐熱性が劣るという問題点を
有している。
また、従来のポリウレタン樹脂はいずれも吸水性および
吸湿性が高いため、金属等の保護用コーティング剤とし
て用いた場合に、十分な保護機能を果し得す、さらに、
光学的透明性が劣り、光学部品用の接着剤やコーティン
グ剤として用いた場合に光学機器の光学的機能の低下を
招くという問題を有している。
そこで、本発明の目的は、強靭で機械的特性、耐摩耗性
にすぐれるばかりでな(、耐湿熱性および耐熱性にすぐ
れ、吸水性および吸湿性が低く、硬化収縮が少なく、さ
らに光学的透明性にもすぐれる樹脂を提供することにあ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、前記の問題点を解決するものとして、ポリイ
ソシアネート化合物と、分子中に少なくとも2個の活性
水素を有する化合物とを反応させる工程を有する樹脂の
製造方法において、該分子中に少なくとも2個の活性水
素を有する化合物が、分子中に少なくとも2個の活性水
素および下記式(I)または式(n)で表わされる構造
を有する化合物の少なくとも1種を含有することを特徴
とする製造方法を提供するものである。
式(I): 式(■): 本発明の樹脂の製造方法において前記式(I)および式
(n)で表わされる構造は、通常、2〜70重量%、特
に4〜60重量%であることが好ましい。該構造の割合
が70重量%を超えると各種バインダー、コーティング
剤、接着剤等として用いた場合に十分な密着性が得られ
にくくなり、2重量%未満であると、各種コーティング
剤、バインダー、接着剤等として用いた場合に、十分が
靭性を期待できないことがある。
また、本発明の樹脂の分子量は、数平均分子量で、70
0〜100,000 、とくに、1 、000〜60,
000であることが好ましい。この数平均分子量が70
0未満であると、耐摩耗性が劣る傾向にあり、100,
000を超えると各種バインダー、コーティング剤、接
着剤等として用いる場合に作業性が低下しやすい。
本発明においては、ポリイソシアネート化合物と、分子
中に少なくとも2個の活性水素および前記式(I)また
は式(n)で表わされる構造を有する化合物の少なくと
も1種を反応させることによりポリウレタン等の樹脂を
製造する。
上記製造方法は公知の手法に準じて実施することができ
、具体的な方法は、目的とする樹脂の重合度、使用する
原料の種類等に応じて適宜の方法を選択すればよい。こ
のような方法としては、例えば、 (I)ポリイソシアネート化合物と、分子中に少なくと
も2個の活性水素および前記式(I)または式(II)
で表わされる構造を存する化合物の少なくとも1種とを
該ポリイソシアネート化合物が有するインシアネート基
に対して化学量論的に活性水素が過剰になる量反応させ
、本発明の樹脂を末端に活性水素を有する樹脂として得
る方法;(2)分子中に少なくとも2個の活性水素およ
び前記式(I)または式(II)で表わされる構造を有
する化合物の少なくとも1種と、該化合物が有する活性
水素に対して化学量論的にイソシアネート基が過剰にな
る量のポリイソシアネート化合物とを反応させ、本発明
の樹脂をイソシアネート基を有する樹脂として得る方法
等が挙げられる。
上記に例示したいずれの方法においても、分子中に少な
くとも2個の活性水素を有し、前記式(I)または弐N
l)で表わされる構造を有しない化合物を併用すること
ができる。
なお、上記の樹脂の製造方法において、反応成分として
、上記以外に、分子中に少なくとも1個の活性水素を少
なくとも1個のアクリロイル基またはメタクリロイル基
(以下、両者を「(メタ)アクリロイル基」と総称する
)とを有する化合物を共存させることにより、本発明の
樹脂を活性水素またはイソシアネート基の他に(メタ)
アクリロイル基を有する樹脂として得ることもできる。
また、本発明の製造方法と前記例示の(I)または(2
)の方法などいずれの方法で実施する場合でも、(a)
全反応成分を同時に反応させるワンショット法;(b)
まずポリイソシアネート化合物と分子中に少なくとも2
個の活性水素および前記式(I)または式(n)で表わ
される構造をを有する化合物とを、イソシアネート基が
活性水素に対して化学量論的に過剰の条件で反応させて
末端にイソシアネート基を有するプレポリマーを得た後
、これにさらに少なくとも2個の活性水素を有する化合
物を反応させて鎖延長させて高分子量化させてプレポリ
マー法等いずれの方法も採用することができる。
本発明の樹脂の製造に用いられるポリイソシアネート化
合物としては、例えば、2.4−i−ルエンジイソシア
ネート、2.6−1−リエンジイソシアネート、1,3
−キシレンジイソシアネート、1.4−キシレンジイソ
シアネート、1,5−ナフタレンジイソシアネート、m
−フェニレンジイソシアネート、p−フェニレンジイソ
シアネート、3.3′−ジメチル−4,4′−ジフェニ
ルメタンジイソシアネート、4.4′−ジフェニルメタ
ンジイソシアネート、3,3′−ジメチルフェニレンジ
イソシアネート、4.4’−ビフェニレンジイソシアネ
ート、ヘキサメチレンジイソシアネート、イソフォロン
ジイソシアネート、ジシクロヘキシルメタンジイソシア
ネート、テトラメチレンジイソシアネート、3.3′−
ジメトキシ−4゜4′−ジフェニレンジイソシアネート
、2.4−ナフタレンジイソシアネー)、4.4’−ジ
イソシアナトジフェニルエーテル、1.3−ジイソシア
ナトメチルシクロヘキサン、1.4−ジイソシアナトメ
チルシクロヘキサン、4.4′−ジイソシアナトシクロ
ヘキサン、およびこれらのポリイソシアネート化合物の
環化2量体、環化3量体等ならびにポリメチレンポリフ
ェニルイソシアネート、トリフェニルメタン−4,4’
、4’−トリイソシアネートが挙げられる。
なお、本発明において、「活性水素」とは、例えば、ア
ルコール性水酸基、アミノ基、チオール基、カルボン酸
アミド基等として分子中に含まれるものである。 本発
明の樹脂の製造に用いられる、分子中に少なくとも2個
の活性水素および前記式(I)または式(If)で表わ
される構造を有する化合物としては、例えば; 式(■): 式(■): ここで、R1およびR2は同一でも異なってもより、C
1〜C+Zのアルキレン基を表わす。
で表わされるテトラシクロテトラデカンジメタノール、
テトラシクロテトラデカンジェタノール、テトラシクロ
テトラデカンジブロバノール、ペンタシクロペンタデカ
ンジメタノール、ペンタシクロペンタデカンジェタノー
ル、ペンタシクロベンタテカンジブロバノール等のジオ
ール化合物;前記式(III)または式(IV)で表わ
される化合物にエチレンオキサイド、プロピレンオキサ
イド等のアルキレンオキサイドを付加して得られる。
式(V): 式(■): ここで、R1とR2は前述のとおりであり、R3および
R4は同一でも異なってもよ<ct”C4のアルキレン
基を表わし、mおよびnは独立にO〜20の整数である
が、同時にOではない。
で表わされるジオール化合物; 前記(III)〜(rV)で表わされるジオール化合物
と例えばフタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、マレ
イン酸、フマル酸、アジピン酸、セパチン酸等の多塩基
酸とを反応させて得られるポリエステルジオール; 前記(III)〜(IV)で表わされるジオール化合物
をカプロラクトンと反応させて得られるポリカプロラク
トンジオール等を挙げることができる。
本発明においては、分子中に少なくとも2個の活性水素
を有し、前記式(I)または式(n)で表わされる構造
を有さない化合物を併用することができるが、その具体
例としては、 式(■): ここでR1およびRzは前記と同様である。
で表わされるトリシクロデカンジメタツール、トリシク
ロデカンジェタノール、トリシクロデカンジブロバノー
ル等のジオール化合物、エチレングリコール、ポリエチ
レングリコール、プロピレングリコール、ポリプロピレ
ングリコール、テトラメチレングリコール、ポリテトラ
メチレングリコール、1.6−ヘキサンジオール、ネオ
ペンチルグリコール、1.4−シクロヘキサンジメタツ
ール、ビスフェノールA等の多価アルコール:前記多価
アルコールに前記アルキレンオキサイドを付加して獲ら
れる多価アルコールのアルキレンオイサイド付加物;前
記多価アルコールまたは多価アルコールのアルキレンオ
キサイド付加物に前記多塩基酸を反応させて得られるポ
リエステルジオール;前記多価アルコールまたは多価ア
ルコールのアルキレンオキサイド付加物にカプロラクト
ンを反応させて得られるポリカプロラクトンジオール;
およびビスフェノールA1ハロゲン化ビスフエノールA
1ビスフエノールF等の2価フェノールまたはプロピレ
ングリコール、テトラメチレングリコール、ペンタメチ
レングリコール、ヘキサメチレングリコール等の2価ア
ルコールとホスゲンとを反応させて得られるポリカーボ
ネートジオールを挙げることができる。さらに、三官能
以上のポリオールを併用することもでき、例えばグリセ
リンとプロピレンオキサイドとの付加生成物、グリセリ
ン、1,2.3−ペンタントリオール、1゜2.3−ブ
タントリオール、エチレンジアミンとプロピレンオキサ
イドとの付加生成物等を挙げることができる。
また、本発明においては、モノまたはジアルカノールア
ミン、ジアミン、三官能以上のポリアミンを分子中に少
なくとも2個の活性水素を有し、前記式(I)または(
I[)で表わされる化合物と併用してもよい。
ここで、モノまたはジアルカノールアミンとしてはモノ
エタノールアミン、ジェタノールアミン、モツプロバノ
ールアミン、ジブロバノールアミン等を、ジアミンとし
ては、エチレンジアミン、テトラメチレンジアミン、ヘ
キサメチレンジアミン、po−フェニレンジアミン、4
.4’−ジアミノジフェニルメタ”ン、ジアミノジフェ
ニルスルホン、ジアミノジフェニルエーテル、ポリオキ
シエチレンジアミン、ポリプロとレンジアミン等を、三
官能以上のポリアミンとしては、ジエチレントリアミン
、1,2.3−)リアミノプロパン、ポリオキシプロピ
レンアミン等を挙げることができる。
また、本発明の樹脂の製造に、必要に応じて用いること
ができる、分子中に少なくとも1個の活性水素と少なく
とも1個の(メタ)アクリロイル基とを有する化合物と
しては、例えば水酸基を有する(メタ)アクリル系化合
物として、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート
、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2−
ヒドロキシオクチル(メタ)アクリレート、ペンタエリ
スリトール(メタ)アクリレート、グリセリンジ(メタ
)アクリレート、ジペンタエリスリトールモノヒドロキ
シペンタ(メタ)アクリレート等が挙げられる。
前記した本発明の樹脂の製造方法における反応は、通常
、イソシアネート基に対して不活性である溶媒を用い、
必要に応じて触媒の存在下で、10〜150℃、好まし
くは20〜130℃の温度において行なわれる。
ここで使用される触媒としては、例えば、ナフテン酸銅
、ナフテン酸コバルト、ナフテン酸亜鉛、ラウリル酸n
−ブチルスズ、トリエチルアミン等が挙げられる。これ
らの触媒の使用量は、通常、出発原料100重量部に対
して、0.01〜1重量部程度である。また、前記溶媒
としては、例えば、メチルエチルケトン、シクロヘキサ
ノン、テトラヒドロフラン、トルエン、メチルイソブチ
ルケトン、ジオキサン、ジメチルホルムアミド、ジメチ
ルスルホキシド等の反応を阻害しない溶媒が挙げられる
本発明により得られる樹脂は、熱可塑性樹脂として、コ
ーティング剤、バインダー、接着剤等の用途に用いるこ
とができ、また硬化性樹脂として使用することもできる
本発明により得られる樹脂を硬化性樹脂として利用する
場合には、イソシアネート基を有する本発明の樹脂に、
前記した分子中に少なくとも2個の活性水素を有する化
合物および必要に応じて前記触媒を添加して硬化性樹脂
組成物を調製し、あるいは、活性水素を有する本発明の
樹脂に、前記したポリイソシアネート化合物および必要
に応じて前記触媒を添加して硬化性樹脂組成物を調製し
、約20〜200℃程度の加熱により架橋、硬化させる
また、本発明の樹脂が(メタ)アクリロイル基を有する
ものである場合には、そのまま約20〜200℃で架橋
、硬化する熱硬化性樹脂として用いることができ、この
場合は必要に応じてベンゾイルパーオキサイド、t−ブ
チルパーオキシベンゾエート、ジクミルパーオキサイド
、2.4−ジクロロベンゾイルパーオキサイド、t−ブ
チルパーオキサイド、アゾビスイソブチロニトリル等の
ラジカル重合開始剤を添加してもよい。
また、上記(メタ)アクリロイル基を有する樹脂は、放
射線硬化性樹脂として利用することもでき、この場合に
は、必要に応じて光開始剤、光増感剤を添加してもよい
。この樹脂または樹脂組成物は、紫外線、電子線等の放
射線を照射することによって架橋硬化させることができ
る。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例によってさらに詳細に説明するが
、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
合成例1 温度計、攪拌器および電流冷却管を備えたフラスコに、
テトラシクロテトラデカンジメタノール30.9 g 
、ポリテトラメチレングリコール(三菱化成社製PTM
G100O)  206.0 g、4官能アルコ一ル性
化合物(旭電化社製アデカクオドロール)6.1 g 
ジブチルスズジラウレート0.5g、およびメチルエチ
ルケトン450gを仕込み、60℃に加温したのち、滴
下ロートより、系の温度が上昇しない様に注意しながら
、2.4−)ルエンジイソシアネー) 57.4 gを
滴下した。滴下終了後、60℃で6時間反応させた。反
応終了後、赤外吸収スペクトルにより系中にイソシアネ
ート基が残存していないことを確認した。この様にして
得た重合体を重合体(A)と称する。
合成例2 温度計、攪拌器および還流冷却管を備えたフラスコに、
4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート113.
2 g 、ジブチルスズジラウレート0.5g、および
メチルエチルケトン200gを加え60℃に加温したの
ち、滴下ロートより、系の温度が上昇しない様に注意し
ながら、ポリエステルジオール(日本ポリウレタン社製
ニラポラン4009) 110.9g1テトラシクロテ
トラデカンジメタノール64.7g、およびトリシクロ
デカンジメタツール7.3gをメチルエチルケトン25
0gに均一溶解したものを滴下し、滴下終了後、60℃
で4時間反応させた。
さらにこれにエチレンジアミン1.7gを加え60℃で
1時間反応させて鎖延長させたのちジェタノールアミン
2.2gを加え60℃で2時間反応させた。
反応終了後、赤外吸収スペクトルにより系中にイソシア
ネート基が残存していないことを確認した。
この様にして得た重合体を重合体(B)と称する。
合成例3 (I)温度計、攪拌器および還流冷却管を備えたフラス
コに、テトラシクロテトラデカンジメタノールのエチレ
ンオキサイド付加物 で表わされる化合物)  216.7 g 、エチレン
グリコール9.Og 、アジピン酸74.3 g 、パ
ラトルエンスルホン酸1g、およびトルエン300 g
を加え120℃で加熱しトルエンと共沸する水を系外へ
除去しながら12時間反応をつづけた。こののち、さら
に120℃で加熱しながら50Hgの減圧処理を3時間
行ない系中の揮発分を除去した。得られた粘稠液体の水
酸基価を測定した所59■KOFI/ gであって。
この粘稠液体をポリエステルジオール(I)と称する。
(2)温度計、攪拌器および還流冷却管を備えたフラス
コに、4.4’−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネ
ート60.2 g 、ジブチルスズジラウレート0.5
g、およびメチルエチルケトン200gを加え60℃に
加温したのち、滴下ロートより、系の温度が上昇しない
様に注意しながら、ポリエステルジオール(I) 21
8.1gと、メチルエチルケトン250gを均一に混合
したものを滴下し、滴下終了後、60℃で4時間反応さ
せた。次いでこれに、2−ヒドロキシエチルアクリレー
ト13.3gを加え、さらに60℃で2時間反応させた
のち4官能アルコ一ル性化合物(旭電化社製アデカクオ
ドロール)8.4gを加え60℃で4時間反応させた。
反応終了後、赤外吸収スペクトルにより系中にイソシア
ネート基が残存していないことを確認した。この様にし
て得た重合体を重合体(C)と称する。
合成例4 温度計、攪拌器および還流冷却管を備えたフラスコに、
2.14−トルエンジイソシアネート31.6g1ジブ
チルスズジラウレート0.5g、およびメチルエチルケ
トン200gを加え60℃に加温したのち、滴下ロート
より、系の温度が上昇しない様に注意しながら、ポリエ
ステルジオール(I1264,0gとメチルエチルケト
ン250 gを均一に混合したものを滴下し、滴下終了
後、60℃で4時間反応させた。次いでこれに、エチレ
ンジアミン1.9gを加え、さらに60℃で2時間反応
させたのち2−ヒドロキシエチルアクリレート2.5g
を加え、60℃で4時間反応させた0反応終了後、赤外
吸収スペクトルにより系中にイソシアネート基が残存し
ていないことを確認した。この様にして得た重合体を重
合体(D)と称する。
合成例5 (I)温度計、攪拌器および還流冷却管を備えたフラス
コに、トリシクロデカンジメタツール28.4g、テト
ラシクロテトラデカンジメタノール122.7g、1.
4−ブタンジオール35.1 g 、アジピン酸113
.9 g 、パラトルエンスルホン酸1.0g、!3よ
びトリエン300gを加え、120℃で加熱し、トルエ
ンと共沸する水を系外へ除去しながら12時間反応させ
た。こののち、さらに120℃で加熱しながら5wHg
の減圧処理を3時間行ない系中の揮発分を除去した。得
られた粘稠液体の水酸基価を測定した所102■KOR
/ gであった。この粘稠液体をポリエステルジオール
(2)とする。
(2)温度計、攪拌器および還流冷却管を備えたフラス
コに、ポリエステルジオール(21242,4g 。
エチレングリコール2.1g、およびメチルエチルケト
ン450gを加え60℃に加温したのち、滴下ロートよ
り、系の温度が上昇しない様に注意しながら、4,4′
−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネー) 55.5
 gを滴下し、滴下終了後、60℃で6時間反応させた
。反応終了後、赤外吸収スペクトルにより系中にイソシ
アネート基が残存していないことを確認した。この様に
して得た重合体を重合体(F、)と称する。
合成例6 温度計、攪拌器、および還流冷却管を備えたフラスコに
、2.4−トルエンジイソシアネート55.8 g 、
ジブチルスズジラウレート0.5gおよびメチルエチル
ケトン100gを加え、60℃に加温したのち、滴下ロ
ートより系の温度が上昇しない様に注意しながら、ポリ
エステルジオール(21163,2g、エポキシエステ
ル(共栄社油脂化学工業社製3002八)51.8 g
およびメチルエチルケトン均一に混合したものを滴下し
、滴下終了後、60℃で4時間反応させた。次いでこれ
に2−ヒドロキシエチルアクリレート1.0 g 、ポ
リエーテルポリオール(日本油脂社製ユニオールDA−
350F)28.5 gとメチルエチルケトン57gを
均一に混合したものを加え、60℃で6時間反応させた
。反応終了後、赤外吸収スペクトルにより系中にイソシ
アネート基が残存していないことを確認した。この様に
して得た重合体を重合体(F)と称する。
合成例7 温度計、攪拌器および還流冷却管を備えたフラスコに2
.4−トルエンジイソシアネート79.3 g 。
ジブチルスズジラウレート0.5gおよびテトラヒドロ
フラン200gを仕込み60℃に加温したのち、滴下ロ
ートより、系の温度が上昇しない様に注意しながらペン
タシクロペンタデカンジメタノール79、7 g 、ビ
スフェノールAプロピレンオキサイド付加体(日本油脂
社製DB−900)  136.8 gおよびテトラヒ
ドロフラン250gを均一に混合したものを滴下した。
滴下終了後60℃で4時間反応させたのちヒドロキシプ
ロピルアクリレート4.0gを加えさらに60℃で2時
間反応させた。反応終了後、赤外吸収スペクトルにより
系中にイソシアネート基が残存していないことを確認し
た。この様にして得た重合体を重合体(G)と称する。
配合例 上記合成例で製造した重合体(A)、(B)および(D
)〜(F)を用い、下記配合例により組成物を調製した
父査拠上 下記の割合で固形分濃度42重量%の組成物を調製した
重合体( A )        90重量部コロネー
トL”       10  〃(注)*1 商品名、
日本ポリウレタン社製、トリメチロールプロパン1モル
と トルエンジイソシアネート3モル との付加生成物の75重量%酢酸エ チル溶液。
得られた組成物を「組成物1」と称する。
星査勇叉 下記の割合で固形分濃度42重量%の組成物を調製した
重合体C B ’)        90コ・ロネート
L         10得られた組成物を「組成物2
」と称する。
配合例3 下記の割合で固形分濃度45重量%の組成物を調製した
重合体(D)        80 トリメチロールプロパン トリアクリレ−)   20 得られた組成物を「組成物3」と称する。
■査勇↓ 下記の割合で固形分濃度38重量%の組成物を調製した
重合体(E)        63 重合体(A)        30 コロネー)L         7 得られた組成物を「組成物4」と称する。
父立匠り 下記の割合で固形分濃度43重量%の組成物を調製した
重合体( F )        72トリメチロール
プロパン トリアクリレート   16 ベンゾフェノン(光開始剤)6 4−ジメチルアミノ安息 香酸エチル(光増感剤)6 得られた組成物を「組成物5」と称する。
実施例 上記で得られた組成物1〜5、ならびに、重合体(C)
およびCG)をそれぞれ固形分濃度40重量%の酢酸エ
チル溶液としたものを、乾燥膜厚が100μmになるよ
うにテフロン板上に塗布し、室温で一夜乾燥した.得ら
れた組成物l、2、および4塗膜は、さらに60℃のオ
ーブン中に24時間置き架橋、硬化させた。
また、組成物3、ならびに重合体(C)および(G)の
酢酸エチル溶液を塗布し乾燥した。塗膜はエレクトロン
カーテンタイプの電子線照射装置(米国エナージーサイ
レンス社製)を用いて加速電圧170kvで電子線照射
線量が10Mradsになる様に電子線を照射し架橋硬
化させた。また組成物5の塗膜についてはIJ/c+a
(波長350nm)の紫外線を照射し架橋硬化させた。
上記で得られた組成物1〜5ならびに重合体(C)およ
び(G)の硬化塗膜について、下記の試験を行った。試
験結果を第1表に示す。
(I)引張試験:硬化塗膜から短冊状のテストピースを
切り出しく0.5co+X10c+aX 100.un
+ 、室温で501m/winの引張り速度で破断強度
、伸び、初期モジュラスを測定する。
(2)耐熱水性:(I)と同様に作成した短冊状テスト
ピースを80℃の熱水に30日間浸漬したのち、大気中
に室温で16時間放置したのちに(I)と同様の条件で
破断、伸び、初期モジュラスを測定し、熱水浸漬前後の
測定値の差から変化率を求め、百分率で表わす。
(3)吸水率:(I)と同様に作成した短冊状テストピ
ースの重量を予め測定する。該テストピースを50℃の
水に浸漬し24時間放置したのち、該テストピースを取
り出し、浸漬前後の重量増加分から吸水率を求める。こ
の吸水率測定はJIS K7209に準じて行なう。
(4)  耐黄変性:硬化塗膜をUV照射7り℃×6時
間、結n50℃×4時間の条件でQ−UV促進耐候試験
にかける。500時間後の塗膜の黄変度をJIS K−
7105に準じて求める。
(5)硬化収縮率:&lI成物3,5および重合体(C
)の架橋硬化前後の塗膜密度を測定し、この比率から硬
化時の収縮率を求め百分率で表わす。
〔発明の効果〕
本発明は、下記の効果を有するものである。
(I)本発明は、機械的特性にすぐれた強靭な樹脂を与
える。
(2)本発明は、耐熱性および耐湿熱性にすぐれた樹脂
を与える。
(3)本発明は、吸湿性および吸水性の小さい樹脂を与
える。
(4)本発明は、耐候安定性にすぐれた樹脂を与える。
(5)  本発明は、塗膜を形成する際に、硬化収縮の
少ない樹脂を与える。
(6)」本発明は、耐摩耗性にすぐれた樹脂を与える。
(7)本発明は、光学透明性に優れた樹脂を与える。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 ポリイソシアネート化合物と、分子中に少なくとも2個
    の活性水素を有する化合物とを反応させる工程を有する
    樹脂の製造方法において、該分子中に少なくとも2個の
    活性水素を有する化合物が、分子中に少なくとも2個の
    活性水素および下記式( I )または式(II)で表わさ
    れる構造を有する化合物の少なくとも1種を含有するこ
    とを特徴とする製造方法: 式( I ): ▲数式、化学式、表等があります▼ 式(II): ▲数式、化学式、表等があります▼。
JP62065505A 1987-03-19 1987-03-19 樹脂の製造方法 Pending JPS63230720A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011241314A (ja) * 2010-05-19 2011-12-01 Toyobo Co Ltd 脂肪族ポリエステルポリウレタン

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