JPS63230423A - 粉粒体の定量切出し制御方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は例えば高炉の羽口部等へ微粉炭等の粉粒体を
吹込む設備における粉粒体の定量切出し制御方法に関す
る。

技術的背景 近年、高炉技術の発展により羽目から高炉内へ補助燃料
として重油が吹込まれるようになり、さらに最近のエネ
ルギー事情を反映して、経済的観点から重油に替えて安
価な微粉炭を使用する試みが盛んに行なわれており、燃
焼効率の向上、燃料節減のため微粉炭の切出し、流量制
御方法の開発も進められている。

従来技術 微粉炭等の粉粒体の定量切出し方法としては、例えば複
数個の加圧タンクに粉粒体を貯留し、いずれかの加圧タ
ンクから共通の供給管に交互に粉粒体を切出すことによ
り連続供給を可能としたマルチタンク方式がある。

第１図は微粉炭吹込み設備の連続供給系を示す概略図で
、ここでは加圧タンクが３基の場合を例にとり説明する
。すなわち、吹込みホッパー（２）から加圧タンク（１
）に貯留された微粉炭は、各加圧りンクのロータリーフ
ィーダー（３）から切出され、共通の供給管（４）より
１段分配器（５）および２段分配器（６）等を経て高炉
（７）に圧送され、羽口（８）から炉内へ吹込まれる。

その際、従来の加圧タンクからの微粉炭の切出し方法と
しては、第４図に示すごとく、３基の加圧タンク（１−
１）（１−２）　［１−３）のうち、いずれか１基が微
粉炭切出し中で、他の２基は微粉炭・の受入れ中か、切
出し準備中であり、順次加圧タンクを切替えることによ
り、連続吹込みを可能とする方法である。すなわち、従
来は微粉炭の切出し、受入れを交互に行なって微粉炭を
連続的に供給する方法がとられている。

発明が解決しようとする問題点 しかしながら、従来の前記微粉炭の切出し制御方法では
、微粉炭の切出し能力は加圧タンク１基の能力（ロータ
リーフィーダー能力）で制限され、また加圧タンクの切
替時に切出し流量の変動が大きく、高炉操業に大きな悪
影響をおよぼす欠点があった。

この発明はかかる欠点を解消するためになされたもので
必り、微粉炭切出し能力のアップおよび切出し流量の変
動防止をはかった粉粒体の定量切出し制御方法を提案せ
んとするものである。

問題点を解決するための手段 この発明は従来の前記欠点を解消する方法として、複数
個の加圧タンクから同時にかつ連続して粉粒体を切出す
ことが可能な方法を提案したものであり、その要旨は、
粉粒体を貯留する複数個の加圧タンクから共通の供給管
に交互に粉粒体を切出すに際し、粉粒体切出し中の加圧
タンクが所定の在庫レベルに達すると、他の加圧タンク
から粉粒体の切出しを開始し、該加圧タンクからの粉粒
体切出し中に他の加圧タンクに粉粒体を受入れ、前記粉
粒体切出し中の加圧タンクが所定の在庫レベルに達する
と、前記粉粒体を受入れた加圧タンクより粉粒体の切出
しを開始することにより、複数個の加圧タンクより同時
にかつ連続して粉粒体を切出すことを特徴とするもので
ある。

以下、この発明方法を図面に基づいて説明する。

なおここでは、第１図に示す加圧タンク３基の場合を例
にとり説明する。

第２図は加圧タンクが３基の場合のこの発明の切出し制
卸方法を示すもので、加圧タンク（ｉ−ｉ）（１−２）
には粉粒体が所定量貯留され、加圧タンク（１−３）で
は所定の在庫レベルまで粉粒体が切出し状態にあるとき
、まず加圧タンク（１−１）の粉粒体の切出しを開始す
る。その後、加圧タンク（１−３）の粉粒体の切出しが
完了する一方、切出し中の加圧タンク（１−１）が所定
の在庫レベルに達すると、加圧タンク（１−２）の粉粒
体の切出しを開始する。

したがって、この時は加圧タンク（１−１）（１−２）
から粉粒体が切出されている。　そして、加圧タンク（
１−１）の粉粒体の切出しが完了するまでの間に、先に
切出しが完了した加圧タンク（１−３）に粉粒体を受入
れ、加圧タンク（１−１）の切出しが完了する一方、加
圧タンク（１−２）が所定の在庫レベルに達した時点で
加圧タンク（１−３）の粉粒体切出しを開始する。また
、加圧タンク（１−２）の粉粒体の切出しが完了するま
での間に加圧タンク（１−１）に粉粒体を受入れる。加
圧タンク（１−２）からの切出しが完了する一方、加圧
タンク（１−３）が所定の在庫量に達すると、加圧タン
ク（１−１）の粉粒体の切出しを開始し、加圧タンク（
１−２）に粉粒体の受入れを開始し、加圧タンク（１−
３）の切出しが完了するまでの間にその受入れを完了す
る。そして、加圧タンク（１−３）の切出しが完了する
一方、加圧タンク（１−１）が所定の在庫レベルに達す
ると、加圧タンク（１−２）の切出しを開始するととも
に、加圧タンク（１−３）への粉粒体の受入れを開始す
る。

すなわち、この発明方法は加圧タンクが３基の場合、常
に２基が粉粒体切出し中で、残り１基が粉粒体受入れ中
となるように粉粒体の切出し、受入れを順次行なう方法
である。したがって、常に所定量の粉粒体を連続して供
給することができる。

また、加圧タンク切替時は必ず他の１基が連続切出し中
であるため、切替時の流量変動も極めて少ない。

実　　施　　例 加圧タンク３基の微粉炭吹込み設備を有する２７００ｍ
３の高炉にこの発明方法を適用して微粉炭を−〇　− 吹込んだ場合の吹込み量の推移を、加圧タンク１基毎交
互に切出ず従来の方法と比較して第３図に示す。

第３図の結果より明らかなごとく、従来の方法ではロー
タリーフィーダーの切出し能力の制約から、最大１５Ｔ
／ｈｒの吹込みが限度でおり、また加圧タンクの切替時
の流量変動も非常に大きかったのに対し、本発明法（加
圧タンク２基同時切出し〉により吹込み能力が最大２５
Ｔ／ｈｒまで可能となり、さらに加圧タンク切替時の流
量変動もほぼ皆無となった。

発明の詳細 な説明したごとく、この発明方法によれば、複数基の加
圧タンクから連続して大量の粉粒体を供給することが可
能であり、かつ加圧タンク切替時の流量変動も大幅に軽
減できるので、例えば微粉炭吹込みを併用する高炉にお
いては、安定操業、燃焼効率の向上に大なる効果を奏し
、極めて有用性に富むものである。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例としての微粉炭吹込み設備
の連続供給系を示す概略図、第２図は同上の連続供給系
におけるこの発明の定量切出し制御方法を示す説明図、
第３図はこの発明の実施例における微粉炭吹込み量の推
移を示す図、第４図は従来の粉粒体の定量切出し制御方
法を示す説明図である。 １・・・加圧タンク、　　２・・・吹込みホッパー、３
・・・ロータリーフィーダー、 ４・・・供給管、　　　　５，６・・・分配器、７・・
・高炉、　　　　　８・・・羽口。 第１図 第２図 第３区 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 粉粒体を貯留する加圧タンクを複数個設け、各タンクか
   ら共通の供給管に交互に粉粒体を切出すことにより連続
   供給を可能とした粉粒体の定量切出し制御方法において
   、粉粒体切出し中の加圧タンクが所定の在庫レベルに達
   すると、他の加圧タンクから粉粒体の切出しを開始し、
   該加圧タンクからの粉粒体切出し中に他の加圧タンクに
   粉粒体を受入れ、前記粉粒体切出し中の加圧タンクが所
   定の在庫レベルに達すると、前記粉粒体を受入れた加圧
   タンクより粉粒体の切出しを開始することにより、複数
   個の加圧タンクより同時にかつ連続して粉粒体を切出す
   ことを特徴とする粉粒体の定量切出し制御方法。