JPS63228510A - 照明器具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明は反射体からの熱線反射を少なくした照明器具に
関する。

（従来の技術） 店舗などにおいて、売場やフロアなどを照明する場合、
天井に埋込まれた埋込形照明器具が用いられている。し
かし、一般にこの種照明器具はランプからの光を反射体
を用いて照射するもので、ランプから放射される熱線が
可視光線とともに反射して照射されるので、熱線によっ
て商品が変色や変形したりするおそれがある。

このため、ガラスからなる反射基体部に熱線透過、可視
光反射被膜を形成したいわゆるコールドミラーと称され
る反射体を用い、被照射面への熱線の照射を少なくした
ものが用いられている。

しかしながら、反射体をガラスで形成することは製造工
程が複雑となるとともに複雑な形状に形成することが困
難で、スポットライトなど外径寸法が小さく形状が単純
なものに多く用いられているが、埋込形照明器具などに
用いられる外径寸法が比較的大きい反射板をガラスで形
成することは困難をともなうものである。

ところで、近時金属の反射基体部に多層膜からなる熱線
遮断被膜を形成して被照射面に照射される光線から熱線
をなるべく除去するようにした反射体が提案されてきて
いる。

このものは、反射体の基体部を金属で形成するので、製
造が容易で大形のものも容易に形成することができ、埋
込形の照明器具の反射体などにも用いられる。

（発明が解決しようとする問題点） ところが、反射体の基体部に多層膜からなる熱線遮断被
膜を形成した反射体を用い−ることは、ランプからの光
が多層膜に入射する入射角に応じて反射光が短波長から
長波長へと変化する。

すなわち、ランプからの光が多層膜に入射する入射角が
大きいと多層膜をとおって反射して出てくる波長が長く
なるもので、たとえばランプの発光部の長さが長いもの
にあっては、発光部に近い反射面と遠い反射面とでは多
層膜への入射角度が変化する。そして、一般にこの種多
層膜はｎｄ＝λ／４（λ−反射光の波長、ｎ＝屈折率、
ｄ＝被被膜厚さ）として設計されている。したがって、
入射角が大きくなることは、ｎ：屈折率一定の場合、多
層膜をとおって反射して出てくる光の波長が長くなる、
つまりλ（反射光の波長）が大きくなる。このことは入
射角に応じてその反射光が短波長（青色）から長波長（
赤色）に変化する。

したがって、反射体を見たとき、ランプに近い部分たと
えば反射体の奥方とランプから遠い部分たとえば反射体
の投光開口側での反射光に色変化が生じ、見苦しくなる
おそれがある。しかも、埋込形照明器具における反射体
は器具の外径寸法を必要以上に大きくしないようにする
ためなどから投光開口側がほぼ垂直面に形成されること
から、この垂直部とランプに近い奥方のわん曲面反射面
とでは、その色の変化の程度が著しくなるとともにこの
垂直部分での反射によってまぶしく感じるものである。

本発明は上述の事情を考慮してなされたもので、被照射
面へ照＠される光線から熱線をなるべく除去するととも
に反射光の色の違いを減少させ、かつ、まぶしさを軽減
した照明器具を提供することを目的とする。

〔発明の構成〕

（問題点を解決するための手段） 本発明は基体部の表面に多層膜からなる熱線遮断被膜を
形成し下面に投光開口を有してなる反射体をランプと光
学的に対向して配設し、かつ、反射体の投光開口近傍に
グレア防止用の防御体を設けたことを特°徴とする。

（作　用） ランプから放射された光のうち、反射体に放射された光
は熱線が多層膜からなる熱線遮断被膜で捕捉され、反射
体で可視光が反射され、反射体で反射した光は熱線が充
分軽減され、被照射面には必要な可視光線が主に放射さ
れ商品の変形、変色などが良好に防止される。

そして、反射体はランプに光学的に対設され、かつ投光
開口近傍にはグレア防止用の防御体を設けているので、
反射体のランプからの光の入射角度め大小が少なく、反
射光の色変化が生じるおそれがなく、まぶ°しさも良好
に防止される。

（実施例） 以下、本発明の一実施例を第１図および第２図を参照し
て説明する。１は器具本体で、この器具本体１はたとえ
ば下面に開口２を有した箱状に形成され、天井面に埋設
されることを可とする。３はソケットで、このソケット
３は器具本体１の頂部内面に設けられている。４はソケ
ット３に装着されたランプ°で、どの２ンプ４は低圧ナ
トリウム。

ハロゲンランプ、白熱電球などを可とする。５は反射体
で、この反射体５は下面に器具本体１の開口２に対向す
る投光開口６を有するとともに頂部にランプ挿通孔７を
有してわん曲面状に形成され、上記ランプ４に光学的に
対向して配設されている。

この反射体５は本実施例では第２図に示すようにアルミ
ニウム、　＆ｒＡ板、ステンレスなどの金属板からなる
基体部８、この基体部８のランプ４に対向する表面に多
層膜からなる熱線吸収被膜で形成された熱線遮断被膜９
を形成し、この熱線遮断被膜９め表面に多層膜からなる
熱線透過、可視光反射膜１０を形成してなる。１１はグ
レア防止用の防御体で、この防御体１１はアルミニウム
などで筒状に形成された金属基体１２に波状の凹凸を形
成し、黒色塗装を施したものを可とし、上面開口１３を
反射体５の投光開口６に連設して設けられている。本実
施例において防御体１１は器具本体１の開口２周縁を覆
う枠体１４に載置状態で装着され、この防御体１１の上
端に反射′体５が載置状態で装置されている。

１５は枠体１４を器具本体１に着脱可能に装着する取付
具である。

つぎに本実施例の作用について説明する。ランプ４を点
灯すると、光が周囲に放射され、そのうち反射体５に放
射された光は熱線が熱線透過、可視光反射膜ｌｌ１ｉｏ
を透過し、熱線遮断被膜９で捕捉され、可視光が多層膜
からなる熱線透過、可視光反射膜１０で反射され、投光
開口６からランプ４からの直射光とともに照射される。

したがって、反射体５で反射した光は熱線が充分軽減さ
れる。そして、反射体５はわん曲面状に形成されている
のでミ多層膜をとおって反射される光の波長の変化が少
なく、反射光の色が変化することが少なく見苦しさが軽
減される。

しかも、反射体５の下方には防御体１１が設けられてい
るので、照明器具を斜下方から見上げた場合まぶしさが
軽減される。

本発明を上述の実施例に基づいて説明したが、本発明は
種々の実ｉ態様を許容する。たとえば、反射体５と防御
体１１とは第３図に示すように、ねじ１６でねじ止゛め
しでもよく、また、第４図に示すように、かしめ１７で
°結合してもよい。ざらに、反射体は基体部をガラスで
形成し、この基体部に多層膜からなる熱線透過被膜で熱
線遮断被膜を形成したものであってもよい。ざらにまた
、防御体は合成樹脂で形成したものであってもよい。

〔発明の効果〕

以上詳述したように、本発明は基体部の表面に多層膜か
らなる熱線遮断被膜を形成し、下面に投光開口を有した
反射体をランプと光学的に対向して配設し、かつ、反射
体の投光開口近傍にグレア防止用の防御体を設けたので
、反射体からの熱線反射を少なくできるとともに波長変
化による色変化が良好に防止でき、かつ、まぶしさも軽
減できる。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は本発明の一実施例を示し、第１図
は照明器具の一部切欠側面図、第２図は反射体の一部拡
大断面図、第３図および第４図はそれぞれ本発明におけ
る反射体と防御体との取付手段を概略的に示す要部断面
図でおる。 ４・・・ランプ、５・・・反射体。 ８・・・基体部、９・・・熱線遮断被膜。 ６・・・投光開口、１１・・・グレア防止用の防御体。 第　　　１　　　図 ９熱線遮断波膜 第　　　２　　　図 １、事件の表示 昭和６２年特許願第　６２２５１　　号２、発明の名称 照明器具 ３、補正をする者 事件との関係　　　特許出願人 東京都港区三田１丁目４番２８号 （３７５）東芝電材株式会社 代表者　鶴　尾　勉 ４、代　理　人 〒２３７ 神奈川県横須賀市船越町１丁目２０１番地ノ１５、補正
の対象 明細書および図面 ６、補正の内容 （１）明細書全文を別紙のとおり訂正する（浄書、内容
に変更なし）。 （２）図面を別紙のとおり訂正する（浄書、内容に変更
なし）。 １．ζへ　　　　　以上

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）ランプと、 基体部の表面に多層膜からなる熱線遮断被膜を形成し下
   面に投光開口を有して上記ランプと光学的に対向して配
   設された反射体と、 この反射体の投光開口近傍に設けられたグレア防止用の
   防輝体と、 を具備したことを特徴とする照明器具。
2. （２）前記反射体は基板部を金属で形成し、この金属基
   板部の前記ランプに対向する表面に熱線吸収被膜からな
   る熱線遮断被膜を形成し、この熱線遮断被膜の前面に熱
   線透過可視反射被膜を形成してなることを特徴とする特
   許請求の範囲（１）記載の照明器具。
3. （３）前記防輝体は筒状をなし前記反射体の投光開口縁
   に連設したことを特徴とする特許請求の範囲（１）また
   は（２）記載の照明器具。