JPS63228507A

JPS63228507A - 照明器具

Info

Publication number: JPS63228507A
Application number: JP6317187A
Authority: JP
Inventors: 橋川　享昭
Original assignee: Sekisui Chemical Co Ltd
Current assignee: Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date: 1987-03-17
Filing date: 1987-03-17
Publication date: 1988-09-22

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、照明器具に関する発明で、特に発光体への給
電技術に関する。

（従来の技術）従来、照明器具は、天井や壁に固定される固定タイプの
もの、天井から吊り下げられるペンダントタイプのもの
、床に置かれるスタンドタイプのものが知られている。

（発明が解決しようとする問題点）しかしながら、固定タイプの照明器具は、電球や蛍光灯
等の発光体と電源とを接続するための電気配線を天井や
壁内に隠すのは容易であるが、インテリアとしての装飾
性には欠けるものであった。

それに対し、ペンダントタイプやスタンドタイプの照明
器具にあっては、装飾性が考慮されたものは多く見られ
るが、電気配線が露出することによって全体の美観が損
なわれないようにするために、発光体を支持する支持体
の構造が形状及び材質上の制約を受けていて、デザイン
の幅が狭まっているという問題点があった。

（問題点を解決するための手段）本発明は、上述のような問題点を解決することを目的と
してなされたもので、この目的達成のために、本発明で
は、複数の相互に交差しない導電線を透明電気絶縁材料
からなる基体部に配設して導電性透明体が構成され、該
導電性透明体を用いて形成された支持体に発光体が取り
付けられ、該発光体は、前記導電性透明体内の導電線を
給電手段としている照明器具とした。

（作　用）従って、本発明の照明器具では、導電性透明体を用いて
支持体が形成されると共に、前記支持体に取り付けられ
た発光体が、導電性透明体内の、目ではほとんど認識す
ることができない極細の導電線を給電手段としているた
めに、支持体は給電手段側から制約を受けることなく自
由な形状にすることができる。

ま・た、発光体が、導電性透明体が提供する透明空間の
中で給電手段なしに独自に発光しているような意外性を
演出することができる。

（実施例）以下、本発明の実施例を図面により詳述する。

まず、第１図〜第４図に示す第１実施例の構成について
説明する。

本実施例の照明器具は、第１図に示すように、蛍光灯ｌ
を支持する支持体２が基盤３に一体的に取り付けられた
スタンドタイプの照明器具で、前記支持体２には逆Ｊ形
に成形された導電性透明体１０が用いられている。

前記導電性透明体ｌＯは、第３図に示すように、無彩色
もしくは有彩色の透明電気絶縁材料（樹脂、ガラス等）
からなる基体部１１に、導電メツシュ１２を埋設したも
のである。

基体部１１は、透明絶縁材料からなる二枚の透明板１３
．１４によって構成されている。これら二枚の透明板１
３．１４の構成材料は、同種であっても異種であっても
よい。

導電メツシュ１２は、前記二枚の透明板１３゜１４の間
に配設されており、第４図に示すように、平行に並設さ
れた電気絶縁線１６を組材として、該電気絶縁線１６に
直交させて複数の導電線１５を平行に組み込むことで、
網状に構成されている。

前記導電線１５は、直径または幅０．ｂｗ−以下の極細
素線によって形成されており、この素線は、金線、銀線
、銅線、亜鉛線、ステンレス線等の金属素線から形成さ
れる他、ポリエステル線等の樹脂素線の表面に金属を蒸
着もしくはメッキすることによって形成される。

また、電気絶縁線１６も、直径または、帽０．１層薦以
下の極細素線によって形成されており、この素線は、ポ
リエステル線、ナイロン線等の樹脂素線によって形成さ
れる。

上述のように、導電性透明体ｌＯが用いられた支持体２
は、導電メツシュ１２を構成する導電線１５及び電気絶
縁線１６として極細素線を用いているために、全体が無
彩色もしくは有彩色の透明体としてみえる。

尚、隣接する導電線１５の間隔及び隣接する電気絶縁線
１６の間隔は、見る人の透明感を考慮して設定される０
例えば、直径０．１ｍｍ程度の導電線１５及び電気絶縁
線１６を用いる場合には、隣接する各線の間隔は、それ
ぞれ１０ｍ１程度以上に粗く設定するのが望ましく、ま
た、直径２０弘曹程度の導電線１５及び電気絶縁線１６
を用いる場合には、隣接する各線の間隔は、ＩＩｌ■程
度に密に設定することができる。

蛍光灯ｌは、前記支持体２の先端部に形成された凹部２
１に配置され、正端子及び負端子が、それぞれ導電性透
明体ｌＯ内の異なる導電線１５に接続されている。尚、
蛍光灯１の端子を導電線１５に接続する際には、基体部
１１を構成する透明板１３．１４の一部を溶剤等により
溶かして、基体部１１に埋設されている導電線１５の一
部を外部に露出させて接続する。

また、これらの導電！１１５は、それぞれ基盤３内に内
蔵されたコイルコード等を介して電源に接続されている
。

従って、蛍光灯ｌを、導電線１５を給電手段として点灯
させることができる。

尚、複数本の導電線１５を基体部１１から取り出し、一
括して蛍光灯１に接続して、蛍光灯ｌに給電される電流
量を増やし、光度を大きくすることも可能である。

このように、本実施例の照明器具は、支持体２に導電性
透明体１０を用いると共に、前記支持体２に取り付けら
れた蛍光灯３が、導電性透明体１Ｏ内の目ではほとんど
認識することができない極細の導電線を給電手段として
いるために、蛍光灯１が、支持体２が提供する透明空間
の中で給電手段なしに独自に点灯しているような意外性
を演出できる。

更に、支持体２に用いられた導電性透明体１０の中の導
電メツシュ１２は、透明電気絶縁材料からなる透明板１
３．１４に両側から挟まれていて表面には露出していな
いため、感電防止されていて安全である。

また、第１図に示すように、蛍光灯１が下向きになるよ
うな構造あるいは使用状態にすることは、感電防止によ
り効果的である。

次に、第２実施例〜第４実施例について説明する。

尚、第２実施例〜第４実施例を説明するにあたり、第１
実施例と同様の構成には同じ符号を付けて説明を省略す
る。また作用についても第１実施例と同様の作用は説明
を省略する。

まず、第２実施例は、第５図に示すように、逆り形に成
形された導電性透明体１０を支持体４とし、前記支持体
４の先端部下面に五つの電球５（５ａ、、５ｂ・・・・
・・、５ｅ）が取り付けられた例である。

前記電球５は、それぞれ独立してその正端子及び負端子
が導電性透明体１０内の導電線１５に接続されており、
その接続された導電線１５を給電手段としている。

従って、第６図に示すように、各電球５について導電線
１５と電源５１との間に独立してスイッチ５２　（５２
ａ、５２ｂ、・−・・・、５２ｅ）を設けることにより
、両端の電球５ａ、５ｅは消灯させて中玉つの電球５ｂ
、５ｃ、５ｄのみ点灯させる等、点灯させる電球５の数
を操作して光度を調整することができる。

次に、第３実施例は、第７図に示すように、平板状の導
電性透明体１０による支持体６が棒部材７によって天井
等から吊り下げられる吊り下げタイプの照明器具である
。

前記支持体６には、中側の長穴６１が二列に配列して開
口されており、各長穴６１には蛍光灯１が装着されてい
る。

従って、各蛍光灯１について第２実施例と同様に、独立
してスイッチを設けることにより、点灯させる蛍光灯１
の数を操作して光度を調整することができる。

次に、第４実施例は、第８図に示すように、ペンダント
タイプの照明器具で、この照明器具は、半球状に成形さ
れた導電性透明体１０が支持体８とされ、その内面に発
光ダイオード９が取り付けられたものである。

この支持体８は、電気コード８１によって吊り下げられ
た電球８２に取り付けられており、導電性透明体１０内
の導電線１５は、前記電球８２と同様に電気コード８１
を介して電源に接続されている。

従って、支持体８に取り付けられた発光ダイオード９が
、支持体８が提供する半球状の透明空間で給電手段なし
に発光しているような意外性を演出することができる。

また、この実施例にあっては、種々の大きさ及び色の発
光ダイオード９を複数用いることにより、発光ダイオー
ド９で星座のイメージを演出することができるし、また
、発光ダイオード９をいくつかのグループに分けて交互
に点滅させる等のスイッチ操作によっても装飾性を高め
ることができる。

尚、この第４実施例は、電球８２を設けずに、支持体８
に取り付けられた発光ダイオード９のみを光源とする補
助照明として使用してもよい。

以上、本発明の実施例を図面により詳述してきたが、具
体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、本発
明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発
明に含まれる。

例えば、実施例では、蛍光灯、電球９発光ダイオードを
用いたが、これらにかえて、エレクトロルミネセンス、
ネオン管、蛍光放電管等を用いてもよい。

また、導電性メツシュは基体部の一方の表面寄りに偏在
させてもよいし、基体部の表面に熱融着等によって半分
埋設したり、接着する等によって露出させてもよい、こ
のような、導電性透明体の態様及び導電性透明体内の導
電メツシュの態様は、本願出願人が先に出願した特願昭
６２−５５８５号を参考にされたく、ここでは省略する
。

更に、実施例では、導電線が電気絶縁線に組み込まれて
なる導電メツシュを基体部に配設したが、導電線のみを
相互に交差しないように平行状に基体部に配設してもよ
い。

（発明の効果）以上説明してきたように本発明にあっては、支持体の形
状が給電手段側から制約を受けることなく自由であるた
め、デザインの幅を広げることが可能になるという効果
が得られる。

また、発光体が導電性透明体の提供する透明空間の中で
給電手段なしに独自に発光しているような意外性も演出
できるという効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明第１実施例の照明器具を示す斜視図、第
２図は第１実施例の照明器具の縦断面図、第３図は導電
性透明体の断面図、第４図は導電メツシュを示す平面図
、第５図は第２実施例の照明器具を示す斜視図、第６図
は第２実施例の照明器具に用いられた回路図、第７図は
第３実施例の照明器具を示す斜視図、第８図は第４実施
例の照明器具を示す斜視図である。ｌ・・・蛍光灯（発光体）２．４，６．８・・・支持体５・・・電球（発光体）９・・・発光ダイオード（発光体）１０・・・導電性透明体１１・・・基体部１５・・・導電線

Claims

【特許請求の範囲】

（１）複数の相互に交差しない導電線を透明電気絶縁材
料からなる基体部に配設して導電性透明体が構成され、該導電性透明体を用いて形成された支持体に発光体が取
り付けられ、該発光体は、前記導電性透明体内の導電線を給電手段と
していることを特徴とする照明器具。