JPS63228427A - 光情報ピツクアツプ装置 - Google Patents

光情報ピツクアツプ装置

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JPS63228427A
JPS63228427A JP62061534A JP6153487A JPS63228427A JP S63228427 A JPS63228427 A JP S63228427A JP 62061534 A JP62061534 A JP 62061534A JP 6153487 A JP6153487 A JP 6153487A JP S63228427 A JPS63228427 A JP S63228427A
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JP
Japan
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lens
optical
hologram element
hologram
light source
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JP62061534A
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English (en)
Inventor
Makoto Kato
誠 加藤
Isao Sato
勲 佐藤
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、光ディスクあるいは光カードなど、光もしく
は光磁気媒体上に記憶される光学情報を記録・再生する
ピックアップ装置に関する。
従来の技術 高密度・大容量の記憶媒体として、ピット状パターンを
用いる光メモリ技術は、ディジタルオーディオディスク
、ビデオディスク、文書ファイルディスク、さらにはデ
ータファイルと用途を拡張しグつ、実用化されてきてい
る。ミクロンオーダに絞られた光ビームを介して情報の
記録再生が高い信頼性のもとに首尾よく遂行されるメカ
ニズムは、ひとえにその光情報をピックアップする構成
、とりわけその光学系に因っている。光情報ピックアッ
プ装置(以下OPUと略す)の基本的な機能は、(+)
回折限界の微小スポットを形成する集光性、び(iii
)同トラッキング制御の3種類に大別される。
これらは目的、用途に応じて、各種の光学系ならびに光
電変換検出方式の組合せによって実現されている。第6
図は、従来のOPUの一例を示す模式図である。通常T
E0゜モードで発振する半導体レーザ光源1からの発散
波面(電場:水子偏波)をコリメートレンズ2で平行ビ
ームとし、偏光ビームスプリッタ3で左方の四分の一波
長板(%λ板)4に選択反射する。ハλ板を通過した円
偏光波面は、集光レンズ系6で大略1μm程度のスポッ
トに絞られ、光デイスク媒体面6上に到達し、ピット状
パターンを照射する。媒体面eで反射・回折された光束
は、再び集光レンズ系6を逆に進んで四分の一波長板4
を通過すると垂直偏波の平行ビームとなり、偏光ビーム
スプリッタ3を透過してプリズムハーフミラ−7で2方
向に分割される。一方の反射光は集光レンズ9、ならび
に非点収差を付与する円柱状レンズ1oを通って四分割
フォトディテクタ11に入射し、焦点制御信号に変換さ
れる。他方の透過光は、ファーフィールドパターンのま
ま、トラッキング制御信号検出用の二分割フォトディテ
クタ8に入る。
ここで、%λ板4は、偏光ビームスプリッタ3と組合わ
せることによって、光量の利用効率を高めることと同時
に、半導体レーザへの戻り方を抑圧して、信号光成分に
不要なノイズが増加しないための工夫である。しかし、
再生専用ディスクのOPUでは、光量設計に余裕があり
、%λ板と偏光ビームスプリッタを省くことが可能であ
り、とくに小型化、低価格化のためには、部品の省略。
複合化が計られている。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、再生専用OPUにおいても、ビーム分割
手段、非点収差あるいはナイフェツジ法などによる焦点
制御手段、またトラッキング制御手段を独立、もしくは
結合して構成する必要がある。そのために従来用いられ
てきた光学部品は、ビームスプリッタ、レンズ、プリズ
ム等いずれも大量に製作・組立・調整することは容易で
なく、小型化、低価格化、量産性、高信頼性の面で問題
があった。
これらの問題が生じる共通の理由として、第1に高精度
の平面あるいは非球面を要する光学部品は、多くの工程
を経て初めて所望の加工が実現されるのでプレス手段等
を用いるが如き生産が一般に困難であること、第2に多
数の部品を組み合わせて所定の総合性能を発揮させるた
めには、組立・調整にも多くの時間と複雑な検査・測定
装置を要すること、第3に部品の小型化に限界があると
ころから、全光学系の小型化にも大きな制約があった。
これらの問題を部分的に解決する方法として、たとえば
、第6図のコリメートレンズ2(あるいは9)をフレネ
ルレンズで構成し、金型を用いてプレス加工成形する技
術が開発されてきている。
しかし、これは部品点数の削減にはならず、面数がより
多い部品であるプリズム形ビームスプリッタなどは置き
換えられないまま残される。また、加工精度の限界から
もっとも高性能な集光を要求されるレンズ5も代替され
得ない。
上述の理由は、複合機能を有する光学素子を導入するこ
とにより解決されるとして、第7図Φ)に示すごときホ
ログラム素子21を集光レンズ6に接近させて配置する
試みも最近報告されている。
((1)木材、小野、須釜、太田;61年秋季 応用物
理学会予稿集、 30p−ZE−1、p、227(19
86)。(2)同;第22回微小光学研究会講演論文;
 vol、4 (1986) p、38 )。従来、ホ
ログラム記録に適した波長域(λ1:4oo〜500n
m)で素子を作成し、OPU光源として適する近赤外あ
るいは赤色レーザ(λ2:〜800nm 、633nm
  )で再生すると、ホログラムのレン父作用に対して
顕著な収差が発生し、その補正が困難であった。そこで
、ホログラム素子は、第7図(、)に示すような光学系
を用いて2点P1゜P2と参照光源Rとの干渉縞(実際
にはホログラム面の片側半分には波面230と231、
残る片面に波面230と232との干渉縞)をξ−η而
で形成した、いわゆるレンズレスフーリエ変換ホログラ
ム系の考え方で設計されており、「ウェッジブリズム法
」あるいは「ダブルナイフェツジ法」と等価な効果を有
するようにホログラム素子21は211と212の部分
に2分割した形で、電子ビーム描画によって実現される
。こうすると、確かに使用する光源1の設計波長λ2に
限っては、無収差のホログラムレンズ21が作成でき、
しかも、光源の若干のスペクトル幅の変動に対する収差
がビーム検出器(フォトディテクタ)22の光電変換面
上に現われても、4分割光電変換面221゜222.2
23.224を用いたプッシュプル法で変動を実用上支
障ない範囲に押えることが可能となる。しかし、第6図
において、電子ビーム描画が可能な素子21のパターン
は、格子や双曲線形状のような単純パターンの場合に限
定され、もっと一般のホログラム系を精度よく形成する
技術は全く開示されていない。
本発明は、OPUの焦点ならびにトラッキング制御を安
定に実現する複合機能形のホログラム素子を提供するも
のであシ、電子ビーム描画とか特定゛波長での記録再生
といった制約を課することなく、もっと一般的な光学原
理に立脚したホログラム素子を用いて簡単化された光学
系を構成可能ならしめる。
従来開示されているピックアップ用ホログラム素子と本
発明になるホログラム素子との相違については、以下の
説明で順次、具体的に明らかにされる通りであるが、こ
こで、特に複合機能の面から見た従来素子の制約と本発
明の目的とするところを対比して要約すると次のように
なる。−(1)入射・反射光分離手段として両者とも機
能するが、焦点誤差ならびにトラッキング誤差検出に用
いられる光ビームとして従来のホログラム素子は、「ウ
ェッジプリズム法」(あるいは「ダブルナイフェツジ法
」)の、それも特定の一光学系構成に限定される。本発
明は従来開発されている光学系機能、とりわけ「非点収
差法」をピックアップ設計の必要に応じて基本的に代替
するホログラム素子の実現を目的としている。
(2)従来ホログラム素子は、集束パワーとしてのレン
ズ機能を極力抑えた「レンズレスフーリエ変換型ホログ
ラム」として構成されたが、ピックアップ光源の設計波
長λからのわずかな波長ずれ(Δλ=±20nm)  
に対してもフォーカスオフセットを生じ、半導体レーザ
のロットによる波長ずれを調整するためにフォトディテ
クタを光軸方向に位置調整するめんどうな工程を設ける
必要があった。本発明では、ホログラム素子に集束パワ
ーは付与しないレンズフーリエ変換型として任意波長で
ホログラム素子を設計・製作でき、光軸方向での前記位
置調整は不要とされる。
問題点を解決するための手段 本発明は上述の問題点を解決するために、半導体レーザ
の如キコヒーレント光源と、フヒーレントビームを微小
スポットに収束する光学系と、非点収差を有する波面を
所定の搬送波周波数方向とともにビーム制御用手段とし
て記録したレンズフーリエ変換型ホログラム素子とを組
合わせることによって、所定形状の光電変換面上に所望
のビーム制御用ならびに再生情報の信号を得られる構成
を備えたものである。
作   用 レンズフーリエ変換ホログラムの特質については、文献
((3)rホログラフィによる漢字メモリ」。
加藤、藤戸、佐藤;画像電子学会 研究会予稿79−0
4−1 (1979、11、)(4)”5peckle
reduction in hoLoqxaphy−−
−−−−”、 M、 Kato etal;アプライド
 オプティクス(Apl)1.0pt−)>14(19
75)1093)等に詳しく報告、解析されているよう
に、一般画像の記録再生光学系に適用された実績(@「
光学式漢字編集処理システム」佐藤他:電子通信学会研
究会資料、EC78−sa(1s7a)47)を有する
が、本発明では、ビーム制御用手段として実用上支障な
い限り、再生光学系光軸近傍波面についてフーリエ変換
が成立すればよく、ホログラム素子からの波面再生に用
いるレンズは、コリメートレンズで代用できるし、ある
いは単にホログラム素子を収束球面波で照射するだけで
、その集光面上に所望の再生像を得ることが可能である
本発明では、上述の構成を備えることによって以下の如
く問題点を解決している。
(1)ホログラム素子の作成過程では、ホログラム記録
に適したコヒーレント光源の波長λ1を用いて非点収差
波面のレンズフーリエ変換型のホログラム記録系を用い
、したがって、(2)OPUの光学系では、半導体レー
ザなど所与の光源波長λ2に対してほぼ無収差の収束レ
ンズを用い、もしくは等価な収束波面をホログラム素子
に照射することで焦点ならびにトラッキング制御に必要
な所望の波面を光電変換面(フォトディテクタ)上に形
成でき、 (3)さらにまた、光源のコヒーレント変動に対する対
策として前記光電変換素子の7オトデイテクタ領域境界
の方向にホログラムの搬送波空間周波数方向が一致する
ごとくホログラム記録光学系の参照波光源位置を設定し
、マルチ発振光源の使用も可能であり、複合機能の発揮
には、(4)ホログラム素子からの再生像、とくに非点
収差を有する収束ビームを焦点制御用あるいはトラッキ
ング制御用に、また、ホログラムからの0次透過光成分
は、ファーフィールド位置で直接トラッキング制御用に
利用することができる。
実施例 第1図は、本発明の一実施例によるOPU装置の概略構
成を示す。1は短波長の半導体レーザ(波長λ2−=8
00nm)、2はコリメートレンズ(焦点距離f C=
 201’lF )、3はプリズム型偏光ビームスプリ
ッタで、光源からの入射光は、すべて左方の%λ板4に
反射され、集光レンズ5(開ロ数NA=0.5.焦点距
離fp=4fi)で約1μiφ程度の微小スポットを光
ディスクe上のビット面(たとえば、ビット60の上)
に形成する。ビット面で反射・回折された光ビームは、
再びレンズ6、ハλ板4を通過して、往きの光路とは偏
光面が90°回転した状態で偏光ビームスプリッタ3を
真すぐ透過して、ホログラム素子12に入射する。素子
12は、次に述べるような非点収差波面のレンズフーリ
エ変換型ホログラムであって、1次回折光が集光レンズ
9(焦点距離12=20fl、NA=o、1)で絞られ
、すなわち、回折された再生波面の一方がレンズ9によ
ってフーリエ変換され、非点収差を含むスポット像を四
分割フォトディテクタ11の光電変換面に生じる。
他方、素子12を透過した0次回折光は、ファーフィー
ルドパターンを2分割フォトディテクタ8上に形成する
上記構成において、本発明のOPUとしての動作と特徴
は、ホログラム素子12を製作する光学系を説明するこ
とにより明らかとなる。第3図は本発明の第1のポイン
トである、非点収差波面を正確に記録・再生できるホロ
グラムとして実現する光学系の概念図である。同図aの
如く波長λ1のコヒーレントな平行ビーム13を集光レ
ンズ61で絞る光圧中に円柱状レンズ10(円柱軸がx
2方向で、x2は後述のxl  と平行に設ける。)を
配置し、互いに垂直な方向に向いた線状の集束ビーム1
01,103およびその中間位置にほぼ円形状のビーム
102を得る。ビーム101にスリット101o(スリ
ット幅ε、およびεア)を挿入して円柱レンズ10の球
面収差を補正することも可能である。いま、ビーム10
2の中心はフーリエ変換レンズ5oの前側焦点面X1−
Y1座標面上の原点にあるとしておく。この光学系は、
従来、光ピツクアップ光学系で非点収差を発生するため
に用いられるのと同様のものを一枚のホログラム素子に
変換するものであるが、ここで重要なことは、第1にフ
ーリエ変換レンズ50(焦点距離11)を介して、前記
非点収差を含む円形状ビーム102のフーリエ変換波面
をレンズ60の後側フーリエ変換面(ξ1−η1座標で
表示)にと9出して、収差を含まない別の平面波と重ね
合わせることによって、いわゆるレンズフーリエ変換型
のホログラム素子12を作成する。上記の参照波は、フ
ーリエ変換レンズ6oの前側焦点面の所定位置(点)1
6から発散する無収差の球面波を用いる。
参照波は、平行ビーム13と互いに可干渉な平行ビーム
14をレンズ16で収束して容易に得られるが、ここで
第2の構成要件として、点16とX −Y  の原点を
結ぶA−A’方向がY1軸となす角度θ=450として
、ホログラムの搬送波周波数方向を後述のフォトディテ
クタ分割方向に一致させている。
さて、このようにして記録されたホログラム素子12を
、第3図中)に示すような光学系に配置して波長λ2の
平行ビームで照射すると、フーリエ変換機能を果すレン
ズ9(焦点距離f2)の後側焦点面(X2−Y2座標で
表示)には非点収差を含む波面の再生像1o21と、そ
の共役像1022がx2−Y2座座標点に関して互いに
対称の位置関係で再生され、各スポット像の前、後方向
には水平(x2軸方向)もしくは垂直方向(Y2軸方向
)の線状パターン1011.1031および1012 
1o32が得られている。共役波面同志であるので一方
は垂直方向の線状像1031がレンズ5に近い位置にあ
シ、他方は水平方向の像1o12が並んで現われる。
第4図は、第3図で示した光学系にもとづく第1実施例
の動作原理を、焦点制御用光電変換素子11上に生じる
ビーム形状の面から説明している。
すなわち、いま第4図(−)で、集光レンズ6によって
絞られたビームが、光ディスクのピット面6゜から前後
に微小距離Δaだけ離れている(焦点合わせ誤差を生じ
ている)とき、ホログラム素子12を通って回折された
ビーム1o21あるいは1022は、フォトディテクタ
上で同図中)もしくは(場のような形状となる。同図(
c)は、丁度焦点が合ったときの様子を示している(X
/  Y/ は各々x2.Y22=   2 に平行な座標軸)。焦点制御信号εは、四分割フォトデ
ィテクタの各セクタ111〜114に対応する信号出力
成分を各々s1.s2.s3.s4として、御が実行可
能である。
トラッキング信号Iは、光ディスクのトラッキングサー
ボ方向をx′2軸方向として T=32−34       ・・・・・・・・・・・
・・・・(噂から得られるが、サーボの安定性を優先的
に考慮すると、第1図8のように、ファーフィールドパ
ターン(ホログラム素子12の0次回折光成分)を利用
して別のフtトディテクタか−ら検出する方法が、より
望ましい。
なお以上の説明で、非点収差は円筒状レンズによるもの
を利用したが、適当な別の非球面素子を用いてホログラ
ム素子を作成してもよい。また、本実施例では、光源に
半導体レーザを想定したが、他のコヒーレントな光源、
たとえばHe−Neレーザとか、あるいは、半導体レー
ザを非線形媒質に導いて得られる高調波発生にもとづく
光波もしくは、場合によっては準単色光を発する発光ダ
イオード等を用いてもよい。半導体レーザは、その構造
によっては、発振中に注入電流、あるいは温度変動など
により士snm程度のスペクトル幅にわたって発振波長
の変動が見られる。そのような場合の対策として半導体
レーザ発振の駆動を高周波(数百メガヘルツ程度)で行
なって光源のスペクトルが、第6図(、)のように中心
波長λ。に対して複数個の発振スペクトル@1Δλ1に
わたってほぼ対称に分布しているものを用いることによ
って安定動作可能となる。すなわちホログラム素子12
の搬送波周波数の方向は第6図(ロ)、 (、) 、 
(d)に示すように2オドデイテクタ11の分割線11
6の方向に一致させであるので2オドデイテクタ11上
に集光するビームは、波長幅に対応してディテクタ分割
線116上に分布することになる。フォトディテクタ1
1上には、この分割線116に直交する如くもう一つの
分割線115が設けられている。各波長成分に対応して
集光するビームの様子を第8図は説明している。同図(
、)のようなスペクトルλ。±dλを同時発振している
と見なせる光源に対して、フォトディテクタ上に得られ
る集束ビームは、合焦点のときは第8図(C)のごとく
、ディテクタ分割線116を「長軸」とし、他の分割線
116を「短軸」とする楕円パターン状となり、(1)
式のε=0は保持される。(功式についても同様に、Δ
λ\0であってもトラッキング制御に支障は生じない。
第2図は本発明の第2実施例を説明する概念図である。
本実施例では、第3図で説明した非点収差波面のフーリ
エ変換ホログラム素子12へ、光源1からの発散球面波
が直接入射し、その0次透過光が光デイスク側へ集光す
る構成をとっておシ、光ディスクからの反射・回折光は
、集光レンズ6を通って、収束球面波となる。ホログラ
ム素子は、レンズフーリエ変換形であるから、ホログラ
ムの搬送波はそれへ入射する完全な球面波に対しては、
その光軸を一定角度偏向する作用を有しかくして、前記
収束球面波の回折された成分は、第1図のレンズ9がな
くてもフーリエ変換されて首尾よく7オトデイテクタ1
1の光電変換面に集中し1.焦点制御信号が正しく得ら
れる。ただし、第2図(、)に示すよう、収束位置は、
ホログラム素子中心から見て、光源1迄の距離を半径と
する円弧上(レンズ5の光軸から角度aだけ回転した位
置)になる。
本実施例でも、トラッキング制御は四分割フォトディテ
クタ11から得てもよいが、第2図に示したごとぐホロ
グラム素子12から回折される共役成分の一方を二分割
フォトディテクタ17にほぼファーフィールドで入射さ
せる構成としている。
第2図で、光源1の波長が設計値λ2に対してΔλだけ
のずれを生じた場合でも、フォトディテクタの光電変換
面が、図中点線で示す円弧上に沿う円柱面に沿って配置
されればフォーカスオフセットは容易に調整される。同
図で二分割フォトディテクタ17は、はぼファーフィー
ルドのパターンを光゛准変換面171,172で検出し
ているが、Δλのずれに対しては同様の調整を行なえば
よい。光軸方向への微調整に比べて、円弧上をスライド
する構造は、調整が容易である。以下の実施例で、再生
用レンズを使わず、集束ビーム光路中にホログラム素子
を配置する構成に対して、すべて上記のこ゛とが嵌まる
。第2図の構成を使う場合は、フォトディテクタ11を
、分割線116が、ゆるやかな円柱面のわん曲面上にあ
る如く設計することにより、フォーカスオフセットをさ
らに抑圧することができる。
第2実施例においては第1実施例に比べて光学系の部品
点数を更に大幅に削減しておシ、光ディスクからの反射
もしくは回折光から得られる光量が充分大きい場合、あ
るいは信号検出に高い信号対雑音比を要しない装置にお
いてはホログラム素子12の回折効率を最適化すること
により小型軽量化と経済化に多大の効果をあげうる。な
お第2図で光源1から素子12に入射する光ビームが素
子12で回折されて一対の共役像をレンズ5の側に生じ
るが、第2図(−)に示すようにビーム121゜122
はレンズ6とホログラム素子12との距離dを適当に設
計することによって無害な光ビーム(同図点線の光路)
となる。
ホログラム素子12は、一度記録された素子の格子状パ
ターンを複製が容易な金型に転写し、さらに樹脂あるい
は硝子材料を用いたレプリカ製作により大量の均一な素
子を安価に得ることができ、光情報ピックアップ装置の
設計・製作上多大の効果を有するものである。複製され
るパターンがフーリエ変換型であるので、金型をイオン
ビーム加工等によってブレーズ化することが可能であり
、フレネルゾーンプレートのブレーズ化技術(何台。
窪田、西田;第18回微小光学研究会講演論文;vol
 3 (1985) p、33 )に比べてレプリカ素
子の回折効率を容易にブレーズ化させうる。すなわちほ
ぼ平行な格子状パターンからなるホログラム全面に斜方
よりビーム照射を施すことができる。
本発明の実施例としては、光デイスク光学系のビーム制
御系を中心に述べたが、記録・再生両機能を備えた光学
系、さらに光磁気記憶・再生方式における光情報ピック
アップ装置としても適用できることは勿論である。また
、光情報記憶媒体の記録密度が、ピットサイ〆で5ない
し10μm程度以上でよい光カードなどに適用する場合
は従来の半導体レーザに比べてスペクトル幅が相対的に
広が゛った準単色光源の使用も可能である。
発明の効果 以上の説明から明らかなように、本発明はOPUの光学
系に、レンズフーリエ変換型ホログラム素子を他の光学
素子と組合わせて使用しており、ホログラムには非点収
差波面を記録するが、(1)ホログラム作成波長λ1 
と異なる波長λ2で波面再生しても、ホログラム自体は
収差を発生せず、 (2)半導体光源がマルチスペクトル発振する場合にも
、ホログラム搬送周波数の方向を、四分割ディテクタの
分割線方向に設けることにより正しい制御信号を得るこ
とができ、 (3)  フーリエ逆変換レンズを使用して、もしくは
集光レンズから収束球面波として反射・回折光を戻す光
学系にホログラム素子を配置して、焦点制御、トラッキ
ング制御用のビームをホログラム回折光から有効に分割
利用することが可能である、 (4)ホログラム素子は、光ディスクと同様、マスクと
なる金型から転写工程を経て、大量のレプリカを容易に
生産することが可能である、(5)はぼ平行な格子パタ
ーンを記録したレンズフーリエ変換型ホログラムを用い
るので、素子の回折効率を向上させるために、イオンビ
ーム等によるブレーズ化加工を全面同時に実行すること
ができ、高性能のマスクホログラム金型を製作しうる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す光情報ピックアップ装
置の概略構成図、第2図は本発明の別の実施例を説明す
る光情報ピックアップ装置の概略構成図、第3図、第4
図、第6図は非点収差波面の記録・再生例ならびに制御
ビームの動作原理の説明図、第6図は従来の光情報ピッ
クアップ装置の概略構成図、第7図は従来のホログラム
素子を用いた光情報ピックアップ装置の概略構成図であ
る。 1・・・・・・半導体レーザもしくは相当のコヒーレン
ト光源、2・・・・・・コリメートレンズ、3・・・・
・・偏光ビーム′スプリッタ、4・・・・・・四分の一
波長板、6・・・・・・集光光学系、6・・・・・・光
ディスク、12・・・・・・レンズフーリエ変換ホログ
ラム素子、8・・・・・・フォトディテクタ、11川リ
フオトデイテクタ、10・・・・・・円柱レンズ。 代理人の氏名 弁理士 中 尾 敏 男 ほか1名第2
図 第 3 図             10/θ−スリ
ット!4 第4図 f 第5図 トーA人−−−−4人−門 八一 lo−一一日才もレンズ 第6図 第 7 図 (IL) (b) γ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)赤外領域あるいはこの領域より短波長域のコヒー
    レントビームもしくは準単色のビームを発する光源と、
    前記コヒーレントビームもしくは準単色ビームを微小ス
    ポットに収束する光学系と、前記光学系を介して前記コ
    ヒーレントビームもしくは準単色ビームが所定の光記憶
    媒体によって反射あるいは回折される光路中に配置され
    、ビーム制御用非点収差波面を記録したレンズフーリエ
    変換型ホログラム素子と、前記ホログラム素子から回折
    あるいは反射されるビームを光電変換する単一もしくは
    複数個のフォトディテクタを少なくとも具備し、前記ホ
    ログラム素子の搬送波周波数方向が、前記フォトディテ
    クタの所定の分割線方向に一致させてなる光情報ピック
    アップ装置。
  2. (2)光源は、中心発振波長λ_0の前後にほぼ対称な
    形で微小スペクトル幅±Δλの範囲にマルチ発振するも
    のを用いてなる特許請求の範囲第1項記載の光情報ピッ
    クアップ装置。
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