JPS63227672A - 耐摩耗性に優れた被覆用組成物 - Google Patents

耐摩耗性に優れた被覆用組成物

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JPS63227672A
JPS63227672A JP6176287A JP6176287A JPS63227672A JP S63227672 A JPS63227672 A JP S63227672A JP 6176287 A JP6176287 A JP 6176287A JP 6176287 A JP6176287 A JP 6176287A JP S63227672 A JPS63227672 A JP S63227672A
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JP
Japan
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acid
acrylate
coating composition
spherical
parts
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JP6176287A
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English (en)
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Masatoshi Yagi
政敏 八木
Mitsuo Sato
三男 佐藤
Yoshihisa Osaka
大阪 宣久
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Mitsubishi Rayon Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の分野〕 本発明は、プラスチック、繊維強化プラスチック(以下
IPRPと略す)、金属等の表面塗装に適し、耐摩耗性
に優れた被覆用組成物に関する。
〔従来技術〕
近年、プラスチック、FRP、金属等が電気電子用途に
使用される比率が高まるにつれ、これらの材料の耐摩耗
性、耐擦傷性等の表面耐久性の向上が望まれている。
従来、金属材料や木質系床材の耐久性を向上せしめる方
法として(1)酸化アルミニウムを主成分とする鉱物質
を酸硬化型アミノアルキッド樹脂もしくは湿気硬化型ポ
リウレタン樹脂の固形分に対して[15〜50重量%及
び繊維質物質を1〜50重量%分散含有させた組成物(
特公昭51−35487号公報) 、(2)ウレタン樹
脂100重量部に対してα−アルミナを5〜7.5重量
部と炭化珪素を2.5〜aO重量部配合した組成物(特
公昭35−35475号公報) 、(3)耐摩耗性分有
する熱可塑性樹脂に硬度の高いセラミックスを混合分散
させた組成物(特開昭54−4930号公報)等の耐摩
耗性コーティングによる表面被覆処理方法が提案されて
いる。
しかしながら、前記(1)および(2)は床材の耐久性
を向上せしめる方法であって、電気、電子用途用プラス
チック、FRP及び金属材料等に要求される高度の表面
耐久性を付与することが困難であるばかりでなく、該材
料に対する付着性も不十分である。また、(3)の方法
の耐摩耗性を有する熱可塑性樹脂、たとえばナイロン、
ポリアセタール、テフロン等は前記材料に対する付着性
が不十分であると同時に、高度の耐摩耗性、耐擦傷性を
有する表面被覆処理ができないという問題がある。
〔発明の目的〕 本発明の1つの目的は、高硬度で優れた耐摩耗性を有し
ていると共に、平滑性、付着性及び耐薬品性等の諸物件
にも優れている塗膜を形成し得る被覆用組成物を提供す
ることにある。
本発明の他の目的は、耐摩耗性、耐擦傷性等の表面特性
に優れた塗膜を形成し得るため、特にプラスチック、P
RP、金属等のコーティングに好適に用いることのでき
る被覆用組成物を提供することにある。
上記目的は、特定のセラミックス及び特定のバインダー
からなり、かつその割合が特定量である被覆用組成物に
よって達成される。
又、本発明の被覆用組成物を塗布して得られる塗膜外観
は、驚くべきことに、従来のツヤ消し用被覆用組成物で
は得られない、べとつき、ザラツキ等の異和感のない、
かつセラミックス調で深みのあるツヤ消し状の意匠性に
優れたものとなる。
〔実施態様〕
本発明で使用する特定のセラミックスとけ球状を呈する
α−アルミナ粒子である。球状a−アルミナの原料又は
製造過程は特に制限されないが、たとえば中間体として
r−アルミナを用い直接α−アルミナ球状体として製造
されたもの、あるいはα−アルミナの微細焼結体を粉砕
し、再焼結して得られる良質の球状粒子などが好ましく
使用される。ここで、被覆用組成物に非球状のα−アル
ミナを使用すると得られる塗7 膜の耐摩耗性が大巾に
低下するので、使用するα−アルミナ粒子は必ず球状を
呈する必要がある。
球状α−アルミナ粒子の配合量は被覆用組成物固形分に
対して35〜B5重量%、好ましくは50〜80重量%
であることが必要である。
35重量%未満では、耐摩耗性ならびに耐擦傷性が極端
に低下し、また85重量%を超えると、塗装作業性の低
下を招くばかりでなく、前述のような各種材料に対する
付着性の低下をも招くので好ましくない。
次に使用する球状α−アルミナ粒子の粒径については平
均粒径が5〜50μ慣、好ましくは5〜50μ鴬の範囲
が最も耐摩耗性に優れる゛。すなわち粒径が50μ惰を
超えると摩擦子による摺動過程において摩擦子が粒子を
捕獲、樹脂層よ抄離脱しやすくなり、また、逆に5μ悟
未満であるとバインダーとの挙動を共にしやすくなり樹
脂特性の影響が大きく、球状効果が消失する方向にある
本発明の第2の成分であるバインダーとしては、短時間
に、室温で、熱に弱い素材に対しても効率よく高架橋度
の塗膜を形成できる活性エネルギー線硬化型樹脂が好ま
しい。その例としては不飽和ポリエステル、アクリル及
びチオールエン系等のラジカル重合性紫外線又は電子線
硬化型樹脂、エポキシ系のカチオン重合性紫外線硬化型
樹脂等があるが、得られる被覆用組成物の紫外線又は電
子線照射による硬化性、塗装作業性、被塗材料との付着
性および物性面の観点からアクリル系紫外線又は電子線
硬化型樹脂が好ましい。特に耐・摩耗性、耐擦傷性およ
び表面硬度を考慮した場合、1分子中に3個以上のアク
リロイルオキシ基またはメタクリロイルオキシ基を有す
る架橋重合性化合物を50重量%以上を含有するアクリ
ル系紫外線又は電子線硬化型樹脂が最も好ましい。
本発明で使用するアクリル系紫外線又は電子線硬化型樹
脂とは1分子中に重合性のアクリロイルオキシ基又はメ
タクリロイルオキシ基を1個より多く有する化合物、す
なわち多価アクリレートであυ、その例としては、 ■ ポリオールとアクリル酸との反応生成物であって、
一分子当りアクリロイルオキシ基を平均1個より多く有
するポリオールポリアクリレート、 ■ ポリエステル形成性成分またはポリエステルと、ア
クリロイルオキシ基形成性成分またはアクリロイルオキ
シ基を含有する化合物との反応生成物であって、一分子
当りアクリロイルオキシ基を平均1個より多く有するポ
リエステルポリアクリレート、 ■ エポキシ樹脂とアクリル酸との反応生成物であって
、一分子当りアクリロイルオキシ基を平均1個より多く
有するエポキシポリアクリレート、 ■ 主鎖にウレタン結合を有し、かつ一分子当りアクリ
ロイルオキシ基を平均1個より多く有するウレタンポリ
アクリレート、 ■ 官能基を有するアクリル系ポリマーとその官能基と
反応性を有する官能基とアクリロイルオキシ基を有する
化合物とを反応して得られるポリアクリルポリアクリレ
ート、 ■ ポリシロキサンとアクリル酸化合物との反応によっ
て得られるポリシロキサンポリアクリレート、 ■ ポリアミドとアクリル酸化合物との反応によって得
られるポリアミドポリアクリレート、■ メチロールア
ミノ樹脂又はアルコキシメチロールアミノ樹脂と水酸基
又はカルボキシル基含有アクリル酸化合物との反応によ
って得られるアミノポリアクリレート、同じくメチロー
ルアミノ樹脂又はアルコキシメチロールアミノ樹脂とア
ミド基含有アクリル酸化合物又はアクリル酸アミドとの
反応によって得られるアミノポリアミドアクリレートな
どを挙げることができる。
本発明で使用する1分子中に5個以上のアクリロイルオ
キシ基またはメタクリロイルオキシ基を有する架橋性化
合物とは、上記多価アクリレートの例としてあげた中で
1分子中に5個以上のアクリロイルオキシ基またはメタ
クリロイルオキシ基を有する多価アクリレートとのこと
であり、そのような化合物であれば本発明の被覆用組成
物のバインダーとして十分に機能を発揮することができ
るが、その重合性二重結合当量(アクリロイルオキシ基
又はメタクロイルオキシ基1個当りの分子量)が450
以下である方が、高度の耐摩耗性が得られるのでさらに
好ましい。
1分子中に3個以上のアクリロイルオキシ基またはメタ
クリロイルオキシ基を有する架橋性化合物の例としては
次のものを挙げることができる。
■ 3価以上の多価アルコール又はその変性化合物(た
とえばエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、テ
トラハイドロフラン、r−カプロラクトン変性多価アル
コール等)とアクリル酸、メタクリル酸又はこれらの酸
の塩化物もしくはエステルとを反応させることによって
得られる多価アクリレート。
ここで、5価以上の多価アルコールの具体例としては、
トリメチロールメタン、ジトリメチロールメタン、トリ
メチロールエタン、ジトリメチロールエタン、トリメチ
ロールプロパン、ジトリメチロールプロパン、グリセ(
nは0以上の整数)で表わされるポリグリセリン、ペン
タエリスリトール、一般式OHOH0II OHOH0H (nは0以上の整数)で表わされるポリペンタエリスリ
トール、ペトリオール、トリス(2−ヒドロキシエチル
)インシアヌレート。
ソルビトール、マンニトール等を挙げることができる。
■ 5価以上の多価アルコールと多塩基酸およびアクリ
ル酸又はメタクリル酸より合成される下記一般式で表わ
されるポリエステルポリアクリレート、 ムn−2ムn−2 x:5価以上の多価アルコール残基、Y:多塩基酸残基
、Aニアクリロイルオキシ基又はメタクリロイルオキシ
基2m:1以上の整数。
n:5以上の整数 ここで、5価以上の多価アルコールの具体例としては上
記■の例を挙げることができる。
多塩基酸の具体例としてはシュウ酸、コノ・り酸、マロ
ン酸、メチルコ/Sり酸、 2.2− ジメチルコハク
酸、2,5−ジメチルコノ\り酸。
ヘキシルコハク酸、グルタル酸、2−メチルグルタル酸
、5−メチルグルタル酸、 2.2−ジメチルグルタル
酸、5,5−ジメチルグルタル酸、5,3−ジエチルグ
ルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スペリン酸、アゼ
ライン酸。
セバシン酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、
テトラクロルフタル酸、1,2−へキサヒドロフタル酸
、1,5−ヘキサヒドロフタル酸、1,4−へキサヒド
ロフタル酸、1,1−シクロブタンジカルボン酸、トラ
ンス−1゜4−シクロヘキサンジカルボン酸および、こ
れらの酸に無水物が存在する場合は、その無水物等を挙
げることができる。
■ 3価以上のエポキシ樹脂とカルボキシル基を有する
アクリル酸又はメタクリル酸モノマーとの反応生成物で
、1分子中に3個以上のアクリロイル基又はメタクリロ
イル基を有するエポキシポリアクリレート。
ここで、3価以上のエポキシ樹脂の具体例としては、フ
ルビトールトリグリシジルエーテル、ソルビトールテト
ラグリシジルエーテル、ペンタエリスリトールテトラグ
リシジルエーテル、トリス(2−グリシジルオキシエチ
ル)イソシアヌレート、グリセロールトリクリシジルエ
ーテル、トリメチロールプロパントリグリシジルエーテ
ル、次の一般式(1)で表わされるポリグリセロールポ
リグリシジルエーテル、一般式(1)で表わされるフェ
ノ(nは1以上の整数) 一ルツボラック型エポキシ樹脂、一般式CDI)で表わ
されるクレゾールノボラック型エポキシ樹脂、環元マル
トースポリグリシジルエーテル。
(n−1以上の整数) (n=1以上の整数) トリス(グリシジルオキシフェニル)メタン等を単げる
ことができる。
カルボキシル基を有するアクリル酸単量体又はメタクリ
ル酸単量体の具体例としては、アクリル酸、メタクリル
酸、および下記一般式で表わされる単量体等を挙げるこ
とができる。
R。
■ 0H,=O−000−R,−000−R,−000H上
記二塩基酸無水物の具体例としては、無水マレイン酸、
無水フタル酸、テトラヒドロ無水フタル酸、ヘキサヒド
ロ無水フタル酸。
無水コハク酸、メチル無水コノ・り酸、 2.2−ジメ
チル無水コハク酸、2,3−ジメチル無水コハク酸、ヘ
キシル無水コハク酸等がある。
■ 3価以上の多価アルコールX(−OH)  とポリ
イソシアネー) y+Nco)  及び水酸基含有アク
リレート又はメタクリレ−トム−〇Hより合成される1
分子中にアクリロイルオキシ基又はメタクリロイルオキ
シ基をS個以上有する下記一般式で表わされるウレタン
ポリアクリレート。
!−(00ONH−Y(NHOOO−A)m−1:l 
HX:多価アルコール残基、Y:ボリイソシアネート残
基、A:水酸基含有アクリレート又はメタクリレート残
基2mは2又は3nは3以上の整数。
ここで、3価以上の多価アクリレートの具体例としては
上記■の例を誉げることができる。又、ポリイソシアネ
ートの具体例としてハ、トリレンジイソシアネート、エ
チレンジイソシアネート、1,2−ジイソシアナトプロ
パン、1,3−ジイソシアナトプロパン4.4’−ジフ
ェニルメタンジイソシアネート、キシリレンジイソシア
ネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、リジンジイ
ソシアネート、4゜4′−メチレンビス(シクロヘキシ
ルイソシアネート、メチルシクロヘキサン2,4−ジイ
ソシアネート、メチルシクロヘキサン2,6−ジイソシ
アネート、1,5−ビス(イソシアナトメチル)シクロ
ヘキサン、イソホロンジイソシアネート、トリメチルへ
キサメチレンジイソシアネート、ダイマー酸ジイソシア
ネート。
2−インシアナトエチル2,6−ジイソシアナトヘキサ
ノエートなどを挙げることができる。
水酸基含有アクリレート又はメタクリレートの具体例と
しては下記一般式で表わされる〔口又は(II)で表わ
される単量体を挙げることができる。
OH,=O−C−0−R’−OH−−−−−(1)上記
一般式(It)で示される単量体中の3価以上の多価ア
ルコールの具体例としては、上記■の例の多価アルコー
ルを挙げることかでキシメチル化アミノ樹脂(Xはアル
コキシメチル化メラミン残基、アルコキシメチル化ベン
ゾグアナミン残基、アルコキシメチル化アセトグアナミ
ン残基、Rはメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル
基、nは2又は3)と上記■の一般式(1)又は(II
)で示した水酸基含有アクリレート又はメタクリレート
との反応によって合成される1分子中に3個以上のアク
リロイルオキシを有するアミノボリアシル基を有するア
クリル酸又はメタクリル酸単量体との反応で得られる1
分子中に5個以上のアクリロイルオキシを有するアミノ
ポリアクリレート。ここで、カルボキシル基ヲ有するア
クリル酸又はメタクリル酸単量体の具体例としては上記
■であげた単量体を挙げるれるアルコキシメチル化アミ
ノ樹脂とアクリルアミド又はメタクリルアミドとの反応
で得られる1分子中に3個以上のアクリルアミド基を有
するアミノポリアクリルアミド。
本発明の被覆用組成物には、上述した多価アクリレート
と加えて、本願発明の目的を損なわない範囲内で重合性
ビニル基を有する単量体を随意に用いることができる。
その具体例としてはアクリル酸メチル、アクリル酸エチ
ル、アクリル酸プロピル、アクリル酸n−ブチル、アク
リルe tart−ブチル、アクリル酸n−ヘキシル。
アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸n−ノニル
、アクリル酸シクロヘキシル、アクリル酸ヘンシル、ア
クリル酸シンクロペンテニル。
アクリル酸2−ジシクロペンテノキシエチル。
アクリル酸メトキシエチル、アクリル酸エトキシエチル
、アクリル酸ブトキシエチル、アクリル酸メトキシエト
キシエチル、アクリル酸エトキシエトキシエテル、アク
リル酸テトラヒドロフルフリル、アクリル酸2−ヒドロ
キシエチル。
アクリル酸2−ヒドロキシプロピル、アクリル酸4−ヒ
ドロキシブチルおよびこれらのメタクリル酸単量体、N
−ビニル−2−ピロリドン。
N−ビニルイミダゾール、N−ビニルカプロラクタム、
スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、酢酸
ビニル、フロピオン酸ビニル。
安息香酸ビニル等を挙げることができる。
また、本発明組成物には耐摩耗性を損なわない範囲内で
熱可塑性樹脂を用いることができる。
その具体例としては、ニトロセルロース、アセチルセル
ロース、アセチルブチリルセルロース。
エチルセルロース、メチルセルロースナトの繊維素誘導
体、塩化ビニル、塩化ビニリデン、酢酸ビニル、ポリビ
ニルアルコール、 ホIJ ヒニルエーテル、アクリル
樹脂、スチロール樹脂、ポリアミド、フッ素樹脂9万油
樹脂等の熱可塑性樹脂、アルキド樹脂、ロジンエステル
等の加工樹脂、塩化ゴム、環化ゴム等のゴム誘導体等を
挙げることができる。
本発明の組成物を紫外線照射にて硬化させる場合には組
成物中に光重合開始剤又は光増感剤を配合することが好
ましい。その配合量はα01重量%〜10重量%、好ま
しくは0.5〜8重量%の範囲である。光重合開始剤、
光増感剤の具体例としてはベンゾフェノン、ベンゾイン
メチルエーテル、ペンツインエチルエーテル、ベンゾイ
ンインブチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテ
ル、ベンゾイル安息香酸、ヘンジイル安息香酸メチル、
ベンジルジメチルケタール、5.s’−ジメチル−4−
メトキシベンゾフェノン+1−(’−ドデシルフェニル
)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オン、
1−ヒドロキシシクロへキシルフェニルケトン。
2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニル−プロパン
−1−オン+1−(’−イソプロピルフェニル)−2−
ヒドロキシ−2メチルプロパン−1−オン、メチルフェ
ニルグリオキシレート、エチルフェニルグリオキシレー
ト、2−メチル−1−[4−(メチルチオ)フェニルツ
ー2−モルホリノプロパノン−1,テトラ(t−ブチル
パーオキシカルボニル)ベンゾフェノン。
2−クロロチオキサントン、2,4−ジエチルチオキサ
ントン、2,4−ジイソプロピルチオキサントン、2,
4−ジメチルチオキサントン、4−ベンゾイル−4′−
メチルジフェニルサルファイド、2,2−ジェトキシア
セトフェノン、2.2−ジブトキシアセトフェノン、ジ
ェトキシフェニルアセトフェノン等を挙げることができ
る。
本発明の組成物には球状α−アルミナ粒子とバインダー
との相互間のヌレ親和性をよくし、耐摩耗性を向上させ
、球状α−アルミナの分散す;性を良好にし、その沈降
防止を目的として種々の添加剤を用いることができる。
その例としてはシランカップリング剤、チタネートカッ
プリング剤、アルミニウム系カップリング剤、脂肪族ア
ルコール硫酸塩、スルフォン化油などのアニオン性、脂
肪族アミンの塩類、第4級アンモニューム塩などのカテ
オ/性、オレイルアミノオレーオレエートなどの電気的
中性、アミノ酸。
ベメインなどの両性、ポリアルキルエーテルなどのノニ
オン性湿潤・分散・沈降防止剤などがある。そのほか、
レベリング剤、スリップ剤。
消泡剤、だれ防止剤、ノ・ジキ防止剤などの添加剤も用
いることができる。
本発明の組成物にはその粘度調整のために1種以上の不
活性な揮発性有機溶剤を使用することができる。その例
としては例えば、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸インプ
ロピル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、酢酸アミルなどの
酢酸エステル類、アセトン、メチルエチルケトン、メチ
ルイソブチルケトン、ジイソブチルケトン、シクロヘキ
サノン等のケトン系溶剤、ヘキサン。
シクロヘキサン、トルエン、キシレンナトノ炭等のアル
コール系溶剤、セロソルブ、セロソルブアセテート、ブ
チルセロソルブ等の溶剤が含まれる。
本発明の組成物には保存時におけるゲル化防止のために
重合禁止剤を用いることができる。
その代表的な例としてはノ・イドロギノン、p−ベンゾ
キノン、ハイドロキノンモノメチルエーテル、 p −
tert−ブチルカテコール、モノ−t・rt−ブチル
ハイドロキノン、α−ナフトール。
ピロガロール等が含まれる。
本発明の組成物には、その着色を目的に一般に塗料に使
用されている染料、顔料を耐摩耗性を損なわない範囲内
で使用できる。
本発明の被覆用組成物は今まで述べてきた成分を通常は
混合し高速分散するだけで製造できる。混合は一般には
室温で行なうが、必要に応じて加熱して行なうこともあ
る。
本発明の被覆用組成物を基材に被覆するにあifつては
すでに公知であるスプレーコート、カーテンフローコー
ト、ロールコート、テイツピンクコート、スピンコード
、クラヒアコート。
スクリーン印刷等を用いることができる。
本発明の組成物を硬化させる活性エネルギー線の線源と
しては低圧水銀灯、中圧水銀灯、高圧水銀灯。
超高圧水銀灯、キセノンランプ、ガリウムランプ。
メタルハライドランプ、炭素アーク灯、太陽光などの紫
外線、Co’・などのγ線、X線及び各種電子線照射装
置からの電子線を用いればよい。
次に本発明を実施例によシ説明する。
実施例1 ペンタエリスリトールテトラアクリレート60部、トリ
メチロールプロパントリアクリレート40部、ジェトキ
シアセトフェノン4部、トルエン100部よりなる紫外
線硬化型被覆材に、粒子径10μ飢の球状α−アルミナ
を固形分換算でas%、ss4,751となるよう混合
し高速分散を行なうことによってそれぞれ被覆材11)
 、 (II) 、(至)を得た。
この被覆材(1) 、 +If) 、(至)をAB日樹
脂板にバーコーターで硬化膜厚がSOμ情になるように
塗布し溶剤を温風にて除去後、80W/αの高圧水、銀
打下20備の距離から空気中で紫外線を10秒間照射し
塗膜を硬化させた。このムBe塗装板の塗膜性能評価結
果を第1表に示す。
比較例1 比較のため、実施例1と同一の紫外線硬化型被覆材に、
同一の球状α−アルミナを固形分換算で154,901
となるよう混合し、高速分散を行なうことによってそれ
ぞれ被覆材(■)。
(V)を得た。
この被覆材(W) 、 (V)を実施例1と同一条件で
塗装板を作製し、性能評価を実施した。その結果を表1
に示す。
(注1)鉛筆硬度:  :J’:1B K5ADO(注
2)付着性= 2協間隔にゴパン目が100個できるよ
うにカッターナイフで傷を 入れ、その部分にセロテープを圧着し た後面より45°の角度でセロテープをいつきに引きは
がし、残った塗膜の数 を割合で示す。
(注5)耐摩耗性: テーパ一式回転摩耗試験機。
摩耗子にO8−17を使い、回転速度100回/分、荷
重1.000グラムで1.000回回転させたときの摩
耗量。
(注4)耐擦傷性: 表に記載中のスチールクールで塗
面を100回こすったときの塗 面状態。
く判定基準〉 ○ 表面に傷がつかない Δ  〃 少し傷がつく X   I  ひどく傷がつく (注5)耐汚染性: 赤マジックと黒iシックで塗面を
塗布し60℃で2時間保持した 後、エタノールをしみ込ませたガーゼ でマジックを拭きとりその汚染度合を 目視で判断する。
く判定基準〉 ○ マジックの痕跡がない。
△    〃   若干残っている。
x     〃    はっきりと残っている。
(注6)触感テスト: 塗膜表面を指で触ったときの感
覚評価 Oべとつき、ザラツキ等の異和感なし △   〃         Iややあシx    p
           a  あり(注7)外観評価:
 塗膜外観の肉眼による評価○ セラミックス調で深み
のあるツ ヤ消し状態 × ツヤ消し状態ではあるが、深み がない 実施例2 トリメチロールプロパン2モル、インフタル酸1モル、
アクリル酸4モルを原料として1分壬申に平均でアクリ
ロイルオキシ基を4個有するポリエステルアクリレ−ト
ムを合成した。このポリエステルアクリレートA75部
とネオペンチルグリコールジアクリレート25部、ジェ
トキシアセトフェノン4部、トルエン100部よりなる
紫外線硬化型被覆材に、粒子径10μ毒の球状α−アル
ミナを固形分換算で35チと々るよう混合し、高速分散
を行ない被覆材(■)を得た。
この被覆材CM)を実施例1と同一条件で塗装板を作製
し、性能評価を実施した。その結果を表2に示す。
実施例5 トリス(グリシジルオキシエチル)イソシアヌレート1
モルとアクリル酸3モルを原料として触媒にトリエチル
アミンを用いて1分子中に平均でアクリロイルオキシ基
を5個有するエポキシアクリレートBを合成した。この
エポキシアクリレ−1375部とネオペンチルグリコー
ルジアクリレート25部、ジェトキシアセトフェノン4
部、トルエン100部よりなる紫外線硬化型被覆材に、
粒子径15μ倶の球状α−アルミナを固形分換算で60
チとなるよう混合し、高速分散を行ない被覆材(■)を
得た。
この被覆材(■)を実施例1と同一条件で塗装板を作製
し、性能評価を実施した。その結果を表2に示す。
実施例4 トリメチロールプロパン1モルとイソホロンジイソシア
ネート3モルおよび2−ヒドロキシエチルアクリレート
5モルとを原料として常法により1分子中に平均でアク
リロイルオキシ基を3個有するウレタンアクリレートC
を合成した。このウレタンアクリレート075部とネオ
ペンチルグリコールジアクリレート25部、ジェトキシ
アセトフェノン一部、MよりK 50部とトルエン10
0部よシなる紫外線硬化型被覆材に粒子径10μmの球
状α−アルミナを固形分換算で50チとなるよう混合し
、高速分散を行ない被覆材(■)を得た。
この被覆材(■)を実施例1と同一条件で塗装板を作製
し、性能評価を行なった。その結果を表2に示す。
実施例5 ヘキサキスメトキシメラミン1モルと2−ヒドロキシエ
チルアクリレート4モルを原料トシて触媒にp−トルエ
ンスルホン酸を用いて、攪拌機、温度側、減圧装置およ
び冷却コンデンサーを備えたフラスコ中で減圧下にて8
0〜85℃で反応させメタノールを留出させ総留出量が
1202となったとき常圧にもどし冷却し、1分子中に
平均でアクリロイルオキシ基を5個以上有するメラミン
アクリレートDを合成した。
このメラミンアクリレートD65部とネオペンチルグリ
コールジアクリレート35部、ジェトキシアセトフェノ
ン4部、トルエン100部よりなる紫外線硬化型被覆材
に粒子径20μ常の球状α−アルミナを固形分換算で5
011となるよう混合し、高速分散を行ない被覆材(I
X)を得た。
この被覆材(■)を実施例1と同一条件で塗装板を作製
し、性能評価を行なった。その結果を表2に示す。
表2 実施例6 ペンタエリスリトールテトラグリフジルエーテル50g
、トリス(グリシジルオキシエチル)イソシアヌレ−)
50部%5t4−エポキシシクロヘキシルメチル−51
、41−エポキシシクロヘキサンカーボネート20部、
ジ−t−ブチルジフェニルヨードニウムへキサフロロア
ンデモネート3部、トルエン100部よりなるカチオン
重合系紫外線硬化型被覆材に、粒子径10μ惰の球状α
−アルミナを固形分換算で50%となるよう混合し、高
速分散を行ない耐摩耗性被覆材を得た。
この被覆材をアルミニウム板にバーコーp −で硬化塗
膜がdQpHになるように塗布し、溶剤を温風にて除去
後、aOW/、の高圧水銀灯下20crnの距離から空
気中で紫外線を10秒間照射し塗膜を硬化させた。この
塗装板の塗膜性能評価結果を第3表に示す。
実施例7 実施例4のウレタンアクリレート050部、ペンタエリ
スリトールテトラアクリレート50部、ネオペンチルグ
リコールジアクリレート20部、VよりK 100部、
トルエン50部よりなる電子線硬化型バインダーに粒子
径15μ常の球状a−アルミナを固形分換算で60チと
なるよう混合し、高速分散を行ない耐摩耗性被覆材を得
た。
この被覆材をABS樹脂板にバーコーターで硬化塗膜が
30μ常になるように塗布し溶剤を温風にて除去後、ス
キャンタイプの電子線加速器を用いて窒素雰囲気中、5
00kVの加速電圧で11 Mradθの電子線を照射
して塗膜を硬化させた。
この塗装板の塗膜性能評価結果を第3表に示す。
表3

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)球状α−アルミナ粒子、活性エネルギー線硬化型
    バインダーからなり、かつ球状α−アルミナ粒子が被覆
    用組成物固形分の35〜85重量%含有されている耐摩
    耗性に優れた被覆用組成物。
  2. (2)活性エネルギー線硬化型バインダーがアクリル系
    紫外線硬化型または電子線硬化型バインダーである特許
    請求の範囲第1項記載の耐摩耗性に優れた被覆用組成物
  3. (3)活性エネルギー線硬化型バインダーが1分子中に
    3個以上のアクリロイルオキシ基またはメタアクリロイ
    ルオキシ基を有す架橋重合性化合物30重量%以上を含
    有するアクリル系紫外線硬化型または電子線硬化型バイ
    ンダーである特許請求の範囲第1項又は第2項記載の耐
    摩耗性に優れた被覆用組成物。
  4. (4)球状α−アルミナ粒子の粒子径が5〜50μmで
    ある特許請求の範囲第1〜3項のいずれか記載の耐摩耗
    性に優れた被覆用組成物。
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