JPS63227414A - 可変容量コンプレツサの外部制御装置 - Google Patents

可変容量コンプレツサの外部制御装置

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JPS63227414A
JPS63227414A JP5990287A JP5990287A JPS63227414A JP S63227414 A JPS63227414 A JP S63227414A JP 5990287 A JP5990287 A JP 5990287A JP 5990287 A JP5990287 A JP 5990287A JP S63227414 A JPS63227414 A JP S63227414A
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turbine
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義明 阿南
Hiroyuki Sumihara
博之 隅原
Hirobumi Nagaoka
長岡 博文
Yoshihisa Yonkenya
四軒家 義久
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    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
    • B60H1/32Cooling devices
    • B60H1/3204Cooling devices using compression
    • B60H1/3205Control means therefor
    • B60H1/3208Vehicle drive related control of the compressor drive means, e.g. for fuel saving purposes

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、車両に装備される空調装置において、その内
部容量可変型と呼ばれる可変容量コンプレッサを外部か
ら制御する制御装置に関するものである。
(従来の技術〉 従来より、この種の自動車用空調装置として、車載エン
ジンに電磁クラッチ機構を介して駆動連結されたコンプ
レッサ(圧縮機)と、該コンプレッサから吐出されたガ
ス冷媒を空気との熱交換により冷却して液状態に凝縮す
るコンデンサ(凝縮器)と、このコンデンサを通過した
液冷媒を気化させてその気化熱により車室内を冷却する
エバボレータ(蒸発器)とを備えてなり、エバポレータ
での冷媒の蒸発温度が所定温度以下に低下すると、その
ことをフロストスイッチにより検出して、電磁クラッチ
機構のOFF作動によりコンプレッサの駆動を停止させ
るようにしたものが一般によく知られ、広く実車に装備
されている。
すなわち、エンジン回転数が上昇すると、該エンジンに
よって駆動されるコンプレッサからの冷媒吐出母が増加
して冷媒回路を多量の冷媒が循環するため、コンプレッ
サの能力が増大するのに対゛ し、車室に対する熱負荷
はほぼ一定であるので、能力が余剰となり、この余剰部
分をなくすために、コンプレッサの駆動を停止させるよ
うになされている。
しかし、その場合、エンジンのコンプレッサ駆動のため
の駆動力を低減してEER(エネルギー消費効率)を向
上させるという観点から、コンプレッサの運転を一旦停
止してその後に再起動するよりは、その間、コンプレッ
サの容量を定常時よりも低下させて継続して運転するほ
うが好ましい。
例えば、コンプレッサ、コンデンサ゛およびエバポレー
タのうち、成績係数に対するこれら各機器の依存度をみ
ると、コンプレッサの容量が小ざいほど、コンプレッサ
自体の仕事能力が低くなるが、相対的にコンデンサおよ
びエバポレータの寄与率が大になり、全体の成績係数が
増大する。つまり、コンプレッサの仕事能力は下がって
いるのに、仝休のエンタルピーは同等になるので、EE
Rが増大することになる。
このため、斯かる要求を満たすコンプレッサとして、従
来、特開昭60−26172’I@公報に開示されるよ
うに、内部容量可変型コンプレッサが提案されている。
これは、コンプレッサの能力が過剰になったときに、コ
ンプレッサ本体に吸入された冷媒の一部を圧縮行程の途
中からバイパスさせて吸入側に戻すことにより、コンプ
レッサの能力を車室内の熱負荷に対応した能力に自動的
に制御するようにしたものである。
(発明が解決しようとする問題点) ところが、反面、この提案の内部容量可変型コンプレッ
サを使用する場合、コンプレッサの能力が車室内の熱負
荷に対応した能力に自動的に制御されるため、以下に示
すような問題が生じる。
すなわち、例えば車両の加速時や登板時等には、エンジ
ンの負荷が大きいので、そのエンジンの出力をできるだ
け駆動輪に伝達するのが好ましい。
しかし、その時点での車室内の熱負荷が大きいと、コン
プレッサは自動的にその容量が大に制御され、該コンプ
レッサの駆動のために費やされるエンジン出力の比率が
増大し、その分、駆動輪への動力が低減してしまい、加
速性能や登板性能等がある程度犠牲になる。
(発明の目的) 本発明は斯かる点に鑑みてなされたもので、その目的は
、上記の如く内部容量可変型のコンプレッサにおける本
来の自動的な内部容量制御に加え、その容量を外部から
該外部の条件に応じて適正に制御するようにすることに
より、内部容量制御型コンプレッサの特性を活かしつつ
、車両の加速時や登板時におけるコンプレッサ駆動のた
めのエンジンの負荷を可及的に軽減し、よって車両の加
速性能や登板性能等を向上させようとすることにある。
(問題点を解決するための手段) この目的を達成するために、本発明の解決手段は、エン
ジンの出力を自動変速機を介して駆動輪に伝達するよう
にした車両において、エンジンの回転数と、エンジン出
力を自動変速機に伝達するためのトルクコンバータにお
けるタービン回転数とを比較し、エンジン回転数がター
ビン回転数よりも所定値以上大きくて、いわゆるスリッ
プロスが大きい状態を車両の走行のための負荷が大きい
状態と見做して、そのときには、空調装置用コンプレッ
サの内部容量制御を一時的に禁止して、その容量を最小
容量に固定保持するようにしたものである。
具体的には、本発明の構成は、第1図に示すように、車
載エンジン12により駆動されるコンプレッサ2を有す
る空調装置1と、自動変速機用のトルクコンバータとを
装備した車両を前提とじている。そして、上記コンプレ
ッサ2は、冷媒を吸入する吸入ポート21と、該吸入ポ
ート21から吸入されて圧縮行程を経た冷媒を吐出させ
る吐出ポート22と、上記冷媒の圧縮行程の途中で冷媒
を吸入側へバイパスさせるバイパス通路39と、該バイ
パス通路39を冷媒の吸入圧力に応じて開閉制御する可
変容量機構50とを有する可変容量コンプレッサノとす
る。
さらに、上記コンプレッサ2に対して、上記バイパス通
路39を全開状態にしてコンプレッ1す2の容量を最小
に保持する容量設定機構52を設ける。
また、上記エンジン12の回転数を検出するエンジン回
転検圧手段101と、エンジン12に駆動連結されたト
ルクコンバータのタービン回転数を検出するタービン回
転検出手段102とを設けるとともに、上記両回転検出
手段101,102の出力を受け、エンジン回転数がタ
ービン回転数よりも所定値以上大きいときに指令信号を
出力する負荷判別手段108と、該負荷判別手段108
の指令信号に基づいて上記コンプレッサ2の容量設定機
構52を作動させる制御手段110とを設ける。
(作用) この構成により、本発明では、車両の走行中、エンジン
回転数がエンジン回転検出手段101により、またエン
ジン12に駆動連結されたトルクコンバータのタービン
回転数がタービン回転検出手段102によりそれぞれ検
出される。そして、これらの回転数は負荷判別手段10
8において互いに比較され、エンジン回転数がタービン
回転数よりも所定値以上高くないときには、車両の走行
のためのエンジン負荷は低い状態と判別され、制御手段
110の非作動により、コンプレッサ2は内部容量制御
状態に保たれる。
しかし、エンジン回転数がタービン回転数よりも所定値
以上高いときには、車両の走行のためのエンジン負荷は
高い状態と判別されて、負荷判別手段108から指令信
号が出力され、この指令信号を受けた制御手段110の
作動により、コンプレッサ2の内部容量制御が禁止され
、その容」設定機構52の作動によりバイパス通路39
が全開状態に保たれて、コンプレッサ2の容量が強制的
に最小容量に固定保持される。このコンプレッサ2の最
小容量の固定保持により、該コンプレッサ2の駆動のた
めに要するエンジン12の負荷が極めて小さくなり、こ
のコンプレッサ2に対する負荷の軽減によってエンジン
12の駆動輪に対する動力伝達率が大きくなり、よって
車両の加速性能や登板性能等を高めることができるので
ある。
(実施例) 以下、本発明の実施例を第2図以下の図面に)よづいて
説明する。
第2図は本発明の実施例の仝体構成を示し、1′  は
、電子燃料噴q1式エンジン12および該エンジン12
にトルクコンバータを介して駆動連結される電子制御式
トランスミッション(いずれも図示せず)を搭載した自
動車に装備された空調装置であって、この空調装置1は
、上記車載エンジン12に電磁クラッチ機構13;P3
よび伝動ベルト14を介して駆動連結されたコンプレッ
サ2(圧縮機)と、車体のエンジンルーム前端部に配置
され、走行風等との熱交換によりガス冷媒を冷却して液
冷媒に凝縮するコンデンサ3(凝縮器)と、液冷媒を蓄
えるレシーバタンク4(受液器)と、液冷媒を気化に適
した圧力に減圧して膨張させる開度調整可能なエキスパ
ンションバルブ5(膨張弁)と、車室内に配置され、液
冷媒を気化させてその気化熱により車室内の空気を冷却
するエバポレータ6(蒸発器)とを備えてなり、これら
の機器2〜6を冷媒配管7によって接続することにより
冷媒回路8が構成されている。尚、9は上記エバポレー
タ6からコンプレッサ2に戻る冷媒配管7に付設された
感温筒で、この感温筒9は伝熱管10を介して上記エキ
スパンションバルブ5に接続されており、エバポレータ
6で気化したガス冷媒の温度が一定になるようにエキス
パンションバルブ5の開度が自動調整される。また、1
1はエバポレータ6に付設されたファンである。
上記コンプレッサ2はベーン式の可変容■コンプレクサ
で構成されている。この可変容量コンプレッサ2の基本
的な構造は通常のベーン式コンプレッサと同様のもので
ある。すなわち、このコンプレッサ2の本体20は、第
3図に拡大詳ホするように、リング状のサイドハウジン
グ23と、該サイドハウジング23の前後面に気密状に
接合され、サイドハウジング23の内部に円柱状の作動
室24を形成するフロントおよびリヤハウジング25.
26と、上記サイドハウジング23の作動室24内に作
動室24の中心に対してオフセットして回転自在に嵌装
された円柱状のロータ27と、該ロータ27にその外周
部から出没自在に支持され、端部が作動室24の内周壁
に摺接して作動室24を仕切る1対のスルーベーン28
.28とを備えてなり、上記フロントハウジング25に
は上記作動室24内に冷媒を吸入する吸入ポート21と
、該吸入ポート21に連通する吸入室2つとが形成され
ている。また、サイドハウジング23には圧縮行程を経
た冷媒を吐出させる吐出ポート22が、リヤハウジング
26には上記吐出ポート22に連通する吐出室(図示せ
ず〉がそれぞれ形成されている。さらに、上記ロータ2
7の回転軸31は上記電磁クラッチ機構13に連結され
ており、電磁クラッチ機構13のON作動時、エンジン
12の出力によりロータ27を回転駆動し、このロータ
27の回転に伴い、サイドハウジング23内の作動室2
4におけるベーン28,28で仕切られた部分の体積を
漸次減少変化させることにより、サイドハウジング23
の吸入ポート21から吸入されたガス冷媒を圧縮して吐
出ポート22から吐出させるようになされている。
そして、この基本的な構成において、上記コンプレッサ
本体20のフロントハウジング25内にはスプール弁3
2が設けられている。また、サイドハウジング23およ
びリヤハウジング26の双方に亘る下部にはニードル弁
からなるプレッシャレギュレータ40が取り付けられて
いる。
上記スプール弁32は、第4図にも示すように、円柱状
のバルブハウジング33と、該バルブハウジング33内
に摺動自在に嵌装され、ハウジング33内をスプリング
室35および加圧室36に仕切る円柱状の弁体34とを
備え、上記加圧室゛36は、バルブハウジング33のポ
ート33aおよび該ポート33aに接続される連通路3
7を介してコンプレッサ本体20におけるフロントハウ
ジング25とサイドハウジング23との間の所定の間隙
部に連通されており、その内部の圧力はガス冷媒の吸入
圧力と吐出圧力との略中間の圧力に設定されている。ま
た、スプリング室35には弁体34を加圧室36側に付
勢するスプリング38が縮装されているとともに、スプ
リング室35はポート33bを介して上記フロントハウ
ジング25内の吸入室29に連通されている。ざらに、
バルブハウジング33にはその内部の弁体34の摺動範
囲の中間部に4つのバイパス孔39a〜39bが、その
うちのバイパス孔39a、39b同士をハウジング33
の直径方向に対向させかつバイパス孔39a、39a同
士(39b、39b)をハウジング33の中心線方向に
直列に配置せしめて開口され、そのハウジング33の一
側(第3図で右側)に位置するバイパス孔39a、39
aは上記作動室24において冷媒の圧縮行程の途中に対
応する部分に、他側(同左側)のバイパス孔39b、3
9bは上記吸入室29にそれぞれ連通されており、この
ハウジング33の直径方向に対向するバイパス孔39a
、39bと該両バイパス孔39a、39b間に位置する
スプリング室35の一部とにより、作動室24内におい
て圧縮される冷媒の圧縮行程の途中で冷媒を吸入室29
(吸入側)へバイパスさせるバイパス通路39.39が
構成されている。そして、弁体34に対する加圧室36
内の中間圧力による付勢力がスプリング室35内の冷媒
吸入圧力にその内部のスプリング38のばね力を加えた
付勢力よりも大きいとぎには、弁体34を第4図で下方
に移動させることにより、バイパス孔398〜39bを
閉鎖してバイパス通路39゜39を閉じる一方、逆に小
さいときには、弁体34を同図で上方に移動させること
により、バイパス孔398〜39bを開いてバイパス通
路39゜39を開くようになされている。
一方、上記プレッシャレギュレータ40は、弁口41を
介して連通ずる第1および第2の2つの圧力室42.4
3が内部に形成されたバルブハウジング44と、該バル
ブハウジング44内に上記弁口41を開閉可能に嵌装さ
れた弁体45と、バルブハウジング44の第2圧力室4
3内に嵌装され、該第2圧力室43を吸入圧室43aと
大気圧室43bとに区画形成するダイアフラム46とを
備えてなり、上記ダイアフラム46はロッド47を介し
て上記弁体45に移動一体に連結されており、上記大気
圧室43b内にはダイアフラム46を弁体45の開弁方
向く弁体45が第1および第2の両圧力室42.43を
連通する方向)にイ」勢するスプリング48が縮装され
ている。そして、上記第1圧力室42は上記連通路37
(コンプレッサ本体20におけるフロントハウジング2
5とサイドハウジング23との間の所定の間隙部)に連
通路49を介して、また第2圧力室43における吸入圧
室43aは上記吸入室29にそれぞれ連通され、第2圧
力室43の大気圧室43bは大気に開放されており、ダ
イアフラム46に対する吸入圧室43a内の冷媒吸入圧
力による付勢力が大気圧室43b内の大気圧にその内部
のスプリング48のばね力を加えた付勢力よりも大きい
ときには、ダイアフラム46を第4図で下方に移動させ
て該ダイアフラム46と一体の弁体45により弁口41
を閉鎖し、第1圧力室42と吸入室29との間の連通を
遮断する一方、逆に小さいとぎには、ダイアフラム46
を同図で上方に移動させて弁口41を聞き、第1圧力室
42と吸入室29とを連通させるようになされている。
よって、上記スプール弁32およびプレッシャレギュレ
ータ40により、上記バイパス通路39.39をコンプ
レッサ本体20の冷媒吸入圧力が略一定に保たれるよう
にその冷媒吸入圧力に応じて自動的に開閉制御し、コン
プレッサ2の回転数(エンジン回転数)が低くてその能
力が低いとぎには、プレッシャレギュレータ40を閉弁
させ、かつスプール弁32の加圧室36内圧力の増大に
よってそのバイパス通路39.39を閉じることにより
、コンプレッサ2の容量を最大容量に保つ一方、コンプ
レッサ2の回転数の上昇によりその能力が上昇すると、
それに伴う吸入室29内の圧力低下によってプレッシャ
レギュレータ40を開弁させるとともに、その間弁動作
に伴いスプール弁32における加圧室36内の圧力を低
下させてその弁体34を図で上方に移動させ、バイパス
通路39.39を開いてガス冷媒を吸入側にバイパスさ
せることにより、コンプレッサ2の容量をその回転数の
上昇に応じて低下させるように、つまり車室内の熱負荷
よりもコンプレッサ2の能力が増大したとぎに、その余
剰能力をなくすようにした可変容旦機構50が構成され
ている。
さらに、上記プレッシャレギュレータ40の第1圧力室
42を連通路37に連通させる連通路49と、上記フロ
ントハウジング25内の吸入室29とは連通路51によ
って連通され、この連通路51には該連通路51を開閉
する常時閉の電磁弁S■が配設されており、この電磁弁
SVの閉状態では、上記可変容M機構50を作動させて
コンプレッサ2を内部容量制御状態とする一方、電磁弁
SVを開いたときには、可変容ω機構50を作動停止さ
せ、吸入室29内の圧力を中間圧力として、スプリング
38のばね力によってスプール弁32の弁体34を図で
上昇端位置に位置付け、バイパス通路39.39を全開
状態に保って冷媒のバイパス量を最大に保持することに
より、コンプレッサ2の容量を最小容量に固定するよう
にした容量設定機構52が構成されている。
そして、第2図に示すように、上記電磁弁SVはコント
ロールユニット100によって作動制御される。このコ
ントロールユニット100には、上記エンジン12の回
転数を検出するエンジン回転検出手段としてのエンジン
回転センサ101と、エンジン12とトランスミッショ
ンとを駆動連結するトルクコンバータにおけるタービン
の回転数を検出するタービン回転検出手段としてのター
ビン回転センサ102との各出力信号が入力されている
上記コントロールユニット100.エンジン回転センサ
101およびタービン回転センサ102の詳細な構成に
ついてざらに第5図により説明する。上記エンジン回転
センサ101は、トランジスタTrのON作動によりエ
ンジン12のイグニッションコイル12aに通電する際
の通電信号に基づいてエンジン回転数を検出するもので
ある。
また、タービン回転センサ102はトルクコンバータの
タービンに近接配置された電磁誘導コイルで構成され、
本来は上記トランスミッションの作動制御のために設け
られているものであり、その出力信号はトランスミッシ
ョン制御用のFATコントロールユニット103に入力
されている。
そして、上記コントロールユニット100は、上記エン
ジン回転センサ101の出力信号を波形整形する第1の
波形整形器゛104と、該第1の波形整形器104で整
形された周波数信号を電圧信号に変換する第1のF/V
変換器105と、上記タービン回転センサ102の出力
信号を波形整形する第2の波形整形器106と、該第2
の波形整形器106で整形された周波数信号を電圧信号
に変換する第2のF/V変換器107とを備えている。
また、上記第1および第2のF/V!換器105.10
7の出力信号は負荷判別手段としての比較器108に入
力されており、この比較器108においてエンジン回転
数とタービン回転数との大小およびその差の所定基準値
との大小を比較し、エンジン回転数がタービン回転数よ
りも基準値以上大きいときに、比較器108から指令信
号としてのHi レベル信号が出力される。この比較器
108の出力はトランジスタTr 2に接続され、該ト
ランジスタTr2のコレクタはリレー109のソレノイ
ド109aに接続され、該リレー109の常時OFFの
リレースイッチ109bは上記電磁弁Svに接続されて
いる。
よって、本実施例では、上記トランジスタTrおよびリ
レー109により、負荷判別手段としての比較器108
からHi レベル信@(指令信号)が出力されたときに
は、その日iレベル信号に基づいて上記電磁弁S■に作
動信号を出力して、上記コンプレッサ2の容量設定機構
を作動させるようにした制御手段110が構成される。
次に、上記実施例の作動について説明する。
基本的には、空調装置1の作動スイッチのON操作に伴
い、エンジン12により駆動されてコンプレッサ2が作
動し、該コンプレッサ2から吐出されたガス冷媒がコン
デンサ3により凝縮されて液冷媒になり、この液冷媒は
エキスパンションバルブ5で膨張した後、エバポレータ
6において気化し、次いでコンプレッサ2に吸入され、
上記エバポレータ6での冷媒の気化熱により車室内が冷
却される。
このような空調装置1の作動中、上記エンジン12の回
転数がエンジン回転センサ101により、またエンジン
12に駆動連結されたトルクコンバータにおけるタービ
ンの回転数がタービン回転セン゛す102によりそれぞ
れ検出される。そして、この検出されたエンジン回転@
およびタービン回転数はコントロールユニット100の
比較器108において互いに大小が比較され、エンジン
回転数がタービン回転数よりも基準値以上高くないとき
には、その状態は自動車の走行のためのエンジン負荷が
低い状態であると見做される。このときには、比較器1
0Bの出力信号レベルはLOリレルとなり、トランジス
タTrはON作動せず、コンプレッサ2における電磁弁
S■は閉弁状態に保たれ、可変容量機構50の作動によ
りコンプレッサ2は容量制御状態で運転される。すなわ
ち、コンプレッサ2の回転数が低くてその能力が低いと
きには、プレッシャレギュレータ40が閉じられ、かつ
スプール弁32の加圧室36内圧力の増大によってその
バイパス通路39.39が閉じられることにより、コン
プレッサ2の容量が最大容量に保たれる一方、コンプレ
ッサ2の回転数の上昇によりその能力が上昇すると、そ
れに伴う吸入室29内の圧力低下によって上記プレッシ
ャレギュレータ40が開弁するとともに、その間弁動作
に伴いスプール弁32における加圧室36内の圧力が低
下して、その弁体34がバイパス通路39,39を開く
ように移動し、ガス冷媒がコンプレッサ2内部で吸入側
へバイパスされることにより、コンプレッサ2の容量が
その回転数の上昇に応じて低下させるように制御される
これに対し、エンジン回転数がタービン回転数よりも高
く、かつその差が基準値以上であると、その状態は自動
車の加速状態や登板状態等にあって、その走行のための
エンジン負荷が高く、そのためにトルクコンバータでの
スリップロスが大きい状態であると見做される。このと
きには、比較器108からHi レベルの信号が出ツノ
されて、トランジスタTrがON作動し、上記電磁弁S
Vが開かれて上記可変容量機構50の作動が停止され、
上記吸入室29内の圧力が中間圧力となってスプール弁
32の弁体34が第4図で上昇端位置に位置付けられ、
バイパス通路39.39の全開状態への保持によって冷
媒の吸入室2つ側へのバイパス囚が最大になり、このこ
とによりコンプレッサ2の容量が最小容量に固定される
。このコンプレッサ2の最小容量への固定保持により、
エンジン12のコンプレッサ2駆動のために費やされる
出力が軽減され、エンジン12の負荷が小ざくて済み、
よって自動車の加速性能や登板性能等を向上させること
ができる。
尚、この加速時や登板時等にコンプレッサ2が最小容量
状態に保持されると、空調装置1の能力が低下するが、
自動車の加速状態や登板状態は比較的短時間であるので
、さほど車室内の運転者に悪影響を及ぼすことはない。
また、上記実施例では、可変容量コンプレッサ2として
、スルーベーン式のものを採用したが、斜板式のもの等
、他のタイプの可変容量コンプレッサを採用してもよい
のは勿論でおる。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明によると、車両用空調装置
において、車載エンジンにより駆動されるコンプレッサ
を冷媒の吸入圧力に応じた可変容量運転状態と最小容量
運転状態とに選択可能な可変容量コンプレッサとし、車
載エンジンの回転数と車両に装置されたトルクコンバー
タにお【プるタービン回転数とを比較して、エンジン回
転数かタービン回転数よりも所定値以上大ぎいときには
、トルクコンバータのスリップロスが大きくてエンジン
負荷が大ぎい状態と判定し、上記コンプレッサの内部各
組制御を禁止して、その容量を最小容量状態に固定保持
するようにしたことにより、内部音1可変型コンプレッ
サによる容量の自動制御を活かしつつ、車両の加速時や
登板時等におけるエンジンの負荷を軽減でき、よって車
両の加速性能や登板性能等を有効に向上させることがで
きるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成を示すブロック図である。 第2図以下の図面は本発明の実施例を示し、第2図は全
体構成図、第3図はコンプレッサの可変容量機構を示す
展開断面図、第4図はその模式断面図、第5図はコント
ロールユニットの構成を示す電気回路図である。 1・・・空調装置、2・・・コンプレッサ、12・・・
エンジン、21・・・吸入ポート、22・・・吐出ポー
ト、32・・・スプール弁、39・・・バイパス通路、
40・・・プレッシャレギュレータ、50・・・可変容
RIJ’P、52・・・容量設定機構、SV・・・電磁
弁、100・・・コントロールユニット、101・・・
エンジン回転センサ、102・・・タービン回転センサ
、108・・・比較器、1”IO・・・制御手段。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) 冷媒を吸入する吸入ポートと、該吸入ポートか
    ら吸入されて圧縮行程を経た冷媒を吐出させる吐出ポー
    トと、上記冷媒の圧縮行程の途中で冷媒を吸入側へバイ
    パスさせるバイパス通路と、該バイパス通路を冷媒の吸
    入圧力に応じて開閉制御する可変容量機構とを有し、車
    両に搭載されたエンジンにより駆動される空調装置用の
    可変容量コンプレッサを外部から制御する外部制御装置
    であって、上記コンプレッサには、上記バイパス通路を
    全開状態にしてコンプレッサの容量を最小に保持する容
    量設定機構が設けられており、上記エンジンの回転数を
    検出するエンジン回転検出手段と、上記エンジンに駆動
    連結されたトルクコンバータのタービン回転数を検出す
    るタービン回転検出手段と、上記両回転検出手段の出力
    を受け、エンジン回転数がタービン回転数よりも所定値
    以上大きいときに指令信号を出力する負荷判別手段と、
    該負荷判別手段の指令信号に基づいて上記コンプレッサ
    の容量設定機構を作動させる制御手段とを備えてなるこ
    とを特徴とする可変容量コンプレッサの外部制御装置。
JP62059902A 1987-03-14 1987-03-14 可変容量コンプレツサの外部制御装置 Expired - Lifetime JP2997269B2 (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55119994A (en) * 1979-03-08 1980-09-16 Matsushita Electric Ind Co Ltd Rotary compressor
JPS57195884A (en) * 1981-05-26 1982-12-01 Toyoda Autom Loom Works Ltd Operation control method of variable capacity compressor for car cooler

Patent Citations (2)

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