JPS6322642A - 精油、香味、酸素、およびビタミンの容器収納のための障壁ラミネ−ト、およびそれから製造されたカ−トン - Google Patents

精油、香味、酸素、およびビタミンの容器収納のための障壁ラミネ−ト、およびそれから製造されたカ−トン

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JPS6322642A
JPS6322642A JP62085618A JP8561887A JPS6322642A JP S6322642 A JPS6322642 A JP S6322642A JP 62085618 A JP62085618 A JP 62085618A JP 8561887 A JP8561887 A JP 8561887A JP S6322642 A JPS6322642 A JP S6322642A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、精油、香味(rlavors)、酸素、およ
びビタミンCの容器収納(contai nment)
のためのバリアーラミネート(barrier lam
inates)、およびそれから製造されたカートンに
関する。特に、本発明は、果汁などの精油、香味剤(r
lavorlngs)、およびビタミンCを含有する液
体を保持するカートンの製造に有用であるバリアーラミ
ネートに関する。
長い間、食物専門家は現在市場に流通している標準的な
ポリエチレン被覆板紙容器に対して批判的であった。と
いうのは、果汁に含有される精油および香味剤はポリエ
チレン被覆自身を通って拡散し板紙中に沈積して、標準
的な保存期間(shelflife)中に果汁の初期香
味が非常に顕著に喪失するばかりでなく、果汁に含有さ
れる有益なビタミンCもまたそこに保持されなかったか
らである。
精油と香味剤の移行およびビタミンCの損失は、容器の
内部に沿ったライナーとしてそこに配置される金属箔を
含むラミネートを用いることによって相当に減少できる
が、金属箔使用の費用のためにこの解決方法は実現可能
ではない。比較的低費用で標準的な保存期間を通じて精
油、香味、およびビタミンCを保持できる重合体ラミネ
ートを金属箔の代わりに使用するため、これまで多くの
試みが行われてきたが、今日までのこのような金属箔の
合理的な代替物を得る努力は実質的に全て失敗した。
本出願人は最近米国特許第4513038号明細書に、
精油および(または)香味の移行に対する実質的な障壁
を提供するラミネートについて開示した。
これは、外表面から上記の精油および(または)香味と
接触する内表面にかけて、板紙基材と、それに被覆した
プロピレン重合体のウェブ(web)と、上記のプロピ
レン重合体ウェブに重ねたオレフィン重合体のウェブと
を包含し、この生成のラミネートをヒートシール可能と
することによって達成される。米国特許第451303
6号明細書に説明されているラミネートから構成される
カートンにより、そこに入れられている果汁の香味保持
が顕著に改善され、その結果カートンの保存期間を相当
に延長でき、また費用を相当に減らして従来のアルミニ
ウム箔障壁を他のものに置換できることが見出された。
しかし、ビタミンCの保持に対しては、これらのラミネ
ートから構成される装置ンは、通常の「湿潤強度」また
はポリエチレン被覆板カートンより有効ではなかった。
上記の箔カートンは明らかにより有効であったが、費用
の点で使用がためられれた。
本発明によって、精油および(または)香味の移行に対
する実質的な障壁を提供するばかりでなく、ビタミンC
の保持も提供するラミネートが、外表面から上記果汁と
接触する内表面にかけて、板紙基材と、それに直接被覆
したナイロンのウェブと、上記のナイロンウェブに直接
重ねたサーリン(S urlyn )のウェブと、上記
のサーリンウェブに直接重ねてそれと接触させたオレフ
ィン重合体、典型的にはポリエチレンとを包含し、この
生成のラミネートをヒートシール可能とすることによっ
て達成されることが見出された。本発明によるラミネー
トから構成されるカートンにより、そこに入れられてい
る果汁で精油、香味、およびビタミンCが相当に保持さ
れ、その結果充填された生産品の保存期間を相当に延長
でき、また費用を相当に減らして従来のアルミニウム箔
障壁を他の°ものに置換できることが見出された。
更に本発明のラミネートにより酸素の通過に対する有効
な障壁が提供されるので、飲料またはジュース生産品に
含有されるビタミン、特にビタミンCおよび他の栄養素
が酸化分解から保護される。
上述のように、このラミネートは更に精油および(また
は)香味の移行に対する優れた障壁を提供する。
容器業界では、多くの形の材料を使用し、これをヒート
シールまたは接着する、あるいは通常の装置に移して容
器またはカートンを形成することが普通に行われてきた
。そのような容器は、典型的には「折畳箱(foldi
ng  boxes) Jの商標で知られている容器ま
たはカートンである。
例えば、液体密封容器としては特に米国特許第3120
333号明細書に開示されている切妻風頂部(gabl
e −top )の牛乳カートンおよびカートンブラン
クがある。本質的には、そのような容器の製造に使用さ
れているブランクは、板紙基材と、両側をポリエチレン
などの樹脂で被覆した押出品とを含み、湿度障壁を提供
し、カートンのヒートシーリングに対する手段を提供す
る。
典型的なカートン変換操作では、−度樹脂ブランクを切
断し刻みをつけ、グルーフラップの外表面上の樹脂、お
よびカートンパネルの内表面上の樹脂を直火を用いて加
熱する。加熱されたカートン表面は、導かれてしかし本
質的には支持のないまま、つまり2つの加熱ジョー(j
aws)の間で圧縮されない条件でコンベアーベルトの
端で伸ばす。
その後、カートンパネルを折畳んで手簡を形成し、加熱
した表面上に溶融した粘着性の樹脂を下向流ニップにお
いて共に圧縮し、液体密封の側面継目を形成する。それ
から、平部形のカートンを、牛乳販売店(dairie
s )またはジュース製造業者などのユーザに送り、そ
こで更にヒートシールにより組立てられ、充填され、最
終的に封じられる。
これらの身近な切妻風頂部のカートンは牛乳またはジュ
ースの容器として米国で広く使用されてきた。米国特許
第4513036号明細書に開示されているラミネート
構造に基づいて製造したカートン゛は、香味と精油を相
当に保持するが、ビタミンCの損失の問題は以前として
未解決のままである。
これまでビタミンCの損失の問題を解決するために、多
くの試みが行われてきた。一つの試みでは、ポリオレフ
ィンまたは他の重合体物質の2つまたはそれ以上の薄層
を有し、その間に金属箔を挟み込んだラミネートを包含
するライナーを容器の内表面に対して使用する。金属箔
の存在は、板紙への湿分の転移および精油の損失を顕著
に減少させるばかりでなく、ビタミンCの損失の減少に
も効果的である。しかし、金属箔の使用は、工程を複雑
にし、得られる生産品の費用を増加させる。
これらの問題を解決するための他の試みから、吹込成形
操作により形成されるような均一な全プラスチックの容
器を使用する考えがもたらされた。
これらの容器は完全に形成され、従って牛乳販売店また
はジュース充填業者への輸送では容器内の空気も輸送さ
れるために、平らな状態で輸送できる同様な容積の容器
の輸送費用よりも輸送費用は相当に増加する。更に、そ
のような容器は安価な印刷装飾に容易には適用できない
。最も重要なことは、吹込成形に使用される通常のプラ
スチックが、その使用を正当化するようなビタミンC保
持改善を証明されていないことである。
上に説明した樹脂被覆板紙カートンと同様に切断されて
パターンを刻まれた全プラスチックのカートン ブラン
クも開発された。しかし、これらのプラスチック容器が
典型的な樹脂被覆板紙コンベアーを通る場合には、固定
されていない容器表面に直火を適用する側面継目形成に
は特別な注意を払わなければならない。
均一な全プラスチック ブランクは、加熱される領域が
例えば加熱ジョーの間に支持されるまたは固定される静
的な系などの幾つかの既知の加熱密封技術により密封す
ることが多分に可能であるが、商業的な高速生産を可能
にするそのような他の技術は知られていない(米国特許
第4224092号明細書を参照)。更に、他の密封技
術を使用する場合は、変換者は、全プラスチック容器を
効率よく密封するために別の装置を相当な費用をかけて
購入する必要があり、現在使用している装置は古いもの
となる。従って、そのような全プラスチック容器は商業
的にはそれほどに受入れられていない。少なくとも、吹
込成形された容器の場合と同様に全プラスチック容器は
、そこに入れられているジュース生産品のビタミンCの
損失を防がない。
本発明が現われるまで、ビタミンCを失うことなく果汁
を入れるための、基礎物質として板紙番使用する利点を
保ち、しかも金属箔使用が持つ加工と費用における不利
な点を除いた適当な容器は開発されていなかった。
本明細書に説明する本発明は、例えば多くの多様な型の
容器の製造に使用する板紙ラミネートとして特に有用で
ある。そのような容器は、例えば、折畳箱、底が正方形
または長方形の容器またはカートン、または、底部を閉
じる手段と通常は頂部を閉じる手段とを有する単純な円
筒を包含することができる。
例えば、本発明が高度に有用である容器構造の1つの特
定の形は、例えば米国特許第3120333号明細書に
説明されている液体を入れるための切妻風頂部のカート
ンである。
第1図には、1連当り5〜15ポンドの範囲の重量で被
覆したナイロンのウェブ12をその上に適用した、最も
適切な高級板紙素材、例えば0.010ないし0.02
8’の牛乳カートン素材である板紙基材10を包含する
ものとして本発明のラミネートを示す。上記のナイロン
ウェブ12に直接重ねて、サーリンのウェブ13を1連
当り2〜6ポンドの範囲の被覆重量で適用する。サーリ
ンは、アイオノマー ポリ(エチレンーコ(CO) −
メタクリル酸)に対するデュポン社の登録商標である。
サーリンの化学構造、性質、調製、および製造について
は文献(K irk  Othmer  E ncyc
lopedta  of  Chemical  T 
echnology、  3 rdE dition、
 1984− S upp+ea+ent  V ol
urAe )に詳しく説明されている。サーリン ウェ
ブに重ねこれと接触させて、ヒートシール可能のオレフ
ィン重合体14、例えば低密度ポリエチレンを、1連当
り約4ないし約12の範囲の重量で被覆する。
オレフィン重合体はポリエチレンであることが好ましく
、低密度ポリエチレンであることが最も好ましい。ウェ
ブ14として使用できる典型的な好ましい低密度ポリエ
チレンは、ガルフ オイルケミカル カンバー−−(G
ulf  Oil  Chea+1caIs  CoB
any、 Houston、 T exas)から入手
できるゴルフ451フポリエチレンである。オレフィン
重合体ウェブ14は、1連当り約5ないし約20ボンド
の範囲の被覆重量で適用する。
好ましいサーリンは、押出し可能なターアイオノマー(
ter1onoa+er)樹脂(エチレン ベース三元
共重合体の亜鉛金属塩)であり、ベレット形で入手でき
ポリエチレン樹脂加工のために設計された通常の押出し
装置で使用できるデュポン社のサーリンAD8255で
ある。サーリンAD8255は、その改良された接着性
、特にナイロンに対する接着性を特徴とする。
板紙基材の外表面に、ヒートシール可能なオレフィン重
合体のウェブ11、典型的にはポリエチレン、最も好ま
しくは低密度ポリエチレンを被覆する。このようにオレ
フィン重合体を用いて外表面を被覆することにより、最
終的な容器にヒートシール適性が与えられ、また、板紙
の外表面に光沢が与えられる。この上には適切なしかし
通牽の処理により直接印刷を行うことができる。
第2図は本発明のラミネートの他の具体例であり、図中
の′を施した番号は第1図中の層と同じ型の層を示す。
このもう1つの具体例では、板紙基材10’はその外表
面を、ヒートシール可能のオレフィン重合体のウェブ1
1、典型的にはポリエチレン、最も好ましくは低密度ポ
リエチレンを用いて被覆する。上述のように、このオレ
フィン重合体の外表面被覆により、最終的な容器構造に
ヒートシール適性が与えられ、また、°板紙の外表面に
光沢が与えられ、この上に通常の処理により直接印刷を
行うことができる。板紙基材10の内表面には、後述す
るようにサーリンのウェブ13’を適用する。サーリン
13′ に重ねこれと接触させてナイロンのウェブ12
′を置き、その上にサーリンのウェブ15’ を直接適
用する。サーリン ウェブ15′−に重ねそれと接触さ
せて、ヒートシール可能のオレフィン重合体のウェブ1
4′ を置き、これにより、これらから構成される容器
の内表面が最終的に形成される。
本発明のラミネートは容易に製造することが可能である
。例えば、ナイロンおよびサーリンまたはナイロン、サ
ーリンおよびオレフィン重合体ウェブは板紙基村上に直
接に同時押出しすることができる。別に、ナイロンと板
紙との接着を容易にするために、板紙とナイロンウェブ
とが板紙基材の上に直接に同時押出しされるときに、そ
の板紙とナイロンウェブとの間にサーリンの層を同時に
同時押出しすることができる。更に必要ならば、3また
は4工程の被覆操作を使用し、それによりナイロン重合
体ウェブを板紙基村上に押出し、続いてサーリンとオレ
フィン重合体のウェブを用いてナイロン障壁ウェブをそ
の上に被覆することができる。
これらの特定の被覆技術を説明したが、板紙基材にナイ
ロン、サーリン重合体、およびオレフィン重合体を適用
するためには、任意の通常の技術を使用できることは当
業者には明らかであろう。
本発明のラミネートにより提供される、精油、香味剤、
およびビタミンCの転移に対する独特の障壁効果は、次
の比較例によって証明される。
標準的な板紙1/2ガロン オレンジ果汁容器を製造し
、オレンジ果汁を充填した。オレンジ果汁の主要な精油
はd−リモネンである。充填したカートンを6週間保存
し、その後オレンジ果汁を分析して精油d−リモネンの
重量%損失およびビタミンCの重量%損失を測定した。
標準的な1/2ガロン オレンジ果汁容器を、(容器の
外側から内側にかけて)1連当り7.8ポンドのポリエ
チレン、0.024牛乳カートン素材、および1連当り
20ポンドのポリエチレンからなるラミネートから構成
した。
他の標準的な板紙1/2ガロン オレンジ果汁容器を、
アルミニウム箔ライニングを含むように修正した。容器
の構造は、外側から内部にかけて、1連当り7.8ポン
ドの低密度ポリエチレン、’0.024牛乳カートン素
材、1連当り10ポンドの低密度ポリエチレン、0.0
0035’のアルミニウム箔、および1連当り20ポン
ドの低密度ポリエチレンであった。
第3のクラスの比較用の標準的な板紙1/2ガロン オ
レンジ果汁容器は、米国特許第4513036号のラミ
ネートから製造した。この容器は、外側から、1連当り
7.8ポンドのポリエチレン、0.024牛乳カートン
素材、1連当り10ポンドの押出し被覆グレードのポリ
プロピレン、および1連当り10ポンドの低密度ポリエ
チレン、並びに他の被MI II ffiのポリプロピ
レンおよびポリエチレンを包含していた。
最後に、標準的な板紙1/2ガロン オレンジ果汁容器
を、ナイロン、サーリン、ポリエチレンをナイロンの被
覆重量を変えて同時押出しすることにより製造した。
実験の詳細はおよび結果は次の通りである。オレンジ果
汁用カートンの保存期間の延長に対する第1の基準は、
精油d−リモネン、および、ビタミノC1アスコルビン
酸の保持である。カートン同時押出し中に本発明による
障壁層を含む種々の障壁層を使用することによって、こ
れらの成分の保持が受ける効果についてモニタして、6
週間の保存期間試験を行った。この試験の方法および結
果は次の通りである。
実験 2組の実験カートンについて評価を行い、標準湿潤強度
、ポリプロピレン、および箔ライニングのカートンにつ
いて、6週間にわたるd−リモネンとアスコルビン酸の
保持に関して比較した。実験カートンは、次の1)およ
び2)からなる仮被覆を使用して製造した。
1) ナイロン/ケーリン/ポリエチレン を、ナイロ
ンの被覆を5.10.15 、i’ b s / r 
mに変化させて同時押出しした。
2) ポリプロピレン/エチレン メチル アクリレー
ト/ポリエチレンを、ポリプロピレンとポリエチレンの
被覆重量を変化させて同時押出しした。
実験障壁層の実際の厚さを顕微鏡を用いて測定した。酸
素透過速度測定を行うために、モニタ(MoCon)ユ
ニット、オツクストラン(Ox −Tran ) 10
/ 50を使用した。押出し被覆板をカートンに換え、
その後1つの装置で1つのバッチからオレンジ果汁を充
填した。同時に、標準湿潤強度、ポリプロピレン、およ
び箔ライニングのカートンを充填した。充填したカート
ンは試験の間冷蔵庫中に370Fで保存した。充填の次
の日に0週としてオレンジ果汁試料を取り、その後毎週
オレンジ果汁試料を取った。試料に、後述する方法を用
いてd−リモネンとアスコルビン酸の保持の試験を行っ
た。全ての場合について、箔うイニングカートン番除き
、2つのカートンからの試料を毎週分析した。
d−リモネンの測定方法は、イソプロピルアルコールを
用いるオレンジ果汁の共蒸溜と、その後の蒸溜物の酸性
化、および標定KBr−KBr03溶液を用いる滴定と
を含む。反応には臭素の放出が含まれる。臭素はその場
でd−リモネンの2重結合と反応してリモネン テトラ
プロミドを形成する。
オレンジ果汁中のアスコルビン酸濃度は、2゜6−ジク
ロロフエノールーインドフエノール滴定の修正法により
測定した。この方法では、メタリン酸と酢酸の存在下で
ジクロロフェノール−インドフェノール標準液を用いて
、明確なピンク色が5秒間持続するまで、アスコルビン
酸を含有する試料を滴定する。ジクロロフェノール−イ
ンドフェノール標準液は、アルカリ性では青色に酸性で
は赤色に着色するが還元形は無色である標準酸化剤とし
て使用される。
この方法を確認するために、種々の容器に充填されたオ
レンジ果汁を幾組か購入し、上述の方法を使用して%リ
モネンと%アスコルビン酸を分析した。種々の容器に充
填されたトロビカーナ(T ropicana)オレン
ジ果汁の分析結果を参照のために次に示す。
%アスコルビン酸 試料ID   %リモネン  (LQOa/当りのmi
数)ガラス容器  0.0203    46.4凍結
濃度   0.0174    45.7通常のPE 
  O,012929,5被覆カートン 結果および考察 この試験に使用した種々の実験障壁層の構造と酸素透過
速度を第1表に示す。ナイロン層の測定厚さは目的とし
た値に非常に近かった。これらのフィルムが示した酸素
透過速度は、文献に報告された他の測定に基づく予測範
囲内にある。標準湿潤強度、ポリプロピレン、および箔
ライニングのカートンに関するカートン構造、および関
連する酸素透過値を参照のために第■表に示す。
d−リモネンとアスコルビン酸の保持分析の結果を第■
表および第■表に示す。解釈をを容易にするために、ナ
イロン ベースの試料に対する結果をベンチマーク試料
の結果と共に第3図および第4図にプロットした。3つ
のナイロン ベースカートンに対する結果は、d−リモ
ネンとビタミンCの両方の保持に関して、箔ライニング
カートンに対する結果と差がないことが明白である。
明らかに、ナイロンの5 J b s / r m被覆
により箔と同じく良好な障壁が提供され、被覆重量を1
0および15ibs/rmに増加させても更に利点は得
られない。ポリプロピレン カートンは、標準湿潤強度
またはポリエチレン被覆のカートンに比べd−リモネン
保持では明らかに優れていることを示したが、ビタミン
C保持では実際の利点は示さない。
ポリプロピレン ベース カートンに対する結果を第3
図および第4図に示す。d−リモネン保持に対しては、
全てのポリプロピレン ベースカートンが標準湿潤強度
またはポリエチレン被覆のカートンに比べ改善された結
果を示す。しかし、ポリプロピレン被覆重量が1.7な
いし19.6ノb s / r mの範囲にわたる種々
のポリプロピレン ベース カートンの間では、結果に
特に優劣゛の傾向はない。このことは、ポリプロピレン
 ベース カートンの結果の改善は、ポリプロピレン層
の厚さではなく、ポリプロピレンとポリエチレンの幾分
かの協働効果に帰せられることを意味している。
ポリプロピレン ベース カートンのビタミンC保持結
果は同様である。全重合体被覆重量がポリプロピレン 
カートンの約2倍である場合を除いて、ポリプロピレン
被覆重量に伴う傾向は明らかでない。また、その場合に
も効果は小さい。これらの結果は、酸素透過速度のデー
タを考慮すると驚くべきことではない。
試験した全試料についてのアスコルビン酸保持の結果は
、酸素透過速度データと共に、障壁層の酸素透過速度に
おけるこの適用の興味の範囲が、〜10ないし〜130
cc/100sq  in/24時であることを示して
いる。〜130cc/100sq  in/24時を越
える速度では利点が得られず、〜10cc/100sq
  in/24時未満では利点が更に改善されることは
ない。
この観察から、ナイロンにおいて費用が最も有効な被覆
重量の決定における値、および他の障壁層の評価に対す
る値が得られる。
結果のまとめ 1) 5ノb s / r mまたはそれ以上の被覆重
量のナイロン層をカートン構造中に含めることにより、
箔ライニング カートンと差異のない水準のd−リモネ
ンおよびビタミンCの保持が提供される。
2) ポリプロピレン カートンは、d−リモネン保持
が標準湿潤強度ポリエチレン カートンより明らかに優
れるが、予期したように、ビタミンC保持に関しては利
点を有さない。
3) ポリプロピレン被覆カートン構造でのポリプロピ
レン含有量を、19.6ibs/rmの高値から1.7
.f’bs/rmの低値まで変えることにより、d−リ
モネンまたはビタミンC保持における顕著な相違は示さ
れなかった。
第1表 ナイロン ベース: 名目/測定*         02透過2 10/9
. 9  4/2. 9 6/11. 2   4. 
33 15/14. 6 4/3. 5 6/12.8
    未試験ポリプロピレン障壁フィルム最適化: 測定* ()bs/30.00sq  f t)       
02透過エチレン メチル      (cc/100
 sq 1nP2   6.5    “4.5   
  9.9    33IP3   3.4    3
.5     7.2    532P4   1.7
     B、5     9.2    51BP5
  19.6    6.0    18.9    
130* 計算に使用した密度: ポリエチレン      0.923gm/ccポリプ
ロピレン     0.905gm/ccナイロン  
      1.13  gm/ccサーリン    
   0.940gm/ccエチレン メチル アクリレート    0.923gm/cc第■表 カートン=                    
 02透過標準湿潤強度  91bs  PE  28
01bs  1llbs  PE    280ポリプ
ロピレン 101bs  PE  2801bs  1
21bs  PP/   未試験101bsPE 箔ライニング  1OIbs  PE  2801bs
  1oIbs  PE/    0.0B14.91
bs  A 1 / 201bsPE 第■表 0.0232 0.0218 0.0209 0.02
07 0.0201 0.0204 0.02012 
  0.023B  0.0218 0.0209 0
.0L98 0.0208 0.020?  0.02
000.0237 0.0214 0.0210 0.
0204 0.0202’ 0.0202 0.020
4B      0.023B  0.021B  0
.0207 0.0193 0.019B  ロ、02
02 0.01970.0239  Q、0210 0
.0208 0.0194 0.019g  0.02
02 0.0194比較: 試料土 湿潤   0.0231 0.019B  0.017
9 0.0155 0.0147 0.0134 0.
0120引覧パt      03口231  0.0
195  0.01?4  0.015B   0.0
14g   0.0136  0.011gポリプロ 
Q、0240 0.0206 0.0203 0.01
92 0.0184 0.0180 0.0153ピレ
ン  0.0237 0.020g  0.019g 
 0.018B  0.018B  0.0174 0
.0L51箔    NT*0.0218  NT  
 O,0L89  NT   O,0201NTPi 
   O,02350,02140,02020,01
880,01840,01720,01B20.023
5 0.0215 0.02000.0192 0.0
184 0.0174 0.0162P2   0.0
234 0.0219 0.0203 0.0184 
0.0182 0.0165 0.01B20.024
4 0.0218 0.0200 0.017B  0
.0184 0.0170 0.01BLP3    
G、0237 0.0224 0.0199 0.01
8B  0.0177 0.01B5 0.01380
.0234 0.0231 0.019B  0.01
84 0.017B  0.018B  0.0138
P4   0.0232 0.0213 0.0199
 0.0172 0.0172 0.0155 0.0
1440.0237 0.0214 0.0198 0
.01g2 0.0172 0.0154 0.014
3P5   0.0227 0.0208  Q、01
88’ 0.Q172 0゜0171 0.01B5 
0.01470.0234 0.019g  0.01
88 0.0L70 0.0168 0.01B4 0
.014Bグランド 平均:    02352 *NT −未試験 + 詳細な構造は第1表および第■表を参照節■表 50.1 45.3 44.7 40.8 43.B 
 34.2 37.02   48.5 45.3 4
3.3 40.2 41.1 38.1 37.548
.5 45.3 42.9 41.5 41.1 3B
、7 37.53   4B、5 44.8 43.3
 39.7 39.6 3B、7 40.550.1 
4B、4 43.8 40.2 38.8 36.2 
3’9.5比較: 試料土 ポリプロ 48.0 45.9 4L、0 34.2 
32.2 24.3 21.8ピレン  49.5 4
4.8 41.5 34.2 31.7 24.3 2
2.8箔     NT*45.3  NT  40.
2  NT  3g、I  NTNT  45.3  
NT  42.5  NT  37.7  NTPI 
   44.8 43.8 39.6 3B、1 32
.2 20.8 21.848.5 43.2 3g、
7 35.2 33.2 21.3 21.3P2  
 47.4 43.2 37!  34.2 31.7
 18J  17.747.4 43.2 38.2 
34.2 31.2 19.3 1B、7P3   4
5.9 44.3 37J  33.8 28.7 2
0.8 19.248.0 43.8 37.3 33
.8 31.7 19.8 18.7P4   49.
0 42.7 37.3 35.2 31.2 18.
8 22.34g、0 43.2 3g、2 35.8
 30.2 18.8 21.3P5   49.0 
44.8 40.1 35.2 33.2 25.3 
26.3平均:   4g、2 *NT −未試験 十 詳細な構造は第1表および第■表を参照本発明の好
ましい具体例によれば、ラミネートは、適当な中間層に
、適切でより魅力的な被覆生産品を与えるためにアルミ
ニウム粉末または食品級の染料などの色素粒子を配合さ
れる。
フィルム層の接着特性は、色素および(または)着色剤
の使用により妨げられず、また、これは同時押出し工程
に適用できる。
色素または着色剤を配合された被覆板紙材料は、板紙基
材10の上にナイロン12が、それからサーリン13お
よびヒートシール可能のオレフィン重合体14が同時押
出しされ、ナイロン12またはサーリン13のいずれか
の層、この構造体では好ましくはナイロンに色素または
着色剤が配合された板紙基材10を包含する。
第2図に示す構造体では、色素または着色剤はサーリン
13′、ナイロン12′、およびサーリン15’の層の
任意の層に配合される。
色素または着色剤は好ましくはアルミニウム粒子である
が、選択した色素が十分に耐熱性であり押出し条件に耐
える限りは、任意の色彩つまり、白、テラコッタ、青、
黄などで着色することができる。典型的には、任意の適
当な色彩の耐熱性色素を使用できる、つまり、動物色素
、合成色素、元素色素、例えば、カーボンブラックまた
はアルミニウム粉末、無機酸化物、スルフィド、水酸化
物、カーボネート、シリケート、クロメート、サルフェ
ートなどの無機色素、並びに、有機色素などを使用でき
る。着色剤としては、任意の許可された色彩、つまり食
物、医薬、または化粧品中での使用が許可されているF
D&C色彩を、これらが更に押出し工程での相溶性の要
求を満たす場合に、使用することができる。
色素または着色剤は、中間フィルム形成層につまりナイ
ロンまたはサーリンに、約1/2から約15重量96ま
で、好ましくは1から10重量%まで、より好ましくは
1〜1/2から6重量%までの量を配合する。
アルミニウムは、微細に分割されたアルミニウム粉末の
形で使用することが好ましく、ナイロンまたはサーリン
へ同一の重合体中でそのブレンド−形で加えることが最
も便利である。
色素としてTiO2を使用する場合には、プラスチック
業界で通常使用されている方法に従って使用することが
できる。
色素を含有する中間層を含む種々の層は、当業界でよく
知られている板紙基材上に押出しまたは同時押出しされ
る。
本発明の更に別の具体例では、ナイロンを板紙上に直接
押出しそれからナイロン表面を下塗りする場合に、精油
、香味剤、およびビタミンCの保持に関して満足な結果
が実現することが見出された。下塗り後、ポリエチレン
をナイロン表面に直接押出す。
本発明のこの具体例では、精油および(または)香味剤
の移行およびジュースに含有されるビタミンCの保持に
対する有効な障壁を(R成するラミネートが、外表面か
ら液体と接触する内表面にかけて、板紙基材と、オレフ
ィン重合体好ましくはポリエチレンのウェブを重ねて適
用する前に下塗りされたナイロンのウェブとを包含して
提供される。
このラミネートは、これまでに説明した標準的なジュー
ス容器の構成での使用に適している。
ナイロンは1連当り5ないし17ポンドの量で適用し、
ナイロン表面はコロナおよびその後気体炎下塗りで処理
する。
続いて、1連当り12.0ポンドのポリエチレン#45
17をナイロン上に適用する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のラミネートの1つの具体例の立面断面
図、第2図は本発明のラミネートの別の具体例の立面断
面図である。第3図は、種々のラミネートから製造され
たカートンの種々のジュース保存期間にわたるD−リモ
ネンの保持を示すグラフ図である。第4図は、種々のラ
ミネートがら製造されたカートンの種々のジュース保存
期間にわたるアスコルビン酸の保持を示すグラフ図であ
る。 10.10′・・・板紙基材、11.11’・・・オレ
フィン重合体ウェブ、12.12′・・・ナイロン ウ
ェブ、13.13′ ・・・サーリン ウェブ、14.
14’ ・・・オレフィン重合体ウェブ、15′ ・・
・サーリン ウェブ。 出願人代理人 弁理士 鈴 江 武 彦図面の1占(内
容に変更なし) J’Vでに1 fJrc; −2 % d、−ソ七ネン ブスコルビン内坂MG/I○OML 手続補正書(方式) %式% 1、事件の表示 特願昭62−85618号 2、発明の名称 精油、香味、酸素、およびビタミンの容器収納のための
障壁ラミネート、およびそれから製造されたカートン 3、補正をする者 事件との関係  特許出願人 名称 チャンピオン・インターナショナル・コーポレー
ショ′ン 4、代理人 住所 東京都千代田区霞が関3丁目7番2号 UBEビ
ル昭和62年6月30日 図面

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)精油および(または)香味剤の移行および果汁に
    含有されるビタミンCの保持に対する有効な障壁を提供
    するラミネートであって、外表面から当該果汁と接触す
    る内表面にかけて、板紙基材と、その上に直接被覆され
    たナイロンのウェブと、当該ナイロンウェブに直接重ね
    たこれと接触するサーリンのウェブと、当該サーリンウ
    ェブに直接重ねたこれと接触するオレフィン重合体のウ
    ェブとを包含するラミネート。
  2. (2)ナイロンウェブ被覆面と反対側の板紙基材表面に
    、オレフィン重合体の外側のウェブを更に包含する特許
    請求の範囲第1項記載のラミネート。
  3. (3)板紙基材とナイロンウェブとの間に通常はそれと
    隣接して更にサーリンウェブを包含する特許請求の範囲
    第1項記載のラミネート。
  4. (4)当該オレフィン重合体がポリエチレンである特許
    請求の範囲第1項記載のラミネート。
  5. (5)当該オレフィン重合体が低密度ポリエチレンであ
    る特許請求の範囲第4項記載のラミネート。
  6. (6)当該板紙基材が標準的な0.010ないし0.0
    28板紙牛乳カートン素材である特許請求の範囲第1項
    記載のラミネート。
  7. (7)当該外側のオレフィン重合体ウェブが低密度ポリ
    エチレンである特許請求の範囲第2項記載のラミネート
  8. (8)当該ナイロンウェブを1連当り約5ないし15ポ
    ンドの範囲の被覆重量で適用する特許請求の範囲第1項
    記載のラミネート。
  9. (9)当該オレフィン重合体ウェブを1連当り約5ない
    し20ポンドの範囲の被覆重量で適用する特許請求の範
    囲第1項記載のラミネート。
  10. (10)当該オレフィン重合体ウェブを1連当り約4な
    いし12ポンドの範囲の被覆重量で適用する特許請求の
    範囲第1項記載のラミネート。
  11. (11)当該ナイロンおよびサーリンウェブの1つが色
    素または食品級の着色剤を含有する特許請求の範囲第1
    項記載のラミネート。
  12. (12)当該板紙と当該オレフィン重合体被覆との間に
    ナイロンウェブとサーリンウェブとを続けて介在するこ
    とを包含するオレフィン重合体で内部被覆された板紙容
    器中に含有された、精油および(または)香味剤および
    ビタミンCを含む液体から、精油および(または)香味
    剤の移行を減少させ、かつビタミンCを保持する方法。
  13. (13)当該ナイロンウェブと当該板紙の間に更にサー
    リンウェブを入れる特許請求の範囲第12項記載の方法
  14. (14)当該ナイロンおよびサーリンウェブの1つが色
    素または食品級の着色剤を含有する特許請求の範囲第1
    2項記載の方法。
  15. (15)当該色素がアルミニウム粉末である特許請求の
    範囲第14項記載の方法。
  16. (16)当該板紙容器が板紙の外表面にオレフィン重合
    体被覆を更に含有する特許請求の範囲第12項記載の方
    法。
  17. (17)特許請求の範囲第1項に記載するラミネートか
    ら構成される、精油および(または)香味剤およびビタ
    ミンCを含有する液体のための容器。
  18. (18)特許請求の範囲第2項に記載するラミネートか
    ら構成される、精油および(または)香味剤およびビタ
    ミンCを含有する液体のための容器。
  19. (19)特許請求の範囲第3項に記載するラミネートか
    ら構成される、精油および(または)香味剤およびビタ
    ミンCを含有する液体のための容器。
  20. (20)特許請求の範囲第11項に記載するラミネート
    から構成される、精油および(または)香味剤およびビ
    タミンCを含有する液体のための容器。
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