JPS63225002A

JPS63225002A - 塵芥収集車の塵芥圧縮装置

Info

Publication number: JPS63225002A
Application number: JP5619087A
Authority: JP
Inventors: 義孝島津; 俊昭稲田
Original assignee: Shin Meiva Industry Ltd
Current assignee: Shinmaywa Industries Ltd
Priority date: 1987-03-11
Filing date: 1987-03-11
Publication date: 1988-09-20
Also published as: JPH0428601B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、塵芥収集車において、塵芥収容箱内に塵芥を
効率よく詰込むための塵芥圧縮装置に関する。

（従来の技術）一般に、この種の塵芥収集車には、塵芥収容箱内に摺動
可能な排出板が設けられるとともに、該排出板を前後方
向に移動させるための伸縮シリンダが設けられ、塵芥収
容箱への塵芥の積込時には、積み込まれる塵芥の圧縮力
に抗して上記排出板を保持し、かつ所定圧力を越えると
、この排出板を塵芥収容箱の後部から前部に向かって移
動させることで、塵芥を適宜に圧縮して積込むようにな
されていた。しかしながら、伸縮シリンダはそれぞれ径
が異なるシリンダを組み込んだ多段式のシリンダが使用
されているとともに、所定圧に達したときの圧油を開放
させる圧力制御弁（例えばリリーフ弁）のボートリリー
フ圧が常に一定であるため、伸縮シリンダの縮退時にお
いて、圧油の作用を受ける伸縮シリンダの有効面積が変
化すると、〔伸縮シリンダの断面積〕×〔シリンダに加
わる圧力〕で表わされる〔伸縮シリンダに加わる力〕、
つまり、排出板が塵芥の圧縮力に抗する力は、伸縮シリ
ンダの縮退とともに増大する。このため、詰め込む塵芥
の圧縮力を均一に保持するような割合で排出板を前部へ
移動させることができなかった。

そこで、従来、上記問題を解決するものとして特公昭５
２−４３２９１号公報記載のものが提案されている。こ
れは、圧力制御弁が、排出板の位置に応じてその設定圧
を可変可能になされたもので、バネ負荷されたプランジ
ャが伸縮シリンダの一端に当接配置されることによって
、伸縮シリンダの角度位置に応じて圧力制御弁の設定圧
を変えるようになされている。これによって詰め込む塵
芥の圧縮力を均一に保持するような割合で排出板を塵芥
収集箱の前部に向かって移動させていた。

（発明が解決しようとする問題点）しかしながら、上記のように伸縮シリンダの傾き角度に
よってプランジャを作動させて圧力制御弁の設定圧力を
変更させるものでは、ｎ段目とｎ−１段目のように受圧
面積が不連続に変化した場合、その断面積の変化に追従
することはできない。

具体的には、伸縮シリンダの単位傾き角度に比例して設
定圧は変わるものの、受圧面積の不連続な変化には追従
できず、排出板の背圧を一定にできないという問題があ
った。

（問題点を解決するための手段）本発明の塵芥収集車の塵芥圧縮装置は、塵芥収容箱内に
前後方向に摺動自在な排出板が設けられるとともに、こ
の排出板を移動させ、かつ塵芥の圧縮力に抗して排出板
を保持する伸縮シリンダが配設された塵芥収集車におい
て、上記伸縮シリンダに作用する加圧流体が所定の流体
圧に達したとき、この加圧流体を開放する圧力制御弁が
少なくとも２つそれぞれの設定圧が異なるように並列に
配置されるとともに、排出板の位置を検出する検出手段
を設けられ、この検出に基づいて、加圧流体が設定圧の
高い圧力制御弁から順次設定圧の低い圧力制御弁に連通
ずるよう切換制御する切換弁が設けられ、塵芥積込時に
おいて排出板の位置に拘わらず、塵芥の圧縮に抗する排
出板の背圧が略一定となされるように構成されたもので
ある。

（作用）排出板が塵芥収容箱の前部へ移動する時の位置を検出手
段で検出し、この検出手段による検出に基づいて、切換
弁を制御し、設定圧の高い圧力制御弁から設定圧の低い
圧力制御弁へ順次切換えていく。

（実施例）以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。

第１図は、塵芥収集車の一部を示す側面図である。

同図において、１は塵芥収集車の車枠上に搭載された塵
芥収容箱であって、この塵芥収容箱１の後方開口部３に
は、前面を開放した塵芥投入箱２が枢軸４を以て傾動可
能に連設されている。

塵芥投入箱２は、その背面下方に塵芥を投入する投入口
５が開口され、塵芥投入箱２の内部下方に塵芥の貯留室
６が形成されている。塵芥投入箱２内には貯留室６に貯
留された塵芥を圧縮、押潰して塵芥収容箱１内に押込む
ための適宜な塵芥積込装置７が装備されている。

一方、塵芥収容箱１内には、前後方向に摺動自在な排出
板８が配設されている。塵芥収容箱ｌの前部に固設され
たブラケットと、排出板８の下部との間には伸縮シリン
ダ９が連結され、この伸縮シリンダ９の伸縮作動により
排出板８が塵芥収容箱１内を往復動可能になされている
。

排出板８は、塵芥収容箱１を横切って延在しており、そ
の幅が塵芥収容箱１の内幅と略等しく、且つその高さが
塵芥収容箱１の底壁から頂壁までの高さと略等しくなさ
れている。

伸縮シリンダ９は、それぞれ径の異なる３つのシリンダ
９ａ、９ｂ、９ｃが組み込まれた３段式シリンダであり
、その大径シリンダ９Ｃ側が排出板８の下部に連結され
るとともに、先端のシリンダ９ａ側の前部がブラケット
に連結されている。

この伸縮シリンダ９は、縮退するにつれて、圧油の作用
を受けるシリンダの有効面積が増大する。

すなわち、排出板８が塵芥収容箱ｌの後部から前部に移
動するときは、圧油は、まず径の小さい真中のシリンダ
９ｂに作用して真中のシリンダ９ｂを縮退させ、この後
、真中のシリンダ９ｂよりも径の大きい大径シリンダ９
ｃに作用して縮退させる。

塵芥収容箱１の適所には、前記伸縮シリンダ９の縮退時
において、真中のシリンダ９ｂが略縮退し終わった時に
これを検出するためのリミットスイッチＬＳが図示しな
いブラケット等を介して設けられている。このリミット
スイッチＬＳは、その接触子が真中のシリンダ９ｂに当
接することで、第２図に示す電磁開閉弁２２のソレノイ
ドＳＱＬを励磁して、電磁開閉弁２２を開位置に切換え
るようになされている。

第２図は、塵芥圧縮装置に係る油圧回路の一部分を示し
ている。

圧油は図示しない油圧ポンプから切換弁１０へ供給され
ており、切換弁１０の左方位置あるいは右方位置への切
換によって配管１１または配管１２を通して前記伸縮シ
リンダ９のピストン室側Ｂまたはロッド室側Ｃに供給さ
れる（この場合のピストン室側Ｂとは伸縮シリンダ９伸
長時の受圧側をいい、ロッド室側Ｃとはその還流側をい
う）。

前記配管１１．１２には、それぞれ絞り弁１３゜１４を
連設した分岐管１９．２０が分岐され、その下流側で前
分岐管１９．２０を合流連結している。この連結部１７
には、第１還流路１８が接続されており、第１還流路１
８は、第１リリーフ弁１５（圧力制御弁）に連通されて
いる。また、第１還流路１８からは第２還流路２１が分
岐されており、この第２還流路２１は、電磁開閉弁（切
換弁）２２を介して第２リリーフ弁２３（圧力制御弁）
に連通されている。第２リリーフ弁２３のボートリリー
フ圧は、第１リリーフ弁１５よりも低くなされており、
本例では第１リリーフ弁１５のボートリリーフ圧が１４
０ｋｇ／ｃ＋Ｊ、第２リリーフ弁２３のボートリリーフ
圧が７０ｋｇ／ａＪに各々設定されている。そして、第
１、第２圧力制御弁１５゜２３は還流路２４．２５を介
してオイルリザーバ１６に連通されている。

電磁開閉弁２２は、通常、閉止位置を取り、前記リミッ
トスイッチＬＳの接触子が真中のシリンダ９ｂに当接す
ることによって、ソレノイドＳＯＬが励磁されて、開位
置に切換えられるようになされている。

すなわち、切換弁１０が中正位置にある塵芥の積込時に
おいて、真中のシリンダ９ｂが後退している間、つまり
圧油が先端のシリンダ９ａのピストン側油室に作用して
いる間は、電磁開閉弁２２が閉止位置を取り、この圧油
は第１リリーフ弁１５の設定圧を越えた時にオイルリザ
ーバ１６に還流される。また、真中のシリンダ９ｂが完
全に後退して圧油がそのピストン側油室に作用すると、
電磁開閉弁２２が開位置に切換えられ、圧油は第１リリ
ーフ弁１５よりも設定圧が低い第２リリーフ弁２３の設
定圧を越えた時にオイルリザーバ１６に還流される。

なお、圧力制御弁はリリーフ弁に限定されるものでない
。

次に、本発明の作用について説明する。

まず、第１図に示すように、伸縮シリンダ９が伸長し、
排出板８が後方に移動した状態で切換弁１０を中正位置
に切換えた後、塵芥投入箱２内に投入された塵芥を塵芥
積込装置７を介して塵芥収容箱１内に供給する。

その際、塵芥は、排出板８と塵芥積込装置７との間で圧
縮されることになり、排出板８には矢印方向の外力が働
く。これと同時に排出板８と連結している伸縮シリンダ
９のピストン室側Ｂの圧力が上昇し、更に絞り弁１３．
１４を介して連結しているロッド室側Ｃとピストン室側
Ｂとが同圧となる。このように、塵芥は、所定の背圧が
与えられた可動壁としての排出板８に抗して詰め込まれ
る。そして、収容箱１内へ積込まれた塵芥の圧力が増大
するにつれ、伸縮シリンダ９に作用する圧油は徐々に高
圧となり、第１リリーフ弁１５の設定圧以上に上昇する
と、第１リリーフ弁１５が作動し、圧油はオイルリザー
バ１６へ還流路２４を通って帰還する。この還流分だけ
伸縮シリンダ９は、まず、真中のシリンダ９ｂが後退す
る。よって、排出板８が塵芥収容箱１の前部に向かって
移動する。排出板８が移動すると排出板８に作用する外
力は緩和されることになり圧力は低下し、第１リリーフ
弁１５は閉鎖される。この作動を繰り返すことにより真
中のシリンダ９ｂは後退し、塵芥収容箱１内には高密度
に圧縮された塵芥が収容されていく。そして、真中のシ
リンダ９ｂが完全に後退し終えると、今度は大径シリン
ダ９Ｃが後退しはじめる。この時、真中のシリンダ９ｂ
はリミットスイッチＬＳと当接して電磁開閉弁２２のソ
レノイドＳＯＬが励磁され、電磁開閉弁２２は開位置に
切換えられる。これにより、真中のシリンダ９ｂのピス
トン側油室に作用する圧油は、第１リリーフ弁１５より
も設定圧の低い第２リリーフ弁２３の設定圧以上に上昇
すると、この第２リリーフ弁２３が作動し、圧油はオイ
ルリザーバ１６へ還流路２５を通って帰還する。この還
流分だけ伸縮シリンダ９の大径シリンダ９Ｃは後退して
排出板８を塵芥収容箱１の前部に向かって移動させた後
、第２リリーフ弁２３が閉鎖される。このような作動を
繰り返すことにより、排出板８は塵芥を塵芥収容箱１内
に高密度に圧縮されて積込みながら塵芥収容箱１の後部
から前部に向かって移動する。

ここで、本例では、先端のシリンダ９ａのピストン側油
室、すなわち真中のシリンダ９ｂの内径と、真中のシリ
ンダ９ｂのピストン側油室、すなわち大径シリンダ９ｃ
の内径との比が１：１．４、第１リリーフ弁１５のボー
トリリーフ圧が１４０ｋｇ　／　ｃｄ、第２リリーフ弁
２３のポートリリーフ圧が７０ｋｇ／−に設定されてい
る。

そして、シリンダに加わる力Ｆは、Ｆ−ＰＡ　　　Ｐニジリンダに加わる圧力Ａニジリンダ
の断面積で表される。

従って、真中のシリンダ９ｂが後退している時にこの真
中のシリンダ９ｂが塵芥の圧縮力に抗する力と、大径シ
リンダ９Ｃが塵芥の圧縮力に抗する力とは略一定となさ
れ、塵芥の圧縮力がこの力板上になった時に排出板８は
断続的あるいは連続的に塵芥収容箱１の前部に向かって
移動する。よって、この塵芥収集車は塵芥を略一定の圧
縮力で効率よく塵芥収容箱１に詰め込むことができる。

また、シリンダの径およびリリーフ弁の設定圧は両者の
関係にそくして適宜に決定すればよい。

さらに、伸縮シリンダの伸縮段数が増大した場合、設定
圧の異なるリリーフ弁を３個以上並列に配置し、排出板
の移動に対するリリーフ弁の切換えを順次行うようにす
ればよい。なお、リリーフ弁を増やせば、これに対応す
るように切換弁および検出手段を設けることは当然であ
る。

（発明の効果）以上述べたように、本発明によれば、排出板の位置を検
出手段によって検出し、この検出に基づいて切換弁を切
換制御することにより、加圧流体が設定圧の低い圧力制
御弁に順次連通されるようになされており、排出板に作
用する圧縮力を略一定とすることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は塵芥収集車の一部を示す側面図、第２図は塵芥
圧縮装置に係る油圧回路の一部分を示す回路図である。１・・・塵芥収容箱８・・・排出板９・・・伸縮シリンダ１５・・・第１リリーフ弁（圧力制御弁）１６・・・オ
イルリザーバ２２・・・電磁開閉弁（切換弁）１Ｂ、２１．２４．２５・・・還流路２３・・・第２リリーフ弁（圧力制御弁）ＬＳ・・・リ
ミットスイッチ（検出手段）第７図第２図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）塵芥収容箱内に前後方向に摺動自在な排出板が設
けられるとともに、この排出板を移動させ、かつ塵芥の
圧縮力に抗して排出板を保持する伸縮シリンダが配設さ
れた塵芥収集車において、上記伸縮シリンダに作用する加圧流体が所定の流体圧に達したとき、この加圧流体を開放する圧力
制御弁が少なくとも２つそれぞれの設定圧が異なるよう
に並列に配置されるとともに、排出板の位置を検出する
検出手段を設け、この検出に基づいて、加圧流体が設定
圧の高い圧力制御弁から順次設定圧の低い圧力制御弁に
連通するよう切換制御する切換弁が設けられ、塵芥積込
時において排出板の位置に拘わらず、塵芥の圧縮に抗す
る排出板の背圧が略一定となされるように構成されたこ
とを特徴とする塵芥収集車の塵芥圧縮装置。