JPS6322468A

JPS6322468A - 糸条巻取機の据付け方法

Info

Publication number: JPS6322468A
Application number: JP62089167A
Authority: JP
Inventors: Satoshi Ishihara; 石原　聰
Original assignee: Teijin Seiki Co Ltd
Current assignee: Nabtesco Corp
Priority date: 1987-04-10
Filing date: 1987-04-10
Publication date: 1988-01-29
Also published as: JPS6323105B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野〕本発明は糸条の巻取機の据付は方法に関する。

より詳しくは、運搬や据付が簡単に且つ短時間に行える
糸条巻取機の据付は方法に関する。

〔従来の技術〕

近年巻取機は、巻取パケージのラージパッケージ化と自
動切替え等の自動化とにより大型化の傾向にある。従来
、このような巻取機の工場内への設置に際しては１例え
ば、巻取機に釣上げ用ボルトを取付け、または釣上げ用
の穴を形成し、このボルトまたは穴にクレーンのフック
を係止して持上げ所定の位置に移動し設置している。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしこの方法では、特別のクレーンを設置する必要が
あり工場の設備が高価になる。また、合成ｍ緯糸条の溶
融紡糸引取り装置や紡糸直接延伸設備では、限られた設
置スペースに多数の巻取機を設置するため、運搬時のク
レーンのフックの係止および取外し作業が煩わしく、更
にクレーンに吊っているので巻取機を所定の位置に設置
することが容易に行えないと言う問題がある。

〔他の従来の技術〕

また、他の方法として、例えば木製のパレットに巻取機
を載置し、フォークリフトによりこのパレットとともに
巻取機を所定の場所に移動し、その後、パレットを取外
して巻取機を床に設置することが行われている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかし、この方法でも、限られた設置スペースに多数の
巻取機を運搬し設置する場合に、大型化し重量の大きく
なった巻取機の下からパレットを取除くことが容易でな
く、巻取機の設置や据付に多大の労力を要している。

〔発明の目的〕

本発明は、上述した従来技術に付随する問題点を解消し
て、運搬や据付が簡単に且つ短時間に行え、しかも狭い
場所でも手軽に且つ安全に運搬、据付が行える糸条巻取
機の据付は方法を提供することを目的とする。

Ｃ問題点を解決するための手段〕本発明は、糸条を綾振るトラバース部材または糸条の巻
取ボビンを装着するボビンホルダ等の巻取り装置が機枠
から突設した糸条巻取機の据付は方法を提供するもので
ある。

本発明においては、台車本体から水平方向に突出したレ
ッグ部材を有し、該レッグ部材の先端部下部に前車輪を
具備し、且つレッグ部材に糸条巻取機を昇降させる機構
を備えた台車を準備するとともに、巻取り装置が機枠か
ら突設している糸条巻取機の底面に作業面側から奥側に
向けて延びる一対のチャンネル部材を設け、該チャンネ
ル部材の底側フランジには前記台車のレッグ部材の挿入
時に前車輪と対応する位置に、該前車輪より太きい切欠
を形成し、前記糸条巻取機の据付けに際し台車の前車輪
がチャンネル部材の切欠に整合するまでレッグ部材を巻
取機下部のチャンネル部材に沿って挿入し、前記昇１１
ｖ＆構で糸条巻取機を上昇させ、台車により糸条巻取機
を移動させ据付は位置に設置する糸条巻取機の据付は方
法により上述した目的を達成する。

前車輪をレッグ部材に対して昇降させるよう糸条巻取機
昇降機構を構成すると台車の機構がコンパクトとなり好
ましい。

また、チャンネル部材が互いに外方に開口していると、
台車のレッグ部材をチャンネルに挿入する際に挿入状況
が外部から観測でき、前車輪とチャンネルの切欠とが一
致したことも外部から見えて作業が容易となり好ましい
。この互いに外方に開口したチャンネル部材に挿入する
ために、レッグ部材は対をなし、台車本体から水平方向
に互いに平行に突出していることが好ましい。

〔実施例〕

以下、添付図面を参照して本発明の詳細な説明する。

第１図は本発明に係る据付は方法を実施する巻取機の斜
視図であり、第２図はその正面図である。

巻取機１の機枠１１に取着した２本のスライド軸（図示
せず）に沿ってスライドブロック１２が昇降可能である
。該スライドブロック１２には、トラバースボックス１
３およびケース１４を取着している。該トラバースボッ
クス１３は糸条Ｙを綾振るトラバースガイド（図示せず
）を具備し、ケース１４はフリクションローラ１５を回
転可能に支持している。巻取機１にターレット１７を回
動可能に支承しており、該ターレット１７に２本のボビ
ンホルダ１６．１６を回転可能に突設している。ボビン
ホルダ１６．１６にそれぞれ４個のボビン１８．１８を
装着して該ボビン１８．１８上に糸条Ｙを巻取る。

上述した巻取機では、スライドブロック１２が昇降した
が、スライドブロックが水平方向に移動してもよく、ま
たターレットがスライドブロックに設けられていてもよ
い。

一対のチャンネル部材２０を、巻取機１の底面に一体に
鋳込み形成し、または溶接またはねじ止めにより一体的
に取着している。チャンネル部材２０は巻取機の作業面
側、すなわち正面から奥側に延びており、そのチャンネ
ル、すなわち開口部はそれぞれ外方に向いている。また
、チャンネル部材２０の底面フランジには第１図に示す
ように、奥側の近傍に切欠２０ａを形成している。

チャンネル部材２０の作業面近傍をブラケット２３によ
り連結し、該ブラケット２３に止着したブロック２５に
よりガイド２２を支持している。

機枠１１に設けた押出しシリンダ１９のピストンロンド
に押出し片２１を取着し、該押出し片２１をスライド軸
受２４によりガイド２２に沿って移動可能としている。

チャンネル部材２０から支持したブラケット２３を調節
することにより押出し片２１の往復動経路を所定の経路
とできる。なお、ガイド２２をチャンネル部材２０に直
接取付けてもよく、また、ガイド２２を複数本設けても
よい。

以上のように構成した巻取機１を、第３図に示すような
パレット台車２を用いて次のように取扱い運搬し、据付
ける。

第３図に示す台車２は、本体２６と該本体２６から水平
に且つ互いに平行に突出した一対のレッグ部材２７とか
らなる。本体の下部には主車輪２９を設け、レッグ部材
２７の下部には揺動可能なレバー３１の先端に前車輪３
０を取付けている。

アーム２８を操作すると、本体２６の内部に設けられた
油圧機構が加圧され、これにより主車輪２９が昇降され
、また、前車輪３０を取付けたレバー３１が揺動して前
車輪３０を昇降させ巻取機１を昇降させる。なお、台車
２の構造は公知であり、これ以上の説明は省略する。

台車２の主車輪２９および前車輪３０をレッグ部材２７
から僅かに下方に出した状態で台車２のレッグ部材２７
をチャンネル部材２ｏのチャンネルに挿入する（第４図
）。台車２の前車輪３ｏがチャンネル部材２０の切欠２
０ａに達すると、台車２を停止させる（第５図）。

次いで、アーム２８を第６図に鎖線で示すように操作し
て、レッグ部材２７を主車輪２９に対して上昇させ、同
時にレッグ部材２７のレバー３１を下方に揺動させて切
欠２０ａに位置した前車輪３０に支承されたレッグ部材
２７の先端部を第６図に示すように上昇させる。この結
果、巻取機１は台車２のレッグ部材２７の上に載置され
、自由に移動することができる。

本発明においては、巻取機１およびパレット台車２を上
述のような関係となるように構成しているので、台車２
のレッグ部材２７がほとんど巻取機１の側方から突出せ
ず、狭いスペースでも巻取機１を容易に運搬することが
できる。

巻取機１を所望の位置に移動すると、アーム２８により
蓄積されていた油圧を解放して、主車輪２９および前車
輪３０を上述と逆に作動させてレッグ部材２７を下降さ
せる。これにより、巻取機１は下降して、所定位置の床
上に載置される。

レッグ部材２７を巻取１１１のチャンネル部材２０から
抜くことにより、巻取１１１１の運搬、据付作業は完了
する。なお、必要に応じ巻取機１をアンカーボルト（図
示せず）により床に固定する。

以上の説明では、ターレット式の自動切替巻取機に本発
明を実施した例を示しているが、本発明はターレットを
具備しない手動切替巻取機に実施することもできる。ま
た、フリクション巻取機に限らず、スピンドル巻取機に
実施してもよい、〔発明の効果〕本発明により、糸条巻取機の運搬や据付が簡単に且つ短
時間に行え、しかも狭い場所でも手軽に且つ安全に運搬
、据付が行える。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明により据付ける巻取機の斜視図であり、
第２図はその正面図、第３図は本発明の据付は方法に用
いる台車の一例を示す斜視図、第４図から第６図は本発
明の実施例を示す側面図である。１・・・巻取機、　　　　２・・・台車、１１・・・機
枠、　　　　１２・・・スライドブロック、１３・・・
トラバースボックス、１４・・・ケース、１５・・・フリクションローラ、１６・・・ボビンホルダ、１７・・・ターレット、１８
・・・ボビン、　　　１９・・・押出しシリンダ、２０
・・・チャンネル部材、２０ａ・・・切欠、　　　２２・・・ガイド、２７・・
・レッグ部材、　２９・・・主車輪、３０・・・前車輪
。

Claims

【特許請求の範囲】１、台車本体から水平方向に突出したレッグ部材を有し
、該レッグ部材の先端部下部に前車輪を具備し、且つレ
ッグ部材に糸条巻取機を昇降させる機構を備えた台車を
準備するとともに、巻取り装置が機枠から突設している
糸条巻取機の底面に作業面側から奥側に向けて延びる一
対のチャンネル部材を設け、該チャンネル部材の底側フ
ランジには前記台車のレッグ部材の挿入時に前車輪と対
応する位置に、該前車輪より大きい切欠を形成し、前記
糸条巻取機の据付けに際し台車の前車輪がチャンネル部
材の切欠に整合するまでレッグ部材を巻取機下部のチャ
ンネル部材に沿つて挿入し、前記昇降機構で糸条巻取機
を上昇させ、台車により糸条巻取機を移動させ据付け位
置に設置することを特徴とする糸条巻取機の据付け方法
。２、前記糸条巻取機昇降機構が前記前車輪をレッグ部材
に対して昇降させる特許請求の範囲第１項記載の糸条巻
取機の据付方法。３、前記台車が台車本体から水平方向に互いに平行に突
出した一対のレッグ部材を有し、前記チャンネル部材が
互いに外方に開口している特許請求の範囲第１項記載の
糸条巻取機。