JPS632242Y2 - - Google Patents

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JPS632242Y2
JPS632242Y2 JP5106483U JP5106483U JPS632242Y2 JP S632242 Y2 JPS632242 Y2 JP S632242Y2 JP 5106483 U JP5106483 U JP 5106483U JP 5106483 U JP5106483 U JP 5106483U JP S632242 Y2 JPS632242 Y2 JP S632242Y2
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JP
Japan
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diameter
hole
bearing
workpiece
sleeve body
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JP5106483U
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JPS59156706U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、自動旋盤機において長尺物を加工す
る際の長尺加工物の保持装置に係るものであり、
その目的とする処は、長尺加工物をたわみなく保
持して加工に供することにより、焼損等の加工ト
ラブルを無くすことのできる自動旋盤機の加工物
保持装置に関し、更に詳述すれば先端に拡径した
テーパ部を有し、かつ後端が適宜の径大穴部とな
された中空円筒状孔を有するスリーブ本体の外周
後方に径小部を設け、該径小部に雄ねじを螺設せ
しめ、該スリーブ本体の前記中空円筒状孔に、先
端が径大なテーパ状となされると共に、中心部に
加工物挿通用の孔を有し、該孔と外周とを連結す
る如き適宜のスリツトの形成せられた案内軸承を
挿通せしめて、該案内軸承の後端部に形成せられ
た雄ねじ部に調整リングナツトを螺着せしめ、更
に該調整リングナツトの後方部でかつ前記スリー
ブ本体の中空円筒状孔の径大部に、縮径調節自在
なリング軸承を配することにより、前記案内軸承
先端のテーパ部とリング軸承とによつて加工物の
径に応じて締結保持自在となした自動旋盤機の加
工物保持装置となしたものである。
従来、自動旋盤機に於いて長尺物の加工を施す
場合、その加工素材が比較的軟質であつたので、
切削送り及び切削屑によつて生じる加工トラブル
はなかつた。
しかしながら、昨今ではステンレス・クロムモ
リブテン鋼等の硬質鋼の加工が増加してきてお
り、この様な硬質鋼を切削するとき、切削送り速
度を早くすると加工物Kが撓んで第1図で示す如
く、抑え体20によつてスリーブ本体1に締結せ
られた案内軸承部11内面と接触して摩擦熱によ
り焼損し、かつ切削屑KKが、針金状に長くな
り、作業中の加工物Kや切削刃物16にからみつ
き種々なトラブルの原因となり加工工程中に大い
なる支障をもたらしている。
本考案は、上記の如き状況に鑑み、従来の欠点
をなくすため考案したものであり、図面について
以下詳述すれば、第2図に示す如く先端に拡径し
たテーパ部を有し、かつ後端が適宜の径大穴部と
なされた中空円筒状孔100を有するスリーブ本
体1の外周後方に径小部を設け、該径小部に雄ね
じを螺設せしめ、該スリーブ本体1の前記中空円
筒状孔100に、先端が径大なテーパ状となされ
ると共に、中心部に加工物挿通用の孔11Bを有
し、該孔11Bと外周とを連結する如き適宜のス
リツト11Aの形成せられた案内軸承11を挿通
せしめて、該案内軸承11の後端部に形成せられ
た雄ねじ部に調整リングナツト12を螺着せし
め、更に該調整リングナツト12の後方部でかつ
前記スリーブ本体1の中空円筒状孔100の径大
部に、縮径調節自在なリング軸承2を配すること
により、前記案内軸承先端のテーパ部とリング軸
承2とによつて加工物Kの径に応じて締結保持自
在となした自動旋盤機の加工物保持装置であり、
前記スリーブ本体には、必要に応じて外周適所に
適宜長さの縦溝70をスリーブ本体1の軸方向に
穿設せしめ、該縦溝70の両端部からスリーブ本
体1の内孔100に向けて注油路7,7を穿設し
ている。
又、案内軸承11及びリング軸承には適宜のス
リツトが設けられ、縮径自在となされ、内面には
例えば超硬合金等よりなる硬質軸承部4が形成せ
られており、スリーブ本体1の後端にはリング軸
承抑えカバー5が螺着されてリング軸承抑えビス
6によつて後述する如くリング軸承2を押圧する
如く構成せられている。
したがつて、本考案品を使用する時は、 (イ) 自動旋盤の固定本体13の孔13Aの中に、
スリーブ本体1をいれ、縦溝70と注油用の注
油ノズル14の位置を合わせてにてスリーブ本
体抑えビス15で締付ける。
(ロ) スリーブ本体1の孔100の中に案内軸承1
1をいれ、調整リングナツト12を螺入して案
内軸承11を後方へ引き込み、スリーブ本体前
方のテーパ部に案内軸承11のテーパ部を外方
より押圧して縮径せしめて、よつて加工物の径
に合せる。
(ハ) そしてその後方より、内面に硬質軸承部4の
固着せられたリング軸承2を入れ、該リング軸
承2に、リング軸承調整ビス3を螺入して、縮
径せしめ、硬質軸承部4を加工物の径に合わせ
る。
(ニ) スリーブ本体1の後部外周螺子部に、油もれ
防止Oリング8と、注油路7とリング軸承2の
縦溝22に通油定位置を合わせるための段付ピ
ン9を入れ、リング軸承抑えカバー5を螺入
し、複数個のリング軸承抑えビス6をねじ込ん
でリング軸承2を押圧する。
(ホ) 移動主軸17より加工物を保持装置、並びに
案内軸承11まで入れ加工物を移動主軸17に
て締付ける。
(ヘ) 複数個の軸承抑えビス6を螺入して締付け
る。
(ト) 切削刃物16を取りつけ、移動主軸17を回
転させ自動送りのハンドルを引いて加工物を切
削する。
以上の如く加工をすると、長尺の加工物の切削
送り速度を早めても保持装置のリング軸承2が加
工物の保持をするので、撓みがなくなり、よつて
焼損等の加工トラブルを無くせ、加工精度を飛躍
的に向上することができ、必要に応じて注油路7
から強制注油する事により切削刃物が破損する如
き切削送り量を従来の6倍以上となる荷重をかけ
ても、案内軸承11は焼損する事はなく、又、切
削送り量を早める事により精度も良く、加工時間
の短縮と、切削屑が小さい螺旋状か、リング形の
半分に折れた切削屑となつて、切削上のトラブル
は出ないという本考案品の効果を更に倍加するこ
とができるものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の自動旋盤機の保持部を示す断面
図、第2図は本考案の保持部を示す一部断面斜視
図、第3図は本考案品を自動旋盤機の固定部に装
着した状態を示す断面図である。 図中、1……スリーブ本体、2……リング軸
承、3……リング軸承調整ビス、4……硬質軸承
部、5……リング軸承抑えカバー、6……リング
軸承抑えビス、11……案内軸承、を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 先端に拡径したテーパ部を有し、かつ後端が適
    宜の径大穴部となされた中空円筒状孔を有するス
    リーブ本体の外周後方に径小部を設け、該径小部
    に雄ねじを螺設せしめ、該スリーブ本体の前記中
    空円筒状孔に、先端が径大なテーパ状となされる
    と共に、中心部に加工物挿通用の孔を有し、該孔
    と外周とを連結する如き適宜のスリツトの形成せ
    られた案内軸承を挿通せしめて、該案内軸承の後
    端部に形成せられた雄ねじ部に調整リングナツト
    を螺着せしめ、更に該調整リングナツトの後方部
    でかつ前記スリーブ本体の中空円筒状孔の径大部
    に、縮径調節自在なリング軸承を配することによ
    り、前記案内軸承先端のテーパ部とリング軸承と
    によつて加工物の径に応じて締結保持自在となし
    た自動旋盤機の加工物保持装置。
JP5106483U 1983-04-06 1983-04-06 自動旋盤機の加工物保持装置 Granted JPS59156706U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5106483U JPS59156706U (ja) 1983-04-06 1983-04-06 自動旋盤機の加工物保持装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5106483U JPS59156706U (ja) 1983-04-06 1983-04-06 自動旋盤機の加工物保持装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59156706U JPS59156706U (ja) 1984-10-20
JPS632242Y2 true JPS632242Y2 (ja) 1988-01-20

Family

ID=30181491

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JP5106483U Granted JPS59156706U (ja) 1983-04-06 1983-04-06 自動旋盤機の加工物保持装置

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JPS59156706U (ja) 1984-10-20

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