JPS6322329Y2 - - Google Patents

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JPS6322329Y2
JPS6322329Y2 JP1981192056U JP19205681U JPS6322329Y2 JP S6322329 Y2 JPS6322329 Y2 JP S6322329Y2 JP 1981192056 U JP1981192056 U JP 1981192056U JP 19205681 U JP19205681 U JP 19205681U JP S6322329 Y2 JPS6322329 Y2 JP S6322329Y2
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JP
Japan
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ball
wear
hole
bearing seat
conductive semi
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JP1981192056U
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English (en)
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JPS5896116U (ja
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  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
  • Pivots And Pivotal Connections (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、自動車等のボールジヨイントに関
し、特にベアリングシートが摩耗して限界に達し
たことを自動的に検知できるようにしたボールジ
ヨイントに関する。
従来、ボールジヨイントの摩耗量を検知する手
段としては、機械的に検知出来る構造のものが各
種提案されており、例えば第1図に示すように、
ボールスタツド1、ボール2、ソケツト3及びボ
ールスタツド1のボール端1aを面着したベアリ
ングシート4を有するボールジヨイントに於い
て、キヤツプ5の穴から突出する摩耗指示ピン6
をベアリングシート4に貫通して圧着し、組付け
後にキヤツプ5からのピン6の突出量を所定量に
調整し得るようにし、ベアリングシート4の摩耗
量をピン6の突出量に基づいて判別できるように
したものが提案されている(実公昭56−12418)。
しかしながら、機械的に摩耗量を検知する従来
のボールジヨイントにおいては、摩耗を検知する
ための部品の組付けに手間がかかり、またキヤツ
プ5に摩耗指示ピン6を通す穴を空けるためにシ
ート効果が薄れ、更に、使用中に摩耗指示ピン6
に物が当つた場合を考慮すると摩耗量の指示が損
われて信頼性が薄いという問題点があつた。
本考案は、このような従来の問題点に着目して
なされたもので、ボールスタツドのボール端が摺
接するベアリングシートに導電性半流動物体を封
入する穴を形成し、この穴のボール摺動面側に絶
縁性の薄膜をベアリングシートと一体に形成して
封止すると共にボールソケツト側構成部品に穴を
開放して封入した導電性半流動物体を接触させ、
ベアリングシートの摩耗により導電性半流動物体
を封止している薄膜が消耗したときの流出によ
り、導電性半流動物を介してボールソケツト側構
成部品とボールスタツドとを電気的に導通させて
警告灯を点灯することにより、上記問題点を解決
することを目的としている。
以下、本考案を図面に基づいて説明する。
第2図は、本考案の一実施例を示した断面説明
図である。
まず構成を説明すると、自動車用のステアリン
グリンケージに用いられるラツクバー11の端部
にワツシヤー23を介してボールジヨイントソケ
ツト12を螺合し、ボールジヨイントソケツト1
2内にはボールスタツド10のボール端10aを
囲んで摺接する絶縁性のベアリングシート13が
納められ、ベアリングシート13の所定位置に
は、ボールスタツド10との摺動面側をベアリン
グシート13と一体に形成した薄膜15で封止し
た穴14が設けられ、この穴14は、ボールジヨ
イントソケツト12側に開放されている。穴14
の内部には、導電性半流動物体が封止されてお
り、導電性半流動物体16としては、グリースに
金属粉等の導電性粉末を混合したものが用いられ
る。ボールスタツド10は、バツテリイ21のマ
イナス側に信号線22の接続をもつて接地接続さ
れており、一方、ボールジヨイントソケツト12
に対しては、警告灯20を介して信号線22によ
りバツテリイ21のプラス側が接続されている。
尚、ボールスタツド10のボール端10aを収納
したボールジヨイントソケツト12の開口部はプ
レート17により係止されて、ベアリングシート
13の抜け止めを防止しており、又、ボールジヨ
イントソケツト12とボールスタツド10との間
にはボールスタツド10側について取り出して示
すようにゴム製のブーツ18がクランプ19によ
つて取付けられており、ボールジヨイントソケツ
ト12内に対する外部よりの水、ダスト等の侵入
を防止している。
次に第2図の実施例の作用を説明する。
使用中におけるボールジヨイントソケツト12
に対するボールスタツド10の揺動によりボール
スタツド10のボール端に摺接しているベアリン
グシート13が摩耗し、ベアリングシート13の
摩耗量が穴14を封止している薄膜15の膜厚に
相当する摩耗量に達すると、薄膜15が摩耗によ
り消滅し、穴14内に封入している導電性半流動
物体16がベアリングシート13とボールスタツ
ド10のボール端10aとの間に流出し、このた
めボールジヨイントソケツト12とボールスタツ
ド10のボール端10aが流出した導電性半流動
物体16を介して電気的に導通し、バツテリイ2
1より警告灯20、ボールジヨイントソケツト1
2、導電性半流動物体16及びボールスタツド1
0にいたる電気回路が形成されて、電流が流れ、
この電気回路の形成により、警告灯20が点灯し
てボールジヨイントにおけるベアリングシート1
3の摩耗量が所定量に達したことを警告表示す
る。
このように、第2図の実施例に示した本考案の
ボールジヨイントにおいては、ベアリングシート
13の所定位置にボール摺動面側をベアリングシ
ート13と一体に形成した薄膜15により封止し
た穴14を形成し、穴14内に導電性半流動物体
16を封入するだけで良いことから、構造的に極
めて簡単であり、特別な摩耗検出部材を装着する
必要がないことから組付けも容易であり、所定の
摩耗量に達した時の導電性半流動物体の流出によ
り、電気回路を形成して、摩耗量の検出を行なう
ようにしているので信頼性も高い。更に、穴14
に封入するものが半流動体であるため、穴14を
封止している薄膜15が摩耗した場合にはボール
ジヨイントソケツト12とボールスタツド10と
の間の電気的な接触が確実に形成され、警告灯2
0が点灯したりしなかつたりする状態を回避する
ことができ、摩耗量の検出について高い信頼性を
実現している。更に、グリースを主成分とする導
電性半流動物体の流出にり、部品を交換するまで
の間の潤滑性能を高めて、ボールスタツドの作動
を安定化できる。
第3図は、本考案の他の実施例を示した断面説
明図であり、この実施例は、導電性半流動物体1
6を封入するベアリングシート13の穴14をボ
ールジヨイントソケツト12の端部にカシメ止め
したエンドカバー24に開口して設けるようにし
たことを特徴とするもので、更に、穴14に封入
した導電性半流動物体16が接触しているエンド
カバー24に対しバツテリイ21のマイナス端子
を信号線22により接続して接地接続し、ボール
スタツド10に信号線22により警告灯20を介
してバツテリイ21のプラス側を接続している。
この第3図の実施例に於ける作用も第2図の実
施例と同様に、ベアリングシート13の摩耗が進
んで穴14の薄膜15が消滅すると穴14に封入
している導電性半流動物体16がベアリングシー
ト13とボールスタツド10のボール端10aと
の間に流出し、エンドカバー24とボールスタツ
ド10とが導電性半流動物体16を介して電気的
に接続され、バツテリイ21より警告灯20を介
して電流を流れることで警告灯20を点灯してボ
ールジヨイントの摩耗を警告表示する。
尚、上記の実施例は、ボールスタツド10とボ
ールジヨイントソケツト12側の構成部品との間
に信号線22の接続により常時バツテリイ21の
電源を警告灯20を介して接続することにより摩
耗量の監視を行なうように構成しているが、バツ
テリイ21及び警告灯20を備えたチエツクユニ
ツトを別に構成し、点検時等においてチエツクユ
ニツトのチエツク端子をボールスタツド10とボ
ールジヨイントソケツト12側の構成部品に電気
的に接触させることによりベアリングシート13
の摩耗をチエツクするようにしても良い。
以上説明してきたように、本考案によれば、そ
の構成をボールスタツドのボール端を囲む絶縁性
ベアリングシートの所定位置に導電性半流動物体
を封入する穴を設け、この穴のボール摺動面側に
前記ベアリングシートと一体の薄膜を形成して封
止すると共に他端側を開放して封入した前記導電
性半流動物体をボールソケツト側構成部品に接触
させ、このボールソケツト側構成部品とボールス
タツドとの間に電気を導通させる手段を設けるよ
うにしたため、ボールジヨイントの摩耗検出手段
としては、ベアリングシートの所定位置にボール
摺動面側を薄膜で封止した穴を設けて、この穴に
導電性半流動物体を封入するだけで済むことから
特別な構成部品を必要とせず、ボールジヨイント
の組付作業も容易であり、又、摩耗量の検出はベ
アリングシートの摩耗量が所定量に達した時の導
電性半流動物体の流出による電気回路の形成にて
行なわれるので、摩耗量の検出が確実且つ正確に
行なわれ、高い信頼性を実現できるという効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は機械的に摩耗量を検出する従来例を示
した断面図、第2図は本考案の一実施例を示した
断面図、第3図は本考案の他の実施例を示した断
面図である。 10……ボールスタツド、10a……ボール
端、11……ラツクバー、12……ボールジヨイ
ントソケツト、13……ベアリングシート、14
……穴、15……薄膜、16……導電性半流動物
体、17……プレート、18……ブーツ、19…
…クランプ、20……警告灯、21……バツテリ
イ、22……信号線、23……ワツシヤ、24…
…エンドカバー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ボールスタツドのボール端を囲む絶縁性ベアリ
    ングシートの所定位置に導電性半流動体を封入す
    る穴を設け、該穴のボール摺動面側に前記ベアリ
    ングシートと一体の薄膜を形成して封止すると共
    に、他端側を開放して封入した前記導電性半流動
    物体をボールソケツト側構成部品に接触させ、該
    ボールソケツト側構成部品とボールスタツドとの
    間に電気を導通させる手段を設けたことを特徴と
    するボールジヨイント。
JP19205681U 1981-12-23 1981-12-23 ボ−ルジヨイント Granted JPS5896116U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19205681U JPS5896116U (ja) 1981-12-23 1981-12-23 ボ−ルジヨイント

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19205681U JPS5896116U (ja) 1981-12-23 1981-12-23 ボ−ルジヨイント

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5896116U JPS5896116U (ja) 1983-06-30
JPS6322329Y2 true JPS6322329Y2 (ja) 1988-06-20

Family

ID=30105489

Family Applications (1)

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JP19205681U Granted JPS5896116U (ja) 1981-12-23 1981-12-23 ボ−ルジヨイント

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5330860A (en) * 1976-09-03 1978-03-23 Hitachi Ltd Automatic pulse phase shifter
JPS566911A (en) * 1979-06-27 1981-01-24 Hino Motors Ltd Ball joint

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52135775U (ja) * 1976-04-12 1977-10-15

Patent Citations (2)

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Publication number Publication date
JPS5896116U (ja) 1983-06-30

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