JPS6322323A - 果実の箱詰め送り出し装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、果実、そ菜類の選別荷造り包装施設において
、選別仕分けした果実、そ菜類の荷造り包装する装置に
関する。

〔従来の技術〕

従来、桃等の傷み易い果実、そ菜類（以下単に果実とい
う）は、果実を保護するためパックに入れて箱詰めされ
ている。このため第８図に示すように選果コンベア１の
側方に階級毎に仕分けられた果実１０１を受ける受箱１
４又はターンテーブル（図示せず）等の貯溜装置と箱詰
め台１５を配置し、箱詰め作業員により該箱詰め台１５
上に空ダンボール箱７１を載せて空のパック６１を入れ
、該貯溜装置から果実を１個ずつ取り出してパック詰め
したあと、製品箱７４を作業員の後方に配置した製品搬
送コンベア１３上に抱えて運び送り出している。

しかしながら、上記従来の方法は箱詰め台１５の回りに
多数の空パック６１を積み上げてストックするため作業
員の回りにパック６１の山ができて、作業員は隣接する
他の階級の箱詰め部への横移動を阻害され、箱詰め作業
の能率低下をきたしている。

更に、箱詰め作業員は箱詰めした製品箱７４を抱えて製
品搬送コンベア１３上まで運び載せているが、疲労がは
なはだしく作業能率が低下する欠点があった。

一方、これらの選果施設は収穫時期のみ稼動するもので
あり、その作業期間は１ケ月から２ケ月程度の短期間で
あるため作業員の確保が難しく老人が多く箱詰め作業の
労力軽減が望まれている。

〔発明の目的〕

本発明は上記の問題点を解消するためになされたもので
あり、箱詰め部の回りに林立するパックの山を無くし、
作業員は階級毎の分布率の変動に応じて集中する階級と
まばらに出てくる階級とをそれぞれの状況に応じて自由
に横移動して能率よく箱詰めすると共に、箱詰めした製
品箱を作業員が抱えることなくそのまま下方に下って自
動的に送り出す果実の箱詰め送り出し装置を提供するも
のである。

〔発明の構成〕

本発明は上記目的を達成するために、選果機の各階級仕
分は排出部又は、該仕分は排出部から機外に搬出する引
き出しコンベアの先端に送り出されてくる果実を受ける
果実受けを設け、該引き出しコンヘアの下部にパック入
りダンボール箱を供給し、引き出しコンベアの進行方向
と同方向に送り出すパック送りコンベアを設ける。

一方、選果機及びパック送りコンベアの上方に設けた架
台の上に階級毎に多数のパックを積み上げ、該積み上げ
たパックの下方にダンボール箱を送り込み、パックを１
個ずつ切り離してダンボール箱に入れたあと下方に滑り
降ろすパック供給装置を設ける。

前記パック送りコンベアの先方所定位置には、果実をパ
ック入れ箱詰めした製品箱を下方に降下させる降下装置
を設ける。

製品箱は複数段に重ねて降ろす場合があり、その場合上
記降下装置は一箱毎に箱の高さ寸法に応じて一箱分寸動
下降して停止し、該寸動下降した製品箱の上に次の製品
箱を載せて下方に降ろす如くなす。

該降下装置の下部には、下降する製品箱を受けてパック
送りコンベアの下方選果機の方向に向けて送り出す製品
送り出しコンベアを設ける。

製品送り出しコンベアの先端は、選果機と並行する方向
に設けた製品搬送コンベアに接続し、他の階級から送り
出される製品箱と合流させて搬送する。

本発明は上記の如く構成し、各階級毎の仕分は排出部か
ら送り出されてくる果実を果実受けで受け、箱詰め作業
員は該果実受けの先端に下方から送り出されてくるパッ
ク入りダンボール箱に果実を一パック入れ箱詰めし、先
方の降下装置に向けて送り出す。

〔実施例〕

以下、本発明の好ましい実施例を示す図面第１図〜第７
図に基づいて説明する。

第１図〜第４図において１は選果コンベアであリ、果実
、そ菜類の重量又は形状寸法を測定して階級判定し、設
定した階級毎に仕分は排出する。

２は引き出しコンヘアであり、選果コンベア１の各条の
同一仕分は排出部で選果コンベア１内部を横断貫通させ
て設け、仕分は排出された果実１０１を受けて選果コン
ベア１の機外に所定位置まで搬送する。

３は果実受けであり、引き出しコンベア２の先端部２１
で搬送されてくる果実１０１を受ける。

果実受け３の大きさは任意に決めることができるが、仕
分は排出される果実１０１の階級分布率に応じて決める
ことが好ましい。

４は送り出しコンベアであり、テールプーリ４１は後述
する滑り台９に隣接し、果実受け３の先端３１から略ダ
ンボール箱１個分延びた位置まで所定角度上り傾斜させ
て設け、更に先方に少なくともダンボール箱１個分延長
した位置にヘッドプーリ４２を設はベルトを張設する。

実施例においてはテールプーリ４１から先方に上り傾斜
させる如くしたが、テールプーリ４１から傾斜せず水平
にして果実受け３の先端３１下部にダンボール箱７１を
臨ませながら送り出す如くしてもよい。

該送り出しコンベア４は、送り片付コンベアやスラット
コンベア等地の方法を用いてもよい。

５は資材置場であり、引き出しコンベア２及び送り出し
コンベア４の上方所定高さに設ける。

資材置場５の高さは任意に設定することができるが、作
業員がその下方で自由に箱詰め作業を行なえる高さにす
ることが好ましい。

６はパック取り出し装置であり、資材置場５上で各階級
毎の引き出しコンベア２に対応する位置に設ける。

６２は切り離し爪であり、上方にパック６１を多数積み
上げ、切り離し爪６２とストッパー６３とを交互に出没
させて積み上げられたパック６１の最下部から１個ずつ
取り出す。

７は空箱搬送コンベアであり、トッププレート付のチェ
ンコンベアやローラーを配設したローラーコンベア等で
構成する。

７２は空箱搬送コンベア７の上面に出没するストッパー
であり、上記空箱搬送コンベア７上を搬送されてくるダ
ンボール箱７１を上記パック取り出し装置６と並ぶ位置
に停止させる如く設ける。

７３は配函装置であり、ストッパー７２で停止させたダ
ンボール箱７１を上記パック取り出し装置６の下方に送
り込む。

該配函装置７３は、エアシリンダー等で押し出す方式や
アタッチ付チェンコンベアを上記空箱搬送コンヘア７に
対して直角に設けて送り出すこともできる。

８は送り出し装置であり、パック入れしたダンボール箱
７１を下方の滑り０９に落とし込み供給する。

滑り台９は資材置場５の床に設けた吹き抜き穴から送り
出しコンベア４の入口まで傾斜させてパック入りダンボ
ール箱７１をプールし供給する。

９１はパック入りダンボール箱７１の有無を検出するダ
ンボール検出センサーであり、パック取り出し装置６と
連動させて滑り台９上にバンク入りダンボール箱７１が
少なくなったときにパック取り出し装置６を作動させ、
満杯のときに停止させる如くして自動的にバンク入りダ
ンボール箱７１を供給する。

１０は押し出し装置であり、バンク入りダンボール箱７
１を送り出しコンベア４に向けて押し出す。

該押し出し装置１００作動は、パック人すダンポール箱
７１の後端が送り出しコンベア４上に完全に送り出され
たのを確認するセンサー（図示せず）を設けて自動的に
供給することが好ましい。

１１は降下装置であり、送り出しコンベア４の外側に設
け、第５図、第６図にその詳細を示すように左右両側に
チェノ１１１を張設し、箱詰めされた製品箱７４を受け
るアクソチメント１１２を左右対称な位置に取り付ける
。

１１３はアクソチメント１１２を定位置停止させるリミ
ットスイッチである。

１１４は連動軸であり、左右のチェノ１１１を同期連動
させる。

１１５はブレーキ付モーターであり、製品箱７４が降下
装置ｌｌ上に送りこまれたとき作動スイッチ（図示せず
）を作動させ、その信号により寸動駆動する。

製品箱７４を複数段に重ねて降下させるには、送りリミ
ットスイッチ１１３ａ、１１３ｂ・・・を箱の高さ寸法
間隔をあけて取付け、送り出しコンベア４により該降下
装置１１上に送り込まれたとき箱の高さだけ寸動下降さ
せて待機し、次の製品箱７４を重ねて下方の後述する製
品送り出し装置１２上に降ろす。

第７図は製品箱７４を複数段に重ねたところを示し、ダ
ンボール箱７１には上部角にズレ防止片７５を設けるの
が好ましい。

ブレーキ付モーター１１５を寸動駆動させて寸動下降さ
せるには、作業員が手動で作動スイッチ（図示せず）を
押して信号を出し寸動下降させる方式を用いるか、降下
装置１１上に製品箱７４が送り込まれたのを自動的に検
出するセンサー（図示せず）を用いて信号を出し自動的
に寸動下降させる方式のいずれかを用いる。

１２は製品送り出し装置であり、降下装置１１の下部か
ら送り出しコンヘア４の下方選果コンベア１の方向に向
けて多数のローラー１２１を配置したローラーコンベア
で出口部１２２を製品搬送コンベア１３に連結する。

出口部１２２は、製品箱７４を一時停止させるストッパ
ー１２３を設ける。

該製品送り出し装置１２は、ローラーコンベアの他にチ
ェンコンベアやスラットコンベア等地の移送装置を用い
ることもできる。

１１６は印字装置であり、降下装置１１の上方所定位置
に設けて製品箱７４に印字する。

該印字装置１１６は、製品送り出し装置１２の出口部１
２２に設けたストッパー１２３で製品箱７４を一時停止
させて印字することもできる。

１３は製品搬送コンベアであり、上記製品送り出し装置
１２の出口部１２２に選果コンベア１と並行する方向に
設けたベルトコンベアやスラットコンベア等のコンベア
で、各階級から送り出される製品箱７４を合流させて搬
送する。

以上の如く構成した果実の箱詰め送り出し装置は、パッ
ク取り出し装置６の下方にダンボール箱７１を送り込み
パック６１を入れたあと滑り台９をｉｌｌして送り出し
コンベア４の入口まで供給し、パック入りダンボール箱
７１は押し出し装置１０により送り出しコンヘア４上に
送り出す。

一方、パック詰め作業員は、引き出しコンベア２の先端
に設けた果実受け３の果実１０１を上記送り出しコンベ
ア４上のパック入りダンボール箱７１に果実の姿勢を整
えながらパック詰めする。

該送り出しコンベア４は、作業員がフットスインチ又は
手動スイッチ（図示せず）により寸動送りする。即ち、
パック詰めするパック穴を寸動送りして果実受け３の先
端に臨ませながらパック詰めする如くフットスイッチ等
のスイッチをＯＮ。

０ＦＦＬパック詰めをコントロールする。

箱詰めされた製品箱７４は、送り出しコンベア４により
降下装置１１に送り込まれ、設定した等級１階級の印字
を行い一箱ずつ又は複数段に段積みして下方の製品送り
出し装Ｎ１２上に降ろす。

更に、製品箱７４は製品送り出し装置１２の出口部１２
２で光電管スイッチ等で合流タイミングをとり製品搬送
コンベア１３に送り出す。

〔発明の効果〕

本発明は、箱詰め作業部の回りに邪魔なものを無くして
横移動を容易にしたので、箱詰め作業員は、隣接する他
の階級の箱詰め作業を受は持つことができ箱詰め作業を
能率よく行うことができる効果がある。

更に、従来は箱詰めした製品箱は、作業員が製品搬送コ
ンベア上に抱えて送り出していたが、本発明によれば箱
詰めした製品箱は抱えることなく製品搬送コンベア上に
送り出すことができ、作業員の疲労も大幅に軽減される
と共に、その時間を箱詰め作業に向けることができ作業
性が向上する効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の正面図、第２図は第１図のＸ−Ｘに沿
った断面図、第３図は第１図Ｙ−Ｙに沿った断面図、第
４図は資材置場の説明図、第５図は第１図Ａ矢印方向視
図、第６図は第５図の平面図、第７図は複数段に重ねた
ダンボール箱の説明図。第８図は従来の選別荷造り包装
施設を示す平面略図。 １・・・選果コンベア　　　１０１・・・果実２・・・
引き出しコンベア　　２１・・・先端部３・・・果実受
け　　　　　　３１・・・先端４・・・送り出しコンベ
ア　　４１・・・テールプーリ４２・・・ヘッドプーリ
　　　　　訃・・資材置場６・・・パック取り出し装Ｍ
　　６１・・・パックロ２・・・切り離し爪　　　　　
６３・・・ストッパー７・・・空箱搬送コンベア　　７
１・・・ダンボール箱７２・・・ストッパー　　　　　
７３・・・配函装置７４・・・製品箱　　　　　　　訃
・・送り出し装置９・・・滑り台 ９１・・・ダンボール検出センサー １０・・・押し出し装置　　　　１１・・・降下装置１
１１・・・チェノ　　　　　　　１１２・・・アタッチ
メント１１３・・・リミットスイッチ　　１１４・・・
連動軸１１５・・・ブレーキ付モーター１１６・・・印
字装置１２・・・製品送り出し装置　１２１・・・ロー
ラー１２２・・・出口部　　　　　　　１２３・・・ス
トッパー１３・・・製品搬送コンベア　　１４・・・受
箱１５・・・箱詰め台

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）選果機の各階級排出部から果実を搬出する引き出
   しコンベアの先端に果実受けを設け、該引き出しコンベ
   アの下部に空パック入りダンボール箱を供給する手段と
   、 供給された空パック入りダンボール箱を引き出しコンベ
   アの下方から果実受けの先端に臨ませる如く送り出し、
   更に先方に延びたパック入り箱送り手段と、 パック入り箱送り手段の終端出口に果実をパック入れ箱
   詰めした製品箱を下方に降下させる手段と、 該降下された製品箱を受けて、パック送りコンベアの下
   方に送り出す送り出し手段と、 パック送りコンベアの下に各階級毎に送り出される製品
   箱を合流させて選果機と並行する方向に搬出する手段と
   からなることを特徴とする果実の箱詰め送り出し装置。
2. （２）前記空パック入りダンボール箱を供給する手段は
   、上方に資材置場を設け、該資材置場上で各階級の引き
   出しコンベアにそれぞれ対応する位置に、パック取り出
   し装置と配函装置とを組み合わせて設け、空パック入り
   ダンボール箱を下方の引き出しコンベアの下部まで滑走
   降下させる滑り台を設けて構成したことを特徴とする特
   許請求の範囲第１項記載の箱詰め送り出し装置。
3. （３）前記製品箱を下方に降下させる手段は、パック入
   り箱送り出し手段の出口から製品箱が送り込まれたとき
   箱の高さだけ寸動下降させ、該寸動下降した製品箱の上
   に次の製品箱を送り込ませて複数段に積み重ねたあと、
   最下位まで下降させる如く、部分寸動機構を設けたこと
   を特徴とする特許請求の範囲第１項記載の果実の箱詰め
   送り出し装置。